アーチーは立ち上がった。気絶してくったりと横たわるジルを、笑みを浮かべて見下ろす。下半身はそのままだが、上半身は、ブラウスを引き千切られ、ブラジャーもずり上げられて、豊かな乳房が露出している。それにしても、美味しそうな白桃を思わせる乳房だ。
再びむしゃぶりつきたくなる衝動を抑えながら、アーチーは、ジルの足を取り、足先から優しくヒールを脱がした。続いて、スカートのホックを外し、中の薄地のパンストと一緒に引き摺り降ろした。薄桃色の下着が姿を現す。極端にセクシーな下着ではないが、そそられる姿であるのには変わりがない。すらりと伸びた白く細い脚も美しい。だが、アーチーは、この美しさをゆっくり鑑賞している気はなかった。無骨な両手の指をパンティに引っ掛け、引き降ろす。柔らかそうな尻肉がぷるんと出て、少し遅れて、ジルの恥丘が姿を現した。
ジルの局部を幾度となく想像していたアーチーだったが、まさに想像通りの姿をしていることに、彼はいささか驚いた。ぷっくりと膨らんだ、柔らかく女性的な下腹部。そして、ひっそりと茂った、大事な部分を印す薄色の陰毛。
アーチーは、ジルの足先からパンティーを抜き取ると、そのまま自分の顔に押し付け、深く息を吸い込んだ。女性器からの濃厚な香りに、ほのかに香水の香りが混じり、陶酔しそうになった。濃厚な香りに、アーチーのペニスは、ついさっき精を放ったばかりであるのに、早速、勃起を始めていた。
・・・ほー、案外、濃い匂いしてたんだな、ジル先生はよお! フェロモンぷんぷん振りまいてたわけか? うへへ・・・だが、パンツは今はいい。俺が欲しいのは、そいつが包んでいた本体さ!
アーチーは、土産として、パンティをズボンのポケットに突っ込んだ。それからジルの両脚を割り、顔を、その脚の割れ目に降ろした。甘美な女陰に口をつける。
子供を2人も生んだとは思えない、艶やかな肌の女陰だった。女の匂いが一層、濃くなりアーチーを酔わす。柔らかいが張りのある唇。その左右の唇を舌で何度もねっとりと舐め上げ、味を楽しんだ。その唇が交わったところには、豆粒がきらりと輝き、頭を出していた。当然、そこも舌先でつんつん突き、ちろちろ舐め立てた。時に唇をすぼめて、豆を捉え、チュウーっと吸う。心なしか、唇が開き始めたようだ。ぷっくり肉厚になってきて、半開きに変わってきた。アーチーは、いやがうえにも興奮を高め、歯でジルのクリトリスを優しく噛んだ。
「・・・う、ううーん・・・」
多少、痛みがあったのかもしれない。ジルは股間に与えられている刺激に、意識を取り戻しつつあった。下半身が外気に晒されているのを感じる。いや、何か重いものが乗っている感じ。違う、何か得体の知れない巨大なものが自分の局部をむさぼっている!
ようやく意識を取り戻し、ジルは再び恐怖の中に突き落とされた。上半身を起こしたジルは、卑劣な黒人が自分の下半身に覆いかぶさり、そこを貪り喰らっているのを見たのだった。
「ああ、何を! 何をしてるんです! やめてください!」
彼女は、上半身だけを起こしたまま、必死に後ずさりしようとした。だが、アーチーはジルの腰を押さえ、ぐいっと引き戻した。何度、逃れようと試みても、その度にマットの上に戻される。
「ああ、お願い! 私を放して。誰にも言わないから!」
「ダメだな。俺のこいつを嵌めるまでは、離さねえぜ! 先生!」
アーチーはペニスを握っていた。ジルの女陰に砲身を向けている。
シーンが始まると同時に、マリアは、乗馬ムチであん馬をピシャリと叩いた。リーの顔のすぐ前のところだった。
「それで、お前! チビ変態! お前は、他の人がいちゃついてるのを見るのが好きなんだね?」
リーの目に恐怖の表情が浮かんでるのが分かる。それに声も恐怖で震えていた。
「い、いいえ、・・・違いますよ・・・。ぼ、僕は何もそんなつもりじゃ・・・。ただ、あんまり綺麗な人たちだから、どうしても目が行っちゃって・・・」
マリアは邪悪そうな笑みを浮かべてリーをにらみつけた。
「へえー? お前は、あの娘たちを綺麗だと思ったのかい。だったら、どれくらい綺麗だと思ったか、行動で示して見せるべきだわね。そうだわねえ・・・あの娘たちのクリトリスを舐めて見せな! きっと、あの娘たちも喜ぶと思うわよ!」
「何でも、仰るとおりに! どんなことでもしますから! だから許してください!」 リーは、必死にマリアに懇願した。
マリアはニヤリと笑った。
「エイミ? こっちにおいで! この変態に、あなたのクリトリスを舐めさせてあげなさい!」
ローレルが出てきて、リーの前に立った。そして下着を降ろした。リーは、ローレルの股間についているのが、バギナではなくペニスであるのを見て、叫び声をあげた。
「ああっ! ぼ、僕はできません! 彼女、男じゃないですか!」
するとマリアはリーの髪の毛を鷲づかみにして、怒鳴りつけた。
「お前は、私が言うことを何でもすると言ったじゃないか! さあ、エイミのクリトリスをしゃぶるんだよ! それとも、お前の尻を、血が出るまで叩きつけてやろうか?!」
「いや、絶対にダメです。ぼ、僕はホモじゃないんだ!」 リーは頑固に抵抗した。
「そうかい。それじゃあ、こうしてやるよ!」
ピシッ! ピシッ! ピシッ!
マリアはリーのお尻を3回叩いた。その度にリーは悲痛な声をあげた。
「もっと強く叩こうと思えばできるんだよ、変態! さあ、良い子になって、おとなしく、エイミのクリトリスをお舐め!」
リーはまたも「嫌だ!」と言い、マリアはさらにもう3回、ムチを振るった。するとリーは、とうとう泣き始める。と同時に、ローレルが彼の前に来て、柔らかいままのペニスを差し出した。諦めて口に含むリー。カメラは、彼の口元に近寄り、クロースアップで、リーがローレルのペニスをしゃぶる様子を撮影した。その後、マークの「カット!」という声が響いた。
照明が消えると同時に、トレーシーは私の方を向いた。
「ステフィー? 私はちょっとミーティングに出なきゃいけないの。あなたは、ここにいたい? それとも私と一緒に来たい?」
「よろしければ、ここにいて、続きを見ていたいです」 許可を求めるような口調で言った。
トレーシーは、体を寄せて、私の頬にキスをした。
「もちろん、ここにいてもいいのよ。ただ、忘れないでね。カメラが回りだしたら、邪魔にならないようにして、静かにしていること」
彼女はもう一度、私にキスをし、それからマークのところに行き、彼にもキスをしてから、出て行った。