 Gloating 「満足感」 「これ何なのよ! あんた誰? なんでウチにいるのよ? そもそも、あんた、なんで裸なの?」 「ニコール、良い質問だわ、全部」 「ちょ、ちょっと……あなた、ジェイコブ? それって……まさか……」 「今はトウニーという名前。ええ、ええ、分かってる。分かってる……その呼び名はストリッパーの名前だわよね。でもね、あたしが生きてくためにしてることを思ったら……これって当たり前で、あたしにフィットしてるんじゃない? ともあれ、この名で上手くいってるけど?」 「で、でも…その胸……。と言うことは、つまり……」 「あたしは女。そう、その通り。ニッキー、よく気づいたわね。まあ、あなたなら、会ったその瞬間に理解したでしょうけど」 「いや、理解してないわ……」 「あなたには理解できないと思っていたわよ」 「いや聞いて!……あたしはあなたが……あなたが……幸せなのを知って喜んでいるわ。でも、悪いけど、これまでのあたしは正直じゃなかったの。あなたとあたしはよりを戻すことはないわ。たとえ、あたしが女性が好きだったとしても、今は違うんだけど、たとえそうだとしても……今はあたしは結婚しているの。あたしは前へ進んできてるのよ」 「あら、それって素敵ね。本当に素敵じゃない。あなたは、あたしがあなたに愛されたがってここにいると思っているの? ふーん。あなたの可愛い小さな頭の中で歯車が回転しているのが見えるわよ? 多分、あなたは、あたしが、あなたを取り戻すための計画の一部として女性化したと思ってるんでしょうね」 「違うの?」 「全然。もっと言えば、その正反対だわ」 「何を言ってるのか分からないわ」 「はっきりしてるわ。あなたは理解できなかったけど。でも、まず、事実を見てみましょう。あなたはあたしと別れた。それは理解できると思うわよ。あたしは、当時、良い状態だったわけじゃなかったから。でも、その後、1週間もしないうちに、あなたはビルのところに引っ越したのよ。疑い深い人なら、当時、あなたは二股をかけていたはずと思うでしょうね」 「そんな……」 「そろそろ、分かってきたみたいね。少なくとも、ぼんやりとは分かってきたみたい。じゃあ、当時の素晴らしい空白時期のことを埋めさせてくれる? あなたは、どうしてあたしが裸でいるのか疑問に思ったでしょ? どうして、あたしが最高のセックスした後のような表情をしているのかって思ったんじゃない? 違う? でも、今はそう思っているはずよね? そのモヤモヤ状態を晴らさせてあげるわ。あんたのご主人、もう1ヶ月近く、あたしとセックスする間柄になっているの。彼は、あたしが勤めているクラブの常連で、まあ、彼を誘惑するのは難しくなかったわ。あなたが信じるかどうか分からないけど、トラブルに対処するおカネもあたしにくれるって。ニッキー、あなた、泣いてるの? 正気で泣いてる? あなた、あたしのために泣いたことなんかなかったね。事実として記憶してるけど。3年間、夫婦となっていたけど、別れた時も、あなたは一滴も涙を流さなかった。で、お相手が、あのマヌケのビル? あらまあ。ビルは水仕事で大変になるかも」 「ファック・ユー」 「あなたの旦那、すでにいっぱいファック・ミーしてくれてるの。嬉しいわ。で、もっといいことあるけど、知ってる? 彼を完全にこっちのモノにするつもり。じきに彼、あなたと離婚するんじゃない。そう感じてるのよねえ。で、ごたごたが全部片付いたら、っていうか、あなたが屈辱と敗北を味わったら、彼を捨てるつもり。これ、約束するわ、ニッキー。だから、今のうち、夫婦なんだから、その間にさぞかし楽しむことね。これから味わう苦痛はすべて、あんた、当然の報いとして味わうべきよ。あんたはそういう女」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
僕は立ったままだったが、座ったままで泣き続けるカレンを抱き、背中をできるだけ撫で続けた。少し時間がかかったけれど、ようやく彼女は自制心を取り戻し、僕のお腹に狂ったようにキスをし始めた。 ちょっと引きさがると、カレンは顔を上げ僕を見た。その表情に、僕も泣き始めていた。「あたし、どうしても……どうしても希望を捨てたくなかったの。でも、本当に子どもを持てるなんて思っていなかった。ああ、ありがとう、アンバー。ありがとう、タイラー。これって……これって、これまであたしがもらった贈り物で最高の贈り物だわ」 もちろん彼女があのバカっぽいTシャツのことを言ってるのではないことは分かっていた。 僕はこみあげてくるものがあって声を出せなかったけれど、それは問題なかった。というのも、彼女は僕の胴体に顔を向けて、僕たちの赤ちゃんに話しかけ始めたから。 「こんにちは、あかちゃん。あたしは……あたしはずっとあなたのことを待っていたのよ。夢に見てたし、お願いしていたし、お祈りもしてた。あなたに会えるなんて思っていなかったの。あなたがこの世界に出てこれるようになった時には、あたしがそばにいるからね。両腕を広げて、あなたを待っている……」 そこまで言って、彼女は急に喉を詰まらせ、鼻水を啜った。「……だから、何一つ心配することはないのよ。あなたはあたしに会いに来れるよう、大きくなりさえすればいいの。他のことは全部あたしが面倒見てあげるから。約束するわ」 カレンはもう一度、愛しそうに僕のお腹にキスをし、それから、また、そこに顔を埋めすすり泣いた。この時は僕も一緒に泣いていた。 カレンは、ぎりぎりだったけれど、最高級レストランの予約に間に合った。ディナーの間、彼女は堂々と例の「世界で一番のパパ」のTシャツを着ていた。レストランの人たちがドレスコードを盾に僕たちを追い出さなかったのは、カレンがいくらか包んだからだろうと思っている。 カレンの反応に夢中になっていて、僕はビデオカメラのことを忘れており、ずっと録画しっぱなしにしていた。だから、カレンの反応ばかりではなく、キッチンテーブルでその後に行った激しいセックスも録画していた。カレンは、その両方の録画について、とても僕に感謝してくれた。 ******
