2ntブログ



A Misunderstanding 「誤解」 

a-misunderstanding.jpg

A Misunderstanding 「誤解」

「よう、ちょっと借りてもいいかなあ? あっ……ああっ……やばっ!」

「おい! こっち向けよ! お前、何やってるんだ?」

「くそっ。ドアが開いてたから。俺はただ……くそっ。ただちょっと……。お、俺は何も見てねえぞ。誰にも言わないって約束する」

「何か、勘違いしてないか?」

「ああ。そうだな。勘違いだ。すまなかったな。俺は……、ああ、もう行くよ……それに……」

「まだ、勘違いしたままだろ。ほら、もうタオルを巻いたから。こっちを向いてもいいぜ」

「そうだな。ああ。ていうか、どうであれ、変なことじゃないはずだよな? 男がふたりでいただけだ。俺は何度もロッカールームに入ったことがあったし」

「だけど、お前が何がどうなってるのか理解してないと、変なことになってしまうんだよ」

「ああ。そうだな。言うとおりだ。俺は理解してねえ。で、お前が……その……まだカムアウトする気になっていないとしたら、それもカッコいいと思うよ。ていうか、俺たち友だちだと思っていたけど……多分、理解できたと思う」

「カムアウト? お前、何を……ああ?……マジかよ……なんてこったよ! お前、俺のことを、ゲイか何かと思ってるんだろう? 違うか?」

「何も思ってねえよ。まっさらだよ。完全に。つか、お前のことを言うのに別の代名詞を使ってほしいなら……」

「ああ、頼むぜ、やめてくれ、ジョン! 俺はゲイじゃない! ジェンダーフルイッド(参考)でもねえ。トランスジェンダーでもねえよ」

「だよな。分かってる。ラベルなんか馬鹿げてるものな? お前がなりたい存在であれば何でもいいよな」

「違うって! そんなことを言いたいんじゃねえよ! ったく! これは飛んでもねえ間違いだってことだよ。いいか? 今日の午後、撮影の仕事があるんだ。撮影するやつが言うには、中性っぽさがテーマだと。だから、俺と一緒に出る女は、短髪のかつらを被ったりするわけで、俺もこういう格好になってるというわけなんだよ」

「え? なるほど……」

「まだ、信じてないだろ? 目を見ればわかるぜ」

「いや、信じてるよ。本当だって。ただ何て言うか……まあ、その……お前、全然、中性っぽく見えねえぜ。どう見ても、その……何つうか髪は長いし、化粧をしてるし……それに、その……そのカラダ……」

「分かってるよ。今の時代、男性モデルはこういう体つきなんだ」

「まあな。確かに。分かったよ。俺はただ……ああ、この状況、居心地悪いなあ。ていうか、お前、すごく綺麗だし、それに……いや、何でもねえよ。何でもねえ。突然入ってきて悪かったな。撮影が本当にうまくいくといいな」

「ジョン……おい、ジョン、ちょっと待てよ! それじゃあ、この状況が変なことになってしまうだろ!」

「いや、いいんだ。俺はただ……ただ、他の場所に行かなくちゃと思ってるだけだ。し、仕事、頑張れよ。ああ。幸運を祈るぜ」


If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/


[2020/11/26] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

An Affair 「情事」 

an-affair.jpg

An Affair 「情事」

「こんなこと、もう続けられないわ」と、後ろにいる愛人を振り返りながら言った。ああ、彼のことを愛人だなんて思うこと自体、良くないことと感じる。でも、本当のことだったし、ほぼ1年間、そういう関係が続いていた。「もう止めなくちゃいけないわ、ジェームズ」

「そうかな?」とベルトを外しながら彼は言った。「君は、このささやかな密会のために生きているんだよ。僕には分かる」

「そうじゃないと知ってるくせに」とあたしは顔を背け、前を向いた。「他のいろんなことよ」

何秒も経たぬうちに彼があたしの後ろに来た。わざわざ見なくても、彼が素裸になっているのが分かる。それに、すっかり固くなっていることも。彼はあたしの腰に手を添え、つぶやいた。「他のいろんなこと……」 長くため息をついた後、彼はあたしから離れ、言った。「僕にしてみれば、他のいろんなことなんて、どうとでもなれと思うけど」

あたしは手を頭に掲げ、リアルっぽいウィッグの黒髪を掻いた。「あなたには、そう言うのは簡単でしょうね。妻もいなければ、家族もない。あなたを頼りにしている何千人もの人々もいない……」

「君は市議会議員だろう?」と彼は遮った。「大統領じゃないんだ。それに君の妻も子供たちも君のことを嫌っている。ブリタニーはもう何年も前から浮気を続けている。彼女は君を愛していないし、これまでも一度も君を愛したことなどなかったのだよ。少しでも君に関心があったら、とっくの昔に君の変化に気づいていたはず。だけど、彼女は自己中心的な女なので、全然、気づかなかった」

「それが彼女なの」 怒った声で言ったつもりだった。そういう声を出そうとした。けれど、実際には、泣き声に近い声になっていた。ジェームズが言ったことは正しい。そこまで言われることを認めたくはなくても、自分でも事実だと思っていた。「それに、愛情とかそういうことよりも、複雑なの。あたしにはもう……」

「君がオフィスですっかりドレス姿になっているのを見た瞬間、僕は何が欲しいか分かったんだ。君も覚えているだろ? 僕も君も、ふたりとも、それぞれのオフィスで夜遅くまで働いていた。君はオフィスには誰もいないと思ったのか、ちょっと羽目を外してみようと思った。でも、僕も残っていたんだよね。そして、僕は君の本当の姿を見たんだ」

「あなたったら、その場であたしをデスクに押し倒して、あたしを犯したのよ?」と、あたしは懐かしむように思い出した。

最初は、ちょっとは抵抗した。男性だけの美人コンテストに参加するため、試しに女装したのだと嘘をついた。でも、彼にはすべてお見通しだった。彼は、ひと目あたしの姿を見ただけで、すべてを理解したのだった。そして、その後はと言うと、1年以上にわたる愛人関係。毎週、週末になると、他人目につかないところにふたりでしけこみ、一緒にすごす。ホルモン摂取も始めた。上半身はあまり成長しなかったけれど、どんな男性よりも体が柔らかな丸みを帯びているのは間違いない。その体を大きめのスーツを着て隠してきたが、今や、もはやこれ以上、変化を隠し続けることができないほどにまでなってきていた。

でも、身体的変化は氷山の一角にすぎない。長年、女装を続けてきた人間として明確に言えることだが、このジェームズほどあたしを肯定的に励ましてくれた人は、誰一人いなかったのだった。ましてや、男性でこれほどまでに言ってくれた人はいなかった。そんな彼の励ましを受けた結果、あたしは自信を持った女性へと変わっていた。現実の生活から離れた場合だけに限るけれども。

「そ、そうね、あなたが正しいわ、ジェームズ。みんなに言うべき。すぐにそうしなければいけない。でも今は……一緒にここにいましょう。この瞬間だけは一緒に。あれ、あたしにしてくれる?」

彼は微笑んだ。「君のためならどんなことでもできるよ。愛しているから」

If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/


[2020/11/26] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Gullible 「騙されやすい人」 

gullible.jpg

Gullible 「騙されやすい人」

「マリッサ、いったい何の話をしてるの?」

「なんてこと! どうしてこれが見えてないのよ? 気が変になる薬を飲んだみたいな気持ちだわ」

「錯乱してるような口ぶりだよ。自分でも分かっているよね? ボクが女みたいに見えるって? そんなのあり得ないよ。ボクを知っている人なら、誰でもボクだって分かるはずだよ」

「錯乱なんかしてないわよ。マジであなたを助けようとしているの。あなたは本当に……本気で言ってるのよ。……自分の姿を見てみてよ、アレックス。真面目に自分の姿を見てみて。誰にでも見えているのに、どうしてあなたにだけは見えないの?」

「誰にでも? キミの悪ふざけの話しをしてるの? ボクが頭がおかしくなってると思い込ませようと、ボクの友だちをみんな集めたことだよ(参考)。本当に頼むよ。ボクは騙されやすいタイプじゃないんだ。ボクが女になっているなんて嘘より、もうちょっと、信ぴょう性がありそうなことを狙うべきだったんじゃないか?」

「んもう! 本気で言ってるの? アレックス、あなたの胸を見て! おっぱいがあるのよ、おっぱいが!」

「確かに、ボクは、またジム通いを始めなくちゃいけないよ。たいへん、たいへん。みんな、太り出す時期を経験するものだよ……

「それに、あなたはお化粧までしてる! 髪も長くして! あなたが買ってきた服は、あなたが思ってるほど中性的なモノなんかじゃないわ!」

「そのことを言いたいわけだね? キミはボクの新しいスタイルが気に入らないんだ。分かったよ。本当に。でも、ボクはずっと前からファッションには気を使ってきてたし、それに……」

「いいえ、そんなことないわ! あなたは外見なんか気にしてこなかった! あなたもあたしも、知ってることじゃないの!」

「ちょっと気がふれたような口調になってる」

「あたしが? あたしが気がふれてる? ああ、なんてこと。あのねえ、ちょっと聞いて。あたしは、もう、何も気にしない。どんなことでも。もし、あなたが女になりたいなら、そうしていいの。あたしは、最善を尽くして、あなたを愛するし、支援するから……」

「ああ、そういうことか。ボクは前から考えていたんだ。あれについてだよ。ボクたちの関係をオープンにすることについて。というか、キミはずっと前から、3人プレーをすることについて話してきたよね? 自分でも知ってるだろ?」

