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デス・バイ・ファッキング 第1章 (9) 

ディアドラは、例の謎に満ちた表情を顔に浮かべた。僕は、結果がどうであれ、自分の運命に身を委ねることにした。この法廷のご慈悲にすがるだけだ。もう僕の運命は、自分の手を離れている。

「アンドリュー? あなた、私が35歳だと分かってるの? あなたより10歳も年上なのよ」

「ディアドラ、あなたは100万歳かもしれない。年齢などないも同じ。時間を超越しているんだ。あなたはモナリサだし、クレオパトラだ。あなたが4万年前に生きていたとしたら、クロマニヨンの画家たちは、あなたの体を、永遠に残る石壁に刻み描いたと思う。プラトンも、あなたのことを『女性』の完璧なモデルと考えたと思う。他の女性がすべて、あなたと比較され、その人たちのどこが欠けているかを見出される女性のイデアと。年齢はあなたには何も意味しない」

僕は口を開いただけで、この言葉がすべて、流れるように口から出ていた。前もって考えたわけではなかった。この3日間、僕の脳の中を駆け巡っていた思考だった。彼女に言えと言われたので、言っただけだった。こう言っても、少なくとも僕はまだ言い足りない気持ちだった。

でも、ディアドラは、このようなことを聞かされるとは思っていなかったようだった。僕は、彼女が僕のことを少しのぼせ上がってると思っただろうと推測した。そして何か優しい言葉で僕の思いを和らげてくれるんじゃないかと。だが、ディアドラは、彼女が前もって考えていたより、事態がはるかに深刻だと考えたようだった。

「アンドリュー。私は、率直に言って、この会社の社員に敵をいっぱい抱えている、ただの年増の女なの。この話は、それのこと? あなた、自分のポジションを高めるため、私をたらし込もうとしてるわけ? そうなら、そんなことにはならないと考えたほうがいいわよ、坊や!」

ディアドラが怒りを募らせているのが見て取れた。

「ちょっと待って、ディアドラ。あなたが僕に話すように言ったんだよ。覚えているよね。僕があなたに言い寄ることで、あなたが僕を助けてくれるなんてこと、考えてもいないんだ。むしろ、僕はあなたに首にされると思っていた。僕が黙っていた理由の一つは、それだったんだよ。残りの理由は、あなたが僕の世界とはまったく違う世界にいるということ。僕がいる階級とは、一段階上の階級にいる人。あなたは誰もが憧れて、歌には歌うけど、決して手が届かないスターのような人。あなたを前にしたら、僕なんか、ただの子供にすぎないのは分かってるんだ・・・」

「・・・あなたに対して、思ってることを正直に話せと言うなら、正直に話すよ。正直、僕が一番だ。この会社の従業員の中で、僕が一番有能だ。会社はどうすべきか見通せているのは、唯一、僕だけだと言える。他の大半の男たちは、ビジョンも何も持たない、ただの老いぼれどもだ。連中のことは好きだよ。僕のことを誤解しないでくれ。連中を敵視してるとか、そういうことはまったくない。ただ、うちの会社の幹部グループのうちでは、僕がトップにいるということ。でも、あの幹部グループがこの会社をダメにしているんだ。そういうわけで、あなたたちがここに来ているわけだし。僕は一番ではあるけど、この会社は困った状態にあるんだ・・・」

「・・・僕が、会社の将来についての僕のアイデアをあなたに吹き込もうとしたことは白状するよ。でも、うまくいくアイデアなのは事実なんだ。僕のあなたに対する感情がなんであれ、どの道、僕はそのアイデアをあなたに伝えたと思う。たとえあなたが60歳の黒人女性でも話したと思う。ビジネス限定の話だから。個人的なことじゃないから」

ディアドラは言葉に詰まってしまったようだった。

「アンドリュー、私は、仕事一筋の女なの。週80時間から100時間、労働する覚悟でこの仕事を受け持ったわ。国中を出張で歩き回り、連日ホテル暮らしで、交際もまったくなし。ええ、交際してる人がいないの。その時間がないのよ。私は、ほぼ、あなたの母親と言ってもおかしくない年齢だわ。あなたはとても優しいし、あなたのことが気に入ってるわ。でも、そういう時間はないのよ」

