* 何も変わらないと言ったからと言って、実際に何も変わらないことにはならない。月曜になり、学校に行ったブランドンは、少し自信がなくなった。しかし、その感情、いや少なくともその意識はすぐに消え去った。というのも、学校の白人の男子生徒たちが全員、彼と同じような甲高い声になっていたからである。 とはいえ、女の子っぽい声ばかり聞きながら校舎の廊下を歩き、何か変な感じだった。 ロッカーのところに来た時、シンディが近寄ってきた。 「おはよう」 「やあ、おはよう」 とブランドンは答え、ちょっと間をおいて続けた。「あのね、ちょっと謝らなければいけないんだ。僕の声が変わった時、ちょっと変な振舞いをしてしまったよ。ゴメン」 「分かってたわ。でも、ちょっと良いかなとも思ってるの」 「本当?」 「ええ、セクシーだわよ。さあ行きましょ。授業に遅れちゃう」 そしてふたりは手をつなぎ、廊下を進んだ。 * 「どうした、ブランドン! お前、こんなのできてたぞ!」 重たそうなバーベルを持ち上げようと頑張るブランドンを、コーチが怒鳴りつけた。だが、どんなに頑張っても持ち上げられない。とうとう(逞しい黒人の)コーチはバーベルに手を掛け、持ち上げて棚に戻した。 「どうしたんだ、ブランドン? 前には、お前がこの2倍のバーベルを上げてたのを見たぞ?」 ブランドンは肩をすくめた。「分からない。最近、あまり気分が良くないからかな」 「まあ、ちょっと休め。そうしてからだを直すんだ。大学のフットボールに備えて準備をしなくちゃいけないからな」 ブランドンは返事をしなかった。そしてコーチはぶらぶらと他へと歩き去った。 ブランドンはバーベルに目をやった。前ならアレを軽々と持ち上げられていたはず。だが、最近、どんどんパワーが減ってきている気がする。実際、体重も減ってしまった。病院にも行ったが、健康だと言う。 だが、不安は消えなかった。どんなに頑張っても、寄って立つ基盤である体力が失われつつあるような気がした。彼は溜息をつき、ロッカールームに行った。 チームメイトの大半がそこにいた。みな筋トレをし終えたばかり。ブランドンはみんなの姿を見まわした。白人のチームメイトの大半が、前より小さくなったように見えた。しっかり見ないと、簡単には気づかないが、事実はそうだった。ブランドンはそのことを頭の片隅に入れながら、シャワーの水しぶきの中にくぐりこんだ。 * だが、ますますパワーが弱まって行く。ブランドンはその事実に駆りたてられ、ネットで調査をしてみた。あの気が狂った博士が言ったことと何か関係があるかも知れない。そこで、彼の発言を検索してみた。すぐに新聞に載った彼の手紙を見つけた。それにはこう書かれてあった。 親愛なる世界の皆さん:
あまりにも長い間、我々アフリカ系アメリカ人は忍耐をし続け、世界が我々を差別することを許し続けてきた。我々はずっと忍耐を続けてきた。だが、とうとう、もはや我慢できなくなった。そこで私は我々を差別してきた皆さんを降格させることを行うことにした。初めは、皆さんは私の言うことを信じないことだろう。それは確かだ。だが、時間が経つにつれ、これが作り話ではないことを理解するはずだ。
私は、私たち人類の間の階層関係に小さな変更を加えることにした。今週初め、私は大気にある生物的作用物質を放出した。検査の結果、この作用物質はすでに世界中の大気に広がっていることが分かっている。
パニックにならないように。私は誰も殺すつもりはない。もっとも、中には殺された方がましだと思う者もいるだろうが。
この作用物質はあるひとつのことだけを行うように設計されている。それは、黒人人種が優位であることを再認識させるということだ。この化学物質は白人男性にしか影響を与えない。
それにしても、この物質はそういう抑圧者どもにどんなことをするのかとお思いだろう。この物質はいくつかのことをもたらす。その変化が起きる時間は、人によって変わるが、恒久的な変化であり、元に戻ることはできない。また純粋に身体的な変化に留まる。
1.白人男性は身体が縮小する。白人女性の身長・体重とほぼ同じ程度になるだろう。この点に関しては個々人にどのような変化が起きるかを予測する方法はほとんどないが、私が発見したところによれば、一般的な傾向として、女性として生れていたらそうなったであろう身体のサイズの範囲に収まることになるだろう(その範囲内でも、小さい方に属することになる可能性が高いが)。
2.白人男性はもともとペニスも睾丸も小さいが、身体の縮小に応じて、それらもより小さくなるだろう。
3.白人男性のアヌスはより柔軟になり、また敏感にもなる。事実上、新しい性器に変わるだろ。
4.声質はより高くなるだろう。
5.腰が膨らみ、一般に、女性の腰と同じ形に変わっていく。
6.乳首がふくらみを持ち、敏感にもなる。
7.最後に、筋肉組織が大きく減少し、皮膚と基本的な顔の形が柔らかみを帯びるようになるだろう。
基本的に、白人男性は、いわゆる男性と女性の間に位置する存在に変わる(どちらかと言えば、かなり女性に近づいた存在ではあるが)。すでに言ったように、こういう変化は恒久的で、元に戻ることはできない。(現在も未来も含め)すべての白人男性は、以上のような性質を示すことになる。
これもすでに述べたことだが、大半の人は、私が言ったことを信じないだろう。少なくとも、実際に変化が始まるまではそうだろう。もっとも変化はかなり近い時期に始まるはずだ。ともあれ、1年後か2年後には、世界はすでに変わっていることだろうし、私に言わせれば、良い方向に変わっているはずである。
親愛を込めて、
オマール・ベル博士ブランドンは何度か読み返し、その後、画面をじっと見つめ、そのメッセージを頭の中に染み込ませた。これから、こんなことが自分に起きるのか? いや、そんなことありえない。こんなことすべてできる人など、いるわけがない。 コンピュータの前に座る彼の頭の中、様々な不吉な思考が駆け巡った。
