 Temporary 「一時的」 「分かったよ、ペニー。キミの勝ちだ」 「ん? あたしが何に勝ったって?」 「知らないよ。自慢する権利を勝ち取ったってことかな。賭けをやったとかじゃないし、競争したわけでもない。だけど、キミは正しかったよ」 「何について? はっきり言ってほしいわ」 「ボクが女の子として通るということ」 「通るどころじゃないわよ。それに、女の子でもない。お色気むんむんのセクシーおんなよ。あたしは、あなたならそうなれるって言ったけど、先週は、まさしく、あたしが正しかったことを証明した一週間だったわね」 「だから、そう言っただろ。他にボクに何をさせたいと思ってるんだ?」 「それは面白い質問ね。家に帰りがてら、そのことについて話し合いましょう。さあ、ちゃんと身支度をして。あなたには、最高のルックスで家に帰って欲しいから」 「も、もう、帰る? その前に、まずは元通りにするんじゃないのか?」 「元通りにする? なんでそんなことしなくちゃいけないの? あたし、今のあなたが好きなのに」 「だって、一時的だって言ったじゃないか!」 「ええ、一時的よ。1年間なら一時的でしょ?」 「い、一年……? そ、そんなの……こ、こんな姿で戻るなんてできないよ。あのクリニックに行って、これを全部元通りにしてもらわなきゃ。元に戻せるって言ったよね?」 「まず第一に、そもそも、あたしはそんなこと言った覚えはないわ。あたしたち、テスト走行をしてみてもいいかもとは言ったけど。他のことは全部、あなたが勝手に推論しただけでしょ? 第二に、それを全部元通りにするなんて、すごい無駄遣いにならない? 少なくとも、あたしのエッチな奥様としてしばらく過ごすという経験をした後でもいいんじゃない? そして最後に、それ不可能なの。いま、あなたを元通りにしようとすると、あなたのDNAはバラバラになってしまうの。最後にはドロドロの気持ち悪い塊になって床に溜まってしまうことになるのよ。だから、選択の余地はないの。だから、男らしく覚悟を決めて……女らしくと言った方が正しいかな……諦めて、変えられないことを受け入れること。ついでに言うけど、今のあなたなら、家に戻ってもあなたのお友達にすごくちやほやしてもらえるんじゃないかしら?」 「な、何て言ったらいいんだ……」 「何も言うことないわよ。だから、そのセクシーなお尻を椅子から上げて、身支度して。1時間したら出かけるわよ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 I made you 「あたしがあなたを作った」 「サマンサ、あのピルには正確に何が入っているんだ?」 「その名で呼ぶの止めて。それに、あたしは知らないわ。成分のリストを欲しいの?」 「分かった。じゃあ、サムと呼ぶよ。ボクが何を訊いてるか分かってるよね。それ、ボクの肌をソフトにするだけじゃないよ。それ以上のものが入ってるよ」 「どうしてそんなことを言うの?」 「真面目に訊き返してるの?」 「もちろん、真面目に訊いてるわよ。最近、どうして、そんなにキツく当たってくるの? あなたが女なら、月経のせいでイライラしてる女みたいだって思うわ」 「本当に、サム、そこが問題なんだよ!」 「あなたの気分が不安定になっているということ? そりゃ、大問題ね。でも、あたしはあなたを愛しているわよ。それにカメラもあなたを愛しているわ。思い出して……これは、あなた自身が望んだことなの。あなたは、もっとモデルの仕事を増やすのを助けてほしいと、あたしに泣きついたんじゃない。だから、あたしも助けてあげたのよ。なのに、今になって文句を言うの?」 「ピルには何が入ってるんだ?」 「それが何か関係ある?」 「ボクの胸が膨らんできているので、問題があるんだ! 振り返るたびに、胸が揺れて叫び声が出そうになっているので、問題があるんだ! それに、1ヶ月以上も勃起してない。そんなわけで問題があるんだ!」 「ロリイ、何て言ってほしいの? あなたはエストロゲンを摂取してるわよって? ええ、その通りよ。ご満足?」 「なんてことだ……」 「もう、そんな態度はヤメテよ。あなたが今ほど可愛くなかったら、仕事は今の半分もなかったはずよ。そして、あのピルを飲まなかったら、あなたはこんなに可愛くなっていなかったの。あなた、みんなが、図体がデカくて、筋肉ムキムキの筋肉バカを雇いたいと思ってるの? 違うでしょ。みんなは、両性具有っぽい人を求めているの。女らしい男性を求めているの。それが今のあなたなの。だからこそ、あなたはいろんな雑誌の表紙を飾っているのよ。だからこそ、あなたは、ファッション週間中、一番大きなファッションショーを開いているの。あたしとあのピルのおかげなのよ。少しは感謝の気持ちを示してくれるべきじゃない? ロリイ、あなたはあたしが作ったの。その気になれば、同じくらい簡単に、あなたを元に戻せるのよ。そうなってもいいの? それがイヤなら、拗ねるのはやめて、脚の間にぶら下がってるその間抜けなモノをしまって、ワードローブを羽織って。ちゃんと分かった?」 「ぼ、ボクは……ああ、いいよ。分かったよ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Hobby 「趣味」 「くそッ」 ドアが開く音にボクは小さな声で悪態をついた。ボクの彼女は出張に出ているはず。だれど、振り返らずとも、その人が彼女だと分かった。他に考えられない。でも、振り返ると、予想していた怒りの顔は見えなかった。確かに、入ってきたのは彼女だったが、彼女の顔は怒りではなく、笑みを浮かばせていたのだった。訳知りの笑み。 「知っていたのよ。前からね」 「え、なんて?」 ボクは体を隠そうとしながら答えた。彼女の服を着ていることを、女性のように見えていることを隠そうとしながら。無駄なことだったけれど。 「あなた、隠しおおせている自分がすごく賢いって思っていたでしょ?」 彼女はますます嬉しそうな笑顔になりながら、部屋に入ってきた。「でも、分かっていたのよ。最初、あたし、気が狂ったのかと思ったわ。だって、あたしの服、ちゃんとどこにしまったか確認したのに、違うところにしまってあるんだもの。それが何回も続いてて。だから、分かったの。あなたが着てたんだって。でも、あなたが着てる現場を押さえたいとは思ってたわ」 「なぜ?」 体を隠したい気持ちを押さえて、無理やり両腕を降ろした。否定しても無駄だと思った。彼女は全部知っている。ボクのディープでダークな秘密を全部知ってるんだ。そうなったら、ダメージをどれだけ減らせるかへ方針を変えるべき。「これからどうするつもり?」 「その格好になっている時、自分のことを何て呼んでるの?」 ボクは混乱して目を細くした。それを見て彼女は笑った。「だって、女の子の名前もあるはずでしょ? 何ていう名前なの?」 「し、シモーヌ……」 ボクは白状した。 「シモーヌ……」と彼女は繰り返した。「何て可愛いの! これからどうするって訊いたわよね? いま、すごくナーバスになってるんじゃない? あなたをこのまま針のムシロ状態に置いておくのも楽しいけど、これからどうするかを教えないっていうのも、残酷かもしれないなって思ったわ。だから言っちゃうけど、あたしは、あなたにあなたが本当にしたいことをさせてあげるつもり。あなたをシモーヌにさせてあげることにするわ」 「え? ぼ、僕がドレスを着てもいいということ?」 ボクはまだ混乱していた。 「いいというか、それ以上よ。あたしもワクワクしてるの。これから、ものすごく楽しいことができるんじゃない? 一緒にショッピングに行ったり、ダンスに行ったり。ふたりで、男たち相手にちゃらちゃらしたりできるし……」 「お、男たち? ボクは……知っての通り、ボクはゲイじゃないよ」 「あなたは女の子なの。他の人を欺くために男のフリをするのには付き合うけど、あなたとあたしのふたりだけの時は、あなたはシモーヌ。と言うことは、あなたはあたしが言うとおりにしなきゃいけないということ。それがイヤなら……そうねえ……あなたのお友達やご家族も、あなたの秘密の趣味について何か知りたいと思ってるんじゃないかしら? じゃあ、そこにあるハンドバッグを持って。一緒にモールに行きましょ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 The proper reunion 「正しいクラス会」 「あら、お寝坊さん! やっと起きてきたわね?」 「き、昨日の夜、何が起きた? まさか俺たち……」 「あら、やったわよ。うふふ。あなた、ずっと興奮しっぱなしで楽しんでたじゃない? あたしのおちんちんまで、ちゅうちゅう吸っちゃって。俺の顔にぶっ掛けてくれって、あたしにおねだりしたの忘れた?」 「な、何だって? そんな。まさか、そんな……き、キミを相手に……」 「あら、でも本当よ。ザック・デイビスが……あのザック・デイビスがあたしのことを口説き始めたとき、あたしがどんだけ驚いたか、想像できる? あなた、あたしのこと分からなかったみたいね。でも、そもそもクラス会って、そういうことが楽しみってところもあるもんね? ふたりで一緒に何杯かお酒を飲んで、ふたりで、あたしのアパートに来たのよ。あなた、あたしが、あなたが思っていた女の子とは違っていたと分かっても、全然、平気でいたわよね?」 「お前、俺を騙したんだな」 「お願いよ、よしてよ。あなたも、こうなることを欲してたのよ。あたしと同じくらいね。それに、あなたの可愛いお口の使い方から察すると、あなたがおちんちんをしゃぶるのは、これが初めてじゃなかったんじゃない? それって何だっけ? 大学の学生クラブの儀式とかなんとかで? それとも、高校時代のアメフト部で、チームメイトに仕込まれたとか?」 「そんなこと、俺はしたことはない!」 「だって、そう考えると、説明できることがたくさんあるんだもの……特に、当時、あなたがあたしにすごく酷いことをしたのを思うと、なおさら。散々、あたしを罵倒したり悪口言ったり……あたし、ほとんど毎日、泣きながら眠ていたのよ?」 「じゃあ、これは復讐なんだな? 俺の妻や友達に告げ口すると言って脅迫するつもりなんだな?」 「何言ってるの? そんなことしないわよ。あたしは、ただ、あなたと一夜を経験したかっただけ。あなたの生活なんかどうでもいいわ。でも、あたし告白しちゃうと、ずっとこういうことをするのを夢見てきていたの。それに、正直に言って、あなた、あたしの夢の通りの人だった。実際、夢の中のあなたより素敵だったわ」 「じゃあ、俺をこのまま帰してくれるのか? 何を企んでる?」 「何も企んでなんかないわよ。それに、あたしもあなたにはすぐに帰って行って欲しいし。あたしは仕事に行かなくちゃいけないし、あなたにも帰るべき家族がいるでしょ? でも、ひとつ、友だちとしての忠告をしておくけど、家に帰る前にシャワーを浴びた方が良いわよ。あなたのカラダからセックスの匂いがぷんぷんするもの」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Theme party 「テーマ・パーティ」 「アレックス、これは居心地悪いなあ。