「え、ええ……でも、あなたはいつも却下してきた。あたしが他の男と一緒にいるのを見るなんて吐き気がするからって……」

「でも、ボクはキミの夢を否定するなんて悪かったと悟ったんだ。ボクたち、そういう場をセットアップすべきだと思う。実際、すでに男性をひとり選んであるんだよ。君の職場にいるクエンティンのこと、覚えているよね?」

「いつも、あたしに言い寄り続けていた男のこと? あたし、あの人、大嫌い」

「まあ、これからは嫌じゃなくなるよ。2ヶ月ほど前に、偶然、彼と出くわして、それ以来ボクたちは友だちになったんだ。彼なら、ボクたちにとって完璧なんじゃないかと思うよ。何と言うか、ボクたちが地平線を広げるための相手として。どう思う? 彼ってキュートだよね? それに、賭けてもいいけど、彼のはすごく大きいはず」

「ど……どうしよう。分からないわ。本当に分からない。っていうか、もし、それがあなたがしたいことなら、多分、いいかも……」

「すごい! じゃあ、決まりだね。ボクが彼に電話して、家に招待するね? そして3人で最高の時を過ごすんだ! やる前から最高になるって分かるよ!」

If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/


[2020/11/24] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Fetish come true 「現実化したフェチ」 

fetish-come-true.jpg

Fetish Come True 「現実化したフェチ」

「ええ、そうよ。彼のちょっとしたフェチのことを知った瞬間、懲らしめてやることにしたの」

「でもどうして? どのみち、ホルモン投与でインポにしていたんでしょ?」

「もちろん、それはそうだけど。でも、あたしにとってこれは一種、権力の移動だと言わなかったら嘘をついてることになるかも。いろいろあるけど、かつての彼がどんなだったか覚えているでしょ? 大声で怒鳴るは、傲慢に振る舞うは。実際、彼、あたしのことを殴ったこともあるのよ。一回ね。あたしも彼も酔っていたし、あたしが最初に彼をひっぱたいたわ。実際、3回くらい殴った。でも、男が女を殴るのとそれとは違うでしょ? ともかく、彼のコンピュータの中にいっぱいあったファイルやら何やらを見た時、あたしが支配権を握るのに絶好の機会だと思ったわけ。彼、泣きそうになって懇願してた。強制女性化関係のファイルとかは全部、ただの趣味にすぎないんだって言ってた。でも、あたしには本当のことがお見通しだったわよ」

「それにしても、彼を娼婦にしちゃうの? ちょっとやりすぎじゃない?」

「最初はあたしもそう思ったわ。でも、彼があれほど好んで読んでいたストーリーの多くで、これこそが中心的なテーマだったのよ。自分の彼氏がそんなにも切望している種類の性生活をさせてあげるのが、付き合っている女性のしてあげることだと思わない? 少なくとも、そうしてあげようと思わないガールフレンドがいたら、そっちの方がおかしいわよ。そうじゃない?」

「でも、やっぱりやりすぎだと思うわ」

「やりすぎ? ねえ、頼むから、もっと分かってよ。まだ充分やってないの。彼の両親が、こんなふうになってる彼を見るまで待ってよ。そうなったら、どんなことになるか分かるわよね? 念のため言っとくけど、あの親たちトランプ支持者。彼がこんなふうになってるのを受け入れるわけがないでしょうね。しかも、今までのお忍びデートから進んで、こういうことをやっておおっぴらに生計を立てるようにさせたら、どうなるかしら? ああ、素晴らしいことになりそう。彼の友人たちにカムアウトしたり、ドレス姿で仕事に行かせたり。すごく面白いことになりそうだわ」

「なんだか、あなた自身、これをするのが一種のフェチになっているような口ぶりね」

「そうかもね。ある意味、これにハマってるのは白状するわ。人を支配するって、すごく中毒性があるのよ。家に帰ったら、彼の腰を掴んで、お尻の小さな穴に杭打機のようにガンガン叩きこんでみる? それより気分がいいことなんてないわよ。本当に」

「もう……もう、何て言ったらいいか分からないわ」

「他には何も言うことなんかないわね。全然。ただ、あなたなら、このちょっとしたショーを気に入るだろうなと思っただけ」


If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/


[2020/11/17] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

New best friends 「新しい親友」 

new-best-friends.jpg

New best friends 「新しい親友」

「な、何だ……これって……ここはどこだ? な、何が起きたんだ? それに……くそっ……何なんだ、これは?」

「ボクのと同じだよ。何でもないよ。彼女は、こういうふうにしたがってるから」

「いや、こいつのことだよ……分かるだろ……この器具……」

「ああ。コックケージのことね。おとなしくさせておくためのモノだよ。彼女は、男が拘束具なしで自由に行動させるべきかどうかについては、とても固い信念を持っているんだ。でも、それについては、すぐにしっかり教えてもらえると思うよ」

「彼女? それに、そもそもあんたは誰なんだ……あ、ああ、そうか……」

「ようやく思い出してきた? あんだけアルコールを飲んだら、記憶がぼんやりするのは当然だよね? ずいぶん混乱しているような顔をしてるけど、大丈夫? そんな気持ちの悪そうな顔をしてなきゃ、カワイイって言えるのに。残念だなあ」

「き、気持ちの悪そうな顔? 何言ってるんだよ……お、俺はただ、何が起きてるのか知りたいだけだ」

「そのうち分かるよ。もちろん、ちゃんと分かるさ。ボクには分かる。ボクもキミと同じ立場にいたしね。だから、どんだけ頭が混乱するか分かるんだ。目を覚ましたら、知らないところにいて、素っ裸にされてて、指導役の先輩が目の前にいる……ああ、記憶が……」

「いいから、何が起きてるかだけでいいんだ、教えてくれ」

「ああ、いいけど。ごめんね。時々、ちょっと頭がクラクラしてしまうんだ。彼女の処置の影響だと思うんだけどね。でも、そんなの取るに足らないこと。ボクが言おうとしたのは、キミは囚人になったということだよ。キミはここから逃げられない。そして、時が経つと、彼女は君を彼女の完璧な奴隷に変えるだろうということ。ボクがされたみたいにね」

「分かった。それは……興味深い話だね。ともかく、俺はここから出ていくよ。いいね。君と会えて良かったよ」

「ああ、すごくカワイイ! 彼女がどうしてキミを選んだか分かるよ。その愛らしい顔……適切に処置を受けたら、キミを見て、心臓が止まってしまう人が出てくるかもよ。でもね、ここから逃げ出すことはできないよ。彼女が許すはずないから」

「なに、ワケの分かんねえ話しをしてるんだ? 俺が素っ裸だから逃げるはずがないと思ってるのか? まあ、驚くかもしれないが、俺は昔はしょっちゅうストリーキングをしてたん……うっ、ああ! あああっ! や、やめてくれ!」

「ほらね。そのことを言ってたんだよ。落ち着いて。ゆっくり呼吸して。体から力を抜いて」

「か、体じゅうに火がついたみたいだ!」

「そうだよね。分かるよ。しかも、それの設定、最低レベルだからね。上には、もう4レベルあるんだ。ボクは上の3レベルまでしか経験ないけど……まあ、キミもそんなの味わいたくないだろうってことだけ言っておくよ。そろそろ消え始めてるんじゃないかな? うん、そのようだね。時々、もっと長く続くこともあるんだ」

「な、何だったんだ?」

「正直に言ってほしい? ボクもよく分からないけど、多分、脳に何かインプラントされたものかも。知らないよ。でも、最低限言えることは、1歩でも一線を越えると……それには、彼女の許可なしで出て行こうとすることも含まれるんだけど、そうすると、体の全神経に大変なことをするってことかな。彼女が望まないことは一切できないということ。それでも、行儀が悪いと……まあ……その時は、もっと上のレベルがやってくる。ボクの忠告が欲しい? 決まりに合わせよってことかな。いずれ、いつかは、彼女はキミにも飽きてしまうよ。そうなれば、彼女はキミを解放する。もちろん、その時点までには、キミはこれまでのようなオトコの姿には似ても似つかなくなっているし、物腰も変わっているだろうけどね。もう、そこまでの処置は済んでしまってるんだ。覆水盆に返らずって言うだろ?」

「じゃ、俺は逃げられないと? 俺もいずれあんたみたいになってしまうと?」

「うーん……ボクとまったく同じじゃないかも。多分、彼女はキミにはおっぱいをつけてくれるんじゃないかな? ボクはずっとおねだりしてきてるんだけど、ボクにはつけてくれないんだ。でも、まあ、そうだね、イエスだろうな。それがキミの質問への答えとしていいと思う。ここに来た他の男の子たちと同じく、キミも結局はこういうふうになると思うよ。でも、これって、そんなにひどいことでもないよ。分かると思うけど、女性的なこととかあるだろ? いったん、そういうのを全部クリアしたら、むしろ、ちょっと楽しいことになるかも。それに彼女の方も、ボクたちに気持ちいいことを味わわせるのに消極的なわけじゃ決してないからね」

「ああ、吐き気がしてきた」

「そんな気持ち、いずれ消えるよ。その後は、ボクとキミは、親友になれるんじゃないかな。ボクには分かるんだ!」

If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/


[2020/11/15] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Chubby 「あたしはデブ」 

chubby.jpg

Chubby 「私はデブ」

昔のあたしは不安感をこじらせにこじらせた人間だった。成長期は、まさに例の子供そのもの。どういう子供か、みんな分かるよね? 太った子供。引っ込み思案の子供。教室で窓から外を見ているだけの子。皆に自分のことは無視して、忘れてほしいと思ってるだけ。もちろん、決して望み通りにはならない。他人の目から隠れようと頑張れば頑張るほど、目立ってしまう。いちばん目ざといのが同年齢の子供たち。

