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デス・バイ・ファッキング 第3章 (1) 

「デス・バイ・ファッキング」 第3章 Death By Fucking Ch. 03 by thebullet

パート1:アンドリューの話

僕たちは、ディアドラのホテルの部屋で、ベッドに横たわったままだった。精神が吹っ飛ぶほど、激しく心を解放するセックス・・・いや、それは少なくとも僕の見方での話しだが、ともかくそういうセックスを終え、身体を休めているところだった。

僕は、突然、僕の人生の焦点となって現れたこの女性に、もっとゆっくりと、心を込めて、官能的に愛したいと思っていた。だが、実際は、僕はすっかり理性を失ってしまい、野蛮で乱暴な野ザルがする交尾のような行為をしてしまったのである。

大変な間違いをしてしまった。自分に何が起きたのか分からない。僕は、夢に見ていた女性に、良いところを見せて印象付けようと必死になっていたのに、次の瞬間、エデンの園でイブに対し、お前は俺の女だと言い張る原始的な男になっていたのだから。

こんなにも激しく誰かを求めることは正しいことなのだろうか? 健康的なことなのだろうか? 僕はいったいどうなってしまったんだろう? まったく! この女性は、2週間もすれば別の場所に移動してしまい、二度と会うことがなくなるというのに。

今日の午後のことを思い出した。彼女が、二人の間に現れてきた性的な緊張関係を解きほぐしてみましょうと誘ってくれて、それを僕が受け入れたとき、僕は、朝になったら、多分、自己嫌悪に陥ってるだろうと、そう僕は言ったのだ。そいつは、決して、冗談ではなかったのだ。

まだ朝になっていない。だが、もうすでに僕は自己嫌悪になり始めていた。理由は2つある。第一の理由は、一生に一度あるかないかの機会を、自制心を失って台無しにしてしまったかも知れないこと。初めての(そして多分、最初で最後の)愛の交換の時に、大失敗をしてしまったのだ。第二の理由は、僕は恋に落ちてしまったということ。ディアドラに対する気持ちは、自分でも何とかできると思っていたのだが、実際は、それ以上に深く僕の心の中に染み入っていることに気づいたのだった。この熱い気持ちは、ただただ心を消耗させるだけの救い難い、どうしようもない気持ちであることに気づいたのだった。最悪の麻薬中毒者が、コカインの虜となっているのと同じ。僕は彼女の虜になっているのだ。2週間以内に彼女はここを去ると知っていながら、こんな状態になっている。僕はまったくのバカ者なのか。

ディアドラはちょっとした言葉遊びをして笑っていた。二人が陥った、この感情的な苦境を乗り切るために、思いついた言葉なのだろう。いや、違う。正直にならなければ。多分、感情的な苦境に陥ってるのは僕だけで、ディアドラは違うのかもしれないのだ。

僕は、滅茶苦茶なセックス(参考)をしてしまったことを謝っていたのだった。その上で、彼女にどう思っているか尋ねたのである。すると彼女はこう答えて笑い出したのだった。

「そんな、無理よ、アンドリュー。何も思っていないわ。だって、頭の中、空っぽになってるんだもの」

彼女のこの笑い方。温かくて、伝染性があって、つられて笑ってしまう、そんな笑い方。僕は彼女の笑い方が大好きになっていたのだった。この時も僕に伝染し、僕も笑っていた。おかげで不安感が少し薄らいだ。

突然、彼女は笑いをやめ、僕の腕の中に擦り寄ってきた。このとき初めて、僕たちの身体が触れ合った。いや実際はそうではないが、初めてのように感じたのは事実だ。さっきまでは、僕はとどまることを知らない性欲に取り憑かれた状態だったので、彼女の身体のことをほとんど意識していなかったようなものだったのだ。だが今は違う。ディアドラは僕の身体にしっとりと寄り添ってくれた。そして二人の唇が触れ合う。


[2008/08/06] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第2章 (7:終) 


* * *

イサベラは不思議な夢を見ていた。

レオンに、全身にキスされ愛撫されている夢。この上なく繊細なタッチで身体の隅々を触られ、いまだ未開拓である女体が、否応なく興奮の高みに引き上げられていき、ほんの軽い愛撫ですら狂おしい快感をもたらすものと感じてしまう。

「う、ううぅぅん・・・」

夢の中、彼女は甘い喜悦の声を上げた。彼の肉茎の太った頭部が、濡れきった肉の裂け目に触れ、ぬるぬると表面を滑り、行き来する。竿状の肉塊がピンク色の突起を擦るのを感じる。彼女は、淫楽の海に飲み込まれ、溺れていくのを感じた。快楽の嵐に全身を襲われながら、この甘い夢がいつまでも続いて欲しいと思った。