「ディアドラ、前にも言ったけど、僕はあなたに何の期待も持っていないんだ。僕たちの間では何も展開しないと、最初から分かっていたから。あなたは僕が住んでる星とはまったく違う星から来た人なんだ。あなたに対して体が反応してしまうのは、どうにもできずにいるけど、分かって欲しいんだ。それを止めることができたら、ぜひ止めたいと思ってることを。だけど、これは化学反応なので、僕のコントロール能力を超えているんだよ・・・」

「・・・自分の夢に思っている女性が、まったく手の届かない存在だと知るのは、楽しいことじゃない。もう2週間もすれば、あなたがどこかに行ってしまうことも知っている。ひょっとすると、この国のどこかに、あなたのことを情熱的に、そして永遠に愛している若者がいると知るのは、あなたの自己を少しは癒すことになるかもしれない。でも、本当に、僕は何も期待していないんだ。何も必要でないし、要求もされない。でも、これだけは言わせて欲しいんだけど、その年齢とかの話をしても、僕には全然効果がないだ。あなたが忙しいのは知ってるし、仕事と結婚しているような状態なのも知ってる。あなたは大都会へ、僕は田舎町へ別れることになっているのも承知の上なんだ。あなたがそう言えば、僕は全部、信じ込む。でも言い訳として年齢のことを使うのは止めて欲しいんだ。全然、効果がない」


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無垢の人質 第1章 (1) 

「無垢の人質」 第1章 Innocent Pawn Ch. 01 by wishfulthinkingc
http://www.literotica.com/stories/showstory.php?id=115090

「陛下」 

書斎の入り口に、白髪を束ねた痩せた男が現れた。

「ジャン・クロード」 

レオン・ド・アンジェは、顔も上げずに自分の召使の名を呼んだ。手に持つ羽ペンは、ページの上を走り、くっきりとした太字の文字を休むことなく書き続ける。

「ド・ロリエーの者が謁見を願い出ております。陛下にとって大変、興味深きものを持参したと申しております」

「ほう・・・」 レオンは呟き、羽ペンをインク壷に浸し、皮椅子の背もたれに背中を預けた。辛抱強く命令を待っている召使に目をやる。

ルビーに覆われた短刀を取り、その鋭い刃先を指でなぞった。突然、笑みが顔に浮かぶ。勝利と憎悪が混じった不思議な笑みだった。

「ここに通せ」

ジャン・クロードは深々とお辞儀をし、静かに部屋を出た。程なくして、一人の男を連れて戻ってきた。

ド・ロリエーの者は、闇のごとき黒い肌をしていた。黒皮のズボンと胴着のために一層黒さが際立っていた。腰に下がる長い剣。それだけが目で確認できる武器だった。

レオンは優雅に立ち上がった。立ち上がるだけで、容易に部屋の中、最も背の高い存在になった。

「カイン」

黒人はお辞儀をした。

「立って良い。我々の間に形式ばったことはないはずだ。特に、訓練場でお前を倒し、尻餅をつかせた後はな」

一瞬、黒い顔に白い歯が光った後、男は頷いた。

「何の用でここに来たのか?」 レオンは幅広の胸の前に腕を組み、尋ねた。

「私の君主に、陛下のたゆまぬご支援への感謝の印をお持ちするように命ぜられ,ここに参りました」

半年前のレオンの父の死に関して中心的な役割を果たした、ド・ロリエーの側近の一人が働いた裏切りに関しては、それ以上、説明の言葉はなかった。

「そのような贈り物は、友人同士の間では不必要なのだが。しかし、お前の主君には、そのような予期せぬ贈答に対する私からの心からの感謝を伝えてくれるとありがたい」

カインは礼をし、大股でドアへ歩み、大声で何事か命じた。すぐに男が現れ、若い娘を運び入れた。

レオンは、褐色の目を細め、ゆっくりと、その意識を失った娘の全身に視線を這わせた。顔を隠している深紅のスカーフ、地味な灰色のガウン、そしてそのゆったりとした裾から覗き出ているピンク色の足先を目に入れる。