本当に」 「パパ、何言ってるの。そんなに悪くないって」 「そんなに悪くない? お前はすっかり露出してるじゃないか! 娘だったら、服装を監視しなくちゃいけないこともあろうが、これは? お前は私の息子なんだよ。なのに、お前のその格好は、まるで……」 「そこが肝心なところなんだよ、パパ。これはテーマ・パーティなんだよ。みんな、似たような格好をしてくるんだよ。少なくともボクの友だちはみんな、そうなんだから」 「お前は、友人たちとは違うんじゃないのか?」 「なんで? ボクはパーティを楽しんじゃいけないの? パパはボクを信頼してないの? ボクは18だよ。学生なんだよ。ボクがまだ自宅から通っているからと言って、大人じゃないということにはならないよ。自分で自分のことを決めることができるはずだよ」 「それは分かってるよ。パパがこういうことを理解しようとしてきたことは明らかだと思うよ。でも、お前は女子学生クラブに入ろうとしているんだろ? その上で、お前はそういう格好をして、男子学生クラブのパーティに出ようとしてる! パパは、どうしてもこれは見逃すわけにはいかないんだよ」 「ボクの友だちはみんな同じことをしてるよ」 「お前の友だちはみんな女子学生じゃないか!」 「そして、ボクは違う。その点にパパが引っかかってるのは分かるよ。でも、世の中はどんどん変わっているんだよ。女子学生クラブで入会の宣誓を認められた男子学生は、ボクが第1号だけど、ボクが最後になるとは思えないよ」 「でも、そもそも、どうしてお前は男子学生クラブに加入できなかったんだ?」 「そうしたくなかったから。アメフトのチームに入りたいとか、パパと一緒にハンティングに行きたいとか、他の似たようなことをしたいと思わないのと同じだよ。こういう服装をしているからと言って、ボクが男らしくないということにはならないんだよ。パパばどう思うか知らないけど」 「いや、パパも同じだよ。お前のことを……男らしくないなんて思っていない」 「じゃあ、それを証明して見せて。笑って、ボクにハグして、行ってらっしゃいと言って。他にも何でもいいよ。パパは、ボクが、期待とは異なる人間になるのを不満に思っているよね? そんなボクを受け入れる態度を全然見せてくれていないよね?」 「……す、すまない。本当に。でも、いいかい? ちゃんと用心するんだよ。いいね? じゃあ、楽しんできなさい」 「そうするよ、パパ。思う存分、楽しんでくるよ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 The future 「未来」 あたしたちこそ、未来 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Undercover 「潜行捜査」 「落ち着け、マイク。誰にも分からないって」 「だといいんだが」 「それに、どうしてお前がそんなに心配してるんだ? 潜入するのはお前じゃない。俺だよ。それに、こんなバカげた変装をしてるのは俺の方なんだ。俺が男だと連中にバレたら……」 「いや、バレないよ。お前の変装は見事だ。というか、その点が気になってるわけじゃないんだ。俺は、この作戦が失敗したらどうなるかと神経質になっているだけだと思う。あそこの中の奴らの中には、本当に最悪の連中がいる。そういうやつらがお前に近づいたら……そんなこと、想像すらしたくない。俺はお前も失うのは耐えきれない。カーリーが奪われた後だけに、なおさら」 「彼女も奪還するぜ。約束する。それに、俺だって、どこに潜入しようとしてるか、ちゃんと分かっているんだ。むしろ、その点が俺たちにとって有利になる」 「お前はそう言うけど、連中の誰かがお前の飲み物に何か混入したらどうなる? お前も彼女と同じ運命を辿ったらどうなる?」 「それはない。もし、奴らが俺に襲い掛かろうとしても、俺が本当は男だと分かったら、一気に興ざめするはずだし」 「そうなったらそうなったで、連中はお前を売り飛ばす代わりに、お前を殺すんじゃないか? どっちにせよ、俺にとっては、いい気持ちはしないよ」 「分かってる。でも、これはやらなくちゃいけないことなんだ。俺たちは、本当の女性を危険に晒すことはできないと判断した。で、お前を女装してみたが、お前は化け物にしか見えなかった。結果、俺だけが残ったということだ。それに加えて、お前はずっと俺を見守ってくれることになってるだろ? 何か起きたら、お前は警察を呼んでくれることになってる。警察が一気に突入して、連中の大半を逮捕すると。あるいは、すべてが計画通りに行くかもしれない。その場合は、何か役に立つ情報を見つけられるかもしれない。そうなったら、連中の人身売買ルートを入手できることになるんだ。そうなったら、お前の妹も連れ戻すことができるさ。絶対そうなる。大丈夫だ。それに、俺は、ちょっと怖い目に会っても、簡単にあきらめるつもりはない。お前もそうだろ?」 「ああ。分かってる。ちと、心配性になってるだけだ」 「俺も同じだよ。だが、これは遂行して見せる。さあ、もう、こんなこと話すのはもうやめにして、中に入って行こうぜ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 The price of resisting 「抵抗の代償」 全員の視線を感じる。どの人もじろじろ見ている。裸でいる僕を愛でる目だ。それに、僕が裸でいることに伴って僕から消え去ったはずとみんなが思ってる考え方を愛でる目でもある。それを思うと気が狂いそうになる。僕はみんなを無視した。それしか僕にはできないからだ。僕にはこの環境を変えることができない。世界があまりに過激に、あまりに急速に変化したため、変化したことすら分からなくなる。こんな環境を変えることなどできやしない。仕方なく、僕は気を紛らわすため、棚の服に目をやった。 「やっと観念してくれるのね、ブランディ?」 馴染みのある声がした。僕のガールフレンドのレイシーの声だ。いや、今は僕の妻になっている。彼女は、法律が変わるのとほとんど同時に彼女は僕との結婚に踏み切ったのだった。「何か可愛いお洋服を買ってほしいの?」 「僕の名前はブランディじゃないよ」と僕はつぶやいた。そんなことを言っても無駄なのは知っている。すでに何千回とまでは言わないが何百回は同じことを抗議してきたが、彼女はいつも無視してきたのだから。「それに、僕はこんなゴミなんか着ないって言ったはずだよ」 「このお店の持ち主は、あなたが商品についてそんなことを言うのを聞いたら気を悪くするんじゃない? 言うなら、個人的にお店の社長さんに言うべきかも。彼女、そんな不遜な男にはちゃんと罰を与えたいと思うでしょうね。しかも、公の場所での懲罰になるんじゃない?」 「やればいいさ、クソ女」と毒づいた。僕は数えきれないほど懲罰を受け、耐えてきた。懲罰なんか、僕自身になされてきた数々のことに比べれば、すべて色あせるだろう。ホルモンと遺伝子編集で僕自身の女性版に姿を変えられたのだよ? 好きなだけスパンキングすればいい。だが、何をやっても、女に変えられたことに肩を並べることなどできないだろう。 彼女は眉をひそめた。「あら、あたし、あなたを屈服させるわよ、ブランディ。遅かれ早かれ、あなたは、こんな的外れの抵抗を諦めることになるの。世界は変わったのよ。男性も変わったの。あなたは、この新しい世界に適応する必要があるわ。新しい自分を受け入れる必要があるの。他の男たちはみんなそうしてきたんだから」 僕はあたりを見回した。見えるのは全員、女だ。だが、それは意味がない。全員、素っ裸にならないと、男か女か分からないからだ。誰にも判別できない。そして、それが重要な点だ。逸脱している人と言えば、僕と同じような人だけ。つまり、新しい人生を受け入れていない男たち。彼らは僕と同様、へつらわなかった。そして、大半の場合、素っ裸で歩いてる。わずかだが、懲罰を受けたばかりなのか、傷跡がある人もいる。 「いや、僕は変わらないよ」と、歯を食いしばりながら言った。 「だったら、もっとドラスティックな処置を取らなくちゃいけないわね。鎖でつながれて歩くとなったら、どんな感じになるかしら? 犬小屋で暮らすのは? どうしても変わることができなかった哀れな男たちのように動物として扱われるのは、どう? あの野蛮な男たちが、あなたのような可愛く変身した人にどんなことをするか、知ってるんじゃない?」 僕は顔から血が引くのを感じた。「そうよねえ。怖いわよねえ? そうでしょ? でも、そうねえ、今すぐ、降参してもらうつもりはないわ。あなたには、抵抗し続けたらどんなことが待ち受けているか、ちゃんと分かって欲しいの。明日、一緒に犬小屋見学に行きましょう。判断するのはその後でもいいわよ。比較的贅沢ができる生活をして、あたしに可愛らしいプリンセスとして扱ってもらえる生活を選ぶか、動物同様の存在に落とされて、毎日、休むことなくケダモノたちに犯され続ける生活を選ぶか。あなたの選択に任せるわ、ブランディ。しっかり時間をかけて考えて。本当の気持ちはどっちなのか」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 A valid fear 「妥当な懸念」 「グレッグ? あんたに説得されてこんなふうになっちゃったけれど、そんな説得してくれなかったらよかったのにって思ってるわ。すごく変態じみてる感じだもの。これが済んだら、元に戻せたらいいんだけど。もし……もし戻せないとなったら、あたし、あんたに何をするか分からないわよ。軽いことじゃすまないのは確かだからね。それだけは覚悟しておいてよ」 「元に戻せるって言ったでしょ。あんたが本当に元に戻したいならの話しだけど。でも、これは、入会の儀式では必須のことなの。あんた、男子学生クラブに入会したいんでしょ?」 「もちろんよ。もし、入らないとなったら、パパに嫌って言うほど説教されると思うわ。でも、パパはこういうことがあるなんて一言も言っていなかった」 「親の時代だと、単に、入会希望の男子に女の服を着せるだけだったのよ」 「それだったら、全然、問題ないのに。でも、これってマジ? ていうか、あたしたちの姿を見てよ。誰かにあたしたちだって気づかれたらどうするのよ」 「あんた、鏡を見たでしょ? あんたのママですら、あんただって気づかないわよ。ちょっと見覚えがある顔って思うかもしれないけど、あのあんたが、ここまで変われるなんて、誰も思わないわ」 「本当かなあ、ゲイリー」 「この姿の時は、あたしはジーナ。クラブの人たちが、名付けてくれたの。それに、あんたはビッキーよ」 「ああ。すごく恥ずかしいことになりそう。あたしの場合、少なくとも、ちんぽだけは残してくれるように説得できたからいいけど、あんたみたいに、そこも切られて、代わりにおまんこをつけられちゃったら、とてもじゃないけど、怖気づかないでいられるか分からないわ」 「そんなに悪くないわよ。今はパンティがすごくフィットしているの。それに、あそこ、すごく感じるのよ」 「あ、あんた、自分でいじってるの?」 