彼女の固くなったボタンに唇で触れた途端、ブリイは「ああっ」と喘ぎ、僕の髪に指を絡ませるようにして、張りのある胸に僕の顔を引き寄せ、僕の名を叫んだ。こんなに興奮した彼女を見たのは初めてだった。確かに彼女は昔からとても反応が良かったし、乳首もとても敏感だが、このように乱れた姿を見るのは初めてで、驚きだった。僕は30分近く、そこを愛し続けていたと思ったが、実際はそんなに長くはなかっただろう。というのも、彼女は僕の頭を下方へと押し始めていたから。あの涎れが出そうな乳房を愛している間、彼女は小さなオーガズムに達していたと思う。「マック、もっと。もっとして!」とブリイは叫んだ。 ブリイの平らな腹部をキスをしながら下っていく。彼女は接触している部分をできるだけ広げようとしてか、背を反らせ、肌を僕の顔に押し付けていた。おへそをすぎ、女性的に丸く膨らむ下腹部をすぎ、やがて炎の色のちじれ毛の茂みに近づいた。そのちじれ毛を唇で挟み、引っ張ると、彼女はくすくす笑いながらも、時折、溜息をもらした。 太ももの間に落ち着くと、ブリイも積極的に脚を開いて僕を挟み込んだ。内もものシルクのような肌を唇で挟む愛撫をすると、太ももの筋肉がぷるぷる震え、時々、キューっとこわばる。 甘噛みした。噛まれてると感じてほしかったから。思った通り、ブリイは「うーん」と低い声で唸り、ゆっくりと身体をうねらせ始めた。うねる身体が少し震えている。僕は、これは彼女が興奮していることを示す兆候だと知っている。さらにあの極楽の場所に向けて、口唇愛撫を続けていく。 小陰唇は閉じていた。ぴっちりと。そのまっすぐに伸びた割れ目の線が美しい。もちろん、その線の行き先は小さな突起。自慢じゃないがブリイのアソコは美しい。つるっとしてて、清潔で、可愛いおちょぼ口。その口から透明な一滴つゆが染み出てくるのが見えた。舌で掬い取り、ブリイのオンナの味を味わう。ああ、これだよ! ブリイは僕の舌があそこに触れたのを感じ、キュッとアソコを収縮させた。ここがチャンスだ。僕はそこをすかさず、べろべろ舐めて、彼女の小陰唇を開かせた。思った通り、見事に美しい花びらに開花する。ブリイは僕の舌使いに体をぐらぐら揺らせ、それに合わせてじゅくじゅくと女の体液を分泌してきた。液がキラキラ光っている。僕は飢えた男のようにそれを舐めた。ブリイは腰をぐらぐら揺らし、激しく体をくねらせた。 今は、ブリイは声を止めることができないのか、うるさいほどに「ああん、ううっ!」と声を上げ続けていた。
 Truth scaled 「測られた真実」 「ああ、すごい」 思わず、喘ぎ声が出ていた。ゆっくりとあそこに押し入れらていく。いやでも彼のペニスを隅々まで感じされられる。「ううっ……」 いったん根元まで埋め込むと、彼は苦笑いし、指をあたし自身の小さな道具へと走らせた。「ほんとに、ほんとに小さいねえ。こんなだとは思ってもいなかった。あんだけたくさん女たちがお前に群がっていたから、俺はもっとずっと大きいと思っていたよ」 返事することすら考えなかった。確かに、言おうと思えば、ホルモン剤の服用と去勢のせいであたしの男性器が縮小したことを言えたかもしれない。前はずっと大きかったと。多分、少なくとも彼のそれと同じくらいの大きさだったと言えたかもしれない。でも、彼はそんなことは聞きたくもないだろう。さらに、元妻があたしの立場を明確にしていた。からかうときは例外として、男性だったころのあたしの昔の人生には触れてはいけないと。あたしは今はシシーであって、男ではない。そして、シシーは、ペニスがなんと小さいかと愛する人に言われても、侮辱された気持ちにならないものなのだ。 あたしは甘えた声を出した。「ああん……あなた、あたしの可愛いクリちゃんが好きなの?」 「クリちゃんねえ……」 彼はくすくす笑いに似た、鋭く息を吐くような声でこの言葉を発した。彼はあたしの男性器の名残ともいえるモノをしごき続けている。「その呼び方、いいな」 彼はゆっくりと引きにかかり、やがてその硬直したペニスが、慣れた動きで、あたしの中からヌルリと滑り出る。だけど、抜け出そうになるギリギリのところで、強く押し戻し、根元まで突き刺された。あたしは驚いて、小さく、甲高い女性的な声を上げた。彼は、そのあたしの反応を喜んだ。そして、引き続きあたしに出し入れを続ける。 このようなひと時では、容易に、行為に没頭し、我を忘れることができる。彼にセックスされている間、自分が貶められ、女性へと変えられてきた屈辱について何も思わずに済む。女装するよう妻に強制されてきたことを思い出さずに済む。いったん諦めた後、女装が新しい日常になったことも振り返らずに済む。