レオンは、無表情のまま、男に、石製の暖炉の近くにある、背低の皮製の長椅子に彼女を降ろすよう命じた。男が、娘のか細き体を長椅子に優しく降ろし、部屋を出て行くまで、カインもレオンも、無言のままでいた。男が出て行くと、カインが口を開いた。


「この者は、イサベラ・マルジェリ・ダルサと言います。フレドリッヒ・ダルサ伯爵の生存している唯一の子」 

「イサベラ・・・」 

レオンは、呟き声で娘の名の音を口に出し、試した。レオンの父の残虐な殺戮に関わっていた男の娘。レオンは、勝利がこれほど手近に来ているとの思いに、彼は体の両脇でこぶしを握った。

「この半年、この娘の生存の痕跡を求めて、部下にイングランドとフランスじゅうを探させてきたのだ。だが痕跡を見つけられなかった」 レオンは、獲物からようやく視線を上げながら言った。「お前の部下はどこでこれを見つけたのだ?」

「フランス・アルプスの修道院です。ある修行尼が自由になるのと引き換えに喜んで情報を提供したのです」

「自由になる引き換えとは、修道院からか、それともお前からか?」 レオンはもの柔らかに尋ねた。

「これは、これは、修道院からですよ、陛下。世の中のことが分かり始めたらしい田舎娘で、修道院から逃れたがっていたのでしょう」

「では、この娘は?」 レオンは、今の心境とはかけ離れた気軽さを装って、尋ねた。

「私の部下には触れられておりません。処女であると申しております」

「それはいずれ分かることになろう」

レオンは引き出しを開け、重々しい銀の箱のふたを開けた。中から巾着を取り出し、カインに投げ渡した。カインもその部下も、ド・ロリエーに報酬をもらうだろうとは知っていたレオンだったが、彼等は、自分の部下ができなかったことを成し遂げたのである。その点でも、豪勢な報酬を与えるに値した。

「陛下、何とご寛大な」 カインは、レオンの寛大さに驚きつつも、それを素早く隠すべく、小声で呟いた。「私の部下も、同じように感謝するでありましょう」

「召使に、お前とお前の部下たちを台所に案内させよう。料理人がお前たちの求めに応じるはずだ」

カインは、退出を命じられたと理解し、頭を下げ、素早く部屋を出た。


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バースデイ・プレゼント 第8章 (5:終) 

彼女の側から

指をビクトリアの美しいブロンドの髪の毛に絡ませ、彼女のグロスで輝く唇を私のラビアに引き寄せる。彼女の柔らかい舌先が私の濡れた割れ目を探る。それに合わせて腰を突き上げ快楽を貪る。

彼女はソファの脇にひざまずいている。顔を私の秘密の場所に埋めながら。ブロンドの髪の毛は、私のお腹に広がり、シルクのブラウスが彼女の胸をきつく包み、ジーンズは彼女の淫らで曲線美に溢れるお尻の輪郭を描いている。

片方の膝は立てたまま、ハイヒールのつま先をカーペットに突き立てている。もう一方の膝は床につけ、足先を後ろに、足裏を上にしている。そのヒールは天井に向かってピンと立っている。

彼女の脚の間は見えない。だけど、あの黒パンティの中で何が起きてるかは想像できる。私の陰部になされている素敵なレズビアンの口づけ。そのキスが感じられる、舌の動く様子が目に見えるよう。同時に、私は、この、私に口唇奉仕をしてくれている素敵な女性が、私の愛する夫であるということも知っている。

目を上げ、テレビの中のシーンを見てみた。3人の美しい女性が愛し合っている。そのうちの2人は、信じられないほど体を密着させた形で縛られていて、ドアの上の横棒に吊り下げられている。その2人がクライマックスに達したちょうどその時、私も頂点に達した。強烈な電流が私の頭を直撃し、爆発し、大きな滝のように、轟音を立てて崩れ、流れ落ちていくのを感じる。熱を持った水が、頭の奥から全身に怒涛となって流れ落ち、体全体から、緊張と力を洗い流していくのを感じる。

