「シルクの囁き、ラベンダーの香り」 第5章 その日の夜は、ウェインがジャネットの家を訪れる予定の日だった。ジャネットは、彼の訪問を、内心、ありがたく感じていた。クリスに自慰をさせた後、彼女の女性自身は一日中、ヒクヒクと疼き続けていたからである。実際、何度もトイレに駆け込み、自慰をして熱を鎮めたのだった。ジャネットは、クリスにあのようなことをさせたこと、それを思って自分自身、職場で自慰をしたことに、不思議と罪悪感を感じていなかった。彼女は、いまだに、これはただの遊びであり、自分の力で制御できると感じていた。 今夜、私の家に来たウェインは、驚くことになるはずだわ、とジャネットは思った。彼のために、特別にご馳走を用意し、キャンドルを飾ってムードを盛り上げた。それに、彼が好きな、セクシーな白いドレスも着ていた。後でウェインは、私があそこの毛をきれいに剃った姿を見るはず・・・。ジャネットは、ウェインをもう少しだけオープンな気持ちにさせたいと思っていた。そして、できることなら、口を使って愛撫する気になって欲しいとも・・・。 その夜、ジャネットはずっと下半身のところを意識し続けた。喉に骨を引っ掛けたように、つるつるに剃った陰部のことが、気になり続けた。下着のシルクの生地が、絶え間なく、彼女の性の部分を擦り続け、常に興奮しているような気持ちだった。興奮した女が発する、あの匂いすら、いつも自分の体から出ているのを感じる。 だが、悲しいことに、その日の夜は、ジャネットが期待した通りには進まなかった。確かにウェインは、無毛になったじゃネットの陰部を気に入ってくれたが、彼に口を使う気にさせることはできなかった。もう一つ、ジャネットにとって不満だったことは、ウェインがいつも、頑固にコンドームを使うことにこだわったことだった。彼としては、避妊具無しでの性行為は、結婚するまで禁じるべきだと考えているのである。だが、ジャネットは、彼の持ち物の地肌に触れられる感触、熱いクリームが中に打ち込まれる感触を味わいたいと切望していた。それを伝えても、彼は、「それは賢明なことではない」と答えるだけなのだった。 翌日、ジャネットは、満足しきっていない気持ちのまま職場に出た。
クリスティンは、自分を抑え、鎮めるのに苦労していた。彼女は、引っ込み思案の性格なのではあるが、非常に情熱的な女性でもある。今夜までは、その情熱は、もっぱら夫のジムに向けられていた。 ・・・私、この人たちと一緒にいて、どうしてこんなにワクワクしているの? でも、何とか気持ちを立て直す。 ・・・ダメダメ、しっかり仕事のことを考えていなきゃ。 アルコールがもたらす良い効果の一つは、自信が高まることである。クリスティンは、この契約を取るためなら、どんなことでもしようと心に決めた。 ・・・どんなことでもするって、私ったら! それを考え、またも脚の間が疼きだすのを感じるクリスティンだった。 クリスティンは、一呼吸置き、ジョンに率直に訊いた。 「それで、ジョンさん? この二つ目の物件について、契約のサインをいただけませんか?」 ジョンは、クリスティンが可愛い顔をして直接的に質問したことに、苦笑いした。 「クリスティン? 僕は、この家を大変気に入ってるんだが、契約について詳細のすべてに同意できるか、まだ分からないんだよ」 クリスティンはジョンの瞳を見つめて言った。 「分かりますわ・・・」 そして、少し間を置いて、付け加えた。 「お望みのこと、どんなことでもおっしゃってください」 そう言いながらクリスティンは思った。「・・・どうしたら彼は満足してくれるかしら?・・・」 そして突然、変な考えが心をよぎった。「こんなことを想像しちゃって・・・女性ホルモンが元気になりすぎてる。なんとか抑えこまなくちゃ・・・」 ジョンはクリスティンが少し瞳を輝かせたのに気づいた。いぶかしげに顔を歪め、クリスティンから目をそらして言った。 「そうだなあ、できれば、ボブと話し合いたと思うんだが・・・」 クリスティンは時計に目をやり、答えた。 「ボブは、もう少しすると私の家に来ることになっています。私の家に来て、ボブと話し合っていただけると嬉しいですわ。もし、本当に、私には、これ以上、ジョンさんを満足させるために、お役に立てることはないとお思いなら、ですが」 クリスティンは、少しほのめかす言葉を言ったことで、我が事ながら驚いていた。この男性が自分に与えている影響の大きさが信じられなかった。 ジョンは、この美しい人妻に、再び関心を寄せた。彼は、クリスティンが最後に言った言葉を聞いたとき、彼女が意味ありげな笑みを浮かべたような気がした。彼女が言っている「お役に立てる」というのは、本当に自分が望んでいるタイプのことを言ってるのだろうか? ジョンは確信が持てなかった。これまでは、クリスティンは非常にビジネスライクであったし、ついさっきまで、彼女の態度も、引っ込み思案とまでは行かなくとも、多少、控えめだったのは事実だ。本当に、彼女は自分自身の体を使って契約をまとめるつもりだなどと、本当に可能性があることなのだろうか? ジョンは、この可能性を引き出すことに決めた。
喉を突かれる苦しみに、ジルは黒棒の根元を握った。この男が、25センチの一物を丸々喉に突っ込むのではないかという恐怖感もあったからだ。根元を握り抑えたおかげで、10センチほどは入れられずに済んだ。 だが、ジルの、この苦し紛れの行為もアーチーを喜ばせていた。ペニスの根元を強く握られたおかげで、一層、亀頭の充血が進み、いやが上にも快感が増していたのである。 屈辱と恐怖に顔を歪める美人教師を見下ろしながら、繰り返し肉棒を突きたてる。しかも、嬉しいことに、舌を使って押し出そうとすることで、逆に愛撫されているようなものだし、ペニスの根元を握ることも、自分にとっては、快感を高めることにしかならない。アーチーは、10分以上も、ジルの口を犯し続け、極楽の快感を味わった。 一方、ジルは、口は提供しつつも、固く目を閉じ、この陵辱に耐えていた。 ・・・目を閉じて、何か他のことを考えるのよ。体の自由は利かないけれど、心は決して、この男には許さない!・・・ だが、この消極的な抵抗すら、アーチーは許さなかった。ジルが目を閉じている意図を感知したアーチーは、再び、彼女の髪の毛をぐいっと引っ張る。 「おい、ジル先生! ちゃんと目を開けてろ! 今から先生の喉に俺のミルクをたっぷり注いでやるから、嬉しい顔して美味しく頂くんだ!」 ジルは驚いて目を開けた。と同時に、口に突っ込まれている汚らわしい肉棒が、一層、硬さを増し、膨らむのを感じた。ヒクヒク痙攣している。 「ほら、出すぞ!」 男が声を上げた。 「ん!! んん!! んん!!!」 ジルは、激しく頭を振って黒棒を口から出そうとしたが、髪の毛を乱暴に鷲づかみされているため、逃れることができない。 舌に当たる黒ヘビの頭が充血でつるつるになるのを感じた。その瞬間、口の中に熱いものが広がった。不潔な体液が撃ち出されたのを感じる。 「んんーん!!!!」 涙がどっと溢れ、両の頬を伝い流れた。その間も、ビュッビュッと口の中に撃ち込まれている。舌を使って、精液を吐き出そうとした。だが、男はわざと口の回りを手で塞ぎ、吐き出せないようにしている。さらに鼻まで塞いだ。 「ほら、美味しいぞ! ちゃんと飲み込めよ! 飲まねえと、息ができなくなるぞ!」 息苦しくなり、仕方なく、少しずつ、飲み下していく。 「・・・おおう、そうだ、そうやって、ちゃんと飲めよ!」 幸い鼻と口を塞いだ手はどけてくれたが、口には多量に汚濁が溜まっていて、すべてを飲むことはできない。唇の脇からだらだらと流れ落ちる。粘着性が強く、途切れることがない。肉棒を突っ込まれたまま、咳き込み、咽かえった。さらに悲惨なことに、咳と同時に、鼻腔に精液が逆流し、一層、呼吸が困難になる。ジルは顔を真っ赤にさせていた。 ジルの状態を見て、ようやくアーチーはペニスを引き抜いた。抜き際に、数滴を絞り、ジルの顔面に振り掛ける。ジルは顔を横に向け、口の脇からとろとろと白濁を吐き出した。それでも呼吸がつらい。 アーチーは腰を浮かせて、ペニスを握り、苦しそうに精液を吐き出すジルの顔面を、肉棒を使って撫でた。顔面に振りかけたスペルマや、唇の周りに溜まっているスペルマを、亀頭をつかって顔中に塗りたくる。片手で彼女の頭を押さえ、自由に操り、ペニスで撫でまわった。まぶたをなぞり、美しい頬のラインを撫でつけ、鼻先に擦りつける。いたぶり遊ぶかのように、鼻の穴に突き立てたりもする。 ジルは強烈な嫌悪感に顔を歪めつつも、すでに抵抗する力を失っていた。顔面をなされるままにされながら、体を横向きにし、両膝を抱え、赤ん坊のように体を丸めた。力なく開けたままの口から、いまだにとろとろと白濁が流れ出ている。 「どうだ、旨かっただろ! 先生には、ちょっと味がきつすぎたか? うへへ!」 ジルには、アーチーの下品な言葉は、遠くから聞こえているような気がした。ジルは、窒息しそうになった苦しみと、激しい嫌悪感のため、気を失ってしまったのである。
ヒューストン氏は話を続けた。 「よろしい。さて、それでは、いくつか基本のルールを作ることにしましょう。その後で、お2人が考えている、一番大きな問題は何なのかをはっきりさせて、今日はお開きとしたいと思います。・・・奥さん? 奥さんは今は働いてはいないんですよね? その通りですか?」 バーバラは頷いた。 「・・・それでは、今度の月曜日はどうでしょう? 月曜の午前中に、また、ここに来ていただけませんか?」 バーバラは無言のまま頷いた。 「それに、ご主人。ご主人には水曜日の午後を開けておきます・・・何か問題がありますか?」 スティーブは肩をすくめて見せた。特に、問題がないとは言っていない。 「・・・分かりました。・・・で、木曜日のこの時間に、お2人一緒に来てください。よろしいですね?」 スティーブは軽く頭を下げ、承諾を示した。バーバラは、スティーブより少し乗り気な様子で頷いた。彼女は、スティーブがむげに拒否しなかったことに内心、喜んでいた。 「よろしい・・・後で秘書に、この面会時間のことを伝えます。秘書からお2人に確認の電話がいくと思います。よろしいですね?」 バーバラもスティーブも、同意を示す言葉を呟いた。 「オーケー・・・それでは、私のほうから、に、さん、お話をさせてください」 ヒューストン氏は落ち着いた口調で話した。 「まず第一にお伝えしたいこと、というのは、この場では私は事実しか受け入れないということです。それは当然だと分かっていただけると幸いなのですが。お2人の間で行われるすべてのコミュニケーションにおいて、完全に、100%、誠実になることが基本となるべきなのです。でないと、お二人の夫婦関係を元通りの軌道に乗せるにさせる可能性などありえません。その点は理解いただけますか?」 ヒューストン氏は、バーバラを見て、次にスティーブへ視線を移し、さらに、またバーバラからスティーブへと同じ視線の動きを繰り返し、2人を見た。 「私は、それで結構です」 スティーブは明言した。バーバラも頷き、同意した。 「よろしい! ・・・では、始めることにしましょう」 ヒューストン氏は、両手を擦り合わせた。まるで、これから3人で始める旅を楽しみにしているような仕草だった。 「さて、奥さん・・・奥さんにとって、ご主人との夫婦関係にとって最も破壊的と感じている問題をお話いただけますか? 一番大きな問題を一つ。・・・お2人がここに来ることになった、問題のことです。それは、何だとお考えですか?」 バーバラは、これを質問されるとは考えていなかった。しばらくの間、ただ、うつろにカウンセラーの顔を見ている時間がすぎた。 「・・・私は・・・彼が・・・あ、つまり、私は大きな間違いをしてしまったんです。この問題の男性と会ったということが間違い。夫は、私たちが一緒にいるところを見つけた。そして、考えられるうちで最悪のことが起きていると見なし、私とその男性を攻撃したのです」 バーバラの声は、話しが進むにつれて、力が増していた。 スティーブは、熱くなって反論しようとしたが、留まった。ヒューストン氏は手のひらを彼に向けて見せ、制止した。 「ご主人、お願いしますよ。奥さんに、奥さんの見地から、問題をはっきり説明させてあげてください。ご主人の見解は、その後、お聞きします。事態について、あなたがどう感じているか、それを奥さんに伝える時間は、好きなだけ用意しますから。よろしいですね?」 スティーブは深呼吸して気持ちを落ち着かせ、目を閉じた。唇を噛みながら、頷く。 「ありがとう・・・。みんながルールに従えば、すべてが、ずっと滑らかに進行するものです。では、バーバラさん、お話を続けてください」 「はい・・・まあ、基本的には、さっきの通りなんですが・・・」 バーバラは、頭の中で何か整理するため、また少しだけ沈黙した。