妻に無理やり様々な屈辱的な行為を強制されたことも考えずに済む。屈辱的な行為を脳裏から消すのは、他のことより難しい。特に、今、あたしを犯している男性が、たった2年ほど前までは、あたしが常時イジメていた人だけに、なおさら。あたしは彼を、オカマとかシシーと呼んでバカにしていたのだった。だけど、最悪なことに、今はその立場が逆になっている。 あたしの昔の知り合いで、あたしのアヌスにペニスを入れた人物は、彼が最初ではない。すでに、かつての友人、かつての敵対者を問わず、何人かとセックスをするのを強制されてきた。数えきれないほど元カノがいたが、彼女たちにも、そのストラップオンで犯され、耐え忍んできた。でも、あたしは元妻のためにこんなふうに変わってきたのだ。そして、そんな彼女にとって、このようなことをいくらやっても充分ではないのだった。嗜虐的な趣味なのか、単に残酷な性格からなのか、あたしにはどちらの分類が正しいのか分からない。ともあれ、ラベル付けは重要ではない。本当に。いずれにせよ、あたしは、かつて自分自身を男性としていたすべてを失ってきた。しかも、自ら進んでそうしてきたのだった。すべて、彼女をハッピーにするために。 でも、これからも、あたしはこういうことを何度も何度も繰り返すと思う。というのも、いつも行為がすべて終わった後、あたしは自分から、自分はシシーなのと言い、その度に、正直に本心を口に出していると自覚しているのだから。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
女性化してほぼ4週間が過ぎた頃、僕は常時、パンティの中にナプキンを仕込ませるようになった。生理が始まり、所かまわず血液を垂れ流してしまうかもしれないと恐れていたからである。最初、生理が始まるのを知らせる兆候が察知できるかもしれないとあてにしていていたが、それでも、実際に始まってみるまでは暗中模索状態だった。 10日が過ぎたが、何も始まらなかった。だんだん心配になってきた。もし生理にならないとしたら、それは、僕の体内の、赤ちゃん製造装置に何か異常がある可能性を意味する。さらに4日ほど過ぎた。その頃には、午後になると決まって嘔吐するようになっていた。もしかして…… 直感に従って、薬局に行き、妊娠テスト剤を買った。結果はプラスだった。信じられず、もう一度、行き、さらにふたつ買ってきた。そして、その2回のテストも僕が妊娠していることを示したのだった。 「つわり」のことを「朝の吐き気(morning sickness)」と言うが、これはとんでもないネーミングであることが判明した。これは一日のどの時間でも起こりうる症状だった。 カレンに言わなければならない。と言うか、妊娠こそが、このジェンダー変更の最終目標だったのだから。ただ、カレンに伝える時、ちょっと楽しいことができるかもしれないと思った。僕はまたも買い物に出かけ、「世界で一番のパパ」とあるTシャツを買い、ギフト・ボックスに入れラッピングしてもらった。カレンなら、このユーモアを喜んでくれるだろう。 先の休暇の時に使ったデジタル・ビデオカメラを掘り出し、メモリーカードが空になっているのをチェックした後、ディナーテーブルでカレンが座るところが中心になるようセットした。この位置にセットすれば、彼女が多少動き回っても、彼女の反応が収められるだろうと期待して。 僕はカメラの隣に立って、カレンが帰ってくるのをそわそわしながら待った。そして、ようやく、玄関の外、キーがじゃらじゃらなる音が聞こえた。僕は素早くカメラを録画状態にし、カメラのそばから急いで離れた。彼女には、僕がこのビッグニュースを知ったときの彼女の反応を録画していることを知られたくなかった。 カレンが家に入ってきた。笑顔でまっすぐ僕のところに来て、ただいまのキスをした。同時に、ちょっとだけ僕の乳房をいじってくる。 「おかえりなさい。仕事はどうだった?」 「順調だったわ! 夕食は何?」 カレンはいつも帰ってきた時はお腹を空かせている。だから、彼女がすぐに夕食のことを言っても、僕は全然気を害さなかった。多分、この知らせを聞いたら彼女はお祝いのために外に食事に行きたがるのではと思い、夕食のことは何も計画していなかった。 「カレン、ちょっと座って。君にプレゼントがあるんだ」 そう言って彼女がちゃんと予定したところに座るのを確認した後で、寝室にギフトボックスを取りに行った。 プレゼントを彼女の前に置いた。彼女がラッピングを剥がし、中を覗くのを見ながら、僕はワクワクして思わず小躍りするように動いていた。 カレンは安物のTシャツを両手に持って掲げた。しばらく、困惑したような顔で前面の文字を読んでいた。すると、みるみる彼女の目が潤んできて、両手を震わせ始めた。それに合わせて掲げたTシャツが震えている。 「こ、これって……あたしが思ってることを意味してるの?」 僕は笑顔で自分のお腹を擦って見せた。「そうだよ。子供ができたんだ。君は僕を孕ませたんだよ」 僕はカレンが歓声を上げると思っていた。キャーッと金切り声を上げるかもと。だが彼女は、そうではなく、心の深いところから絞り出すようなすすり泣きを始めた。そして涙でよく見えないのか、やみくもに両手を広げた。ハグを求めてる。シャツが手から床に落ちた。 僕は彼女に近づき、彼女は両腕で僕の体を包んだ。顔を僕のお腹のところに埋め、泣き続けている。熱い涙が僕のドレスの生地に染み込み、肌に伝わった。
