「おばさん、本当はクリスティのあそこを舐めたいんだろ? 若いビラビラの間に舌を這わせて、口の中にちゅうちゅう吸いこみたいんだろ? …そこのお汁がおばさんの口の中に流れ込んできて、そいつを味わいたいんだ。それから舌を尖らせて出し入れして、自分の娘がイクのを見たいんじゃねえのか? そうだろ、ケイト? 言ってみろ!」
わたしは目を閉じて、壁にもたれかかっていた。手が濡れたあそこに円を描くように勝手に動いている。
「ああ、いやッ…だめ。……ああっ…。分からないわ……もう、お願い。わたしに何をしたいの?」
わたしは電話口に喘ぎ声を上げていた。言ってしまってから、自分で言ったことに気がついた。
分からないわって? 分からないわって? クリスティは自分の娘なのよ!
「おばさん、自分でいじってるんだな? 俺には分かるぜ。その喘ぎ声や荒い息づかいからな。ほら、言ってみろよ、ケイト」
お豆をいじる手の動きが速くなっていた。エッチな気持ちで気が狂いそう。
「ええ……ええ、そうよ。自分であそこをいじってる……」 小さな声で答えた。
「よろしい。じゃあ今度は、綺麗なクリスティがおばさんの目の前で素っ裸になってるところを想像してみるんだ。涎れが出そうな大きなおっぱいと固くなった乳首。おばさんの方に歩いてくるのに合わせて、そいつがゆらゆら揺れるところをな」
「いやッ! もうダメ、フランク! やめて…」
フランクが言ってることを想像しまいと、ぎゅっと目をつむった。
「下の方に目をやると、ツルツルのパイパンだ。発情して膨らんでるのか、可愛い唇が顔を見せてる。おばさんに触ってほしいって言ってるぞ。どうだ、ケイト? クリスティに触りたいんじゃねえのか?」
「いいえ、そんなことありません!」
わたしは心の中で戦っていた。フランクが頭の中に送り込んでくるイメージに、ありったけの意思をもって戦った。
「でも、クリスティの方は求めているんだぜ? ほーら、もうこんなに近くまで来てる。ママ、私に触ってぇって」
「いやぁ…! ああん、もうイヤぁぁぁぁ……!」
意志が溶けていく。
「クリスティに触りたいんだろ? 娘の肌を自分自身で感じたいんだろ? どうだ? ケイト?」
「ああん…。もう……。あっ、あぁぁぁ……」
「おばさんなら、触るよな。俺には分かるぜ。ただ、自分の気持ちに素直になればいいんだよ。クリスティに触るんだ。あそこを擦ってやるんだよ」
「え、ええ! そうよ! ひどい人! その通りよ!」
叫ぶような声を上げていた。お豆が信じられないくらい大きくなっていて、そこをわたしの手がものすごい勢いで動いていた。
「それでいいぞ、淫乱おばさん。ところで、いまパンティは履いてるのか?」
「ええ」 かすれた声で返事した。
「じゃあ、脱いでほしいな。今すぐだ、ケイト!」
震える手を下に伸ばして、素早く脱いで、近くの椅子のところに投げ捨てた。
「もう脱いだか?」
「ええ」
「じゃあ、今度はシャツも脱ぐんだ。素っ裸になるようにな」
この時も素早くシャツを脱いだ。素っ裸になって立っていた。興奮で身体が震えてる。
「裸になったか?」
「はい」
「乳首は固くなってるか?」
「…はい」 指でつまみながら、囁き声で答えた。
「手を下に伸ばして、おまんこに触ってみろ。濡れてるか?」
言われたとおりにあそこに触った。…濡れてる。ああんと声が出てしまった。
「すごい…。びちゃびちゃになってる……」
「じゃあ、誰かに舐めてほしくてたまんねえだろう? 舌でそこを可愛がってもらいたいんじゃねえのか? そうしてもらって、快感で叫び声を上げたいんだろ?」
「ああ、そう……ああん……、そうなの」
わたしの手がお豆のところをものすごい速さで動いてる。身体の中、どんどん快感が溜まってくるのを感じる。苦しい快感。その快感がどっと解放される瞬間を、わたしの身体が今か今かと待っている。
「いま、この場にクリスティがいたらいいのに、って思ってるんじゃねえのか?」
