「再生」 Reborn by Mr_Owlow http://www.literotica.com/s/reborn-4 ****** これは俺が生まれ変わった時の話しだ。それまで俺がどんな人生を送っていたか、いまははっきりとは覚えていない。だが、あの夜のこととその後の人生については鮮明に覚えている。 ****** あの夜、俺はとぼとぼ家へ歩いていた。少し酔っていた。 金曜日の夜。この週もオンナの子との出会いを求めてバーに行ったが、全然ダメだった。自分では、そんなにひどいルックスではないと思っている。35歳。ちょっと太り気味だが、背は高いし、肩幅も広く、がっちりした体格だ。男らしい角ばった顎の顔で、よく手入れした顎ひげが自慢だ。 妻に逃げられてからの1ヵ月、俺は毎週、週末は飲みに出かけていた。誰か俺の孤独を癒してくれる人、できれば俺のベッドを温めてくれる人との出会いを求めてだ。俺は、元妻と出会う前は、女の子を引っかけるのがかなり上手かったのを覚えている。それがどういうわけか、いまは全然ダメだ。毎週、毎週、三振の連続なのだ。 多分、これはあの時の光景をしょっちゅう思い出すことと関係があるのかもしれない。俺が家に帰った時、俺の妻が人生最高クラスのオーガズムに達しているのを見た時のことだ。あんなオーガズム、俺には決して与えられないだろう。それほど高レベルの快感に喘いでいる妻の姿。しかも相手は隣の家族の20歳になる娘だった。その娘に股間をむさぼられ、息も絶え絶えになりつつ悶え狂っていた。 こういう話しは、妄想を掻きたてられると感じる人もいるだろうが、俺の場合はダメだった。俺のサラが、他の人にいかされてるのを見ただけで、俺は膝から力が抜けて、がっくり来てしまった。いまだに、そのショックから立ちあがろうともがいている状態なのである。 あの時の光景がしょっちゅうフラッシュバックしてくる。そういう時の俺自身がどんな顔をしているか、自分では想像しかできないが、かなり恐ろしい顔になっているのは確かで、そのせいで、女の子たちが恐れをなして、逃げてしまうのではないか。そう思っている。 玄関前のポーチを上がり、ドアを開けた。だが、家の中に入って驚いた。廊下のつきあたりの裏窓が開いていて、そこから誰かが歩いたような泥や吐いたものがずるずると伸びて浴室に続いていたのである。 「こんちきしょう!」 俺は大きな声で毒づき、玄関ドアを思い切り強く閉めた。そして、クローゼットに行って9番アイアンを取り、浴室に向かった。どこのバカ者か知らんが、ぶちのめしてやろうと思った。酒に酔っていなかったら、たぶん警察を呼んだだろうが、この時の俺は酔っていたし、怒っていたし、悲しんでもいた。泥棒なら、俺の怒りをぶちまけても合法的だろうし、格好の標的だ。 浴室のドアを勢いよく開け、「この野郎!」と怒鳴り、ゴルフクラブを振り上げた。 そこに見たモノに驚き、困惑したが、それも一瞬のことで、次の瞬間、俺の手からクラブがもぎ取られ、何か肉っぽいピンク色のモノにぐいっと引っぱられたのだった。 突然、俺の身体全体が透明なピンクのジェルに包まれていた。そして、俺の鼻孔にそのジェルがじわじわと入ってくる。俺はパニックになり、暴れ出した。 手足をばたばたさせたが、両腕、両脚を何かに掴まれ、いともたやすく身動きできなくされた。ピンクのジェル越しに手足を見ると、紫色の触手が俺の腕と脚に巻きついているではないか。 しかもさらに別の触手も伸びてくる。2本の細い巻きひげのようなものが鼻に入ってきて、急に呼吸ができるようになった。確かに、これでパニック状態は若干収まったと言える。「溺れて窒息死する!」の状態から、「なんてこった、生きたまま食い殺される!」の状態に変わったということだ。これならほんの少しだけだが、制御できるかもしれない。 触手が俺の脚を這いあがってきた。ジーパンを履いていたが、簡単にビリビリ破かれていく。靴もシャツも下着も、すぐ後に同じように破かれてしまい、あっという間に俺は素っ裸にされていた。裸のままピンク色のドロドロに浮かんでいる。 この触手どもは俺の身体を這いまわったが、これが何とも居心地が悪い。何と言うか、肌をずるずると撫でまわし、明らかに俺を興奮させようとしているような愛撫をしてくるのだ。