2ntブログ



オマール・ベルの世界 (11:終) 

obu-56.jpg
バックにとってグレート・チェンジは不思議なことだった。多分、大半のboiたちにとってよりも彼にとってはそう感じられていたことだろう。分かるだろうか? 彼はレイシストだったのである。彼の父もレイシストだし、彼の母もレイシストだった。そして、そういう両親に育てられた彼も、同じくレイシストになっていたのである。

だが、そうだからと言って、彼の行為の言い訳になるわけではない。彼は、いわれなく黒人を侮辱することが悪いことだと知っていた。彼が成長し、自分で会社を立ち上げた後、白人以外の人種を雇うことを拒み続けたが、彼はそれも悪いことだと知っていた。彼は知ってて、異人種のことを口汚く侮辱したし、数少ないが犯罪にも加わった(人種が原因の酒場での喧嘩にすぎないが、犯罪であることには違いない)。要するに、彼はベル博士にあのような極端な措置を取るのを促したタイプの人間の典型例であったのである。

最初、彼は、身体の変化を始めた他の多くの白人男性同様、抗議した。自分が何に抗議してるのか自分でも分からなかったが、怒りを感じていたし、恐怖も感じていた。だから彼は憎悪の言葉で激しく抗議したのである。しかし、何をしても変化を止めることができないことが明らかになると、彼は深いうつ状態に陥った。

そのおおよそ3年後、バッグはようやく自分の姿を受け入れるようになった。さらにその1年後、彼は、自分より劣っていると以前みなしていた男たちに、自分自身が惹かれる事実を受け入れるようになった。この画像はグレート・チェンジから5年後の彼の姿である。彼は幸せな結婚をしている。そんなわけで、後は皆さんに判断をゆだねよう。オマール・ベルが行ったことは良いことだったのだろうか、悪いことだったのだろうか? レイシストは自分のやり方の間違いに気づいた。誰もが幸せであるように見える。だが疑問は残っていて、それはオマール・ベルはヒーローなのか悪人なのかという問題だ。

*****
obu-57.jpg
端的に言うと、サムは金持ちである。グレート・チェンジが起きた時、彼は大学1年生であり、素早く変化に順応したひとりだった。そのため、彼は、多くの他のboiたちとは異なり、大学からドロップアウトすることはなかった。彼は3年で大学を卒業し、ビジネスを開始した。そのビジネスはその後、大当たりし、彼はそれを競争相手に売却し、多額のカネを儲けたのだった。

そんなわけで、この26歳のboiは、自分でも使い道が分からないほどのおカネを持っていた。そんな頃、彼は、彼の同類(経済的に裕福なboiたち)の間で盛んになってきた新しいトレンドの噂を耳にした。複数の黒人男を雇い、セックス相手や、エスコート役や、ボーイフレンドにするというトレンドである。複数の男たちを雇えるということは、性的満足を得る試みであると同程度に、社会的地位を表すものでもあった。

実際、男性の数は相対的に不足していたので、boiが、ふたり以上の男を所有するには、実際、裕福でなければならなかった。

もちろん、社会的地位の話しだけではないのは確かではあるが。

*****
obu-58.jpg
世界が白人男性というものは過去の遺物であると認め始めるとすぐに、多くのboiたちは自分たちの生活を調整しなければならなくなった。

その調整による変化の少なからずの部分が、衣類の違いに関わっていた。boiたちはズボンやスーツや他の男性的な衣類に慣れていた。だが、新しく体つきが小さくなり、このような衣類はもはや不可能になった。大半が、妻やガールフレンドや姉や妹に助けを求めた。

もちろん、その結果、boiたちは女性と同じような服装をすることになった。しばらくすると、当然のように、スカート、ドレス、パンティ、そしてその他の女物の衣類を身につけるboiたちを見かけるようになった。

だが、boiたちはこのような衣類を着て育ったわけではないのである。それらを着て適切に振舞うことに不慣れなのである。

そのようなわけで、スカートを履き始めたばかりのboiたちに、不用意にイケナイものを見せられる人たちが増えた。ただ、どうしてあんなに多くのboiたちがミニスカートを履きつつもパンティを履くのを拒んだのかは、依然として謎のままとなっている。

*****
obu-59.jpg
エクスタシー……

この姿こそ、boiにとってのエクスタシーの姿であろう。

そんなに大昔のことではないのだが、かつてレオナルドは大きな黒いペニスの上で身体を上下させるなど、まして、それで喜び狂うなど夢にも思っていなかった時があった。

だがそれはグレート・チェンジの前の話しだ。boiが男性にセックスされるのはまったく自然なことだと誰もが思うようになった前の時代の話しである。

いずれにせよ、この画像の彼は、とても幸せそうに見えるのではなかろうか?