ブリイはこれまでこんなことをしてくれたことはなく、我慢しようとしても刺激が強すぎ、とうとう耐えきれなくなり彼女の喉へと噴射した。ブリイは、亀頭だけが口に収まるところまで顔を引き、淫らっぽい手つきで肉茎をしごき、わざとなのかズルズルと音を出して最後まで飲み下した。 僕は、彼女の口が僕の口に並ぶところまで彼女を抱き上げた。ブリイは顔を背けようとしたが、僕はそれを許さず、ビロードのように柔らかな唇に自分の唇を押し付け、強引にキスをした。それを受けてブリイは僕にしがみついた。僕の分身を根元まで飲み込んだ時に出た涙が拭き取られずに残っていて、彼女は涙で潤んでいた。 「ああ、ブリイ……こんなこと、どこで覚えたんだ?」と囁いた。 「職場の女の子にやり方を教わって、ディルドで練習したのよ」と彼女は囁き返した。 僕は切羽詰まった口調で返した。「ありがとう。今度は僕の番だ!」 彼女を抱きかかえたままくるりと反転し、ブリイをベッドに仰向けにさせた。抵抗できないように、左右の手首をつかんでベッドに押し付けた。甲高い悲鳴を上げたが、無視して、あの長く細い首に沿ってキスをしながら降りていった。ブリイは官能が高まったのか、ぐっと背を反らせた。そのために胸を僕に突き出す格好になる。彼女の左右の乳首はスパイクのように固くなっていて、僕の胸板を突いてくる。まるで、すぐに触ってと訴えているように。もちろん、僕はその求めに喜んで応じた。
 Shifting Relationship 「関係を変える」 「ほら、来なよ」とアレックスはこっちを振り返った。「水はすごく温かいよ」 僕は親友の姿をまじまじと見つめた。彼の新しい姿を理解しようとしていた。表面的には、彼は、モデルとして有利になろうと、体重を落とし髪の毛を伸ばしていた。中性的な感じにしたんだと、彼は言った。でも、僕には、彼が中性的と言う時、実際は女性的という意味で言ってるように思えた。実際、彼の姿は「女性的」という言葉の典型例と言えた。 確かに、彼には乳房はない。それに、当たり前だが、バギナもない。だが、それらを除けば、よほど自分に無理強いしない限り、彼を見て女性以外の存在を見ることはできなかった。もっと言えば、とても、とても魅力的な若い女性としか見えない。しかも、今は、ビーチにいるというのに、彼は素っ裸でいるのだ。 「言っただろ、僕はその気持ちになっていないんだ」 アレックスは怒った顔で僕の方を向き、近づいてきた。彼のスリムな身体やかすかに現れてる体の曲線に目を向けないようにするのが精いっぱいだった。つるつるに体毛を剃られた彼の男性器すら、ほとんど女性的と言っていい姿に見えた。彼は挑むように両手を腰に添えて、言った。「最近どうしたの? すごく変な感じに振る舞ってるよ?」 僕は肩をすくめ、両手を後ろに突いて体を傾けた。「分からないよ」 嘘だった。「ただ、泳ぎたい気分じゃないってだけかも」 「そのことじゃないよ。分かってるよね? ボクのことだよね? 君はボクが女に見えると思ってるんだよね?」 「いや、そんなんじゃ……」 「嘘をつかないで。本当のことは分かってるんだ。ボクを見る目つきを見ればわかるよ。それに、ボクが君の反応に気づいていないなんて思わないでね。ほら、まさに今も!」 僕は顔を赤らめた。下半身が固くなってくるのを必死に隠そうとしていたのだったが、うまくいっていなかったのは確かだった。「僕に何て言ってほしいんだ、アレックス? 君は僕の振る舞いが変だって言う。でも、僕は自分は正当な振る舞いをしてると思っている。というか、自分の姿を見てみろよ。本当に女の子に見えてるんだから。話し方も女の子っぽい。振る舞いすら、女の子の振る舞いだよ」 自分のことに意識が向いたのか、アレックスは腰から手を離し、つぶやいた。「ごめん……。ただ……こういうふうにするのを人が期待してるから。他のモデルたちより優位になっているとしても、こういう点では変な影響がでてるのだと思う」 「わ、分かるよ……」 アレックスは僕の隣に座った。「それ、ボクにお世話してもらいたい?」と、彼は僕の股間の方を顎で指した。「初めてじゃないし」 「な、なに言ってるんだよ? 君はゲイじゃないだろ」 アレックスは肩をすくめた。「ゲイであれストレートであれ、両者を分けてることって、そんなに多くはないって思い始めているんだ。というか、そういうふうになっているのを見ると、ボクはあるタイプの人をちょっと惹きつけてるようだし」 「男としたことがあるのか?」 「ああ」と言って、彼は片手を僕の太ももに添えた。繊細そうな手つきで。「何度も。そう言ったからと言って、ボクがそういうことに完全にハマっていると言ってるわけじゃないよ。でも、そういうことは嫌いだと言ってるわけでもないんだよ。ボクが言ってることの意味を分かってくれると思うけど。それに、誰にも知られないって。気持いいかもしれないし。キミとボクとだけで。一緒に家の2階に上がって、そこで……」 「分かった」と僕は言った。多分、ちょっとウキウキしすぎた声になっていたと思う。でも、そんな声になってしまったことは自己弁護できる。僕自身、もう何週間も前からそういう機会のことを考え続けていたのだった。いや、もっと前からかもしれない。「行こう」 アレックスはにっこりと笑顔になった。「これは、これからのボクとキミの関係が変わる楽しい出来事になりそうな予感がするよ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
