車から降りて、遠くにある丘を目指して歩き始めた。息子と並んで、綺麗な景色を眺めながら、涼しいそよ風を楽しんで歩いた。わたしのサンドレスがそよ風にあおられて、ひらひらとはためいている。息子は右や左にカメラを向けて写真を撮っていた。そのうち、急にわたしの方を振り向いて、シャッターを押し始めた。
「あれ? 風景の写真を撮りに来たんじゃないの?」 と微笑みながら言った。
「ああ、でも、ママが写ると風景もずっと良くなるから… 天気の良い日曜日の午後、素晴らしい公園にいる綺麗な女性… 完璧だ!」
丘の上の大きな木へとゆっくりと歩いて登った。息子はわたしの後ろをつきながら写真を撮り続けている。途中で、立ち止まり、腰に片手を当てて、顔だけ息子の方を向いて見せた。ポーズを取って見せている。でも、こういう状況なら、むしろ快適… こういう写真なら無害だもの。
木のところにたどりつき、わたしはそれにもたれながらカメラに微笑みかけた。なんだか、自分が魅力的なモデルになった気分。それを見た男の人たちがみんないいなあと思うような、魅力的なグラビア写真のモデルになってるみたい。両腕を広げて木に抱きついて見せた。その姿勢になったせいで、服の胸元が広がって、胸のところがちょっとだけ外に出てる感じになった。
胸元を覗き込んでみて、思ったより露出してるのを知ってびっくりした。おっぱいの丸い肉丘がすっかり出ていてる。乳首のところだけかろうじて布地に隠れているだけ。ああ、もう… 今日はブラジャーをしてこなかったことと、前のボタンを二つ外していたことをすっかり忘れていたわ。慌てて、あたりを見回した。だけど、遠くのところで犬を連れて歩いている男の人がひとりだけ。ちょっと安心した。
今度は、その大きな木に背中を預けてもたれかかった。地面が平らじゃないので安定感を得るため、ちょっとだけ脚を広げた。そうして、いったん唇を舐めて湿らせてから、カメラを覗き込んだ。
ああん、何だかまた興奮してくる… わたしって… わたしって、無意識的に息子のために誘惑的なポーズを取ってるんじゃない? そう思ったら、背筋にゾクゾクと震えが走るのを感じた。
「ママ?… ちょっとだけスカートを上げてくれる? ちょっとだけでいいから。ママの素敵な脚を見たいんだ」
ああ、もう… ここんところ、いつもこんな感じで始まってしまう… ほんのちょっとだけ。今は屋外にいるし、公の場所にいるの。これはちょっと危険だわ。でも、それだけに、こんなふうに心臓が高鳴ってしまっているし、口の中がカラカラになっている。もうすでに、脚の間に熱が湧き上がってるのを感じる。どんどん熱くなってきてて、あそこを湿らせている。
いやいやながら、ドレスのすそをつかんで、少しだけ上げた。裾のところが太もものところまで来たところで止めた。
カシャッ、カシャッ、カシャッ
ドレスの裾の後ろの方を握って、それを後ろの木に押しつけるようにした。これだと手を離してもスカートは上がったままになる。その姿勢のまま、もう一度、木にもたれかかった。
想像できるわ。服の裾を捲りあげたまま立っている自分の姿… 滑らかな脚を太ももの中ごろまで露出させて立っている。ドレスの前のところは部分的にボタンを外していて、大きな胸を半分ほど出してしまっている。近くに人がいたら、誰でもわたしのおっぱいを見ることができる。かろうじて乳首だけは服の中に隠れているけど…
もう一度、誰か近くに来ていないかとあたりを見回した。見えるのは、やっぱり、あの犬を連れた男の人だけ。充分遠くにいるので、あの人にはわたしがしていることが見えないはず。
息子はわたしの真ん前にひざまずいていた。いつもと同じね、わたしのスカートの中を撮ろうとしている。わたしはちょっとだけ膝を広げて、息子を焦らした。
「ママ… すごくいいよ… やっぱりママは素敵だよ… お願い、もうちょっと裾を上げてくれる?」