「いじらないわけないじゃない。ともかく、このチャンスは一生に一度あるかないかのチャンスでしょ。あたしは、いつまでも落ち込んでくよくよしてる気はないわ。あたしは、このチャンスを最大限に生かすつもり。だから、あんたも、そうしなよ」 「あ、あたしには、そんなのできるかどうか分からないわ」 「あんたのカラダがしろと言うことをすればいいだけ。そこが肝心な点ね。あっという間よ。気づいたときには、自分が男だったことすら忘れるから」 「その点こそ、心配してるのよ。あたしは」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 The best of the bad situation 「悪い状況からでも最善を」 「服を脱げ、淫乱!」とチェイスが言った。チェイスはあたしの大学時代のルームメイト。今は何? あたしの上司? ご主人様? その両方? 「誰かに見られたらどうするの?」 あたしはオフィスの中を見回した。もちろん、その質問には意味がない。あたしには選択の余地がなく、彼に従わざるを得ないのだから。彼が返事をするのも待たず、あたしはブラウスのボタンを外し始めた。 「もう遅い時間だからな。誰もいねえよ。俺とお前だけさ、キャンディ」 あたしはトップを脱ぎ、床に放り投げた。そのすぐ後に、スカートも床に落ちる。そして、ランジェリーだけの姿で彼の前に立つ。黒とピンクのブラ、黒いパンティ、そして、それにマッチしたストッキング。セクシーな女の姿だとは自分でも分かっている。ただ、パンティの薄い生地を通して、あたしの男性のシンボルが見えていることを除いては。 あたしは、この自分の体のすべてを嫌悪している。かつて、あたしは、自分の肉体を誇りに思っていた。筋肉隆々の逞しい体を。何時間もジムで過ごし、自分の肉体を磨き上げていた。そういう男だった。でも今は? かつての逞しい筋肉は消え、全身が柔らかく、曲線だらけになってしまっている。この体を見るたび、吐き気がしてくる。もちろん、実際には吐いたりせず、吐き気を堪えながら、笑顔を取り繕う。チェイスが、そうしろと言うから。この悪魔は、あたしが彼のせいでこんな体になったことを、あたしが喜んでいると思いたがっている。 変わったのはあたしだけではない。彼も変わった。肉体に加えて精神も。大学時代、あたしが彼と知り合った時には、彼は痩せこけたがり勉だった。あたしは、ルームメイトとしてペアにならなかったら、決して彼に話しかけたりしなかっただろうと思う。だが、あたしは彼と無理やりペアを組まされ、友人同士とまではいわないものの、形ばかりの知り合い同士にさせられたのだった。 大学2年の時、あたしは彼のガールフレンドとセックスした。何の気の咎めも感じなかった。だが、彼女の方はそういうわけにはいかなかったようだった。彼女は彼にすべてを話してしまったのだった。そして、それ以来、すべてが変わってしまった。 チェイスはジム通いを始めた。自ら強いて、少しでも誇りを持てるように体づくりを始めたのである。そして大学3年までには、彼女を浮気しないようにさせることもできない、みじめなダサ男だった彼も、それとは正反対の、いっぱしの男に変身したのだった。 その間、あたしの方も変身していた。最初は、ほとんど気づかなかった。ちょっと筋肉量が減ったくらい。でも、変化が始まってすぐに、急速に変化が進み、完全な女性化へとエスカレートしていった。 もちろん、あたしは自分の体を嫌悪した。でも、何をしても、その変化は続き、最後にはすっかり女性の体になってしまったのである。毎日、女性化した体を鏡で見ていたにもかかわらず、あたし自身はそれを否認し続けた。目の前の現実を信じたくなかった。 そして、このことは精神的・感情的な影響も生み出した。それまでの自信が消え去り、その代わりに従順さがあたしの中心的な性格になった。誰かにこの体になったあたしを見られるのではといつも恐怖におびえていた。チェイスはそんなあたしの恐怖につけ込み、あたしが命令に従順に従うまで、執拗にあたしをイジメ続けた。最初は彼にビールを持ってくること程度だったけれど、すぐに、あたしの変化した肉体を最も効果的に露出するありとあらゆる下品な服装を着ることへとエスカレートした。正直、今は、その程度で終わってくれたらよかったのにと思っている。本当に。でも、その程度では終わらなかった。 初めて彼に強制的にフェラチオをさせられた時、悪夢だと感じた。2回目の時、少しは気が楽になったと感じた。そして3回目の時は? ごく普通のことのように感じられたのだった。当然のことのように。セックス自体も同じだった。何回かの行為の後は、当然の行為と感じるようになっていった。最初のセックスの後、彼が一日に2回はするようになるまで、そんなに時間はかからなかった。 こんなことは卒業したら終わるはず。あたしはそう期待していたと思う。そうなってほしかった。そうなった後の計画も立てていた。彼のところから逃げ、病院に行き、すべてを元通りにしてもらう。そして、元の自分自身を取り戻す。もう一度、男になるのだと。あたしは何て自分のことが分かっていなかったのだろう。 チェイスがどこに行っても、あたしは一緒について行った。あたしには選択肢がなかった。彼が命令し、あたしはそれに従う。そんな流れで、あたしは彼の秘書として働くようになっていた。そして、毎日、自分から彼のところに近寄って、前にひざまずき、太いペニスを口に入れる日々を過ごしている。夜の警備員がオフィスの中に顔を出して覗き込んでも、ほとんど気にしなくなっている。後ろから激しく突かれながら、淫らな叫び声を上げまいと堪えることもなくなっている。チェイスは、大きな声を上げる相手が好きなのだ。元に戻りたいと願う時期はとっくに過ぎ去ってしまった。そんなことは不可能なのだと、諦めてしまっただけかもしれない。あたしは、この悲惨な状況からも、できる限り良いことを、つまりチェイスを喜ばすことをしなければならないのだ。 そして、まさにその通りのことをして、あたしは生きている。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 An easy decision 「簡単な決断」 「レイ、こんなことしたくない。あたし、しないから。あのお医者さんのところに戻りましょう? そして……」 「おい、またか。俺はあれだけのカネを全部お前につぎ込んだんだ。そして、お前は、これから、そのカネを最後の1銭まで稼いで取り戻すんだよ」 「でも、できないもの……」 「いや、できる。それにお前はやる。あっちにいる男たちは、今夜、ここに来るために、結構な額のカネを払ってるんだ。お前のような女の子たちに奉仕してもらうためにな。ここで、お前を送り込まなかったら、俺のビジネスはおじゃんになってしまうんだよ。俺としては、お前のようなビッチに、そんなふうに俺のビジネスの邪魔になることさせるわけにはいかねえんだ。キツイお仕置きをしてほしいって言うなら、話しは別だが」 「お、お仕置き? あたしは…… あなた、手伝ってくれって言ったじゃない? あたしの手助けが必要だって。だから、あたしは……」 「もっと大人になれよ。俺がお前をここまで引っ張ってくるために言ったことは、忘れなきゃダメだな。これからは、どうやって俺にできるだけ多くのカネを儲けさせることができるかを考えることだ。満足いくほど上手くやれたら、お前を解放してやるかもしれねえぜ」 「解放する? どういうこと? あたしは自由にどこにでも行けるはずよ! 別にあんたの持ち物じゃないんだから! 自分で元通りの姿に戻らなくちゃいけないとしても、あたしは……」 「いや、お前は俺の持ち物だ。それとも何か? お前、誰がお前のパスポートを持ってるか、忘れたのか? パスポートなしで逃げられるなら、逃げてみな。運が良ければ、どこかの石油王のシークに囲われた性奴隷になれるだろうさ。連中は、お前のようなアメリカ女が好きだからな。で、もし運が悪かったら? まあ、毎日、6本か、多分、それ以上のちんぽを相手にすることになるかな。どう思う? まあ、最後には家に戻れるかもしれないが、俺が家に戻せと言わない限り、お前は大半の時間を仰向けで両脚を広げて過ごすことになるだろうな。だが、少なくとも俺の言うことを聞いてる限りは、お前は、やりたくない相手とセックスしなくてもいいんだぜ? だから、向こうに行って、愛嬌を振りまきながら、食べ物を給仕してくるんだ。やらなくちゃいけないことは、それだけなんだぜ? お前みたいなバカでも、そんなに難しい仕事じゃねえだろ」 「あたしたち、友だちだとばかり思っていたのに……あなたのことは……」 「昔は友だちだった。今の俺は、ただのビジネスマンだ。ほら、まだ俺を手こずらせるつもりなのか? それとも、行儀よくするか?」 「あ、あたし……いいわよ。してほしいことをしてあげるわよ」 「それでいい。じゃあ、笑顔になって、とっとと仕事をやってこいよな!」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Smile and be a good boy 「笑って、いい子になりなさい」 「大丈夫? 落ち着かないようだけど」 「だって、落ち着かないもん、エミリー。ボクは、いまだに、こんなの何もかもバカげてると思ってるんだよ」 「でも、しなくちゃいけないことなのも知ってるでしょ? 社内で出世したいと思ったら、図体の大きい毛むくじゃらのボーイフレンドを連れて歩くわけにはいかないの。そんなだったら、会社はあたしを受け入れないもん」 「分かってる。本当に。でも……まあ、何て言うか……いまボクはスパークリー・ドレス( 参考)を着てるんだよ。髪の毛も長くして、お化粧をしてる。脚の毛も剃ってるんだよ」 「分かってるわ。あたしが、あなたが頑張ってきたことをありがたいと思っていないなんて思わないでね。大変だったのは分かってるの。でも、さっきも言ったけど、これは、どうしてもしなくちゃいけないことなのよ」 「ずっとそう言い続けているけど、キミは他の仕事を探そうともしないじゃないか。従業員の夫がどんな服を着るかなんか気にしない会社は、それこそ他に何千とあるよ。キミは、そういう会社に勤めてもよかったのに」 「ええ。でも、給料は半額でね。それに忘れないで。専業主夫になりたいって言ったのは、あなたなのよ? あたしは、あなたに外で働いてもらいたかった。でも、あなたは、頑として聞かなかったわよね? 自分を磨きたいと言って。その選択、あたしは文句ないわ。あたしの稼ぎで余裕でふたりの生活をやっていけるから。でも、これはあたしの仕事である以上、あたしはできるだけベストの選択をしたいの。そして、それが意味することは、あたしはあの会社で働くと言うこと」 「分かってるよ」 「じゃあ、どうして文句を言ってるの? こんなこと、問題でも何でもないでしょ?」 「キミにとってはね。でも、ボクにとっては、ボクの男らしさへの攻撃になるんだよ」 「男らしさでも有害な男らしさだわよね? あなた、これだけは覚えておいて。女性は、そういうドレスをずーっと着続けてきたの。