少し経ち、僕は歌い始めた。「大きな玉があるのは誰? 大きな玉があるのは彼女! 彼女のタマが一番大きい。誰よりも!」 カレンはそれを聞いて笑い始めた。「オーケー、ちょっと笑っちゃったじゃないの。けど、もう行かなくちゃ。じゃあ、仕事に行ってくるわね、あなた」 僕は彼女にキスをした。「愛してる」 「あたしも愛してるわ」 ****** 洗濯ものは洗濯機に入れたし、食器も食洗器から出したし、部屋の掃除も終えた。気がつくと何もすることがない状態になっていた。最近はこういうことが普通になっている。いったん子供ができたら、こういう自由な時間は一切消えてしまうだろうというのは分かっていたけど、今は、時間がたくさんあって持て余している。単なる主婦でいると、いくつか慣れなければならない状態があるということか。 僕は、昔からあまり熱心になるような趣味は持っていなかった。カレンが学校に通っている間、僕は仕事を2つ抱えていたし、自由な時間はいつも彼女と一緒に過ごしてきた。いろいろ体に良いだろうということで、運動もやっていたし、実際、筋肉がついていたように見える。だが、変身によって余分になった体重は自然に消えてしまうわけではなかった。行き場を失くした筋肉細胞は愚かにも脂肪へと成りすました。その変化で唯一、良かったことは、脂肪の大半が最適な場所についたということである。乳房やお尻や太ももだ。その結果、僕は驚くほど豊満な曲線美を誇る体つきになっていた。 暇に任せてテレビのチャンネルを変えては、何か死ぬほど退屈にならずに済む番組がないかと探した。昼間のテレビについては、昼間も放送しなければならないのだろうし、そうでなかったら、あのような番組にはならないはずだが、別に、あのような番組が好きだという人がいても、僕は別に気にしない。ただ、残念なことに僕はそういう人ではない。 最後には、ミュージック・ビデオの番組に出くわした。誰かが、僕が言及するのは完全に間違っている階層の人間であるような物事についてラップを歌っていた。ただ、若い女たちが曲に合わせてお尻を振っていて、そこに僕は惹きつけられたのだった。 最初は、あの豊満な女体が跳ねたり揺れたりする姿を見て楽しんでいただけだった。僕は今やバイセクシュアルになっていたが、だからと言って、素晴らしい女性の体を見て喜ぶことがなくなったわけではない。ただ、観ているうちに、ふと、僕自身のお尻の方が、踊っている女たちよりも大きく、そればかりか、つるんとして丸く、官能的でもあることに気づいたのだった。僕もああいうダンスができるだろうか? それを知る方法はひとつしかない。インターネットだ。 早速、女性としてエロティックにダンスする方法を教える動画を探し始めた。そして、男性としてストリップをしていた時の踊り方とは、まったく完全に違った動きだと分かった。 これなら筋肉をつけずにエクササイズをすることができそうだ。いま以上に筋肉をつける必要はなかったが、いまの体重をキープし続けるには、運動をする必要があった。 僕は新しい趣味を見つけたのかもしれない。 ******
ブリイは流れるように僕のところに近づき、僕の体を押して、ベッドに座らせた。両ひざで僕の腰を挟むようにして僕の上にまたがる。 彼女が興奮しているのが、漂ってくる匂いで分かった。かすかな香りで、彼女がいつもつけているシャネルの香水でほとんど分からないかもしれないが、わずかにムッとする、焦らすような、そして誘惑するような香りだ。 彼女の知性を感じさせる細く長い指が、僕のシャツのボタンを外していき、裾をズボンの中から引っ張り出し、そして肩から脱がし背中へと押した。結果として、僕の両腕はシャツに縛られ、動けなくなった。 そのまま、彼女は僕をベッドに倒し、仰向けにした。そしてズボンのベルトを外し、ズボンを引きずり、降ろし始めた。僕は従順にお尻を上げ、それを受けて彼女はズボンを足首のあたりまで降ろしていく。ズボンは靴に引っかかったが、彼女は靴紐を解き、靴と靴下を一緒に脱がしたあと、ズボンも脱がし、床に放り投げた。 トランクスの前のところが恥ずかしいほどテントを張っていた。彼女がトランクスのボタンを外すと、途端に僕の勃起が跳ねるようにして中から飛び出した。これまでの人生で、こんなに固く勃起したことがあっただろうか。 ブリイを相手にしても、これは、まったく新しいレベルの官能性だった。彼女は前から、匂い立つようなセクシーさを漂わせた女性だったが、今の彼女は、ピンク色の文字で「ファック・ミー」と照らすネオンサインのような女性に変身していた。 ブリイは顔を僕の股間に寄せ、淫らな赤い唇を舌なめずりした後、僕の分身を口に含み始める。彼女の口の中はまるでマグマが充満した火山口のようで、飲み込まれた瞬間、その場で射精してしまいそうになった。彼女の唇は僕の分身の先端から根本へとみるみる移動していき、やがて、頭部が彼女の喉奥に突き当たるのを感じた。一瞬だけ顔を引く動きがあり、彼女が、飲み込みなおすのを感じた。実際、その動きにより、僕のペニスは彼女の喉門をすぎ、さらに奥まで入ったようだ。彼女の唇は大きく広がり、今はペニスの根元を捕らえている。可愛い鼻先が、僕の下腹部に埋まっている!