*****
obu-60.jpg
あら、なんてこと? アレ、そこにあるのが分からないくらいになってる。それに、この身体の曲線! boiはどうしたらいいの?

*****
obu-61.jpg
ランドルは恥ずかしがり屋だったことは一度もない。そもそもどうして恥ずかしがらなければならないのか? 彼は自分の身体をきちんとケアしていたし、しっかり鍛えてもいた。それに25センチ近くのペニスも彼に大きな自信を与えていた。そして、あの事件が起きた。

オマール・ベルが先行性のウイルスを世界中に撒き散らし、世界は変わり、白人男性を普通の男性から、小さく、柔肌で、女性的で、男性よりは女性と共通点が多い生物に変えたのだった。

その変化は最初、漸進的だった。身体が変化していると気づいた人はごく少数だった。しかし、そのすぐ後に、世界中が、白人男性というものは過去の遺物になり、その代わりに白人のboiが置き換わったと知ったのである。

ランダルにとっても、変化は他のboiたちと同様である。だが、彼自身の身体イメージは、現実の変化に追いついていなかった。彼は今だに自分の身体を男性的だと思っている。彼は今だに自分のペニスを誇れるモノだと思っている。そして、彼は今だに、女の子の前で裸で立つたびに、その女の子が彼のポーズを見て笑いを堪えるのに必死になっている事実を理解できずにいるのである。

だが、希望はある。いずれ彼は自分が男性ではないことを悟る時が来るだろう。いずれ彼は、自分がboiとなっている事実と折り合いをつける時が来るだろう。

*****
obu-62.jpg
ビクターズ・シークレット

だって、boiにも隠し事はあるものだから


[2014/07/17] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

男子寮のboiたち (1) 

「男子寮のBoiたち」 Dr. Bell's Vengeance: Frat Bois by Nikki J

ビンセントは心地よい革の椅子に座り、ビール片手にくつろいでいた。彼の下腹部の上にはエッチっぽいブロンドの女の子が股間を擦りつけながら身体をくねらせ、踊っている。横を見ると、親友のチャックも茶髪の女の子に同じようなもてなしを受けていた。音楽が鳴り響き、寮内は次第にワイルドになってきつつあった。いつも通りの学生寮のパーティである。女の子たちはどこかの女子寮から来た子たちだったが、ビンセントはブロンド娘の名前すら覚えていないし、ましてや彼女の女子寮がどこかなど、覚えているはずがなかった。

ちょうどその時、ブロンド娘がシャツを脱いだ。彼女が酔っているのはビンセントも承知の上だ。多分、彼女は後でこの時の行為を後悔するだろう。だが、そんなことはビンセントにとってはどうでもよかった。自分の問題じゃない。彼女の問題だ。自分としては、ヤレさえすればよかった。そこまでいけなくても、少なくともおっぱいくらいは見たいものだと。

彼女はビンセントにまたがった。踊る身体の動きに合わせて、彼女の乳房がビンセントの顔を叩いた。一方、ビンセントも両手で彼女の身体じゅうをまさぐった。女は前のめりになって彼にキスをした。ビンセントはそのキスにアルコールの味を感じた。

彼らの行為に気づき、人が少しずつ集まってきた。こういったパーティで女の子が自発的にショートパンツを脱ぐといったことは、珍しいわけではない。だが、だからと言って、見物に値しないというわけでもない。人が集まってきたのに気づき、女の子は酔いに任せてちょっとしたショーをし始めた。ビンセントの下腹部の上、上下に跳ねながら、乳房を揺すって見せ、そして両手でセクシーに自分の身体を擦りまわった。集まった者たちは一斉に歓声をあげた。

何分かした後、彼女はビンセントから降り、床にひざまずき、ビンセントの股間に手を伸ばし、ブルージーンズのチャックを降ろし、せっかちに中から彼のペニスを引っぱりだした。ビンセントも自分から立ち上がり、彼女がやりやすいように、ズボンを足元へと降ろした。

彼女はすぐに咥えた。前戯もなし。焦らしもなし。いきなりむしゃぶりつき、ズルズルと音を立てて吸う。ビンセントは彼女の髪の毛を鷲づかみにし、彼女は頭を前後に振り続けた。2分ほどし、ビンセントは準備が整った。このエロいブロンド娘にぶち込んでやろう。

ビンセントはシャツを脱ぎ、彼女の脇の下に手を挿しこみ、抱き上げ、そして自分の隣に座らせた。彼女の体重は45キロもないだろう。ビンセントはソファに座る彼女の前に立ち、彼女のタイトなジーンズに手を掛け、引き降ろした。下着も一緒に引きずり降ろす。そうやって彼女を素っ裸にした後、ビンセントはまたソファに座りなおし、彼女を上に乗せた。

彼女はゆっくりと身を沈め、自ら挿入した。そしていったん収めた後、自分から動き始めた。上下に身体を動かし始める。次第に激しい動きになっていく。彼らを見に集まった男子寮の学生も女子寮の学生も、ふたりに歓声をあげた。ブロンド娘は片腕を宙に上げ、何か見えない物を投げ縄で捕まえるかのように、その手を振り回して歓声に応え、その後、前のめりになって乳房をビンセントの顔面に押しつけた。ビンセントは彼女の尻頬をピシャリと叩いた。