部屋は、会合が開かれるオフィスからさほど離れていない小さなホテルに予約された。ブッバは、このホテルのオーナーと知り合いで、その部屋には隠しカメラをつけてもらっていた。ビデオがあれば、今回に限らず、将来的にあの若妻のからだを自由にすることができるだろうし、そういう動画がもたらすカネもおまけについてくる。 部屋の中、ブッバはソファに座り、満足そうに葉巻の煙を吐きながら、ローラが愛らしくも、恥じらいながら服を脱ぐ姿を眺めていた。 ローラが、黒いレースのブラジャーとそれにマッチしたパンティだけの姿になると、ブッバは、こんな美女を妻にした若い夫のことを妬みつつも、これからのことを思い、思わず笑みが漏れるのである。その旦那、自分が一緒になったばかりの若妻が自ら進んでその繊細なカラダの魅力を黒んぼに分け与えようとしているのを知ったら、どれだけショックを受けるだろうか、と。 「実に綺麗だ、ウィランド君!」 ブッバは葉巻の煙を長々と吐き出し、呟いた。 「実に愛らしい若妻だ! 入社してからどのくらいだね?」 「まだ半年です! 私…………私、最近、重役向けの秘書グループに昇進したばかりなのです。しかも、この2週間ほど会社をお休みしてて……新婚旅行だったのです!」 「そうか、そうか……」とブッバはくすくす笑った。「じゃあ、新婚旅行から帰って来たばかりということか、ウィランド君?」 ブッバはこのウブな美女を煽り、楽しんだ。悔しそうに恥ずかしがる姿、表情がたまらない。 「その可愛いパンティを脱いだ姿も見たいものだな、ウィランド君! 結婚したばかりの美しい人妻が、他の男に露わな姿を晒す! ご主人が今の君の姿を見たら、何と言うだろうねえ。アハハ」 ローラは、グライムズが服を脱ぎ始めるのを見ながら、恐怖に呼吸を乱した。彼女は、グライムズ氏を長袖のシャツとスーツを着た姿でしか見たことなかった。そのグライムズ氏がシャツを脱いだ姿を見て、彼女は唖然としたのである。服を着た外見からは想像できないほど逞しい筋肉のからだで、しかも黒炭のようにまっ黒な肌。 視線を下げ、盛り上がった下着へと目を移したローラは、思わず、「アッ」と声に出して息を飲んだ。薄地の下着の中、何かがうごめくのが見えたからだった。あの中には巨大な蛇が隠れていると思った。それを使って彼が私に何をしようとしてるのかを思い、恐怖に駆られた。だけど、仕事を失うわけにはいかない。 ブッバはこういうふうに可愛い若妻を驚かすのが趣味だった。ローラが彼の股間の盛り上がりに目を釘づけにしているのを見ながら、彼はゆっくりと下着の中に手を入れ、中から男根を引っぱりだした。 予想通り、長い極太ペニスが姿を現した途端、ローラは目を丸くし、恐怖にひきつった声を上げた。そして、これも予想通り、彼女は、まるで催眠術にかけられたように、ヒクヒクうごめく自分のペニスを見つめている。頭の中でこいつと自分の夫の一物を比較しているのだと分かる。だが、ほんの数分後には、自分のからだを使って実際に比較することができるようになるだろう。旦那のペニスと俺のペニスの違いは、「白と黒」ほど明らかだろうぜ。そう思いながら、ブッバはペニスをヒクつかせた。 もちろん、ブッバはローラにコンドームをつけると約束しなければならなかった。そういった保障をしてやらなければ、ローラは、そもそも、この出張に同行することを拒否したことだろう。ローラが他の男の赤ん坊を産む経済的余裕などないことも承知だ。ましてや黒人の子などありえない。それを知りつつも、ブッバはこの愛らしい新妻にスペシャル・サプライズを用意していた。使用するコンドームに、精液が染み出る程度の穴をわざと開けておいたのである。 ブッバは下着を脱ぎ素裸になった後、ローラを抱きしめた。若い女体から甘い香りが立ち上ってくる。驚くほど柔らかな肌で、肌が触れた途端、ぷるぷる震えたところもあどけなくて可愛い。 ブッバにとって嬉しい驚きだったことは、両手で尻頬を押さえて抱きすくめたり、柔らかなピンク色の乳首をいじっても、ローラが決してからだを引いて離れたりしなかったことだった。 ローラはぶるぶる震えてはいたが、この邪悪な男に身を任すよう自分を強いていたのだった。夫が失職中である以上、この仕事を失ったら破壊的なことになってしまうと知っていたからである。 ブッバは、この女、今回の出張について旦那に何て言ったんだろうなとは思ったが、こういうことをするとは言うわけがないことは知っていた。
「淫乱ママ」 第11章 Slut Mommie Ch. 11 by fantasy69 「ママ? パパが帰ってくるのはいつごろ?」 クリスティがガレージに行く途中、あたしのそばに駆け寄って訊いた。 うわあ、クリスティは今日は忙しそうね。たくさん洗濯物を抱えて走り回ってる。あたしはリビングルームのテレビからほこりを払い続けていた。多分、あたしが返事しても聞こえないだろうからと、返事はせずに。 「ママったら! いつパパが帰ってくるの?」 ガレージから大きな声が聞こえる。 はいはい。今日のクリスティはあたしをイライラさせるつもりのようね! この前の週末、ジーナがうちに泊って行った時から、クリスティは、ちょっと変わったように見えた。前よりもエネルギッシュになったし、家のことを進んで手伝うようになっている。 ジーナとあんなふうになって、自分で制御できないほど燃えてしまったとき、階段の上の方から喘ぎ声がしたように思ったけど、あれは錯覚だったのかしら? それとも、あたしがああいうふうになっていた時、子供たちのどっちかが見ていたのかしら? そんなことを考えることが何度もあった。クリスティが見てたの? それともトミー? 多分、すべてはあたしの想像にすぎなくて、子供たちに見られていたと自分に言い聞かせようとしているだけなのかも。 あたしはガレージの方に行きかけたけど、途中、ハッとして立ち止ってしまった。あたしって、ジーナとのことを子供たちに見せたがっているの? ああ、あたしって何て母親になっているの? ご近所にも聞こえるような大きな声で言い合うのって絶対に嫌だったので、あたしはガレージに行って、娘が何をしているのか見に行くことにした。 ガレージのドアを開けたら、いきなりクリスティのお尻が見えた。前のめりになって乾燥機から洗濯物を取り出し、洗濯物かごに入れてるところ。ビックリして、突っ立ったまま娘のお尻を見ていたけど、不安にもなった。だって、シルクの赤いパンティだけの格好でいたから。バランスを保つために脚を広げて立っていて、しかも腰を曲げているから、パンティが彼女の若いあそこをぴっちりと包んでいて、あそこの輪郭が浮き出てしまってる。 