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彼が変わったのに、前と同じでいようとした時が、気づいた時でしたか?
「ジョンはずっと前から女たらしでした。彼が浮気しまくっていたのは、私も知っていましたが、彼が私に提供してくれる生活のための代償だと諦めていました」とアンナは語った。「彼は金持ちで、権力のある男だったのです。ああいう裕福な生活を奪われるのが怖かったの」
「彼はラッキーでした。たくさんの男の人たちが、ボイになることと折り合いをつけようとして、仕事を失いました。でも、ジョンにはその問題はなかった。彼は適応し、さらにビジネスを広げたのです。でも、彼が諦めようとしなかったことがひとつだけあって、それは髪型でした。ショート・ヘアを続けることにこだわったのです」
「彼がアシスタントとして、背の高くて逞しい若い黒人を雇った時、私は何も考えませんでした。……ふたりのいるところに、うっかり入ってしまった時までは。ジョンは、まるでプロの娼婦のように、あのおちんちんにまたがって上下にからだを動かしていました。たとえ、ボイになっても彼は本当の意味では変わっていないように思います。彼は、以前同様、欲しいものを手に入れるために権力を使っている。でも、思うに、あの時が私が悟った時だったと思います」
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一緒にプレーするようになった時が、その時でしたか?
「グレートチェンジの後、たいていの人は、私たちを姉妹だと思うようになったんですよ」とモニカは語った。「それほど私たちそっくりに見えたんです」
「考えてみると、世界が変わったんだと理解したのは、あの夜だったと思います。その日の夜、私は彼とふたりで街に出かけ、結局、見ず知らずの男性を家に連れ帰ったのです。でも、その男性の前にふたりでひざまずいて、キスしたり、吸ったり、舐めたりしていたんですが……その時、ふと気づいたんです。私たちは前のようにはならないんだって……世界は前とはすっかり変わったんだって」
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彼が従属的になっているのを始めてみた時でしたか? 世界が変わったのだと気づいたのは?
「確かに、ゲイリーは支配的な人ではなかったわ」とサンドラは語った。「でも、従属的な人でもなかった。ごく普通の男だったのよ。グレートチェンジの後、彼が男性とセックスしているのは知ってたわ。私は、何か一時的なものだろうとばかり思っていた」
「でも、彼が四つん這いになっているのを見た時、後ろに黒人の逞しい男性がいて、彼の髪の毛を鷲づかみにして、杭打ち機みたいに彼のアヌスに叩きこんでいるのを見た時……そして、ゲイリーが淫乱女のように喜んで悲鳴をあげてるのを見た時。あの時が、私が分かった時だったんだと思うわね」
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もう否定できないんだと知った時が、その時でしたか?
「彼が髪の毛を伸ばすことも、お化粧することも、パンティを履くことも、その他の女性的な事柄全部、私は無視しようとしていました。彼が男性とセックスしてる時も、目をつぶることにしようとしていたのです。彼が男性と付き合うことを頭の中では理解していました。男性と3Pや4Pをしたことも無視しようとしてたのです」 マギーはそう語った。
「でも、男性が彼の可愛い、お化粧した顔に精液を放った時に私が見た彼の顔。あの満足しきった嬉しそうな顔。あの表情は無視できませんでした。あの時でしたね、白人男性というのは、もう永遠にこの世から消え去ってしまったのだと知ったのは」
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気づいたのがいつであれ、世界が、ベル博士が世界を変えたつい5年前とはまったく違ってしまったという事実は変わらない。白人男性は消滅してしまったのだろうか? そうかもしれないし、そうでないかもしれない。治療法が見出されそうだとする予備報告がある。だが、その報告だけでは、白人男性のいかなる回復が保証されるわけではない。いや、変化はすでにもたらされてしまったのだ。そして、たとえすべてが明日にも元に戻るとなったとしても、ボイであることの影響は残り続けるのである。
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お前が奥さんのところにうっかり踏み込んでしまった時の写真がこれだな。ぶっ太い黒ちんぽにがんがん突き上げられながら、元カレにディープキスされているところ。奥さんがゴス・ファッションをするようになって、黒ちんぽ専用の淫乱になることで刺青が増え始める前の写真だ。処女を失って、最初の刺青を父親に捧げてる。恥丘のところのダディズ・ガールってやつだ。いいか、お前の奥さんの最初の男は、彼女の父親だったんだよ。お前は、この「お父ちゃんッ娘」って刺青をセクシーだと思ったようだが、全然、違う。これはただの刻印だ。娘を見るたびに、この女が誰のモノかはっきり示すために父親が彫らせたものだ。そのうち、奥さんの父親は友だちを連れてきて、この肉便器を使わせるようになった。奥さんはお前がそこにいて見てても気にしていないぜ。むしろ、お前が来ると、まんこがずっと濡れ濡れになるようだ。
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「お前、本当にそんな服を着て、お隣さんの転居祝いパーティに行くつもりなのかい?」
「ええそうよ。あなた、彼に会っていないでしょ? 彼、すごくいい男。それに彼の奥さん、看護婦で、時々、夜勤があるらしいの。彼にあたしの気持ちを知ってほしいし、すぐに分からなくても、少なくとも推測してほしいのよ。どんなタイプの女が隣に住んでいるのかをね。奥さんが夜勤で働いてる時、彼、独りで寂しいなあと思ったら、そう思わなくてもいいって」
「僕はどうなるんだい? 僕も寂しくなるじゃないか」
「あら、あなた? あなた、これまでもずっと、私が夜、忙しくしてる間、独りでいるのに慣れてきてるじゃないの?」
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じゃあ、これで決定ね! あたしたちみんな、今夜は、家にいる夫のところには帰らないって。あそこが白いのでいっぱいにしてもらうまでは!
