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誰とやったか知ってるぜ 第2章 (1) 

「誰とやったか知ってるぜ」 第2章 I Know Who You Did Last Summer Ch. 02 by qqnforyou6

俺は、オナニーをしながらテレビの画面に目を釘付けにしていた。いきそうになっている。今は、グラフ先生が脚を上げ、俺の腰に絡み付けてきたところだ。ティッシュで包みながら、手を激しく動かした。先生のつま先が内側にきゅうっと反った瞬間、俺は達した。肉棒の中をぐぐっと走り上がって来て、ティッシュの中に熱く噴出した。その後、先生がボードにチェックマークを書くところまで見て、リモコンの停止ボタンを押した。2回ほど深呼吸をしてから、ベッドから起き上がる。トイレに行って、ティッシュを捨て、ついでに小便をした。

電話が鳴り、俺が出た。

「俺だよ、ブラッドだ」 震えてる声が聞こえた。ブラッドの声に何か普段と違う調子があった。

「何だよ?」 

「お前の家に警察が来なかったか?」

「いや、何で?」

「この前、学校で何か起きたに違いないぜ。警察が俺の家に来て、卒業式の前日、放課後、どこにいたかとか俺に訊いたんだ」

俺は、一瞬、息が止まった。心臓の鼓動が速くなるのを感じた。神経がみるみる緊張してくる。

「警察はクラスの全員に訊いて回るって言ってたぜ」

そうブラッドが言った途端、玄関にノックの音がした。

「ブラッド、ちょっと電話を切るぜ。誰かが玄関をノックしている」

玄関の鍵を外しドアを開けた。警官が2人立っていた。俺は息を飲んだ。

「君は、ジャスティン・スミスかな?」 女性の警官が尋ねた。

「はい。何か?」

「私たちが調査していることに関して、2、3質問したいことがあるの」

俺は頷き、協力する姿勢を見せた。

「卒業式の前日、学校が終わった後、君はどこにいたのかな?」 女性警官が尋ねた。

俺は、間もおかず、すぐに答えた。「自転車に乗って家に帰りました」

「学校の周辺で、知らない人とか見かけなかったかな?」 男性警官が尋ねた。

少し考え込んでから答えた。「いいえ。あの日は、いつもと違ったことは何も見なかったと思います・・・何が起きたか訊いても良いですか?」

「先日、学校で事件があって、その調査をしているの」 と女性警官が言った。彼女は、また、ポケットサイズのメモ帳に目を落とした。

「先生の誰かに、敵意を持ってる生徒とか知らない?」

「いやあ、僕が知る限りは、誰も・・・」 体重を右足から左足に移動しながら答えた。「みんな、ようやく勉強から解放されるって、喜んでいましたよ。・・・先生の誰かが危害を加えられたとかですが?」 沈んだ顔を作って訊いてみた。

「今は、詳しくは話せないのでね」 男の警官が答えた。

女性警官はまたメモ帳を見て、何か書き込み、それから俺の目を覗き込んだ。俺は、心を読まれないでくれと祈った。

「卒業式の前日、グラフ先生が生徒の誰かに性的に暴行されたことについて、何か聞いていない?」 女性警官がいきなり訊いてきた。

俺は生唾を飲み込んだ。大きな音が出てただろう。「い、いいえ、何も・・・」できるだけ自然な声で答えた。また何かメモ帳に書き込んでいる。男の警官が言った。

「また、質問をしに来るかもしれません」

そして2人は、ゆっくり向きを変え、向こうに止めてあるパトカーへと戻って行った。

俺は玄関先に立って警官たちを見ていた。自分が何も関係ないという印象を与えるため、わざわざ手を振っても見せた。パトカーが走り去った後、俺はドアを閉め、自分の部屋に戻った。