みんなの着替えとメーキャップが終わると、パティは全員をリビング・ルームのセットへ連れて行った。そこには、マークと男優が2人いた。私は、最初にリーに紹介された。彼は、割と小柄のブロンドの髪の可愛い若者だった。背の高さは、私よりちょっと高いくらいで、競演するどの女の子たちよりも背は低い。身長165センチほどなので、実際はローレルと同じくらいなのだが、ローレルはハイヒールを履いているため、彼より7センチくらい高く見える。 もう一人の男優であるマックスと並ぶと、リーは小人のように見える。マックスは187センチ以上はあり、女の子たちよりも背が高い。さらに筋肉の付き具合もリーに勝る。後で分かったことだけれども、彼はリーよりも大きなペニスをしていた。 ただ、紹介された時点では、2人とも服を着ていたため、私には、2人の持ち物のことは分からなかった。リーはフェードしたデニムのジーンズを履き、ボタン・ダウンの青いシャツを着ていた。胸のポケットのところにパッチワークがされていて、ノックス・ケーブル・カンパニーと縫いこまれていた。マックスもフェードのブルージーンズを履いていて、ボタン・ダウンの白いシャツを着ていた。 マークがシーンの説明と、各自、どのような役を演じることになるかの説明を始めると、トレーシーがやってきて私の手を取り、ディレクター・チェアが並んでいるところへ引っ張った。そこに2人で腰を降ろす。 「撮影になったら、ここに座っていること。それに、カメラが回りだしたら、物音も立てないこと」 返事をしようとしたけれど、その前にマークが「静かに!」と声をかけ、シーンの撮影が始まった。 リーがドアをノックするところからシーンが始まった。ドアのノックの音に女の子3人がいっせいにドアに駆け寄る。3人の中でマリアが主導権を握っているのが分かった。というのも、マリアがドアを開ける前に、他の2人に「お行儀よくするのよ!」と命令していたから。リーは、マリアに迎え入れられると、ケーブルTVの修理に来ましたと言った。マリアはリーをテレビのところへ案内し、その後、部屋から出て行った。 リーが修理作業を始める。他の2人の女の子、つまりローレルとサミーは、まだ部屋の中にいる。やがて、2人はいちゃつきあい、キスを始めた。そして、普通の血が流れている男なら誰でもそうであるように、リーは2人のところから目を離せなくなる。ローレルたちはリーに見られているのを知ってか知らずか、キスをしながらソファへと場所を変えた。そして、互いに相手のブラウスを脱がし、胸をあらわにし、お互いの乳首を舐めたり吸ったりを始めた。 ローレルとサミーの絡みは10分くらい続いた。そしてマリアが部屋に戻ってくる。マリアは、いきなりリーに向かって叫び声をあげた。 「この男、なんて変態なの!」 そう言ってリーの顔を平手打ちする。リーはいきなり顔を叩かれ、床に転がった。そして、彼が起き上がる前に、女の子たちが3人ともいっせいに彼に飛び掛り、彼の服を剥ぎ取り始める。リーは素っ裸にされ、手錠を嵌められた。するとマリアがローレルたちに言った。 「この男を遊戯室へ連れて行くのよ!」 ここでマークが「カット!」と叫んだ。誰もがとたんに緊張をほぐすのが見て取れた。 リーが床から助け起こされ、手錠を外される。次の地下の遊戯室のセットができるまで、おおよそ1時間ほどかかった。照明の調節が行われ、女優陣を始めとしてリーにもメーキャップが施された。 再び撮影になる前に、リーは裸のまま、あん馬に縛り付けられた。女の子たちもブラウスとスカートを脱いだ。そこまで脱いでも、3人とも、まだ、本物の女の子のようにしか見えない。3人ともペニスを後ろ向きにしまいこんでいるから。マリアは、リーの前に立ち、乗馬ムチを握った。サミーとローレルは彼の後ろに立つ。 マークの合図で、また撮影が始まった。
荒い息遣いに、大きく波打つジャネットの豊かな胸。クリスは、彼女が、ブラジャーのホックに手をかけるのを、息を止めながら見つめた。 ジャネットは、どうしようかと躊躇いつつ、クリスの瞳を覗き込んだ。それから、下唇を噛みながら、視線を落とし、今は激しく動いているクリスの右手とそれに握られている若々しいペニスを見た。頭部がぱんぱんに膨れ上がって、きらきら輝いている。 クリスは、ブラジャーのホックを押さえたまま動かないジャネットの指を息を止めて見つめていた。とうとう、その指が動き、伸縮性があるブラジャーの前が、突然、左右に開いた。ジャネットの熟れた美しい乳房が、解放され、目の前に姿を現す。 「う、ああっ、すごい、いい!!」 クリスは思わず、叫んでいた。と同時に、ペニスがヒクヒクと痙攣し、膨らんだ亀頭から、白い糸状の体液が撃ち出された。長く重々しい白紐は、ジャネットをめがけて宙を飛び、デスクを飛び越え、ジャネットのあらわになった乳房に直に当たった。 「ああっ・・・!!」 今度はジャネットが溜息を漏らした。クリスの体液を直接、胸に撃ち出され、その力強さと熱さに驚いていた。と同時に、彼女は、まったく触れていないのにもかかわらず、突然、膣肉がキュッキュッと痙攣するのを感じた。切なくなって、両脚をもぞもそと擦り合わせてしまう。興奮が押し寄せてくるのを払いのけようと思いつつも、彼女自身、クライマックスに達してしまうのを抑えきれない。 目はクリスのペニスに釘付けのままだった。若々しいペニスは、1発目を撃ち出した後も、何度も脈動を繰り返し、次々と白い糸を放出している。デスクに広げた新聞紙には、幾筋も白い線が描かれていた。目の前の男性器が脈動するリズムに合わせて、彼女自身の陰唇もヒクヒクと脈動するのを感じる。 そして、とうとう、放出が終った。クリスは、デスクに両手をついて、がっくりと前のめりになった。射精の疲労から、ハアハアと呼吸をしながら両目を閉じている。 ジャネットも、はあっと大きく息を吐き、椅子に深く座った。胸元に視線を落とす。白いクリームが胸を伝って流れ落ちていくのが見えた。その時、ジャネット自身、自分が行うことに驚いた行為だったが、指で、そのぬるぬるした液を胸に塗り始めたのだった。まぶしこむように乳房全体に、そして特に固くなっている乳首に塗りこむ。そして、塗りこんだ後、ブラジャーのホックを掴み、留めた。さらにブラウスのボタンも留めていく。前を隠した後、ジャネットは顔をあげ、クリスを見た。 「さあ、仕事に戻りましょう」 優しい声だった。 つづく
恐怖におののきながら、ジルは再び手を伸ばした。白く細い指で巨大な黒ペニスの胴体を握る。あまりに太く、握りきれない。 「しごいてもらおうか!」 ジルは、仕方なく言われたとおり、握った手をゆっくり動かし始めた。目の前に頭を向けている黒い肉棒。その向こうに、卑劣な男の顔が見える。ジルは嫌悪感に顔を歪ませつつも、もう一方の手も出し、両手でしごき始めた。この方法であれ、男を満足させたなら、強姦されずに済むかもしれない。 右手で根元近くを握り、その上の部分を左手で握る。それでも、その凶悪な一つ目の黒ヘビは、まだ10センチ近く握りきれずに残っている。 その先端は、ぷっくりと膨れ、早くもプレカムを吐き出していた。それが涎れとなって、ジルの細く白い指に垂れる。ぬるりとした液が指にかかり、握っている肉棒がぬらぬらと滑るのを感じ、ジルは顔をしかめた。男の下腹部から、不潔そうな匂いも漂ってくる。 だが、アーチーにとっては、ジルのような美人が不快感に顔をしかめることの方が、むしろ嬉しいことなのだ。 「へへ、さすがジル先生ほどの美人だと、苦しそうな顔も、そそられるな」 「ひどい・・・」 苦しげに眉を捩じらせ、肉棒をしごく美人教師を見下ろしながら、アーチーは笑みを浮かべるのだった。 手コキをさせて楽しむアーチーだったが、数分もさせてると射精の欲求が沸いてきて、堪えるのに精一杯になってきた。このまま出してしまうのはもったいない。もっと貶め、屈辱を味わわせて、楽しむのだ。 「・・・ようし、今度は口を使って、やれ!」 「・・・!」 ジルはショックに目を広げた。 「い、イヤ! そんなことしたことがないわ! 夫にも!」 アーチーはジルの髪の毛に指を絡めて、鷲づかみにした。首を上げさせ、自分の凶器に近づける。 「しゃぶれって言ってるんだ! いつも生徒にモノを教えてるんだろ? 先生も新しいことを学ばねばダメだろ。俺が教えてやるからよ」 アーチーはにやりと笑った。 ジルは、激しく頭を振り、拒否し続けた。だが、アーチの手に力が入り、頭が固定されてしまう。巨大な黒い肉棒が徐々に近づき、とうとう、その先端がジルの唇に触れた。ピンク色の唇に、亀頭が触れ、ぬるぬるとプレカムを擦り付ける。 ジルは、この不潔な黒い性器が自分の口に入れられると想像しただけで、うっと吐き気を感じた。男の下腹部からの動物的な匂いもますます強烈になってくる。固く目を閉じ、口を閉ざして、あくまで抵抗し続けた。 だが、いかにジルが無視しようとしても、アーチーは、それを許さなかった。鷲づかみにしている髪の毛をぐいっと引っ張り、目を開けさせる。薄目を開けたジルの目を、男はにらみつけた。 「口を開けろって言ってるんだよ、先生!」 アーチーは、かすれた声でそう言い、またも、強く髪の毛を引っ張った。ジルは、痛みから、反射的に口を開き、叫び声を上げようとした。だが、アーチーにとっては、それで充分だった。声を出すために開いた口に、すかさず、肉棒を突っ込み、一気に10センチほどを突き入れたのだった。 ジルは、それを吐き出そうと必死に頭を振り、咳き込みながらも舌で押し返したが、そんなことはまったく役立たなかった。抵抗すればするほど、逆に黒棒を口に取り込むことになり、舌を使えば使うほど、相手を喜ばすことになっていた。 その黒棒がゆっくりと前後に動き始め、出入りの動きになっていた。次第に深度が増してきて、ジルの喉奥を突き始める。 「うう・・・、うう・・・」 喉奥を突かれる不快感と、激しい屈辱感に、ジルは涙を流していた。泣き声すら、口を塞がれ、くぐもって出ない。このまま死んでしまいたい。
家の設備などを説明して歩くクリスティン。ジョンとトムは、彼女の後ろについて、家の中を見て回った。だが、2人は、家のことを見ていたと同じくらい、クリスティンのことも見ていた。クリスティン自身、彼らが自分のことを盗み見していることに気付いていた。むしろ、彼女は2人に関心を寄せられて、気持ちが高ぶっていたと言える。ハンサムな男性2人が、自分の体のプロポーションのことを認めてくれている。それを感じ、彼女は気分をよくしていた。それに、彼女は脚の間が湿ってきているのも感じていた。ダメダメ、私には夫がいるの、と自分に言い聞かせたものの、脚の間の疼きは、決して消えなかった。 この物件を見回り始めてすぐに、これは、独身男性がビジネスの接待用に使う場所よりは、むしろ家族向けの場所であることが明らかになった。そこでクリスティンは、2つ目の物件に移ってはいかがかと、提案した。外に出て、クリスティンがリムジンに近づくと、ジェフリーはドアを開けて招き入れた。そのときのジェフリーの表情から、彼が、ジャケットを着ていないクリスティンのことが気に入っていることが明らかだった。クリスティンが車に乗り込むとき、ジョンはジェフリーにウインクして見せ、ジェフリーもウインクを返した。 10分後、一行は、2つ目の物件の前に立っていた。この家の方が、ジョンの望みに適っているように見えた。 「まさに、こういう家を探していたんだ」 ジョンがそう言うのを聞いて、クリスティンはワクワクする。1万2千ドルがすでに自分の手に入ったも同然と感じたし、頭の中では、それをどう使おうかを考えていた。そしてジョンは、とうとう決心を固めたようで、クリスティンにこう言った。 「どこか場所を見つけて、契約の条件について話し合おう。クリスティン、何か食べながら話し合えるような、良いレストランを知らないかな?」 そして、3人は、クリスティンのお気に入りのレストランで席についていた。美味しい料理を食べ、おしゃべりをする。会話は、大半が、この都市のこととクリスティンのことが話題だった。2人の男性にちやほやされ、クリスティンは実に楽しい時を過ごしていた。ワインを2杯ほど飲み、すでに彼女はすっかり気をほぐしていた。ジョンとトムは、彼女のこの変化に気付き、クリスティンの美しさについて語り始め、彼女をおだて始めた。クリスティンの方も、彼らにお世辞を返す。 「こんなハンサムな男性2人にご一緒できるなんて、女としてこんな嬉しいことありませんわ」 お世辞を返した後、クリスティンは、どうしてこんな大胆なことを言えたのだろうと、自分でも不思議に思った。ワインを飲みすぎたのが答えね、とは思ったが、彼女はあまり気にしない様子だった。このひと時を楽しんでるし、この2人の男性も嫌いじゃない。むしろ素敵な人たちだ。どうしても目が2人の男たちの体つきを確かめ始めるのに気がつく。それに、下着の股間のところが、今や、すっかり濡れていることにも気づいていた。思い出してみても、こんなことは、夫との最初の頃のデート以来、なかったことだった。
