「ジェシー借金を返す」 Jessie Pays Her Debts by The Warthog くじ引きにいつ、どこで応募したか覚えていない。だが、それはあまり重要なことではない。重要なのは、チケットを獲得したということ。お気に入りのホッケー・チームであるトロント・マープル・リーフがデトロイト・レッド・ウイングズ対戦する試合。その観戦チケットを2枚手に入れたのだ。僕が住んでいる地域では、このチケットはかなり入手困難なチケットである。しかも席も最高だ。リンクから数えて5列目なのだ。ただ一つ、普通と違うことは、普段、リーフを見る時はトロントなのだが、この試合がデトロイトで行われること。ということは、僕たちは南に接する隣国、すなわちアメリカに小旅行することになるということだ。 ジェシーと僕は、チケットのみならず、デトロイトの非常に良いホテルの1泊券も得ていた。ホテルのレストランで2名分のディナー券に、客室内にシャンパン1本もついている。なかなか良いパッケージ・ツアーと言え、ジェシーも僕もこの小さな旅行を楽しみにしていた。 試合は土曜日だ。僕たちは幼い二人の娘たちを世話してくれる人の手配をし、二人を預けたあと、デトロイトに向かった。ホテルに着いたのは午後の早い時間。早速、部屋に入って一休みした。シャンパンを注文し、二人で乾杯し、今回の幸運を祝った。シャンパンは2杯ずつ飲んで、残りは試合後に飲もうとボトルごと氷につけた。この時点では、僕は、僕たち自身がワン・オン・ワンの試合をすることになろうとは、予想すらしていなかった。 僕は、今夜は特別な日だからと、ジェシーに何か素晴らしい服装になるよう頼んだ。ちょっとばかり注目を浴びるような格好になってほしいと思っていたのだ。僕自身は、着飾ったジェシーを自慢するのが大好きなのだが、彼女は服装には保守的で、そういう機会があまりなかったのである。でも、今日は旅行していて、家から離れているわけだしと、僕は何とか彼女をセクシーな服を着るよう納得させていたのである。 シャンパンを飲んだ後、ジェシーはバスルームに入って身支度を始めた。だが、予想以上に時間をかけるので、僕はちょっと驚き、時間が来てるよと急かした。バスルームに入って1時間後、ジェシーが姿を現したのだが、確かにこれだけ時間をかけた価値があると納得した。 僕の愛する可愛い妻と、彼女の今夜の服装を紹介しておこう。 ジェシーの身長は168センチ、サイズは91-76-89のCカップだ。ストロベリー・ブロンド( 参考)の髪はショートにしていて、瞳は美しい緑色。肌の色は透き通るような白で、顔や肩のあたりにそばかすがある。 今夜は、袖なしのデニム・シャツを着ていて、上半身を具合よく包んでいる。そのシャツの裾は、スエードのミニスカートの中にたくしこまれている。そのスカート、膝の上20センチ近くが露わになっていた。そして足先には、セクシーなハイヒールの黒サンダル。ストラップ式だ。 僕は満面の笑顔で部屋を進み、僕のセクシーな妻を抱きしめた。彼女も僕の首に腕を絡めて抱きついた。彼女の身体からとてもいい香りがする。それに気づいたのかジェシーが言った。 「香りつきのバスオイルなの。気に入った?」 「もちろん。とてもいい香りだよ」 ジェシーは化粧も完璧だった。美しい瞳を強調し、どこかセクシーな輝きを放っている。それに、これまたセクシーな輪形のイヤリングをし、マニキュアをしているのにも気がついた。 「わーお、本当にセクシーだよ」 と妻を抱きながら僕は言った。 「旦那さまを喜ばせるためなら、どんなことでも」 と彼女は微笑みながら答えた。
