再び、クリスは顔をあげて、ジャネットの顔を見てみた。目を閉じてるが、顔全体に、淫らな表情が浮かんでいるのが分かる。
彼は、充分注意しながら、ゆっくりと引きの動きを始め、頭部だけが入っているところまで引いた。そして震える声で訊いた。
「僕のことを欲しい? 僕に中に入って欲しい?」
「ああ、来て! やって! 私におまんこして!!」
ジャネットは大きな声で叫び、両腕、両脚を使ってクリスの体を自分に引き寄せた。
クリスは、ジャネットの言葉使いにショックを受けた。彼女が、こんな言葉を使うのを訊いたことがなかった。だが、クリスはそれに不平を言おうとしているのではなかった。ぐっと力強く腰を沈め、その力でジャネットの唇からさらに叫び声を引き出した。そして、間をおかずに、すぐに、彼は力を込めた打ち込みを開始した。クリスのペニスは、ジャネットが分泌したシロップ状の愛液で覆われていた。
「ああ、いい・・・もっと、やって! もっと、もっと、強く!・・・」
ジャネットは、呼吸すること自体が辛そうに、ハアハアと喘ぎながら淫らな言葉を吐き続けた。
「ああ、いきそう・・・いい、すごくいい! ああぁぁぁ・・・」
ジャネットは、クリスが打ち込むたびに、体全体を使って激しく押し返していた。
「ああ、いく、いく、いくぅぅぅぅぅぅ!!!」
ジャネットは体をぶるぶる震わせクライマックスに達した。だが、クリスは激しく打ち込みを続けた。
ジャネットは、やがてオルガスムを終え、まったく動かなくなった。かなり長い時間、ジャネットは無反応になっていたように思われる。だがクリスは動きを休めなかった。何分か経った後、ジャネットの体が再び動き始めた。また腰が動き出し、クリスの下半身に打ち返しを開始する。
「ああ、また・・・ずっと続けて! いつまでも! ああん、あなたの熱いものが私の中に入ってる。・・・これがこんなに気持ち良いなんて、ずいぶん忘れていたわ・・・ああ、気持ち良い・・・感じる、感じる・・・続けて・・・ああ、すごい。・・・ああ、また・・・また、いきそう・・・ああ、いい・・・ああ、い、いくうぅぅぅぅぅぅ!!」
ジャネットは再びオルガスムに達し、打ち込みを続けるクリスの分身を濡らし、締め付けた。
クリス自身も睾丸が緊張してくるのを感じていた。限界を超える時が間近に迫っているのを感じていた。彼は頭を下げて、顔をジャネットの耳元に近づけ、切羽詰った声で囁いた。
「いってもいい?・・・中にいってもいい?・・・」
「うん、来て、来て! 中にして、お願い!・・・私の中をあなたのでいっぱいにして!」 ジャネットも、切羽詰った声で答えた。
「あぁ! うん! あああっっ!!!」
クリスは低い唸り声を上げた。睾丸が引きあがり、ペニスが痙攣し、そして爆発するのを感じる。クリスの膨らんだ亀頭は、愛するジャネットの体内の奥深く、突然、滝のように白濁を噴射し始めた。彼の肉茎は、何度も繰り返し痙攣し、ジャネットの熟れた肉穴に体液を吐き出した。
射精を受け、ジャネットの体は反射的に強張った。そして、彼女は、3回目のオルガスムが訪れたことを感じた。彼女の下腹部が、クリスの下方への動きに合わせるように、繰り返し、せり上がった。その反動で、彼女の頭は、ぐぃっ、ぐぃっと前後に動いた。
ジャネットは、腹部の奥深いところ、クリスの熱い体液を感じることができた。彼が自分の中に撃ち出している。撃ち出されたジュースが、2人がつながっている部分の両脇から溢れ出し、下のシーツに流れ出すのを感じた。
やがて、射精を終えたクリスは、疲れきり、ジャネットの体から離れた。彼のペニスは、ジャネットの狭い肉穴から、滑り出ながらも、依然として、ヒクヒク脈動していた。
体を離した後、2人は並んで仰向けになり、息を荒げて横たわった。
何分か経ち、ようやく回復したクリスは、ジャネットの体を抱き寄せ、心を込めてキスをした。2人ともしっかり抱き合い、長い時間、キスを続けた。セックスの後の余韻に浸り、心と体が溶け合った後の温かさや、密着感を喜び合う。
2人ともそのまま、軽く眠りに落ちていたに違いない。眼を覚ましたクリスは時計を見て、すでに1時間がすぎているのを知った。クリスは、ジャネットが自分の胸板に腕を絡め、脚に彼女の脚を乗せ、絡めているのを見て、喜びに微笑んだ。そして、ジャネットが、眼を覚ましているのを知った。腕に頭を乗せ、うつろな瞳で自分の体を見ている。
「あ、もうそろそろ帰らないといけないね」
「いや、泊まって行って・・・」 ジャネットは、小娘のように恥ずかしそうに言って、また強くクリスに抱きついた。
「本当?」
「ええ・・・私・・・もう一度、あなたが欲しいの・・・」 彼女は、恥ずかしさからか、顔をクリスから避けて、言った。
「いくらでも・・・」 クリスは明るい調子で言い、再び、ジャネットの上に覆いかぶさり、唇にキスを始めた。
「電話をして、伝えなくてもいいの?」
「大丈夫。母親には友達のところに泊まるって言ってあるから」
「どのお友達?」
「今、僕の腕の中にいる人」
「20歳の子にしては、ずいぶん大人びたこと言うのね」 ジャネットは微笑んだ。
「いや、僕は、そういう大人になりたいと思っているだけだよ」
クリスはそう言って、ジャネットの大きく広げた脚の間に体を割り入れ、すでに濡れている部分に、分身を沈めた。滑らかな動きで、彼女の奥深くへと滑り込む。それに合わせてジャネットの両脚が彼の腰を包み込んだ。
クリスとジャネットは、その夜、もう2回、そして朝にもう1回、セックスをした。朝、ジャネットは、疲れきった様子で玄関先に立ち、クリスにもう一度キスをし、彼を家へと送り出した。
つづく