何分かその体位で続けた後、ふたりは位置を変えた。ブロンド娘は床に四つん這いになり、ビンセントは後ろから抜き差しをした。チャックがふたりに近づき、ペニスを握りながら彼女の顔の前の位置についたのは、そのすぐ後だった。ブロンド娘は後ろからビンセントに突かれながら、夢中になってチャックのペニスを吸った。チャックは彼女の口の中に射精した。チャックとビンセントは彼女を挟んで、互いの手のひらを打ち合ってハイファイブをした。

さらにそれから何分か後、ビンセントと娘はまたも体位を変えた。彼女は仰向けになり、両脚を広げ、ビンセントは根元まで挿しこみ、力強い抜き差しを始めた。彼に突かれながら、彼女は絶え間なくヨガリ声や叫び声をあげ続けた。やがてビンセントはペニスを引き抜き、彼女の腹に白濁を振りかけた。

*

ビンセントは、気を失った娘をそのままカウチに寝かせたまま放ったらかしにした。娘は全裸のままうつ伏せになって眠っている。彼女が朝になる前に帰っていくだろう。ビンセントはそれを知っていた。彼女たちはいつもそうだったから。他の連中は、大半、別の部屋に行って、そこで隠れてセックスしているのだろう。だがビンセントは、そういう大半の連中とは違う。羞恥心がないのだ。それは、この女も同じだ。人に見られてるからと言って、それがどうした? もっと言えば、見られていた方が興奮する。

まあ何であれ、ビンセントは自分がどうしてこういうことをするのか考えるつもりはなかった。そして翌朝、二日酔いで目を覚ましたのだった。最悪の二日酔いとまでは言えないが、二日酔いであるのは確かだ。彼は寮のキッチンに行き、アスピリンを出して、飲んだ。その時、チャックが彼の後ろに近づいた。

「クレージーな夜だったな?」 とチャックもぐったりした様子で冷蔵庫のドアを開け、オレンジジュースの紙パックを掴んだ。そして、そのパックからじかに飲み、また冷蔵庫に戻した。

ビンセントは頷いた。「まあ、ちょっとな。あの女たちは誰だったんだ?」

「女子寮から来たのが何人か。あと、ジェフが先週ひっかけたストリッパーもいたらしいぜ」 とチャックは答えた。「なんで?」

「いや、ただ、誰だろうなって思って」とビンセントは答えた。「俺は今から……」 と彼は言いかけて途中でやめた。声が割れていた。一度、咳払いをし、また続けた。

「俺はひとっ走り……」 彼はまた咳払いをした。「何だこれ?」

彼の声が甲高くなっていたのである。チャックはビックリした顔をし、そして言った。

「俺が知ったことじゃ……」

チャックの声も変わっていた! ふたりとも何が起きたか分からなかった。ふたりの表情がそれを示していた。

混乱して何秒か沈黙した後、ふたりほぼ同時に声をあげた。

「いったい何が起きてるんだ?」

ふたりとも苛立った10代の娘のような声をあげた。

男子寮のすべての仲間が同じような変化をしてるのにふたりが気づいたのは、そのすぐ後だった。寮生、全員がホールに集まった。少し恐怖感が混じった甲高い声のざわめきが部屋を満たしていた。

ビンセントが立ち上がった。

「みんなちょっと! パニックにならないでくれ。何が起きてるかみんなで調べよう。そうすれば対処法も見つかるはずだ。多分、誰かが寮内にヘリウムガスを撒いただけかと思うんだけど」

彼自身すら、そんなことではないと思っていたが、他の寮生たちに勇敢な顔をしてみせる必要があった。

「これからネットを探って、何かの問題が起きてるのか確かめてみようと思う。だから、みんなも自分の仕事に戻って、パニックにならないでくれ」

ビンセントはそう言ってホールを出て、階段をあがり、チャックと共有している部屋に入った。床にはふたりの衣類が脱ぎ散らかしてあり、壁には胸が大きい女性のポスターが何枚も貼ってある。ビンセントはパソコンの前に座り、検索を始めた。

世界中の白人男性が同じような症状を示してるのを知るのに時間はかからなかった。大半の情報源は、これが、ある狂った博士の主張に関係していると述べていた。彼が2週間ほど前に大気に生物的作用物質を放出したという主張である(ビンセントはそのニュースにさほど注意を払わなかったので、いきさつはぼんやりとしか覚えていなかった)。

どのニュース・サイトも、何も心配する必要がないこと、政府の科学者たちがこの問題に対処すべく研究していることを伝え、基本的にアクセスした人たちを落ち着かせようとしているようだった。中には、これは壮大なジョークだと伝えているニュース・サイトもあった。