私はがっくりとソファに背をもたれさせた。ビクトリアは、素敵な舌で私のラブ・ジュースを美味しそうに舐めている。

彼女の顔を私の顔に引き寄せ、キスをした。2人の口紅をつけた唇が、互いに相手を覆いつくそうと競い合い、2人の舌が絡み合う。彼女の口が私の愛液の味がするのに気づいた私は、急に、彼女のあそこの味を味わいたくなる。

彼女を立たせ、私はその前にひざまずく。ジーンズのチャックを降ろし、ヒップの下まで引き降ろす。可愛い黒シルクのパンティがあらわになる。彼女のペニスはパンティの上に頭を出していた。そのパンティを、睾丸が出きるところまで降ろし、私はすぐに口に入れた。

彼女の香水の香り、そしてつるつるに剃ったお腹の肌の滑らかさ。手をガーターのストラップの下に滑り込ませ、両手で彼女のお尻を押さえた。頭を沈め、そして持ち上げる運動を始める。彼女の固いペニスに沿って上下に動かす。その間も、吸い込みつつも、舌で全体を舐め回る。

彼女は私の頭を掴んで、体を支えた。ヒールを履いているのでバランスを崩しそうになってるのだろう。私も彼女のお尻をしっかり押さえ、彼女を支えた。それから、右手の中指を、彼女のお尻の割れ目に沿って滑り込ませ、その奥のバラの蕾を擦る。

そこを擦る私の指に彼女が反応するのを感じる。私の指に、かすかにお尻を押し返している。頭を後ろに倒し、口を半開きにさせて、喘いでいる。

私はもっと深く吸い込み、喉の奥へと彼女を導いた。同時に指を彼女のアヌスに深く押し込む。その中の前立腺を見つけ出し、優しく擦り上げた。

彼女が震えだし、両脚を強く踏ん張るのを感じた。そして私の口の中に撃ちだすのも。私は少し引き下がり、彼女が出す愛のローションを吸い、飲んでいく。かすかに塩味がするそれを味わい、いくらか口の中に溜め込みながら、彼女が柔らかくなるまで、ゆっくり飲み下していく。

果てた彼女を床に引き降ろし、優しく、だけど、ねっとりと彼女の可愛い口にキスをした。彼女が出したジュースを彼女にも分け与える。彼女の口にそれを押しこむと、彼女は驚いたように目を見開き、私を見つめた。でも、私の舌に促されて、彼女はそれを受け入れ、飲み込んでいった。

彼女を誘うようにしてカーペットに横たわらせ、二人並んで横になった。彼女は私の腕に頭を預け、私はシルクのブラウスの上から、彼女の乳首を優しく撫でる。私の夫が、こんなにセクシーで、繊細で、女っぽく、そして素敵なセックス相手になるとは、夢にも思っていなかった。

私は、2人の愛の行為において、先導役になるのを楽しんでいたし、想像と感情の領域で、ビクトリアをさらに開発していくことにも喜びを感じていた。彼女は、わずかにしか抵抗しなかったし、予想外の従順さで私の支配になびき、調教を受け入れてくれた。夫も、私と同じくらい、この新しく見出した豊かな官能性を楽しんでいるのが見て取れる。そして、多分、この快楽を、無制御にならないようにして拡大していくためには、どんな類のことをすればよいのか、思いをめぐらしていることも。

私は、このプレーを一種の定例行事のようにはしたくなかった。そんな風にしたら、すぐに飽きてしまうのは確かだから。それに、私たちどちらにとっても品位を落とすような行為にも入り込みたくはなかった。

「ビクトリア? このプレーを続けるとして、どんなことをしてみたい?」

「横になりながら、僕も同じことを考えていた。僕たちが受け取ったEメールを読むと、公の場で女装したり、女物の服を買い物したりして興奮する男たちがたくさんいるようなんだ。僕も、外出した時、時々、恐ろしいと思ったことがあったけど、同時に危険なスリルを感じたのも事実だよ」

