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シルクの囁き、ラベンダーの香り 第4章 (2) 

ジャネットは、クリスの話を聞きながら、興奮が高まってくるのを感じていた。

「それで・・・クリス? あなたは、今も、夜になると、私のことを思いながら自慰を続けているの?」

「え?・・・困ります、そういう質問は・・・」

「で、どうなの?」

「ええ・・・続けています」

ジャネットは、心臓が高鳴るのを感じた。その鼓動の速さに、過呼吸になるのではと恐れた。荒い呼吸にかすれた声で言った。

「見せて」

「え?」 クリスは、何か聞き違えたと思った。

「自慰をして見せて。見たいから」 努めて落ち着いた声になるようにしてじゃネットは言った。

「できません・・・そんなことをここでは・・・」 クリスは、依然としてジャネットが本気で言っているとは思えなかった。

「いえ、できるわ」

ジャネットはデスクの上を片付け始めた。デスクをきれいにすると、椅子に深々と座った。クリスが動こうとしないと、ジャネットは彼を睨みつけて言った。

「臆病ね! やってみなさいよ!」

クリスの心臓も高鳴っていた。

わかったよ! はったりに決まってる! 

そう思いながら、クリスはゆっくり立ち上がった。そろそろ、止めるはずだと思いながら、ベルトのバックルを外し始める。ジャネットが「そこまで」と言うのを待ちながら、ジーンズのボタンを外した。ジャネットは何も言わない。クリスは振り返って、オフィスのドアを見た。

「鍵がかかってるわ」

ジャネットは、質問を察し、答えた。

ええ!? 本気なのか!

両手を震わせながら、ゆっくりとジッパーを降ろした。ズボンの中、ペニスが痛いほどになってるのを感じた。中のトランクスに手を入れ、固く勃起した肉茎を握った。ジャネットが止めさせるのを待ちながら、額に汗がにじみ出てくるのを感じた。

「ズボンを降ろしなさい」

ジャネットは、平然とした調子で言った。だが、声は普段より上ずっていた。彼女の腰は、椅子の上、かすかに前後に動き始めていた。注意して見れば、気づく程度の動きだったが。ぷっくりした唇が興奮のため震えていた。このようなことは止めなければとは分かっていたが、興奮が理性をはるかに上回っていた。

分かったよ! これでどうだ! 

クリスは心の中で叫びながら、ジーンズと下着を一緒に降ろし始めた。降りていく下着の中から、突然、彼の勃起が飛び出した。

「まあ!」

ジャネットは、クリスの勃起を見て、思わず、声を漏らした。ヒクヒクと脈動している。何より、その大きさにジャネットは驚いた。長く、太い。大きな薄紫色の頭部。男性の性器をたくさん見てきたわけではないが、これまで見知っているものよりも大きいのは確かだった。


[2007/09/12] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Entertainment おもてなし (4) 

「あら、ちょっとやり方のポイントを教えてあげてもいいわよ」

「でも、私たちのハネムーンには間に合わないわ」

彼女は少し考えている様子だった。「じゃあ、今夜はどう?」

「でも、今夜はパーティがあるんでしょう?」

「パーティの後よ。10時ごろ。私、あまり遅くまでいないの。遅くなると、いろいろ乱れてくるから」

多分、私は、この話に乗ることに決めた顔つきをしていたに違いない。私を見ながら、タマラは続けた。

「あなたの家の住所を教えて。帰る途中で、あなたのところに立ち寄るから」

結局、彼女に住所を教えた。タマラが出て行った後、私は、この出来事についてじっくり考えた。ジェフがこんなお楽しみを許すことで、自分が、寛大で現代的な女性になったような気がした。それに、彼との関係のことを考え、ちょっとワイルドなことをしようとしている。私は、自分の家に戻り、タマラが来るのを待った。結婚式を控えているのに、他のことが何も考えられなくなっていた。

ちょうど10時になる頃、タマラがやってきた。同じ服装で、同じ、手提げバッグを持っていた。ちょっとおしゃべりをしたが、タマラは、私に、ダンスをして見せてと言った。

「あなたがしたようなこと、全然できないわ」

「うーん、少し、肩をほぐさなくちゃダメよ。何か、アルコール類はない?」

冷蔵庫に、栓を開けたワインが残っていた。

2人でキッチンに行き、ワインを出した。タマラは、グラスを断り、ボトルごと私に渡した。ラッパ飲みするように言う。お酒をラッパ飲みすること自体、私にはまったく馴染みのないこと。でも、何か得るためには、気持ちをリラックスさせなければいけないように思い、やってみた。タマラもラッパ飲みして、また私にボトルを渡し、もう一口、飲むように言った。2回目のときは、少ししか躊躇しなかった。

リビングに戻るとタマラが訊いた。

「何か、特に覚えたい動きとかある?」

「どんな動きがあったか忘れちゃったわ」

「じゃあ、もう一度、踊るから、よく見て、考えてね」

タマラはラジカセを出し、カセットを入れ、再びダンスを始めた。2度目なのに、このときも私は、彼女のダンスの上手さ、セクシーさ、動きの的確さに圧倒された。こんな風にジェフにも踊ってあげたんだと思ったら、急に不安になった。でも、私は何を不安に感じてたのだろう?

「また、手錠を嵌めてくれる?」

心の中の何かが私に、そう言わせた・・・それが何かは今も分からない。

タマラの目が光ったような気がした。軽く微笑むのが見えた。彼女は音楽を止め、バッグのところに行き、手錠を取り出した。そして私のところに来て、椅子に手錠で拘束した。それから、またバッグのところに行き、別のカセットテープを出した。私の家にあるステレオを見つけ、それにテープを入れた。


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