シェリーが隣人を連れて部屋に入ってきた。それを受けて、クリスは立ちあがった。
その隣人は30代後半の、ブロンド髪の美しい女性だった。プロポーションの維持に気を使っているのが分かる。シェリーに、こちら、レイチェル・ジョンソンさんよと紹介され、クリスは手を差し出し、握手した。
レイチェルは、ホワイト・ジンファンデル(
参考)を1本持ってきていた。シェリーはワインオープナーを出し、みんなのグラスにワインを注いだ。
クリスは初めて会った人に自分の問題を語るのは気が進まず、ただ座ってモジモジしているだけだった。そこでシェリーが代わりにレイチェルにセント・クロイ島での出来事を話した。クリスが犯されたこと、そして、それ以来、彼女がそのことを忘れられなくなっていることを。
クリスは、レイチェルがその話を落ち着いて聞き、まったく「ショック」を受けてる様子を示さなかったのを見て驚いた。そして、レイチェルが理解できるわと言わんばかりに頷くのを見て少し気が休まるのを感じた。
「可哀想に! でも、あなたは自分を責めちゃダメ。女というのは、一度、それほどのエクスタシーの高みに登らされてしまったら、もう、自分ではどうしようもないものなのよ。一度、それほどの高みに舞い上がらせられた後は、もっと多くをいつも求めるようになるものなの! だからあなたは全然悪くないのよ…」
「…もう、レックスは何をしてるのかしら! たった2、3分だって言っていたのに! 男の人っていつも仕事を増やそうとするんだから! ……心配しないで、クリス! うちの主人なら、あなたの問題を解決できるわ。ちょっと主人に電話をかけさせてくれる? すぐにこっちに来るように言うから」
レイチェルは電話を借りにキッチンに入って行った。その間、クリスとシェリーは座ったままワインを啜っていた。
キッチンの方からレイチェルの声が聞こえた。
「レックス! すぐに終わるって言ってたでしょう! いつまでかかるのよ! 急いでこっちに来て!」
その後もレイチェルは電話を続けていたが、急に声が小さくなり、クリスやシェリーには何を話しているか聞こえなかった。
ようやくレイチェルが電話を終え、部屋に戻ってきた。「うちの主人がすぐに来るって!」 それからクリスの膝を軽く叩いて、付け加えた。「元気を出して、クリス! 主人なら、あなたの問題について、絶対、助けになるから!」
さらにワインが注がれた。クリスは、助けになる人がいると知って、気分が晴れてくるのを感じた。
2分ほどした後、再び玄関のベルが鳴った。レイチェルの夫が来たのだろう。シェリーが出迎えた。クリスはシェリーが彼を出迎える声を聞いた。
「ハイ! レックス! どうぞ入って。私の親友のクリス・ジェニングズに会って! 彼女、本当にあなたの助けを必要としているの!」
足音からシェリーとレイチェルの夫がこちらに来るのを察知し、クリスは顔を上げた。そしてレックス・ジョンソンの姿を見て、小さい声ながらも、ハッと息をのんだ。
「クリス? こちらが主人のレックス! あなた? この人がクリス。可愛い人でしょう?」
レックスは、シェリーの友人の驚いた顔を見て、満面に笑みを浮かべた。彼は、先のレイチェルからの電話で、すぐに来いと言われたのだが、同時に指示も受け、それに従い、それまで着ていた長袖のシャツを脱いで来たのだった。ズボンと靴だけの格好で、逞しい胸板も腕の筋肉も露わに、上半身は裸で来たのである。
…シェリーの友人だというこのオンナ、レイチェルがブロンド美人ということで、まさかその夫が黒人だとは思ってもみなかったのだろうな。
唖然としたまま息を詰まらせてるクリスに、レックスは手を差し出した。
「やあ、クリス! 初めまして!」
クリスは、無意識的に手を出し、握手を受けた。そして、自分の手がはるかに大きな黒い手に包まれるのを見た。
握手の後、手を放されると思っていたクリスだったが、いつの間にか、手を引かれてソファから立たされているのに気づいた。さらにレックスが自分の横に並んでいて、その片腕で抱き寄せられているのに気づいた。
唖然としていたし、何がどうなっているのか混乱もしたまま、クリスはシェリーとレイチェルの方を振り向いた。ふたりともニヤニヤして自分たちを見ている。レイチェルが言うのが聞こえた。
「大丈夫よ、クリス! レックスはあなたが抱えている問題を解決する専門家なの!」
レックスに引き連れられながら、クリスは心臓がドキドキ鳴るのを感じていた。その高鳴りは、恐怖からではなく、期待からだった。この逞しい黒人男性に導かれるまま、主寝室と思われる部屋へと連れて行かれる。彼女にはそれしかできなかった。
部屋に入ると、二つの大きな黒い手が前に出てきて、自分のスチュワーデスの制服を脱がし始めるのを見た。クリスは自分がなんら抵抗をしていないのに気づいた。その代わりに、知らぬ間に自分の両手が出てきて、ついさっき会ったばかりのこの男に裸にされるのを手伝っているのに気がづいた。
階下では、シェリーが2本目のワインを開け、レイチェルと自分のグラスに注ぎ足ししているところだった。
突然、二階の主寝室から大きなうめき声が聞こえてきた。クリスが上げる大きなよがり声だった。