俺は触手にレイプされるのか? そういうのは日本人の女子高生に起きることだろう。俺のような身体のデカイ、アメリカ人の男は対象外だろう! 違うのか! だがだ、まさにそんなことがこの俺に起きているのだった。また新しい触手の一群が俺の前に出てきた。腕や脚を押さえつけ、撫でまわしているヤツとは別の集団だ。 そのうちの2本には、先端に大きな吸引カップがついていて、俺の胸に直進してきて吸いついた。まるで赤ん坊がおっぱいを吸うように、はむはむと吸っている。何か小さな口のような感じのものが俺の乳首を吸い、舐めていた。これが奇妙なほど気持ちいい。恥ずかしいが、ペニスが勃起し始めているのに気がついた。 3本目の触手は、恐ろしいほど太いペニスのような形をしていて、俺の口に近づいていた。先端で俺の唇をなぞり、中に入ろうとしている。俺は頭を左右に振って、決して入れまいと、唇を固く結んだ。 だが、その時、また別の触手が出てきて、先端の口を開き、俺のペニスを丸ごと根元まで飲み込んだのだった。信じられないような快感が襲ってきて、俺は思わず口を開き喘ぎ声を上げた。口に入ろうとしていた触手は、その隙を狙って、俺の口に入ってきた。
アンジーは、まるでこの質問が出るのを待っていたかのように、パッと顔を明るくさせた。 「選択肢は3つあるわ。一つは離婚すること。私はこの選択肢には反対。あなたも反対してくれるといいと思っている。2つ目の選択肢は、このままの生活を続けること。あなたは、夫としての仕事は本物の男性に明け渡して、寝取られ夫として生きていく」 「本物の男性というのはダンのことを言ってるんだね?」 「その道を進むとすると、ダンがその一人になるわね。私は他の男たちとも付き合うかもしれないわ。でも、その場合も私たちのことを秘密にはしないつもり。あなたが気に入ろうが気に入るまいが、私は、うちの寝室で男たちをもてなすつもりよ。それに、男たちに、あなたが私の夫だと教えるし、どうして私が他の男が必要なのかも教えるつもり。男たちにヤッテもらって、あそこをスペルマでいっぱいにしてもらった後は、もちろんあなたを寝室に呼び出して、男たちが見ている前で舐め清めてもらうつもり」 「そんな、何て意地悪なことを…」 「あら、それで終わりじゃないわよ。あなたは寝取られ夫なわけだから、私とのセックスもなしになるの。と同時に、あなたは前のように男物の服しか着てはいけないようになる。さらに、私がいる時でなければ、どんな性行為も控えるように要求するつもりよ。となると、あなたにできることは、私の前でオナニーすることだけになるわね。それに、言っておくけど、私、そのオナニーもあなたが全然楽しめないようにさせるつもりよ」 二つ目の選択肢はまったく好きになれなかった。それなら、むしろ一つ目の選択肢の方がずっと良いように思えた。 「それで、第3の選択肢は?」 アンジーが急に元気を増すのが見えた。僕の手を握って話し始めた。 「3つ目の選択肢が私たち二人にとってベストだと思っているの。三つ目の選択肢はというと、私たちレズビアンの恋人同士になるのよ。まず、手始めに、あなたの女性化を次のレベルに上げようと思うの」 「次のレベルってどういう意味?」 僕は話しを聞く前から、この選択肢がいいと思い始めていた。少なくとも、これなら、ふたりは一緒でいられる。 「もうすでに始めていることだけど、それをスピードアップすること」 アンジーはそう言って、身を乗り出し、僕の胸を握った。余分な脂肪がついたと思っている、僕の胸肉を。 「これをもっと大きくするの。そうなったら、もう男性服は着れないわ。あなたには女性服だけ」 僕の胸に起きてることにアンジーが関係しているのを知り、ショックを受けた。 「ちょ、ちょっと待って。すでに始めたことをスピードアップするって、どういうこと?」 アンジーはにっこり笑って、はにかむような顔で言った。 「この4カ月ほど、あなたに女性ホルモンを与え続けてきたの。とうとう、その効果が見えてきたところ。ダンも、あなたに可愛いおっぱいができてるのに気づいたわよ」 再び唖然とした。彼女がそんなことをしてたなんて、全然、気づかなかった。 「ど、どうやって? それに、なぜそんなことを?」 