アンジーは脚を動かし、その間に僕を挟んだ。
初めて彼女のあそこを見た。陰唇は美しい花びらのように左右に広がっていた。濃いピンク色で少し膨らんでおり、彼女が興奮していることを示していた。とても美しく、どうしてもキスしたくなる。そして、もちろん僕はそこに唇を寄せた。
そこは驚くほど濡れていた。それに味も極上だった。ちょっとイチゴのような味がした。多分、アンジーは前もって洗浄していたに違いない。そして、それに加えて、自然な体液による、強い味もあった。
まず、そこの上下の両端に舌を這わせ、表面から一滴漏らさず水分を舐め取った。それから舌を尖らせ、中に突き入れた。中には彼女の身体が分泌した体液でいっぱいだった。その中から水分をすくい出しては自分の口に送り込むようにして、できる限り舐め続けた。とろとろと口の中に入ってくる。やれと言われれば、いつまでも舐め続けていられただろう。
でも、アンジーは別のことを考えていたようだ。僕の頭を両手で押さえ、クリトリスに口が来るようにさせた。「そこ、そこなの… そこを舐めて… 舌と唇でそこをやって…」
彼女が望んでることが分かったので、素早くクリトリスを舐めはじめた。
「ああん……」
僕の舌がツンと立った小さな突起に触れるとすぐに、アンジーは声を上げ、背中を反らせ始めた。割と強めに舐めた後、唇に挟んで、ちゅうっと吸いたてた。
「あっ、あっ、イキそう!」
とたんに彼女は叫び声をあげた。彼女の体臭が濃くなってくるのを感じた。アンジーはオーガズム状態になり、腰をがくがくうねらせていた。それに合わせて僕は口を下にずらせると、またも口の中に彼女の愛液が流れ込んできた。やがて、オーガズムがおさまると、僕は再びクリトリスを舐めはじめた。
どのくらいの時間、彼女のあそこを舐めていたか、僕には分からない。何回、彼女がオーガズムに達したかも分からない。分かっているのは、僕は一晩中でも彼女を舐め続けていられただろうということ、そうなっても全然かまわないと思っていたことだけである。アンジーが、かなりの時間、僕に好きなようにさせていたことから察すると、彼女もかなり満足していたように思われる。
アンジーはちょっと敏感になりすぎたのか、脚の間から僕を引き離した。僕が這い上がって、顔を近づけた。
「あなた、素晴らしいわ。今度は私の中に来て。でも、その前にあなたの顔から私の出したのを拭いとらせてね」
アンジーはそう言って僕の顔にキスを始めた。そのキスは普通のチュッチュッと唇を触れるようなキスではなく、自分で出したエキスを吸い取るように僕の顔面全体を丹念に吸いまわるようなキスだった。舌を出して舐めたりもしていた。
満足のいくように僕の顔をきれいにすると、完全に勃起している僕のペニスを握って、自分からあそこに導き入れた。僕のが入った時、その大きさのためにアンジーは、はあっと溜息をついたと言いたいところだが、実際はそうではなかった。中に入ると彼女は僕を見上げ、「さあ、私にやって」と言った。
僕は意気揚々とアンジーに打ち込みを始めた。彼女のあそこはあまりきつくはなかった。だが、僕自身、そんなに大きなわけではないから、そういうものなのだろうと思った。だけど彼女のあそこがとても熱く、とても濡れていたのは事実で、普通だったらあまり長くは持続できなかっただろう。先に一度、イッていたおかげで、この時は長く保つことができた。
僕が覆いかぶさりながら出し入れしている間、彼女は微笑みながら僕を見上げつつ、ときどき首を上げて僕にキスを繰り返していた。それと同時に、とても優しく僕の両乳首をつねり続けていた。このように乳首に愛撫されるのは初めてだったけれど、とても感じることだと分かった。
やがて僕は射精が近づいてくるのを感じたが、その時になって初めて、アンジーがまったくオーガズムに近づきすらしていないことに気がついた。いつも美しい笑顔でいるが、まったく呼吸を荒げていない。
