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報復 第4章 (7) 

ヒューストン氏が、バーバラに、スティーブが話している間は静かにするよう、頼もうとしたが、彼が口を挟む前に、スティーブの方が先に口を挟んだ。

「サッド・ブラウン・・・僕たちがデートをしていたときのこと」 

スティーブはそう言って、右手の人差し指を立てて見せた。

「・・・僕たちがステディーな関係になると決めた1週間後、僕は君が彼にキスをし、抱きついているところを見たんだよ。実際にセックスをしているところは見ていない。だが、あの金曜日、君が僕とのデートを断って、高校時代の昔のボーイフレンドに会っているのを見ただけで、充分すぎることだった」

スティーブはカウンセラーの方を向いて話しを続けた。

「・・・その後、私はたちは半年ほど、別れたんです」 

「・・・それから、二人目!・・・ジミー、それが、そいつの名前・・・去年のクリスマスの直前のことだ」

スティーブは再びバーバラに向き直って話した。まっすぐに伸ばした人差し指に、中指も加えて、立てて見せる。

「・・・この時も、実際にセックスをしているところは見ていない。だが君とあの男は、互いに、愛情がこもった目のやり取りをしていたし、軽く触りあったり、僕を揶揄するジョークに一緒に笑っていた。僕の目の前でね!」 

スティーブは荒々しく言葉を吐き続けた。

「それでも、僕は、あのパーティの夜に君が示した軽蔑的な態度を我慢しなければならなかった。これからは、どうか分からんがね。ともかく、あの夜・・・あの男の叔父さんに当たる人があいつを追い出した後だが、それでも、君は、あのバカのことが話題になると、あいつの方の肩を持ったのだよ。夫を無視し、夫に反するほうの肩を持ったんだ。まったく!」

ヒューストン氏が割り込もうとしたのを見て、スティーブは手を出して、止めた。

「ヒューストンさん、いま述べたことは、彼女は初めて耳にしたことではないのです。私は、しょっちゅう口やかましく言う男ではありません。ですが、論点をはっきりさせるために、あえて言っているのです。・・・それに、こんなことを言い出したことを謝るつもりもない」

スティーブは話に戻った。

「・・・そして3人目。・・・それがレイフ・ポーターだ」

スティーブは、言葉を強調するように、2本の指に加えて薬指も立てた。

「今回は・・・今度ばかりは、僕は、君があいつとかかわっていることを示す写真の証拠を手に入れた。君は、あいつと触れ合ったり、あいつを愛撫したり、キスしたりするところ・・・要するにいちゃつきあっているところだが・・・そういう場面を、少なくとも2回は捕らえられているんだよ」

スティーブの声は強張り、かたくなな調子だった。


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ポルノ・クイーンの誕生 第4章 (6) 

トレーシーが出て行った後、マークは休憩を取ろうと言った。リーはあん馬から解放され、降ろされた。彼はわざわざ着替えることはせず、裸のまま、腰にタオルを巻いただけでいた。ローレルも同じで、パンティは履かずにいた。

マリアが私のところに来た。

「どう? 楽しんでる? 退屈じゃない?」

「いいえ、すごく面白いわ。でもちょっと分からないところがあるの。マリアは、乗馬ムチでリーを叩いたけど、あれ、痛くないの?」

マリアは悲しそうな顔をした。

「痛くないといいんだけど。私自身は、ああいうので叩くのは嫌いなの。だけど、台本に書いてあることだから・・・。リーは、痛いけど、もう慣れたって言ってるわ。彼、こういう、女王様系の映画にたくさん出てるから」

その時、マークがやってきた。

「次のシーンでは、君たち女の子には、少し興奮状態になっていて欲しいんだ。完全に勃起している必要はない。ただ、少し興奮してきているという兆候を見せて欲しいだけなんだが。もし、フラッファーが必要だったら、言ってくれ」