「あら、ビクトリア? あなたを汚れたままにしておくのはいけないわ。立ち上がって?」 僕が立ち上がると、ゲイルは僕の前にひざまずき、僕が彼女にしてあげたのと同じく、隅々まできれいにしてくれた。その後、僕のパンティを引き上げて、元通りに直し、ペニスを中に収めてくれた。 「これでよし、と。元の可愛い女の子になったわね。さあ、男物の服だけど、もう、服を着た方がいいわね。今日の分の仕事を片付けなくちゃ。仕事を終えて家に帰ったとき、多分、あなたはちょっとした家事をしなくちゃいけなくなるだろうから」 帰宅後に何が起きようとしているのか、僕はあまり考えたくなかった。事態は、どんどん、僕にコントロールできない状態になってきていた。僕は、とりあえず、その時点その時点でしなければならないことを受け入れ、行うだけだった。まぁ、多分、女物の衣装をもっと着せられるのだろうな・・・そう思い、僕は苦笑いをするのだった。 彼女の側から 午後はずっと、ゲイルにキスされたことが頭から離れなかった。私にはレスビアンの傾向はなかったのだが、女装した夫とのセックスを映したビデオを見て興奮したり、昨夜、ジェニーとセックスしたり、そして今日ゲイルにキスされたりと、事態が驚くほど急速に動いている感じがした。ビックと私の、小さな遊びが、3日間のうちに広がりを見せ、ジェニーとゲイルを巻き込んできている。ジェニーンとフィリスも入ってくるかもしれない。でも、こういった性的な出会いには強烈な刺激があって、私はもっともっと体験したい気持ちになっていた。私には、飽くことがない新しい嗜好が生まれてきているようだ。 シンディの店で買った衣類を取り出し、ベッドの上に広げた。ネグリジェ、股間部分が切り取られているパンティ、ガーターベルト。全部ピンク色で、これらは私のものだ。ビクトリアにはビクトリアのためのブラジャー、ストッキング、ピンクのハイヒールがある。ヒールにはピンク色の皮紐がついていて、ふくらはぎに巻きつけるようになっている。それにビクトリア用に買った2つのブロンドのかつらも出した。どちらも美しい。 次に、女王様ルックの衣装も取り出した。皮のストラップなどが、ビスチェ、黒パンティ、メッシュのストッキングとガーター、そして膝近くまで長い黒のハイヒール・ブーツと実によくマッチしているのに感嘆した。昨夜、ジェニーがこれらのアイテムを身につけて、ビクトリアと私の裏門を貫いたときのことを思い出した。なんてエロティックだったことか。 さらに両頭式のストラップ・オン( 参考)のディルドを取り出し、まじまじと見て調べた。実によくできていて、一方の先端は女性の性器に上手く納まりつつも、もう一方の頭は、男性のペニスとして、隆々とそびえ立つようになっている。そのディルドが入れられていた袋からコンドームが一箱、落ちて出た。ジェニーがディルドの茎にコンドームを着けていたのを思い出した。多分、ディルドの汚れを防ぐために着けるのだろう。最後に、ショッピング・バッグから、鞭を出した。想像しただけなのに、その鞭を見ただけでお尻が疼きだす気がした。 このような、普通ではない器具や衣装を調べているうちに、私は、それらを試しに身につけて、どんな格好に見えるか見てみたくなった。服を脱いで、全裸になり、衣類を着始めた。まずはガーターベルトを装着し、次にストッキングに脚を入れる。太腿のところでストッキングをガーターに吊るした。その後は、シースルーのパンティを履き、位置を整えた。それから椅子に座って、ハイヒールのブーツを履き、ジッパーを上げて、ぴったりと足を包む。立ち上がってみると、ブーツが、いつも履き慣れているものより高いのを感じた。ふくらはぎからお尻にかけて、きゅっと持ち上げられている感じがする。 鏡の前に行って、自分の姿をチェックしてみた。とてもゴージャスに見える。振り返って、皮のビスチェを取り上げ、それで身を包み、再び鏡に向かった。自分の姿を見て、思わず、にんまりとしてしまった。また、振り返り、ベッドに戻って、鞭を手にし、もう一度、鏡を見た。自分の手のひらを鞭でピシャリと叩いてみせる。我ながら、とても支配的な女王になったように感じた。ゆっくりと鏡の前で回り、自分の姿を確かめた。ワーオ! なかなかいい。 ベッドに戻り、ディルドと装着具を取った。装着具にディルドを取り付け、女性用の方に私自身のバギナからの愛液を少しつけて、滑らかにした。そして私のバギナに挿入し、ぐらつかないように体にしっかり装着した。本物のペニスに比べて、人工的な固さがあるのは確かだが、バギナに収まった感覚は気持ちいいのも事実だった。リモコンを手にし、スイッチを入れてみた。バイブレータが動き始めると、膝から力が抜けそうになり、あやうくへなへなと座り込んでしまいそうになった。慌てて、スイッチを切る。ほんと、これを使ったら、誰でも、長くは持続できないだろうと思う。それに、ディルドの両方の端にバイブが内蔵されていることにも気がついた。道理で、昨夜、ジェニーがこれをビクトリアに使ったとき、彼女の方も感じていたのだろう。ジェニーは、このディルドで刺激を受けていたと同時に、私の舌によっても刺激を受けていたのだ。そのことを思い、ジェニーが私にさせたことも思い出し、恥ずかしさに、赤面するのを感じた。だが、同時に、あの時は、彼女の言うことに従うのが至極、当然のことのようにも思えたのだ。ものすごく興奮していたので、同性の人であるにも関わらず、まして、その人のアヌスを舌でほぐしてあげることに何の抵抗もなかったし、さらにビクトリアが同じように私に奉仕してくれていたのだから、なおさらだった。そんなことを考えていたら、またバイブレータにスイッチを入れたい気持ちになった。 ちょうどその時、裏のドアが開く音が聞えた。時計を見て、ビクトリアが帰ってくる時刻を過ぎていたことに気がつく。 まあいいわ、ビクトリアと楽しんでも良いのだし、とそんなことを考え、微笑みながら、恐らくビクトリアがいると思われる書斎に向かった。腰のところに、激しく勃起した偽ペニスをつけたまま。リモコンをストッキングの付け根、お尻の近くに挟み、鞭を手に、その部屋に向かった。 つづく
気持ちを落ち着けてスティーブは話を続けた。 「・・・そして、彼女がその男と会ったのは、その時が最初ではなかったのです。彼女が言う事実関係が、彼女にとって都合が良い場合、この女性は嘘をついていると考えなければいけません。僕が彼女を家から追い出した理由について、彼女は両親にいくつも嘘を並べ立てました。僕が、彼女の両親に、バーバラがその『知り合いの男性』とやらに尻を揉ませている写真を見せ、公園で一緒にいるビデオを見せた後で、ようやく、真実の一部が出てきたのですよ」 「奥さん? いまご主人がおっしゃったことは、あなたとその男性の接触や、あなたとご両親の関係について、正確な説明だとお思いですか?」 「彼女の祖母もいました」 スティーブが口を挟んだ。 「・・・あなたのおばあさんとの関係も含めて。どうですか?」 バーバラは落ち着かない様子で椅子に座ったままだった。長時間、沈黙が続いた。彼女はカウンセラーと目を会わそうとしなかった。 「・・・ええ・・・かなり正しいとは思います」 呟くような声でバーバラは答えた。 「なるほど・・・」 ヒューストン氏は、平坦な声の調子で答え、視線をスティーブとバーバラの両方に均等に分けて、両者を交互に見つめた。 突然、彼は体を起こし、デスクの上に両肘をついた。 「ご主人・・・そして奥さん・・・。私は、つねづね、意見の食い違いを見せているお2人を仲介する上での、私の役割は何かと言うと、お2人が、それぞれ、心の中にあることを自由に話せる中立的な場所を提供することだと思っているのです。一方的に片方の人の側に立つ人がいないような中立的な場所です。私はと言うと、お二人のことを知らない。あなた方の家に食事に招かれることもないでしょう・・・日曜日の午後に電話をかけて、おしゃべりをする、なんてこともありません。お2人が私の前で何を話しても、その内容があなたのご家族、友人、仕事の仲間に伝わることなどありません。・・・それに、まあ、あなた方が犯罪とかそういうことを示唆する話しをする場合は除きますが、警察に伝わるなどもありえません」 ヒューストン氏は、そこまで話した後、しばらく2人を見つめ続けた。 「・・・お2人には、毎週1回、個別に私と面会し、各週の終わりにご夫婦揃ってもう一度、私と面会してくださるよう、お勧めします。いかがでしょうか? これはお認めいただけませんか?」 スティーブは、「ご夫婦」という言葉に抗議しようと口を開きかけた。だが、その瞬間、文句を言うのはやめようと思い直した。結局、ただの言葉に過ぎないのだから、何の意味もない。スティーブは、何も言わずに、ただ頷いて承諾した。バーバラも、そのすぐ後に承諾した。 「良かった、良かった・・・それでは、来週、最初の面会に来ていただく訳ですが、その前にお2人には、この質問用紙に記入してきて欲しいのです。そうしてくださると、私も助かる」 ヒューストン氏は、デスクの下の引き出しから茶封筒を取り出し、2人に渡した。
先に、水の中で射精していなかったら、このもてなしに、僕は12秒くらいしか持たなかっただろう。それでも、1分足らずでクライマックスになってしまうと思った。アネットの唇がペニスに触れる感触といい、彼女が立ててるチュパッ、チュパッという音といい、僕は急速に高められていた。例の、射精間近の時の睾丸がキリキリ疼く感覚が出てきてたし、ペニスの方も同じ感覚になっていて、オルガスムが間近に迫っていることを訴えていた。 フェラチオなんて、それまでしてもらった経験がなかったのは前にも言ったとおり。いや、そもそも、手コキすらしてもらったことがないのだ。だから、僕は、これにもエチケットというものがあるなんて知らなかった。だから、射精間近になったときも、僕は何も言わなかった。許可を求めたりとかしなかったわけ。何も話さなかった。ただ、うーんとか、あーんとか唸っていただけ。それで、いっちゃったのだ。いきなり。アネットの口の中に直撃で。 ドーン! 出た! ドドーン! また出た! ドドドーン! 3発目! 僕が3発目を盛大に発射した頃になってようやく、アネットは何が起きたか分かったらしい。彼女は僕から逃れようとした。でも、僕は腕を彼女の上に乗せてたし、おっぱいを握ったままでいたので、アネットは簡単には逃れられなかった。4発目が出て、彼女の顔面を直撃した。アネットは、僕の熱いスペルマを受けて、喉を詰まらせ、ゲホゲホと咳き込んでいた。僕は彼女の不意をついてしまったらしい。 アネットは身をよじりながら、体を起こした。まだゲホゲホいって、口の中からドロドロしたものを吐き出そうとしている。でも、あまりうまく行っていないようだった。彼女はドアの取っ手に手を掛け、車から外に出た。苦しそうにスペルマを吐き出しながら、車の周りを回った。行ったり来たりを繰り返していたが、露出したままのおっぱいが揺れているところに目が吸い寄せられる。早くも、また勃起が始まるのを感じた。 数分、そんな調子が続いた後、ようやくアネットは車のそばに戻ってきた。助手席の窓の外に立っている。僕は、助手席のドアに手を伸ばし、クランクを回して、窓を開けた。謝ろうとしたのだが、彼女は、交通整理をしている警官のように手を出して、制止した。「何も言わないで!」と言っているよう。僕は口をつぐんだ。 「何、これ、気持ち悪い! いきなり出すなんて、知らなかったわよ、うげえ!」 「ああ・・・んーっと・・・ごめん。女の子が、あれが嫌いだって知らなかったんだ。つまり、あの、何を考えていたか分からないんだけど・・・」 とっさに、僕は素晴らしい考えを思いついた。 「・・・約束するよ! もう2度と、君の口の中には出さないから。ね?」 その時は、素晴らしい考えだと思ったし、こんな独創的な考えはないと思っていた。 アネットの方も、態度を和らげてくれた。多分、少しは僕を許してくれたのだと思う。 「まあ、私もあなたのこと嘘つきだって言ったわけだから、こんな目にあっても仕方ないのかもね。でも、もう、2度としないでよ! いい? うげえ! 約束よ! 私も悪かったわ。あなたも済まないと思っている。おあいこね! いい?」 「ああ、もちろん」 仲直りに、僕たちはキスをした。軽く唇を合わせるキス。それから服を元に戻して、車に乗り込み、アネットの家の農場に戻った。両親には、2人でドライブをして、景色を見てきたとだけ言った。 次の日、アネットと僕は、親たちに、果樹園に行ってリンゴを取ってくると言った。親たちは信じてくれた。信じられるかい? ほんと、大人ってのはバカだから。 で、バカなのはアネットも同じ。僕は、1日も経っていないのに、約束を破ったのだから。 ***** MIKE HUNTのストーリーは全部、実話だ。あ、いや、大半が実話。時々、エンディングの部分に手を加えたりとかはするけど。このストーリーも実話だけど、最後の一行だけは違う。アネットは、あれから2度と僕のペニスに口をつけてはくれなかった。多分、彼女もフェラは初めてだったのだと思う。もし、読者の中でノースダコタに住んでる人がいたら、すまん、ごめん、謝るよ。彼女のフェラ初体験を頂いちゃったわけだから。 おわり