そのうち、アンジーは僕たちが身体を結合させている部分に片手を滑り込ませ、自分の指でクリトリスをいじり始めた。
そのとたんに彼女は呼吸を乱し始めたのだった。何秒かするとアンジーはハアハアと喘ぎながら、僕に叫んだ。
「ああ、いいわ… イキそうよ… 私と一緒にイッて! 私の中にあなたのをいっぱい出して!」
アンジーのオーガズムは、僕のしていることと関係なく起きたことだとは分かっていたけれど、もはや、僕はしていることをやめられる段階を過ぎていた。睾丸が緊張しだすのを感じ、次の瞬間、僕は唸り声をあげながら、彼女の中に噴射し始めていた。
イサベラは、あッと声をあげた。レオンが彼女の肩紐を下げ、両腕を体側にくくりつけられる形にされたからだ。
レオンは、イサベラの赤毛の髪を指に絡め、彼女の顔を上向きに傾けながら、自分の唇に近づけた。イサベラは、唇を塞がれ、情熱的であると同時にわがままなキスをされ、身をくねらせた。レオンの舌は彼女の舌を捉え、絡みついてくる。
イサベラは、その小さな手を上げ、レオンの両肩にしがみついた。押しの強いキスをされ、頭の後ろを壁に押し付けられるのを感じる。やがて、イサベラはキスに没頭し、知らぬ間に両脚をレオンの太ももに絡ませ、包み込むようにしていた。
「それでもお前は俺を拒んでいる。お前の秘密をすべて俺に明かすのを拒み続けている…」 レオンは名残惜しそうにイサベラの唇から離れ、彼女を見つめながら呟いた。「…何かしらの方法で、俺がお前からその秘密を引きだしてしまうのを知ってるにもかかわらず…」
「ひ、秘密って……どんな?」
イサベラは、レオンの両手がクリームのように滑らかな太ももを這い上がってくるのを感じ、気もそぞろになりながら、呟いた。いつの間にか、脚の間にズキンズキンと疼きが始まっている。これからレオンは私に何をするつもりなの? それを思っただけで、身体が小さく震えた。
「何だと思う?」
レオンはそう呟きながら、少しイサベラから離れ、下方へ視線を向けた。その部分では、湿り気を帯びた赤い縮れ毛が、ミルクのように白い肌と見事なコントラストを見せている。白い太ももを覆っているストッキングと、その上に顔をのぞかせている柔らかそうな生肌。その魅惑的な姿に、レオンは思わずうなり声を上げ、彼女の前にひざまずいた。
イサベラは、ひざまずくレオンを前に、わなわなと震えていた。両手で太ももを左右に広げられ、強い視線でそこを見つめられるのを感じた。彼の指が濡れた谷間をたどり、軽く、焦らすような動きで、ぷっくり膨らんだピンク色の唇を前後に擦られるのを感じた。官能による震えが背筋を走り上がってくるのを感じる。
「レオン…… お願い……」
イサベラは、無意識的に愛撫を求めて自分から腰をレオンの手に押し付け始めていた。彼の指が膨らんだ両唇を左右に開き、熟れたピンク色の肉襞をあらわにするのを感じ、彼女は背を反らして、のけぞった。熱い息を吹きかけられ、さらに肉がとろけ始める。びりびりと震えが背筋をかけのぼってくる。
「俺の知りたいことを言うんだ…」
レオンは指で濡れた花弁を探りながら、顔を上げ、燃えるような視線でイサベラの瞳を見つめた。その部分を焦らし、擦り、優しくつねりながら。
「分からないわ。何を聞きたいの?」 イサベラは本当に分からず、声をあげた。長い指が中に忍び込んでくるのを感じ、また、熱い溜息をつく。「ああっ…… 何を聞きたいのか、教えて…」
レオンは、笑いながら、狭い肉鞘の中を指でかき回し、親指で小さな突起をいじった。イサベラは、彼の指に操られるように身体をくねらせた。息づかいが乱れ、不規則な短い喘ぎに変わっていく。
「俺が言えることではないんだよ。お前だけが俺に言えることなんだ」
イサベラは、どうしてよいか分からず、答えを求めて、ただレオンを見おろすだけだった。