 Thanksgiving 「感謝祭」 誰にでも、感謝すべきもの……文字通り、どんなものであっても……感謝すべきものがありますように。 感謝祭、おめでとう If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Lesbian Sissies 「レズビアン・シシー」 「まあ、ふたりとも本当に可愛いわ。事情を知らなかったら、このふたりがしょっちゅう、互いに相手の喉を食いちぎらんばかりにいがみ合っていたなんて想像すらできなかったと思う。そんなふたりが、今は、どう? 本当に仲の良いお友達になってるなんて」 「友達どころか、肉体的にも愛し合ってるわよ。ふたりがベッドに入ってるところを、一度見てみるべきよ。もちろん、ふたりともアソコについてるモノは無視できるわ。あたしが貞操具をつけて拘束してなくても、ちっちゃすぎて全然気にならないから。でも、ふたりとも、いろんなオモチャを使って、それを補ってるの。まさに完璧なシシーのレズカップル。ある意味、まさにそれがあたしの狙いなんだけどね」 「でも、どうやったの? ていうか、話しを聞いても、あたしにあなたと同じ結果を出せるなんて思えないけど、あのふたりがこんなふうに相手を認めるようになるなんて、どんなふうにしてそうなったか気になってしまうのよ。まして、このふたり愛し合ってるんでしょ? ほんとにどうやって?」 「男なんて簡単に操れるものよ。あなたも分かってることでしょ? ポールは、ずっと前からあたしのひとつひとつの言葉に食いついていた。あたしが望めばどんなことでもしてたもの」 「覚えているわ。ポールはまるで捨てられた子犬のようにあなたにまとわりついてたわね。あなたが、なんでそんなポールなんかと付き合ってるのか、不思議に思っていたわよ、あたし」 「最初はね、彼と友だちの間柄でいることは価値があると本気で思っていたのよ。でも、何年かするうちに、彼の意図がすごく利己的だって気づいたの。ポールは単にあたしとエッチする機会をうかがっていただけだってね。多分、今もその機会をうかがってるんじゃないかと思う」 「え? 彼、まだチャンスがあると思ってるの? マジで?」 「自己暗示というか妄想でしょ? で、ジャックの方は、これもずっと前から、あたしとポールの関係をねたんでいた。もちろんジャックは、そのことについてほとんど何も言わなかったけれど。何か言われても、あたしはそんなの耐えられなかったでしょうけどね。ただのお友達以上はムリ。でも、ともかく、あたしにはジャックの気持ちは見えていたわ。だから、それを利用してやろうと決めたの。あなた、驚くかもね。気持ちが不安定になっている男なんて、ちょっとふたことみこと、気まぐれに言葉をかけるだけで、すっかり容姿を変えてしまえるものなの。ジャックはすぐに髪を長くして、体毛を全部剃っちゃって、中性っぽい服を着るようになったわ」 「それはポールも同じだったと。ポールは、そういう姿になることが、あなたが男性に求めてることだと思い込んでいたから」 「ビンゴ! 1年もしないうちに、ふたりとも女の服装をするようにさせた。その半年後には、あたしたち初めて3人プレーをしたわ。もちろん、あたしは、ほとんどふたりが絡み合うのを見ているだけだったけど。で、ポーラが……ポールのことを今はそう呼んでるの……ともかくポーラがあたしのところに引っ越してきた時、ジャッキーはそれも完全に自然なことだと思っていた。今は、ポーラとジャッキーはひとつの部屋を共有してるわ。服も共有してる。正直言って、これって完璧に近いんじゃないかしら」 「あなた、今も、ふたりと……何と言うか、アレをしているの?」 「ああ、そのこと? 時々、ふたりには舌を使わせてはいるわよ。でもね、本当のこと言って、あたし少し飽きてきているところ。本物の男が欲しくなっているの。あたしが本物の男に抱かれているのを見たら、あのふたりがそれをどう受け入れるかが分からなくて、迷ってるんだけど」 「なんとなくだけど、あなたならうまくする方法を考え出しそうな気がするわ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Free Drinks 「ただ飲み」 「こういうことどうなのかなあ」と、ジュリアンは友人たちの非常にリアルに見える胸とちらちら見ながら言った。彼は、自身の経験から、その胸がすべて偽物のシリコン製であることを知っていたが、だからと言って、見てくれの点でリアルさに欠けるというわけでは決してない。「って言うか、本当にこんなことするつもりでいる?」 「その件については、もう話し合っただろ?」とカイルが言った。もちろん彼は、この夜の間だけはカイラと呼ぶように言い張っている。この日のために、彼はブロンドの長い髪のウィッグを被り、ゼブラ模様のプリント柄のドレスを着ていた。「俺たち、遊びに出るカネがないんだ。こうする他にただ酒を飲む方法がないんだよ」 ジュリアンは頭を左右に振りながら、別の友人たちふたりにも目をやった。ふたりとも、ジュリアン自身と同様、同じように女装している。この夜はポーラと言う名前で通しているポールは、偽の胸を強調するデザインの黒単色のドレス。そして彼の右にいるアレックス。彼はアリスと言う名になっているが、あまり居心地が良くなさそうにしつつも、息をのむほど美しい変身だ。どちらも、クラブ通いをする女、そのものと言った完璧な装いだった。彼らの変装は、様々な演劇クラブで活動してきた間に培ってきた能力であり、衣類のいくつかは、彼らの演劇グループの直近の活動の後、残されたものを拝借してきたのである。4人とも、容姿は良く、将来有望な俳優でもあった。であるから、女性に変身することは、何の問題もなくこなせた。4人とも、変装にはまったく欠点がない。だが、ジュリアン……彼は今夜はジュリアという名になっているのだが……彼ジュリアンにとっては、彼らの変装が完璧であることこそが、彼を滑稽なほど居心地が悪い気持ちにさせることだった。 