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バースデイ・プレゼント 7 (7:終) 


「ドナ、君は・・・」僕は、真剣だという気持ちを込めて言った。

ビシッ! お尻に再びムチが飛び、燃えるような熱さが広がる。

「ドナ様とお言い!」 ほとんど、大声で怒鳴りつけるような言い方だった。

どこかおかしいと感じた。これはもはや、単なるゲームではなくなっている。

「ドナ様!」 僕は素早くそう言って、命令に従った。痛みから、この時も腰を突き出していて、ゲイルのバギナに突き立てていた。

「ゲイルは?」 ドナが問いただすような口調で言う。

「ドナ様・・・」 ゲイルも服従した。声が震え、涙が頬を伝わり、僕の胸板にも滴った。僕はゲイルの目元にキスし、塩辛い涙を唇で拭ってあげた。こんなことに巻き込んでしまい、彼女に済まない気持ちでいっぱいだった。

「まあ、少しはよくなったわね」 ドナはそう言いながら、ディルドを出し、その竿にコンドームを巻きつけるのが見えた。装着した後、潤滑剤を塗りつけている。

「お前たち、今日の午後、職場のオフィスだというのに、で楽しんだでしょう? どうなの? ゲイル!」 ドナはにやりと笑いながらゲイルの後ろについた。

「何のことを言ってるの?」 ゲイルは驚いた顔で僕を見た。

僕はこの時もゲイルを突き上げてしまった。今にも頂点に達しそうになっていた。この緊迫した状況にもかかわらず、どうしても衝動を押さえ込むことができない。

「私の夫にアヌスにさせて、その後、あなたのあそこを舐めさせたんじゃないのと訊いてるの! お前たち2人の体からプンプン匂ってくるわよ」 ドナはゲイルの真後ろに立ち、ゲイルを後ろから抱きしめるようにして、僕とゲイルの体の間に手を差し込んだ。密着した僕たちの体の間、ドナの手が手荒にゲイルの乳房を揉むのを感じる。

「たまたま、そうなっただけです、ドナ様。あなたのゲームでとても興奮してしまい、我慢ができなくなってしまったの。下着姿のビクトリアを、どうしても見たくなってしまって、その後は、ああなってしまう流れになってしまったのです。あなたも、ゲームに加わっても良いって仰ってたし」

「夫を女性化する手伝いに加わってとは言ったけど、彼女とセックスしてとは言わなかったわよ。で、ビクトリアにアヌスに入れてもらって気持ちよかったの? どうなの?」

ドナは顔を前に出し、ゲイルの涙に濡れた顔にキスをした。

「ええ、感じました。・・・すごく良かった」

「それで、今はバギナに入れてるけど、どうなの? 気持ち良い?」 ドナは猫なで声でゲイルの耳元に囁きかけた。

ゲイルは、今やすっかり興奮していて、腰を使って僕のペニスから刺激を得ている。

「ええ、すごく・・・ビクトリアは、女ペニスを私のあそこに差し込んでくれてて、とても気持ち良いの」

「そう、・・・でも、私は、完全には満足しきっていないお前を見るのは嫌なのよ」

ドナは、そう言うなり、突然、ディルドをゲイルの裏門に突き刺した。

ゲイルは、驚き、痛みからか腰をぐっと前に突き出し、同時にアヌスを引き締めた。

「力を緩めるのよ、ゲイル。ビクトリアと私で、お前の夢を叶えさせてあげるんだから。そうよね? ビッキー?」

僕はただうめき声を上げるだけだった。

ゲイルは、仕方なくアヌスの力を抜き、命令に応じた。巨大なディルドが彼女の中に進入を始める。ある程度、挿入した後、ドナは手をゲイルの肩にあて、彼女の体を押さえ、もう一方の手に歯リモコンを持っていた。

そのボタンを押すと同時にディルドは最大の力でバイブレーションを始め、ドナはぐいぐい押し込んでいく。ゲイルは全身を狂ったようにくねらせ始めた。ドナはさらに別のボタンを押し、別の部分もバイブさせて、執拗に出し入れを繰り返した。