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昨夜は、君の婚約者の誕生日だった。彼女は君とデートする代わりに、女の子の友だちと遊びに行きたがったね。「大丈夫よ、よい子にしてるから。この服装を選んだのは、ちょっとセクシーに見られたいからって、それだけ」と彼女は言っていた。まあ、昨日の夜は、その場に彼女の元カレがいたんだよ。前に彼女が酔っぱらった時、君に話したと思うけど、例の25センチのちんぽの持ち主だね。彼女にすごく下品なことをいろいろやらせるオトコ。彼女、彼と目が会った瞬間、彼のところに近づいて、床にひざまずいたよ。そして、ご主人様、あたしを支配してくださいってお願いしたんだ。その後、ふたりでトイレに入っていったな。彼女の元カレ、彼女が気絶するまで2時間、個室でヤリまくっていた。彼女、意識が戻った時、便所の床に寝転がっていたよ。からだはベトベト、あそこはヒリヒリ。だけど、嬉しそうに笑顔でね。
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あなた、そこにいて見ていたいなら、それでもいいわよ。それに、自分の彼女が、あなたより素敵な男に大きなおちんちんで愛されてるのを見ながら、その小さなおちんちんをいじっても、私たち笑わないって約束するから。
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あたしたち黄色男とはデートしないの。白人男ともしないわ。このお尻は本物の男のためだけにあるの。
でも、したかったら、あたしたちの前でオナニーしてもいいわよ。
ええ! オナニーしなさいよ! お互いにオナニーしあいなさいよ! 変態オンナ男ね! あなたたち、お互いに擦りあって、お互いのパンティの中に出せばいいわ!
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ウチのエージェンシーがあんたに何て言ったかなんて、どーでもいい。あたしは、あんたたちみたいな弱っちい黄色男や白人男とはヤラナイの! でも、もちろん、カネは出してね? あたしの時間をこんなにムダにしたんだから50%増しで。
もしカネを出さないなら、外の車にいるあたしのマブダチのマーカスを呼び出すわ。そしてあんたたちふたりを使って床の拭き掃除をしてもらう。何言ってるか分かる?
あーあ、そんな悲しそうな顔をしないの。あんたたち、お互いがいるじゃない? いいこと教えてあげようか? あんたたち負け犬がお互いにフェラして発射しあったら、50ドルの話し、ナシにしてあげるわよ。
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いいニュースよ! マルコムと話しをつけて、何もかも、あたしが期待した通りになったわ。あなたも、彼にあたしが彼女としてどんなにすごいか言ってくれて、グッド・ジョブをしたわね!
ええ、約束した通りよ。あたしは彼のチーム・ジャケットをゲットしたし、あなたにはあたしのパンティをあげる。ほら、履いてみて!