いま、あなたがそれを着るのを拒否するなんて、しかも、あなたが男性だからって理由で拒否するなんて、どれだけ傲慢なことか分かる? それって、女性差別すれすれのことをしてるようなものよ」 「ストラップオンを使った時も、同じようなことを言っていたよね?」 「でも、あれについては、あなたも結局、大好きになったんじゃない?」 「何週間も、痛みをこらえ続けた後だけど」 「必要な代償だったわ。あたしが夫に、いまだにペニスを使わせてると知ったら、他の女たち何と思うか分かる? 会社中の笑いの種にされちゃうわ。そして、昇進は絶望的になると。そんなのイヤ。こっちの方がいいに決まってるじゃない。あたしはそう思う。だから、もう、いい子になって。さもないと、あなたにお尻を突き出させて、スパンキングしなきゃいけなくなるかもよ。そうなったら、そんな口を尖らせてなんかいられなくなるんだから」 「そ、そんなことは……」 「時には、夫を厳しくしつける必要があるものなの。ミス・カルバートがいつも言ってる言葉だわ。そんなにすねてばっかりいるなら、あたしもミス・カルバートの忠告に従うことにするわよ。さあ、そんな目に会いたくないなら、もう黙って、ニコニコすること。そして、完璧な良き夫のイメージに合わせること。いいわね。この件については、あたしとしては、話し合いは終わりにしたいものだわ」 「わ、分かったよ。いいよ。そうするよ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Forever and ever 「とこしえに」 「なんでキミがここに? どうやってここに?」 「そんなに驚いているように見えないけど」 「キミに起きたことについて話しは聞いている。でも、君はまだ私の質問に答えていない」 「あたしがなぜここにいるか知ってるはずよ。あたしが裸になっていることで、それがはっきりしないかしら? アダム、あなたのことが欲しいの。あなたもあたしのことが欲しいのを知ってるわ」 「知ってる? 前にも言ったはすだよ。私たちがしたことは間違いだったって。私は悔やんでいるんだ。でも、悔やんでいるのは、したくなかったことをしてしまったからではない。まだ若いキミに悪いことをしてしまったと悔やんでいるんだよ、レイン。あんなことが起きなければよかったのにと」 「あの出来事で、あたしは知りたかったことがはっきり分かることができたわ。それに、あたしは今は名前をリリスと変えてるの」 「名前はどうでもいいよ。ベロニカに見つかる前に、服を着てここから出て行って欲しい。誰にも変な勘繰りをされたくないから」 「変な勘繰り? どんな勘繰り? あたしたちが恋人同士だということを、みんなに知られたくないの?」 「私たちは恋人同士ではないよ。あれは一時の気の迷いだったんだ。しかも2年前の。あの日、私は酔っていた。そこにキミがやってきて……」 「そしてあなたはあたしを犯した。当時、あたしは18歳で、自分のことについて混乱していた若者。いや、多分、そんなに混乱していなかったと思う。あたしはあなたが通りを横切るのを見た瞬間からずっと、あなたのことが欲しいと思い続けていたの。あなたも同じく感じていたはず。今もそうでしょ?」 「そして、キミは戻ってきた。でも、何をしようと思って? 私と一緒になろうと?」 「あなたは自分はゲイじゃないと言っていたけど、あたしには、どうしてもそうとは思えなかったわ。少なくとも少しは違うんじゃないかと。でも、あなたは正直に言ったのだと、あなたのことを尊重したわ。だから、あたしの方が変わったの。あなたが欲しいと思えるかもしれないようにと、女性の姿に変わった。いえ、もっと変わってもいいと思っているの。そうして欲しいなら、あたしの小さなコレも切除してしまって構わないの。あたしは、きっとあなたにふさわしい女性になれるわ」 「わ、私にはできないよ。できないのは分かってるだろ? 私には家族がいる。生活がある。実際、私の娘はキミと同じ歳なんだよ!」 「でも、あなたはあたしのことを欲しがっている。あたしを切望している。アダム、正直に言って。あの夜のことを思い返したりしないの? もう一度、愛し合いたいと夢見たことがないの? いつの日か、一緒に愛し合いたいと? 隠さないで。恥ずかしがらないで。ただの男と女のこととして思い出してみて。あなたとあなたの女のこととして。あなたは幸せになる道を選ぶことができるのよ。それだけのことなの。他のすべては、なるべきようになるでしょう。大切なことは、自分が正直に望む道を選ぶこと」 「もし、選ばなかったら? みんなにあの出来事のことを話すのか?」 「もちろん、そんなことはしない。あたしはモンスターじゃないもの。あなたのことを愛しているもの。もし、あなたがあたしを拒絶するなら、幸せになることを拒絶するなら、あたしはあなたの元を離れて、精いっぱいに人生を歩んでいくつもり。今はあなたのことを話しているの。どの道を進むか、選んで」 「わ、私は……ああ……キミが欲しいんだ! ずっと前から、キミが欲しいと願い続けてきたんだよ!」 「分かっているわ。そして、さあ、今ここで、あたしを奪って。とこしえに、あたしを自分のものにしつづけて」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Let it happen 「流れに身を任す」 「ロブ? 正直、そんなふうにじろじろ見るの止めてほしいんだけど。ちょっと居心地が悪くなってきてるわ。それに、ついでに言うけど、そんなふうにあたしを見てると、みんなに変な男と思われちゃうわよ。そんなのイヤでしょ?」 「えっ? ああ。すまなかった。ただ、理解すべきことがたくさんありすぎて」 「理解すべきことがたくさんあることについては少しだけ理解してるわ。いいのよ」 「ったく! お前にはジョークに聞こえたのか? 俺には全然、ジョークにならないよ!」 「人生はジョークだわ。その実例があたし。っていうか、面白いと思わない? というか少なくとも皮肉的だと思わない? 世界中にいる人々の中、あなたが知っているすべての男性の中、あたしだけがこの場所で、こんな姿になっているって。あたし、我慢しようとしても、どうしても少し笑っちゃうわよ」 「俺ならお前をここから出してやることができる。彼女にはできないけど……」 「そして、どうするの? あたしが元の生活に戻れると、本気で思っているの? アナはこんな姿になったあたしを受け入れると思ってるの? 大学の学生クラブのメンバーはどう? あいつらなら、あたしを助けようとするより、今のあたしとセックスしようと頑張る可能性の方が高いんじゃない? 無理よ、分かるでしょ。彼らがあたしを助けるなんて。もうひとつの、あたしとセックスする方だったら……まあね……どうなるかあなたも分かるでしょ?」 「でも、解決方法があるはずだよ。これって恒常的じゃないんだろ? っていうか、この姿に変えられたということは、少なくとも、元に戻れる可能性があるってことじゃないのか? 俺ならお前を助けられるよ。俺は医学部だし。何か方法を考えだせるはずだよ。だから俺と一緒に戻ってくれ。俺に助けさせてくれよ。嘘じゃない。今のままじゃ、俺はゆっくり休むこともできないんだ……ちょっと待って……なんでまた笑ってるんだ?」 「だって、またジョークを言ってるからよ。あなた、ここに入ったとき、あたしの叔母があなたをすんなり帰すと本気で思っていたの? すべて、叔母の計画だったのよ。その計画の中では、あなたもあたしと同じ姿になることになってるの」 「な、何だって? そんなことできるわけが……お、俺は……」 「そんなに悪いことじゃないわ、ロブ。いったん慣れれば、ね。叔母はあなたのアレも小さいけど残してくれるでしょう。あたしと同じようにね。それが済んだら、また、あたしたち一緒に遊べるようになるわ。もちろん、叔母のお友達は、あたしたちが遊ぶのを見るでしょうね。あの人たち、いつも見て楽しんでるの。見ながら笑うのよ。でも、笑われるのを気にしなくても済むようになった後は、すごく楽しいことばかりになるわよ。誓って言うわ、そんなに悪くないって……」 「ちょっとめまいがしてきた。な、何をしたんだ?」 「ただのトランキライザーよ。ただ流れに身を任せればいいの。楽しいことだから。すぐに分かるはず」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 The Mother's light 「マザーの光」 「えっ、マーク! マークなの?」 「今のあたしはフラワーよ。あなたもマザーの光を浴びに来たの?」 「え、何? 違うわよ! あたしはあんたを家に連れ帰るために来たの! あんた、あの物語を書くためにここに来たんでしょ? なのに何ヶ月も音沙汰なしで。早く荷物をまとめて……」 「荷物なんかないわ。全部、マザーのものになってるから」 「何の話をしてるの? それに、訊きたいとも思わないけど、何で裸になってるの? それに、その……そのカラダになってるのは何でなの? 一緒にあの橋を渡って家に戻るのよ!」 「家ならここがあたしの家。それに、ここでは秘密は一切ないの。マザーは不誠実なことは一切認めないのよ。何か知りたいことがあるなら、気兼ねなく訊けばいいの」 「訊く? いいわ。じゃあ、どうしておっぱいがあるのよ? どうして服を着ないの? それに一体全体どうして、あんた女のような体になっているのよ?」 「あたしたちみんな、マザーのお姿にあやかった体になっているの。あたしも含めて、ちょっと下のところで特別に違う人もいるけど、でも、みんな、できるだけすべての点でマザーの姿を真似しようと努力しているの。あたしたち、みんな裸で生まれてきたわけでしょ? だから生活するときも裸でいるのよ」 「何てこと……あんた気が狂ってるわ。違う? ここの人たち、あんたをキチガイにしようとしてるのよ」 「あたしはマザーの光を見たの。あなたも、すぐにね。みんな見たもの」 「な、何ですって? 何の話しをしてるの? な、何で……なんで……あたしに何を……何をしたの?」 「別に何も。マザーはあなたが眠って欲しいと思ったの。だから、あなたは眠ることになる。あなたは、目が覚めたら、マザーの光への旅を始める。最初は痛いかもしれないけど、その痛みをこらえる価値があるわ。約束するから」 「で、でも……あたしは……」 「お眠りなさい、マザーの新しい娘よ。ぐっすりおやすみ。きっといいことがあるから」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 A good boyfriend 「良い彼氏」 「まあ! すごく大きい! こんなことが本当に起きるなんて信じられないわ。これで、あたしたち、ずっとずっと親密な関係に変わることになるのね!」 と彼女が言った。 ボクはすぐには返事しなかった。そのかわり、彼女の隣で四つん這いになり、お尻を高々と掲げながら、どうしても疑念が吹き切れなかった。彼女は、「親密な関係」という言葉で何を意味したんだろう? ようやくボクたちがセックスできることになったと意味したのだろうか? 