とうとう根元まで挿入し、完全に貫いたようだった。僕はゲイルのバギナを、そしてドナは彼女のアヌスを完全に貫く。その状態になったと、ほぼ時を同じくして、ゲイルは甲高い悲鳴をあげ、その後、がっくりと体から力が抜けてしまった。両手首に巻きつけられたロープに吊り下げられたまま、だらりと力を失う。体を支えているのは僕の勃起だけ。僕は手首に掛かる体重を少しでも軽くしようと、ハイヒールを履いた足で踏ん張り、体を支え続けていた。

ゲイルがぐったりとなるのを見届けた後、ドナはゲイルから引き抜き、今度は僕の後ろに回った。ぬるぬるとしたものが僕のアヌスを探るのを感じた。僕はドナの意図を察し、できるだけアヌスをリラックスさせた。

バイブするシャフトが入ってくるのを感じた。直腸の肉筒を這い上がり、前立腺に触れるのを感じる。アヌスの筋肉は反射的に引き締まる動きになり、緩めようとする僕の意識もあいまって、締めたり緩めたりする動きになっていた。それに合わせて、自然とペニスをゲイルに打ち込む形にもなっている。

いつしか、僕は、バイブするディルドを咥え込みながら、繰り返し、ゲイルにペニスを突きたて、アヌスを後ろのドナへ差し出す動きをしていた。まるで、自分が、ゲイルにバギナを犯され、ドナにアヌスを犯されているような想像をしていた。その想像を見透かしているように、ドナは手を前に回し、ネグリジェの上から、僕の乳首をつねった。

突然、ドナがディルドを力強く押し込むのを感じた。前立腺が、新星の爆発のように、爆発し、ペニスがクライマックスを迎えて激しく脈動するのを感じた。お尻はスパンキングのために焼けるように熱かったし、手首も腕も体重を支えつつも、その苦痛に死にそうになっていた。だが、この時ほど強烈なクライマックスは経験したことがなかった。何日か前の経験すら上回る強烈さだった。

激しいクライマックスの後、僕はゲイルと共に、手首をつながれたまま、ぐったりとなって、体を吊られていた。ドナは手を伸ばし、ロープの端を引っ張った。と同時に、ロープは解け、僕たちは床に崩れ落ちた。僕がゲイルの上に覆いかぶさる形で、ペニスはまだ挿入したままだった。僕の後ろにはドナがいて、まだディルドを僕に入れたままだった。ドナは僕の体を横へ転がした。ようやくゲイルと体が離れる。

ドナも、僕の後ろにすがるようにして横たわった。あいかわらずディルドを押し付けている。そうしながら腕を回し、僕とゲイルの2人を抱き包むようにした。

「ゲイル、もっとプレイしたい?」 ドナはゲイルの瞳を覗き込むようにして言った。

「頭は、いやと答えなさいと言ってるけど、気持ちは、もっとしたいって叫んでるわ。ええ、もっとしたいわ、ドナ様」

ドナは、僕に覆いかぶさるようにしてゲイルに顔を寄せ、ねっとりとしたキスをした。

「私、あなたたち2人とも大好き。時間があれば、もっと深く楽しみあうことができると思うの」

「時間なら、いくらでも」 

ゲイルは満足げにそう言って、自分からピンクのネグリジェをはだけた。僕はパンティに包まれた股間をゲイルに押し付け、それと共にお尻を振った。そのお尻には、僕の美しく支配的な妻が道具を僕の中に押し込んでいた。体をこのように拘束されている以上、こうする他に何もできないのだから。

つづく

[2008/02/25] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ポルノ・クイーンの誕生 第4章 (17) 

セットの場所に戻ったら、マリアが私たちのところに近づいてきた。

「あら、やっと現れた。あちこち探したのよ。もうすぐ出発するわ。今はマークが私たちに小切手を持ってくるところ。・・・あら、ハイ、ヘレン! ステファニーと仲良しになってきたところ?」

ヘレンは顔を赤らめた。

「ええ、ずいぶん仲良しになったわ。それ、構わないわよね?」

マリアはくすくす笑った。

「もちろん、全然!」 それから私に向かって言った。「ステフィー? もうすぐ出発しなくちゃいけないけど、その前に、お化粧を直した方がいいかも。あなた、まるで、何か濡れたものに顔を擦りつけてきたような顔になってるわよ」