その時、何か言うべきだと思ったけど、あたしは何も言わなかった。ただ立って娘のお尻やあそこの輪郭の隅々まで見ていただけ。こんなことしててはダメと心の中で自分を叱りつつも、同時に、ものすごく興奮していた。 「ママったら! もう! パパはいつ帰ってくるのよ!」 とクリスティはまた大きな声をあげた。 「クリスティ? ママはここにいるわ。大きな声を上げる必要はないはずよ」 と落ち着いた声で答えた。本当に落ち着いた声になっていればいいけど。 クリスティは突然あたしが後ろにいたのでビックリして跳ね、あたしの方を向いた。彼女の若々しい張りのある乳房が目の前に。日光浴をした時につけてたビキニの日焼けのラインがセクシー。あたしは本能的にクリスティの胸に視線を向け、にっこり微笑んだ。 「今日は自由な気分を満喫しているようね?」 急にお口の中がカラカラになってくるのはどうして? 娘もにっこり笑った。でも胸を隠そうとしない。 「ママには前に胸を見られているもんね。大したことじゃないと思うの。でも、ママが私の胸を気にするなら……」 あたしは娘の前で興奮してることを隠そうとしながら、彼女の乳房に視線を向けた。この年にしてはとっても豊満に膨らんでる。小さな乳首とその周りの繊細そうな乳輪。 どういうわけか、あたしの視線はさらに下へ降りて、平らに引き締まったお腹を見た後、パンティの股間のところに集中。その後、視線をクリスティの顔へ戻したけど、心臓が急にドキドキしていた。 クリスティの顔に一瞬、笑みが浮かぶのが見えた。あたしをこういうふうにして苦しめるのを楽しんでるのか、単にあたしにからだを見られて喜んでいるのか、そのどっちとも取れるような笑み。 クリスティったら、あたしがときどき女性にも燃えてしまうことを知ってるのかしら? ジーナとしていたとき階段の上にいたのはクリスティだったのかしら? ああ、そうじゃなければいいんだけど。この子は大事な子なの! この前の週末のママのような姿を見てはいけない子なの! 「いいえ、ママは全然平気よ…。ママは、あなたが半裸で歩き回っていても平気。だけど、お兄さんにはそんな姿を見せちゃダメよ。分かると思うけど、すごく恥ずかしいことになっちゃうから」 ふうー。危うく「あなたのおっぱいを見るのが大好き」って言いそうになっていた。危ないところだったわ。これからはクリスティにこんな状況に追い込められた時には、もっと注意深くならなくっちゃ。 「トミー? ありえない! トミーには勘違いさせたくないわ!」 え? どういう意味? クリスティは洗濯物のかごを抱え、ガレージのドアへ向かった。あたしはドアが閉まらないようにドア板を押さえてあげた。狭いドアのところをからだを押しつけるようにして出て行こうとする。クリスティのからだから発する香りが漂ってきて、さらに興奮が高まった。 クリスティはあたしにからだを押しつけながら狭いドアを通る途中で、ちょっと立ち止まった。ドア枠の反対側に背中を預け、こっちに胸を向けて立ち止ってる。小さな乳首がツンと固くなっているのが見えた。 「あのね、ママ? ママも時々、こんな格好になってもいいと思うわよ。ママが言ってた、自由を満喫って気分になれるから。特にママと私だけの時にはね?」 そう言ってクリスティはあたしの胸に目を降ろした。 「うーん…。ママ? 私、ママを興奮させていないわよね?」 何のことか分からなくて、あたしはクリスティが見ていたところに視線を向けた。あ、恥ずかしい! あたしの乳首がシャツの中、固くなって突起となってるのがはっきり見えてる。びっくりしてクリスティを見たら、クリスティは本当に嬉しそうに満面、笑顔になっていた。 この子ったら、あたしの心をお見通しなのと恐ろしくなった。もし、クリスティが、あたしが彼女のせいで興奮していたと知ったら、何をするだろう……。あたしは何も言えなかった。否定できなかった。多分、この時、何を言っても、嘘にしか聞こえないもの。 クリスティは明るい笑顔を見せた後、向きを変えて家の中へと歩いていった。あたしの目はクリスティが歩くのに合わせて左右に揺れる丸いお尻の頬肉に釘付けのまま。パンティがその尻頬の間に食い込んで、ほとんど紐みたいに見えていた。娘の姿が見えなくなった後、何とか呼吸を元に戻し、頭から邪念を振り払おうと頭を左右に振った。でも、頭の中はやっぱりクリスティのことだけ。
「フットボール・スター」 Dr. Bell's Vengeance: Football Star by Nikki J ブランドンはサイドラインを一気に駆け抜けた。敵の守備陣は彼のスピードに合わせるだけでも精一杯だった。ブランドンは、敵には勝ち目がないことを知っている。彼は、余裕綽々に、喘ぎながら追いつこうとしている敵の守備陣を振り返りすらした。そして脇にしっかりとボールを抱え、前方に目を向け、改めてすべきことに対する意思を固めた。彼は得点をあげなければならないのだ。 そして、彼はまさにそれを実現した。ブランドンがゴールラインをすぎると、観客がいっせいに歓声を上げた。ブライアンは電光掲示板を見上げ、試合時間が尽きたことを確認した。ホームチームが32点、ビジターが31点。ブランドンのチームは州のチャンピオンになったのだ。その感激に浸る間もなく、祝福するチームメイトたちがいっせいに彼に襲いかかり彼はみんなの下に押しつぶされた。 試合後は、あわただしくすぎ去った。ブランドンは様々な人々に祝福を受け続けた。地元の報道関係者からもインタビューを受けた。やっと両親にも会えた。彼の母親は、意気揚々と彼の背中を叩き、「よくやったね、我が息子!」と声をかけた。 何だかんだ言っても、この日の夜はブランドンの人生で最良の夜だった。彼は、在籍している高校のフットボール・チームでスター・プレーヤーなのであり、そして、そのチームが州のチャンピオンになったのである。それに加えて、彼は地元の大学でプレーするよう、全額奨学金も提供されていた。 そして、シンディもいた。彼女も試合後ブランドンを見つけると、飛ぶようにして、彼の両腕の中に飛び込み、熱々のキスをした。ブランドンに抱き上げられ、彼女のチアリーダーのミニスカートがひらひら舞った。