「そ、そんな…ああっ……ううっ……ああん……ううん…」
「ちゃんと答えるんだよ、ケイト。クリスティに舐めてもらいたいんだろ? 舐めてもらって、逝きたいんだろ?」
自分がどうなってしまったのか分からない。ただ、夢中になってるだけ。家の中、素っ裸になって、立ちながら自分を慰めているわたし。頭の中は娘のことだけ。
「そ、そうなの……ああんッ!」 大きな声で喘いでた。身体が欲望だらけになってしまった感じ。
「脚を大きく広げて、その間にクリスティが割り込んで、口を寄せてる。そして、おばさんが出すお汁を美味しそうに啜ってる。それを望んでるんだろ?」
「ええ、そう……そうなの!」
本当に淫乱女のように喘いでた。自分の娘への欲望を言ってるなんて、もう頭から消えていた。
「お尻の穴の方はどうだ? そっちも舐めてほしいんだろ? クリスティにねっとりとアヌスを舐めてもらいたいんだろ?」
「ええ、お尻の方も、そう! してほしいの」
もう完全に我を忘れていた。淫らな喜びで身体が震えていた。誰かにお尻の穴を舐めてもらう。すごいイメージ。強烈な興奮…
イサベラは緑色の瞳を大きく見開き、父の目を見つめた。その父アランに美しい房毛をぐいと引っぱられ、泣きそうな声を上げた。
「私はあなたを憎みます」
「お前は、わしが修道院に送ったころの柔和で従順な娘ではなくなってしまったな」 とアランは目を陰険に細めた。「ドゥ・アンジェがお前を女にしてしまった。お前もあいつも、そのことへの償いをしなければなるまい」
胴着の薄地を通してではあるが、父親の手が彼女の胸を這い、覆った。イサベラは、冷たくねっとりとしたその手の感触に身の毛がよだつ思いだった。
「お前が従順な娘だったら、ドゥ・アンジェが求婚したら、お前もそれを受けたことだろう。だが、今となっては、わしが自分でお前たちの結婚の面倒を見てやらなければならなくなった。最後にあいつを始末する前にな」
「な、何ですって?」 とイサベラは息を飲んだ。父親の指に乳首を見つけられ、身を強張らせる。その指で勃起した蕾をつねられ、転がされる。イサベラは両手にこぶしを作って耐えた。「ど、どうして?」
「そうすれば、わしはわしが望むものを手に入れられるからだよ。合法的にな。ドゥ・アンジェが突然、逝去すると。その折には、あいつの妻であり、あいつの後継者の母であるお前が、あいつの領地を完全に支配することになるわけだ。お前の子が成年に達するまでな」
イサベラは父親の意図を知り、唖然とした。レオンを殺した後、まだ生れぬ子供を使って、ドゥ・アンジェの領地を支配しようと企んでいるのだ。
あまりの衝撃に、乳首をいじり続け、勃起させてる父親の指の感触すら意識から消えかけていた。イサベラは無理にでも深呼吸し、冷静さを保った。
「生れてくる子が女だったらどうするのですか?」
「性別は関係ない。ドゥ・アンジェの曾祖父が、どちらの性別でも領地を継承できるよう取り決めを変えたのだよ。ドゥ・アンジェの家系は多産の家系ではなかった。そこで曾祖父が先を見越して、ドゥ・アンジェの領地が国王の元へ返還させられることを防ぐ必要があったのだよ。わしらにとっては好都合だった」
「『わしら』などと言わないでください。私はこれには関係しません。父上がレオンの財産を盗むのを手伝うくらいなら、死んだ方がましです!」
「そうなったら、お前の子も一緒に死ぬぞ?」 とアランは愉快そうに言った。そしてイサベラの胴着を撫で、捲れを戻し、立ち上がった。
イサベラの顔からは血の気が失せていた。「だめよ…」 息が荒れていた。「そ、そんなこと、決してさせません!」
「させませんだと? わしにはそうなるとは思えんがな」
アランは、イサベラの両腕に手を乗せた。逃れようともがくイサベラだったが、父親に無理やり立たされた。
イサベラを立たせた後、アランは顔を寄せ、鼻から深く息を吸い、イサベラの香りを堪能した。イサベラは首筋に唇が触れるのを感じ、ぶるぶると身震いした。