今度は私が顔を赤らめる晩だった。私は急いで化粧室に行った。振り返ると、マリアとヘレンがおしゃべりをしているのが見えた。

化粧と髪の毛を整えて戻ると、マリアはローレルとおしゃべりをしていた。ヘレンの姿は消えていた。

マリアのところに行くと、彼女は紙切れを私に渡した。

「ヘレンからこれを預かったわ。携帯の番号だって。土曜日のことについて分かったら電話してって言ってたわよ。さあ、それじゃあ、みんな、帰りましょう」

私は、マリアが「みんな」と言ったので驚いた。ローレルがマリアの後をついていくのを見て、さらに驚いた。

車では、マリアが運転席に、私は助手席に、そしてローレルが後ろの席に座った。

「ローレルは、カリフォルニアに留まるか、ニューヨークに戻るか決めるまで、2週間ほど私たちのところに泊まることになったの」

「ねえ、あなたたち2人、マークの恋人なの?」 ローレルが訊いた。

「トレーシーも混ぜて4人とも恋人同士よ。でも、もうちょっと複雑かな。ステフィーはマークとトレーシーのメイドで、私はコックをしているのは知ってるわよね。私たちはマークたちと同じ家で暮らしているけど、寝室は別々なの。何だかんだ言っても、女の子には、自分だけになる部屋が必要だもの」

ローレルはフロント・シートにもたれかかって、悪巧みを話すような口調で言った。

「と言うことは、彼の奥さんもこのことをご存知ってわけ?」

私もマリアもくすくす笑った。

「ステフィーも私も、マークたちと素敵な夜を過ごしてることからすると、それにはイエスと答えなくちゃいけないわね」

「私も混ぜてもらえると良いんだけどなあ。ニューヨークにいた時、マークに一度、犯してもらったことがあったの。彼のなら、もう何回か、突っ込まれても良かったんだけど。だって、彼って、女の子をとろけさせる方法をよく知ってるんだもの」

ローレルは夢見るような表情を眼に浮かべて話した。あの表情なら私も知っている。私自身が何回か浮かべた表情だから。

マリアは、道路を見ていたのでローレルの表情は見ていなかったけれど、ローレルの気持ちは理解していた。

「うふふ。その気持ち分かるわ・・・」

その後、私たち3人は、ずっと談笑しながら家に戻った。

家に着くと、トレーシーが玄関に出迎えてくれた。ローレルと握手しながら、彼女は言った。

「まだ私たち紹介しあったことなかったわね。私はトレーシー。マークの妻。ようこそ、私たちの家へ! あなたのバッグとかは、すでにあなたの部屋に運び込んであるわ。これからお部屋に案内するわね」

トレーシーはマリアと私の方を向いた。「あなたたち2人は、シャワーを浴びて、何か居心地が良い服に着替えて。夕食は外に注文してあるの。30分くらいで届くはず。マークが帰ってきたら、みんなで食べましょう」

トレーシーがローレルを連れて行くと、マリアは私を見て言った。

「私、何か着るものを取ってくるわ。あなたの部屋のバスルームで待ってて。私と一緒にシャワーを浴びても良かったらの話しだけど」


[2008/02/25] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

シルクの囁き、ラベンダーの香り 第7章 (4) 

クリスは、ジャネットの体を反転させて前を向かせ、唇を重ねたが、ジャネットは抵抗しなかった。二人のどちらからでもなく、ジャネットのドレスは滑り降り、彼女のヒップに引っかかった後、床へ舞い落ちた。ジャネットは、パンティとストッキング、そしてハイヒールしか身につけていない。彼女は、裸の乳房をクリスの胸板に押しつけ、唇を合わせ、舌先で彼の口の中を探った。ジャネットの唇から、甘い溜め息が漏れていた。