「さて、そろそろ2階に上がるとするか。ウインプ君! 君の奥さんの体を楽しみたくなったからな。君たち夫婦のベッドで、してやろう。君の目の前でな!」 3人で寝室に行った。部屋に入るとすぐにベンとジェニーは服を脱ぎ始め、たちまち全裸になっていた。2人は僕も服を脱ぐよう言った。ベンは、僕の小さなペニスを見て大笑いした。そして、彼はベッドにどっかりと腰を降ろし、堂々と脚を広げて座った。ジェニーは、何も言われていないのに、床の上、彼の足の間に正座した。 愛する妻が、愛しそうにベンの巨大なペニスを舐めしゃぶり始めた。僕は、じっと耐えながら、その妻の姿を見ているほかなかった。ジェニーの唇が最大にまで広がっていた。 ジェニーは僕に一度もこれをしてくれたことがない。そのことが一層、僕の嫉妬心を高めた。ベンは勃起すると、今度はジェニーの体をベッドへ抱き上げ、仰向けに寝かせた。そして彼女のあそこをむさぼり始めた。ジェニーは、股間を食べられながら、嬉し泣きをし、よがり声をあげて快感を伝えていた。すぐにジェニーのその部分もしっとり濡れたのだろう、ベンは体を起こし、彼女の脚の間に位置取った。 「アハハ! いいか、ウインプ君! これから、君に見せてやろう。君の奥さんが私にやられまくるところをな! 君には、今後、一切できないことだ! それを思いながら、しっかり見ておくことだな!」 「その通りよ、ベン! 私、約束するわ! もう絶対、この役立たずのちんぽなんかに許さないわ。やって! ベン! 私に突っ込んで! このウインプ弱虫に、ちゃんとセックスするということがどういうことかしっかり見せてやって!」 この言葉を受けて、ベンは一気に妻の中に突き入れた。ジェニーは、聞いたことがないような大きな叫び声を上げて、これを受け止めた。近所中に轟いていたのではないかと思う。 早速、ピストン運動が始まった。ジェニーは侮蔑の笑みを浮かべながら僕に顔を向けた。 「ちゃんと私の目を見てなさいよ! どんな顔をして抱かれているか、目に焼き付けておくことね!」 2人のセックスは延々と続いた。一突き一突きに力がこもっていて、重量感がある突きが繰り返された。ジェニーは悩ましい声を上げて、それを受け止めていた。ある時点に、ジェニーがベンに言った。 「ベン? あの人、あなたが私を抱くのを見て喜んでるわよ。あいつのちんぽがおっ立ってるから!」 2人は股間をぶつけ合いながら僕のほうへ顔を向け、大笑いした。 しかし妻が僕に関心を見せていたのもそれまでで、すぐに彼女は僕を無視した。それというのも、ベンがいよいよ本格的に動き出し、彼女を、精神的にも肉体的にも、とても耐えられるとは思えないような快感の高みに引きずり上げたからだ。ジェニーが夢のようなオルガスムに導かれているのが分かる。我を忘れて、絶え間なく泣き続け、淫らに悩ましい声を上げ、動物的な唸り声を上げる。 そしてとうとうベンがジェニーの中に精を放った。腹の底から出すような唸り声が轟き、同時にジェニーがエクスタシーを告げる叫び声が寝室を満たした。 強烈な歓喜の瞬間が終わると、ベンは仰向けになり、すぐさま妻は彼の体に寄り添った。愛し合う恋人同士のように、キスをしたり、優しく愛撫しあったりを続ける。 ようやくジェニーは体を離し、仰向けになった。するとベンが僕に言った。 「君の奥さんの股間から白いものが流れているのが見えるだろう? 毎回、それをきれいにしてやるのが、寝取られた弱い夫にできる仕事なのは知ってるな? ウインプ君! さあ、その顔をそこに寄せて、全部、舐め取るんだ」 いやいやながらジェニーの滑らかな太ももの間を這い上がっていった。ジェニーの侮蔑がこもった言葉が僕を襲った。 「そう、さっさと来なさいよ、ウインプ! ベンが出してくださった素敵なお汁を全部、吸い取りなさいよ! これからはそれくらいしかあんたにはできないんだから、ありがたく思うことね!」 ジェニーの股間をきれいにすると、ベンは僕の髪の毛を鷲づかみにし、ぐいっと顔を上げさせた。ベッドに正座させられる。ベンはベッドの上に立ち上がり、無理やりペニスを僕の口に突き入れた。 「お前の奥さんのせいで、こんなにどろどろになってしまったんだ。その後始末をするのも夫の役目じゃないのかね、ハハハ!」 「そうよ、私の愛する人の大切な持ち物なんだから、染み1つないようにきれいに舐めるのよ!」 多分、これからこのようなことを何回もさせられるのだろう。 その夜、ベンはすぐに帰らなければならず、服を着始めた。だが、彼は、家から出て行くとき、僕の将来を運命付ける言葉を残していった。 「これからは、この家を私の愛人を囲う別宅とすることにした。君にも、もっと顔を合わせることになるだろうな。ジェニーは君の妻ではない。これからは君を従える女王になるし、私は主人になることにした。君の経済的な状況については話を聞いている。ジェニーと別れるなら、全財産を諦めることだな。それが嫌なら、我々が命令することにすべて従うことだ。それがいかに不快なことであってもだ」 ジェニーが笑った。 「禁欲の人生にようこそ! 寝取られさん! アハハ! 本当に情けなくって弱々しいんだから、気持ち悪いわよ。尊敬できるところはすべて崩れちゃったわね! これからは、あんたのことおもちゃにして、せいぜい、楽しませてもらうわよ! アハハ!」 玄関先、ジェニーはベンにキスをして送り出した。僕はそれを見ながら自分の将来がどうなるか不安になるだけだった。 おわり
マークとその女の子が私たちの前にくると、マークは彼女を紹介してくれた。 「ローレル? こちらがマリアとサミー。君の共演者だ。そしてこちらはステフィー。僕の大事な友達だよ。さて、紹介も済んだことだし、パティを呼んで、最初のシーンに備えて、君たちの準備を整えてもらうことにしよう」 マークが立ち去ると、早速、女の子たちがおしゃべりを始めた。ローレルは、多少、イギリス訛りがあった。後で知ったことだけど、彼女はバハマで育ったそうで、その時に身についた訛りなのだろう。もともとはニューヨーク生まれで、バハマで育ち、16歳の時に両親とニューヨークに戻ったらしい。彼女は過去のことについてあまり話そうとしなかったので、それ以外のことは分からなかった。 数分間、おしゃべりが続いたが、話題の大半は、どんな映画に出たかとか、どこの出身かとかの話だった。やがて別の女の子が来て、準備をする時間よと声をかけた。良く分からなかったけど、特に紹介されなかったところを考えると、この女の子がパティなんだろうと思った。 みんなで着替え室に戻ると、早速パティは衣装類を各人に渡し始めた。マリアは、黒皮のコルセット、半透明の黒いストッキング、白い長袖のボタンダウンになったブラウス、そして黒皮のスカートを手渡された。マリアは、自分のバッグから、ヒール高10センチの黒皮のスティレット( 参考)・パンプスと黒のサテン生地のソング・パンティ( 参考)を出した。 他の女の子たちも同じような衣装を渡されていた。ただ、サミーのコルセットは赤い色で、スカートも同じ赤。ローレルのコルセットは白で、スカートはワイン色だった。サミーとローレルは、首の周りにつける皮製のチョーカーも渡されていた。チョーカーの色は、それぞれのコルセットの色にマッチしている。 どの女の子も、着替えを始める前に、それぞれアヌスを洗浄しなければならなかった。私にとっては、洗浄は、本当に良く知っている人とでなければできないことなのだけど、彼女たちは、全然気にしていないようで、3人一緒にトイレに入り行った。 洗浄が終わると、それぞれメイキャップを始めた。普通のお化粧とは違っていて、みんな、体のいろんな部分を化粧品で強調していた。乳首に口紅を塗ったり、ペニスや睾丸にブラシで紅をつけ、目立たせていた。脚やお尻にはおしろいをつけ、色合いを混ぜたり、テカリを減らしたりしていた。パティは、助けが必要な時はいつでも助けに回ったが、大半は、各自自分で行っていた。
クリスは自慢げだった。ペニスが独自の生命を持っているように脈動し、ヒクヒクと動いている。彼はジャネットの目が、自分のプライベートな部分に惹きつけられているのを見た。彼女の前で、ほとんど裸と言える格好で立っている。しかも彼女は僕の持ち物に興味を持っているようだ。クリスは信じられないほどの興奮が全身を駆け巡るのを感じた。 ゆっくりと手を上げ、肉茎を握った。これまで独りでいる時に何万回も行ってきたことだ。ゆっくりと手を上下に動かし始める。いつになくペニスが焼けるように熱くなっているのを感じた。何秒も経たないうちに、ペニスの先端に透明な液が粒状になって現れた。その液粒は、みるみる大きくなって、やがて、長い銀色の糸になってデスクに滴り始めた。木製のデスク面に液が落ちるのを見て、クリスが声を漏らした。 「あ・・・デスクが!」 ジャネットは何も言わずに、くるりと後ろを向き、新聞紙を手にした。それを開き、デスクの上に広げる。 ・・・ああ、本当に、僕が自慰をするのを見たがっているのか! ジャネットの行動を見て、クリスは思った。 ジャネットは、まるでクリスの心の中を読んでいたようだった。 「そ、そうね・・・私は元の夫と20年間、夫婦生活を続けていたけど、一度も見たことがなかったの・・・夫が自慰をするところをね・・・だから・・・私のためにして見せて、お願い、して見せて」 ジャネットの声はかすれていたし、瞳は淫らな光で燃えていた。 クリスは手を上下に動かし続けた。視線は、デスクを挟んで向こう側に座っている美しい女性に集中させたまま。 「そう・・・そのまま・・・」 ジャネットは荒い息づかいをしていた。両手で椅子の肘掛を固く握っている。握る手が、血を失い、白くなっている。 「ちょっと手伝ってくれると助かります」 クリスは、そうは言ったが、実際は、その必要はなかった。すでに、白濁を発射したい欲求を堪えるのに必死になっていたからである。 ジャネットはクリスの顔を見た。彼の視線がどこに来ているかを見て、彼の希望を理解した。まるで夢遊病にかかっているように、すうーっと立ち上がり、白衣を脱いだ。シルクの白いブラウス姿になる。薄地の生地を通して、中のレースのブラジャーがはっきりと見えていた。 だが、ジャネットは急に、元通り、椅子に腰を降ろしてしまった。突然、脚から力が抜け、立っていられなくなったからである。 クリスは強気になっていた。わざと改まった口調で言った。 「レドモンド先生、どうしたのですか! 僕が発射するのをご覧になりたいのなら、ご自分のも僕に見せてください!」 ジャネットは、ブラウスに手をかけ、ゆっくりと上の方のボタンを外した。その間ずっと目をクリスの勃起に向けたまま。相変わらずヒクヒクと動いている。ボタンが2つ目、3つ目と外されていき、とうとうすべて外され、ブラウスの前が開いた。自分からブラウスの前を広げ、レースのブラジャーに包まれた大きな胸をクリスの前に見せた。 「ああ・・・!」 ジャネットの豊かな胸を目にし、クリスはうめき声をあげた。いまや、できるだけクライマックスの瞬間を先延ばししようと必死に堪えていた。