何人かいるけど、他のデブの子供のように、何か人から認めてもらえるような才能があったら、そんなにひどくはなかったと思う。でも、あたしは別に面白い人じゃなかったし、フットボールに人生を見つける運命にもなかったし、頭が良くもなかった。みんなが憐れむ、ただの肉の塊。当然、嘲笑のターゲットになっておかしくなかったし、実際、そうなった。めちゃくちゃイジメられた。

「イジメ」という言葉は、あたしがされたことを表すのに適切な言葉のようには思えない。「拷問」が近いかもしれない。けど、それも、しっくりこない。ともかく、毎日が地獄だった。でも、何のため? みんな、あたしをいけにえにして、ちょっとした気晴らしをしていたってこと? 振り返ってみると、単なる気晴らしにしては残酷すぎることばっかりだった。繰り返すけど、子供は残酷だ。本当に。

多分、あたしが典型的な男らしさに欠けていたことも原因だったと思う。シングルマザーに育てられ、遊び相手は姉や妹だけだったので、あたしは少なからず女性的な振る舞いをするようになっていた。そして、人はそういうところに目ざとく反応する。それに加えて、シャワールームで、他の男子にあたしのあれが小さいのを見られたもんだから、確実に、悲惨な生活の開始になった。あっという間に、学校全体に知れ渡った。もちろん、連中はあたしのアソコが哀れな存在であることをことあるごとに口に出した。

多分そういうこともあって、あたしは女性的な方向に引っ張られていったのだと思う。姉や妹たちは、あたしとは違って、心配の種はなかったようだった。少なくとも、心の奥ではそう思っていた。姉妹たちは、みんなあたしと同じ体形だったのに、だからと言って誰にもイジメられてはいなかった。もちろん、脚の間にぶら下がる親指ほどの存在について、つまり、自分は何者かを考えさせる存在について、思い悩むことなどなかった。そんな環境だから、女装は一種、自然な成り行きだったと思う。そしてあたしはいつの間にかクラスのクイーンになっていた。

あざけりは気にしなかった。あおりもいじりも。クラスメートによるからかいなんて、すでにどっぷり味わっていたから。だから、連中の中傷に同性愛ヘイトが加わってきた時も、「別にぃ?」と思った。連中があたしをシシーと呼んでも、「別にぃ」と思った。フットボールチームのキャプテンがあたしのことを「チビちんぽのデブ尻野郎」って言ったけど、そんな程度でしょ。気にするまでもない。

15歳の誕生日の2日前に、あたしはトランスジェンダーだとカミングアウトした。控えめに言っても、ママはすごくあたしの味方になってくれた。ずっと前から知ってたって。最初からだって言ってた。でも、少しだけだけど、心の中、そんなふうには感じなかったよって言いたい自分がいた。自分がトランスジェンダーだってカムアウトしたのは、あたしに与えられた選択肢からすれば、そうするのが最善で、いちばん困難なことが少ない道だと思えたからだって、はっきりさせたい自分がいた。でも、あたしはママに反論しなかった。ママには、あたしが内面的には女の子なのでトランスジェンダーだって告白したと、そう思わせておくことにした。ひょっとすると、本当にそうなのかもしれないし。よく分からないけど。

その頃から、ホルモン剤が効果を見せ始めた。思春期に入ったばかりだったので、実際には、男性的な特徴と言えるものは何も始まっていなかった。そして実際、17歳になるころまでに、あたしは本当に女性的になっていて、クラスメイトの中には、あたしが元は女でなかったなんて忘れてしまっているような人もいたほど。それも理解できないわけじゃなかった。だって、あたしの乳房は姉妹たちのよりもずっと大きくなっていたから。あたしのことを、女性へと変身した男と思うより、元々、女性だったと思う方がずっと簡単だったから。

そして、高校3年になるまでに、すでにあたしはデートを始めていた。このあたしが? デートを? そんなのあり得ないって、頭がぶっ飛ぶような感じだったけど、なぜか男の子たちが、しょっちゅうあたしをデートに誘ってくる。その子たちは、あたしがデブなのを気にしていないようだった。少なくとも、気にする人ばっかりじゃなかった。あたしは、そのことに乗ることにした。大きく。そして、とうとう、正真正銘のフットボール選手を相手にバージンを卒業した時、あたしは過去を振り返るのをやめた。自分は女なんだ。それだけなんだって。

大学時代になるまでには、その気持ちの上での態度は確固としたものになってきて、学位を取って2年たった今は、あたしのことを愛してくれる男性を見つけている。彼は完璧じゃないけど、それを言ったら、あたしも同じ。あたしも彼を愛している。たいていは。確かに、時々、あんなに無慈悲にイジメを受けていなかったら自分の人生はどうなっていただろうって思うことはある。その場合でも自分は女になっていただろうか? 多分なっていたかもしれない。そうでないかもしれない。でも、今のあたしは後悔をしていない。あたしは、自分が幸せになるためにしなければならなかったことをしてきたんだ。そして、なんだかんだ言っても、結局、誰でも、それしかできないことなんだから、と。

If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/


[2020/11/14] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Wイェックス:妊娠 (15) 


少しだけ腰を揺らしてみた。とても気持ちいい。今度はゆっくりと腰を持ち上げ、そして降ろしてみた。こっちの方がもっと気持ちいい。彼女の大きなペニスの上、僕はゆっくりとではあるけれど、上下に動き始めた。乳房が跳ねて、あっちこっちに動き回った。できるだけ跳ね回らないようにと、僕は両手で胸を押さえなくてはいけなかったが、手で押さえながら動くと、これもまた気持ちいいと分かった。結局、両手で乳房を押さえながら、僕は動き続けた。

自然と両手で乳房を揉みながら、目を閉じ、頭を後ろに傾けていた。腰だけは勝手に動き続けている。そして、その間にカレンも目を覚ましたようだった。どうしてそれが分かったかと言うと、彼女の手が僕の腰を掴み、彼女も僕に協力するように腰を使い始めたから。完全に目覚めたのか、ずんずんと下から突き上げてくるのを感じる。

「こんな起こしかたってある、アンバー?」と彼女は何気なさそうな調子で言った。

僕は頭を元に戻し、彼女を見降ろした。「君のせいだよ。君は寝ながら股間で僕を突いていたんだから」

彼女は何か言いたそうな感じだったが、僕は反論のチャンスを与えなかった。体を前に倒して、彼女の顔に片方の乳房を押し付け、口をふさいだ。

カレンは僕の要求に応じ、勃起した乳首を吸い始めた。同時に、結合してる部分の動きを一手に引き受けてくれた。

大きなペニスで繰り返し貫かれる感覚は夢のように気持ちいい。そして、大きなペニスで繰り返し貫かれながら敏感な乳首を吸われる感覚は、さらにはるかに気持ちいい。

「ああ、いいっ! ああ、このおっぱいを吸ってくれ。もっと突いて! もっと、もっと強く突いて!」

ふたつの異なった部分をこういうふうに攻められ、その朝、最初のオーガズムはあっという間に襲ってきた。

「あああっ、いきそう。いくよ、君のおちんちんでいくよ! いい? いい? ああっ、いくっ、いくーっ! やめないで、カレン。すごいんだ! すごくいきそうなんだ。いく、いくぅぅぅぅっ!」

僕がオーガズムに達している間、彼女はずっと突き続けてくれた。しばらくすると、彼女は突然びっくりするような力を出して、僕の体を抱いたまま反転し、僕の上になった。そして、僕の小さなアソコに対して、大きな一物で残虐ともいえそうな攻撃を始めた。

自分が何を言っていたかすら今は分からない。ただ、僕は自分の体のコントロールができなくなっていたばかりか、自分の口のコントロールもできなくなっていた。カレンを何度も褒め、励ましたのは確かだし、祈りの言葉も叫んでいた。それに加えて、他人が聞いたら顔が青ざめるような下品な言葉も言ってたと思うし、助けを懇願する言葉も言ってたかもしれない。

カレンに激しく突かれながら、僕はさらにもう2回、オーガズムを味わった。長く持続するオーガズムだった。そしてその後、今度はカレンに髪の毛を掴まれ、強引に目を合わせるようにさせられた。乱暴で強引だったけれど、不思議と嫌な感じはしなかった。仕向けられるまま、彼女の瞳を見つめた。すると彼女は最後の一突きと言わんばかりに強く叩きこみ、深々と挿入したままで留まった。力強い噴流が僕の中の肉壁に当たるのを感じた。まるで消化ホースから噴射するような強い噴流だった。

こんなふうに髪を鷲づかみされるのが不思議と気持ちよかった。その快感と、妻の発射した熱い精液が、おそらく僕の子宮と思われる内壁に当たり砕ける快感。そのふたつの快感に酔いしれながら、僕は4回目のオーガズムに達した。

僕は両手で妻のピチピチに張りのある見事な丸みのお尻をしっかりとつかみながら、満面の笑顔で彼女を見つめていた。これほど完全に満足感に浸ったことはないのではないだろうか。男だった時は、一日に2回射精できたら良いほうだと思うけれど、今のは、1回のセックスで立て続けに4回もいったのか? そんなのって……何と言うか、退廃的すぎる。まだ、夜明け前だというのに。

「あんなふうに起こしてしまったけど、怒っていないよね?」

カレンは怒ったふりをしたが、顔は笑っていた。「あんなふうに起こしてくれるならいつでも構わないわ」 そして時計をちらっと見た後、「でも、もう、シャワーを浴びて仕事に行く準備を始めなくちゃ」と言った。