少なくとも、ボクと彼女のふたりだけでできると意味したのだろうか? それだったら嬉しいのに。 でも、タラは……タラは、ボクが出会ったどの女のことも違っていた。聡明で、明るくユーモアがあり、信じられないほど魅力的な彼女は、ボクが女性に求めるすべてを備えた女性だった。そしてボクたちは終始一貫して親友だった。一方のボクは、苦痛を感じるほど彼女のことが好きだった。でも、ボクが彼女に気持ちを伝えるたびに、彼女はふたりの友情を逆手にとって断った。もし万が一、ふたりの関係が悪化したらを考えると、ふたりの友情を台無しにしたくないから、と言って。ボクは彼女と別れたくなかったので、一縷の望みにすがる思いで、ボクは彼女に合わせてきた。 そんなある日、彼女が突然変わったのだった。まるで、スイッチがパチンと切り替わったみたいに。何が起きたのか分からないまま、いつの間にか、ボクと彼女は現実に恋人同士になっていた。キスをしたり、抱き寄せあったり、デートに出かけたり。ボクが夢に見ていたことすべてが現実化した。ボクは、彼女と人生を共にすることを想像し始めた。 いま思えば、彼女がボクの服装を変え始めたとき、警告ベルが鳴り響くべきだったと思う。あるいは、ボクに髪の毛を伸ばすべきだと言い張ったときや、化粧をするよう説得し始めたときにも。でも、ボクは何も考えず、そのすべてに従った。彼女は、可愛い男の子が好きだとよく言っていた。彼女が以前付き合っていたボーイフレンドたちで「可愛い男の子」に当てはまる人は誰もいなかったけれども、ボクは彼女の嗜好に口出ししようとはしなかった。彼女自身、その嗜好をよく分かっていないみたいだし、ボクが理解できるはずがない。だから、ボクは彼女の言うことに合わせることにした。 ボクが変わり始め、他の人たちに女の子と間違われるようになってきても、ボクは彼女に従い続けた。ボクの周りの友だちが変な行動を取り始めても、ボクは無視したし、親たちに何が起きてるのか正直に打ち明けてほしいと懇願されても、どこ吹く風といった感じでいた。ボクはガールフレンドを喜ばそうとしていただけだよ、それを理解してよ、と。そうするのが良い彼氏じゃないのかな、って。 でも、否認の重荷が山ほど両肩にのしかかってくると、ボクも彼女の新しい要求には神経質にならざるを得なかった。その要求とは、他の人とベッドを共にするという要求。そのアイデア自体、良い男女関係の概念とは正反対に思えた。でも、彼女が説明するには、大胆に冒険できるのは信頼関係があってこそとのことで、ボクは説得され、結局、同意したのだった。でも、彼女に、相手は男性ふたりだと明かされた時には、さすがのボクも危うく大きな声を上げそうになった。ボクはゲイじゃないし、バイセクシャルでもないし、そもそも、そういうことに興味もない。男性は好きじゃないと。でも、彼女は、実際に試してみなければ、確実に分からないじゃないかと反論した。そして、その時も以前と同じく、ボクは最終的に折れたのだった。 そして、今。後ろを向いて、男がふたりこっちに近づいてくるのを見たところだ。ふたりのことは見覚えがあった。ふたりとも、ボクの入会を拒否した男子学生クラブのメンバーだった。そのふたりを見て、どうしても恐怖心が湧いてくる。ふたりとも、巨大なペニスをしているし、体の筋肉も並ではない。すでにこんなに女の子っぽい格好になっていたボクだけど、この時ほど、自分は男だという自覚が薄らいだことはない。でも、これも、タラが望んだこと。自分の彼女が望むことを拒否するなんて、良きボーイフレンドとしてはあるまじきことだ。良い彼氏たる者、彼女を喜ばすためならどんなことでもすべきなのだ。 ボクは、彼女にどれだけ素晴らしいパートナーになれるかを証明しようと、覚悟を決めて身構えた。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Addicted to him 「依存状態にさせられて」 「あなたが憎らしい」 あたしは両脚を広げ、頬に涙が伝うのを感じながら、小声で言った。彼はぬーっと姿を現し、あたしに覆いかぶさってきた。大きすぎるペニスが、電柱のように股間にそびえている。彼はその根元を握り、あたしのことを見てニヤニヤ笑った。何らの暖かみも愛情もない笑い顔。邪悪さだけ。彼は、その邪悪な本性を隠そうとすらしない。 もちろん、あたしには、そんな表情を見なくても、彼が何者で、どんな本性の人間であるか、知っている。それは、この数か月にわたる経験で、痛いほど心に叩き込まれてきている。 「お前は、いつでも好きな時に俺から離れて行っていいのだよ」 彼のザラザラした声があたしの耳をこすった。「お前はちゃんと分かってるはずだ」 そう、あたしは離れることができなかった。それをあたしは知ってるし、彼も知っている。いくら、そうじゃないと言葉で否定しても、それは無意味だった。彼がにじり寄ってくるのを受け、あたしは挿入に備えて身構えた。彼の顔は歯を剥き出した笑みに変わり、あたしは、次に起こることから気を逸らそうと、唇を噛んだ。今すぐ体を起こし、立ち上がりたい。そして、できるだけ遠くに走り逃げたい。心ではそうしたいと思っているのに、あたしは、そうしない。自分から両脚を抱え、広げたままにして、彼が入ってくるのを待っていただけ。 彼のペニスがあたしのアヌスを軽くこする。その瞬間、あたしは快感の震えた声を漏らした。ああ、この瞬間が憎らしい。そして、この瞬間がない人生が想像できないほど、この瞬間を喜んでいる。そして、この後に必ず起こることへの期待が膨らむ。彼があたしの中に入ったあの感覚を早く感じたい。それを感じずにはいられない。どうしても、あれを感じたい。早く。それがあたしにとってのすべて。 かつては、そんなではなかった。彼があたしの人生に割り入ってくる前、あたしがどんな人生を送っていたか、今はほとんど覚えていない。でも、あたしが男だったことは知っているし、彼をぞんざいに扱っていたことも知っている。彼の行為は、一種の復讐なのだ。何もかもが復讐。あたしを女性化したことも、彼への依存状態にすることも、あたしのことをセックス専用の人形のように人前を連れまわすことも、そのすべてが、あたしがかつて行った何らかの行為、それも、もはや記憶の彼方に消えた何らかの行為に対する代償なのだった。 そして、今も、あたしのアヌスの入口を擦って復讐をしている。そんな焦らしをしてほしいと、自分で求めたわけではない。その気持ちは、はっきりとしている。彼はわざとそうしている。そうやって、あたしを苦しめたいのだろう。そして、ようやく彼のペニスの先端があたしの中に入ってくるのに合わせて、それが良い方法なのだと、あたしは思い知らされる。 悔しい気持ち。辱められている気持ち。なされるがままにしかできない気持ち。モノとして扱われている気持ち。自分には自由意思がない。あたしは自分から行動することができない。あたしは、彼が望む存在にしかなれない。彼が何を望もうとも、それになるほかない。それもこれも、あたしは、そうされることが好きだから。小刻みに突かれ、徐々に深度が増してくる。その度に、体内に多幸感が湧き上がり、血管を通して体の隅々に運ばれていく。この感覚が憎らしい。彼に中を広げられ、深々と貫かれる。心を麻痺さえる快感。それが憎らしい。あたしが上げるエクスタシーの叫び声が、この洞窟のような部屋の四方の壁に反射して響き渡る、その音が憎らしい。 恥辱と苦痛と快感が混じりあい混濁していくのを喜びながら、あたしはすすり泣きを始める。あたしは、これがどんなに屈辱的であっても、永遠に続けられることを知っている。あたしはここから逃れることはできないことを知っている。そして何より、あたしは自分がそれを欲していないことを知っている。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Substitute prom date 「プロム・パーティのための恋人代理」 「ブランドン、誰もこんなの信じないよ。ボクには分かる」 「自分の姿、見てみたか? みんな、信じるに決まってるぜ。それに、お前は約束しただろ?」 「キミに、プロム・パーティのデート相手を見つけてあげる約束はしたよ。でも……」 「でも、お前はすっかり忘れていたんだよな。まあ、俺はお前を責めたりしないよ。でも、俺は、友だちみんなに、プロムにすごいセクシー美女を連れてくるって言ってしまったんだ。お前だって、俺がみんなに負け犬と思われるのは避けたいだろ? だったら……」 「いや、いや、だから……。分かってるよ、やるって言ったし。でも、本気でボクにこれをさせるなんて信じられないよ。こんなの狂ってる。それに……ちょっと待って……いま、ボクのこと、セクシー美女って言った?」 「ああ、まあな。お前、ちゃんと鏡を見ただろ? なんて言うか、お前は俺のクラスにいるたいていの女の子たちより、ずっと可愛いんだよ。正直、どの女の子よりも可愛い」 「マジで? それって、すごく嬉しいけど」 「だから、やってくれるよな?」 「やるって言ったよ」 「よっしゃー。じゃあ、俺の妹の彼氏として振る舞うことはできないのも分かってるよな? 一晩中ずっと。誰かほかの人がいるところでは、俺とずっと一緒にいること。彼氏と彼女の関係で。へまは許されないということ。普段の声は使えないし、男のように歩くこともできない」 「分かってるよ。ボクはずっと前から演劇部で演技をしてきたんだから」 「うん。でも、俺がお前に腕を回しても、そのままでいるんだぞ。それに、ダンスをする時は、体を密着させなくちゃいけない」 「それも分かってるよ。他に演技してほしいと思ってることは?」 「そうだなあ……」 「ちょっと待って。いやあ…… 本気?」 「誰でも、そうなると思ってることだぜ、ミッシェル。それに、プロムの後にはパーティがある。そのパーティこそが、もっと大きな試練になる場だ」 「ああ、これって、めちゃくちゃなことにならない?」 「いや、お前が俺を信頼してくれたら、大丈夫だよ。俺のリードに従うんだ。そうしたら、何もかもうまくいくさ。それに忘れないでほしいけど、お前は、本当に綺麗なんだよ。俺のリードに従っていれば、みんな、そういうふうにしか見えないさ。だって、その通りなんだから」 「分かった。信頼するよ」 「それで良し。そう言ってくれると思っていたよ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 The dream 「夢」 「ふたりとも可愛いねえ。姉と弟なのかな?」 「いや。そうだったらいいんですが。そういうペアのためなら、いくらでも出すつもりなんですよ。でも、まだ、良い候補が見つからなくって」 「じゃあ、恋人か夫婦?」 「まあ、そんな感じ。彼は彼女に夢中だった。ふたりとも、友だち同士と言ってたが、彼の方が彼女に熱を上げてるのは一目瞭然。そのおかげで、コトは簡単に進んだんですけどね」 「多分、あなたのことだ。彼女の方を先に落としたんだろう?」 「ええ。彼女は、自分はいずれ自慢の奥様か何かになるだろうとあきらめていた。