今度の音楽は前とは違った・・・ゆっくりとしたリズムで、気だるい感じの曲だった。それにタマラのダンスも、前のような、激しく体を動かす、セクシーなダンスではなく、ゆっくりとした、官能的と言える動きのダンスだった。私は、釘付けになったように、ただ彼女のことを見ていた。 タマラは服を脱ぎ始めたが、じれったいほどゆっくりと脱いでいく。私を見つめながら踊っているが、その表情も、いたずらっぽい笑みではなく、体の内側で何かが燃えているような表情になっていた。そして、タマラは私の真ん前に近づいてきた。すぐ近くにいる。彼女はGストリング1枚の格好。両手で自分の体や胸を触っている。もっと言えば、自分で愛撫していると言っても良い。そしてタマラは私の膝の上にまたがり、腰を降ろした。彼女の顔が私の顔のすぐ近くに来ていた。私は、首を伸ばし、唇で彼女の唇に触れていた。 これが2ヶ月ほど前のこと。私は結婚式をキャンセルし、今はタマラと一緒に暮らしている。タマラは旅に出かけることに決めた。最終的には、どこか別の町に落ち着き、何かビジネスを立ち上げることを計画している。タマラは新しいパートナーを得た。トレーシーと言う名前で、2人は今は一緒に働いている。トレーシーはタマラより少し背が高い、こげ茶の髪をした人で、タマラと同じく素晴らしいダンスの才能を持っている。 私たちは、ホテルを転々として、一緒に暮らしている。私は、2人が練習するのを見たり、2人の雑用を行っている。私も2人にダンスを教わっているが、2人に言わせると、私が実際に演技ができるようになるまで、まだまだかかるらしい。 タマラとトレーシーは一緒に寝ている。2人とも、私にクンニをさせたり、ベルトで私のお尻にスパンキングをするのが好きだ。 ある時、立ち寄った町でのこと。その町のクラブに行って、タマラたちがダンスの仕事ができるかチェックをしていた時だった。私とトレーシーは車の中で待っていたのだが、タマラがクラブから出てきて、私に言ったのだった。 「オーナーの男がなかなか認めてくれないのよ。ちょっと私と一緒に来てくれない? 取引の交渉の助けをして欲しいの」 私はタマラの後をついて、建物の中に入った。暗い廊下を進む。私は、ようやく自分がタマラの役に立てるかもしれないと思って、気分が良かった。それにタマラがトレーシーより私の方が、このような交渉事では有能だろうと見てくれたことも嬉しかった。ただ、そのときの私は、そういう交渉にふさわしい格好はしていなかった。ショート・パンツにお腹を露出させたトップを着ていたから。でも、そのオーナーとやらをビックリさせてやろうと思っていた。タマラには私と言う有能弁護士がいて、男がはったりをかましていると見破ってやろうと。 廊下の先に暗い小さなオフィスがあった。オーナーの男は少し薄汚い印象で、雇っている女の子たちを上手く利用してやろうとしているのが容易に想像できた。男は私の目をまっすぐに見つめた。私は、真剣で自信に溢れた表情をして、見返した。するとその男はタマラに顔を向け、落ち着いた声で返事した。 「よかろう、取引成立だ」 私は混乱した。するとタマラが私に言った。 「彼におしゃぶりしてやって」 タマラの言葉の意味が飲み込めると共に、私は凍りついたように動けなくなった。でも、それも、ほんの数秒のことだったと思う。私はタマラがいうことをすべていつも行っているのだ。 おわり
クリスティンは頬が火照るのを感じた。顔が赤くなっているだろうと思う。ビジネス服を着ているにもかかわらず、この男性たちが、自分の容姿に満足しているようだと分かる。先ほどまで、「派手目の服」を着なければならないことについて感じていた居心地の悪さは、すでに消えていた。いまや、彼女は自分の体型に誇りを感じているし、男たちがそれに気づいていることに満足していた。脚の間が少し疼く感じがしたが、それを無視しようとした。 少し、気まずい沈黙があったが、クリスティンは早速、仕事に取り掛かった。 「それでは、よろしければ、ボブが提案する物件に私の車でお連れいたしますね」 だがジョンは断った。 「クリスティン、その必要はないよ。君が道を教えてくれたら、僕の運転手のジェフリーが連れてってくれるから」 クリスティンと2人の男性は、ホテルのフロントドアを出た。そこにはジェフリーが待っていた。カーブのところに長大なリムジンが止まっている。ジェフリーは巨体の黒人で、素早く車のドアを開け、クリスティンは促されて乗り込んだ。ジョンとトムは、車に乗り込む前に、互いに目配せをしウインクをしあった。2人とも、クリスティンのことにたいそう満足していたのである。 クリスティンは、最初の物件に行く途中の車内で、ジョンが、この都市でビジネスをするときに使う家屋として、この物件を求めていることを知った。どうやら、オーエンス氏はかなりの富豪で、複数の都市に同様の高価な邸宅を所有しているらしい。彼は、おもてなしなどのために使う邸宅を必要としており、家族が居住するのに適した家屋は求めていないとのことである。ジョンは独身なのである。 最初の物件に到着すると、クリスティンは早速、彼女なりに最善のセールス・トークで説明を始めた。ただ、エアコンが作動していないのに少し悩まされた。今は8月の上旬であり、非常に蒸し暑いのである。蒸すような暑さの中、10分ほど説明した後、クリスティンはジョンたちに許しを求めた。 「大変恐縮なのですが、ジャケットを脱いでもよろしいでしょうか? 申し訳ございません。暑いので・・・」 「ああ、もちろん!」 ジョンもトムも、待ってましたと言わんばかりに、即答で、答えた。クリスティンは、2人の返事の即答ぶりに、少しぎこちなく笑った。 クリスティンがジャケットのボタンを外し始めると、トムが手助けし、物件の書類ファイルを持ってあげた。ジャケットの中からクリスティンの大きく盛り上がったバストが姿を見せると、2人とも、驚きの溜息をついた。薄地のブラウスのため、中のレースのブラジャーが透けて見える。クリスティンはジャケットを脱ぐと、それを畳んで脇の下に抱えた。 「トムさん、ファイルを持っくださってありがとうございます」
「今度は、あなたが持ってる道具をちょっと使ってみて」 僕はゲイルの後ろに立って、パンティーを睾丸が出るところまで降ろした。勃起をゲイルのバラの蕾にあて、ゆっくりと押し込み始めた。彼女もお尻を突き返してくる。肉茎が彼女の温かく狭い肉道に入っていくのを感じ、快感にうめき声が漏れた。ゲイルのスカートは、捲りあがって僕の下腹部を擦っているし、僕の降ろしたパンティは睾丸を持ち上げ、絞るような効果を与えててくれる。さらにゲイルの括約筋が僕の勃起をきゅるきゅる絞り立てていた。これだけ刺激を与えられ、僕は30秒も持たなかったことを告白しなければならない。最後の一突きを送った後、すさまじい勢いで射精を始めた。どくどくと噴出し、ゲイルの直腸をスペルまで溢れさせているのが分かる。ゲイルも最大の力で突き返し、叫び声をあげて反応した。僕とほとんど同時に達したようだった。 僕は、ゲイルの腰を抱えたまま、最後の一発を撃ち込み、力尽きて彼女の背中に覆いかぶさった。裸の胸板がブラウスの生地に触れて気持ちよい。オルガスムの余韻から回復した後、ペニスをアヌスから抜いて、パンティの中にしまった。だが、ズボンを上げようとすると、ゲイルが止めた。彼女はまだデスクに覆いかぶさったまま、お尻を出していた。 「女の子をこんな汚れたままで放っておくなんてできないはずよ。あそこに顔を当てて、ちゃんときれいにして!」 僕は顔を覆っていたゲイルのパンティを外し、彼女のお尻の割れ目を見た。肛門から僕が出した精液が滴り出ているのが見える。僕はティッシュを探した。 僕がティッシュを探しているのを察してか、ゲイルが言った。 「いえ、そうじゃないでしょ? 私たち、可愛い女の子の口は何のためにあると思っているの? それを使ってきれいにしなきゃダメ!」 この時も、僕は何を求められているのか知り、当惑し、断ろうとした。 「ドナに、あなたはちゃんと仕事を片付けなかったって言って欲しいの? そんなことはイヤでしょう?」 確かに、ゲイルが、ドナに、この小さな出来事のことについて話すのは、僕としても望んでいなかった。いやいやながら、僕は、元のように床にひざまづいた。息を止めながら、流れ出ている精液を舐め始めた。なんとかすべてきれいに舐め取り、止めていた呼吸を再開する。 「そこは、まだ表面だけよ。今日の午後、ずっとパンティに染み出しっぱなしになったらイヤだわ。中まできれいにしてちょうだい」 自分で自分が行っていることが信じられなかったが、僕は口をゲイルの肛門にもどし、中から僕自身の体液を吸い取り始めた。ゲイルは、僕の奉仕を喜んでか、再び、あえぎ声を上げ始めた。数分間、そのように舐め吸いした後、ようやく彼女も、充分きれいになったと満足したようだ。体を起こし、僕の方に向き直った。ゲイルは、僕のパンティに汚れが染みているのに気づいた。
「・・・そうねぇ・・・あなたに償いをしなければならないわよねぇ・・・」 アネットは、僕の膝に手を伸ばし、勃起したペニスをじろじろ見て、それから顔を上げた。 「地下の物置に行く階段のこと、覚えている? あなたのを見せてくれたら、私のを見せてあげる、っていうの? あの時は、私たち、2、3年早かったわね」 アネットの指が、僕のを握った。僕は頭を後ろのシートに倒した。 「見てみたい?」 アネットの手が僕から離れ、Tシャツの裾を握った。そして、あっという間に彼女はバンザイをし、Tシャツは頭から脱げた。すぐに彼女の手が僕のに戻ってくる。 「こんなに近くで見たことなかったの」 アネットは身を乗り出し、覆いかぶさるようにして僕のを見た。もっと近くから見て検査しようとしているようだった。僕も手を伸ばし、垂れ下がった彼女の片方のおっぱいを触った。指で、乳首の周り、円を描くように擦った。乳輪が膨張して広がり、乳首が固くなって指を弾き返してくるのを感じた。もう一方のおっぱいにも触ろうと、彼女の背中に手を回して引き寄せた。でも、その結果、アネットをさらに僕の股間に覆いかぶらせることになった。頭が僕の太腿の近くに来て、顔がペニスから5センチも離れていないところに来ている。アネットは、自分から首を伸ばして、そこにチュッとキスをした。僕は天国に登った気分。彼女はまたチュッとしてくれた。 僕はおくての方だった。この頃の年齢になるまで、女の子の体を触ったことがほとんどなかったほど。なのに、今は、この車の中、アネットの唇が僕の勃起に触れ、チュッ、チュッとキスしてくれている。さらには咥えてもくれる。一気に飛び級で僕の教育が進んでるのかも。 アネット自身も、あまり自信がないようだった。時々、中断しては、頭を上げて、僕に訊いた。 「これ、気持ちいい?」 「私、上手くやってるのかしら?」 「これが、いい?」 毎回、僕は、「ああ」とか「うん」とかと、深遠な言葉を使って返事し、アネットの頭をさらに引き寄せた。彼女の口が仕事をしている間、僕は彼女の美しいおっぱいを撫でたり、擦ったり、揉んだりし続けた。
「私は、その人とセックスしようとしていたわけではありません。あの時は、混乱していたんです。あの日、どうしてあの人と一緒に公園に行ったのかすら分からないんです。でも、分かってて行ったとしても、決して、そのつもりでは・・・何もできる訳がありません・・・ただの、悪い間違いだったのです」 「悪い間違い?」 ヒューストン氏は繰り返した。バーバラが返事を思いつくまでの何秒か、ヒューストン氏は彼女の様子を見ていた。 「ええ・・・その・・・。えぇ、確かです。彼とセックスなんて決してしなかったでしょう」 ほとんど、憤然としているような言い方だった。ヒューストン氏は、バーバラが他にも言うことがあるのかと待っていたが、続きの言葉が出てこないのを見て、スティーブの方へ関心を移した。 「カーティスさん、ご主人の方は、このカウンセリングを受けに来たのはどんな目的で?」 スティーブは、この質問に対する答えの準備ができていた。 「2つあります・・・短期の目的と長期の目的。短期の目的は、妻を説得し、彼女の弁護士に、離婚の協議の妨害を止めるように指示してもらうということ。もう一つは、私は自分の人生を自分で切り開きたいということ。これが長期の目的です」 スティーブは、それ以上言わなかった。そしてヒューストン氏の反応を注意深く伺った。ほとんど瞬きもせず、見つめ続けた。 「奥さんと結婚したままでの人生で、この過ちをやり過ごせる可能性については、あまり希望がないとお考えのようですな」 「希望などありません」 「では、どうしてここに?」 「私が勤めている会社に仕向けられたからです」 スティーブは短く答えた。 ヒューストン氏は頷いた。 「なるほど、ご主人自身はカウンセリングには反対だったと・・・まあ、ご主人がここに来るとき、不機嫌のあまり、野卑な言葉を当たり構わず撒き散らす、などといった場合がなければ、まあ、私どもが対処いたしますがね」 「そういうことがないとは、約束できませんが」 スティーブは冷静な声で言った。 スティーブはカウンセラーと視線を合わせたままだった。その視線によって、自分はいかなる協力も行わないと伝えていた。ヒューストン氏は表情は変えなかったが、瞳には、この話し合いを始めたときに比べて、悲しそうな影が浮かんでいるように見えた。 「奥さんは、悪い間違いをしたとおっしゃっていますが、ご主人には、その間違いとは、どういうことだとお思いですか?」 「いや。私は、その見方に組するつもりはない。あれは間違いなんかではありませんよ!」 スティーブは語気を荒げた。 「間違いと言うのは、電話をするときに、番号の順序を入れ違えてしまったとか、そういうことです。そういう事が起きたのではないのですよ。妻は、自覚して、あの男の車に乗ったのです。妻は、自覚して、あの朝着ていったブラジャーを外し、自覚して、下着を脱ぎ、自覚して、あの男とセックスをしようとしていたのです」 スティーブは熱くなっていた。自分を抑えるようにして、椅子に深々と座った。