まさか先生が警察に言うとは思っていなかったので、ショック状態だった。唖然としてパソコンの前に座る。

「あの、アバズレ・エロ教師め!」

小さな声でそう言い、気持ちが落ち着くまで、じっと座っていた。

しばらく経ち、パソコンのスイッチを入れ、立ち上がる様子を見ていた。

「どうして警察なんかに言ったんだ」

パソコンの準備が整った。

「もう一度、先生にみっちり教え込んでやらなきゃいけないってことだな!」

そう言って、ワープロソフトを画面に出した。少し考え、キーボードを打ち始めた。


[2008/03/14] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第1章 (10) 


僕の話を聞いて、ディアドラは、微笑んだ。半信半疑の笑みではなく、あの、ある種のスイッチをオンにするタイプの笑みだった。そして急に瞳を輝かせる。彼女がそれをしたら、僕は無力になってしまう。

「思うに、短期的な状況については、解決を試みた方が賢いんじゃないかしら。私たちの第一の義務は、このプロジェクトを、期日までに、限られた予算の範囲で仕上げること。私は経営コンサルタントだし、あなたはシステム・アナリスト。だったら、この2人の間なら、2人とも快適に仕事を進められるような解決案を思いつくことができるはずよ」

どうして、女性はこんな風に一気に方向転換できるのか、これは僕にとっては謎だ。僕は今、ここで、心情を吐露しているというのに、彼女の方はビジネスの話をしたがっている。彼女は、こういう風にして、境界を立て直しているということなのか。

ともかく僕はディアドラが考えていることが分からなかった。

「何のことか分からない。だけど、一緒にスムースに仕事ができる方法を思いつけるというなら、僕は全面的に賛成だ」

ディアドラは頷いた。

「良かった。というのも、実際、私は試してみても良さそうな解決案を思いついたから。私のこと厚かましいと思わないで欲しいんだけど、でも、アンドリュー、あなたがこの1週間ずっと、私に言わせれば、『ピンと固く張り詰めた』状態にいたのは、誰の目にも明らかだわ。あなたみたいに固くなっている男性を見たことがないと思うし、あなたほど、長い間、そんな固く張り詰めたままの人は、初めてなのは確かね。私の言ってる意味が分かればの話だけど」

彼女の言っている意味は分かっていたと思う。それに対して、どういう反応をするべきか分からなかった。つまり、この種のことに対して、どう言って謝るべきなのか? ミズ・マーティン、申し訳ございません、僕はあなたを思って3日間連続勃起していました、とでも言うのだろうか? 

僕は、彼女は、僕が常時、股間を膨らませていたことに対して、考えられる答として2つ想定しているのではないかと思った。一つ目は、彼女は僕のことをセックス狂とみなしているかもしれないということ。どういうものか知らないが、常時、興奮状態で日々の生活を送っている男と考えているのかもしれない。

2つ目は、ひょっとすると、僕の状況は彼女自身によって直接引き起こされていると、ちゃんと分かっているのかもしれないこと。でも、男が、自分のことを思いながらしょっちゅう勃起させていると知った時、女性はどういう反応をするのだろうか? 軽蔑するかもしれない。だけど、勃起というのは、愛情表現の中でも、最も誠実なものとも言えるはず。自分の中に、25歳の男を淫らな想いで気が狂わんばかりにさせてしまうような魅力があると知っても、その女性の自意識が傷つくことはないと思う。

僕は、今後、ディアドラに対しては完全に正直になることに決めた。恐れであれなんであれ、包み隠したりしない。多分、酷い目に会うことになるだろうけど、構わない、こっちから望んで、そんな目にあってやろうじゃないか。

「私も、あなたに正直になっていいかしら、アンドリュー? あなたは私に正直に話してくれたし、そのことを心から感謝しているから。私は、誰とも交際していないの。それは言ったわね。顧客とは、決して係わらない。どんな小さな関係もダメ。そういうのは、ビジネス上、正しくない行いだわ。利害関係の摩擦が起きる可能性は際限なく存在するから。それが一番主要な理由。でも、それと少なくとも同じくらい重要なことは、私たち、このプロジェクトを成し遂げなければならないということ。性的な緊張によって邪魔されるわけには行かないの」