私は、そんな彼女を2週間ほどパリに連れて行ったんですよ。その後は、彼女は私の思いのままになりました。私の性奴隷になるように条件付けすら、ほとんどする必要がありませんでした」 「そして、彼女から彼につながったと」 「そんな感じですね。私は、最初から、彼こそ、本当のターゲットにしていました。なぜだか、見ればわかるでしょう? 彼女は、私にとってはただの案内人。ただ、彼女は、その仕事を見事に達成してくれましたよ。彼女は、最初のデートで彼にパンティを履かせたんですから。1ヶ月のうちにホルモン摂取開始。2ヶ月後には、彼は私に抱かれていた。これ以上スムーズに事が進むケースは考えられません」 「あなたは、まさに達人の呼び名にふさわしい。誰もがそう言いますよ」 「ありがとうございます。でも、このふたりでも満足しているものの、やはり、本物の姉弟を手に入れるまでは、真の満足には達していないと言わざるを得ない。そういうペアが手に入れられたら、幾レベルも上の最高なんですがね。多分、ひとつのファミリーを見つけたいと。母親と父親、息子と娘の一家です。その全員が、互いに愛し合い、全員が私に奉仕する。それが私の夢です。究極の夢なんですよ」 「いや、大丈夫。その夢はかないますよ。あなたならできる」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Easier 「ずっと気楽」 あたしの前に立つ男が、いやらしい目であたしの裸を見ながら言った。「おやおや、これはいったい誰だろうねえ?」 彼はあたしだと気づいていない。気づくわけがない。あたしは、彼にとって、一番再会するとは考えられない人間であるし、それに加えて、あたしは彼と最後に会ってから非常に、非常に姿を変えてしまったから。それでも、自分自身の兄にじろじろ裸を見られるのは、気持ちが乱れることだった。それに、これからどんなことを行うよう期待されてるか、そうするためにどれだけのカネをもらっているかを思うと、恐怖心すら湧いてくる。だけど、それは避けられないことだった。この件について、あたしには選べる立場にはない。 ハリーと会ってからどのくらい経っただろう? 2年? 3年? 当時、あたしはこの世の中で自分がどんな居場所にいるべきかまったく分からなかった。迷いはぐれた、痩せた若者だった。それ以来、あたしは自分自身についていろんな発見をしてきた。その中でも特に、あたしは自分がトランスジェンダーであることを知った。整形手術とホルモン剤のおかげで、自分にふさわしいと納得できる肉体を手に入れることができた。でも、この肉体は、決して安価に手に入れられるものではなく、仕方なく、性産業に従事してそのおカネを捻出してきた。 最初は、ライブチャット。しばらくの間は、それで充分だった。流行に乗っていたこともあり、ワクワクする仕事とすら思えた。でも、手術代がかさむにつれ、それ以上のことをしなければならないことを悟った。そんなわけで、特に熱心なファンたちを相手に個人的な時間をもつようになった。それは結局のところ売春婦になるのと同じことである。そのことは分かっていた。セックスをしておカネをもらうわけなのだから、売春婦以外にありえない。でも、あたしは、自分は本物の娼婦とは違うと自分に言い聞かせた。ちょっと、今だけ。ピンチだから、と。 それは、便利な嘘だった。 手術がすべて終わり、その支払いを済ませた後も、あたしはこの仕事を続けた。やめられなくなっていた。やめたくもなかった。セックスが好きだったから。男たちにカラダを使われるのが好きだったから。おカネにもなるし。そう、あたしはやめるつもりはなかったのだった。好きなことをしておカネになる。やめる理由がどこにもない。 でも今、シーメールにハマった実の兄を目の前にして、あたしは分からなくなっていた。これは、越えてはいけない一線だというのは知っていた。これを超えたら、自分は永遠に変わってしまうだろうと。だけど、これは仕事であり、ちゃんと遂行する義務がある。兄は客として、多額のおカネを払っているのだから。どうして兄を拒むことができるだろうか? 結局、あたしは、支払われたおカネに見合う仕事をした。それは、想像したほど難しいことではなかった。なぜ、難しくなかったかというと、多分、あたしが、今の自分は過去の自分と同じ人間だと思っていないからだったのだろうと思う。彼は、あたしの兄ではないのだ。他のお客さんと同じ、ただのお客さん。そういうふうに考えることで、ずっと気楽になれたからだろうと思う。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Anything at all 「どんなことでも」 「おや、おや、おや……。お前、本当に来るのかなあって思っていたところだぜ」 「ハーイ! シーン、どんな調子?」 「どんな調子? 面白い質問だな。それをお前が訊くのかって。お前、前は、俺が何しようが全然気にしなかったじゃねえか。でも、お前が変わったのはそれだけじゃなさそうだな。だろ? いろいろ話しは聞いていたが、ここまでとはな。正直、予想していなかったぜ」 「話し? どんな話し?」 「お前がトランスジェンダーだって話しだ。まあ、見りゃわかるが。正直言えば、お前はすごいなと誇りに思うか、お前の面と向かって大笑いするか、迷ってるところだよ。俺も、人間だれしも、本来の自分になるべきだと思ってる。だから、お前を誇りに思うよ。だけど、その一方で、俺は……お前のことをクソ野郎と思ってるんだ。だから、ザック・ミラーが、俺のことを殴りまくって、俺をオカマ野郎と呼んだあのザック・ミラーが、トランスだと判明して面白いと感じる俺もいるんだ。ああ、確かに、俺、頭の中、ふたつに分かれているな」 「ぼ、ボク……トランスジェンダーじゃないよ……」 「あれ? そうなの? じゃあ、俺は、そのドレスに惑わされてるのか? それとも、ドレスの上からも見えるパンティラインに惑わされてるのか? それとも、その胸の小さな盛り上がりに惑わされてるのか?……」 「違うよ! 本当だよ、シーン。全部、ただの勘違いなんだから。クロエがずっと前から言ってるけど、ボクにはホルモンの問題があるんだ。でも、誰もボクが男だと思ってくれないので、むしろこういう格好をした方が良いんじゃないかってクロエが言うもんだから。それに……ぼ、ボクは……よく分からないんだよ。何が自分に起きてるのか分からないんだ。シーン、キミは医学生だよね? キミならボクを助けられるんじゃないかな。クロエは、ボクを病院に行かせてくれないので、だから……」 「助ける? どうして、俺がお前を助けると?」 「だ、だって、……なんて言うか……キミはいい人だと思うから!」 「俺が? 俺は役立たずのオカマじゃなかったっけ? ちんぽ吸い? オトコ女? あと何だっけ。でもいいか、ひとつ言っておくぞ、ザック……」 「クロエが、ボクは今はゾーイと名乗らなきゃダメと言ってるんだ。ちゃんとホルモンの調子が良くなるまでは、そうしなきゃダメって……」 「ゾーイか。そっちの方が似合ってるな。いいか、ゾーイ。俺はゲイじゃない。俺はバイセクシュアルだ。女も男もOK。分かるよな? 俺には区別はどうでもいいんだ。でも、ひとつ取引をしよう。お前は気に入らないかもしれないが、その条件なら、お前を助けてあげられるかもしれないぜ」 「取引? 何でもするよ!」 「よろしい。いま言ったことを忘れるなよ。じゃあ、今夜、俺のところに来い。住所は後でメールする。それと、何かセクシーな服を着てくるのを忘れるなよ」 「え、何?」 「俺の助けが欲しいんだろ? だったら、俺のルールに従えって。俺の言うことを聞くこと。それがイヤなら、自分で何とかしろ、ということ」 「わ、分かったよ。とてもキュートな黒いドレスがあるから。それに……」 「おっと、その先は言うな。今夜、見たいから。8時な。それに忘れるなよ。何でもするって言ったよな? どんなことでも、って」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Dream come true 「夢の実現」 「あなた、おちついて」とシモーヌはあたしの体を抱きながら言った。「心臓がドキドキしてるの、感じるわよ」 「ち、ちょっと……興奮してるだけ」 あたしは荒い息で答えた。興奮と言うより恐怖なのかも。多分、その両方。あたしはとうとう、ここまで来た。こんな短期間でここまで。ここまで来た過程もほとんど頭から消えている。ましてや、あたしたちの前に立つ男性をまっすぐに見ることなどできない。その気になって目をらんらんと輝かせている男性。 「その気になってる」 その言葉では言い足りないだろう。彼も、あたしや妻と同じく、全裸で立っている。男性のシンボルが船のマストのように股間から直立している。太くて大きく、固くなっているためか、ぶるんぶるんと揺れている。でも、それ以上に目を惹くのは、好色そうな笑みを浮かべた彼の表情。勃起したペニスを見なくても、その彼の表情を見ただけで、何を頭に浮かべているか手に取るように分かる。あたしの中に、嫌悪感に嘔吐したくなる部分があった。でも、それと並んで、いや、それよりも大きな部分を占めて、彼の笑みにお返しをしてあげたいと思う自分がいた。 あたしは、いったい、どうなってしまったのだろうか? 過去1年間、この疑問を何百万回も繰り返してきた。あたしの「人生を賭けた決断」のために、手術、ホルモン摂取、家族や友人からの排斥の辛さを耐えながら、あたしは、自分が本当に正気なのか、何度も問い続けた。そして、いまだに答えをひとつも得ていない。 かつて、あたしは自分を普通の男性を思っていた。そもそも、この世の中、変な嗜好を持たない人などひとりもいない。あたしも、その点、人並みに変わった嗜好を持っていた。ただ、その嗜好は背景に隠れていて、その嗜好に応じて人生のかじ取りをすることなど、一度もなかった。しかし、ある日、当時のガールフレンドが、あたしが女性化に対してフェチを持っていることを発見したのだった。彼女は、あたしのその恥ずかしい性的趣味に何か引っかかりを覚えたらしい。あたしの趣味を理解するだけでは、彼女には物足りなかったようで、彼女は、その趣味を実践するよう求めたのだった。彼女はあたしに、あたしが何度も読んでいたいくつかの物語の通りの生活をしてみるように求めたのだった。 そして、あたしは彼女の求めに応じた。本当に。始まりはとても簡単だった。パンティを履いてベッドに入ること。それだけだった。でも、それから間もなく、あたしは、仕事に着ていくスーツの下にランジェリーを着ていくようになったし、毎晩、彼女のストラップオンを受け入れるようになっていた。ホルモンを摂取するよう言われた時、さすがに、止めかかった。止めかかったけれど、止めなかった。それほど依存性のあることだった。物語を読んだり、動画を見たりすることより、ずっとずっと刺激に満ちていた。心の奥や体の芯に訴えかけるものがあった。あたしにとっては、これこそが現実だと。これこそがあたしの人生だと。 あたしは、抵抗するのを止めた。完全に、いかなるためらいも捨て去った。