「どうやって、というのはとても簡単。あなたのコーヒーのクリーマーにホルモンを入れてきたの。どうして、私があれを特別クリーマーって呼んできたか分かる? なぜの方の質問には、あなたを愛しているからというのが答え。私と別れてほしくないの。いつまでもあなたと一緒にいて、愛し合っていたいから。シーメールの彼女としてね。それに、あなたには男たちとも愛し合ってほしいの。外に出かけて、男と付き合うたび、あなたにはそんな人いないのにと思って、いつも罪悪感を感じていたわ。だから…」 アンジーは僕の胸を愛撫しながら、興奮して語り続けた。 「どうして僕に男と付き合ってほしいなんて? 僕がゲイじゃないって、君も知ってるのに!」 アンジーは、やれやれと言わんばかりに両手を宙にあげた。 「それを言うの、お願いだからやめてくれない? もちろん、あなたがゲイじゃないのは知ってるわ。あなたがゲイだったら、そもそも私を愛したり、私のあそこを舐めたりできないでしょう?」 「じゃあ、どうして僕に男と愛し合ってほしいと言うのか分からないよ。これって、僕のペニスが小さすぎることに対する何かの懲罰なの?」 そう問う自分の声に、再び苛立ちの色が混じっていることに気がついた。 アンジーも再び怒りだしているようだった。 「ジャック! ちゃんと現実から目を逸らさないで! あなたは、どんな女にとっても、魅力的な存在には見えないの。まあ、あなたのような男に落ち着いちゃう女はいるかもしれないけどね。あなたのようなちっちゃな代物しかもっていない男と一緒になってしまうような女。でも、そんな女たちは決して幸せになれないわ。どんどんくすんで行くだけよ」 「世の中、大きなペニスを持った男を求める女ばかりじゃないよ」 アンジーは高笑いした。 「アハハ! ひょっとすると、あなたでも、本物の男を知らない女を見つけることはできるかもね。でも、あなたは自分が男として不十分なことをいつも思い知らされることになるのよ。あなたは、あの細くてちっちゃなモノをその女に突っ込むたびに、自分はこの女に本物の味を味わわせていないって思い知らされることになるのよ」 もちろんアンジーの言うとおりだった。でも、どうして、こんな言い方をするのだろう。こんな傷口に塩を擦りこむような言い方をしなくてもいいのに。 「どうして、そんなに意地悪なんだ。もし僕のことがいらないなら、さっさと離婚して、好きにすればいいじゃないか」
どのくらい我慢できたか分からない。それに、私のどこに、そんなに我慢できる力が残っていたかも分からない。私の上の口と下の口を攻撃していたペニスが、それぞれ矢継ぎ早に噴射を始めた。どちらも爆発的な激しい射精だった。私は口の筋肉と括約筋を使って、どちらからも一滴残さずミルクを絞り取った。 長い射精だったけれど、ようやく二本ともすべてを出し切り、柔らかくなっていった。私は、その後この集まりの中の最後に残ったメンバーに意識を集中させた。 何かテレパシーと言ってもよいようなことがあった。あるいは、ただ視線が会っただけと言えることなのかもしれない。男たちの手が伸びてきて、魅惑的なラテン娘の身体を抱えあげ、私のクリトリスの上に乗せたのだった。彼女はソファの横の床から抱え上げられたと気づく間もなく、私のクリトリスで貫かれていたと言える。 アンジーのそこは口を広げ、びちゃびちゃだった。とは言え、痛いほど勃起していた私のクリトリスから快感を得られないほど広がり、濡れていたわけではない。 快感をむさぼる。アンジーはまさに私から快感をむさぼった。死人も目が覚めるほど大きな声をあげてむさぼっていた。男の一人に乳首を吸われ、もう一人に口を吸われていたが、そのことも彼女の興奮状態に大きく関係していたと言える。 アンジーは、絶頂に達し、身体をぶるぶると震わせた。発作になったように激しく震わせた。彼女の目を見ることはできなかったけれど、あの様子から、アンジーは失神寸前のように眼球が上にあがり、白目になっていただろうし、キスで口を塞がれていなかったら、彼女の声は隣の街にも聞こえていたことだろう。 私はロブとジム、そしてアンジーに、いろんな点でありがとうと感謝を言い、おやすみなさいと告げた。