「多分、自分でできるか、試してみるわ」 マリアはそう答えた。

マークが立ち去った後、私はマリアに訊いた。

「フラッファーって何?」

マリアは顔を赤らめた。

「フラッファーっていうのは、役者を興奮させる人のこと。分かるでしょ? 勃起させるってこと」

多分、私は、まだ分かっていない顔をしていたに違いない。マリアは私の顔をある方向に向けさせた。

「あの娘、見える? ローレルの前にひざまずいている娘。あの娘がフラッファーよ」

マリアが指差した女の子を見た。すでに、前から彼女のことは見かけていたが、今の今まで、彼女は何の仕事もしていないように見えた。その彼女が、今は、ひざまずいて、ローレルのクリトリスを吸っている。よく見ると、その娘は、かなりフェラチオが上手で、ローレルはたちまち半立ちになっていた。

その娘のことを見ていたら、私自身、ちょっとおしゃぶりをしたい衝動が沸いてきてしまった。マリアの方を見てみる。そのときまでに彼女はクリトリスを出して、自分の手で擦っていた。でも、まだちっとも固くなっていない。

「ねえマリア? 着替え室に行かない? そうしたら、それの手伝いができると思うから」

マリアはにっこり笑った。

「私もそうしたいけど、今は、ここで待機していないといけないの」

でも私は、どうしても衝動を頭から消し去ることができず、思わず、マリアの前にひざまずいていた。口の中に彼女のペニスを滑り込ませる。吸い始めると、マリアは私の頭に両手をあてがって、小さな声でうめき始めた。それから、私の口の中の彼女が固くなり始めるのに時間はかからなかった。吸えば吸うほど、ますます固くなってくる。

それからしばらく、私は彼女のクリトリスを味わっていたが、やがてマリアは私の口から抜き取るのを感じた。その時になって初めて、自分たちがどこにいたのかを思い出した。と同時に、マークの声が聞こえた。

「マリア? 準備は良いかな?」

マリアは私の額にキスをし、マークに答えた。「ええ、準備万端です」

私は、自分がしていたことを思い、部屋を見回した。私の行為を見ていた人がいないかと。誰も見ていなかったか、それとも見ていても、気にしていないかのどちらかなのだろう。普通に、次のシーンが始まろうとしていたから。誰も気にしていないようだったけれど、私自身は、人の目がある場所で、あんな淫らな行為をしてしまい、死ぬほど恥ずかしく感じた。


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シルクの囁き、ラベンダーの香り 第5章 (2) 

翌日、ジャネットは、不満な気持ちのまま職場に出た。

昨夜、ウェインは1時間以上もジャネットの上にのしかかり、打ち込みの運動を続けた。だが、その間、ジャネットが思うことは、クリスの硬い勃起の姿と、彼の放った熱い体液が宙を飛び、彼女の胸に降りかかった情景だけだったのである。

クリスは、ジャネットの様子がおかしいことにすぐに気が付いた。彼自身からは何もできないのだが、彼女の方が、いつも以上にクリスに優しいように思われた。ジャネット自身が、もう、やめようとルールを立てたにもかかわらず、幾度となく、すれ違いざま彼に胸を擦り付けてくる。これ以上、彼女が続けるなら、僕から襲い掛かるぞとクリスは思った。

「今日は、公園でランチを食べない?」 

昼近くになり、ジャネットが提案した。

「ええ、いいですね!」 クリスは微笑み返した。「ちょっと、この装置を動かして、洗浄しなくちゃいけないんですが、それが終わったら。僕の車から敷き布を持っていきましょうか?」

「ええ、是非!」

30分後、ジャネットとクリスは、公園で、丘の上のお気に入りの木の下、毛布を広げて座っていた。クリスは、木の下でも、ひとめにつかない方向に毛布を広げた。それだと2人の様子を簡単に見られることがない。ジャネットは、そのことに対して何も言わなかった。