「私も同じようなことを考えていたわ。セックスは大好きだけど、異性装の性的魅力の追求には、セックス以上の何かがあると思うの。ショッピング旅行に出かける計画を立ててみない? この都市の遠く離れた反対側辺りで」

ビクトリアはにんまり笑った。口紅がずれてるし、髪も乱れきっている。

「この上なく同意だ。自分でも同意するのが信じられないけど。多分、僕は、正気を失ってるんだろうな。でも、君のせいで、僕は旅に出てしまったし、この旅は、どんどん引き返すのが難しくなってきている。そのショッピング、女性が同行者でもいいよね? 多分、男物を着たままで買い物に行くのは難しそうだから」

彼は私の腕に包まれながら、顔をすり寄せ、優しく私にキスをした。とても女っぽい振る舞いだったし、気持ちの篭ったキスだった。

つづく



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ポルノ・クイーンの誕生 第4章 (23:終) 


始めに、私は、自分が何者で、どうして女の子になりたいか、グループの前で、短くスピーチをしなければならなかった。スピーチは、最初は難しかった。というのも、私自身、どうして女の子になりたいか本当には分かっていなかったら。話すのが難しい状態は、初めて女の服を着始めた時にどんな感情を持ったかを話し始めるまで続いた。私は、女の子の服を着た時に、生まれて初めて自分らしく感じられたと、正直に話した。スピーチが終わる頃には、私はほとんど泣きそうになっていた。

他の人も、どう感じたかを話してくれた。それに、その人たちが、女装をすることで、家族に拒否されたことも。年下の子は、年が若く、まだ両親と生活しているため、いまだ自分を素直に表現することが許されずにいると話した。

ミーティングが終わる頃になると、私はトレーシーとマークに出会って、非常に運がよかったのだと悟っていた。マリアも加えて、トレーシーとマークは、私の支援の点で、非常に素晴らしい環境を作ってくれているのだと思った。私自身が計画して女性化しようとしても、これほどうまくはいかなかっただろう。最初に、トレーシーが私に女の子の服を着るようにさせてくれたこと。その幸運に、私は神様に感謝した。彼女は、最初から、私にそういう側面があることを見抜いていたに違いない。

ミーティングの後、エイクレス先生は私を連れて、彼女のオフィスに行った。オフィスに入るなり、先生は私に尋ねた。

「ステファニー? ホルモンで、何か具合が悪くなったところない?」

「ないと思います。そもそも、何の変化もないように思ってるんですが」

先生は微笑んだ。「まだ、効果には気づかないはず。でも、私が気にしているのは、あなたの食欲と性的な反応なの。まだ、前と同じように、勃起する?」

「食欲は変わりません。あと、性的な反応についても、知る限り、同じだと思います。つまり、何の問題もなく勃起できるということですが」

「そう。それは良かった。あなたのような女の子の中には、食べ物に関して、ホルモンの影響で困る人がいるのよ。食欲が出なくなるらしくて、ものすごく体重を落としてしまうの。もう一つは勃起の件ね。ホルモンによって、ときどき勃起の力が弱くなったり、ペニスの長さが短くなったり、体積が減ったりすることもあるの。そういうことが起きたら、私に話してね。そういった症状を抑える別の薬に変えられるから」

その後、先生は注射器を取り、それにホルモンを注入した。

「あなたの場合、問題はなさそうだから、これから少し量を増やすことにするわ。だから、何か変化に気づいたら、必ず私に話すこと。いいわね」

先生は私に注射をした。

「じゃあ、また来週ね。来週も、今日と同じ話題について話すことになると思うわ。このグループは、まさにそういう話をする場にすぎないかもしれないから」

私は、お尻にかすかな痛みを感じ、財布は200ドル分軽くなった状態で先生のオフィスを後にした。

木曜日、私はヘレンに電話をし、デートの約束を確認した。

「正直、あなたに、デートをキャンセルされるんだろうなって思っていたのよ。そうならなければ良いなあって期待はしていたけど」

2人で、何をし、どこに行くか話し合った。それから着ていく服の話に話題が変わった。ヘレンはジーンズを着るタイプの女の子で、私はドレスを着るタイプ。結局、私が着て行こうと思ってたドレスのことを話したら、彼女も同じようなドレスを着てくることに決まった。