「ドゥ・アンジェが死に、わしが合法的に領地を相続した後、お前にたっぷり教え込んでやろうな。わしの分身に、お前の締りの良い女陰やその後ろの穴を繰り返し貫かれる喜びをしっかり教え込んでやろうな」
さしあたり切迫した欲望を発散させた後も、ノボルはアンジェラの中に包まれたままでいた。だが、今度は彼女の傷を舐めはじめた。いくつもの傷口を舐めつつ、ぐったりしたアンジェラの身体を優しく抱きかかえる。
やがてアンジェラも身体に力が戻ってきたが、それと同時に、彼が依然として勃起したままであり、ゆっくりとではあるが再び出し入れの動きを始めているのを感じた。
変身後は陰茎が敏感になるらしい。ノボルはその部分からの過剰ともいえる刺激に、唸りながら引き抜こうとした。しかし、アンジェラのあの部分はきつく締めつけ、彼を離そうとしなかった。そしてノボルが抜け出ようとすればするほど、かえってアンジェラの陰部は彼に強く食いついて離さない。
アンジェラ自身、その体内をきつく押し広げるノボルの分身を喜んでいた。両腕をベッドについて身体を押し上げ、自らお尻を突き出し、再び絶頂へと向かい始める。
「ああ、いいぃ……、ノブ、お願い! もっとして! もっと、もっと!」
アンジェラがオーガズムにより発作を始めた。それによりノボルは陰茎をぎゅうぎゅう締めつけられるのを感じた。先に強烈なオーガズムを味わった後で、さらにこれである。過剰ともいえる刺激にノボルは遠吠えのような声を上げ、再び射精を迎えた。
二人の絶頂が終わり、やがて情熱の波が収まっていく。アンジェラはがっくりと崩れ、ソファに顔を突っ伏した。
ノボルは彼女の肌を舐め、癒し続けた。それを受けるアンジェラはうっとりとした笑みを顔に浮かべていた。嬉しそうに喉をゴロゴロ鳴らしながら肌を舐める。それはアンジェラにとって信じがたいほど気持ちよく、ゴロゴロという声の振動が身体じゅうに優しく響くのを感じた。
「あなたに再び会えて、こんなに幸運なことはない」 とノボルは甘美なバリトンの声で呟いた。
「私も…」 とアンジェラは、うっとりとしつつ微笑んだ。「ノブ? 私もあなたのようになるのかしら?」
ノボルはアンジェラを抱き寄せ、答えた。「ええ。私は退化した状態で、あなたと愛の体液を交換し合いました。あまりに多量に。もっとも、あなたのDNAが書き換えられて、変化が現れるまでは少し時間がかかるでしょうが」
「私もあなたのような素敵な青い目になれるかしら?」 とアンジェラはサテンのような感触のノボルの顔毛に頬を擦りつけた。
ノボルは顔には出さぬものの心の中で微笑んだ。「残念ながら、そうはならないでしょう。私が感染させた人で、目の色を変えた人はこれまでいません」
ふとアンジェラの心に迷いの暗い影が浮かんだ。「ノブ? 本当に私と関わり合いたいと思ってる? 私のことほとんど何も知らないと思うけど」
アンジェラの顔には汗の跡がついていた。それをノボルは舌を伸ばして舐め取った。舌を刺すピリピリとした味が嬉しい。
「私はあなたを見つけるために4世紀以上も待ったのです。それは長い時間だが、自分が本当に求めるものは何なのかをしっかりと見つめ直すには必要な時間なのです」
ノボルの姿はゆっくりと元の姿へと戻りつつあった。
「あなたこそ、こんな形で私とつながることを本当に望んでいますか?」 とノボルはアンジェラに覆いかぶさり、身体を押しつけた。「私たちはとても長く生き続けることになるのですよ?」
アンジェラは両腕を彼の首に巻きつけ、彼の下唇を甘く噛んだ。「だったら、私たち、これから本当にたくさんセックスできることになるわね」
それを聞いてノボルの目が泳ぐのを見て、アンジェラはクスリと笑った。
「モチロン[Mochiron]」 とノボルは彼女のまぶたに優しくキスして囁いた。「サランへ[Sarang-heh:愛してます]」
その言葉にアンジェラは目に涙が溢れてくるのを感じた。うつむいて顔を隠しながら、彼女も囁いた。「サランヘ」