「ああそうだね。僕も、脚のガクガクが収まったら、朝食の用意をするよ」

妻は僕を見ながら、笑いだしそうになって言った。「でも、その前に、あたしを離してくれなくちゃ」

ああ、そうだった。僕はまだ彼女を脚の間にしっかりと抱え込んだままでいたのだった。僕が脚の力を緩めるのに合わせて、彼女は素早く僕から抜け出た。あそこが敏感になっていたのか、抜け出るときの摩擦でもジンジンと感じてしまい、思わず、悩ましい声を出していた。

妻が抜け出たのを受けて、素早く手をあそこに当てて、漏れないように蓋をした。正直、手を当てても、あまりいい感じはしなかった。

脚に力が戻ってきたのを感じ、起き上がって、トイレに行き、できるだけ妻の出した子種液を絞り出そうとした。

「カレン? 僕が妊娠するまで、どれくらい時間がかかるのかなあ?」

シャワーの音に混じって彼女が返事する声が聞こえた。「あたしが、生殖能力がある精液を出せるまで、少なくとも、あと4日は必要よ。多分、1週間近くは必要とみておいた方がいいわ。それに、あなたの方も、あと2週間は排卵しないはず。だから、今はただの練習なの」

トイレットペーパーで股間を拭いたが、思わず泣き声が出た。あそこが、信じられないほどヒリヒリしている。「練習自体は気に入ってるけど、あそこが死ぬほどヒリヒリしてるよ」

カレンがシャワーから出てきた。僕はトイレに座ったまま、体を拭く妻の様子を見ていた。

「ええ、そうね。そういうものよ。でも、ヒリヒリしても、その価値はあったんじゃない?」 と彼女は訳知りの様子で訊いた。

「ああ、確かに。朝食は卵でいい?」

「ええ、スクランブルエッグをお願い」と妻は僕の頬に軽くキスをし、身支度をするために部屋に急いだ。僕はトイレを流し、手を洗い、Tシャツだけを着て、彼女の朝食の準備に取り掛かった。

******

フライパンからスクランブルドエッグを皿に盛っていると、パチンとお尻を叩かれた。びっくりして跳ね上がり、危うく全部落としそうになった。振り返り、妻を睨み付けた。

カレンはくすくす笑いながら皿を取った。「そのプルンプルンのお尻を叩かれたくなかったら、そうやって見せびらかしてはダメ。Tシャツ一枚で、そんなふうに丸出しにしてるんだもの」

僕は自分の皿に盛りつけながらため息をつき、自分の席に座った。彼女に対面する位置である。少なくとも、ちゃんと座ろうとはした。だが、あそこが本当にヒリヒリしてて、脚を普通にはしていられず、横に流すようにしないと座れなかった。

「じゃあ、今夜は僕にエッチはしないわけだね」と、僕はできるだけ平然さを装って言った。

それを聞いてカレンは笑い出し、口に入れてたものを噴き出してしまった。いったん口の中が空になった後は腹を抱えて笑っている。

僕は眉を顰めて、ナプキンで顔をぬぐった。「はい、はい、そうやって大笑いすればいいよ。今夜は態度を変えるのだろうから」

彼女は肩をすぼめたが、まだ笑いをこらえている。「多分そうかも。でも、立場が逆になるのって面白いわ。あたしたちが初めて結ばれた時……あたし、ほとんど毎週末、何か月間も氷枕の上に座っていたのよ」

それは知らなかった。「え? 僕は君にこれと同じことをしてたの?」

「その通り。でもね、そうなってもいい価値があったわ、毎回。だからさっきも訊いたでしょ? 価値があったかって。でも、今のあなたは、セックスの間、すごく声を出すようになったわね。どういうわけか」

「ああ、それって恥ずかしいよ」と僕は気落ちした。

「いや、いや、違うの。素敵なことだって言ってるの! 前のあなたはセックスの時いつも静かだったでしょ。それをあたしがずっと気にしてたのは知ってるはず。だから、その点が変わって嬉しいということ。それだけよ」

彼女は食事を終え、食器をシンクへと運ぶために立ち上がった。歩き方がちょっと変だった。

「僕が変な歩き方になってる理由は分かるけど、君はどうして?」

妻は滅多に顔を赤らめたことはないのだけど、この時は、顔を真っ赤にした。「ああ、ちょっとね……全部、後ろにもっていかなくちゃいけなくって。じゃないと、病院で変に盛り上がってると思われちゃうから。あたしの……あたしの睾丸、大きすぎるみたいで……」

僕は鼻を鳴らした。手で口を押え、噴き出さないように堪えた。でも、また笑いがこみあげてくる。そしてまた。結局、笑いをこらえるのを止め、さっき、妻が僕のことを笑ったのと同じように大笑いしたのだった。

「そんなに面白いことじゃないわ、アンバー」

僕も立ちあがって、流しに食器を戻し、洗い始めた。「分かってるよ、分かってる」


[2020/09/09] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

浮浪者 (15) 


ブリイは僕を寝室へと引きずり込んだ。「お祝いしましょう」

「何のお祝いを?」

「これから素晴らしいことを始めるお祝い。マック、あなたを愛しているわ。それは疑わないで。だから、これからふたりでセックスするの。毎晩セックスするの。あたしがあなたを愛してることを忘れないようにしたいし、あなたにあたしの気持ちを見せてあげるわ。これまでだって、あたしたちベッドでは最高だったけど、今夜は、それを、まったく新しいレベルに持ち上げたいの。で、その状態のまま、ふたり、一生添い遂げるの。分かった?」

「じゃあ、見せてくれ」と僕はあえて挑むような返事をした。

ブリイは頭に手をやり、髪留めをさっと引き抜いた。途端に、燃えるような赤髪がはらりと解け、揺れながら彼女の背に広がった。ブリイは滅多に髪を解かないが、いざ解かれると、毛先は彼女のお尻のあたりまで達していた。とても豊かで波打つ髪で、ストリッパーがするように頭を振ると、豊かな髪が彼女の体に巻き付くような動きを見せた。そして彼女は堂々とした歩みで僕に近寄り、それから後ろ向きになった。

「背中のチャックを降ろして」と、彼女は官能的な低音の声で言った。

ブリイは、気分が盛り上がってくると、このテレフォンセックス・サービスであるような、低音のハスキーな声を出す。それを聞けば誰でも即時に勃起してしまうだろう。僕は、わざとこぶしで彼女の背骨を擦るようにして、青いドレスのチャックを降ろした。その刺激を受けてか、彼女はぶるっと震え、2歩ほど僕から離れた後、くるりと向きを変えて僕の方を向いた。長い髪が、体が回転するのに合わせて、弧を描いて踊った。

僕に向き直ると、肩をすくめ、それに合わせてドレスが滑るように落ち始めた。ドレスの落下は胸のところで一時的に止まり、そして腰のところでも止まったが、最後には床の上、彼女の足元へとドレスは落ちた。

ブリイは、その落ちたドレスから優雅なポーズで踏み出た。ヒール高8センチのハイヒールのおかげで、お尻が持ち上がり、背中が反った姿勢になり、ふくらはぎがいっそう美しく見え、目を奪われる。目を奪われると言ったら、彼女の乳房も同じだ。大きく張りがあり、白いレース地のブラにかろうじて収まっている。レースの生地の中、固くなった乳首と、その周囲のピンク色の乳輪もうっすら透けて見えていた。パンティはブラとマッチしていて、ハート形の陰毛が透けて見えている。ああ、やはりブリイは素晴らしくセクシーな女性だ。

彼女は、彼女を見た男たちにどんな影響を与えているのか、全く理解していないと思う。そういうことについて、彼女は完全に無自覚なのだ。男たちは彼女に近づこうと、彼女の周りに群がるが、彼女は、そんな男たちを火に群がるうるさいハエとしか思っていない。そのブリイが、今は、彼女の持てるムンムンと息が詰まるような魅力をすべて僕に向けている。多分、そういう彼女を知っている男は僕だけだろう。

ブリイは両腕を背中に回した。次の瞬間、ブラが外れ、はらりと床に落ちた。そして、あの目を見張るような美しい乳房が跳ねるように姿を現した。クリーム色の白肌が輝いて見える。ところどころにそばかすがあるのもセクシーだ。

今度は腰を左右にくねらせ、パンティも脱いでいく。やがて、小さな布切れが、床の他の衣類の仲間入りをした。そして全裸になったブリイは指をいっぽん口元に寄せ、噛みながら、氷のように透き通った青い瞳で僕を見つめ、僕を震えさせた。

「誰かさんは、服を着すぎていると思うんだけど?」と彼女は焦らし気味に言った。

「なら、それは、どうしたらよいかなあ?」と、僕は答えた。


[2020/09/09] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Wイェックス:妊娠 (14)  


僕も、垂れないようにと注意深く股間を押さえながら、バスルームに向かった。バスルームに近づくと、妻がくすくす笑っているのが聞こえた。だが、次の瞬間、「えっ、あっ! ダメ、ダメ、ダメ!」と叫ぶ声が聞こえた。

急いで中に入ると、妻がトイレの前に立っていて、小便を便器に入れようと、妙な角度で体を傾けていた。

そしてトイレの周辺やら、後ろの壁まで、あっちこっちおしっこだらけになっている。うわっ、これじゃあ、明日はベッドシーツの洗濯に加えて、バスルームの掃除もしなくちゃいけない。もうちょっと近づいて、よく調べ、悟った。明日じゃ遅い、今夜にも掃除しなくちゃ。

でも、僕自身、股間の指からドロドロが漏れ出してたので、急いでシャワーに入った。「そっちは大丈夫、カレン?」と声をかけた。

「全然、ダメ! あなた、これ、本当にごめんね。立っておしっこするのって面白そうと思っていたけど、でも、トイレ以外のあっちこっちに出ちゃうの! ずっと前から、男っておしっこするとき全然注意しないものなんだなって思っていたけど、本当は、命中させるのが難しいということなのね?」