ブランドンのチームメートたちは、シャワールームに行く途中、ふたりのそばを通り過ぎながら、くすくす笑った。 すべてが明るい未来に包まれていた。 シンディは抱擁を解き、小さな声で囁いた。「この週末、うちの親が旅行に出かけているの」 ブランドンは驚いて何も言えなかった。シンディは構わず続けた。「だから、シャワーを浴びたらすぐに家に来て。一緒に楽しみましょう」 そう言ってシンディは去って行った。ブランドンは時間を無駄にしなかった。ロッカールームに急ぎ、すぐにシャワーを浴びた。 コーチが手短に何かスピーチをしていたが、ブランドンはほとんど何も聞いていなかった。頭の中はシンディのことだけだった。シンディはからだは小さいが、引き締まっていた。胸はたぶんCカップだろうと思った。だが、何と言っても魅力はあのお尻である。ブロンド髪でピキピキとした性格。絵にかいたようなチアリーダー。ブランドンはそれで良かった。 可愛いガールフレンドが踊る姿を想いながら、彼はロッカールームを出て、車でシンディの家に向かった。 * ブランドンは10時少し前にシンディの家についた。夜遅くではあったが、彼は眠気などなかった。彼は、この機会を1年近く待ち続けていたからである。 ブランドンが玄関をノックしようとすると、ノックする前にドアが開き、中からシンディが飛び出してきた。そして、いきなり彼の唇にピッタリと唇を重ねる。開けた玄関ドアが閉まってもいないのに。 ふたりは急速に熱を帯び、いつの間にかシンディはブランドンの前にひざまずき、彼のブルージーンズのボタンを外し、チャックを降ろしていた。 シンディは、嬉しそうに笑顔になって、大きな青い瞳で彼を見上げ、そしてズボンの中から彼のペニスを引っぱりだした。ブランドンはペニスが自慢だった。チームのたいていのメンバーのそれよりも大きかったからである。もちろん意識して見たわけではないが、毎日、同じ連中とシャワーを浴びていれば、自然と目に入るものである。 シンディは亀頭部分を何度か舐めた後、口の中に入れ始めた。ブランドンがそれまで経験してきた何人かの女性とは異なり、シンディはフェラがそれほど上手というわけではない。だが、シンディは可愛らしさの点では群を抜いていたし、気持ちもこもっている。ブランドンが射精に達するまで時間はかからなかった。 ブランドンがひと安心したところで、シンディは立ち上がり、チアのユニフォームのスカートのチャックをゆっくり降ろした。チャックが緩み、スカートが床に落ちていき、中のブルマーが露わになる。シンディはその姿で、くるりと回転してみせた。ブランドンは彼女の素晴らしいお尻について、褒めたたえた。そしてシンディは今度はトップを脱ぎ、中のスポーツブラを露わにした。 そして、焦らすようにして、つるつるのすらりと伸びた脚に沿ってブルマーを降ろし始め、白いコットンのソング・パンティを露わにした。そのパンティすらも脱ぎ降ろし、ブランドンはシンディの無毛の股間を見つめた。最後に、シンディはスポーツブラもからだから外し、乳房を外気に触れさせた。全裸になったシンディ。ブランドンにとって、これまで目にしてきた中で、最も美しいと感じた。 ブランドンも立ち上がり、シンディのそばにより、キスをした。その後、口を徐々に下に移動させ、彼女の乳房に吸いついた。舌先で乳首を優しく愛撫する。2分ほど軽い前戯をし、ブランドンはことを始める準備が整った。 引きちぎるようにしてシャツを脱ぎ、逞しいからだを露わにする。彼の185センチの筋肉隆々のからだは、155センチ足らずのシンディの前に並ぶとシンディの前に並ぶと、まさにそびえ立っているとしか見えない。そして彼はズボンも脱ぎ、全裸になった。 力強く、素早い動きでブランドンはシンディのからだを抱きあげた。シンディも両脚を彼の腰に絡ませ、それに反応した。そしてブランドンは彼女のからだをゆっくりと自分の股間へと降ろし、挿入した。シンディは彼の挿入を受け、小さな可愛らしい喘ぎ声を漏らした。 ブランドンはシンディのからだを壁に押しつけ、激しい出し入れを行った。一突きごとに、うん、うんと男性的な野太い唸り声を上げ、突きを繰り返す。 2分ほどそれが続いた時だったろうか、不思議なことが起きたのだった。ブランドンの男性的な唸り声が、急に、明らかに女性的な声へと変わったのである。声の高さが2段階は上がったようだった。シンディはちょっと可笑しいといった顔で彼を見たが、何も言わなかった。 ブランドン自身、自分が変な声をあげていることに気づいていた。女の子のような甲高い声でああん、ああんと喘いでいるのだから。しかし、そのまま続けるほかなかった。シンディはこんなにもセクシーなのだし、自分もこんなに燃えているのだから。彼はそのまま行為を続け、その2分後、非常に女性的な絶頂の叫び声とともに、オーガズムに達した。もしブランドンが自分の声に注意を払っていたら、自分の絶頂の声が、シンディの声よりも甲高いものだったことに気づいたかもしれない。 情熱に燃えた時がすぎるとすぐに、ブランドンはちょっと恥ずかしくなり、気がついたら、もう帰らなければと帰る口実を口にしていた。シンディは少しがっかりしたが、文句は言わずにいた。 帰り道、ブランドンは先の自分の変調のことしか考えられなかった。 * ブランドンは、これはちょっとした風邪でも引いたせいかなと思ったが、その推測が間違いだったことを翌日の朝に知る。 彼は実にすがすがしい気分で目が覚めた。昨日、チームが州を征服したこと、それにシンディを性的に征服したことの両方の喜びの余韻がまだ残っていた。だが、朝食を取りに階下に降りた時、現実に引き戻されたのだった。 「おはよう、ママ」 そう声をかけた途端、声の変調のことを思い出したのだった。まるで思春期前の少年のような声。いや、それよりもっと悪い。まるで女の子のような声だ。 「おはよう、ブランドン」 彼の母親が返事した。「ちょっとお話しがあるの」 「どんなこと?」 「あなたに起きてることよ。2週間くらい前にニュースで取り上げられていた男のこと、覚えている? 空気中に化学兵器を拡散したといったあの黒人のこと?」 ブランドンは頷いた。 「それでね、何かがあなたに起きると言ってるわけじゃないんだけど、今朝、世界中のほとんどすべての白人男性が、目が覚めたら、声が甲高くなっているらしいの。どのニュースでも取り上げているわ」 ブランドンはしばらく無口でいた。「……どういうこと?」 「まだ何も。たいていのニュースでは、あの男ができたことは、多分ここまでだろうと言ってるわ。それに政府の科学者たちが治療法の開発に取り組んでいるって。1週間か2週間のうちに、何か治療法が見つかるって」 「……ただ、ママはね、あなたがパニックを起こしたりしないように、このことを話しておきたかっただけ」 ブランドンは肩をすくめた。「声がちょっと変わっただけだろ? 他は何も変わらないって」 「それを聞いて安心したわ」 と彼の母は答えた。