アーチーは、唾液を塗りこめるように舌を這わせながら、じわじわと胸から首筋、そして耳元へと這い上がった。そして、囁いた。 「ジル先生よ、これから楽しませてもらうぜ・・・」 この男に犯される! ジルは恐怖に満たされ、さらに激しく暴れた。 「こら! おとなしくするんだよ! 暴れたり、声を上げたら、容赦なく殴りつけるからな。その綺麗な顔がめちゃくちゃになっちまうぞ!」 ジルの体から力が抜けた。この腕力で殴られたら、どんなことになるか分からない。アーチーは、ジルがおとなしくなったのを感じ、口から手をどけた。 「・・・や、やめてください・・・お願いだから・・・ひどいことをしないで!」 そんな嘆願を聞いて止めるようなアーチーではない。覆いかぶさっていた体を起こし、ジルの手首も解放した。依然として彼女の体にまたがって、座ったまま、じりじりとせり上がり、脇の下を両膝で挟む形になった。豊かな2つの胸が、奇妙に歪んでアーチーの股の間から隆起している。 「さて、チャックを降ろしてもらおうか」 ジルは激しく頭を振って、拒否した。 「チャックを降ろせって言ってるんだよ!」 アーチーは殴りつける格好をした。 殴られる恐怖に、ジルは小さく悲鳴をあげ、体を震わせた。仕方なく、頷いて見せ、従う意思を伝える。 「チャックを降ろして、中から、俺のマラを出すんだ」 恐怖に震えながら、ジルはジーンズのチャックに手を掛けた。ジリジリと音を立てながら、ゆっくりと降ろしていく。 アーチーは下着を履いていなかった。チャックが降ろされ、拘束が解かれたのを受け、中から長大な黒ヘビが飛び出した。その重たい胴身がジルの頬をビタリと叩いた。 ジルは悲鳴すら上げられなかった。こんな大きなものを見たことがなかった。しかも黒いものを見たのも初めてであるのは言うまでもない。 「優しく触ってもらおうか」 ジルは、嫌悪感と恐怖に、再び頭を振った。 「こんなことさせないで! お願い! 私には夫も子供もいるの。夫以外の人のものに触るなんて、できない」 「やるんだよ!」 低い、ドスの効いた声だった。ジルは、拒否した場合の結果を想像し、顔を歪めながら、仕方なく右手を伸ばした。透明感がある白肌の、細い手が小刻みに震えている。少し触れたとたん、黒棒がピクンと反応し、何かトロリとしたものを吐き出した。ジルは、その気持ちの悪さに、反射的に手をひっこめた。 「やれって言ってるだろ!」 再び唸り声が轟いた。
その上司が家に着いた。ジェニーによると、その人は48歳で、ベンという名前らしい。ジェニーは僕に出迎えさせた。玄関を開けると、いきなり山のような巨体の男が立っていた。何も言わず、僕を押しのけ、リビングへ向かい、中に入った。遅れて、僕も入ると、ジェニーは、すでにその男と抱き合っていて、ねっとりとしたキスをしていた。 「それで? 変態弱虫ウインプというのは君かね? 私に、自分の妻を抱いて欲しいと言ってるそうじゃないか? 本当かね?」 言葉は乱暴ではなかったが、言い知れぬ迫力があった。 「・・・はい・・・」 僕はおどおどと答えた。自分がいかにウインプであるか、自ら示してしまう。従順に振舞う僕を、ジェニーはくすくす笑った。 「そうか、よかろう。じゃあ、我々は、ここでくつろいでいるから、君は飲み物を用意してもらおうか。後は、私の言うとおりにしているように」 お酒を用意して戻ると、ベンはソファに座っていた。彼の膝にジェニーがまたがっている。2人はキスや愛撫を続けていた。ベンは一旦、キスを解き、グラスを取り、一口、あおった。 「そこのウインプ君、我々の前に正座したまえ!」 僕はすぐに命令に従った。ジェニーがまた笑った。 「もう君も知っているだろうが、私は君の奥さんの体を楽しんできている。それで、これからは、奥さんを私専用の女にしたいと思っているのだ。平たく言えば、君は、今後、ジェニーにおまんこをしてもらえないということだな。君は持ち物が情けないほど小さいそうじゃないか? そして、その弱い性格。君が負け組みになるもの当然だ。分かったかな?」 「でも、ジェニーは僕の妻なんだ!」 「分かったかな?!」 ベンは、一層迫力を込めて、同じ言葉を言った。 「・・・はい、分かりました・・・」 みじめだった。 「よろしい! ハハハ! 君は本当に、役立たずのゴミのような弱虫なんだなあ。君は何者なのかね?」 「役立たずのゴミのような弱虫です」 この時は、ジェニーは前より長々と、大きな声で笑い続けた。 飲み物を飲み終わると、ベンは、2階に上がると宣言した。
テーブルには、さまざまな化粧品がたくさん並んでいたけど、マリアは自分用の化粧品を持ってきてた。自分のお気に入りのがないと困るから、いつも自分でそろえてくるの、と彼女は言った。化粧用具が入ったバッグをテーブルの一つに置くと、マリアは私の手を引いて、また、入り口の方へ連れて行った。 セットのリビング・ルームに着くと、女の子が一人駆け寄ってきて、マリアに向けて両腕を広げ、抱きついた。マリアとその女の子は、いきなりディープキスを始め、しばらく抱き合っていた。 その女の子は、とても女性的で、とても魅力的な人だった。背の高さはマリアと同じくらい。マリアは170センチはあるが、それよりは3センチほど小さいかもしれない。胸は、マリアの92センチDカップと同じように、大きいし、脚もマリアと同じようにほっそりしている。彼女の人物紹介を読んだら、本当のことが分かると思うけど、顔だけを見たら、彼女が男の子だとは分からないと思う。 2人が体を離すと、その女の子が言った。 「ああ、マリア! マークにあなたがこの映画に出ると聞いた時、私がどんなに喜んだか分かる? 本当に会いたかったわ!」 2人はまたキスをした。 「私も会いたかったわ。あ、あなたにステファニーを紹介するわね。ステフィ? こちらはサミー・ウェイト。私の親友で、大のパーティ好き。サミー? こちらはステファニー」 " 私はサミーと握手をした。サミーがマリアに訊いた。 「彼女も映画に出るの? 共演するもう一人のTガールは、ローレルという名前だと思ったけど?」 「アハハ・・・いいえ、ステフィーは映画に出ないわ。彼女は、ポルノ映画が作られるところを見に来ただけ」 「ええー、もったいない。彼女、とってもキュートなのに! ・・・ところで、彼女、私たちと同じ? 言ってる意味分かると思うけど・・・」 「うふふ・・・ええ、そう。私たちと同じ。まだ、始めたばかりだけど」 サミーは片腕を私の肩に回して、引き寄せた。 「あなたも、マリアや私のように、ポルノ・スターになろうと考えてるの?」 「考えたことありません」 恥ずかしがりながら言った。 「すごく可愛いわよ。マークは、絶対、あなたを映画に出させたがってると思うわ。お金はかなり良いわよ。これなら、セックスをして、お金をもらっても合法的だし」 返事をしようとしたら、マークがやってきた。別の女の子を連れている。この子もすごく魅力的だった。長く美しいブロンドの髪に、ぷッくりとした赤い唇。胸もマリアと同じく大きくて、ぴっちりとしたTシャツの中、はちきれそうになっている。この人が、もう一人のTガールのローレルなのだろうと思ったけれど、彼女が本当の女の子なのか、Tガールなのか、本当に見分けがつかなかった。
ジャネットは、クリスの話を聞きながら、興奮が高まってくるのを感じていた。 「それで・・・クリス? あなたは、今も、夜になると、私のことを思いながら自慰を続けているの?」 「え?・・・困ります、そういう質問は・・・」 「で、どうなの?」 「ええ・・・続けています」 ジャネットは、心臓が高鳴るのを感じた。その鼓動の速さに、過呼吸になるのではと恐れた。荒い呼吸にかすれた声で言った。 「見せて」 「え?」 クリスは、何か聞き違えたと思った。 「自慰をして見せて。見たいから」 努めて落ち着いた声になるようにしてじゃネットは言った。 「できません・・・そんなことをここでは・・・」 クリスは、依然としてジャネットが本気で言っているとは思えなかった。 「いえ、できるわ」 ジャネットはデスクの上を片付け始めた。デスクをきれいにすると、椅子に深々と座った。クリスが動こうとしないと、ジャネットは彼を睨みつけて言った。 「臆病ね! やってみなさいよ!」 クリスの心臓も高鳴っていた。 わかったよ! はったりに決まってる! そう思いながら、クリスはゆっくり立ち上がった。そろそろ、止めるはずだと思いながら、ベルトのバックルを外し始める。ジャネットが「そこまで」と言うのを待ちながら、ジーンズのボタンを外した。ジャネットは何も言わない。クリスは振り返って、オフィスのドアを見た。 「鍵がかかってるわ」 ジャネットは、質問を察し、答えた。 ええ!? 本気なのか! 両手を震わせながら、ゆっくりとジッパーを降ろした。ズボンの中、ペニスが痛いほどになってるのを感じた。中のトランクスに手を入れ、固く勃起した肉茎を握った。ジャネットが止めさせるのを待ちながら、額に汗がにじみ出てくるのを感じた。 「ズボンを降ろしなさい」 ジャネットは、平然とした調子で言った。だが、声は普段より上ずっていた。彼女の腰は、椅子の上、かすかに前後に動き始めていた。注意して見れば、気づく程度の動きだったが。ぷっくりした唇が興奮のため震えていた。このようなことは止めなければとは分かっていたが、興奮が理性をはるかに上回っていた。 分かったよ! これでどうだ! クリスは心の中で叫びながら、ジーンズと下着を一緒に降ろし始めた。降りていく下着の中から、突然、彼の勃起が飛び出した。 「まあ!」 ジャネットは、クリスの勃起を見て、思わず、声を漏らした。ヒクヒクと脈動している。何より、その大きさにジャネットは驚いた。長く、太い。大きな薄紫色の頭部。男性の性器をたくさん見てきたわけではないが、これまで見知っているものよりも大きいのは確かだった。
「あら、ちょっとやり方のポイントを教えてあげてもいいわよ」 「でも、私たちのハネムーンには間に合わないわ」 彼女は少し考えている様子だった。「じゃあ、今夜はどう?」 「でも、今夜はパーティがあるんでしょう?」 「パーティの後よ。10時ごろ。私、あまり遅くまでいないの。遅くなると、いろいろ乱れてくるから」 多分、私は、この話に乗ることに決めた顔つきをしていたに違いない。私を見ながら、タマラは続けた。 「あなたの家の住所を教えて。帰る途中で、あなたのところに立ち寄るから」 結局、彼女に住所を教えた。タマラが出て行った後、私は、この出来事についてじっくり考えた。ジェフがこんなお楽しみを許すことで、自分が、寛大で現代的な女性になったような気がした。それに、彼との関係のことを考え、ちょっとワイルドなことをしようとしている。私は、自分の家に戻り、タマラが来るのを待った。結婚式を控えているのに、他のことが何も考えられなくなっていた。 ちょうど10時になる頃、タマラがやってきた。同じ服装で、同じ、手提げバッグを持っていた。ちょっとおしゃべりをしたが、タマラは、私に、ダンスをして見せてと言った。 「あなたがしたようなこと、全然できないわ」 「うーん、少し、肩をほぐさなくちゃダメよ。何か、アルコール類はない?」 冷蔵庫に、栓を開けたワインが残っていた。 2人でキッチンに行き、ワインを出した。タマラは、グラスを断り、ボトルごと私に渡した。ラッパ飲みするように言う。お酒をラッパ飲みすること自体、私にはまったく馴染みのないこと。でも、何か得るためには、気持ちをリラックスさせなければいけないように思い、やってみた。タマラもラッパ飲みして、また私にボトルを渡し、もう一口、飲むように言った。2回目のときは、少ししか躊躇しなかった。 リビングに戻るとタマラが訊いた。 「何か、特に覚えたい動きとかある?」 「どんな動きがあったか忘れちゃったわ」 「じゃあ、もう一度、踊るから、よく見て、考えてね」 タマラはラジカセを出し、カセットを入れ、再びダンスを始めた。2度目なのに、このときも私は、彼女のダンスの上手さ、セクシーさ、動きの的確さに圧倒された。こんな風にジェフにも踊ってあげたんだと思ったら、急に不安になった。でも、私は何を不安に感じてたのだろう? 「また、手錠を嵌めてくれる?」 心の中の何かが私に、そう言わせた・・・それが何かは今も分からない。 タマラの目が光ったような気がした。軽く微笑むのが見えた。彼女は音楽を止め、バッグのところに行き、手錠を取り出した。そして私のところに来て、椅子に手錠で拘束した。それから、またバッグのところに行き、別のカセットテープを出した。私の家にあるステレオを見つけ、それにテープを入れた。