ビンセントは納得しなかった。このようなサイトが見せかけているよりも、もうちょっと深刻な問題のように思えた。何と言っても、自分も含め寮生たちが皆、女の子のような声になっているのだ。この背後にはかなり真面目な科学があるはずだ。彼のわずかな科学知識をもってしても、それくらいは想像できた。

彼はその問題の博士の名前(オマール・ベル)を知り、サーチエンジンに打ち込んだ。そして、ベル博士が生化学分野でノーベル賞を取った科学者であること、そして、人生の大半を人種差別に対する賠償を求める運動に捧げている非常に声高な(そして戦闘的な)黒人であることを知った。

最近、政府は、そのような賠償を行うはずだった法案を否決した。その結果、ベル博士は一時、身を隠し、その後、主要なニュース網の大半に手紙を送りつけたのだった。その手紙にはこう書かれてあった。

親愛なる世界の皆さん:

あまりにも長い間、我々アフリカ系アメリカ人は忍耐をし続け、世界が我々を差別することを許し続けてきた。我々はずっと忍耐を続けてきた。だが、とうとう、もはや我慢できなくなった。そこで私は我々を差別してきた皆さんを降格させることを行うことにした。初めは、皆さんは私の言うことを信じないことだろう。それは確かだ。だが、時間が経つにつれ、これが作り話ではないことを理解するはずだ。

私は、私たち人類の間の階層関係に小さな変更を加えることにした。今週初め、私は大気にある生物的作用物質を放出した。検査の結果、この作用物質はすでに世界中の大気に広がっていることが分かっている。

パニックにならないように。私は誰も殺すつもりはない。もっとも、中には殺された方がましだと思う者もいるだろうが。

この作用物質はあるひとつのことだけを行うように設計されている。それは、黒人人種が優位であることを再認識させるということだ。この化学物質は白人男性にしか影響を与えない。

それにしても、この物質はそういう抑圧者どもにどんなことをするのかとお思いだろう。この物質はいくつかのことをもたらす。その変化が起きる時間は、人によって変わるが、恒久的な変化であり、元に戻ることはできない。また純粋に身体的な変化に留まる。

1.白人男性は身体が縮小する。白人女性の身長・体重とほぼ同じ程度になるだろう。この点に関しては個々人にどのような変化が起きるかを予測する方法はほとんどないが、私が発見したところによれば、一般的な傾向として、女性として生れていたらそうなったであろう身体のサイズの範囲に収まることになるだろう(その範囲内でも、小さい方に属することになる可能性が高いが)。

2.白人男性はもともとペニスも睾丸も小さいが、身体の縮小に応じて、それらもより小さくなるだろう。

3.白人男性のアヌスはより柔軟になり、また敏感にもなる。事実上、新しい性器に変わるだろう。

4.声質はより高くなるだろう。

5.腰が膨らみ、一般に、女性の腰と同じ形に変わっていく。

6.乳首がふくらみを持ち、敏感にもなる。

7.最後に、筋肉組織が大きく減少し、皮膚と基本的な顔の形が柔らかみを帯びるようになるだろう。

基本的に、白人男性は、いわゆる男性と女性の間に位置する存在に変わる(どちらかと言えば、かなり女性に近づいた存在ではあるが)。すでに言ったように、こういう変化は恒久的で、元に戻ることはできない。(現在も未来も含め)すべての白人男性は、以上のような性質を示すことになる。

これもすでに述べたことだが、大半の人は、私が言ったことを信じないだろう。少なくとも、実際に変化が始まるまではそうだろう。もっとも変化はかなり近い時期に始まるはずだ。ともあれ、1年後か2年後には、世界はすでに変わっていることだろうし、私に言わせれば、良い方向に変わっているはずである。

親愛を込めて、

オマール・ベル博士


ビンセントは何度かその文章を読み返した。こんな変化なんてありえない……そう独りごとを言った。根拠のない恨みをもった、ただの狂人じゃないのか?

ビンセントは、こういう議論があることは知っていた。アフリカ系アメリカ人は、過去の抑圧と奴隷制に対して、それを埋め合わせる賠償を求めている。だが、たいていの理性的な人々は、祖先の行った行為に対して現在の人々を罰したり報償したりするのは馬鹿げているとして、無視している。明らかに、ベル博士は理性的ではない。だが、彼が世界の注目を集めていることはビンセントも認めた。(ベル博士が予言している他の変化がそもそもあり得るとはとても信じがたいし)仮にいま以上の変化が起きなくても、ベル博士は(困ったことをしでかしたが)天才的な男として語り継がれることになるだろう。

ビンセントは、180センチ、95キロの身体を椅子から立ちあげ、他の寮生に伝えに向かった。恐がっている寮生たちの顔を見て、彼は不必要に恐がらせることは言わないことに決めた。

「報道機関は、これはある狂った科学者が起こした大がかりな悪ふざけにすぎないと考えているようだ。それに、政府は、最長でも2週間くらいで解決法を開発するだろうとも言っている」