「ウブな若妻」 Naive Newlywed - I by Black Demon http://www.blackdemonstories.com/naivenewlywed1x.html ブッバ・グライムズは、本社勤務に昇進し、権力を得て満悦だった。200名近くのスタッフを指揮する立場になったのである。ブッバは少数人種の黒人であるという立場を利用して出世してきたのであるが、彼の極悪非道な性格も出世に無関係であったとは言い難い。いまやブッバは部下の白人男たちをみな見下せる立場にいる。 女性事務職にとって最も給与が良いポジションは、本社のマネージャーの管理アシスタントの職位である。その中でも最高の職位は、トップ・マネジャーのアシスタントである。トップ・マネジャーのアシスタントになれば、下級マネジャーの2倍の給与がもらえるのであった。 現在トップ・マネジャーの地位についているのは邪悪なブッバ・グライムズである。そのアシスタントの職を得るための必要条件のひとつに、トップ・マネジャーと面接することがあり、個人的なアシスタントとして誰を選ぶかは、おおむね、トップ・マネジャーの一存に委ねられるのが通例である。 もちろん会社は、アシスタントとして、メモを取るとかタイピングができるとかの必要最小限の条件を課していた。だが、ブッバ・グライムズは、アシスタントの選択について個人的な条件を加えていた。若く、美人で白人女性であること、そして最も重要なこことして人妻であることが彼の条件だった。 ブッバは月に一度、会社の首脳がトップ・マネジャーたちを集める会合に出席しなければならなかった。その会合は、毎月、違った支店で開かれる。当然、会合が開かれる時は泊りがけの出張になったし、個人的アシスタントも彼に同行し、ホテルに宿泊することを意味していた。 社内ですぐに皆が知り、噂になっていることがある。それは、このブッバ・グライムズというトップ・マネジャーは、出張にいつもアシスタントを連れていくということだ。彼は、秘書たちの中からひとりを選んで会合に連れていく。噂によると、この黒人マネジャーは、会社が求めるあらゆる領域で有能な人物であることに加えて、若く、美しく、既婚の女性を選ぶらしい。大半が白人女性だとのことだ。 もうひとつ、秘書たちの中でもエリートに属する者たちの間で、常識となっていたことがあった。それは、グライムズが出張に同行する秘書として選んだ女性は、ホテルで彼とベッドを共にするよう求められているということである。これまでのところ、グライムズが出張に出たのは5回である。毎回、異なった秘書が選ばれていた。そのうち3人は出張後、昇進を受け、かなりの昇給を得ているが、他の2人は予定より前に出張から戻り、帰った後はトップ・マネジャーの元で働くことはなくなったのだった。だが、ふたりとも職を失うことを恐れてか、何も言わない。ブッバ・グライムズが「個人」アシスタントに何を求めているかを推定することは容易だった。 邪悪なマネジャーは、今度の会合を楽しみにしていた。そんな彼の注意を、ひとりの美しい秘書が惹きつけた。次の出張に同行させるアシスタントはこの女だとブッバは決めていた。その名はローラ・ウェイランド。まだ23歳の実に愛らしい女性で、半年前に入社したばかり。だが、ブッバ・グライムズの淫欲に満ちた心に最もアピールしたことは、彼女がつい2週間前に新婚旅行から戻って来たばかりという点だった。 ローラは、ブッバにオフィスに呼びだされ、次のシカゴでの会合に同行するアシスタントに選んだと告げられた時、すぐに、同行できないといくつか言い訳を述べた。彼女は、同僚からこの種類の出張に同行するとどんな仕事をさせられるか、すでに聞かされていたのである。 だが、ブッバの方も、ローラが結婚したばかりだろうから山ほど口実を並べるだろうと予想していた。そういうことでは、この会社にいられるのはあまり長くはないだろうなとほのめかし、加えて、ローラの夫の会社が新婚旅行中に倒産したことも指摘した。 それを受けてローラは嫌々ながらも個人秘書としてシカゴに同行することに同意した。彼女は、どうして自分が選ばれたのかを知っていたが、いま仕事を失ったらどうなるか、特に夫が無職で職探しをしている状態にあるとき、そうなったらどうなるかを考え、どうしても断ることはできないと思ったのだった。夫はそれでなくともストレスを抱えている。さらにストレスを加えることなど、どうしてもできなかったのだった。
「ダイアナは、あなたやジェフの世界ではあなたを守りきることはできないと知っていたのよ。『女装した男』という立場では、それはムリだと。そこでダイアナは、あなたを自分の世界に引きずり込まなければならなかった。それも完璧に。その世界は、ダイアナがルールを敷き、すべての采配を振るえる世界だから。ダイアナはジェフにファッションショーのことを話した。そして、そのショーこそ、あなたを罠にはめるのに絶好の機会になると言ったわけ。ジェフは了解したわ。彼は、公の場であなたを侮辱するという側面が特に気に入ったみたい。そういうことになったので、ダイアナは自分の計画を実行するための時間的余裕ができた…… 「……ジェフは、ショーのことをスーザンに言っておく必要があった。スーザンが、パブリシティ関係の準備をすることになっていたし、カメラマンやテレビ関係者がショーの取材にくるよう手はずを整えることになっていたから。ジェフもスーザンも、公の場であなたをずたずたにする瞬間を、本当に心から待っていたに違いないわね。ふたりとも、あなたがこれほどまでに完全に変身していて、完全に女性として通る姿になっているなんて、思ってもいなかったんじゃないかしら。