僕は笑った。声に出して笑っていた。「おしっこするとき、ちゃんとつかんでた?」 僕は片足をシャワー台の上に乗せて、ドロドロがあそこの穴から出やすくさせた。

「もちろん!」

そう言いながらカレンもシャワールームに入ってきた。後ろから手を伸ばして、僕のおっぱいを軽く揉みながら、シャワーの水しぶきの中に入ってきた。

「本当はどういうふうにすべきなの?」

体の中のドロドロは、出し方を教えてもらうか、手助けしてもらわないとできないと分かり、僕は諦め、体を洗おうと、僕のボディウォッシュを取った。妻はそれを僕から奪い、代わりに彼女の女性用ウォッシュをくれた。ああ、そういうことか。

「君のやり方でいいんだよ。出し始めは、狙うのがちょっと難しいけど、その後は大丈夫。さっきの問題は、セックスした直後におしっこをしようとしたせいだよ。あれの後だと、いつも変な方向に出ちゃうものなんだ」

「ちょっと待って。それって、あの『ふたりの男とひとりの女』(参考)って映画のシーンにあったこと?」

「アハハ。そうだよ。セックスした後は、座っておしっこをすること。次の日の朝でも同じ。じゃあ、今度は僕にあそこの洗い方を教えてくれる?」

******

その日の朝、僕はゆっくりと目が覚めた。温かく、ぬくぬくと気持ちいい目覚めだった。妻は、自分の方が背が高いし、ふたりの関係でペニスを持っているのは自分だけなのだからと、スプーン重ね(参考)の姿勢で眠るときは、彼女の方が大きいスプーンになると言い張った。

僕の腰には彼女の腕がだらりと巻き付いている。それに僕のお尻の頬の間には、非常に固く勃起した彼女のペニス。彼女はまだ目が覚めていないのだけど、少し荒い息遣いをしてて、わずかに腰を前後に動かしていた。僕は僕で少し濡れてきている。

ベッドサイド・テーブルの時計を見た。目覚ましのベルが鳴るまで、もう20分はある。彼女を起こさないようにと、僕はゆっくり掛け布を剥ぎ、彼女の抱擁からすり抜けた。

僕は唇を噛んでぐっと我慢した。前の僕ならこういうふうにして起こされるのを喜んだだろうけど、彼女は僕ではない。でも、どうでもいいさ、何と言っても、僕をエッチな気持ちにして目覚めさせたのは、他ならぬ妻の方なんだから。

僕は、できるだけ優しく、妻の体を仰向けにさせて、掛け布を下まで全部めくった。

何て美しい姿だろう。髪は原始時代の女性ふう(参考)にワイルドに乱れ、胸の大きなふたつの乳房は、呼吸に合わせて上下に隆起を繰り返す。そして、彼女の巨大なペニス。それが今は固く勃起し、顔の方を指し、平らなお腹にくっつきそうになっている。

僕は昨夜のセックスでちょっとあそこがヒリヒリしていた。だけど、ちきしょう、もっとヤリたくなってる。彼女を揺らさないよう、ゆっくりと動いて、注意深く妻の腰をまたいだ。脚の間に手を伸ばし、彼女の勃起を握って、まっすぐに立たせ、僕のあそこの口へとあてがった。そして、ゆっくりと腰を沈め、中に入れていく。亀頭部が入ったのを感じ、僕は小さくヨガリ声を漏らした。

カレンは眉をしかめて、口を開いたけれど、眠ったまま。僕はゆっくり上下に動き始め、妻の太い一物を徐々に飲み込んでいく。そして、とうとう、最後まで飲みこみ、僕は妻の下腹部の上に座る姿勢になっていた。


[2020/08/21] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

浮浪者 (14) 


他のふたりはまだ寝ており、僕とストークリイのふたりでグラニーを散歩に連れて行った。戻った時までには、怠け者ふたりも起きていて、ぶらぶらしていた。ブリイはもともと朝型の人間ではないし、マギーもそうではないのは明らかだった。ふたりともくしゃくしゃ顔の眠たそうな猫のようで、盛んに背伸びをしたりあくびをしたりを繰り返していた。だが、いったんシャワーを浴びた後は、まるで人間発電機のように変わった。ブリイは僕たちを急き立てて、婚姻証明書を取り、養子関係の書類をまとめ、一時的な保護観察を開始させ、その後、ディナーへとみんなを引き連れた。シーフード料理を食べた。女の子たちは、その美味しさに驚いていた。実際は、その値段の高さに驚いていたと言ってよい。

「マック? きっとたくさんおカネを稼いでるのね?」とマギーが言った。

僕は笑った。「ああ、そこそこはね。いくら稼いでるか教えてもいいよ。だいたい、年収9万ドルかな。だから、必要とあらば、僕だけの稼ぎでみんなを養える。まあブリイは僕の10倍は稼いでるけどね」

ふたりは、唖然とした顔でブリイを見た。ブリイも笑った。「ただのおカネよ。実際、外食をしたかったら、いつでもあなたたちをレストランへ連れていくことができるわ。その余裕はあるの。でも、マックをその気にさせられたら、たいていのレストランより美味しいものを食べられるというのが実情ね」

「ブリイは料理をするの?」とマギーが訊いた。

「ええ、でも、簡単なものばかり。レシピー通りにすれば誰でもできるもの。でも、マックは天才」

「いや、実際はブリイもすごく料理が上手なんだよ」と僕は口を挟んだ。「気が散ったり、何でも焦がす残念な癖があるんだけど、それを直すことができれば、彼女は料理の達人だと言える」

ブリイが僕にパンチを繰り出した。「一回でもへまをしたら、いつまでもマックはそのことを口に出すのよ」と彼女は笑った。

僕は鼻をすすった。「結婚して最初の1年は、僕たちは犬を飼っていなかった。焦げたものを食べてもらえる犬がいなかった。焦げたものをゴミ箱に入れたら、家じゅう臭くなってしまうんだ。なので、ブリイは焦がしたものを庭の木の根元のところに捨てていた。まるで、木の神様にお供えものをしてるような感じだったよ」

みんな声に出して笑っていた。ブリイは非常に上機嫌で、僕に体をすり寄せていた。僕も彼女に腕を回し、時々、抱き寄せたりしていた。そして可憐な娘たちふたりは、そんな僕たちをみてくすくす笑っていた。

「こういうとこでメシ食ったことねえもん」とマギーが言った。

「ちょっと、マギー?」とブリイは真顔で彼女を見た。「今のはダメ。そういう言葉遣いをしてると、マックは1週間もせずに、家を出て行ってしまうわよ。あなたはもっと良い言葉使いができる人でしょ? もう一度言って」

マギーはちょっと考えた後、「あたしたちはこういう場所で食事をとったことがなかった」と言い、僕が頷くと勝ち誇ったような笑顔になった。「しゃべり方……話しの仕方は知ってる。けど、街の人たちのように話す習慣ができてしまっていただけ。あたしたち、ママが死ぬまでは学校に行っていたし、成績も良かったんだよ」

「信じるわよ。あなたたちならうまくできる。忘れないでほしいの。あたしたちはデトロイトの人間だけど、品を備えた人間だってことを」

マギーとストークリイは、パッと明るく、誇りではち切れそうな顔をした。確かに、ブリイはふたりに品の良さを身につけさせてもいた。服装をブリイの服装に似合った品のものを着せていたし、歩き方、椅子の座り方、食べたり飲んだりするマナー、化粧やヘアスタイルまで教えていた。半年もすれば、誰もが、ふたりはニューイングランドの上流階級で育ち、教育を受けたと思うだろう。ふたりとも覚えが早く、成績も良い。この夜がこれからのふたりの未来の始まりとなった。

ブリイはこの新しい生活の開始にワクワクしているようだった。家につくと、ブリイはふたりの娘たちに、「テレビをつけて、一晩中、つけっぱなしにしておいて」と言った。ふたりは不思議そうな目で彼女を見た。

「あなたたちのパパとあたしで、しなくちゃいけないことがあるの」とブリイはウインクした。マギーたちは引きつったように笑い、顔を真っ赤にした。


[2020/08/20] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Wイェックス:妊娠 (13)  


妻が膝立ちのまま、僕の脚の間、こっちににじり寄ってきた。そして十分近くなると、両手をついて、体を支えながら上半身を傾けてきた。ふたりが顔を近づけた形になる。彼女はペニスを握って、王冠部分で僕の割れ目を上下に擦り、亀頭を僕の分泌液で濡らし始めた。割と荒々しく擦ってる。その間、僕は目を大きく見開いて彼女の視線を見つめていた。

そして、とうとう入ってきた。1、2センチくらいか、僕の体をほんの少し割ってくる。男性であった頃の経験から、この時の突っ込みたいという衝動がとても強力なのは知っていたので、いきなり根元まで挿入してくるかもしれないと思い、僕は防御の意味で彼女の腰を両手で押さえた。でも、妻はそんな予想をしていた僕を驚かせた。というのも、彼女はゆっくりと小さな出し入れの動きを交えつつ、ほんの少しずつしか侵入してこなかったから。

彼女の優しい挿入によって僕の恐怖心を打ち消されると、僕は下腹部から生じる感覚に集中することができた。優しくではあるけれども、太いモノによってメリメリと体を内部から押し広げられていく感覚。これには驚いた。こんな感覚は初めてだった。