「二階に行こう」 クリスが囁いた。

「クリス、ダメよ」 ジャネットは力弱く、否定した。

「どうして? 僕は、あなたのベッドであなたのあそこを貪りたい」

「寝室はダメなの」 弱い声だった。

「いや、僕はあなたの寝室で、したいんだ。僕の体の隣にあなたの裸の体を感じたいんだ。あなたが、もうこれ以上我慢できなくなるまで、あなたのあそこを貪りたいんだ」

突然、クリスはジャネットの脚を救い上げ、彼女の体を横向きに抱き上げた。

「いやあぁぁ!」

そして彼女の体を抱きかかえたまま、階段の方向へ運び始める。ジャネットは、彼の肩に顔を埋め、「いや、いや、いや」と繰り返すだけだった。体をよじったり逃れようとはしなかった。

二階に上がり、寝室に入った。クリスはベッド脇に近づき、優しくジャネットの体をベッドに降ろした。そして改めてベッドに横たわるジャネットを見下ろした。下着とストッキングとハイヒールだけを身につけた熟れた、美しい女性の肉体。

彼女の体を見おろしながら、クリスは、ネクタイを解き、カフス・ボタン、そしてシャツのボタンを外していった。ゆっくりと服を脱ぎながら、目の前に横たわるセクシーな体をじっくりと鑑賞した。呼吸に合わせて、あらわになった乳房が上下に波打っているし、下半身もかすかに動いていた。下着一つになった後、両手の指をパンツの腰ゴムにひっかけ、少しポーズを置いた。クリス自身を焦らす効果もあったが、ジャネットをも焦らすことになっていた。そして彼は、ゆっくりとパンツを下げていった。彼の男根が姿を現す。興奮にひくひく脈動していた。

ジャネットは、堂々とそそり立つクリスのペニスを見て、興奮による溜め息を漏らした。股間から力強く突き立ち、ひくひくと痙攣している。ジャネットは、彼にここまで許してしまっている自分が信じられなかった。この場所は、クリスとの行為を避け続けてきた唯一の場所だった。ここへクリスを入れてしまったら、多分、彼を押し止めることはできなくなるだろうと感じていた。一線を越えてしまうだろうと。ジャネットが見守る中、クリスは一歩一歩、ベッドへ近づいた。歩みを進めるたびに、彼の勃起が上下に大きく揺れた。

クリスはベッドに這い上がり、ジャネットの体に両腕を回し、抱き寄せた。彼女の豊かな乳房が裸の胸板に押しつけられる甘美な感触に、おのずとうめき声が漏れる。二人の唇が重なり合い、熱のこもったキスが始まった。クリスはジャネットの背中に両手を這わせながら、囁いた。

「ああ、肌がとても気持ちいい」

次に、頭を下げ、彼女の胸へとキスをしていく。やがて、クリスの唇は、柔らかい白桃の頂上に、固い乳首を捕らえた。

クリスは、ジャネットが胸を口に押しつけてくるのを感じた。同時に、彼女の喘ぎ声も聞える。一方の乳首を口に含みながら、もう一方の乳首を、小石のように固くなるまで、指でもてあそび続けた。しばらくそれを続けた後、熱く火照ったジャネットの肌に唾液の道を残しながら口をもう一方の乳首に移動し、同じことを繰り返した。

「クリス・・・こんなことはすべきじゃないわ」 ジャネットは、そう言いつつも、彼の頭を手で押さえ、自分の胸に引き寄せた。

クリスは一旦、頭を上げ、ジャネットの瞳を見つめた。そして彼女の下着に手をかけた。

「・・・やめて」

ジャネットは眼を閉じ、喘ぎ声で訴えた。しかし、クリスの手を止める動きはしない。クリスの手により、濡れた下着がゆっくりと降ろされていく。

ジャネットが再び眼を開けると、クリスが奪った下着を、口元に持っていき、股間の部分から豊富な湿り気を啜っているのを見た。その後、クリスは唇を彼女の唇に重ねた。ジャネットはクリスの唇に、自分の味を味わうことができた。

突然、クリスが体を反転させ、ジャネットの上にのしかかった。二人の体が、肩から脚まで、重なり、触れ合う。ジャネットは、クリスの勃起が生肌の腹部に押し当てられるのを感じ、泣きそうな声で言った。