「ああぁぁぁ……、すごい……。いいッ、いいッ……。ううっ………。すごく、大きいぃぃぃ……。か、感じるぅぅぅッ……。あっ、あっ、あっ、あっ、あっ!……… ヤッテ……、ヤッテ……、もっと、もっと……、もっとヤッテ…!」
声に混じって、ベッドのスプリングがギシギシと鳴る音が聞こえる。ベッドのヘッドボードががんがんと壁にぶつかる音も聞こえた。シェリーもレイチェルも、その声と音に耳を傾けながら、くすくす笑った。
エレーンがわたしの脚の間に入ってきた。それを受けて、わたしは仰向けに身体を倒した。
エレーンはわたしの太ももの内側にチュッチュッとキスをしながら、徐々に、あそこに近づいてくる。わたしを焦らそうとしてるみたい。だんだん身体が熱くなってくる。
とうとうエレーンの舌がわたしのあそこに来た。舌を尖らせて中に刺しこんできた。ああ、やっと来てくれたのね…。わたしは頭を後ろに倒して、喘ぎ声を上げた。
「ああ、いいぃぃ…。そこ、舐めて…。わたしのあそこ、舐めて……」
わたしから頼まなくてもエレーンには分かってるみたい。とっても上手。この子、これまでも、こういうこと何度もしてるんじゃないかしら? 優しい舌使いで、乱暴なところがない。
お豆のところを舐めたり、舌で弾いたり、焦らしたりしながら、わたしあそこから溢れら出てくるジュースを美味しそうに啜ってる。すごく上手で、みるみる、エロスのとても高い極みに登らされていった。
ああん、そんなに高いところまで行かされると、わたし、正気でいられなくなってしまうのよ。狂ってしまうの…。
「ああん、ああん、ああん…」
エレーンの舌使いのリズムに合わせて、声が出ていた。
また身体を後ろに倒したら、頭の位置が、偶然、息子の脚の間にきていた。大きく広げた脚の間。
ふり返って見ると、目の前にジーナのあそこが来ていた。本当にわたしの目の前。彼女のあそこが息子のおちんちんを飲み込んでる姿が目の前に。それに、そこを見ているわたしを、ジーナが見ている!
ジーナの目はとろんとしていて、まるで焦点が定まっていないみたい。唇を半開きにして、顔も赤くなっていた。でも、わたしと視線が合うと、ちょっと焦点が戻ったみたいで、互いに見つめあった。彼女の瞳に、何か意味深な表情が浮かんでる。
「ああ、ケイトおばさま?……おばさまの息子さん、とっても気持ちいいわ…」
「ああん…ああっ、ああっ…。うっ、ふん…」 ジーナのお汁で濡れてる息子のおちんちんを見ながら、思わず声を出してしまう。
「ああ…。ねえ、おばさま? 私、すごい格好してるんじゃない? …トミーのおちんちんを飲み込んでる私のアソコ、すごいんじゃない?」 ジーナは嬉しそうに笑顔で訊いた。
「…おばさま、私のおまんこ、舐めたいんじゃない? ねえ、そうでしょう?」
返事ができない。だって、エレーンにお豆を吸われていたところだったから。
「うっ、あああぁぁ…。おばさま? 手を出して…。お願い…。手を握っていて欲しいの…」
ジーナは、息子のおちんちんの上、上下に身体を動かしながら、手を伸ばしてきた。わたしは仰向けになっていたから、ふたりの様子がさかさまに見えている。そのままの姿勢でわたしも手を伸ばして、ジーナの手を握った。
ふたりとも指をしっかり組んで手を握りあった。固いきずなを結んでる感じ。そうしている間にも、エレーンに脚を膝のところで曲げられて、さらに広げられるのを感じる。
「ああっ…、ああっ…、ああっ…」 息子に乗りながらジーナが喘いでる。
「ああん…、ああん…、ああん…」 わたしもエレーンに舐められ、喘いでいた。
ジーナはわたしの手を握ったまま、ゆっくりと自分に引き寄せ、絡めた指を解いて、おへそのところにわたしの手を置いた。ああ、すごく温かい肌…。彼女の手と一緒に、そこのツルツルの肌を優しく撫でる。
でも、本当のところ、もっと下へ手を動かして、ジーナの膨らんだあそこに触りたくてたまらなかった。
ジーナはわたしを観察していた。わたしがどこまでするか、確かめようとしているみたい。
でもダメ。わたしと息子の関係をジーナに知られてはいけないの。本当にダメ…。だけど、そんなわたしの気持ちをわたしの身体はだんだん裏切りだしていた。
手が勝手に下の方に滑り降りて、指先で彼女のお豆に触れていた。…ぷっくり膨らんだ可愛いお豆。それに息子のおちんちんを包んでる膨らんだ花びら。
まあ、すごい! この子、こんなに濡れている!
指先を左右の花びらにあてて、擦りながらそこを広げてあげた。息子のおちんちんが、そこの真中に出たり入ったりしてる…。そこにも指が触れてしまう…。
「ああ…、ああ……」 自分でしてることを見ながら、思わず声が出ていた。
そんなわたしをジーナはしっかり見ていた。ゆっくりとだけど、驚いた表情が彼女の顔に広がっていく。
ああ、エレーンにあそこを舐められていなかったら、興奮してこんなことをしていないのに…。息子のおちんちんを触りながら、そう思っていた。
ああ、それにしても、こんなに濡れている! 息子の肉茎を撫でてから指をその下の睾丸へと持っていった。ねっとりしたお汁をそこにも塗りつけていく…。
自分がしていることに急に気づいて、ハッと手を引いて、ジーナのお豆のところに戻した。
だけど、遅かったと思う。ジーナにはしっかり見られていたみたい。彼女、目を丸くして、お口をあんぐり開けてわたしの目を見つめ、それからわたしの手に視線を向けた。