でも、ダイアナはあなたの変身の度合いを十分知っていた。そして、そのことを利用してしか、ジェフやスーザンから、あなたと彼女自身を守ることはできないと知っていたのよ……」 「これに君が絡んでいることが、全くの偶然とは思えないんだけど……」 アンジーは顔を赤らめ、うつむいた。 「そうなの、実は偶然じゃなかったの……。私、ほとんど、最初から知っていたの……。私はシーメールとかが普通の環境で育ったと、前に言ったの、覚えている? あのバレンタイン・デーの日、私、彼氏とのデートをすっぽかしたの。彼、いつも私を待たせてばかりだったから。私はショーを観にリンガーズのお店に行って、女友達とおしゃべりしてた。そのとき、『ランス』とダイアナが着替え室に入って、その後、あなたとダイアナが出てくるのを目撃したわけ。女装が普通の世界で育った人間しか、あの時のあなたと『ランス』が同一人物だとは認識できないでしょうね。実際、その前からずっと、私はあなたが女装したらどうだろうって妄想してエッチな気持ちになっていたし……。あの着替え室から出てきたあなたを見た瞬間、どんなにあなたが欲しくてたまらなくなったことか! もう、あの場でイッてしまいそうになったほどよ! そして、あなたが外に出て、あの男があなたの後をついて出たとき! 私、嫉妬で気が狂いそうになっていたの!」 「ちょっと待って!」 と私は叫んだ。「あの月曜の午後、私がもうあそこが『処女』じゃないと言ったとき、君はすごく驚いていたじゃないか!」 アンジーはウインクをして、私に笑顔を見せた。 「確かに驚いたわよ。そうじゃなかった?」 と彼女は猫なで声を出した。「本当に私がそう言ったとしても、すごく説得力があったもの。とにかく、あなたがあの男との『デート』に出ている間に、私、ダイアナに近づいて、素敵な『ガールフレンド』ができたわねっておだてあげたの。ダイアナは夢中になってあなたのことを話してくれたわ。あなたと過ごした一日や、あなたが彼女にとても贅沢をさせてくれたことについて、もう、しゃべりっぱなし。もうあなたにぞっこんになってしまったとか、あなたを完全に変身させてあげるつもりだとか、いろいろ。ダイアナは、その夜は、罠について何も話してくれなかった。あなたが私の上司だと言ったら、彼女、びっくりしていた。私が、あなたの変身について私も手伝うと言ったら、彼女、すぐに『手伝って!』と叫んだわ」 「君は、個人的に私に興味があることをダイアナには言わなかったの?」 アンジーはゆっくりと頭を左右に振った。 「悪いことだとは知ってたわ……」とアンジーはすまなそうな声になった。「私、あなたのことずっと好きだったでしょ? そんな時に、『リサ』になったあなたの姿を見たもんだから。まさにずっと前から妄想して、恋焦がれていた姿のあなたを観たもんだから……。盗人に名誉などないってことかなあ」 私はちょっと肩をすくめた。 「後になって……ダイアナがジェフと徹底的に話し合って、そのあとジェフがダイアナを脅かし始めた後、ダイアナはすべてがばらばらになるのを見たの。そして他の人に助けてもらう必要があると思ったのね。そういうわけで、ダイアナは私にすべてを告白してくれたの。もちろん、ダイアナには私を頼りにしてくれていいわよと言ったわ。私の親切心が、単なる彼女との友情関係以上のことによるのかもしれないってダイアナが疑い始めたのはいつ頃からだったのか? それは私には分からない。女の子はそういうことにはすぐに気づくものなのよ。ともあれ、私の気持ちを知ったころかしら、ダイアナは、たとえどんなにあなたのことを愛していても、あなたと一緒にいることはできないと思い始めたんだと思う。あなたはあまりに深く自分の世界に閉じこもっていた。ダイアナは、あなたのその世界ではつまはじきになっていたと感じたのね。彼女のために言うけど、ダイアナは私があなたと一緒になったことで私を恨んだりは決してしなかったわ。昨日も、ダイアナはこう言ってくれたもの。もし、あなたを自分のものにできないとしたら、私以外の人には譲りたくないって」 そう言いながらアンジーは涙を流した。 「あなた、ダイアナに何か言った? 彼女の身の安全を守るためなら、何でも、あらゆるものを手放してもいいって、そんな内容のことを?」 私はうつむいてシーツを見つめたまま、小さくうなづいた。私の目にも涙があふれてきていた。 「リサ!」 とアンジーは大きな声をあげた。「ダイアナはあなたにそのことを思い出させて頂戴と私に言っていたわ。まさに、ダイアナがしたことは、そういうことだったのよ。彼女はあなたの身の安全を守るため、すべてを手放したの。あなたのことも含めてすべてを手放したの。あなたが彼女にしたこと、与えたこと、影響を与えたことに比べれば、そんなこと大したことじゃないわってダイアナは言っていた。でもね、彼女にできる最大のことを彼女はやったのよ…… 「……お願いだから、これから私が言うことを聞いて、私を憎んだりしないでほしいんだけど。私、ダイアナがあなたにしたように、他の人のためになるようにと、自分を犠牲にした人、知らないわ。そういうことをした彼女を見て、私はダイアナを自分の血肉と同じくらいの存在に想ってるの。それほど彼女のことが好き。だけど、彼女が姿を消したことについて残念には思っていないのも事実。私はずっと前からあなたのことを自分のものにしたいと思い続けてきたから。今はあなたと一緒になっている……。ダイアナのことを思うと辛いけど、だけど、私はあなたのことを全部大好きなの。その気持ち、あえて証明しなくても充分伝わっていると神様に祈りたい気持ちよ!」 アンジーはそう言って私をぎゅっと抱きしめた。啜り泣きに合わせて、彼女のからだが震えていた。その気持ちで私たちはひとつになった気がした。