そして、それから1年で、あたしは完全に変身を遂げた。もはや、あたしを男性だと言う人は愚か者しかいないだろう。どんな人も、何かの拍子に、今は萎えて役立たずになっているあたしの男性の印を目にすることがない限り、あたしがかつて男性であったかもと思う人はいない。それは光栄なことだ。本当に、光栄なことだと思っている。あたしの抱いていたフェチがとうとう現実のものになったのだと。これから毎日、この光栄を感じながら生きていけると。 確かに、両親や友人、それに同僚たちにカミングアウトするのは辛かった。だけど、その辛さは、得られる喜びに対する代償として、喜んで耐え忍んだ。それも乗り越え、とうとう、望んでいた状態をほぼ手に入れた。その通り、「ほぼ」手に入れた。残るのは最後のステップ。そして、これを始めてからずっと避け続けてきたステップでもある。 それこそ、ここにいる好色を絵に描いたような男性が表しているコト。ひとつドアを閉めれば、別のドアが開く。これまで、ひとつひとつドアを進んできた。歩みだすたびに、不安は消えていった。あたしは、それをすることを欲している。それをすることを必要としている。それをしてこそ、あたしの夢が実現する。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 A debt 「負債」 「さあ、起きて。来週、新しい仕事を始めるまでに、ハイヒールをちゃんと履けるようになってもらいたいんだから」 「お願いだよ、カルラ。もう、ボクはじゅうぶん教訓は得たよ。もう、こんなことをする必要はないよ」 「教訓?」 「ボクは浮気をすべきじゃなかった……あのダンサーと。ボクは……」 「ストリッパーと呼んだ方が良いんじゃない? それとも、お望みなら、売春婦とでも呼べば。どっちの呼び方も当たってるし。なんだかんだ言って、あの女、カネのためにあんたと寝たんだから」 「ボクはいろいろ前のように戻したいだけなんだよ」 「前のように……どうやったら戻れると思ってるの?」 「い、医者の所に戻るとか。この手術を全部、元の状態に戻すとか。こ、このタトゥも消してもらうとか……男に戻れるんじゃないかって」 「面白いことを考えるのね。ねえ、話してくれる、アレックス? 男に戻ったら、そのおちんちんで何をするつもり? 良い子でいると思ってるの? それとも、前の状態に戻るつもり? 言いたくはないけど、あなたの過去の行状からすると、とても、前者になる確信は得られそうもないわね」 「い、いい娘に、いや、いい子になるよ! いい子だよ。カルラ、君のためにいい子になる。本当だよ! 誓って、ボクは完璧な夫になる。そして……」 「妥協案があると思ってるの」 「だ、妥協案?」 「ええ。あなたを元に戻してあげる。ただし、あなたがその費用を全部稼ぎ出すまで、それはお預け」 「費用を全部? 元々、あのおカネはボクの……」 「あなたがあの娼婦と出会ったあのストリップ・クラブで働くことね。ちなみに、それがあなたの新しい仕事よ。まだ、話していなかったかしら? 元々は、死ぬまであなたをあそこで働かせるつもりだったけれど、あたしも少しは慈悲の心を感じたの。あなたは、あたしがこの教訓をあなたに与えるために使った全額を払い戻してくれる時まで、あそこで働くこと。それに、もちろん、その逆のことをするのにかかる費用も加えてね。それは忘れないようにしなきゃいけないわね」 「で、でも、それだと何十万ドルにもなるよ。ボクはずっとあそこで働かなくちゃいけなくなる……」 「何年も。そうよ、何年も。多分、それが全部終わったら、あなたもずっと良い人になっているでしょうね。まだ、疑っているけど。でも、多分、あなたはあたしを驚かせてくれるような気がするわ」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Willing slavery 「進んで奴隷になる」 「ああん、そこ、そこ!」 ローラが悩ましい声を上げた。「どんどん上手になってくるわね」 ボクは返事をしなかった。この行為を中断することになるから。そんなことは、許されないことだろう。それはずいぶん前に学んでいて、繰り返し教え込まれる必要はなかった。とは言え、彼女のお尻に舌を這わせながら、ボクの心は迷い始める。 ボクと彼女が付き合い始めた頃だったら、ローラはボクの奉仕に応えてくれただろうと思う。彼女の口唇愛撫は、今のボクのそれと同じく、とても巧みだった。でも、今は、その頃の快感はほとんど覚えていない。彼女は、もう何ヶ月も、肉体的な快感をひとかけらすらボクに与えてくれていない。そんなことは重要じゃないの、とローラは言う。彼女に奉仕することで充分な快感を得るはずだと言う。その行為で満足するはずだと。 そして、確かに、たいてい、ボクはそれで満足してしまうのだった。その事実が悔しいし、今のような姿になってしまった自分にも腹立たしい。でも、他にどんな選択肢があっただろう? もしローラが求めることをしなかったら、彼女はボクを捨てていた。ボクにはそれに耐えられる力がない。この前、彼女がボクの元から去ったとき、ボクはほとんど死にそうな気分になった。もちろん、ローラはそれを知っている。知ってて、そのことを使って、ボクを操っている。 でも、ローラは決してそのことをあからさまに口に出したりはしない。それほどの悪女ではないのだ。でも、もしボクがしなかったら、彼女が望むことをしてあげなかったら、彼女はボクを捨てて出て行くだろう。彼女に捨てられたら、ボクの世界は崩壊してしまう。食事もできなくなるし、眠ることもできなくなる。目が覚めている時は、ずっとめそめそ泣き続けるだろうし、眠っている時は彼女の夢ばかり見ることになるだろう。ほとんど、彼女がまだそばにいると勘違いするほど、毎晩、夢を見ることになるだろう。そして、挙句の果てには、発狂しそうになるのだ。ボクは彼女なしには生きていけない。端的に言って、そういうことなのだ。 だから、ボクは彼女が求めることをしてあげる。男らしさといえることも、誇りも、すべてあきらめた。動物のように四つん這いになって、彼女や彼女の友だちに奉仕し続ける。その間ずっと、彼女たちは、ボクが存在していないかのように、ボクのことについておしゃべりを続ける。それに、彼女たちが話すことと言ったら……かつて、彼女たちは、ボクのことをシシーの奴隷と言ったら傷つくかもしれないわねと言ってたけど、今は、まさにその通りになっている。 でも、毎朝、目が覚め、ローラの顔を見ると、彼女がボクを見下ろして、優しく微笑むのを見るたび、彼女がちょっとだけボクのことを誉めてくれたりするたび、こういう生活をしてきてよかったと感じてしまう。失ったものなんか気にならなくなる。彼女を喜ばすことしか、頭になくなってしまう。ボクは、彼女を喜ばすことだけに喜びを見出す奴隷なのだ。これしかボクの生きていく道はないと思うのだ。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 A start 「始まり」 「その調子! 練習すれば、いずれ完璧になるわ!」 「彼、あなたのことを憎んでるような顔をしてるわよ」 「あら、その通りね。でも、もちろん、あんな顔したって、何も変わらないけどね。それとも、なに? あなた、あたしが迷ってるシシーを手なずける能力がないとでも思ってるの?」 「いや、違う。違う。もちろん、そうじゃないわよ。ちょっとふざけて言っただけ」 「これは冗談にできることじゃないの。あたしたち、もうすぐ、このシシーを世界に放つのよ。とうとう、あたしたちの計画が実現するの。そうすれば、あたしたちは、正当な立場に立てるの。世界がちゃんと正されることになるの」 「本気で信じてるのね? たったひとりの男で……男というか……」 「男じゃないわ。シシー。彼が以前にスーツを着て威張って歩いてたかどうかなんて、関係ないの。男たちなんて、本当は、全員、シシーなの。まだそれを大半が自覚していないだけ」 「え、ええ……でも、たったひとりのシシーが? 彼が影響力のある人だというのは知ってるわ。影響力のある人だったというべきかも。でも、本当に彼にはそれだけのインパクトがあると思う?」 「疑問に思うのは当然だわね。でも、あたし、あなたのことを買いかぶっていたみたい。本当にそう思うわ。でも、そんなことはどうでもいいの。彼は、もうすぐ、世の中に発表される。そうなったら、彼は男らしさというものを地面にひざまずかせるでしょうね。彼は、男たち全員に、本当は自分たちがどんな存在なのかを、しっかり見せつけることになるんだから」 「でも、どうやって?」 「彼は、王冠こそ被っていなかったけれど、キングだった。偽りの男らしさの輝くシンボルだった。男たちは、みな、彼を尊敬していた。みんな、彼のようになりたいと思っていた。みんな彼に従っていた。そんな男たちが、今の彼の姿を見たら、直ちに彼の真似をする者が出てくるわ。しばらくは抵抗する者も出てくるだろうけど、でも、最後には、そういう男たちの仮面も剥がれ、みんな、正体を露わにするでしょう。それは避けられない道なのよ」 「あなたの自信、あやかりたいものね」 「まあね。でも、あなたが悪いわけじゃないわ。あなたは、心を、間違った男尊女卑の観念に汚されて育ったのだもの。感染していたんだもの。その治療が始まったところなの。まだ始まったばかり。これが始まりなの。そう、始まり」 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Swept away 「流されて」 こんなはずじゃなかった……。ああ、こんなことを言うと、すごく責任回避してるように聞こえてしまうかも? 分かってる。でも、別の言い方をしても、同じだ。自分の人生がこんなふうになるなんて、思ってもいなかった。あたしがこんなふうになるなんて、予想すらしてなかった。でも、分かっている。全部、自分で決めてきた結果が今の自分。自分で進む道を選んできた。それに、振り返ってみると、やり直せるとしても、別の生き方をするとは思えない。こういう生き方をしたかったから、そうしてきたのだと思う。だから、やり直す機会があっても、多分、同じ道を選ぶと思う。 でも、それを愛と呼ぶかどうかは、ためらってしまう。愛のように感じる時もあるけど、愛って、苦痛に感じる時があるほど強力なものなのだろうか? 多分、愛という言葉より執着の方が適切な言葉だと思う。でも、別に、そのふたつの違いが分かったからといって、あまり役には立たない。愛と執着の違いなんて、頭の奥で、ぼんやり漂ってるただの事実のひとつにすぎない。役に立たなくて、いつでも無視できる事実にすぎない。あたしがかつてどんな人間だったかの記憶と同じく、役に立たないと思う。 ちょっと努力すれば、すぐに思い出せる……別に今となっては本気で思い出したいわけではないが。あたしが辿ってきた道。それは最初からずっと、苦痛と拒絶の連続だった。あたしはストレートだった? あたしは男性だった? 当時はそう思っていた。完全にそう思い込んでいた。ガールフレンドもいたし、友だちもいた。それなりの人生があった。