またも甲高い声に戸惑いつつ、ビンセントはみんなに説明した。

「だから、みんな、気にするなって。すぐに元通りになるさ」

そして彼はまた自分の部屋に戻って、ベッドに腰を降ろした。すぐにチャックが入ってきて、机に座った。チャックはビンセントよりもちょっと小柄で、赤い髪をしている。ビンセントは暗めの茶髪だ。

「本当はもっと深刻なんだろ?」 とチャックは訊いた。彼の声はビンセントのよりも甲高い声になっていた。

ビンセントが返事をしないのを見て、チャックは続けた。「おい、何が起きてるか、言ってくれよ」

「本当のことを言ったよ」

「でも、言ったこと以上のことがあるんだ。そうだな?」

ビンセントは頷いた。「パソコンにある記事を読んでみれば分かる」

チャックはさっそく読み始めた。彼は読みながら頭を何度も振った。そして読み終え、ビンセントの方を見た。

「こんなの狂ってる。どれもこれも、不可能なことばかりじゃないか」

「分かってる。だからこそ、みんなに言わなかったんだ。みんな、すでに恐がってるのに、いま以上、恐がらせたくないから」

「でも、本当にこれが起きたらどうする? もちろん、あり得ないのは分かってるが、もし、お前がここにあるような変化をしたら?」

ビンセントは肩をすくめた。「知らないよ。多分、そのまま人生を続けるだけだろうな。変化して、ちょっと小さくなっても、人間としては同じなままだろうし。何か他が変わる理由があるのかな、って思うんだ」

「相変わらずパーティを続けるとかな」 とチャックは笑った。笑い声が女の子のクスクス笑いのように聞こえた。

ビンセントも笑顔になった。「ああ、そうだな、続けるだろうな。何も変える必要がないんだから」

ふたりは一緒に笑い続けた。その笑い声は、女子高生ふたりが笑っているのとほとんど同じに聞こえた。ふたりとも、たとえ狂人のベル博士の言ってることが本当になっても、自分たちの生活は一切変わらないと自信を持っていた。

「それに、たとえどうなっても、女の子たちは相変わらずやってくるだろうしな」

ビンセントはそう締めくくり、チャックも、うんうんと頷いた。それからふたりは他の話題、例えば、どこの女子寮が可愛い子がそろっているかとか、どこの女子寮がエロい子が多いかとかの話題でおしゃべりを続けた。

そんなおしゃべりを続けているうちに、ふたりともベル博士と彼の狂った計画のことなど忘れていた。自分たちが女の子のような声をしていることすら忘れたようである。

*


[2014/07/17] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

淫虐のスチュワーデス (1) 

淫虐のスチュワーデス Manhandled Stewardess (m/f, i/r, n/c) by Black Demon
(「屈服のスチュワーデス2」の続編)

空港近くのホテルに向かうシャトルバスの中、メリッサはひとり静かに、さっき終わったばかりのフライト勤務のことを思い出していた。

夫のビルと結婚記念日を祝ったあの「クリフズ」の夜。あれ以来、あの男とは会っていない。

…ええ、確かに「クリフズ」の夜のことは忘れられない夜になったわ! あんな他人の目につく公の場所で、私は何てことをしたのだろう。今だに自分が信じられない。もし、あの時、ビルが外の夜景を見るためにバルコニーに出てきたりしたら、確実に私がしていたことを見てしまったはず! 他の人がいる場所で、黒人男の性器を握り、射精させていたところを!

…どうして? どうして私は飛行機の中であのメモを渡してしまったの? どうして私は乗務員がチェックインするホテルを教えてしまったの? どうして電話してと頼んでしまったの?

メリッサは自問し続けた。いくつも問いが出てきたが、そのいずれに対する答えも、彼女は知っていた。単純だった。もう一度、理性が吹っ飛ぶようなセックスをしてほしい! もう一度、娼婦のように、性玩具のように扱われたい! そういうことだった。でも、本当にあの男がホテルに現れるか、彼女には分からなかった。

シャトルバスが渋滞が晴れるのを待ち、その後、左に曲がり、ホテルの駐車場に入る時、メリッサはホテルの前にタクシーが停まるのを見た。見覚えのある黒い姿がタクシーから出て、ホテルのロビーへと入っていくのを見て、彼女の太ももの筋肉がキュッと緊張した。

他の乗務員とホテルのロビーへと入りながら、メリッサは、あの乗客がラウンジのソファに座り、夕刊紙を読んでるのを見た。

フロントでチェックインをし、メリッサも部屋の番号とキーを受け取った。仲間のスチュワーデスがメリッサに訊いた。

「メリッサ? 部屋は何号室? 後でカクテルでも飲まない?」

「605号室だわ。でもカクテルはパスさせて。すぐにベッドに入りたいの!」

メリッサは、新聞を読んでるフリをしているアーチーに聞こえる程度の声で返事した。実際、アーチーはこの時、メリッサの方を見ていた。彼女が「すぐにベッドに入りたい」と言う時、アーチーの方をちらりと見て、微笑むのを彼は見逃さなかった。