「クリス、お願い・・・」 

徐々に彼の勃起が下へ動いていき、それが出すプレカムを肌に塗りつけていくのを感じ、興奮の震えが電流のように彼女の全身を走る。

クリスは、腰を少し浮かし、勃起の位置を整え、ジャネットの膨らんだ唇へと滑らせた。

「クリス、ダメ・・・いけない・・・」

「感じたいんだ。触れさせて、お願いだから」

「だめよ、ダメ、ダメ・・・」 ジャネットはか弱い泣き声をあげた。

ジャネットは、クリスの熱く膨らんだ頭部が、濡れた内側の唇に強く押し当てられるのを感じ、息を飲んだ。

「ダメなのに・・・」

だが、彼女の腰は、言葉とは裏腹に、かすかに持ち上がり、その動きのために、大きな侵入者を割れ目の間に収める形になってしまう。亀頭を捕らえた彼女の陰部の唇が、無意識的に、ヒクヒクと痙攣し始めた。自分の体が勝手に反応するのを感じ、ジャネットは切なく溜息を漏らす。

「ああ、クリス・・・」

一方のクリスは、愛しい年上の女性の陰部が自分に反応し、あたかも、自分の体の中に彼の分身を吸い込もうとしているように、ヒクつくのを感じ、切羽詰った声をあげた。

「うっ、ああ、いい・・・」

頭を引いて、改めてジャネットの顔を見下ろし、彼女の瞳に淫らな光が浮かんでいるのを見た。頭をしきりに振って、「いや」と訴えているにもかからわず、体の方は、「やって」と言っている。

クリスは再び頭を下げ、彼女の唇に唇を重ねた。舌をジャネットの口の中に差し込みながら、腰も同時に沈めた。力を込めて、ジャネットの暖かい体の中に滑り込む。

「んんん・・・・・だ、だめえぇぇぇぇぇ!」

ジャネットはクリスに口を塞がれながら、喘ぎ、叫んだ。彼の大きな武器により、あそこの肉壁がめりめりと広げられていくのを感じた。

クリスは、ジャネットのあそこの狭さが信じられない思いだった。子供を生んだことを考えると、なおさら信じられない。より深いところに行くために、彼は、予想以上に強く押し込まなければならなかった。しかし、中に進むほど、ジャネットの暖かい内部の肉壁が彼の肉竿を優しくうねうねと愛撫し、より濡れた奥へと導き始めるのを感じた。

ジャネットはクリスの愛の器官が半分ほど入り込んだのを感じ、観念したような叫び声を上げた。

「あっ、あぁぁぁぁぁぁ・・・」

両腕が勝手に伸びていき、クリスの肩を包んでしまう。そして、抵抗を諦めたのか、両脚も、クリスの若々しい腰を挟みこみ、かかとを使って彼の下半身を自分に引き寄せていた。

その反応を受けて、クリスは一気に根元まで体を埋め込んだ。

「あああ・・・」

喜びと安堵にみちた溜息が漏れる。彼は、自分が本当にジャネットの体の中に入っていることが信じられなかった。ペニスが、憧れの熟れた女性の甘い蜜にどっぷりと浸っているのを感じる。動いてしまうと、拒否されるのではとの不安から、クリスは、甘蜜に浸ったまま動かずにいた。動かずにいると一層はっきり分かるのだが、ジャネットの膣の内壁が、何かを求めているように、うねうねと蠢いているのを感じる。


[2008/02/25] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

報復 第5章 (5) 

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「それで、お前は、あのポーターと愛撫し合っていたと、スティーブに認めてしまったのかい?」 リディアが訊いた。

「ええ」 バーバラは憮然としていた。「でも、彼は信じてくれないの。そんな関係は哀れだって言って」

リディアはくすくす笑った。すぐに、孫娘の気持ちを立てて笑うのをやめたが、心情的には、スティーブの意見に少なからず同意していた。

「まあ、でもね、とても興奮することではないのは確かだね」

リディアはそう言ってバーバラの顔を見た。バーバラが顔を赤らめるのを見る。

「お前は、こういう状態に慣れる必要があるんだよ。あの男と何をしたにせよ、それがどんなことであれ、すべきでなかったのは本当なんだから。お前が話したようなことでも、夫以外の男とする権利はなかったのだから」

