ジョーンズは、ぷっくり開花しかかってるブリイの陰唇を、ペニスの先端でヌルヌルなぞりながら、そのピンク色の肉ひだの具合を見ていた。ふと、ブリイが腰をくいっくいっと持ち上げてくるのに気づく。同時に、ビリーも、自分の花嫁のその様子に気づいた。
この女、自分から俺のちんぽを咥えたがっているのか? 頭の中では嫌がっていても、身体が、俺に突っ込まれるのを求めているのか? やっぱり根は淫乱なんだな、この女は! 分かったよ。そろそろ、ハメてやることにしよう。
ジョーンズはそう思いながら、何の言葉も言わずいきなり挿入を始めた。強い締め付けがあったが、充分に濡れていて、ヌルリと入っていく。だが、7センチほど入ったところで、ジョーンズは何か様子が違うことに気がついた。何かが奥への侵入を拒んでいるのに気がついたのだった。
・・・この女、バージンだったのか!
ジョーンズは、その瞬間、このセクシーな女に最初のセックスをする男が、彼女の夫でも、他のどの男でもなく、自分こそがその男になることを悟り、思わず顔をにやけさせた。
・・・皮肉なこったな。だが俺にとっちゃラッキーだぜ。
ジョーンズは、さらに、さっきブリイがコンドームのことを言ったのを思い出した。
・・・バージンで、しかも避妊もしてないってことか。淫乱なお前に俺のザーメンをたっぷり注入してやるぜ。待ってろよ。
ジョーンズは、グッと腰を突き出し、ブリイの体内にあった障壁を破った。そして、そのまま、奥まで貫き、セックスされるということがどういうことか、このアバズレ女にみっちり教え込み始めたのだった。
処女を相手にしていることなどお構いなく、ズンズンと抜き差しを始める。ジョーンズは、顔を上げ、ブリイの顔を見た。彼女が、きつい眼差しで、自分の目を睨みつけているのに気づく。ジョーンズは、その視線からブリイが自分を憎んでいるのを感じたが、それにより彼は、逆に、より燃え上がるのだった。
・・・俺は、確かに、お前の人生を滅茶苦茶にしているところだ。だがな、そいつはお前が欲張りだったせいなんだぜ。自分自身の過ちだったのだよ。あの時、欲張った気持ちさえ起こさなければ、このバーから出て行って、今頃、あそこにいるお前の旦那と乳繰り合っていられたのによ。だが、今は、初体験のセックスを勝者である俺を相手にやってるわけだ。
ピストン運動を続けながら、ジョーンズは、あることに気づいた。この女は、俺のことをそんなに憎んでいるなら、死んだ魚のように、ただゴロリとなって動かないでいることもできるはずだ。だが、どうだ。実際は、腰を使って打ち返してきてるじゃないか。
実際、ブリイはジョーンズの打ち込みを迎え撃つように、リズムを合わせて恥丘をせり上げていた。しかも、目は彼の目を見つめたまま。だが、その目の表情は、いまや、淫蕩に燃えた表情に変わっていた。憎しみの色は消えていた。
・・・この女、本当に俺のものになってるじゃねえか!
その週の残りは何事もなく過ぎた。火曜日には、お昼まで家の仕事をし、お昼からトレーシーに連れられて新しいドレスを買いに出かけた。最終的に私が選んだドレスは、私が持っているどの服よりも、ちょっと、地味な感じのものだった。
黒のシルク・ドレスで、ほぼ1週間分の給料全額に当たるほどかかった。首回りが閉じる感じになっていて、喉仏がうまい具合に隠れる。スカート部分もついていて、裾が膝頭に触れるほどの丈だった。それから、新しい靴と、ドレスにマッチしたハンドバッグも買った。
この頃までは、かなりお金が貯まっていたので、衣服に使ったお金のことは気にならなかった。豊胸手術は、1万5千ドルほどかかるのは知っていたし、その分のお金はもう少しで貯まる予定だった。トレーシーからもらう給与に加えて、マークの仕事のためにフラッファーとして働いているおかげで、ほとんど不自由なく暮らせている。
この3ヶ月ほど、私はヘレンと一緒に、20本以上の映画の撮影に参加していた。ヘレンは、バイ・セクシュアルが関わらない映画でも働いていた。その種類のポルノ映画では、私は参加が許されなかった。多分、ストレートな役者だと、私のような女の子が回りにいると、ゲイのように見えてしまうので、好まないのだろうと思う。実際は、ストレートな俳優の大半はバイセクシュアルなのだけど、他の人にそのことを知られたくないのだろうと思う。
マークがゲイ映画を作るときには、私も参加した。ゲイの俳優は、他の俳優とはまったく異なった人種だった。私がシーメールなためだろうけれど、私と社交的に仲良くなる気がまったくないようだったが、次のシーンのために勃起をしておこうと、私のフェラを歓迎してくれるのが普通だった。もっとも、結局のところ、あの人たちが私のことを、他とあまりに違っているために嫌悪しているのは、うすうす感じ取れた。
そのことは全然気にならなかった。というのも、私の方もゲイの男の人には関心がなかったから。私が好きなのは、バイの気がある男の人。ともあれ、実際は、この仕事をする理由は、やはりお金のためであることは変わらない。
3ヶ月ほどの内に、ほぼ1万5千ドル貯まっていた。でも、一度、豊胸手術をしたら、その貯まったお金は一気になくなってしまう。だから、また蓄えを作るためにも、男優へのフラッファーは続けなければならないのは分かっていた。