最初、僕はホテルには一晩だけ泊まり、その後、自分のアパートを探すつもりだった。だが、不幸にも、そうはならなかった。ホテルの部屋に荷物を運び入れたとたん、強烈な絶望感に襲われたのである。 それから三日間、僕はベッドに横たわったままだった。ずっと、あの窓から見たことを反芻していた。加えて、アンジーと僕の生活についても、様々なことを思い出し、反芻していた。僕は彼女のことをとても愛している。彼女と別れることを思えば思うほど、絶望の度合いが深くなっていくのだった。 三日間、ベッドに横たわりながら、自分を憐れみ、自分の男性としての無能さを怨んだ。テレビはついていたが、見なかったし、何も食べられなかった。水を何杯か飲んだだけ。それも、何かの義務のように感じて飲んだだけだった。ウィスキーを買ったけど、結局、キャップを開けることすらしなかった。シャワーも浴びず、髭も剃らず三日間過ごした。月曜の午後には、自殺を真剣に考えるほどになっていた。 ドアをノックする音を聞いたのは、月曜の夜だった。最初は無視したけど、ノックの音はしつこく続いた。とうとう、僕は我慢できなくなり、「誰か知らないが、どっかに行ってくれ、僕を一人にしてくれ」 と言った。 だけど、その言葉は、ドアの向こうの人物にもっと強くノックさせることにしかならなかった。 絶え間なくドアをガンガン叩くようになり、僕は飛び上がって、独りにしてくれと言うために、ドアを勢い良く開けた。少なくとも、そう怒鳴るつもりだった。ノックをしてたのがアンジーだと気づくまでは。 アンジーは、あの眩い笑顔で微笑んだ。それを見た瞬間、僕の心は彼女の元に戻った。それでも、僕の理性と僕の自我は、戻ってはいない。バタンとドアを閉めようとしたが、それより速く、アンジーはドアを掴み、部屋の中にするりと入ったのだった。 彼女は部屋を見回して言った。「どうしたの、ジャック? 誰かとしけこんでたの?」 彼女が冗談でからかっているのは分かったが、僕はそんな気分じゃなかった。 「しけこんでたのはどっちなんだ! とっとと、ここから出て、君のオトコの元に行ったらいいんじゃないのか!」 と僕は怒って言った。 アンジーが僕の言葉にショックを受け、僕がそれを言ったことに傷ついているのが見えた。直ちに彼女は言い返してきた。 「ただ冗談を言っただけよ。あなたのこと、本当に心配してたのよ。置き手紙もなかったし、どこにいるか誰にも言わなかったから」 「ふん! 僕がいなくなって、さぞかしハッピーだったんじゃないかと思ったけど? もう、いつでも好きな時に恋人を家に連れ込めるんだから。週末じゅう、ずっと一緒にいられるだろ!」 僕は金曜に買ったウィスキーを開け、グラスに注ぎながら言った。 アンジーは僕に近寄り、手からグラスを奪おうとした。 「あなた? 私の恋人はあなただけよ。ねえ、何のことか私に話して」 僕は彼女の手からグラスを奪い、言った。「アンジー、僕は君があいつといるのを見たんだよ。金曜日、君が職場を出た後、僕は尾行したんだ。君はまっすぐあいつの家に行った。そして、家に入って5分もしないうちに、もう寝室に入っていたんだ」 アンジーの顔に浮かんだ表情は驚きの表情と言っただけではまったく表現不足だろう。秘密が暴露され、僕がすべてを知ってることを理解したのだ。 アンジーはハンドバッグでお腹を押さえるようにして、崩れるようにベッドに座った。それとほとんど同時に、目に涙が溜まり始め、その後ゆっくりと、その涙が頬を伝い落ち始めた。 つづく
僕は、お化粧の技術はそれほど会得してないことを正直に告白した。すると、僕のことを捉えて離さないアンジーは、私がすると言い張り、すぐさま、まつ毛とネイルを僕につける作業に取り掛かった。 このお化粧時間の間、アンジーは、僕の取ってつけたような男性的眉毛の秘密を発見し、大喜びした。そして、一瞬のうちにそれを剥ぎ取り、その代わりに鉛筆で、劇的なほど高く、細い眉を描いた。その形は、僕がこの週末、ずっと愛着を感じていた眉の形だった。さらに、アンジーは耳のピアスをカモフラージュしていたことも発見し、またも大喜びし、唇をすぼめて、大げさに頭を振って見せた。 