メリッサは、他のクルーたち数名と一緒にエレベータに乗り、おしゃべりをし、そして仲間のふたりのスチュワーデスと6階で降りた。部屋の前に来ると、彼女は他のスチュワーデスに手を振り、「私はすぐに寝ることにするわ。じゃあ、また明日の朝に!」と言って別れた。

ホテルの部屋に入ると、キャリーバッグを小さなクローゼットにしまった。そして壁に背中を預けて寄りかかった。期待で心臓がドキドキなっていた。

「私、どうしてこんなことしてるの?! 愛する夫と幸せな夫婦になっていて、小学生になる可愛い子がふたりもいる。なのに、今の私…。あの黒人男が部屋に来て、私を襲うのを待っている! ああ、私は病気に違いない! ほんとに、病気なのよ! あの男の名前すら知らないというのに!」

メリッサは呟いた。その直後、予想した通り、ドアをノックする音が部屋に響いた。

「出ちゃダメ! ドアを開けなかったら、あの人は帰っていくはずよ! ビルや子供たちを裏切るなんてダメ!」

そう言いながらも、彼女の手はドアノブへと近づいていた。

そしてまたノックの音が鳴った。メリッサはためらいながらも、ドアノブとロックに手を掛けた。呼吸を乱しながら、開けちゃダメと自分に言い聞かせる。ロックとドアノブに手を当てたまま、彼女は目をつむった。ドアを開けたいという誘惑を払いのけようとする。一瞬、愛する夫と幼い子供たちのことを頭に浮かべた。夫や子供たちにこんなことはできないはず! 夫婦関係も子供たちとの関係もリスクにさらせない。

「…今のあなたのすべてを危険にさらすことになるのよ! ドアを開けちゃダメ! ほんの束の間の身体の快楽のためなんかに、そんなことをしてはダメ。ましてや黒人男なのよ!」

そう自分に言い聞かせてはいても、次第に決心が薄らいでいく。衝動を堪えようと、メリッサは両脚の太ももを擦り合わせ、唇を噛んだ。そして自分で自分に与えた警告をかなぐり捨て、彼女はロックを外し、ドアノブを回し、男を迎え入れた。

ホテルの部屋の狭い入口の通路で、メリッサは夫以外の男の両腕に包まれた。目を閉じ、唇を開き、肉質の舌が口に入りこむのを許した。そして、自ら両腕を逞しい身体に巻きつけ、抱き寄せた。

メリッサは心の奥底では、男に支配的に振舞ってほしいと思っていた。自分の意志ではなく、男に強引に無理強いされて、男の言いなりにさせられたいと思っていた。

メリッサは失望することにはならないだろう。彼女は、男が両手を彼女の肩に当て、押し下げるのを感じ、そして粗野な声で命令するのを聞いたからだ。

「床にひざまずけ、メス犬! 本物の男の味を味わうんだ!」

帰りのフライト、メリッサは自分自身を責め続けた。自分の欲望を満たすためだけに夫を裏切ってしまったことを責め続けた。黒い肉棒への欲望、そして脚の間に湧き上がるあの疼きを癒したいという切なる欲望。それに自分は負けてしまったのだ。だが、それでも、彼女は認めざるをえなかった。昨夜は、まさに忘れられない一夜だったということを。ずっと癒されずにいた疼きが、まさにその疼く場所に直に熱いクリームを注がれ、この上なく癒されたと。

その日の朝、目を覚ました時のことをメリッサは思い出した。脚の間、奥深くに埋め込まれた長くて太いペニスがヒクヒクと痙攣している、あの甘美な快感を感じながら目を覚ましたのだった。

それを思い出した瞬間、彼女は反射的に左右の太ももにキュッと力を入れてしまった。その結果、熱いクリームが中から染み出てしまったのだった。パンティが濡れ、スチュワーデスの制服を汚してしまわぬようにと、余分にナプキンをつけていたにもかかわらず、あそこの穴が夜通し広げ続けられたせいからか、漏れ出てしまったのだった。

夕方になり、彼女の幼い娘ふたりが学校から帰り、メリッサに駆けよって抱きついた。夫のビルも愛情のこもったキスをし、彼女の帰宅を迎えた。

メリッサは小さなフライト用のバッグから中身を取り出し、汚れた衣類を洗濯室に運びこんだ。今回のフライトで着た制服は小さく丸めたままにした。ホテルの部屋のドアのところでつけられた精液で制服に染みを作ってしまったのである。彼女はその染みをビルに見られたくなかった。