食事の後、2人は寝そべって空を見ながらおしゃべりを始めた。

「で、昨夜はどうでした?」

クリスは意味深な笑みを浮かべながら訊いた。彼はウェインがジャネットの家に食事に来ることを知っていた。

「ええ、まあまあ」 不満があることが分かるような声だった。

「良かったということ?」

「ウェインは優しい人よ。でも、ちょっと保守的過ぎるの。どうやったら彼をオープンに変えられるのか分からないの」

クリスはジャネットの方に横向きになった。腕枕をして横寝になる。彼女がゆったりと呼吸をするのにあわせて、胸が上下に動くのを見た。

「どうやら、世の中には、僕のような男はあまりいないようだね、アハハ」

「残念ながらね・・・」

そう言ってジャネットも横寝になった。クリスと面と向かう。

「君はどうなの? 昨日の夜は私のことを考えて・・・あれをした?・・・つまり・・・」

「オナニーのこと? もちろん!」

ジャネットは微笑んで、クリスの股間へ目を落とした。まったく照れも躊躇いもなく、自然に目をそこにやる。無意識的に彼女は舌なめずりをした。

「もう一度、して見せて!」

小さいが、少し切羽詰った声でジャネットが言った。

「ここで?」

クリスは振り返って、肩越しにあたりを見回した。誰も2人のほうへ来ようとしている人がいないことを確かめて、もう一度、ジャネットを見た。

「ええ!」 ジャネットは囁いた。

「・・・だけど、昨日は僕が見せたわけだし、今度はあなたのを見たいと思うんだけど・・・」

クリスは期待を込めて言ってみた。

ジャネットの顔が急に赤くなった。こういう風な展開になるのを考えていなかったようだった。少し間を置き、ジャネットは、何も言わず、仰向けになり、目を閉じた。


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襲われた女教師 (7) 

「いや、いや、いや! やめて! お願い!! ・・・!!」

このままだとレイプされてしまう。だが、いくらジルが懇願しても、もちろんアーチーが従うことはなかった。凶悪な砲身を握ったまま、ジルの体を容易く引き寄せた。黒い凶器の先端が彼女のバギナに触れる。

「ああ、いや、いや、いやっ!!! お願いです! 本当に誰にも言わないから、もう離してください! ああっ・・・!」

だがアーチーは、叫び続けるジルをよそ目に、亀頭をバギナに擦り始めた。ぬるぬると舐めるように頭部が彼女の陰部を撫で回る。

「・・・ああ、ひどい・・・!」

アーチーは丸太のような黒棒をジルの股間に挟み、彼女の細い両足をそろえ、高く掲げた。ペニスを素股に挟ませ、掲げた足裏を顔に擦りつけ、くんくんと鼻を鳴らせ、さらには、足裏の敏感な肌を舐める。素股に挟んだ感触が気持ち良い。アーチーの腰が自然に動き始めた。

ジルは首をもたげ、股間に目をやった。脚の間から巨大な黒ペニスが突き出ていて、まるで自分の下腹部にペニスが生えたよう。それが前後に動いている。こんな目にあわされている自分が信じられなかった。

「ジル先生よお、俺のちんぽが見えるか? 今から、この黒ヘビを先生のマンコに突っ込んでやるから、安心しな。たっぷりご馳走してやる! アハハハハ!」

揃えられていた両足が割られた。その向こうから、下劣な黒人が顔を出し、凶悪な黒棒を握り、ジルの陰部の入り口にあてがった。

「そうら、たっぷり味わいな!」

その言葉と同時に、アーチーはぐっと腰を沈めた。一気に15センチの肉の塊が、ジルの狭い肉筒に詰め込まれる。

「・・・!!! んんー!!!」

挿入と同時に、アーチがジルの口を手で塞いだのは賢明だったといえる。さもなければ、彼女の叫び声が、学校中に轟いていたことだろう。ジルは、強烈な圧迫感と痛みに、白目を剥いた。