僕は、この話がどこにつながるのか分からなかった。

「それで、僕に何を言おうとしているのかなあ? 緊張をほぐすため、自慰をすべきだと言ってるの? でも、言うのも何だけど、この2日間、僕は10回以上、しているんです。でも、全然、効果がない。あなたが僕の近くに来るとすぐに、体の反応をコントロールできなくなってしまうんです。勝手に反応してしまうんだ。そいつは、僕がこの状況をどう思っているかなど、お構いなしなんです。そいつは僕のことを冷やかして笑ってると思う」


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無垢の人質 第1章 (2) 

レオンは、マホガニーの大きな机に行き、その端に座った。両腕を胸の前に組み、捕らえた獲物を熟視する。

娘は、長椅子の上、ぴくりとも動かず、横たわったまま。か細い左右の手首は布で縛られている。細く長い指、そして、その先の爪は、ピンク色の完璧な楕円形をしていた。顔は、光沢のある深紅の布で覆われ、見ることができない。顔を覆う絹の光沢の布は、扇のように広がり、胸元へと続いていた。レオンの視線は、静かで、安定した呼吸に合わせて、上下動を繰り返す2つの小さな丘へと辿った。娘の他の体の部分は、修行僧が着る灰色の厚地服の下に隠され、謎のまま。

レオンは、この、気づかぬまま眠る生き物へと音を立てずに近づいた。この女が美しいか、美しくないかは、我が目的には関係がない。この娘は、望む、望まぬに関わらず、我が手に掛かり、屈服し、やがて呪われた子を身ごもることになるのだ。そして、時期が整えば、この女は、殺しを犯した父親を隠れ家の奥からおびき出す生餌となるであろう。

レオンは、長椅子の横にひざまずき、短剣を抜いた。娘の縛られた手首を、大きな手で掴み、縛られた布地を容易く切り解いた。足も同様に縛られているだろうと推測し、重たい灰色の裾を捲り上げ、驚くほど優美な足首を露わにし、拘束を切り解いた。

好奇心をそそられ、レオンは裾の中に手を指し入れ、クリームのように滑らかな肌に沿って探るように手を這わせ、膝頭を掴んだ。女が動かぬのを見て、彼は、意識を失っている囚われ女の秘密を探り知ろうと、無抵抗の太ももをぐいと引っ張り、開かせた。レオンの大きな手のひらが、女の柔らかな内腿を這い上がり、同時にごわごわと重たい服地を引きずり上げていく。

その太ももの頂点部を覆う茂みが、燃えるような真紅の髪に相応しきものか、それを探ろうと目を凝らすレオン。だが、突然、娘の両膝が弾かれたように閉じ、彼ははっと息を飲んだ。彼の手が、絹のような柔肌の太ももに挟まれ、捕らわれていた。

~ * ~

男に縛り布を切られる間、全神経を使って意識を失っているふりを続けたものの、彼女は裾から男の両手が這い上がってくるのを感じ、その衝撃に、本当に再び気絶しそうになった。この19年の人生で、これほど厚かましく肌を触ろうとした男は一人もいなかった。顔を覆うもつれた赤毛を通しては、男の動きを目で追うことは叶わない。だが、彼女は、なされるままに横たわりつつも、密かにゆっくりとした動きで、指を、ゆったりした袖の内側に隠し持っていた小さなナイフに近づけていたのだった。

侵入を進める手が、蛇の如く内腿を這い上がってきた時、彼女は、その手に引き起こされるわずかな体の震えによって、意識を取り戻していることが明らかになる前に、戦いを始めなければなぬと思った。

左右の腿を強く閉じ、男の手を挟んだ。手が動けなくなっているはずと、彼女は闇雲にナイフを男に向かって突き出した。ベールのためにおぼろげな視界ではあるが、できる限りの傷を負わせようと思いながら。