つづく



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シルクの囁き、ラベンダーの香り 第8章 (4:終) 

やがて2人とも体の震えが収まった。クリスはジャネットから引き抜き、彼女を再び、前に向かせた。優しくキスをし、二人とも服の乱れを直し始めた。ジャネットは、ドレスの裾を上げて、ストッキングのしわを伸ばそうとした時、クリスの精液がバギナから流れ出るのを見た。

突然、クリスは彼女の前にひざまずき、太ももの間に顔を寄せた。そして顔をあげ、驚いている彼女に微笑みかけた。

ジャネットはクリスが頭を傾け、自分の濡れた穴に口を寄せるのを見た。

「あ、そんな・・・」

彼の舌がぬるぬるになっている穴に入ってくるのを感じる。

「ああぁっ、あああぁぁぁぁ・・・!」

辺りに聞こえそうなほどの大きな声を上げてしまう。彼の頭を両手で押さえながら、ジャネットは叫んだ。

「ああ、クリス、何てことをしてるの!」

ジャネットが再びクライマックスに達し、体を振るわせ始めるのに、さほど時間は掛からなかった。セックスにより広げられた女陰を優しく舌で癒されることがこんなに素敵な感覚をもたらすとは。ジャネットには初めての経験だった。

「ああ、気持ちいい! 感じる! また、いくぅぅぅ!!」

ジャネットは喘ぎながら、自分から股間をクリスの口に押し付けた。

やがてジャネットのオルガスムが終わり、クリスは、手の甲で口を拭きながら立ち上がった。顔を落とし、彼女の股間を見ると、いまだに陰唇から彼が出したものが滴っている。だが、クリスは、それを拭うものを持っていなかった。

「ごめんなさい」

「いいのよ。気にならないから」 ジャネットは微笑んだ。

2人はオークの巨木のところへ戻り、置きっぱなしにしてあった毛布を拾い上げ、丘を下って、自分たちの車に戻った。ジャネットの太ももには、まだクリスの体液が流れていた。それを感じるたびに、ジャネットは、疲れた体を小さく震わせた。

クリスは、いつかはジャネットのことを忘れるだろうとは思っていたが、同時に、それには多分、長い時間が掛かるだろうとも思っていた。ジャネットのような女性と再び巡りあうことができるか、自信がなかった。

クリスが大学に戻る2日前、彼はもう一度、ジャネットに会いに行こうと決めた。ジャネットから借りていた本が数冊あって、それを返しに行こうと思ったのである。

ジャネットの家の前に着いたとき、玄関前の通路に見知らぬ車が止まっているのを見た。玄関のベルを鳴らし、出迎えを待った。ドアが開いた時、クリスは、ハッと息を飲みそうになった。彼は、今まで見たうちで二番目に愛らしい瞳を見つめていた。