カレンは顔をゆがめていた。自分自身を押さえつけようと頑張っているのか、苦しそうに、口を大きく開け、歯を見せた顔をしている。

「すごくキツイわ、あなた」 と彼女は小声で言った。

「処女ですもの」と僕はわざと自慢げに言った。「……ちょっと待って、まさか、知らないわけないよね? 僕にはアレが……分かるよね?」

妻がくすくす笑った。そのせいで彼女のペニスがピクピク動いた。「いいえ、大丈夫。Wイェックスでは処女膜は形成されないから。じゃあ、もう少し奥まで入れるけど、いい?」

僕は頷いた。妻はゆっくりとさらに奥へと進んできた。妻のペニスは、僕の体の中、胃袋あたりを突き上げようとしてるような気がした。もちろん、僕は、今のような体の構造になったことがないわけで、ひとつひとつの感覚について、参考にすべき経験が全くのゼロだった。「ああ……」と僕は首を鎌首のように持ち上げ、訊いた。「全部、入った?」

「あ、いやまだ。まだ半分は残ってる。どうする?」 彼女は心配そうに問い返した。でも、小さな出し入れの動きは続けたままだった。

僕は持ち上げた首をがっくりと枕に落とした。まだ半分だけ? 「入れてきていいよ。でも、一度に少しずつで」

カレンは言うとおりにしてくれた。そして、じきに根元まで貫通した。大きな睾丸が僕のお尻に触れていた。いっぱい、いっぱいに詰め込まれた感覚だったけれど、悪い感じでは決してなかった。

「ああ、あなた? この感じ、すごい」と妻は言い、僕に顔を寄せてキスをした。彼女の唇に僕自身の体液の味がした。自分の愛液なのに、かなり美味しい。正直、驚いた。

妻は、できるだけ急かさないよう、辛抱強く堪えていたのだろうけど、そろそろ限界かもしれない。彼女は、根元まで入れたペニスを半分ほどまで抜いた後、ぐいっと押し込んできた。そのインパクトで、僕の体は突き上げられ、ベッドの上、揺さぶられたが、それと同時に電撃的にショックが体中を駆け巡った。両脚が無意識的にぶるぶる震えた。

その僕の姿を見て妻はにやりと笑って、もう一度、同じことをした。僕の口から、「くうーっ」と、自分の声とは思えない甲高い甘え声が漏れた。その声、僕自身もセクシーな声に感じた。彼女は、両手の位置を変え、ゆっくりと、本格的な動きを始めた。

カレンは体をさらに下げてきた。その結果、それまでふたりの乳房は、それぞれが奔放に揺れていたのだが、それが密着する姿勢になり、揺れは鈍くなっていた。彼女は僕にキスをしようとしたけれど、呼吸が乱れているため、なかなか上手くいかないようだった。それを察した僕は、自分から両腕を伸ばして、彼女を抱き寄せた。僕の体の上にうつ伏せに横たわってもらう形になった。そうすれば、妻はさらに動きやすくなるはず。

力強く出し入れをする妻。彼女のペニスで僕のクリトリスが擦られるたびに、僕は悩ましい声を出し続けていた。そんな声を出してることが恥ずかしくてたまらないのだけど、どうしても声が出てしまう。片手で彼女の頭の後ろを押さえ、もう片手で背中を抱き、両脚は、できるだけ彼女の腰に巻き付けるようにして、体全体でしがみついていた。何か本能的なものが働き、僕は、どうしても彼女と一体化し、ひとりの人間へと融合したい気持ちになっていた。自然と言葉が出ていた。

「ああ、カレン……もっと、もっとやって!」

明らかに、女性にとっての「良いセックス」とは、現実の本当のオーガズムを別にして、10分の1のオーガズムが、ずーっと続くことのようだ。妻がペースを上げてからしばらくすると、僕はオーガズムに達し、その後は、連続化し、強烈な体の痙攣と快感で、咆哮しっぱなしで止められなくなっていた。

「やめないで! もっとやって! その大きなおちんちんで突きまくって!」

あまりの快感に理性がどこかに飛んでいくのを感じた。

でも、良いことはすべてやがて終わりが来るものだ。カレンは最後の一突きを僕に叩き込み、次の瞬間、収縮した僕の膣壁を通して、彼女自身オーガズムに達し、射精を始めたのを感じた。

熱い精液が僕の飢えた子宮へと撃ちこまれる。それを感じ、またも、新たなオーガズムが始まり、体をくねらせ、のたうち回った。妻は僕の中に注ぎ込みながら、射精のたびにセクシーな唸り声を僕の耳に吹きかけていた。

それが終わり、ふたり、激しく呼吸を続けながらも、しっかりと抱き合い、体を休ませた。やがて、カレンが僕の中から抜け出ようとした。僕は依然として絡めていた両脚に力を入れ、彼女の動きを止めた。

「もう少し中にいて。君が柔らかくなるまででいいから。いい?」

妻は両肘をつく姿勢で体を起こし、愛情たっぷりに僕にキスをした。「で、どうだった?」

「うーん……」と僕は嬉しそうに唸った。「君は僕を、君のちんぽなしでは生きていけない、とんでもない淫乱女にしてしまったと思うよ」

カレンはそれを聞いて声に出して笑った。笑いながらも、僕の敏感になっている膣肉の中、彼女のペニスがピクピク動いて、変な感じがしたし、エロティックだとも思った。

「ええ、あたし自身、ちょっとヤミツキになりそう。本当に気持ち良かった?」

「最高だよ。もし、君が僕からあの快感を得ていたのだったら、君が毎日4回は僕の上にのしかかってこなかったのが不思議なほど」

「分かるわ。あたしも、男の人がどうして自分のペニス中心にいろんなことを考えるのか、分かってきたような気がしてるの。正直、突然思ったんだけど、あたしがその気になっていないとき、あなたは、よく、あんなに自分をコントロールできていたなあって、すごく感心してるのよ」

カレンのペニスは次第に柔らかくなり、とうとう、ひとりでに抜け出てしまった。コルク栓が抜けるのに合わせて、多量の体液が洪水のように僕のぱっくり開いた穴から流れ出てきた。

「うわあ、気持ち悪い」と、僕は不平を漏らした。こういうものなのだろうけど、気持ち悪いのは事実だった。

それにもカレンは笑い、僕はようやく彼女を解放した。カレンはベッドから降り、僕に言った。「一緒にシャワーを浴びよう、アンバー。体の洗い方を教えてあげるから」

妻は、体液の残りが床に垂れないようにと、片手でペニスの下に手を添えながらも、跳ねるようにしてバスルームへ向かった。そして何分かの後、シャワーが流れる音が聞こえてきた。


[2020/08/18] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

浮浪者 (13) 

「ブリイについてはマックの言う通りだよね。ブリイはすごい。時々、圧倒的になる。何かをすると決めたら、周りの人をみんな巻き込んでやっちゃう」

僕は笑った。「分かってる。そうだよね。彼女はずっと前からそうだった。彼女と初めて会ったのは、大学の同じクラスのグループで遊園地に遊びに行った時だった。彼女は、ジェットコースターに一緒に乗る相手は僕にすると、勝手に決めてしまった。実際、僕は他の女の子が目当てで参加したんだけどね。ともかく、ブリイにぐいぐい引っ張られていろんな乗り物に乗って遊び、結局、グループの他の友だちとは、その日、一度も顔を合せなかった。ずっとブリイに引っ張りまわされて、彼女とふたりっきり。当時、僕も彼女も同い年の20歳。僕はその日のうちに彼女に恋してしまった。ブリイはウイルスみたいなものだよ。人に侵入して、人生を乗っ取ってしまう。僕たちは、結婚してたった1ヶ月で、最初のケンカをしてしまった」

「どんなことでケンカしたの?」

「話を聞いたらバカらしいと思うだろうけど、靴のことでケンカになったんだ。彼女は僕の靴をいつも移動して、僕の靴の上に自分の靴を置いたんだ。だから、僕は彼女の靴の山を掘り分けなければ、自分の靴を見つけられなかったし、彼女のヒールで僕の靴は傷だらけにされたしね。ブリイは僕のことを細かすぎるとか、命令的だと言っている。多分、ブリイは正しいのかもしれないけど、彼女に靴をクローゼットの中、彼女の持ち物の横のところに置いておくように頼むのは、そんなに細かいことなのかなあ。そこから一気に互いの感情が燃え上がってしまい、僕は彼女をカンカンに怒らせたし、彼女は僕を気が狂わんばかりにさせた。僕は明日の行動について計画をもって生きている。ブリイは完全にその場その場で行動する。彼女はそういう人間なのだし、そんな彼女が僕は好きなんだけど、でも、同時に、彼女のそういうところが一番頭にくるところなんだよ。ブリイの方も、きちんと計画性を持っている僕が好きなのだろうけど、まさに、その点が彼女を怒らせる点でもあるんだ。そんな相反したことが、えてして衝突してしまうものなんだけどね。そんなわけで、僕とブリイは互いに神経を苛立たせてしまう関係になってしまったわけ」

ストークリイはくすくす笑った。「マギーとあたしも同じようなことでケンカするよ。マギーは人生の半分を失くしたものを見つけようとして過ごしてる。マギーは朝起きると、その瞬間に何をするか決めてしまう。マックとあたしはちょっと変えなきゃいけないと思う。少しだけでいいから流れに合わせるようにしなきゃいけないんじゃないかなあ。ブリイとマギーも変えなくちゃいけない。ふたりは、あたしたちはモノがあるべきところにあるのがいいと思ってることを理解しなくちゃいけないと思うよ。マックは、みんな、それができると思う?」