でも、今は、もうない。彼と出会ってからは、なくなってしまった。 彼と初めて会ったその日に、あたしは彼のペニスを口に咥えていた。彼は、わざと、あたしに「しゃぶらせてください」と懇願させた。そして、あたしはトイレの床にひざまずいて、それをしたのだった。ああ、あの時の音が今でも耳に聞こえる。あの時、彼があたしの中に何を見たのか、いまだに分からない。あの日のことを思い出すたび、体が震えてくる。どうして、あたしがあんなにずうずうしくなれたのか、分からない。あたしは彼が欲しがるようなタイプではなかった。それはあたしも知っていた。あたしは、あまりにも……何と言うか……男っぽさを残していたから。それにもかかわらず、彼はあたしにおしゃぶりをさせてくれた。彼のペニスを唇で包み込みながら、嬉しくて涙が出そうになっていた。あたしの口の中に出してくれた時は? まさにエクスタシーだった。あたしは全部飲み下した。 その時になって、彼はあたしに、あたしの中に大きな可能性があるのを見たと言ったのだった。 「2つか3つ、容姿に変化を加えてくれたら、もう一度、おしゃぶりさせてやってもいいぜ」 あたしは、彼のスペルマの強い味を舌に感じながら、彼を見上げた。彼の目には、「場合によっては、もっとたくさんしてやってもいいぜ」と言う表情が浮かんでいた。 「何でもするから」 そう言うと、彼は微笑んで、「そのうち連絡するから」と言った。 彼がトイレから出て行った後、あたしは恥ずかしさが急に溢れてくるのを感じた。自分は何てことをしてしまったんだろう? 自分はゲイじゃない。別に男が好きなわけではない。なのに、彼のペニスを美味しそうにしゃぶったし、実際、それをしている間、気持ち良くてたまらなかった。それはどういうことを意味しているんだろう? それに加えて、自分がもっとそういうことがしたいと思ったことは何を意味しているんだろう? 次の1週間、あたしはずっと電話をチェックし続けた。早く連絡を入れて欲しくてたまらなかった。でも、それと同時に、恐ろしさも感じていた。 初めての出会いから2週間後、彼からメールが送られてきた。「いくつかパンティを買え」とあった。瞬間、拒絶したいと思った。本当にそう思った。だけど、その日の昼休み時間には、あたしはビクトリアズ・シークレットに行き、山ほどランジェリーを買い込んでいたのだった。レジ係の女の子は、あたしが何をしているかちゃんと分かっている顔で、あたしを見ていた。あたしは頬が熱くなるのを感じながら、支払いを済ませた。 でも、ともかく、あたしは彼が言うとおりにした。そして、言うとおりにしたと彼にメールした。次の指示は、ランジェリーを着た写真を送れということだった。それも言うとおりにした。次の段階は、ウイッグをつけること。その次はお化粧をすること。そしてドレスを着ること。次から次へと指示が着て、最後には、あたしは女の子のような姿になっていた。どの段階でも、あたしは一瞬もためらうことなく指示に従った。ためらうことなど、頭に浮かぶこともなかった。彼から、とあるホテルで会うよう言われた時も、断ることなど、まったく考えなかった。ホテルに行けばどうなるか知っていた。そうなるものだと考えていた。 そして、彼は、あたしがまさに予想していたことをしてくれた。もちろん、痛みはあった。だけど、それも予想していたことだった。でも、その痛みの中に、何か違う感覚が埋め込まれていた。快感? 確かにそれはあった。満足感? それもあった。でも、それ以上の何かがあった。あたしの心の中、何か、うまくカチッと嵌るような何かがあった。そして、その瞬間から、あたしは彼が求めることをどんなことでもすることになるだろうと思った。彼があたしをどんな人間にしようと望んでも、その通りの人間にあたしはなるだろうと思った。 そして、あたしはその通りにした。ホルモン摂取、整形手術、友だちや職場の同僚へのカミングアウト、ガールフレンドとの別れ。どのステップでも、それをクリアするたびに、彼は信じられないほど素晴らしいセックスをしてくれた。このことも、あたしは一度も後悔していない。どうして後悔などするだろう? あたしは幸せだった。彼はあたしが欲するすべてを与えてくれたし、あたしも彼が欲するすべてを与えた。 もちろん、いつも、迷いはあった。あたしは本当に女になりたいと思っていたのだろうか? 彼のオンナになりたいと? 今は分からない。答えを分かっていると思いたい。少なくとも、普段はそう思っていたい。でも、どうしてあたしはこんなに変わってしまったのだろう、こんなに急速に変わってしまったのだろう? そう不思議に思わずにはいられない時がある。こんなふうになるはずじゃなかったはずでは? いや、こうなるようになっていたのかしら? あたしには分からない。 もちろん、悩みや迷いがあったからと言って、状況が変わるわけではない。彼が望むことに、これほどまで執着していなかったとしても、あたしはこの状況から逃げ出すことはできなかっただろう。逃げたいと思っても、どこに行けるだろう? あたしはどんな人間になれるというのだろう? いや、今の生活をやめる理由がどこにもない。抗う理由が何もない。多分、あたしはこういうふうになるはずではなかったかもしれないし、こうなるべくしてなったのかもしれない。その答えは分からない。けれど、それはどうでもよいことなのだ。あたしが、今のあたしであることには変りがない。これがあたしなのだから。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
 Ends and means 「目的と手段」 昔は、どうしても罪悪感を感じていた。普通の道徳観からすれば、私がしたことは間違ったことだし、許されないほど間違ったことである。私がそのような道徳観を持っていなかったら、どうだっただろう? 平気だっただろうか? 確かに言えるのは、世の中に対しては平気だっただろうということ。それは分かっていた。でも、私自身の気持ちとしては……。とは言え、その罪悪感は長くは続かなかった。自分のしていることは正しいのだと思うようになっていった。 私は否定的な人たちから離れた。あの子にとって何が最善なのかを知っているのは、私だけだと思った。どうすればあの子を幸せにできるか、私だけが知っていると。そうじゃないと言う人や、私は間違っていると言う人は、何も分かっていないのだと。誰が何と言おうと、あの子は私の息子なのだ。私が、あの子は息子ではなく娘となった方がふさわしいと思ったとしても、そう思うのは母親としての私が持っている特権なのだと。 当時は、その論理はとてもシンプルに思えた。私は精神的にも身体的にも、虐待を受けて育ってきた。虐待の犠牲者だった。本来なら信頼できたはずの男性たちの手で虐待を受けてきたのだった。当時の夫が私に同じようなことを始めるのは、時間の問題だった。彼の目を見れば、彼の行動ひとつひとつを見れば、そうなることがすぐに分かった。嫌なことを考えているのが、彼の顔を見ればすぐに分かった。口論をするたび、夫が私を虐待し始めるだろうという思いが私に重くのしかかるように感じた。いつか、私はその重さに押しつぶされてしまうだろうと。でも、もうそれ以上、虐待の犠牲者になるのは嫌だった。だから、私はその状況を変えることをしたのだった。 警察を呼んで、夫が私を殴ったと思わせるのは、そう難しくはなかった。警察に夫をモンスターと思わせることができた。まだ奥に埋もれていて、表に噴出してはきていないが、いずれ怪物のようになると。私自身がつけたわずかな傷跡を見せ、すすり泣いて作り話をしただけで、夫を私から隔離するのに充分だった。私の言い分が認められた。安全になったと思いかけた。 でも完全ではなかった。もうひとつの問題があった。自明と言える問題。息子のことだった。子供の頃は、息子を見ても、最後には息子も他の男たちのようになるとは想像しがたかったけれども、息子の遺伝子にその種が入っている。しかも、息子の父親からのモンスター遺伝子に加えて,私の父親から引き継いだ遺伝子もある。息子がおもちゃのブロックを遊びで蹴散らすのを見るたび、私は震えあがった。おもちゃ屋に行き、息子が兵士のおもちゃを見て興奮するたび、私は泣きそうになった。どうしていいか分からなかった。少なくとも最初は、どうしていいか分からなかった。でも、その時、思いついたのだった。別に私は男の子を育てなくてもいいのじゃないかと。今は別にそうしなくてもいいのではいいのではないかと。いや、ずっと、そうしなくてもいいのではないかと。 そこで私は計画を立て実行し始めた。それほど複雑なことではない。心理学の基本程度を理解している人なら誰でも分かることだった。ブロックの代わりにお人形をあてがった。ズボンの代わりにドレスをあてがった。ブリーフパンツの代わりにパンティを。常時というわけではないけれど、種をまく程度には頻繁に、そういう置き換えを行った。そして、息子がそういう女性的なものに囲まれている時は、彼が幸せに感じるように気を使った。そういう時にはアイスクリームを与えるとか。そういう時には関心を向けてもらえるとか、愛されていると分かるとか。男の子に戻ったときには、それらをまったく行わない。息子は、すぐに、幸福感と女性性とを結び付けるようになっていた。 私の人生で最もうれしかった日は、息子がトランスジェンダーとカムアウトした日。息子は8歳だった。その日、私は息子に一番の可愛い服を着させなかった。息子は大泣きし、もう男の子に戻りたいなんて思わないからと訴えた。でも、私は、息子が本気でそう思うまでドレスを着させなかった。ジリジリ追い詰めた。わざと、どうするか迷っているような素振りをして見せた。内心では、その逆。新しく誕生した私の娘。彼女は私をがっかりさせたことは一度もない。 それから11年が経った。その間、私は、自分がしたことに後悔したことがほとんどない。確かに罪悪感はあったし、迷ったことも少なくはない。学校でいじめにあったと言って帰ってきた時、心臓がよじれるような気持ちになった。しくしく泣く娘を見て、私も声を立てず泣いてしまった。でも、もう、サイは投げられているのだ。娘の運命は定められているのだ。もはや、男の子に戻るなんて考えることすらできないようになっているのだ。それに、私自身、娘が男に戻るなんて耐えられそうもなかった。 そして、今、娘は大人になった。強く、自立心を持った大人の女性になっている。そのようになりたい女性たちの見本のような女性。男性を必要としないビジネス・ウーマン。私が彼女を作り上げた。私が鋳型に嵌めてあげた。そして、そういう目的が達成されたという点で、そこに至る手段は正当化されていると思う。そうであるべきだと思う。 If you like this kind of stories, please visit Nikki Jenkins' Feminization Station https://thefeminizationstation.com/home/
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