「はい?」 若い娘が、口をあんぐりあけたままのクリスに声をかけた。

「あ・・・あの、ジャネ・・・レドモンド先生はご在宅ですか?」

「ええ、いますよ。何か御用ですか? 私は娘のマーシャですが」

「ああ、マーシャさん。僕はクリスです。この夏、お母さんのところで働いていたんです」

「あら、あなたがクリス!」 マーシャは、にっこり笑って言った。「母から、あなたのことについて、いろいろ聞いているわ」 白い歯を輝かせて言った。

クリスは、「いろいろ聞いている」というのがどういう意味かよく分からないものの、顔が赤らむのを感じた。

「あ、あのー、・・・この本を返したいと思って来たんです。あなたから先生に返してくれると、ありがたいですが」

クリスは、マーシャの愛らしい顔を覗きこみながら、心臓が高鳴るのを感じた。

「ええ、分かりました」 マーシャは本を受け取り、家の中に置きに入った。再び、ドアの外に出てきながら、彼女は訊いた。「ブラッフォード州立大学に行くんですよね?」

「ええ」

「私、そこに転学しようと考えているの。それ、どう思います?」

「素晴らしい学校ですよ。パーティもたくさんあるし」 クリスは微笑んだ。

「あ、そうだ。私、ちょっと何か食べに出かけようとしていたところなの。一緒に行かない?」

「ほ、ほんと? ぼ、僕でよかったら」

クリスは、慌て、どもりながらも返事した。家の中から、とても馴染みがある香水の香りが漂ってくるのに気づいた。

「良かった。もし良かったら、お母さんのBMWに乗って行きましょう」

「ええ、もちろん、構いません」

「じゃ、あなたが運転ね」 マーシャはそう言って、クリスに車のキーをトスした。

2階の部屋の窓、薄地のカーテンの陰からジャネットは、クリスとマーシャが車へと駆けていくのを見ていた。ジャネット? あなた、あの若い2人が一緒になったら、あまり面白くない? ジャネットは溜息をつきながら、微笑んだ。悲しみが混じった喜びの気持ちに、心が疼くのを感じた。

おわり


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報復 第5章 (11) 

バーバラは、どうしてポーターと付き合うようになったか、その理由についてはよく分からないと言った。流産の後、気が落ち込み、孤独感を感じていたと言う。秘密を打ち明けることができる人がそばにいなかったので、孤独で傷心していたと。・・・だが、どうして、そんなに孤独感に悩まされたのかは、よく分からないと言った。

「・・・その答えを見つけようと、セラピーのカウンセリングを受けたこともあったの。カウンセリングで分かったことがあったら、あなたに打ち明けようと・・・」

「・・・どうして、他の男性が近づくのを許したのか・・・どうして、彼との交際が。ますます不適切になっていくのを許したのか、それを自分の中で正当化したのか・・・なぜ、自分の価値観を曲げて、自分に対する言い訳を取り繕うようになってしまったのか・・・そういう問題については、まだ答えがわかっていないわ。でも、真正面から取り組めるようになったら、そういう問題もあなたに打ち明けようと思っていた・・・」

「今、確かに分かっていることがあって、それは、流産した後、自分の女らしさが大きく減ってしまったように感じたこと。体重も減って、女っぽい魅力が欠け、男性から求められない存在になったように感じていたの。そんな時、レイフは何度もお世辞を言ってくれた。私の話しをいつでもよく聞いてくれたし。そして、数ヶ月の期間のうちに、いろいろなことが連鎖していったの・・・」

「僕が話しを聞こうとしなかったって?」 スティーブが口を挟んだ。「僕が君のことを美しいと言わなかった? 愛していると言わなかった?」

バーバラは大きく深呼吸した。

「スティーブ、そんな風に感じるなんて、私はとても狭量なのよ。分かっている。実際は、そうではないのに。でも、そう感じたのは事実だったの・・・ちゃんと考えていなかったけど・・・しっかり理由を挙げて考えていなかったのは、ほとんど確かだわ・・・でも、私は、あなたは私の夫なのだから、私のそういう気持ちを分かってくれるべきだと感じていたの」

「ふーん? 理屈が通らないよ」 スティーブは、言い返した。

「理屈が通らない話しだと言ったはずよ」 バーバラは冷静に答えた。「それは分かっているの。・・・でも、あの時、あの場所では、私はちゃんと考えなかった。そのまま、レイフが言い寄るのを受け入れてしまったの」

「自分にお世辞を言ってくれる男がいたから、その男が優しくおしゃべりをしてくれたから、だから不倫を犯したと、そう言ってるのかい? そんなバカな」

「いや、ご主人。不倫をする女性の30パーセントから40パーセントは、自分の心の理由から、そうするのです」 ヒューストン氏が素早く口を挟んだ。彼は、場が険悪になるのを鎮めたかった。

スティーブは、ムッとした顔でヒューストン氏を見た。確かに、専門家が言うのだから、受け入れてやろうとは思うが、女性が浮気をする言い訳として、こんな話は馬鹿げてるとしか思えない。