ポールは、脱色したブロンドの房毛を前後に揺らしながら、頭を振った。「演技の練習と考えればいいんだよ。エッチしたがりの酔っぱらった男どもが、お前のことを女だと、ひょっとするとお持ち帰りできる女かもと思い込ませることができたら、ただで酒が飲めるってこと」 「で、もし、思い込ませることができなかったら?」とジュリアンが訊いた。 「おい、頼むよ」とアリスが口を挟んだ。「お前、綺麗だぜ。何と言うか、この4人の中で一番可愛いと思う。賭けてもいいが、百万人の男どもがお前のパンティの中に忍び込みたいって思うはずだ」 「まさに、そのことを心配してるんだけど」とジュリアンはつぶやいた。 「話し合いは、もう充分」とカイルが制した。「今この瞬間から、俺たちは女になる。ごく普通の女子学生ってことでいいな? 4人のうちひとりでも、違ったふうに話し始めたら、そこで俺たちおしまいになる。そんなの誰も望んでないだろ? だから、今夜は、その役柄を演じる。そうすれば、飲みたい酒が思う存分飲めるってこと」 4人とも頷いた。だが、それでもジュリアンは気になって仕方がなかった。もし、誰かが……あるいはみんなが……単にただ酒を飲むためとは全く違ったことのためにここに来てるとしたら、どうなるんだろう、と。みんな、信じがたいほど、この機会に乗り気になっている。まったくためらうことがなかった。そして、みんながこの「役柄」に、これほどすんなりと入り込んでる。それから察するに、みんなは、実際に、こういうことを過去にしたことがあるんじゃないかと、簡単に想像できた。だけど、ジュリアンは仲間外れにされたくはなかった。みんな友だちだし、高校時代のように、周りから、変人じみた演劇オタクと独りぼっちにされることだけは避けたかった。そして、ジュリアンは、一度、大きく深呼吸し、女性的な声になって言ったのだった。「そうよ、さあ行きましょう、みんな!」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Star 「スター」 「頼むよ。ちゃんとおカネは出したよ? だからあの写真を返して、ボクを解放して……」 「写真を返す? 一体全体、何が楽しくてそんなことしなきゃいけないんだ? 俺はお前を追い詰めたんだよ、ダニー。俺はお前を解放する気はない。あんなことがあった後なんだぜ……」 「そんな呼び方止めてくれ。ボクはダニエルだよ」 「俺の妹のパンティを履いて突っ立ってるくせに、お前をどう呼ぶかについて気を揉んでるって? マジで言ってるのか? お前、もっと他のことを心配した方がいいんじゃねえのか?」 「例えば……例えばどんな?」 「例えば、お前が俺の未成年の妹と寝たと知ったら、お前の友人や家族がどんな反応するかとかだな」 「彼女は18歳だって言ったんだ!」 「でも、事実は違った。そうだろ? 15歳の小娘だぞ? 本気で言ってるのかよ。そんな違いも分からなかったのかよ?」 「ぼ、ボクは……そんなつもりは……わかるだろ?……ボクは別に子供とかを相手にするの好きじゃないし。彼女はずっと年上に見えたんだよ。てっきりボクは……」 「いいよ。みんな、ヤッタ後でそう言うのさ。でも、俺の立ち位置からすれば、お前は子供の性虐待者とほとんど変わらなく見えるぜ。たった1段だけ階段を上がっただけ。多分、1段もないかもな。お前が妹とセックスしただけだったら、許せたかもしれない。だが、お前はそれだけじゃなかったんだよな? どうしてもあの写真を撮りたかったと。どうしても、その写真をネットに乗せたかったと。あの写真を人々に見られて、妹がどう思ったか知ってるのか? うちの両親がどんな反応したか知ってるのか? いいや、お前は、そんなことを気にしないんだよな。お前は、あの汚らわしいウェブサイトに画像を出して、自分が征服した「獲物」だって、寮の仲間たちに見せびらかしたかったんだよな? まあ、今度は、お前があのサイトのお世話になろうとしてるわけだが」 「で、でも……ボクは……」 「しかし、お前が、あのダブダブのジーンズの下に、こんな女っぽい尻を隠していたとはなあ。あのサイトの男たち、お前にシャワーのごとくいろんなこと言ってくるだろうぜ。賭けてもいい。メールボックスの中が、ちんぽの写真で溢れかえるだろうから、心の準備しておいた方がいいだろうな」 「いや、だから……もっと、払ってもいいんだから。何でもするよ。だから、ぼ、ボクにこんなことさせないで……」 「あ、でも、もう遅いんだ。お前がまだ知らないだけだよ。さあ、ベッドに上がれ。お前、インターネットのスーパースターになるぜ。言うことを聞かないと、写真の中、何枚か、お前の顔にモザイクかけるのを忘れてしまうかもしれないぞ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 A Misunderstanding 「誤解」 「よう、ちょっと借りてもいいかなあ? あっ……ああっ……やばっ!」 「おい! こっち向けよ! お前、何やってるんだ?」 「くそっ。ドアが開いてたから。俺はただ……くそっ。ただちょっと……。お、俺は何も見てねえぞ。誰にも言わないって約束する」 「何か、勘違いしてないか?」 「ああ。そうだな。勘違いだ。すまなかったな。俺は……、ああ、もう行くよ……それに……」 「まだ、勘違いしたままだろ。ほら、もうタオルを巻いたから。こっちを向いてもいいぜ」 「そうだな。ああ。ていうか、どうであれ、変なことじゃないはずだよな? 男がふたりでいただけだ。俺は何度もロッカールームに入ったことがあったし」 「だけど、お前が何がどうなってるのか理解してないと、変なことになってしまうんだよ」 「ああ。そうだな。言うとおりだ。俺は理解してねえ。で、お前が……その……まだカムアウトする気になっていないとしたら、それもカッコいいと思うよ。ていうか、俺たち友だちだと思っていたけど……多分、理解できたと思う」 「カムアウト? お前、何を……ああ?