洗濯室に入り、メリッサは汚れた制服を広げた。その瞬間、あの男をホテルの部屋へと入れた後の記憶がよみがえった。

あの時、メリッサはすぐにでもベッドに連れて行ってほしかった。早く抱いて、ずっと焦がれていたセックスをしてと、言葉に出して懇願もした。

男は彼女の肩を押して床にひざまずかせた後、こう言ったのだった。

「お前はその制服を着てるとなおさら綺麗に見えるしセクシーだ! 俺は綺麗なスチュワーデスをひざまずかせてフェラさせたいと、ずっと思っていたんだよ!」

メリッサは言いつけに従って、ひざまずき、長く太い男根に奉仕した。焦らすようにして、黒い男根に上下に舌を走らせ、舐め続けた。それから口を大きく開いて、バルブのような亀頭を口に入れ、頭を上下に振った。

何分か後、熱心に吸う彼女の口唇愛撫に応えて、男の分身がひくひく痙攣し始めるのを感じた。メリッサは長い肉茎を両手で握り続けながら、タンパク質充満の熱い白濁が撃ち出されるのを今か今かと待った。そして、喉奥で亀頭が一段と膨らみ、そして噴射するのを感じたのだった。

突然に噴射を始めたちょうどその時、肉棒が少し引きさがった。口の中をいっぱいにするつもりで引きさがったのだろう。粘っこい白濁が何発も何発もメリッサの喉奥を叩いた。あっという間に彼女の口の中は白濁でいっぱいになり、口元ぎりぎりまで溜まった。そして当然のことであるが、やがて口元からこぼれだし、あごを伝い流れ、彼女の青い制服に垂れたのだった。

その夜、ビルはメリッサが娘たちを寝かせるのを手伝った。彼女は家にいるときは普通、娘たちが寝つくまで一緒にいることにしているのである。ビルがそれを手伝ってくれているということは、彼が早くメリッサと愛し合いたいと思ってるからだと彼女には分かっていた。もちろん、メリッサも同じ気持ちで、愛する夫を喜ばせてあげたいと思っていた。特に、泊りがけの勤務を利用して夫を裏切ってしまったという罪悪感からも、そうしてあげたいと感じていた。

子供たちを寝かしつけた後、ビルとふたりでベッドに入った。暗闇の中、夫が両手で身体を撫で、愛撫するのを感じた。そして夫のいつも通りの優しい愛し方も。メリッサは自分からも腰を突き上げ、せっせと動く彼の身体を両腕、両脚で包み込んだ。だが、それはビルを興奮させ、期待していたよりもずっと早く愛の体液を噴出させる結果にしかならなかった。

「ダメな人ね! もっと本物の男らしくヤッテよ!」

メリッサは、そう叫び出してしまいそうなのを、唇を噛んで必死に堪えた。

しばらく経ち、メリッサはビルにしがみついていた両腕、両脚から力を抜いた。ビルは射精の後、今は眠りに落ちそうになっている。彼はちょっと横に身体をずらしただけで、その萎んで役立たずになったペニスが、メリッサの膣肉に絞られるようにして押し出された。

メリッサはビルの水っぽい精液が漏れてベッドを濡らさないようにと、両脚を固く閉じながら、起き上がり、バスルームに入った。夫が出した汚れを洗い流したいと思ったからである。

身体を洗いながら、メリッサは堪え切れなくなり、指を股間に這わせた。敏感なクリトリスを触り、夫のせいで火をつけられた疼きを癒さなければいてもたってもいられなくなったからだった。指で撫でながら、はあーっと安堵の溜息を漏らした。頭の中には、前夜のホテルの一室での行為の数々が浮かんでいた。

数か月後。メリッサはまたもあの疼きを癒したくて堪らない気持ちになっていた。この3ヶ月、定期的に、誰もいないバスルームで指で慰めその疼きを鎮め、何とか罪深い欲望を封じてきていた。一度など、街の下品な地域にひとりで行って、薄汚れたバーに入り、この疼きを消してもらおうと思ったことすらあったのである。

メリッサは、昨日の出来事を思い出し、ぶるっと身体を震わせた。昨日は週末で、滅多にないことだが、ビルと娘たちと一緒に過ごせる週末だった。

メリッサたちは、娘たちにブランコのセットを買おうとショッピングに来ていた。そして、ある店の前でメリッサたちは立ち止ったのである。この週末限定ですべてのブランコが特別価格で売られていたからだった。

店でセールスをしていた男は逞しい体つきの、40代後半と思われる黒人だった。メリッサは、その男が商品の説明をしに近づいてきた時、顔が火照り、気持ちがそわそわするのを感じた。そして、心の中に溢れてくる邪悪な考えを封じ込めようと、すぐに太ももを擦り合わせ始めた。彼女は、夫や子供たちが一緒のときに、そんなことを考え始めている自分に罪悪感を感じた。

ルイス・ハリスは、「あの表情」を前に見たことがあった。こちらが様々なセットの説明をする間、顔を火照らせながら、こっちを見まいと顔をそむけている若い人妻であり、幼い子供の母親。その表情だ。

こんな可愛い美女がまさか、黒人男を欲しがっている? ルイスはにわかには信じられなかった。ひょっとして、自分は表情を読み違えてるのかとも思った。

彼はこのような表情を見せる女を何人も見てきたが、これほど魅力的な女が「あの表情」を見せるのは初めて見た。しかも、旦那と幼い娘たちが一緒の場で!