「リサ、あなたって、本当に驚きの宝庫!」と浮かれた調子で彼女は言った。「ただ単に仕事をしに来るためだけに、これ全部を隠さなくちゃいけないなんて、本当に死にそうな思いだったんじゃない? こんなに綺麗になるあなたを見ただけで、そして、あなたが息のつまりそうな男性人格で、ものすごく冴えない状態に甘んじてたを知っただけで、私、死にそうよ」 アンジーの仕事が完了した。その出来栄えはと言うと、クラブの女の子たちが土曜の夜に僕にしてくれたような、全面開花したドラッグ的ステージ・ガールのルックスではない。しかし、劇的でエキゾチックなラテン娘のような印象が現れていた。特に唇。濃い赤ワインの色の輪郭を描き、中は鮮やかな赤で染め、全体にキラキラ光るグロスを塗っている。この週末ずっとつけていた爪と、今のえんじ色の長い爪。どっちも見栄えや雰囲気の良さは変わらず、優劣がつかなかった。 アンジーの指示に従って、アクセサリー類をつけ直し、仕上げに香水をスプレーした。 「素敵よ、リサ! じゃあ、今度はヘアに移りましょうね。ちょっと待ってね。つける前に作業させて」 ダイアナとカツラを買う時、僕たちはプロ用のカツラ、プロ用のスタイリング用ブラシ、それに、もちろん、プロ用のヘアスプレーを選んだ(「ヘアスプレーというのは、ショーガールの一番の親友なのよ」とダイアナが言っていた)。 いま、アンジーはブラシとヘアスプレーで僕の光沢のあるカツラに攻撃をしている。そして、あり得ないとほどの短時間で、彼女はそのカツラのボリュームを、比ゆ的にも文字通りにも、大きくかさ上げし、僕のお化粧の劇的な印象を補う形に変えたのだった。 「ほら、これこそ、私がさっき言っていたこと」 と彼女は嬉しそうな声をあげ、いったん手を休め、ウインクしてみせた。「私はあなたの有能な秘書だということ。さてこれをあなたにつけさせて。出来栄えを見るのが待ちきれないわ」 最初に伸縮性のあるメッシュが頭に被せられた。これを使って、やや長めの地毛を固定する。その後、彼女は、ちょうどミミがしてくれたように、カツラを注意深く装着した。後頭部についてるヘア止めをパチンと止めて押さえる。 その後、僕自身がアンジーのやり方を真似て、カツラを地毛にボビーピンで固定した。化粧台の鏡の中、視線を向け会うアンジェリナの笑顔と僕の笑顔が並んでいた。 「すごくいいわ…」と彼女が呟いた。「今度は靴よ。気取って歩く姿が見たいわ」 心臓がドキドキしていた。でも、これはもはや不安感からの動悸ではない。今はすっかり、これに嵌まっているということ。僕はミュールに足をするりと入れた。摩天楼級のスティレットのおかげで、脚が形良く伸び、胸とお尻を突き出す形になる。自分が無敵の美女になったような気持ち。 ダイアナが造作もなく流れるように部屋を歩く姿を頭に浮かべた。そして、意識的に自分の身体に彼女の真似をするよう命じた。 「ああっ…すごーい!」 愛らしいラテン娘が叫び声を上げた。「ああん、これって、歩くポエムよ! たった二日間で? あなたって、これのために生れてきたんじゃない? 私も負けないように頑張らなくっちゃ!」 興奮がーあるいはシャンパンがー効果を出してきたようだ。「アンジー? ……この相互倒錯の会を中断するのは嫌なんだけど、ちょっとトイレに行きたくなってしまったので…」 アンジーはアハハと笑い、頷いた。そして化粧台の前に座った。 「いってらっしゃい。私は、ここにある素晴らしいお化粧品のコレクションを使わせてもらって、お顔を直してるから」
