ケイトはクローゼットに行き、ドアを開けた。クローゼットの中にはいろんな衣装があった。床のところにはセクシーな靴が何足も並んでいる。ケイトはそこから明るい赤のドレスを取りだした。
ケイトは俺の方に向き直って、自分の前にそのセクシーなドレスを掲げて見せた。足先までのロングドレスだが、横に腰辺りまでスリットが入っていた。
「これ、いい?」 と彼女は頭をちょっと横に傾けながら俺に訊いた。
かなりセクシーだ。俺は頭を縦に振るだけだった。メインイベントが待ちどうしい。ズボンの中、早速、勃起が始まり、すぐにそいつを癒してやらないと、ズボンのチャックが壊れてしまうのではないかと心配になる。
ケイトは後ろ向きになり、ドレスをクローゼットの奥に引っかけた。それから両手を下に持っていって、シャツの裾を捲り上げ、頭から脱いだ。俺の立ち位置からだと、左右の乳房の脇のところがぶるんぶるんと揺れているのが見えた。さらに、彼女はデニムのショートパンツのボタンも外し、すーっと床に脱ぎ降ろした。ケイトはノーパンだった。
ケイトが俺の目の前で素っ裸になって着替えをしているのが信じられなかった。肩越しに俺の方を振り向き、にっこり笑いながら、赤いソング・パンティを手にした。それに脚を差し入れ、腰まで引っぱり上げ、装着する。尻のところ、細い紐パンティが尻に食い込み、尻頬の間に隠れるのが見えた。
ケイトは、その後、さっきのドレスを手に取り、さっとそれに身を包んだ。肩のところはスパゲッティほどの細さのストラップになっている。その肩紐を整えた後、彼女は俺の方に向き直った。
そして、今度は前屈みになり、セクシーな靴を取り、また向きを変えてデスクの方へと歩いた。
「今夜はワイルドなメインイベントを計画しているの」 とケイトは言い、デスクの引き出しから、真珠のイヤリングを取りだした。
俺はニヤニヤしながら、彼女がそのイヤリングを右の耳たぶにつけるのを見ていた。頭を少し傾け、もう一方の耳たぶにもつける。
「私たち、ものすごいお金持ちになるわよ」 と彼女はまたデスクの引き出しに手を伸ばし、今度は真珠のネックレスを出した。
「ああ、そいつはすごくいいな」 と言いながら、俺はケイトが俺に投げてよこしたセクシーな靴をキャッチした。
ケイトはまたも引出しに手を入れ、何かを持って、デスクから俺の前へ歩いてきた。そして、片脚を上げ、俺の膝の上にセクシーな足を乗せた。
「ねえ、これ、私の足の人差し指につけて」 とケイトは手を開き、ゴールドの指輪を見せた。
手を出すと、ケイトは俺の手のひらに小さなゴールドの輪を落とした。ケイトは脚を上げた。目に妖しい光が輝き、顔が艶っぽくなっているのが見えた。俺は指輪をつまみ、彼女の細長い足指に嵌めようとした。
「ダメよ。歯を使ってするの」 とケイトは俺の顔の前に足を掲げた。