「分からないな。そうしなくちゃと思う理由をみんな感じてないから。ブリイと僕は本当に奇妙な関係にあるんだ。僕は今まで以上に彼女のことを愛している。彼女も同じように感じていると思う。彼女は話し合いをするタイプじゃない。行動するタイプだ。僕と彼女は、結婚した時よりも近しい間柄になっているし、僕は彼女が好きだ。結婚した時は、それほど好きではなかったと思う。僕は彼女を愛してはいたけど、ふたりとも、いつも、相手のことで怒っていた。僕とブリイは、一種、いろんなことを、ふたりが結婚しているような感じにさせてはきてるけど、昔は、ふたりとも物事を変える必要を感じていなかった。多分、僕たちふたりとも未熟でわがまますぎたんだろうと思うけど、ともかく、今まではそれでやってきたんだ。たぶん、僕とブリイには、何を失っていたかを理解するために、君たちふたりの登場が必要だったんだろうな。家族としてまとまるというのは、とてもワクワクするけど、怖くもある。家族を持つのはいいけど、もし、その家族を滅茶苦茶にしてしまったらどうなるのだろう? すべてをギャンブルに掛けるリスクをおかすことになるんだよ。僕は不確かなことは嫌いなんだ」

「分かるよ。でも、時にはチャンスに賭けなきゃ」とストークリイが言った。「失敗するかもしれないけど、チャンスに賭けなきゃ、何も良いことは得られないよ」

僕はストークリイを抱き寄せた。彼女は子猫のような声を出した。「君は僕が知っている中で一番賢い11歳だよ」

「来月には12歳になるけど」

ストークリーは残ってたマフィンを食べきり、僕たちはふたりで家の中に戻った。




[2020/08/17] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Wイェックス:妊娠 (12)  

僕の求めに応じて、妻はすぐに僕の体を押して、仰向けにさせた。そして這うようにして、淫らな笑みを浮かべながら僕の脚の間へと体を割り込ませてきた。そして顔を僕の胸に当てると、顔面や頭を僕の乳房に擦りつけ、その後、激しく顔を動かしてモーターボート(参考)のような音を出し始めた。

妻が僕の胸の谷間で頭を振り、ボート音を立てるのを受け、僕はショックと、子供っぽい遊び心の入り混じった気持ちで、身動きできずにいた。やがて彼女は息が切れて顔を上げたが、顔を真っ赤にしつつも嬉しそうな表情で、大きく深呼吸をした後、声に出して笑っていた。

僕は困った顔をしながら訊いた。「今の、気持ちよかった?」

カレンはうんうんと何度も頭を縦に振った。「あなたのおっぱい、大好き!」

僕は「うーん……」と唸り声をあげ、恥丘の部分を押し上げた。彼女が僕の上、体重を乗せているお腹の部分に、僕のつるつるの濡れた陰部を擦りつけた。

「そう、なら良かった。でも、僕は……ココの部分が飢え切ってて、今にも死にそうになってるよ。僕の中から女の子が出てくるのを手伝ってくれない?」

女性になったことを受け入れる。やろうと思えば、できるかもしれない。いや、そうしなければいけないのだ。まだまだ、先は長いのだから。

カレンは唇を噛んで、意を決した顔になり、僕の体の上をゆっくりと下方に移動し始めた。柔らかい腹部の肌を舐めたり、キスをしたりしつつ、ゆっくりと下がっていく。そうされながら、これから本気でダイエットとエクササイズを始めなくてはいけないと思った。体重が重いのは、細胞の脂肪のせいではなくて、筋肉のせいだとしたら、そもそも体重を減らすことが可能なのかも分からなかったけれど、是非とも、もっとスリムな体になりたいと思った。

そして、とうとう、妻は僕の割れ目へとたどり着いた。舌で、そこの唇を左右に分けられる感覚……非常に変な感じであると同時に、とても気持ちがいい。クリトリスを舌で円を描くようにこねられ、チューっと吸われた。「ああっん!」と思わず大きな声を出してしまった。

妻はびっくりして顔を上げ、僕を見た。僕は、目をぱちくりさせて彼女を見た。「え、何? どうしてやめるの?」

妻は面白いものを見るような顔で僕を見た。「いま、あなたが喘ぎ声を出したから」

顔が赤くなるのを感じた。「ああ、それ……き、気持ち良かったから。……で……もっとしてくれる?」

カレンは、口や顎の周りをテカテカにしたままニヤリと笑って、また顔を埋めた。彼女はとても上手だったけれど、それは驚くに値しないことだろう。彼女は女性として、体のアソコの部分について良く知っているのだ。いわば、外も中も何もかも知っている。

妻の巧みな口唇攻撃に、僕は何度も喘ぎ、時には泣き声に近い声を上げ、体をくねらせ悶えた。そして、彼女によって、僕は、生まれて初めての女性としてのオーガズムへと導かれたのだった。

僕は、男性としてオーガズムに達した時は、爆発的な感じだった。強烈な快感が、運が良ければ10秒くらい続くオーガズム。でも、今回のは、それとは違い、より穏やかな快感で、それが波のように襲ってくる感じ。ただし、持続時間は男性の時よりはるかに長い。初めての快感に気もそぞろだったのか、僕は何も考えずに妻の頭を両手でつかみ、自分の中心部分へと強く引き寄せていた。そして、快感が薄れていくまでずっと、彼女の顔面に股間を擦りつけていた。

かつては、一度オーガズムを味わった後は、一定の休憩時間を持っていたのだけど、この時は、いった後も、すぐに次の段階に進むことができていて、もっと続けたい気持ちでいた。だが、そこを何とか我慢し、カレンの頭から手を離し、謝り始めた。

「ごめん。自分でも何が何だか分からなくなっていた」

彼女は気にせず笑い、両手で顔の湿り気をぬぐいながら言った。

「気持ちよかったんじゃない?」

「うん。ほんとに。だけど、それでも、もっとしてほしい気持ち。カレン・ジュニアの方はどう? まだ準備ができてない?」

妻はベッドの上、膝立ちになって、極太の一物を握り、擦り始めた。その擦り方が妙にエロティックに見える。準備が整っている様子だった。固く勃起して、大きくなっている。大きすぎて、とても迎え入れられないと思えるほど。

「うーん……。さっきのことをしてたら、すごく興奮してきたわ。ほら、見て、この電車! すごく長くなってるでしょう? 発車オーライ、出発進行よ!」

僕は慌てて両膝を閉じた。彼女のあんなに巨大な「電車」、とても僕のトンネルに入りそうもない!

カレンは、ペニスを握って僕の閉じた脚の前にひざまずいていたけど、唖然とした顔をした。まるで、僕に突然平手打ちされたみたいに、呆けた顔をしてる。「えーっと、タイロン? いや、アンバー?」

僕は強調して言った。「それ、とてもじゃないがフィットしそうもないよ」

カレンはうつむいて、自分のペニスに目を落とした。しっかり握った手から、はち切れんばかりにそそり立っている。そして、何か考えているのか、セクシーに下唇を噛んでいた。

「いいわ、言いたいことは分かった。でも、それって、ちょっと、馬鹿げてると思わない?」

「僕なら、馬鹿げてるじゃなくて、恐ろしいという言葉を使うけど」

妻はようやく自分のペニスから顔を上げ、僕を見た。

「優しくするって約束する。大丈夫、うまくいくから。大変かもしれないけど、なんだかんだ言ったって、あなたの体は、あそこを赤ちゃんが通って出てこれるようにできてるの」

確かにそうだった。それにカレンは医学の学位を持っているのだ。僕はためらいがちに脚を広げた。

「でも、もし、それをこじ入れて、僕に傷つけたら、カレンにはカウチに寝てもらうからね。今の僕は、君の妻なんだから」


[2020/08/16] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

浮浪者 (12) 


オレンジジュースとマフィンを手に、グラニーに呼び掛けた。

「おいで、グラニー。この破壊現場から一緒に逃げよう」

グラニーは頭を上げ、こちらに目を向け、唸りながら起き上がった。一緒に庭に出ると、グラニーは早速ひと通り庭を駆け回った後、僕の足元に横たわった。僕はと言うと、デッキチェアに座り、太った大きなトカゲのようにごろごろしながら陽の光を浴びていた。一年のこの時期にしては、暖かい日だった。

すると引き戸が開いて、中からストークリイが出てきた。手に牛乳とマフィンを持っている。

「やあ、天使ちゃん」と僕は手を振った。

「おはよう、マック」 ストークリイは戸を閉めた後、ちょっとその場に立っていたけれど、その後、僕が座ってる椅子のところにやってきた。「あたしが座れるところ、ある?」

僕は横にずれたが、彼女は僕の片方の太ももに座り、僕が空けたところに両脚を伸ばした。ストークリイはふうーっと息を吐きながら体を丸くし、マフィンにかじりついた。ストークリイの大きな緑の瞳に見つめられると、魂が射抜かれる気持ちになる。

「マック?……」と彼女は話し出そうとしたが、マフィンのパンくずが僕の腿に散らばった。

「おっと。まずは食べること。次に牛乳を飲んで、飲み下し、それからしゃべること」

彼女はくすくす笑ったが、ちゃんと口の中を空っぽにしてから話し出した。

「マック? あたしたちを養子にもらうと、マックがあたしたちのパパで、ブリイがママになるの?」

「そうなってほしいかい?」

「うん、もちろん。ブリイは一番かっこいいママになると思う! マックはかっこよくないけど、どっちかと言えば……頼れるパパになると思う。あたし、マックのこと大好きだし、世界で最高のパパになると思う」

僕は咽そうになった。「ま、まあ……かっこ悪いというなら、頼れるというのは嬉しいことなんだろうな」

彼女は笑った。「そんなつもりで言ったんじゃないよ。ていうか、ブリイは自然の力で、マックは山みたいな感じ。ブリイは本当に、本当にマックのことを愛しているよ。いつもマックのことを話してる。ブリイとマックとのことを全部話してくれたよ。マックはブリイを愛してる?」