時が過ぎていく。ジルは、遠くから生徒たちを注意深く監視していた。その彼女を、別の男が注意深く監視していることも知らずに。校庭の方から、児童たちがいっせいに歓声を上げるのが聞こえた。ようやく集会が終わったのだろう。チャイムの音が鳴り響き、本日最後の授業が開始する時刻が来たことを告げた。 アーチーは、橋の下から顔を上げ、児童たちが全員、最後の授業のため校舎に入っていくのを確認した。それから、逆方向へ顔を向ける。若い美人教師が、同僚の教師たちに手を振っているのが見えた。先に帰ると伝えているのだろう。 再び身を潜め、しばらく待った。やがて、頭上でコツコツと橋の上を歩く音が聞こえた。アーチーは、素早く、テープ・レコーダのボタンを押した。 「だ、誰か? ・・・助けて!・・・」 テレビ番組で、子供が助けを呼ぶところを録音し、編集したテープだった。 「え? 誰かいるの? そこで待ってなさい。いま助けに行くから!」 アーチーはにやりと笑った。 橋の横、谷間へのゆるい坂に、ジルの細く美しい足が現れた。その瞬間、下から大きな黒い腕が伸びてきて、彼女の両脚もろともすくい上げた。体が後ろに倒れそうになると、別の腕が出てきて、抱きかかえ、同時に手で口を塞ぐ。ジルは、最も嫌悪する男につかまってしまった。 「んー!! んんー!! んー!!」 口が塞がれているので悲鳴にならない。 アーチーは、そのままジルの体をマットレスに降ろした。100キロ以上の巨体で、彼女の上にまたがり、のしかかる。片手で口を塞いだまま、もう一方の手で、白いブラウスを引き千切った。ボタンが飛び散り、中の白肌が出てくる。ブラジャーからこぼれそうに隆起している乳房に手を伸ばし、揉み始めた。母乳が充満しているはずもないが、驚くほど、重量感があり、柔らかい。 「んんー!! んんー!! んー!! っ!!」 ジルは、男が何をしようとしているのか、恐怖に目を見開いたままだった。 アーチーは、ブラジャーをずり上げた。中から、ジルの成熟した乳房がぶるんと躍り出た。子供が2人いるのが嘘のように、張りがあり、乳首の色も若々しい。アーチーは、背を丸くし、顔をジルの桃乳に寄せ、かぶりついた。下品にべろべろとピンク色の乳首を舐めまわす。 「んんー!! んんー!!」 ジルの声は、言葉にはなっていないが、「やめてー!」と叫んでいるのが明らかだった。必死に体を動かし、アーチーから逃れようとした。 だが、この巨体の男が相手である以上、ジルの抵抗も無駄だった。両手をバタバタさせ、暴れたが、アーチーの大きな手で簡単に押さえられてしまった。ばんざいをするように頭上に持ち上げられる。 両手首は交差させられ、黒く大きな手で握られている。口は、相変わらず、もう一方の手で覆われている。巨体にのしかかられ、足をバタバタさせても、何の助けにもならない。腕力の点では、アーチーにかなうはずがなかった。ジルは、動くことも叫ぶこともできない。しかも、欲しくもない刺激を与えられ、ジルの乳首は固くなり始めている。
クリスティンへ あなたは、これまでも、今も、そしてこれからも、私の最愛の人です。あなたと分かち合う喜びに匹敵する喜びはありません。あなたの元を離れた、あの夜は、何にも増して悲しく、苦痛に満ちた夜でした。あの夜以来、私が受け、耐えてきた出来事よりも悲し句、苦しい。あなたのこと、あなたと私たちのことを、切望と後悔を持って考えない日は、一日もありませんでした。あなたの触れる手、暖かさ、寄り添っているという実感が失われたことを悲しまない夜も、ありませんでした。 この本に書かれている通り、色々なことが私の人生に起きました。その出来事のいくつかは、私たちがまだ一緒だった頃に起きたことです。それは、あなたの想像力、創造力、情熱、私への愛がなければ、一つも起こらなかったことでしょう。あなたが私にしてくれたことが、心の点でも体の点でも、私に良い結果をもたらしたと思っています。Tガールとして、美しく変身できたし、心も充足しています。この自己評価に、世の中のすべての人が同意してくれるわけではないとは思いますが、誰も、すべての人が認める存在になることはできません。理想の状態に近づこうと最善を尽くした結果の、今の自分。私は、それに満足すべきでしょうし、それで良いと思っています。以前は、あなたにとって最もよい存在になれたらと願ったこともありました。でも、今は、そうは思っていません。とにかく、今の自分に至るのに助力してくれたことに感謝しています。 あなたを愛さなくなったことは一度もありません。ですが、あなたを信じなくなったことはあります。恐らく、私は間違ったことをしたのでしょう。あなたは、気ままに行う不実の行為について、私にいつも正直に話していました。他の人なら、おそらく、隠そうとすることなのに。私は、その点を含めて、あなたを受け入れました。でも、そのときの私は、他の多くの人と同じく、愚かにも、そのうちあなたを「変える」ことができると思っていたのです。実際は、あなたが私を変えた・・・良い方向にとは思いますが。ただ、例外的に、悪い方向へ私が変わった部分もありました。それは、過剰に反応する、女性的な感情でした・・・ネガティブな意味での女性的な感情。あの夜、私は、その感情が自分の中に生まれていること発見したのです。あなたがロン・ランドールと一緒にいるところを目撃した、あの夜に。 実際は、ロン・ランドールが、フライデイーズであなたに初めて誘いをかけたときにすでに、私は初めて嫉妬の痛みを感じていました。あの夜、家に戻った後、何が起きたか覚えていますか? 私は、あなたが彼のことをすべて忘れてしまうようにと、一生懸命に努力しました。でも、もちろん、あなたは、忘れてくれませんでしたね。そして、家に戻ったとき、私はあなたが彼とセックスしているのを見てしまったのです。私たちのベッドの上で。人生で、このときほど、裏切られた気持ちになったことはありませんでした。ああ・・・どんなに復讐したいと思ったことか。事実、私も、同じことをしました。レクシと寝たし、グウェンとも寝ました。そして、そのことをあなたが知ったとき、私は小躍りして喜んだのです。 しかし、あの夜に本当に起きたことを知ったとき、私はショックで死にそうになりました。私は、いまだに、あの夜、あなたが私を交えずに彼らを家に招いたことを不愉快に思っています。それでも、あのようなことが、あなたの身に起きることを願ったりはしないでしょう。あなたばかりでなく、私たちが知ってる、他の誰の身にも。 エスコートクラブの世界に入ったわけは、そこが、私が書く女の子たちの社会構造に密接に関係しているからです。彼女たちのことを理解したいと思ったなら、まず、その世界のことを理解しなければならない。それに隠れた動機もありました。ある意味、あなたに仕返しをしていると思いながら、デート嬢の仕事をしていました。男性が相手のときが大半ですが、女性が相手のときもありました。 エスコートの仕事の大半は、きわめて機械的と言えます。たいてい、デートをしても、魅力的に感じるところは、まったくありませんでした。ただ、お金を受け取り、客が望むことをしてあげるだけ。それでも、その仕事には、何か麻薬的に惹きつける点があるのも事実です。それをするときの、客の目に浮かぶ表情が、それです。私の体や奉仕を得られるなら、喜んでお金を払いたい、それだけ私のことが欲しいのだと叫んでいる表情。もし、あのままデート嬢の仕事を続けていたら、やがて、他の女の子たちと同様に、薬物中毒になってしまうか、心の中が死んだ状態になっていたことでしょう。幸い、私は、その仕事を辞めました。そして、いま思っているように感じていることを残念には思っていません。 時々、セックスの点で、本当に素敵と言える男性に会うことがありました。私がその男性をいかせるだけでなく、私にも喜びを与え、いかしてくれる男性です。そういう男性は、私が勤めていたクラブで、自然に知り合った男性であることが普通です(あの夜、ゴーサムで私と一緒にいた男性も、そういう男性の一人です)。男性が現れ、その人が瞳にあの表情を浮かべる。ズボンの前が盛り上がっている。その盛り上がりを私が引き起こしているのだと知る。それらのことがあると、私は、その男性を喜ばせて上げなければならないと思ってしまうのです。そういう時、その後、その男性とどこかに行き、彼のズボンを脱がし、そして、初めて、その美しいペニスに触れる・・・。ああ、考えただけで、濡れてきます。こんなことを言って、多淫に聞えるのは分かりますが、でも、今は前より、私は、あなたのことを分かっているつもりです。 セリーヌとは寝たことはありません。でも、そういう欲望が生まれなかったからではありません。彼女は、私に許してくれなかったのです。その理由は、後になるまで知りませんでした。彼女については、言いたいことを言って良いと思います。でも、一旦、彼女の「あの態度」のことをやり過ごせば、セリーヌは、私が会った中で、最も洗練され、優しい人間であると分かるはずです。実際、セリーヌは、よく、私にあなたのことを話してくれました。私の目には、セリーヌを失うことは、あなたが死ぬところを見るのと同じです。ひどく悲しみましたし、それは今も変わりません。 あなたの誕生日に、ゴーサムであなたを見たとき、そして、あの特別な妄想をあなたと一緒に分かち合ったとき、私は、あなたを欠いた人生が、いかに虚しいかを悟りました。あなたの元を離れることになった、あの出来事のことは忘れることができません。それは、あなたが、あの日以来、私がしてきたことを忘れることができないのと同じでしょう。私たちにとって最善のことは、出来事を忘れることではなく、出来事が大きな意味を持つとは考えないことだと思います。あなたは私を今の私にしてくれた。あらゆる意味で。その過程で、あなたは、あなた自身と私を強くしてくれたのです。多分、小さな危険信号が現れても、簡単には崩れないほど、私たちは強くなっているでしょう。私はまだ結婚指輪をつけています。それを誇りにしています。かつて、クッキーに「これは永遠」と書かれていたのがありました。私の一番大きな間違いであり、後悔は、その言葉を真に受けなかったことです。少し時間をかけて考えたなら、その過ちすらも直せると思えるのです。 愛を込めて ダニー 私は、声を上げて泣きじゃくっていたと思った。実際は、違ったけれど。彼女は、この言葉をつむぎだすのに、どれだけ時間をかけたのだろう? でも、私は何を言ってるの? ダニーはプロのライターだし、今は作家でもあるの。しかも、すごく優れた作家。彼女は、多分、さっと一気に、これを書いたのだろう。少し時間をかける? 必要なだけ時間をかけて。私、待っているから。 涙のあまり、タイトルのページにポスト・イットが張ってあるのを見落とすところだった。走り書きしてある。 ここは5時には終ります。その後、オマリーの店に! 妄想を分かち合いたいと思わない? Dより おわり