ドニーの話し私たちが合衆国司法長官の秘密工作員によって攻撃されたというニュースが明るみになった後、誰もが私たちのことを知りたくなったようだ。私はどうかなと思っていたけど、アンドリューは、密かに隠れているよりも、誰の目にも分かる状態でいた方が安心だと感じている様子だった。 司法長官はインタビューで、ジョー・ウィリアムズやら、ラルフ・モーリスやら、誰のことか、まったく知らない男だと主張した。それに、人類向上機構という組織もアンドリュー・アドキンズという男も知らないと言った。というわけで、今のところ、私たちとしては何もできない状態になっている。 CNNが電話してきて、アンドリューにラリー・キング・ライブ( 参考)に出演してほしいと言ってきた。ある南部のバプティスト教会( 参考)の牧師と一緒に出ることになるらしい。その牧師については、名前を聞いたことがなかったが、非常に重要な人物だと言う。 アンドリューは、子供も一緒に出てよいなら出演すると答えた。子供たちが焦点となっているわけなので、CNNはすぐに承諾した。 私には、これはあんまり良い考えとは思えなかった。 この時、私たちはリビング・ルームでソファに座ってくつろいでいた。娘たちは裏庭で犬と遊んでいる。息子たちはお昼寝をしていた。ディ・ディは集会に出かけていた。アンドリューは初めから、私たちは地元コミュニティの重要なメンバーになるべきだと言っていた。いまは、そのわけが分かる。友達がたくさんできている。ここは私たちの町という実感がある。 「アンドリュー? どうしてもテレビに出なきゃいけないの? 自分自身を標的にしようとしてるんじゃない?」 アンドリューは他に選択肢がないと思っているらしい。 「僕たちはもうすでに標的になってるよ。政府が僕たちは重要人物だと決めたら、そのこと自体で、僕たちは重要人物になってしまうんだ。僕たちが話題になってから、もう何日か経つだろう? 君もディアドラもインタビューの要請を断り続けている。でも、最終的には、事態を明るみにされてしまうものさ。僕は報道メディアのコントロールは嫌いだけど、でも、今回は、僕たち自身で報道メディアをコントロールするのに絶好の機会だと思うんだ。トークに出ないよりは出た方がましじゃないかと」 私は牧師が加わることを心配していた。「この、ウォルターズ牧師という人についてはどう? この人、あなたの側には立たないでしょう? この人は、今回のことを枝葉末節の問題に変えようとするんじゃない? この人、どんな行動予定がお好みなのか分からないけど、そっちに持っていこうとするんじゃないかしら?」 アンドリューはにやりと笑った。 「なぜ僕がエミーを連れて行くか分かる? エミーは僕にとって可愛い小さな秘密兵器なるだろう。まずはエミーに、その男の教会と自宅のコンピュータに侵入してもらい、何か僕たちを攻撃するようなものがあるかどうか調べてもらう。そして、この男が実際に攻撃してきたらーまあ、確実にそうしてくるだろうけどーそうなったら、エミーがそいつの頭に入ってもらって、どんな薄汚い秘密を隠してるか探ってもらう。その上で僕がそいつのキンタマを握りつぶすわけ」 「その喩え話、吐き気がしてくるわ。どうか、するにしても、言葉の上だけにしてね。私たち、マナーが悪くないお気楽な男性と結婚したと思っていたけど、今のあなた、ずっと攻撃的に見えるわ。そういうマッチョ的なことに興奮するの?」 「ドニー? 他に方法が見つからないんだよ。できることなら、この小さな隠れ家にこもって、子供たちを育てていたいんだ。でも、子供たちは守らなければならない。子供たちのために、実世界に出て、戦わなくちゃいけないんだよ。で、それで? 君の方は、こういうマッチョ的なことに興奮するの?」 正直、こんなに確信を持って行動するアンドリューを見て、私は身体が疼いていた。彼は私たちにとても優しく接してくれるので、この甘い外見の内側には本物の男性の心が潜んでいるということを簡単に忘れてしまう。 私は立ちあがって、彼の手を取り、ぐいっと引き寄せた。そして、いきなり舌を彼の喉奥へと突き刺した。
