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デス・バイ・ファッキング 第3章 (5) 

ディアドラは、欲情の炎を眼に浮かべて、僕を見ていた。僕の指のリズムに合わせて腰を動かしている。彼女のあそこは、僕自身が放った体液と、彼女の甘いジュースが混じった濃密な味がしていた。

ディアドラの腰の動きは次第に激しくなってきた。今は、目を閉じて、いやいやをするように頭を左右に振っている。強いオルガスムへ至るふちに達しているようだった。だが、僕としては、まだ、いかせるわけにはいかない。

僕は、ディアドラの局部に対する攻撃の速度を落とした。激しい沸騰状態から、くつくつと煮えている状態へと戻す。もっとも、煮えている状態といっても、沸騰状態であることには変わりない。ただ、少なくとも、過剰に沸騰してしまう危険性だけは避けることができる。

ディアドラは、再び、目を開いた。また、瞳にあの輝きが浮かんでいる。驚いたような顔をしながら、笑顔で僕を見ていた。オルガスムぎりぎりだったために呼吸が乱れていたが、やがて、落ち着き、僕が定めた、もう少しゆったりとしたリズムへと戻っていた。

そして、僕は再び彼女を沸騰状態へと導き、また、ギリギリのところで攻撃を緩めた。それを何度も繰り返した。繰り返すたびに、彼女の興奮のレベルは上昇しているように思えた。官能の高まりに責められ、苦しそうな表情を浮かべたディアドラの顔。これは僕が見てきたうちで、最も美しいものだ。

今は、ディアドラは、両膝を開き、胸にくっつくほどに折り曲げ、両手を僕の頭にあてて、自分に引き付けている。陰部は大きく広がって、僕を迎え入れ、もっともっとと要求しているようだった。

ああ、本当に大好きだ。彼女のことが愛しくてたまらない。僕はディアドラのクリトリスを唇で挟み、ちゅうちゅうと吸い、舌の平面で舐めあげた。人差し指をあそこの中に入れ、Gスポットをなぞり続けた。

「あ、あああぁぁっ!」

彼女が叫び声をあげているのが聞こえる。突然、ディアドラは全身を弓なりにさせて、のけぞった。まだ、叫んでいたようだが、音が聞こえなくなった。彼女の陰部がキューっと収縮し、僕の指を固く締めつけるのを感じた。左右の太ももに力が入って、両側から僕の耳を塞いでいた。僕の頭を押さえる手に力が入り、ギュッと自分の中心部に引き付けて離さない。

僕はさらに攻撃の圧力を強めた。強引に彼女のオルガスムのレベルをより上へと引き上げていく。

急に彼女は両腕を宙に上げ、バタバタさせた。顔を見ると、白眼を剥いている。そして、とうとう、もうこれ以上、官能の嵐に自ら積極的に参加することができなくなり、ぐったりとして、まったく動かなくなってしまった。

僕は優しくクンニリングスを続けていた。クリトリスには触れないようにして。ディアドラは、ほとんど目を閉じていると見まがうほどに細く目を開けて、僕の口唇攻撃を見続けていた。そして、間もなく、彼女は再び反応し始めるのを感じた。彼女は、今まで潜伏していた自分のセクシュアリティに目覚め、それにすっかり浸っている。

ディアドラは、僕に腕をのばして、上にあがってくるよう、促した。僕は彼女の手を握り、ゆっくりと彼女の身体を這いあがった。そして僕たちは唇を重ねた。僕の顔は彼女のエロティックなジュースですっかり濡れていたにもかかわらず。

そして、キスをしながら、僕は再び彼女の中に滑り込んだ。

ゆっくりと、安定したリズムで出し入れの動きを始めた。前後に動きながら、少し腰を回転させる動きも混ぜた。前後の動きによる快感に、新たに、横の快感も加わる。極上の快感だった。ディアドラの柔らかく、温かい内壁。それによって優しくマッサージされている。

ゆっくり快感を味わいながら出し入れし、腰を回し続ける。かなり長い時間、その動きを続けた。その間、ずっと僕たちは互いの瞳を見つめあっていた。

この女性に対して、どうしても愛しい気持ちがあふれてくる。僕たちは、アウストラロピテクスたちが始めた絆の持ち方と同じように固く結ばれていた。その絆は、人類の歴史と同じく、長い歴史を持つ。いや、人類という種よりも古いだろう。真に愛し合うすべての男女に当てはまる、あの親密な絆。ディーディと僕はそういう絆で結ばれているのだ。僕はそう感じた。彼女もそう感じて欲しいと願った。

そして、とうとう、僕にも激しい情熱が襲ってきた。徐々に力を加えつつ、やがて本格的に動き始めていた。肉欲が愛情を上回っていく。激しく下半身を彼女にぶつけていた。打ち込むたびに、ディアドラは低いうめき声をあげていた。彼女の両脚が僕の腰を包んでいる。彼女は全身を完全に僕に委ね、任せた。

より強く、激しく。二人一緒にどんどん高みへと上昇していく。二人とも、互いの性器を密接に接合することで一つになることを達成しようとする、その行為だけがすべてを支配する段階へと向かう。そして、とうとう、その一つになる状態が訪れたのだった。

ペニスが大きさを増し、精液を何発も彼女の子宮へ打ち出し、振り撒いた。ディアドラは両腕を僕の首に巻きつけ、離すまいと必死にしがみついていた。両腕、両脚で僕を包みこみながら、彼女の全身が硬直し、うち震えている。何か分からぬことを呟き、そして、オルガスムに達したことを告げる、大きく、鋭い悲鳴を上げたのだった。

そして、その後、何分か、僕たちは固く抱き合ったまま横たわっていた。ディアドラは目を閉じたまま、僕は彼女の首筋、頬、まぶた、そして唇へとキスをした。そして、ようやく彼女はまぶたを開いた。疲れ切った表情のまま、口元をゆがめるようにして微笑んでいた。

彼女が囁いたような気がした。「死にいたるセックス」と。

[2008/10/05] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)