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ねえ、そろそろ、あたしたちの関係について話しあった方がいいと思うの。あなたがあたしを一度も満足させられなかったことは、あなたも知ってるでしょう? あなたの脚の間にぶら下がってる、そのちっちゃなモノでは無理なのよ。
あなたの気持ちを傷つけるつもりはないわ。でも、あたしがあなたと一緒になったのは、あたしやあなたの両親がそう望んだからなのよ。それだけの理由。
あなたと別れるつもりはないわ。でも、あたしにはあなたが与えられるモノ以上のモノが絶対に必要なの。
……本物の男のおちんちんが。
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もう、この話は済んだはずよ。あなたがどんなに頑張って腰を突き出しても、意味がないの。そのちっちゃなおちんちんじゃ、全然、奥まで届かないの。何やってもムダなの。
あなたがどれだけヤリたがっているか、ということはどうでもいいの。あなたがあたしをいかせるためにできるだけ一生懸命動くつもりでいるのは、とっくに知ってるわ。
いいから、事実と直面して。あなたは他の男と張り合うことができるなんて、いくら頑張ってもありえないの。
もうリオンに会いに行ってもいいでしょ? 一緒にお酒を飲んで、ジャクージでエッチするんだからぁ。
*
1時間後、マークとジェニーはモールにいた。その日、ふたりはショッピングをして過ごし、マークは新しい服をたくさん買った(特に目立った服というわけではない。ジーンズ、ショートパンツ、それにTシャツが大半であった)。ジェニーはスカートも買ったらと勧めた。そのスカートはミニスカートで、プリーツ風の(
参考)可愛いスカートだった。マークは試着した時、恐ろしいほどからだが露出してる感じがした。
それに新しいパンティもいくつか買った。大半がビキニ・パンティだったが、ジェニーは、いずれすぐにソング・パンティ(
参考)を欲しくなるんじゃないのと、数点、買うよう説得した(話しの先読みになってしまうが、彼女の言ったことは本当になるのである)。
そしてその後は靴である。マークの足は今は見るからに小さくなっている。ジェニーは、マークの足がもうこれ以上縮小しなくなった時、安手のトレーニング・シューズを買い与えていた。だが、それはマーク自身も認めていることだが、とても格好悪いものだった。そこで彼は新しくピンクのナイキ・シューズを買った。それから、ジェニーとふたりでいろいろなスタイルやタイプの靴を試着して、1時間近く過ごした。いろいろなヒール高のパンプスとかサンダルとか、さらにはパーティ用に意図されたストラップ式の可愛いハイヒールも試着してみた。ふたりに付き添った可哀想な店員は、死ぬほど駆けずりまわされたが、最終的にはふたりはハイヒールを2足ほど購入したのである。
マークに新しい衣装を買いそろえる仕事を終えた後、ふたりは家路についた。だが、ジェニーは(もちろん、彼女が運転しているのであるが)、家に帰る前に、もう一か所だけ立ち寄るところがあると言って、アダルト・ショップの駐車場に車を止めた。そこに立ち寄ることになったと知っても、マークは驚かなかった。むしろ予想していたと言ってよかった。店内に入ったふたりは、おどおどとした様子ではあったが、早速、アダルトグッズを見てまわり始めた。
「これなんかはどう?」 とジェニーは(太さが直径10センチはある)怪物のようなディルドを掲げ、笑った。マークは恥ずかしそうにクスクス笑った。
ジェニーはその後も何度か同じような冗談を繰り返し、最後に、とても細いバイブを取り上げた。
「じゃあ、これは?」
これにもマークは恥ずかしそうに頭を左右に振った。どうしてマークがこれを拒否したか、彼もジェニーも知っていた。これは小さすぎるのである。
結局、ふたりは3つの商品に落着した。ひとつは、18センチのディルド。ふたつ目は、可愛いピンク色のディルドがついたストラップオン(ジェニーに言わせると、これはリップスティック・レズビアン(
参考)には完璧にお似合いのデザインらしい)。そして3つ目は、黒い基本形の双頭ディルド。これらの商品をレジにもっていく時、マークは顔を真っ赤にしていた。
家に着くとすぐに、ふたりは買い物を開け始めた。マークは早速、着替えた。(どうしても我慢できなくて)ソング・パンティを選んで履いた。その上にジーンズ。腰のすごく低いところがベルトラインになるジーンズで、お尻をとても素敵に包んでる。上は黒いタンクトップ。彼が着替え終えたちょうどその時、テレンスが家に帰ってきた。
テレンスはマークの服装を見ても驚いた様子ではなかった。
「そういうことだったのか?」
マークは頷いた。
「だったら、いいけど」
マークが決心したことを説明すると、テレンスは、職場にもたくさんのボイがいることを明かした。
「ひとりいるんだが、彼のことを君に話したのを覚えているかどうか知らないけど、ビリーという名前のボイだ。まあ、ともあれ、彼はすっかり自信をなくしてしまったんだ。男性に対処することがまったくできない。僕たちが言うことに何でもはい、はいと、言うことを聞くだけ。前は重役だったんだけどね。会社でも最も野心に溢れた男だった。でも、彼は1ヵ月前に首になったよ。だから、いろんなことを考え合わせると、マーク、君は良くやってる方だよ」
「ありがとう」 とマークは皮肉まじりに言った。
「で、夕食は何?」 とテレンスが訊いた。
「知らないわ。あなた、何を作ってくれるの?」とジェニーが答えた。3人とも大笑いした。
3人とも料理をしたくなかった(もっと言えば、3人とも料理らしい料理ができるとは言えなかった)。そこで、彼らはテイクアウトを注文した。
食事をしながら、マークは、ジェニーとのベッドの下に隠したアダルトグッズが気になって、そればかり考えていた。
時間がだらだらと過ぎ、ようやく、就寝してもおかしくない時間が来た。
「ああ、疲れた。もう寝ることにするよ」 とマークは言い、ほのめかすような表情でジェニーを見た。
「ああ、私も」とジェニーも即答。
「オーケー、オーケー! 僕にも意味は分かるよ」 とテレンスは言い、残り物を冷蔵庫に入れた。彼が振り向いた時には、ボイも彼の妻も寝室へと姿を消していた。
*