……マジかよ……なんてこったよ! お前、俺のことを、ゲイか何かと思ってるんだろう? 違うか?」 「何も思ってねえよ。まっさらだよ。完全に。つか、お前のことを言うのに別の代名詞を使ってほしいなら……」 「ああ、頼むぜ、やめてくれ、ジョン! 俺はゲイじゃない! ジェンダーフルイッド( 参考)でもねえ。トランスジェンダーでもねえよ」 「だよな。分かってる。ラベルなんか馬鹿げてるものな? お前がなりたい存在であれば何でもいいよな」 「違うって! そんなことを言いたいんじゃねえよ! ったく! これは飛んでもねえ間違いだってことだよ。いいか? 今日の午後、撮影の仕事があるんだ。撮影するやつが言うには、中性っぽさがテーマだと。だから、俺と一緒に出る女は、短髪のかつらを被ったりするわけで、俺もこういう格好になってるというわけなんだよ」 「え? なるほど……」 「まだ、信じてないだろ? 目を見ればわかるぜ」 「いや、信じてるよ。本当だって。ただ何て言うか……まあ、その……お前、全然、中性っぽく見えねえぜ。どう見ても、その……何つうか髪は長いし、化粧をしてるし……それに、その……そのカラダ……」 「分かってるよ。今の時代、男性モデルはこういう体つきなんだ」 「まあな。確かに。分かったよ。俺はただ……ああ、この状況、居心地悪いなあ。ていうか、お前、すごく綺麗だし、それに……いや、何でもねえよ。何でもねえ。突然入ってきて悪かったな。撮影が本当にうまくいくといいな」 「ジョン……おい、ジョン、ちょっと待てよ! それじゃあ、この状況が変なことになってしまうだろ!」 「いや、いいんだ。俺はただ……ただ、他の場所に行かなくちゃと思ってるだけだ。し、仕事、頑張れよ。ああ。幸運を祈るぜ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 An Affair 「情事」 「こんなこと、もう続けられないわ」と、後ろにいる愛人を振り返りながら言った。ああ、彼のことを愛人だなんて思うこと自体、良くないことと感じる。でも、本当のことだったし、ほぼ1年間、そういう関係が続いていた。「もう止めなくちゃいけないわ、ジェームズ」 「そうかな?」とベルトを外しながら彼は言った。「君は、このささやかな密会のために生きているんだよ。僕には分かる」 「そうじゃないと知ってるくせに」とあたしは顔を背け、前を向いた。「他のいろんなことよ」 何秒も経たぬうちに彼があたしの後ろに来た。わざわざ見なくても、彼が素裸になっているのが分かる。それに、すっかり固くなっていることも。彼はあたしの腰に手を添え、つぶやいた。「他のいろんなこと……」 長くため息をついた後、彼はあたしから離れ、言った。「僕にしてみれば、他のいろんなことなんて、どうとでもなれと思うけど」 あたしは手を頭に掲げ、リアルっぽいウィッグの黒髪を掻いた。「あなたには、そう言うのは簡単でしょうね。妻もいなければ、家族もない。あなたを頼りにしている何千人もの人々もいない……」 「君は市議会議員だろう?」と彼は遮った。「大統領じゃないんだ。それに君の妻も子供たちも君のことを嫌っている。ブリタニーはもう何年も前から浮気を続けている。彼女は君を愛していないし、これまでも一度も君を愛したことなどなかったのだよ。少しでも君に関心があったら、とっくの昔に君の変化に気づいていたはず。だけど、彼女は自己中心的な女なので、全然、気づかなかった」 「それが彼女なの」 怒った声で言ったつもりだった。そういう声を出そうとした。けれど、実際には、泣き声に近い声になっていた。ジェームズが言ったことは正しい。そこまで言われることを認めたくはなくても、自分でも事実だと思っていた。「それに、愛情とかそういうことよりも、複雑なの。あたしにはもう……」 「君がオフィスですっかりドレス姿になっているのを見た瞬間、僕は何が欲しいか分かったんだ。君も覚えているだろ? 僕も君も、ふたりとも、それぞれのオフィスで夜遅くまで働いていた。君はオフィスには誰もいないと思ったのか、ちょっと羽目を外してみようと思った。でも、僕も残っていたんだよね。そして、僕は君の本当の姿を見たんだ」 「あなたったら、その場であたしをデスクに押し倒して、あたしを犯したのよ?」と、あたしは懐かしむように思い出した。 最初は、ちょっとは抵抗した。男性だけの美人コンテストに参加するため、試しに女装したのだと嘘をついた。でも、彼にはすべてお見通しだった。彼は、ひと目あたしの姿を見ただけで、すべてを理解したのだった。そして、その後はと言うと、1年以上にわたる愛人関係。毎週、週末になると、他人目につかないところにふたりでしけこみ、一緒にすごす。ホルモン摂取も始めた。上半身はあまり成長しなかったけれど、どんな男性よりも体が柔らかな丸みを帯びているのは間違いない。その体を大きめのスーツを着て隠してきたが、今や、もはやこれ以上、変化を隠し続けることができないほどにまでなってきていた。 でも、身体的変化は氷山の一角にすぎない。長年、女装を続けてきた人間として明確に言えることだが、このジェームズほどあたしを肯定的に励ましてくれた人は、誰一人いなかったのだった。ましてや、男性でこれほどまでに言ってくれた人はいなかった。そんな彼の励ましを受けた結果、あたしは自信を持った女性へと変わっていた。現実の生活から離れた場合だけに限るけれども。 「そ、そうね、あなたが正しいわ、ジェームズ。みんなに言うべき。すぐにそうしなければいけない。でも今は……一緒にここにいましょう。この瞬間だけは一緒に。あれ、あたしにしてくれる?」 彼は微笑んだ。「君のためならどんなことでもできるよ。愛しているから」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
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