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ジャッキー 第4章 (3) 


アンジーの寝室は綺麗で、驚くほど女の子っぽい内装だった。ドレッサーは純白に塗られていて、キングサイズのベッドも同じく純白。ベッドの上には純白のシルクでできた天蓋があり、レースで縁取られたカーテンが四方に垂れ下がっていた。部屋中に様々な大きさや形のろうそくが灯されていて、アンジーが今夜のためにずいぶん考えていたことが窺えた。

寝室に入るとすぐにアンジーは僕の方を向き、キスをしてきた。キスをしている間、アンジーの右手が僕の背中を降り、キルトスカートの中に滑り込み、左の尻頬を撫でるのを感じた。お尻をこんなふうに触られるのはちょっと変な気がしたが、不快なことではないのは確かだった。尻頬全体を手のひらで覆われ、ぎゅっぎゅっと揉まれた。自然と喉奥から喘ぎ声が出てしまうのを僕は止められなかった。

何分か、アンジーにお尻を触られながらキスを続けた。ようやく唇が離れたが、それも彼女が僕のセーターとTシャツを脱がす間だけで、それが終わるとすぐに再び二人の唇は重なり合った。アンジーは両手でキルトスカートの腰のところにあるホックを外した。するとスカートが滑るように床へ落ちるのを感じた。

すでにトランクスはリビングにいた時に脱がされていたので、僕は靴とソックスだけを身につけて他は素っ裸のままで立っている状態だった。

アンジーはそっと僕を後ろのベッドの方へ押し、僕をベッドに座らせた。そして、僕の脚の間にひざまずき、靴とソックスを脱がせた。

彼女は、もういちど僕に口で愛撫しようとしているのだろうか? そう思っていると、アンジーは立ちあがり、ローブとパジャマの上を一緒に引っ張って脱いだ。パジャマのボタンを外すことすらせず、頭から脱ぐようにして脱いだ。

僕の目の前にはパンティだけを身につけたアンジーの立ち姿があった。パンティは赤いサテンでできていて、恥丘を覆う部分がシースルーのレースになっていた。とても繊細で非常にセクシーな下着だった。僕は堪えられなくなって、手を前に伸ばし、彼女のヒップに両手を添えた。それから僕の方へ引き寄せ、彼女の平らなお腹にキスを始めた。手ではサテンに覆われたお尻を愛撫した。

一分ほど彼女は僕にお腹へキスさせていたが、その後、僕をベッドへ押し倒した。そして、仰向けに倒れた僕の腰にまたがり、僕に覆いかぶさってきた。そして再び僕たちはキスを始めた。

続く10分ほど、僕たちはこの姿勢でキスを続けた。僕はキスをしながら彼女の背中やお尻をまさぐっていた。

その後、僕は身体を反転し、アンジーを仰向けにし、彼女の顔や首筋にキスを始めた。それからゆっくりと下にさがっていくと、アンジーの方もさらにベッドの上へとあがり、僕の顔が乳房の前に来るような位置になった。アンジーの足先は床から離れていた。

彼女の美しい乳房に再びキスを始めた。たっぷりと10分以上、僕はアンジーの乳房を崇拝し続け、それを受けて、アンジーは再びオーガズムに達した。

その後、再びアンジーは身体を上方へずらし、僕の顔は彼女のお腹のところに来た。僕はお腹全体にキスの雨を降らせ、舌の全面を使って、長いストロークで舐め続け、それからおへそに舌先を入れて、隠れた金を掘るような愛撫をした。

アンジーがこのような愛撫を気にいっていたかどうかは分からないが、僕が彼女のお腹にキスをしている間、彼女は動かずにいた。そして、ようやく、アンジーは再びベッドの上方へ移動し、頭を枕に乗せた。僕の唇は、彼女のパンティのレースに覆われた恥丘のところに来ていた。

パンティを通してアンジーの女陰からの匂いが嗅げた。それに彼女の香水の香りもした。この三カ月の間に、僕はアンジーの香水に慣れていたが、今は彼女の身体からの匂いも混じって嗅いでいる。これから先、職場でも彼女の香水を嗅ぐと、今この時のことを思い出さずにはいられなくなるだろうなと思った。

二つの香りが混じった香りを深々と吸い込んだ後、彼女のパンティを脱がしにかかった。アンジーも腰を浮かせてくれたので、容易に脱がすことができた。パンティを脱がし、僕は驚いた。アンジーは股間にまったく体毛がなかったからだ。これは驚きではあったが、決して、歓迎してない驚きではない。実際、僕は無毛の女陰をむさぼるのをしょちゅう夢見ていたから。