もし本当だとしたら、これは絶対に逃すわけにはいかない。ルイスはブランコ・セットで破格の値段を提案し、しかも格安で設置まですると持ちかけてみようと決めた。

子供たちが、ブランコに乗ってみたいとセットに駆け寄った。旦那もその子供たちを追いかけて走り寄ってる。それを見て、ルイスは大きな声で言った。

「いいよ、お嬢ちゃんたち! いろんなブランコに乗ってみて!」

それからメリッサに大きな声で言った。

「奥様、ちょっとパンフレットを見ていただきたいんですが? あのブランコ・セットの特別なところがいろいろ載っているんです!」

そう言って彼はデスクに行きパンフレットを取りだした。横目で、美人人妻がゆっくりと、しかし、おどおどと自分の後についてくるのを見た。

パンフレットを開きながら、彼はこの美女がどれだけそわそわしているかを見てとった。ちょっとじっくり観察すれば、すぐに「あの表情」が本物かどうか分かるだろう。

この人妻は旦那に背中を向けている。だから旦那はこっちが見えないはずだ。そう踏んだルイスは、パンフレットを開き、彼女に手渡す時、わざと彼女の手首についているゴールドのブレスレットに触れた。そして何気なさを装って、人差し指で彼女の手をなぞり始めた。

「これは、これは! 何とも美しいブレスレットをつけておられる!」

ルイスは、指で手の肌を触れた瞬間、人妻がハッと息を飲む声を聞いた。だが、嫌がって反射的に手を引っ込めるわけでもない。やっぱり、「あの表情」は本当だったのだ!

それを知りルイスは大胆に彼女の手を握って言った。

「さあ、こちらに。私の隣に来てください。パンフレットの写真が良く見えますよ!」

そしてメリッサの美しい青い瞳を覗きこみながら、手を引っぱり、カウンター・デスクの内側、自分の隣に引き寄せた。

木製のカウンターで、内側に並んで立つふたりの腰から下は、外側からは見えない。ルイスは彼女の柔らかい手を自分へと引き寄せ、その細い指でズボンの前をなぞらせた。

「俺からブランコ・セットを買うように旦那を説得してくれるかな? そうしたら、俺が自分で奥さんの家に行って、ブランコを設置してやるよ! それに、そうしてくれたら、涎れが出そうなでかいボーナスも一緒についてる。奥さんなら絶対、気に入るはずだぜ!」

ルイスは彼女の呼吸が乱れ始めるのを見て、さらに大胆になった。

「あんた、アレが欲しいんだろ? いま思ってるはずだ。俺のでかい黒棒を口の奥に入れられたら、どんな感じなんだろうって。違うか? 今ここに旦那や子供たちがいなかったら、この場でしゃがみ込んでおしゃぶりするのにって。そうだよな?」

そう言われ身体を小刻みに震わせ始めた美女を見て、ルイスはニヤリと笑った。その美貌の内側に潜む、淫らな女の本性を読み取ったから。

その少し後、メリッサの娘たちがデスクに駆け寄ってきた。

「ママ! ママ!....................あの赤いブランコ・セットが欲しいの!」

そしてビルもやってきて、にんまり笑うルイスと値段の相談を始めた。ルイスとしては、この美人人妻のパンティの中に忍び込むチャンスのためなら、何ならタダでブランコをやってもいいとすら思った。

どうやら、この旦那は仕事が忙しくて、休みを取るのが難しいようだ。自分ならあっという間に設置できるので、すぐに配達を手配して、いつでも設置できるようにしておこうと、言ってみようか?

ルイスがそう思ったのは、旦那が妻にこう訊くのを聞いた時だった。

「今週、フライトがないのはいつだか分かるかい? ふたりでちょっと時間を作って、一緒に設置するというのはどうだろう?」

ほう、この美人の奥さん、スチュワーデスなのか。美人スチュワーデスの中に突っ込むのはヤッタことがねえな。そう思い、ルイスは股間がヒクヒクいうのを感じた。

さらに彼女がたどたどしくこう言うのを聞いて、またもヒクヒクする。

「す、すい……水曜日よ! 私 ...........火曜は夜間フライトがあって、水曜の朝に家に戻るの。た……多分、朝の8時ごろ!................一緒に設置するの、いい考えだと思うわ。あなた、あまり時間が取れないから特に!」

火曜日の夜、夜間フライトの勤務をしつつも、メリッサは仕事に集中できなかった。心が乱れ切っていた。あの逞しい黒人セールスマンには顔を合わせたくなかった。自分の弱さを知っていたから。顔を合わせてしまうと、もろく崩れてしまうかもしれないから。そう思ったメリッサは、フライトの直前にビルに電話をし、ブランコセットを置く場所に印をつけておくことと、その他の指示を書いておいてセールスマンに渡すだけでよいようにしておくことを頼んだ。


[2014/07/17] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)