とうとう、憧れの美人教師に自分の分身を埋め込んだ! アーチーは、この喜びに内心、狂喜していた。じっくり責め抜こうとは思っていても、興奮を抑えきれない。しかも、この狭さ! きりきりと絞ってくるじゃねえか。

アーチーは、挿入した感慨に耽ることも忘れ、早速、出し入れの動きを始めた。ゆっくりではあるが、ひと突きひと突きに全身の力を込め、徐々に奥へと侵入を進めていった。そして、とうとう根元まで納め、丸々30センチを詰め込む。恥骨同士をぐりぐり擦り合わせ、すべてを挿入した感覚を味わった。

それからの20分は、アーチーにとってまさに天国だったと言えよう。つらそうに眉を寄せ、顔を歪め泣く美女を見ながら、その美肉を味わう。狭い肉筒は、まるで自分を喜ばそうとしているように、きゅっきゅっと締め付けてくる。それに、乳房も極上で、手に収めると、しっとりとした肌触りと、手のひらを突き返してくる硬い乳首が嬉しい。いたずらに握りつぶしても、すぐに元に戻る張りと弾力性。

一方のジルにとっては、何時間にも思われる時間だった。打ち込まれる度に、体からすべての空気が押し出されるような圧迫感。その打ち込みが、一定のリズムで執拗に続く。だが、何より、いま自分はレイプされているという恐怖と悔しさに、とめどなく涙が流れ続けた。挿入された後は、抵抗する力が失われていた。ただ、じっと、この嵐がやむのを待つだけ。目を閉じて、何か他のことを考えるのよ。心を閉ざして、じっと終わるのを待つの!

啜り泣きをしながらも、下唇を噛んで、ジルは耐え続けた。だが、その彼女の意思を体が裏切り始めていた。言い知れぬ、恐ろしい高まりが、徐々に体の中に湧き上がっていた。


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クリスティン、契約を取る (7) 

ジョンはクリスティンに真剣な顔を見せた。

「クリスティン? 君が僕の要求を満足させることはできるよ。良かったら、みんなで君の家に行って、もっと話しを詰めてみよう。もし、僕が満足できなくても、その時は、ボブが何とかしてくれるだろうし」

クリスティンは、思わず、一瞬、顔に笑みを浮かべた。

「私は、それでよろしいですわ。・・・あ、それはそれとして、ホテルまで私を送っていただけませんか? 車をあそこに置きっぱなしなので」

「ああ、そのことなら気にしなくて良いよ。ジェフリーに、君の車を安全に家まで送り届けるように手配させるから」

クリスティンは微笑み、ジョンにありがとうと言った。ジョンはレストランのレシートを取り、支払った。その20分後、3人は、クリスティンの家にいた。今は、リビング・ルームでくつろいでいるところだった。

ジョンとトムはソファに座り、クリスティンは、2人と対面する形で椅子に座っていた。すでに9時半を過ぎているが、まだボブは来ていない。ジョンは、すでにクリスティンに、契約に関しては、金銭面が問題なのではないと説明を終えていた。

たったそれだけの情報だったが、クリスティンには、この契約に関して抱いていた疑念を裏付けるのに充分だった。レストランでの会話のことを思い出す。この2人の男性が自分に向ける視線。それにボブが、この仕事を自分に任せたという事実。すべて、あるひとつのことを示している。クリスティンは、何が重要となっているか、この契約をまとめるのには何が必要かが理解できていた。

「私、何か、見落としていたかしら? お決めくださるために、私にできること、本当に、他にございませんか?」

彼女、また、あの意味深な笑みを浮かべた、とジョンは思った。それに、いつの間にか、ブラウスのボタンがいくつか外れていて、あのうっとりするような胸の谷間が見えている。