「でも、ノニー? 実際、セックスしたわけじゃないのよ。そういうことは高校生のときにもしていたし、それに・・・」

バーバラは、話しを続けると、さらに自分を辱めることになると察知し、話しを途中で打ち切った。こういうことを祖母と話し合うことに慣れていなかった。リディアは、すこし冷笑を口元に浮かべたが、すぐにそれを押え込んだ。

「バーバラ?・・・こんな風に考えられないかねえ? もし、スティーブがすぐそこに座っていて・・・」 リディアは、目の前のカウチを指差した。「・・・そして、このポーターって男がお前の真ん前に立っていたとするよ。そんな状況で、お前はその男のあそこを愛撫したりするかい?・・・ズボンの上からとしても?」

リディアは、バーバラの顔がますます赤くなるのを、興味を持って観察した。

「もちろん、そんなことしなわ!」

リディアは頷いた。そして、ちょっとだけ様子を見た。孫娘の反応を期待しながら、観察する。だがバーバラは、かたくなな顔をしてリディアを見つめるだけだった。

「オーケー。それじゃあ、お前はレイフにお尻を触らせたり。。。手をスカートの中に入れさせたり・・・恋人同士がするようなキスをさせたりした? あの写真に写っていたようなことをさせた? 自分の夫の前で」

バーバラの顔は、心臓の鼓動が2回鳴る間に、暗い赤から、さらにくすんだ色へと変化した。固く目を閉じる。

「いいえ」

バーバラは小さな声で言った。リディアは、しばらく沈黙状態が続くのを放置した。この孫娘は、長い間、避け続けてきたことに、ようやく正面から向き合おうとしている。

「スティーブは、お前の振る舞いについてちっちゃい、みみっちい問題を感じているというが、お前もどうやら、その問題を分かりかけてきたんじゃないかい?・・・バービー? 自分の夫の前ではできないようなことなら、それは、やってはいけないことなんだよ」

バーバラは不愉快そうな表情を顔に出していた。うんざりしたような口調で話し始めた。

「ああ・・・多分、自分でも、ずっと分かっていたと思うわ。でも、ノニー? ノニーの言い方だと、なんか、とても・・・とても大ごとで、いやらしいことに聞えるわ」

「とても大ごとだし、いやらしいことだったんだよ」 リディアは毅然として言った。「バーバラ、わたしゃ、これまでもお前があれこれ、事を起こしたと聞いてはきたが、その中でも一番恥ずかしいことだと思っているんだよ。どうして、そんなことができたんだい? そんなことをして、どれだけスティーブが傷つくか、分からなかったのかい?」

「でも・・・でも、ノニー・・・あれは、何と言うか・・・スティーブとは関係のないことだったの。スティーブと私の関係のことは考えていなかったわ・・・」

バーバラは、そこまで言って、話を止めた。うまく言葉にできないフラストレーションから、顔を歪ませている。

「・・・どう言っていいか分からないけど・・・レイフと一緒にいると、別の世界にいるようだったの。全然、リアルじゃない世界。彼とおしゃべりをするとか、キスをするとか、・・・その、彼に触れるとか・・・そういうことは考えていなかったわ。結婚してるわけだし・・・」

「・・・なんて言うか・・・今は、良くないことだったと分かってるわよ・・・でも、レイフといる時は、どんな結果になってしまうかとか考えていなかったの。彼とのことはすべて、一時的なこと・・・それだけ・・・その場だけのことだったの・・・」

「ノニー、私もよく分からないの。どうして、私はあんな風になってしまったのかしら?」

バーバラの声は、心を痛めた子供の声のように聞えた。

「本当に、そのわけを知りたいのかい?」

バーバラは頷いた。眼に涙を浮べている。

「それなら、ヒューストンさんと話し合うこと。言いつくろったりしないこと。分かるね? 自分が思っていることを話して、ヒューストンさんの質問に全部答えること。自分を良く見せようとなんかしないでね。いいかい? お前にできることは、それだけなのは確かなんだよ。それをしなければ、誰もお前を助けることはできないんだから。いいね?」