ロブとジムは泊っていくように懇願していたけれど、私は明日は忙しくなりそうだからと、丁寧に断った。 二人は、私が「職務上の義務」を超えて努力したことを考えて、明日の仕事開始を普通より遅らせてくれたし、仕事を始める前にアンジーと連絡をとれるようにしてくれた。 そのアンジーに横に引っぱられ、この上なくディープなキスをされた。まるで頭の中身が外に出そうなほど、舌を強く吸われた。 「大丈夫?」 と心配そうな声でアンジーは私のことを気づかった。 私は頭を横に傾け、おどけた表情をして見せた。 「『大丈夫』の定義によるけど…。ある意味ではもう二度と『大丈夫』には戻れないと思う。回復すると思うけど。これからは、一回につき丸一日は見越しておかないといけないと思わない?」 アンジーはまた私にキスをした。彼女の笑顔は夜の闇も明るく照らす。 「上手な返事ね。この10分の間にあなたに言っていなかったとしたら、念のために言っておくけど、あなた最高だったわ。電話をくれる?」 私は思わず笑ってしまった。 「いいえ」 と真面目な声を出して答えた。「このことがあった後だから、私は全部投げ出し、長距離トラックの運転手にでもなって、孤独な人生を送らなければいけないと思う」 彼女のこぶしが私の肩に当たる前に、それを受けとめ、手の甲にキスをした。 「ちゃんと電話するから。電話しなくちゃいけないもの。そうしなかったら、どうやって仕事を片付けられるの?」 「その通りよ!」 とアンジーは大きな声で言った。 片づけなくてはいけない仕事…。この会話で、私はとても重要な仕事が残っているのを思い出した。 深夜のこの時間にタクシーを捕まえるのは、運の面もあるけど、どこからタクシーを呼ぶかによる面が大きい。ビッグ・ジョン( 参考)の玄関前にいる客を乗せるのをためらう運転手はいない。運転手はレイクビューという行き先を聞いて乗り気ではなかったが、ユリシーズ・グラント( 参考)はどんな場合でも強力な説得力を持っている。高級マンションからレイクビュー行きと聞いて、運転手は、私のことをエッチなデートをしてきた売春婦に思ったかもしれない。まあ、そう言っても、完全に不正確というわけでもない。 ともかく、ダイアナに話さないなどという可能性は考えてもいなかった。たとえ結果がどうなろうとも、すべてを話すつもりでいた。私自身に降りかかった過ちと同じ過ちを犯すつもりはなかった。ジェフ・ゴールドブラムと失われた過去の世界のことが、ほぼ自動的にフラッシュバックした。 「いや、あなたは、まったく新しい過ちを犯そうとしているのよ」 タクシーが角を曲がったとき、ダイアナの住処の建物から背の高い人が降りてきて、反対の方向へ進むのが見えた。その人物の流れるような歩き方に、どこか記憶を呼び寄せるところがあった。でも、私はそれを無視し、運転手におかねを払い、階段へと急いだ。 運がいい。ダイアナの建物は古い。玄関のドアは空圧式ではなく、水圧式だった。2月の寒気では、中の液体が固形油ほどの粘着性を持っていたに違いない。ドアのかんぬきが降りる前に、ドアを掴むことができた。よかった! 呼び鈴を鳴らさなくてすむ。 階段を駆け上がり、ダイアナのマンションのドアを叩いた。ドアが開いたが、ダイアナは泣いていた。その泣き顔が、すぐに恐怖の顔に変わった。まるで幽霊を見たような顔になった。 ベッドが乱れていたし、彼女のナイトガウンも乱れていた。あの立ち去った人物が偶然ではなかったと思った。まあ、私自身もそんなに清廉潔白なわけではなかったけれど、それでも、あの男がダイアナを傷つけたことを思い、私も傷つき、そして怒りを感じた。でも、詳細をしつこく聞きだして間違った足で踏み出すことはしたくなかった。ダイアナとあの男の詳細など私には関係ないことなのだから。 「あ、あなた、まずは呼び鈴を鳴らすべきよ」とダイアナは鼻をすすりながら言った。 「何時間も前に電話すべきだったね」と言い、彼女をベッドに押し倒し、キスをした。「これから、できる限りのことをして君に償いをしなければいけないの。今回は、私が話す番」 私は深みに嵌まっているとすでに言っただろうか? シカゴ市の道路管理局に電話して。今回は、たくさん掻きださないといけないみたいだから… つづく
| HOME |
|