「ああ、愛してるよ。でも、さっき良いこと言ったね? 彼女は自然の力だって。彼女の愛は、嵐や山火事のように愛そうとしてる感じだ」

「でも、山は嵐も山火事も気にしないよ。マギーはブリイに似てるところがあるの。あたしはマックに似てる」とストークリイは僕の胸にすがりついてきた。

「あたしとマックは、こっちが望めば、ブリイやマギーにあたしたちの周りでさせたいようにさせていればいいと思うんだ。あたしたちは、台風の目みたいに静かにしていればいいの」と言って、彼女は顔をあげ、僕を見た。「あたしはマックにパパになってほしいよ。マックみたいな人に出会えるとは思っていなかった。ブリイも同じ……」

彼女は泣きそうになって喉を詰まらせた。「マギーとあたしは、ずっとたったふたりで、怖がってばかりいたの。マックの生活には、あたしたちみたいな女の子が一緒になる空きスペースがある?」

僕は彼女の小さな体を抱き寄せた。「心の中にあるよ、ストークリイ。僕の心の中にちゃんとある。もう何年も前から愛せる人を僕は求めていたんだよ。ストークリイとマギーのような人をね。そういう人はこれまでいなかったと思う。ブリイは子供を持つことに、ひとかけらも興味を示さなかったし。君たちふたりは、ブリイの生活をぐちゃぐちゃにしたんじゃないかな? 僕の生活をぐちゃぐちゃにしてくれたのと同じようにね。ブリイが君たちを見るまなざしを見たよ。まるで、つい2週間前に、やっと目が覚めて、自分は母親であることが好きなんだと発見したような眼差しだった。君たちほど、何かが彼女に影響を与えたところは見たことがないよ」


[2020/08/15] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Wイェックス:妊娠 (11) 


手が勝手に出て、彼女のペニスの根元を握っていた。小さくなった僕の手では全部を握りきることができなかった。優しく引っ張り、彼女を、僕の開いた太ももの間に立つところまで近づけた。顔をかしげ、あの先端に垂れていたプレカムのしずくを舐めた。すこし粘っこく、甘い味がした。

カレンはすぐに片手を僕の後頭部に添えた。「ああ、すごい。すごく感じる! どうして、あなたはあたしに一度もこれをさせなかったの?」

僕は彼女のペニスの底辺部を舐めてから返事した。「同時に君も感じてくれないなら、一方的に奉仕されても僕は気持ちよくなれないからだよ。僕はそういう人間なんだ」

そう言ってから、彼女の王冠の部分だけを唇で包んだ。そしてゆっくりと吸いながら、顔を引き、ぷるんと唇からはじき出してみた。

「もう! あたしにはムリ……あなたはいつも今あたしにしてくれてるように献身的だった。あたしにはできないの。ごめんなさい。でも、これって、気持ちよすぎる」

僕は微笑みながら、彼女を見上げた。セクシーなふたつの乳房の谷間。その谷間の向こう、僕を見下ろす彼女の顔が見えた。

「好きなだけわがままに振る舞っていい許可をあげるよ。君がペースを仕切って。そして僕には何をすべきかを命令して。いいね?」

どのみち、僕にはどう進めてよいか分からなかった。カレンが気持ちよくなるようにする。それを一番に据えるのが、僕の前からのディフォルトの立場だった。だから、この時も、それでやっていくことにした。

妻はにんまりとした。「ほんとにあなたはあたしにとって嬉しい人。じゃあ、両膝をついて、床にひざまずいて」

僕はベッドから滑り降り、膝立ちになった。彼女の脈打つペニスが僕の胸と同じ高さになった。特に何も意識せずに、両脇から乳房を押さえ、彼女の勃起を挟み、やんわりと包んで揉み始めていた。滑らかにこれをするには潤滑が足りなかったので、唾液を絞り出して、彼女の亀頭に垂らした。かなり唾液を出したけれど、それでも口の中に唾が溢れてくる。出しても出しても、口の中に溜めておかなくてはならなかった。

「うわあ、すごい! これも気持ちいい!」と妻は僕を褒めてくれた。同時に腰を使って、僕の乳房が作る肉肌の筒に出し入れを始めた。

妻のつるつるのペニスが僕の胸に滑らかに出入りする感覚。これは思っていたよりずっと気持ちよい感覚で、僕はその感覚にうっとりとなっていた。それに加えて、彼女のひとつ目の怪物が僕の柔肌に埋もれて消えては、ぬーっと顔を出す光景。これにも催眠術に掛けられたように僕はうっとりとなっていた。

ぼーっとなりつつも、その感覚を楽しんでいたが、突然、カレンがぐっと腰を突き出し、僕の頭を押し下げ、ペニスに近づけた。何を求めているのか、僕にはよく分かる。僕は妻の膨張した亀頭を口に含み、吸い、同時に乳房を左右からぎゅっと押して、彼女の肉茎を強く挟み込んだ。

「あ、ああーんっ!」

カレンは、弱々しく泣き声を上げたと思ったら、その直後に僕の口の中に爆発的に射精を始めた。彼女がオーガズムに達したのが分かる。待ち構える僕の口の中にどっどっと撃ち込んでくる。射精のたびに彼女の肉茎がビクンビクンと痙攣するのも感じる。射精のたびに、その直前に彼女のシャフトの底辺部が太く膨れ上がるのを感じたが、それがとてもエロティックに感じられた。敏感な乳房の肌を通して、彼女の肉茎の動きがびんびんとこっちにも伝わってくる。

何発か撃ち出された後、やがて小さな滴り程度に変わり、ようやく妻の射精が終わった。彼女は僕から離れ、よろけるようにベッドに座った。僕とふたり並んで座る格好。僕は妻が出した精液を口の中で少しくちゅくちゅした後、飲み込んだ。美味しいモノではなかったが、嫌なモノというわけでもなかった。彼女が喜ぶなら、これくらい何でもないと思ったし、別に嫌なことでもないと思った。

妻はベッドに倒れ込むように仰向けになった。片腕で顔を覆い、目を隠している。そして、突然、独り言のように語り始めた。

「……10代のころ、友だちとよく『みこすり半』(参考)のことをバカにして冗談を言い合っていたの。でも、この期に及んでそれがどういうことか自分で体験するなんて……ちょっと屈辱的な気持ちになってる」

僕もベッドに這い上がって、彼女のすぐ隣に横たわった。でも、すぐに体を起こし、いったん乳房を体の下から出して、再び横になった。胸が体の下に入ってしまい痛かったから。これも未経験のことだった。

「それを考えて、落ち着いてもらおうとしたんだよ。さっき、言ったよね? 緊張感を解くって。で、どんな感じだった?」

妻はようやく目を覆っていた腕を降ろした。泣いていたのか、鼻をすすっている。

「すごく良かったわ。良すぎた。あたし、Wイェックスを飲む前から、あなたの胸を見てワクワクしていたの。なのに……」と彼女は頭を左右に振った。「パイズリを1分もしてなかったのに、終わってしまった」

僕はよく分からず、混乱していた。「どうして、そんなに落ち込んでるのか分からないよ。緊張を解いてあげようって僕が言った時、何を考えていたの?」

「分からない。多分、持続力をちょっと増やすこととか?」

僕は彼女の平らなお腹を撫でて、なだめてあげた。「初体験の時は、そんなものだよ、カレン。それが普通なんだよ。いい?」

「うん」と彼女は顔を上げ、目を細めて自分の股間を睨み付けた。そして、新しくできた付属物に向かってつぶやいた。「あたしをがっかりさせて、このバカ!」

僕は笑ってしまった。彼女の言い方が可笑しくて、どうしても笑わずにはいられなかった。僕の手は、彷徨うように下の方へと動いていた。お腹の平地を進み、倒れた塔へと向かう。そして優しくそれを握った。

「包皮がないのには驚いた」

妻は別に嫌がることもなく、僕にそれをいじるらせるままにしてくれた。

「多分、美的な理由だと思う」

「どういうこと?」

「皮かぶりのディルドなんてないでしょう? 多分、意図的に包皮ができないようにできてると思う」

なるほど、理屈が通ると思った。僕はベッドの上、少し体を起こそうと動いたが、その時、重い乳房が揺れて、間違って彼女の顔を叩いてしまった。思ったよりちょっと強く当たってしまったと思う。

「あ、ごめん。……さっき、僕の胸を見てワクワクしてたって言ったよね?」

「胸? ふーん。あなたはこれを胸って呼ぶの?」と彼女は両手で僕の乳房を揉み、その柔肌に顔を擦りつけ始めた。感触がいいのだろうけど、僕の方としても、そうされるととても気持いい。

「胸と呼ぶのは嫌い? おっぱいがいい?」と訊いてみた、「それとも、ちぶさ? にゅうぼう? お乳? パイパイ? ミルク袋? お楽しみバッグ? エアバッグ? 緊急時浮力獲得装置?」と調子に乗って畳みかけた。

カレンは僕の胸に顔を埋めた。笑いをこらえようとしてのことだけど、それはうまくいかないようだった。少なくとも、彼女はもう落ち込んではいない。「あなたがおっぱいって言うときの発音が好きよ」

「本当に?」

「う、うん……。なんとなく子供っぽいけど同時にセクシーな感じがして」

「いいよ。で……お願いがあるんだけど、君が2回戦目の準備ができるまでの間、僕の体とかおっぱいとかをいじってくれる?」

正直、僕自身も何か刺激を与えてもらえないと、何かが体の中に溜まり続けてしまい爆発しそうな気がしていた。


[2020/08/13] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)