「ご主人? 男性と女性は、異なった理由で、行動をするものなんです。男性としてのあなたや私にとって『理屈が通る』と思えることが、女性にとって、いつも同じことを意味するとは限らないものです・・・」

ヒューストン氏は優しい口調で続けた。「・・・ご主人が、例えば、身体的に具合が悪いなどといった問題を抱えて、落ち込んでいるとします。そういうときに、ご主人が、浮気をするため他の女性を求めることは多分ないでしょう・・・でも女性の場合、そういうことをする可能性がかなり高いのです」

スティーブは、不満感から、唇をキッと結んだ。彼は理由が欲しかった。自分の妻が浮気をした理由として、突っ込みを入れ、しっかり検討できるような何かが欲しかった。それがはっきりすれば、修復できるかもしれない。だが、これでは、あまりにも実体がなさ過ぎる。

バーバラが、困ったような声で話し始めた。「スティーブ? 私がどれだけ申し訳なく思っているか、それを伝える言葉が、私には見つからないの。あなたを酷く傷つけたのは分かっているわ。間違ったことをしてしまった。自分のしたことがあまりにも恥ずかしく、自分でも耐え切れないほど。あなたの気持ちも分かるつもり。あなたに何とかして償いをしたくて・・・それで・・・」

「嘘だ!」 スティーブが言葉をさえぎった。「僕がどう感じているか、何も分かっていない。分かるはずがない!」 

スティーブは椅子の背もたれに背中を預けた。頭を後ろに傾け、じっと天井を見つめた。


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先生がやったことを知ってるぜ 第1章 (11:終) 

俺は、先生の足を肩に乗せたまま、立っていた。先生は、教卓の上にぐったりと横たわり、オルガスムの高みからゆっくり回復してきているようだった。俺にやられ、うっとりと横たわる、先生の美しい裸体が、そこにある。

その裸を鑑賞した後、俺は、先生の足を肩から降ろし、ガウンを着始めた。先生は横たわったまま、まだ起きようとしていない。俺は、先生が自筆でサインを書いたパンティを拾い、それから先生の唇に優しくキスをした。先生も舌を出して俺の舌と絡ませた。恋人同士がするようなロマンティックなキスだ。

ボードを見て、チェックマークを数えた。グラフ先生は11回もいったのかと驚く。それから教室の隅に行って、ビデオレコーダからビデオを取り出した。教室のドアの鍵を開けながら、振り返って、もう一度だけ先生の姿を見た。乱れきった白肌の裸体が横たわっていた。俺は静かにドアを開け、外に出た。

廊下を走り、校舎を出て、自転車に乗った。急いで家に帰る。自分の部屋に戻り、ガウンをクローゼットに掛けた。それからバスルームに行き、シャワーを浴び、そして親たちと夕食を食べるためキッチンに行った。

夕食の後、また自分の部屋に戻り、ビデオをデッキに入れ、俺と先生の行為を見始めた。俺は、本当に計画を遂行したのだ。信じられない思いだった。俺はにんまり笑いながら眠りに落ちた。

次の日の午後、俺は卒業生の帽子を被り、ガウンを着て、両親に学校まで送ってもらった。この日は親も学校に留まり、卒業式を見ることになっている。

少しドキドキしながら教室に入った。驚いたことに、教室には俺が一番乗りだった。さらに驚いたことに、グラフ先生がすでにデスクに座っていたこと。今日の先生は、ちょっと雰囲気が変わっていた。いつになく明るい。生徒たちが教室に入ってくるたび、明るい声と顔で挨拶をしていた。

集合した後、俺たちは全員、卒業式をしに講堂へ入った。卒業証書の授与式が始まる。俺の番が来て、俺はグラフ先生の前に立った。先生から証書を受け取る時、わざと指が先生の指と触れるようにさせた。一瞬、視線が合い、俺の心臓も、先生の心臓も、鼓動が止まったように思った。俺は証書を受け取り、平然を装って席に戻った。

つづく


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