「あ、ああぁぁん・・・」

再び、甘い溜息をもらした。レオンが優しく彼女の脚を肩に抱え上げ、ひくひくと脈動する肉棒を入り口にあてがうのを感じたのだ。熱い息を吹きかけられ、髪がさわさわと揺れる。

かすかに押し込んでくるのを感じ、イサベラはマットレスに爪を立ててしがみついた。肉棒の頭部が、じらすように動き、めいめりと内部を押し広げていく。

イサベラは、甘美な眠りから引きずり出された。だが、その時にはすでに、レオンは、極太の男根を、いまだ痛みが残る彼女の陰部の奥へ収めきっていた。意識を取り戻し、レオンの視線をとらえたイサベラの瞳は、みるみると恐怖を湛えた表情に変わった。これが夢ではないと彼女が悟った瞬間だった。

レオンは、イサベラの女陰がもたらす極上の締め付けに、うめき声を上げた。目を覚まし、自分に完全に所有されているのを悟るイサベラの瞳を、焼き尽くすような鋭い眼で睨みすえている。意図的にゆっくりストロークを繰り返し、深々と埋め込んでいく。その間、ずっと彼女の視線をとらえて離さない。

イサベラは、レオンに覆いかぶさられ、身動きできずにいた。か弱く泣き声をあげ痛みを訴えるが、彼女の女性自身の部分は、甘く溶け、レオンの分身を包んで離さない。レオンのゆっくりとした、優しい抽迭により、イサベラは下腹部に炎が焚きつけられていくのを感じていた。レオンの優しい腰の動きは、彼女の処女を強奪した時の獰猛な抜き差しとはまったく異なっていた。

レオンは、何時間とすら感じられるほど長く、そのままの状態で優しい出し入れを行い、その巨大な分身を使ってイサベラを甘く誘惑し続けた。やがて、イサベラは、下半身の奥で、何か切羽詰った緊張感が渦を巻いて高まってくるのを感じた。

「ああ、なんてこと・・・」

飽くなく抽迭を繰り返され、彼女は、あらゆる理性が消えてしまう状態にますます近づいていく。レオンに抵抗するべき、こんなことをやめさせるべきだとは知っていたが、身体の方は、ほんの少しの抵抗力も引き出せない。

「お願い、もうやめて・・・」

「しーっ!」

レオンは、彼女の耳元、それしか言わなかった。

「あああぁぁ」

やがてレオンの動きに切羽詰った気配が増し始めた。イサベラは、肩から首にかけての敏感な部分に唇を寄せられ、切なく喘いだ。

「ああッ・・・ いやっ」

レオンの肩を押しのけつつ、イサベラは喘いだ。何か周期的に発作を起こし、今にも爆発しそうな感覚が全身を覆い、徐々に自分のすべてを解体していくのを感じる。

「だ、だめぇ・・・」

レオンは、依然としてゆっくりとして滑らかな動きでイサベラを貫き続けた。それと同時に、片手を結合している部分に潜り込ませ、彼女の膨らんだ突起を探り出し、指で愛撫した。その巧みな愛撫に、イサベラは、さらに快感が高まるのを感じ、さらに多くの快感を求めて狂わされていく。

突然、幾つもの快楽の大波が打ち寄せ、煽りたてるのを受け、イサベラは全身を強張らせた。女陰の内壁が、ひとりでに、レオンの男根を締め付けてヒクヒクと痙攣しはじめ、意に反して、背中が反り、股間が相手に突き上がる。と同時に、口からは大きな叫び声が出ていた。

「いやあぁぁぁ!」

レオンも、もはや堪えることができなくなったのか、イサベラが達したのと同時に、彼女の体内で爆発し、深く、強く突き入れると共に精液を噴射し始めた。

どのくらい時間がたっただろうか。イサベラは、ぐったりと横たわったままになっていた。もはやレオンに抗う様子はなく、彼が強引に求める我が物顔な口づけを、ただ無抵抗に受け入れている。

キスを終え、レオンは顔を離した。

「たいそうお前の身体を楽しませてもらった。これから、わしの空き時間をすべて、その美しい緑の瞳に残る無垢のおもかげを一つ残らず破壊しつくすことに使うことにしよう。楽しみだ」

レオンは転がるようにベッドから降り、素早く服を集めた。彼が黙って服を着る間、イサベラは顔を背けていた。扉のかんぬき棒が横に滑り、施錠する音を聞いた時になって、ようやく、イサベラは自分が囚われの身であることを思い出した。そして、同時に、自分の肉体が、恥知らずにも、一度も抵抗せずに、レオンの残忍な侵入を迎え入れたことも思い出したのだった。

イサベラは、羽毛の枕を泣き濡れた顔に引き寄せつつ、この次にあの男が自分に指一本でも触れようとしようものなら、歯であれ爪であれ、自分が持つあらゆる武器を使って必死に戦おうと決意を固めたのであった。

つづく

[2008/08/06] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)