バーバラは頷いた。リディアは、前のめりになり、大きな安楽椅子の端に腰を移動し、両腕を差し出して、孫娘を抱いた。

「大丈夫、バービー・・・大丈夫。何があっても、最後には、うまくいくから」

「でも、ノニー・・・スティーブは、もう私を愛していないと思うの」 バーバラは啜り泣きをしながら言った。「どうしてよいか分からないの」

バーバラはリディアの肩にすがりつき、しばらくの間、泣き続けた。リディアは、泣きやむまで彼女の肩を優しく叩き続けた。

「お前はスティーブを愛しているんだろう?」

リディアは、バーバラを抱きながら、彼女が頷く動きをしたのを感じた。

「でもね、スティーブはお前に愛されてるとは思っていないのだよ。分かるだろう? 彼は、自分を愛してるなら、どうして、お前がしたようなことができるのか、分からないんだよ」

バーバラは溜め息をついた。

「ええ・・・でも、私はずっと彼を愛しているわ・・・ずっと!・・・私はバカなことをしてしまったけど、スティーブを傷つけたいとは一度も思ったことないわ。どうして、彼を傷つけることになると思わなかったのか、自分でも分からない。・・・彼には知られることはないと思っていたと思う。とても混乱していて、どうしていいか分からないの」

バーバラは再び涙が込み上げてくるのを感じた。リディアは、孫娘の涙に、大事な点をはぐらかされないよう、注意した。

「でも、お前はまだスティーブを愛していて、彼と別れたくないんだろう?・・・いや、今すぐ答えることはないよ。1分くらい時間を取って、よく考えるんだね。お前の夫は、今は、お前のことを愛していない・・・ひょっとすると、もう二度とお前のことを愛することはないかもしれない。お前は、そういう事態と向き合う覚悟ができているのかい?」

バーバラはすぐには答えなかった。リディアの言う通り、時間を取って考えた。

「ノニー・・・」 バーバラは、ティッシュを眼に当てながら、落ち着いた声で話し始めた。「ノニー・・・私は愚か女で、自分でも間違っているとわかっていることをしてしまったわ・・・でも、本当の私は、そんなに愚かじゃないの・・・バカじゃない。スティーブの存在は、私の人生で私にもたらされたもののうち、一番素晴らしいものなの。それは分かっているわ。これまでもずっと分かっていた・・・それについて、しばらく、考えていなかったけど・・・でも、ずっと分かっていたと思う。もう一度、前のように、彼に愛してもらいたいの。彼を取り戻すためなら、どんなことでもするつもりなの」

「そんなことはありえないだろうよ」 リディアは冷たく言い放った。

「え?!」

「いいかい? お前は、今は、スティーブが結婚したときのお前とは同じ人間じゃないんだよ。スティーブは、結婚した時のお前を愛していた・・・でも、今のお前のことは愛していないんだよ。スティーブにとっては、今のお前が何者かすら分かっていないんだよ・・・」

「・・・お前は、スティーブとの夫婦関係から、純粋無垢な部分を取り去ってしまったんだよ。その代わり、夫婦関係を、何か薄汚くて、醜いものに変えてしまった。スティーブは、今は、怒り狂っている・・・彼の気持ちは、すぐに変ることはないだろうよ。お前は、そういう状況に立ち向かえるかい? スティーブがお前に投げつける、不愉快な態度、刺のある言葉、乱暴で嫌みな振る舞い。その全部を彼が捨て去るまで、お前は、それらを受け止め続けることができるかい? どうなんだい?」

バーバラは祖母が語った言葉を噛み締めた。リディアの問いに、挑発的なところを感じた。彼女は、心を固め、しっかりと頷いた。

「スティーブを取り戻したい。彼に戻ってきて欲しい。彼に、私こそが彼の女で、私はもう二度と間違ったことはしないということを分かってもらうため、どんなことでもするつもり」

バーバラは窓の外に眼をやり、通りで遊んでいる子供たちを見た。

「・・・でも、ノニー? どうしたらいいの? スティーブが私のことをもはや愛していないなら、何もできない」

リディアは、笑い出した。

「うふふ。どうしてわからないのかな? この世で一番単純なことだよ・・・もう一度、スティーブにお前に惚れなおしてもらうのさ。それが答え」

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