観客は大騒ぎだ。低音のベースがびんびん鳴り響く。照明がぐるぐる回り続ける中、ケイトが祭壇から離れた。俺の目の前の光景はまさに驚愕もの。ミセス・グラフの脚の間が丸見えになっている。 驚いたのは、その部分の濡れ具合だ。すっかり膨らんでいて、陰唇がぱっくり花開いている。祭壇の上、大の字に身体を開いているので、ミセス・グラフは完全にケイトに自由にできる状態になっている。 ケイトは、ミセス・グラフの身体をじっくり観察しながら、祭壇の周りを一周した。ケイト自身の姿も信じられないほどそそられる。小さな赤いソング・パンティとセクシーなハイヒール姿。 ケイトはミセス・グラフを完全に拘束したのを満足げに確認し、自ら祭壇に上がり、ミセス・グラフの横に座った。 祭壇に座ってちょっとポーズを取った後、今度は祭壇の横に立っているロウソク立てから燃えたままのロウソクに手を伸ばした。注意深くロウソクを外し、それをミセス・グラフの上に掲げた。ミセス・グラフは一瞬、恐怖の表情を浮かべたが、これから起こることを防ぐことはできないと観念したのか、その後は落ち着きを取り戻した。 ケイトがミセス・グラフの乳房の上にロウソクをかざす。その動きをミセス・グラフはじっと見つめていた。熱い溶けたロウをかけられるのだと察知したのだろう、ハッと息を飲むのが見えた。ケイトはゆっくりとロウソクを乳房から離し、手首の方へと持っていった。俺はそれを見ながら、ペニスがピクピク反応するのを感じた。 ケイトがロウソクを傾け、溶けたロウをミセス・グラフの腕に垂らした。 「い、いやあぁぁぁ!」 ミセス・グラフが苦痛の叫び声を上げる。ロウがぽたぽたと腕先から、脇の下まで、腕全体に振りかけられる。 「ああ、ひどい……」 大音響の音楽の中、ミセス・グラフの叫び声が聞こえた。掛けられたロウが次第に固まり始める。 ケイトは素早く熱いロウを指先ですくい、ミセス・グラフの乳輪と乳首につけ始めた。円を描くようにロウをなすりつける。それを受けながら、ミセス・グラフは激しく身悶えを繰り返した。 ケイトが素早く片脚を上げ、ミセス・グラフの腹の上にまたがった。ケイトは俺に背中を向けているので、何が行われているのか見づらかったが、ミセス・グラフのもう一方の腕にロウソクを垂らしているのだろうと推測できた。この時も、敏感な柔肌に熱いロウを垂らされ、ミセス・グラフは狂ったように身悶えした。 ケイトはミセス・グラフから這うようにして降りると、また彼女の横に座り、今度は燃えたロウソクをミセス・グラフの顔の上にかざした。 「まさか…」 そう思いつつも、俺の勃起は爆発寸前までいきり立っていた。 俺の元女教師の顔にパニックと恐怖の表情が浮かんでいた。その顔にケイトがゆっくりとロウソクを傾ける。 「い、いやぁぁぁぁぁぁッ!」 耳をつんざくばかりの悲鳴があがり、それと同じくして、溶けたロウが彼女の額と頬に垂れた。 ケイトはそれでもなおロウソクをかけ続けた。ミセス・グラフは顔を激しく左右に振り、身悶える。やがてケイトは溶けていたロウすべてを顔にかけた。逃れようと必死に両腕、両脚を動かし、叫び続けるミセス・グラフ。だが、それも無駄だった。やがて、ミセス・グラフは諦めたのか、抵抗するのを止めた。 ケイトは使いきったロウソクを元に戻し、別のロウソクを手に取り、またミセス・グラフの横についた。一瞬、マジックミラー越しに俺の方へ目を向け、ニヤリと微笑む。それから、もう一方の手をロウソク立てに装着されているかごに伸ばし、中から氷を取りだした。 ミセス・グラフの女陰からとろとろと愛液が流れているのが見えた。尻の割れ目を伝って流れている。ミセス・グラフの、両脚を大きく広げられ、高々と吊るされている姿は、無残な姿ではあるが、驚くほど美しい姿でもあった。その脚の間、美しく花開いた女陰が、俺の真正面に来ていて、俺を見つめているようだ。
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