「上司」 The Boss by WimpHub ジェニーとは、4歳の頃からの知り合いだった。僕も彼女も、家はとても裕福で、家族ぐるみでとても親しい付き合いをしていた。そのジェニーが、若く美しい女性に成長するのを、僕はずっと見てきた。 ジェニーは小柄で、茶色の髪、茶色の瞳の女の子で、つんと上を向いた小鼻と肉感ある唇が魅力的だ。体つきは、痩せている。でも、胸はとても豊かで、お尻も形が良く、脚はすらりと伸びている。僕は、ずっと、彼女のことに夢中だった。僕たちが23歳になったとき、彼女が僕と結婚してくれると言ってくれた時ほど、嬉しかった時はない。 僕と彼女の、それぞれの両親は、僕たちの夫婦生活がうまく行くようにと心から願い、結婚に際して、両家で取り決めをした。つまり、僕か彼女のどちらかが離婚を求めた場合、その求めた方は、遺産を含め全財産をもう一方へ譲らなければならないという取り決めだった。これは、僕には、願ったりかなったりだった。この取り決めがあれば、僕たちは一生、一緒にいられると思ったから。 盛大な結婚式を挙げ、新婚生活に入った。でも、結婚して3ヶ月しかしないのに、僕は、何か、しっくりきていないと感じるようになった。ハネムーンが終わると、ジェニーは、あまりセックスに乗り気でないようになったのである。確かに僕はあまり自慢できるものを持っていない。でも、2人とも、こんなに愛し合っているんだから、そんなの関係ないと思ったのである。 僕の世界が崩れ始めたのは、それから少し経ったある金曜日からだった。その晩、ジェニーは、ひどく深刻そうな顔をして仕事から帰ってきた。ちょっとお話があるから、座ってと言った。僕はなんとなく不安を感じた。 「私、この1ヶ月、職場の上司とセックスを続けてるの」 僕は全身の血液が凍りつくのを感じた。 「何だって?」 驚いた口調で叫んだが、本当のところ事態を飲み込めていなかった。 「でも、なぜ?」 「素敵な体をした黒人男性という点があるけど、それを別にしても、彼の支配的な性格にとても興奮してしているの。それにとても大きな持ち物にも。正直に言うわ。マイケル? 彼は、あなたにないものをすべて持ってるわ。彼にデスクに倒されて犯された、あの初めての時! 彼が私にもたらす快感が信じられなかった。あんな素晴らしい経験は初めてだったわ」 「これからも、そいつに抱かれ続けるつもりなのか?」 そうは訊いたが、彼女の答えは分かっていたと思う。 「もちろん! もう、あの大きな黒いモノは手放せなくなっているもの。あなたのちっちゃいモノは、役立たずよ。実はね、今夜、その上司が家に来るわ。これからどうするか、あなたに話しに。彼には、敬意を払うように注意してね。ちゃんと『さん』付けで呼ぶのよ」 「自分の妻を犯しているならず者を『さん』付けて呼べと?」 「どうするのが良いか分かってるなら、そうしなさいってことよ! ウインプ!」 ジェニーは冷淡に言い放った。
カウンセラーの名前は、ヴァーン・ヒューストンと言う。彼は神経科医でもなければ、心理学者でもない。オースティンにある正規のカウンセリング専門学校を出て、26年間、家族の問題を専門としたカウンセリングを行ってきた。しかし、彼は、この分野についての最新情報のすべてを追いかけ、それに通じている。実際、今日、彼が時間に遅れたのも、そのためだった。この都市の郊外にある生涯教育の施設で講義を受けてきたところだったのである。 「やあやあ、お2人にお目にかかれて嬉しいです。それに、今日は遅れてしまって、申し訳ない」 前置きの情報はすべて、駆け足で確認された。ヒューストン氏は、前置きは素早く片付け、客がここに来た理由に関する案件に一刻も早く着手したがっているようだった。ヒューストン氏は、伝えたいことをすべて伝え終えると、急に落ち着き、静かに自分のクライアントの様子を観察した。 「それで・・・お2人は、このカウンセリングから、どのような結果を得たいとお思いですか?・・・カーティス夫人?」 急に名指しで質問され、バーバラは不意をつかれた。 「どうして・・・えーっと・・・そうですね・・・私は、夫と和解したいと思ってるんです。・・・今後も、2人で人生を続けていけるように」 「なるほど・・・人生を続ける? お2人で人生を続けていくことに、どうして問題があるのですか?」 ヒューストン氏は思慮深く尋ねた。バーバラの顔がピンク色に染まった。目が泳ぎ、カウンセラーの後ろ、窓のカーテン・レールに視線が向いた。少し沈黙が続く。 「・・・スティーブが、シティ・ビュー公園で、私の知り合いの男性と私が一緒にいるのを見たのです・・・そして、夫は、私がその男性と・・・その・・・セックスをしてきていると思っているんです」 「どうして、ご主人はそう思ったのですか?」 バーバラはヒューストン氏から視線を避けた。オフィスの中のすべてに視線を向けても、彼には視線を向けなかった・・・それに彼女の夫にも。 「私たちが、彼の・・・つまり私の知り合いの人の・・・車に一緒に座っていたから・・・そして、その・・・よく知りません」 バーバラは言葉尻を濁した。両手が上がり、奇妙な、何か拒否するような仕草をしたが、その後、膝の上に戻った。 スティーブはヒューストン氏を静かに観察していた。視界の横、バーバラの手が上がって、何か動いた後、降りるのが見えた。その突然の動きに対して、ヒューストン氏の目がさっと動き、すぐに元に戻るのを見た。一瞬、彼が難しい顔をし、眉間に小さなしわが浮かぶのが見えた。即座に行った判断だが、このヒューストン氏という人物は、なかなか観察の鋭い人物だとスティーブは思った。おそらくこの人は、たいていの人がマンガ本を読むときと同じく容易に、人のボディー・ランゲージを読み解くことができるのだろう。 「君は、その知り合いのために、ブラを外して、パンティも脱いでいたと言うのを忘れちゃいけないよ、いいね?」 スティーブが横から口を出した。この会話に自分も何か付け加えようと思ってだった。バーバラは毒のある視線を彼に向けた。 「ご主人には、後でお話を聞きますから」 ヒューストン氏は素早く言葉を挟んだ。声の調子は平坦だった。 「どうぞ、お続けください、奥さん」
ボブは、クリスティンにリビング・ルームへと案内されながら、彼女の後ろについて歩いた。クリスティンの魅惑的な腰に目を惹きつけられる。こいつは、うまく行きそうだな、と思った。実は、ボブは、クリスティンに言っていないことがあったのである。それは、ジョンという客は、ボブに、案内人にはセクシー系の女を頼むと言っていたことである。ボブは、クリスティンが引っ込み思案で控えめな性格であるのを知っていた。だから、このことをかのじょに伝えて、怖気づかせてしまい、仕事を断られるのを望まなかったのである。 2人はソファに座り、家の間取りのことや、契約の内容について話し合った。ボブは、話しながら、どうしてもクリスティンの素晴らしい肉体に眼が行ってしまった。ジムは、まったく、運が良いヤツだぜ、と思う。 15分ほど話し合いをした。ボブは別件の契約の予定があって、行かなくてはならない。クリスティンの様子を見たところ、この仕事にやる気を持っているようだ。ボブは満足した。不機嫌だったら、どんなに美人でも、何も売れない。 「じゃ、僕は9:30頃に仕事が終わるから、その時、チェックをしに戻ることにするよ」 「ありがとう、ボブ。こんなチャンスをくれて、本当に感謝しているわ!」 クリスティンは嬉しそうに答えた。 それじゃあ、と手を振って家を出ながら、ボブは思った。 「・・・感謝しなければならないのは、俺の方だよ・・・」 ボブには、ジョン・オーエンスは、クリスティンの助けがなければ、買い手になってくれないと分かっていた。ふと、ジョンは、セクシー系の女の子を頼むと言った時、何か別のことを念頭に置いていたのかもしれないと思った。だが、ボブは、そのことは忘れることにし、契約の仕事へ向かった。 クリスティンがジョン・オーエンスの泊まっているホテルのロビーに立っているとき、彼女の後ろから、男性が2人、近づいてきた。クリスティンは、ロビーから電話で、赤い服を着て待っていると伝えておいた。そんなことは伝える必要がなかっただろう。というのも、ロビーにいる女性は彼女一人だったからである。 「やあ、クリスティン」 ジョンが声をかけた。 クリスティンは振り向き、自分に手を差し出している男性を見て、ちょっと驚き、たじろいだ。間を置いて、手を差し出し握手をする。 「あっ、こんばんは、オーエンスさんですね?」 クリスティンは、このような非常にハンサムな男性が来るとは予想していなかった。カッと体の血液が熱くなるのを感じる。オーエンス氏は30代前半のように見えた。砂色の髪と透明感がある青い瞳。背が高く、引き締まった体をしている。短パンとゴルフウェアというカジュアルな服装をしていた。 ジョンは笑った。 「オーエンスさん、なんて呼ばれると僕の父のことみたいだな。ジョンと呼んでくれ」 彼は連れの方を指差した。 「こちらは僕のビジネス・パートナーのトム・アンダーソン。僕のお目付け役でここにいるんだ」 クリスティンは、その男に目を向け、彼も同じくらい魅力的だと感じた。少し、恥ずかしそうに微笑んだ。 「どうも、初めまして」 「トムです」 トムもジョンと同じようなカジュアルな服装をしていた。クリスティンは、少しドレスアップしすぎたかもしれないと思った。それに、2人とも、他の男性がいつもするように、自分の体つきを見ていることにも気がついた。 「こんばんは、トム」 少し不自然な笑い声を出しつつ、クリスティンはトムと握手をした。
「ポルノ・クイーンの誕生」 第4章 Making of a Porn Queen Ch. 04 by Scribler 月曜日、私たちは早起きした。私は、初めてポルノの撮影現場に行くことで興奮していたし、マリアも、再び撮影の仕事ができることで興奮していた。一応、いつものメイド服には着替えたが、トレーシーとマークの2人とも着替えて仕事に出かけるのに合わせて、すぐに私も着替えをすることになるだろうと思った。マークは、マリアと一緒に、先にスタジオに入り、私は1時間ほど後れて訪問することになっていた。トレーシーも一緒に行くが、マリアや私より先に家を出ることになると言っていた。 朝食を出し、トレーシーの身支度の手伝いをした後、自分の寝室に戻った。マリアは、一日の大半、座っていることになるだろうから、居心地の良い服装になったほうが良いと言った。黒い皮のミニスカートと暗めの赤のTシャツを選んだ。このTシャツは、クロップ・トップ( 参考)なので、おへそにつけた素敵なリングを見せることができる。それに、ガーター・ベルト、ストッキング、ヒール高10センチのサンダルを身につけた。トレーシーは、私の姿を見るなり、「ポルノ・スターなのは、マリアなの? それともあなたなの?」 と驚いていた。 マリアは、デニムのショート・パンツと、Tシャツ、そしてテニス・シューズの格好だった。スタジオに入るとすぐに着替えることになるのを知ってるからだろう。トレーシーは、いつも通りの、非の打ち所のない服装で、グレーのスーツを着て、ヒール高10センチのハイヒールを履いていた。 スタジオには、2台の車に分乗して向かった。トレーシーのスポーツ・カーが先に行き、その後ろにつけて、私とマリアの車が従った。スタジオは、10棟の倉庫のような建物からなる複合施設だった。マリアと私の場合、ゲートの守衛に、自分たちの名前と、誰に用件があるかを伝えなければ、スタジオ内に車を乗り入れることができなかった。守衛は、どの建物に行くべきか、他の映画の撮影の邪魔をしないように、どのルートでそこに行くべきかを教えてくれた。後で分かったことだが、このスタジオは、他にもプロダクション会社が数社、使っており、毎月、かなりの数のポルノ映画がここで製作されているらしい。 マリアが車を止め、2人でトレーシーの後ろについて、倉庫の1つに入った。中に踏み込むとすぐに、想像していたものとはまったく異なった風景が目に入った。建物の一角は、ごく普通の家の内部のようになっていて、リビング・ルームがあり、少し離れた隣にはキッチンのセットがあった。別の一角は、地下室のようなところで、多分、いけにえを縛り付けるためのものだろう、交差した梁からあん馬に至るまで、様々なSM用具が置いてあった。 倉庫の奥手には、着替え室があり、シャワーもあれば、女の子が化粧のために必要となる用具すべてが完備していた。ビデなどの洗浄装置もいくつか置いてあり、使い捨てのエネマ用具の箱もあった。壁には衣装を入れるラックがおいてあり、マリアの名前が書かれているものがあった。衣装が数着、入っていた。その大半は皮製だったが、ビニール製のも1、2着あった。サミー・ウェイトとかローレル・アダムズという名前が書かれたラックもあった。
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