「くそっ!」

突然ナイフを突き出され、レオンは口汚く罵った。同時に、自由になっている手で娘の手首を掴み、骨が砕けそうな力で握り、ひねった。その苦痛に、娘の目に涙がこみ上げる。彼が、もう一方の手を娘の脚の間から捩り抜いたとき、ナイフが力を失くした手から滑り、毛皮の毛布に落ちた。真新しい血の色に染まっていた。


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報復 第5章 (12:終) 

スティーブは、特に感情がこもっていない声で語り始めた。

「君に会う前だった。僕の隣に若い女性が住んでいた。彼女は、ある夜、働いていたバーから帰る途中、何者かにレイプされた。当時、僕は足首を骨折していたので、普段ならありえないことだったが、その女性と一緒になることが多かった・・・」

「・・・デビーというその女性は、レイプによる身体的苦痛はとても酷いと語っていた。その男が暴力的に挿入したことにより、外陰部やバギナ内部の痛みはなかなか消えないと。だが、それより酷いのは、自分のプライバシーの最深部が犯されたという感情だと言っていた。レイプ犯はデビーから自己の意識・・・それが何であれ、彼女に強さ、自信、そして、自分はこの世で他にいない価値ある存在だと思わせる気持ち・・・その自己の意識を奪ってしまったのだと。男は、彼女から、人間として生きていくための何か特別なものを奪い去ってしまったのだと言っていた・・・」

「・・・僕は、彼女に、理解できると話した。彼女の言った言葉を理解したので、そう言った・・・でも、実際には、僕は理解などしていなかった。いまだに、僕は、自分が彼女の痛みをほとんど分かっていなかったと思う。彼女は、僕が本当のところは理解していないことを分かっていたが、それでも、僕が心を痛めているのを見て、慰めとして僕の言葉を受け入れてくれたと思う・・・」

スティーブは、しばし沈黙した。

「・・・理解などしていなかったんだ。理解できるはずもない・・・だけど、バーバラ、今は、僕も少しは手がかりのようなものを得たと思っているよ。今の僕の気持ちは、彼女が感じていた気持ちと似ているに違いないと・・・」 彼は肩をすぼめた。

「・・・いや、考え直してみると、それも違うかもしれない。彼女と僕の経験は、根本的なところで違いがあるから。そこは認識している。でも、僕は、前とは違って、彼女が僕に言ったことを、ずっとよく理解していると思っている。ずいぶん長い間、考える時間があったからね。今は、彼女の喪失感を前よりずっと理解できる・・・」

「・・・別の言い方をしよう。僕はデビーなら、今の僕の気持ちを理解できるだろうと思っている。彼女なら、自分の全世界がひっくり返ることがどういうことか、はっきり分かると思うから・・・」

「・・・僕は、自分の核の部分・・・僕のすべて・・・それが僕から剥ぎ取られ、ずたずたにされ、ごみのように放り捨てられた気分だ。また元のように自分自身のすべてを取り戻せるか、分からない。腹の中から湧き上がる恐ろしい痛みや、胸を覆う氷のような冷たさは、いつまでも消えないだろう。・・・痛むんだ。酷い痛みだ。僕はその痛みを、ずっと身近に感じていかなければならないんだよ、バーバラ。僕は、それしか感じられない。それ以外では、自分は死んだような感覚しかない。バーバラ・・・死んだような感覚、それだけだ」

スティーブは立ち上がり、ドアに向かってゆっくりと歩いた。途中、振り返り、バーバラとカウンセラーを見た。

「バーバラ、君には、僕がどう感じているか、全然分からないだろう。でも、いつの日か、分かるようになるかもしれない。いつか、君が僕にしたようなことを、誰かが君にするかもしれない・・・その時、君も僕の気持ちが分かるのじゃないかな」

スティーブは振り返り、ドアを出て行った。彼は、実年齢より50は老けた男のように見えた。

つづく


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