[2010/08/16] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第8章 (9) 

突然、レオンは強引にイサベラの両膝をこじ開け、彼女が膝を閉じる前に身体を割り込んだ。イサベラはその強引さにハッと息を飲んだ。レオンは彼女の両手首をつかみ、頭の上に掲げさせた。そして手首を壁に押し付け、イサベラの瞳をにらみつけた。

「俺がお前の父親がやったことを話せなかったのは、お前があいつを愛しているかもしれないと恐れていたからだ。それに、たとえ、お前が俺を信じる可能性がわずかにあるかもしれなくても、お前の父親についての真実を暴くことでお前を傷つけるのも望んでいなかった」

イサベラは反抗的な眼差しのまま、レオンをにらみ続けた。ときどき、涙があふれ、まばたきをしている。

「俺の言うことを聞いてくれ…」 とレオンは呟き、いっそう身体をイサベラに近づけた。彼女の太ももの間に強く、執拗に身体を押し付け、そこの部分を彼女に感じさせた。

「…あの日、野原で襲来を受けることは計画などしていたかったのだ。ましてや、お前を餌におびき寄せることなど考えていなかった。あの日、お前を誘惑することだけを思い、お前を乗馬に連れ出した。あの時は、お前の甘美な身体への欲望が募り、あらゆる警戒心を上回り、油断してしまったのだ。その油断の結果、俺もお前も、危うく大変なことになりそうだった…」

「…幸い、ぎりぎりのところで、運よく、狩りから帰ってきた俺の手下たちが通りかかり、囚われた俺たちに気づいた。俺の手下たちは、お前の父親の手下たちより三倍の数はいた。それゆえ、手下たちは交換条件を持ち出し、俺を安全に解放する代わりに、あいつの手下たちが安全に我が土地から抜けでることを保証したのだ。だが、お前の父親の手下たちは臆病で、お前については安全に帰るまでの人質として確保し、解放することを拒んだのだ…」

「…だから、俺はしかたなくお前を手放したのだ。その時は、お前の父親やその手下どもがお前を傷つけるかもしれないとは、まったく思っていなかったのだよ」

「でも、あなたは、父のところに連れ去られた私のもとへ来て、私の身体を好きに使い、そして一瞥も振り返らず去って行ったではありませんか!」

レオンは、イサベラの言葉にこもっている心痛の大きさを感じ、目を閉じた。「あの時、俺はお前のところに行くべきではなかった… だが、どうしても自分を制することができなかったのだよ。俺は手下たちと情報を集めているところだった。お前の父親が、どれくらい手下を抱えているか、どんな武器を持っているか、襲いかかったとして、どのくらいの時間がかかるか…」

「…お前に会いに来るのに、手下たちの生命に加えてお前の命も危険に晒してしまった。お前を残していくことはこの上なく心が痛んだが、あの状況では、どうしてもお前を連れ帰ることができなかったのだ。お前にとっても危険すぎる状況だったし、お前の父親の警戒心をあおりたてる余裕はなかったから…」

レオンは唇を寄せ、イサベラの頬を伝う涙を優しくすくい取った。「…お前を置いて行くのは、俺の人生でも最も辛い決心だった。だが、たとえ数分であっても、お前に会わずにはいられない気持ちだったのだ」

イサベラはレオンから顔を背けた。レオンは頭上に吊り上げていた彼女の手を解放し、指で優しくイサベラの顔をとらえ、自分に向けさせた。

「イサベラ、俺がお前に何を伝えようとしているか分かってくれるか?」

イサベラはレオンを見つめた。彼の表情を見て、怒りの炎を浮かべていたイサベラの瞳から怒りの色が薄れていく。それでも、何か火花のように疑念がわき上がり、イサベラは頭を左右に振った。

「お前を愛している。生まれたての子猫のように無防備で、恐れおののいた状態でお前が俺の書斎に運ばれてきた瞬間から、俺はお前を愛していたと思う」

「あの時、私は短剣をもっていたのに?」 すねた様子でイサベラが呟いた。

レオンは微笑み、彼女の鼻先に優しくキスした。「ああ、お前は勇敢にも短剣をもっていたな。あの時、お前につけられた傷の跡は、まだ残っている」

そう言いながらレオンは両手で優しくシュミーズの前を開いた。

イサベラは目を細め、レオンの行動を怪しんだ。「な、何をしているのですか?」


[2010/08/16] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)