「そう。ケイト? なんなら、お前を私の淫乱女として扱うことに慣れてあげてもいいわよ。マジで。じゃあ、私についておいで、私の可愛い淫乱! お前を寝室に引っ張り込むから」 ジーナは笑顔になってそう言い、あたしの手を握って先に進み始めた。あたしは前を歩く彼女の素敵なお尻を見ながらついて行った。セクシーに左右に揺れるお尻。階段のところに来ると、ジーナは2段ほど上がり、そこで止まって、後ろを振り返った。そして、とても淫らな感じで両脚を広げた。 「舐めなさい」 いま? この階段で? ああ、この娘って、どれだけ貪欲なの! それとも、彼女、あたしが言われたことをするかどうか試しているのかしら? どちらにせよ、その行為自体にはそそられたので、言われた通りにすることにした。変態的に思えたけど、変態的なことほどそそられたから。からだを前に傾けて、お口をあそこにあてた。小さな円を描く感じで舌であそこを舐め始めた。 「ああぁぁぁ、いいわぁ、ケイト。オーケー、それで十分。一緒に来なさい!」 あたしの寝室につくと、ジーナが最初に入って、あたしをベッドに寝かせた。あたしがベッドに仰向けになると、彼女も横に寄り添うような姿勢で、横になった。あたしはジーナの姿を見つめていたし、彼女もあたしを見つめていた。ずいぶん長い間、そうして見つめあっていたと思う。 「ケイト、いろいろありがとう。とても気持ちよかったわ。本当に。こんな狂ったこと、最後にしたのいつだったか覚えていないわ。なんて言うか、いつ見つかってもおかしくない状況だったのに、あんなことしたなんて!」 ジーナはいつもの優しくて思いやりがある彼女に戻っていた。今はあたしを支配する人ではなくなっていた。あたしも彼女の淫乱女ではなく、元のケイト、彼女の彼氏の母親に戻っていた。あたしはホッとため息をつき、掛布で裸体を隠した。 「分かってるわ、ジーナ。私も何かに憑りつかれたみたいだったの……楽しんだのも事実だけど」 と冷静になって答えた。 「それって、私を食べるのを楽しんでくれたということ? 私の……私のあそこを舐めるのを?」 とジーナは興奮した様子で訊いた。 あたしはちょっと目をそらした。正直に答えたら、ちょっと親密すぎることになる。危険すぎる。もし、そうだと認めたら、ジーナはあたしのことをレズビアンと思うことになるのかしら? そうなったら、彼女、あたしのことを軽蔑するかもしれない。でも、彼女のあそこを楽しんで舐めたのは事実。だったら、隠しても仕方ないのじゃ? あたしはジーナに視線を戻した。彼女の素敵な乳房のところへ目をやった後、彼女の綺麗な顔へと視線を戻した。 「ええ、ジーナ。あなたのあそこを舐めて楽しんだわ。私は、信頼し合える女性ふたりがいたら、いつでもああいうことをしてもよいと思ってるの。何も悪いことじゃないと思うし、ふたりとも気持ちよかったのは事実でしょ?」 ジーナはにっこりと笑った。嬉しさで顔がパッと明るくなったように見えた。 「これ、私たちふたりだけの秘密にしてね。ケイトは私の秘密の淫乱女でいてね?」 ジーナは最後のところは誰にも聞かれたくないかのようにとても小声で言った。 彼女のあの言葉、それを聞いただけで、またあそこがうずき始めていた。 「もちろんよ、ジーナ。これはふたりだけのヒ・ミ・ツ!」 もうからだの中、新しくまた興奮が湧き上がってるのを感じた。あたしはジーナが自由に操れる淫乱女になる! このあたしが、誰かの性玩具になる! そのことが開くいろんな可能性を思うと、お口の中が急にカラカラになって、思わず生唾を飲み込んだ。 「ああ、すごい! 私、一度も専用の淫乱女を持ったことがないのよ! ケイトにどんなことをさせようか? ううう、いろんなことが頭に浮かんでくる。私が命じること、何でもする?」 あたしもいろんなことが頭の中に浮かんだ。 「ええ」 と小声でささやいた。興奮してるのを隠しきれなかった。 「じゃあ、今日はもう眠って、素敵な夢を見て! 私の可愛い淫乱女! このことは誰にも言わないと、約束するわ。誓ってもいい」 「ありがとう、ジーナ」 あたしは手を伸ばして、愛情たっぷりに彼女の頬に触れた。ジーナはそのあたしの手を握って、手の甲に優しくキスをし、立ち上がった。全裸の彼女の姿、本当に神々しいといってよいほど! ジーナは向きを変えて、部屋から出て、ドアを閉めた。 あたしはジーナと息子のことを考えながら、長い間、横になっていた。レイブンのことも思った。彼女のこと、そしてあたしが彼女にした数々のことは、いまだに何度も心に浮かんでくる。それからクリスティのことも思った。ジーナをクリスティと見立てて行ったことも。最後に思ったのは、あのアダムという人のこと。あの人って、どんな人なの?……いいえ、正直に言ってしまおう。あの人って、どれだけ大きなおちんちんをしてるんだろう、って。 つづく
その時、あたしが喜んでいたのは味ばかりじゃなかった。舌にあたるジーナのお尻の穴の感触が信じられないほど気持ち良かったし、自分が今こんなことをしてるという思いと相まって、ほとんどオーガズムに達しそうになっていた。ふんふん鼻を鳴らしながら、まるでサカリのついた淫乱のようにジーナのアナルを舐めていた。 「んんん……むむむ…・・」 「ああすごい! ケイト、私の後ろに回って。エッチな淫乱女みたいに私のお尻を舐めるの!」 あたしはすぐに命令に従って、ジーナの後ろに回った。ジーナはカウチに両手を突いて、お尻を突き出し、脚を大きく広げた。 目の前には彼女のお尻の穴。その下にはお汁たっぷりのあそこ。 あたしはジーナの後ろに正座する形になっていた。両手を彼女のお尻にあてて、つるつるで温かい肌をさわさわと撫でていた。 「ヤルのよ、ケイト。私のお尻の穴を食べるの! 今すぐ!」 あたしは顔を寄せ、舌を彼女のお尻の穴に入れて、舐めはじめた! あーん! すごい興奮! 「ああ、いいっ! ああ、いいっ! その調子……」 ジーナのいやらしい声が聞こえる。 「これ、大好きなんでしょ? どうなの、ケイト! ちゃんと言うのよ!」 ジーナが後ろを振り返って、あたしを見た。 ああ、何て言ったらいいの? 好きじゃないって? いや、もう否定する段階なんてとっくに過ぎている。 「ええ……」 小さく囁いて、舌をお尻の穴に強く押しつけた。 「ええ、って何が? 淫乱女らしく、ちゃんと言うのよ!」 ジーナはいらいらした様子で言った。 あたしはジーナの淫乱女なの? この子、あたしのことを淫乱として扱ってる! 「ああ、あなたのお尻の穴大好き! ホント、大好きなの!」 もうこの興奮にどっぷり浸かって、あたしはジーナのお尻にお口をくっつけてハムハムしながら答えた。 ジーナはあたしの後ろ髪をぎゅっと握って、くるりとからだを反転させた。