ジョンは天井を見上げ、どう言ったらよいか、頭の中で考えを巡らせた。そして、ようやく、口を開いた。

「君にできることは、確かにあるよ、クリスティン。この契約をまとめると、君が数千ドル手に入れることができるのは、すでに僕も知っているんだ。そこでだけど、もし、この売買に関する僕の条件を満たしてくれたら、その額を倍にしてあげよう」

クリスティンは、組んでいた脚を解き、また組みなおした。その結果、ミニスカートがさらに捲りあがる。彼女は、にっこりと微笑みながら、ブラウスの次のボタンを指でいじった。

「まあ素敵。とても気前が良いんですね、ジョンさん。何でも私に言ってください。このセールスをまとめるのに必要なこと、何でもしますわ」

ジョンとトムは、ソファに座りながら、ブラウスのボタンをいじるクリスティンを見つめていた。

「それを聞いて嬉しいよ、クリスティン」

ジョンがそう言うと、それと同時に、クリスティンは、ゆっくりとブラウスの残りのボタンを外し始めた。

「我々どちらも同じことを考えているようだね。君とビジネスができて、実に楽しいと感じられるようになると確信しているよ」


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バースデイ・プレゼント 7 (1) 

「バースデイ・プレゼント」第7章 

その日の仕事の残りを終えて、僕はゲイルに施錠するように頼み、外に置いてある僕の車に向かった。車に乗り込み、キーを差し込んでイグニッションをかけたが、何の反応もない。何度か試みたが、結果は同じだった。そういえば、最近、バッテリーの警告灯が点滅していたのを思い出す。調べてもらうつもりだったのだが、すっかり忘れていた。僕は携帯電話でサービスの人に電話をかけた。彼は、担当の人を送り、車を引っ張ってくれると言った。

ちょうどその時、ゲイルが出てきた。立ち止まって、ドアに鍵をかけている。

「ゲイル、僕を乗せてくれないかなあ?」

「ええ、いつでも乗っていいわよ」 ゲイルはそう言ってウインクした。

僕は苦笑いした。

「いや、そっちの『乗る』の意味じゃないんだよ・・・僕の車が動かないんだよ」
 
「あら、まあ、それは大変。でも、いいですよ。そっちの方の意味でも、いつでも。・・・さあ乗ってください」

彼女の車で家まで送ってもらった。家の前に来たとき、僕はゲイルを誘った。

「良かったら、家に来て、コーヒーでも飲んでどう?」

僕は職場ではめったにコーヒーを飲まない。ドナは、僕が帰るのを待って、いつもコーヒーを入れていてくれる。

「ええ、ありがとう」

2人で車を降り、家に入った。書斎に入る角を曲がった時、僕たちは、ハッと息を飲んで立ち止まった。僕もゲイルも唖然として、口紅をつけた口を大きく開けたままだったと思う。

そこにはドナが立っていたのだった。昨夜、買ったばかりの女王様のコスチュームで! 手には乗馬ムチを握り、脚の付け根には、ストラップ・オンのディルドが自慢げにそそり立っていた。ドナが驚き、恥ずかしさのあまり愕然としていたのは言うまでもない。

3人とも驚いていたのだが、最初に立ち直ったのはゲイルだった。

「ごめんなさい、ドナ。私、まずい時に来てしまったかも。それとも、まさにちょうど良い時に来たのかも。私としては、ちょうど良い時に来たのだと願いたいところだけど・・・」

僕は、驚いてゲイルを見た。でもゲイルは、口を半開きにしながらも、まっすぐにドナを見つめている。ちらりと舌を出して舌なめずりするのが見えた。

「車が動かなくなってしまって・・・」

僕も、慌てたままだったが、とりあえず、ゲイルがどうしてここに来たのか説明しようとした。

次に立ち直ったのはドナだった。

「ゲイル、あなたはいつも大歓迎よ。一緒にプレーしない?」

ドナの言葉を聞いて僕はドキドキするのを感じた。そしてゲイルの返事を聞いて、さらに動悸が高まった。

「是非とも。こういうプレーをするのをずっと待っていたの」


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