そして、顔を近づけて、あたしの目を覗きこんだ。 「それで? あなたは誰の淫乱女?」 胸の中、心臓がドキドキ跳ねた。 「あなたの淫乱女よ、ジーナ。あたしはあなたのオンナ!」 こんなことを口に出して言うのが嬉しい。あたしははっきり言った。 「じゃあ、裸になりなさい、淫乱!」 ジーナは強い調子で命令した。 あたしはすぐに階段の方に目をやった。階段のところは暗いまま。誰も見ていないかどうかは、分からなかった。クリスティは家にいたけど、眠っていると思う。息子はお酒を飲んで酔っ払っていたから、多分ぐっすり眠っているはず。 この若い綺麗な娘さんの前で、裸になる……。そう思っただけで興奮してゾクゾクしていた。ナイト・シャツの裾を両手で握って、思い切って、捲り上げ、脱ぎ去った。 あたしの大きな胸が露わになってぶるんぶるんと揺れた。あたしは震えながらジーナの前に立った。彼女、今度は何を命令してくるのかしら? 「いいカラダしてるわ。あなたについていつも驚くのは、そのカラダだわ。そんなカラダをしていたら、誰だって誘惑できるわよ。自分の息子や、娘だって! そう、クリスティだって! ケイト、自分の娘のことを想ったことあるんじゃない?」 思わず震えてしまった。ジーナは、そんなあたしの反応に気づかなければいいのにと願った。でも、遅すぎたみたい。ジーナは自分の言葉にあたしが反応しているのに気づいてしまった。 「わーお! あなた、クリスティのこと想ってるのね? オーケー、淫乱! 私の前にひざまずきなさい。そして私のあそこを食べる格好になりなさい!」 ジーナはそう命令して、脚を広げ、それから両膝を抱えるような格好になった。両膝を乳房にくっつけるようにして、開いている。 こんな格好になって……! 大切なところがすっかり丸見えにしてる! あたしはすぐに彼女の前にひざまずいた。あそこを食べなさいと命令されるのを待った。ほとんど本能的にそう振舞っていた。彼女の素敵なあそこを見てると、お口の中に涎れが溜まってくる。 「まず、私が言うことをちゃんとすること。これからは、私のことをクリスティと呼ぶこと。私を自分の可愛い娘だと思いこむこと! いい?」 あたしは弱々しく頭を縦に振った。ジーナはニヤリと笑った。 「ママ? ママは何をしたいの?」 突然、ママと呼ばれて驚いた。でも、とてもリアルに聞こえた。とても変態的だけど。 「あなたのあそこを食べたいの。あなたのおまんこを食べたいの」 気がついたら、そんな言葉を呟いていた。 「ああ、ママ! どのくらいそうしたいの? ママはどれくらい私のおまんこを舐めたいの?」 ジーナはクリスティになりきって、可愛らしい声でそう訊いた。 「ああ、クリスティ。ママ、本当にクリスティのおまんこ舐めたいのよ。ずっと前からそう思っていたの。だからお願い、ママに食べさせて。お願いよ」 もう夢中になっていた。こんなことをして、後でどんなことになるか、気にならなくなっていた。一度だけでいいから、そういうことをしてみたいと、それだけ。自分でこういう言葉を言って、ものすごく興奮してしまうことに驚いた。全然、触っていないのに、あそこがトロトロと濡れていて、今にもイキそうになっていた。 「ママ、食べて! 今すぐ、食べて! どの穴でもいいわ、好きなところをハムハムして! 舌を私の中に思いっきり突っ込んで!」 お口をジーナのあそこに当てた。そして舌で叩くようにしてそこを舐めた。彼女のあそこの湿り気がとても嬉しい。目を閉じて、んむむ、んむむと小さなうめき声を上げながら、舌をお尻の穴からあそこの穴へと走らせて、何度も往復させた。 何だか、階段の方から溜息みたいな声が聞こえたような気がしたけど、確かめてみることはできなかった。だって、あたし自身がオーガズムに達していたから。 ジーナは脚の間をぐらぐらくねらせて、あたしの顔に押しつけていた。とてもいい声でよがってて、あたしの顔にびゅびゅっとお汁を噴射してくれていた。あたしは舌を尖らせて、あそこの奥に突き入れた。エクスタシーの絶頂に達するとどうしても舌を突き出したくなる。あそこを触れてないのに、こんなエクスタシーに達せるなんて、不可能じゃないかしらと思えるくらい。そんな絶頂! 太腿の内側、何か液体が滴ってるのを感じた。これって、あたし自身が出してるお汁。それは知っていた。 あたしは、ふたりとも落ち着くまで、彼女の柔らかい陰唇を舐め続けた。ジーナは、絶頂に達した後、脚を広げたままぐったりとなっていた。とても淫らで、とても素敵な格好! あたしは両手で彼女のあそこの唇を広げて、優しくゆっくり舐め続けた。 「ん、うーん……、ケイト、ありがとう! ああ、すごく気持ち良かった!」 ジーナはそう言って、ゆっくりとからだを起こした。あたしも脚がガクガクしていたけど、立ち上がった。何を言ったらよいかも、どうしたらよいかも、分からなかった。ただ、素っ裸のまま立っていた。ほんの1分前まで年上のあたしのことを淫乱女と呼んでいた、この若い娘の前に……。 ああ、淫乱女……。あたしは、この若い娘が自由にできる淫乱女になってしまったの? ジーナも立ち上がり、両手をあたしの腰に当てて、あたしのからだを抱き寄せた。裸のふたりのからだがピッタリとくっついた。ジーナの火照ったつるつるの肌が気持ちいい。ちょうど同じくらいの背丈なので、ふたりの乳首が触れあって、からだの奥がじーんとしてくる。 「で? ケイトはまだ私の淫乱女よね?」 とジーナはあたしの目を覗きこんだ。 この言葉で呼ばれるのがとても好き。特にこんな若くて綺麗な娘に言われるとたまらない。だけど、あたしはちょっと注意深く返事しなくちゃと思った。 「ジーナ? そんなに単純なことじゃないの……」 さっきまでの雰囲気を台無しにしないよう、はっきり言わなかった。 「淫乱なの、そうじゃないの? どっち?」 突然、ジーナは強い口調で言った。ほとんど、詰問するような調子で。 「ええ、淫乱女です……」 とあたしは小声で囁いた。 どうしてそんなことを言ったのか分からない。自然と口から出ていた。ジーナに淫乱と呼ばれるたびにゾクゾクしたし、今夜ここで起きたことを、またいつか繰り返すかもという思いが頭から離れなかった。
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