マーサは横向きに横たわり、ジョイスの方を向いていた。その後ろに僕がいて、マーサの服を脱がした。マーサはひたすらジョイスの乳房を吸い続けていて、ジョイスは、ハアハアと呼吸を荒げていった。見ると、ジョイスは、マーサの頭をしっかりと胸に抱き寄せながら、どんどんクライマックスに近づいているようだった。
「いいわ! すごくいい!」
ジョイスはマーサの頭を胸に押し付け、両目を閉じて、感じまくっている。一方のマーサは、片腕をジョイスの脇に添えていたけど、その他の点では、ただ乳首を吸うことしかしてなかった。
僕はブリーフ一枚を残して裸になり、その後、マーサの下着を降ろし始めていた。
ちょうどその時、ジョイスが絶頂に達した。体を強張らせ、顔には苦悶の表情を浮かべていた。目は閉じたまま。
そのまま彼女はベッドの上、ぐったりと仰向けになった。でも、だいたい15秒ほど休んだ後、急に体を起こし、僕を手伝って、マーサを裸にする作業を行った。
マーサを素っ裸にすると、すぐに、ジョイスはマーサの乳首に唇を当て、同時に片手を股間に向けた。指の方は、非常にゆっくりと動いていたが、舌の方は激しく動いていた。
マーサは仰向けになって愛撫を受けたが、ジョイスの愛撫が始まると、ほとんど同時といってよいほど早く、呼吸が乱れ始めてしまった。僕に視線を向けていたけれど、その顔は、完全に情欲にぼけてしまったような表情を浮かべていた。
僕はマーサに顔を寄せて、キスをしたが、彼女は呆けたように口をぱっくり開けたまま。いったん顔を引いて、改めて彼女の顔を見た。すると、マーサは乱れた呼吸で喘ぎ声を出しながらも、ちょっと笑みを浮かべて僕を見ていた。・・・マーサは僕に、キスを続けて欲しいと思っている。
僕はもう一度顔を寄せ、舌を尖らせ、彼女の口に差し込んだ。そして、彼女の上歯の裏側を舌でなぞった。すると、「うーん・・・」とマーサは深い唸り声を上げ、さらにいっそう荒い息遣いになった。
僕は彼女の唇にキスをするのはあきらめ、彼女の横に並んで横たわり、横顔に沿って上下にキスを続けた。やがて、マーサもオーガズムに達した。
ジョイスは体を起こしてマーサを見下ろした。まるで、カナリアを平らげた猫のように満足げな顔をしている(
参考)。マーサは横になったままだった。回復しかかっていたが、それから15秒ほどは体を起こせなかったようだ。
ようやく、マーサがほぼ回復したのを見て、ジョイスが言った。
「うつぶせになって」
マーサはだるそうにしていたが、言われたとおりにうつぶせになった。ふと気がつくと、全裸になっているのはマーサだけだった。ジョイスはまだ下着を着けていたし、僕もブリーフをはいたままだった。ブリーフを脱ごうかとも考えたが、まだ、素っ裸になるのは少し恥ずかしかった。
ジョイスはマーサのお尻を撫で始めた。僕は興味を惹かれた。
「マーサのお尻が好きなの?」
「ええ、そうなの」
ジョイスはマーサから目を外さずに返事した。ベッドの上、正座して、両手をマーサの尻頬に当てている。2、3回、軽く頬肉を叩いたりもした。ひょっとして、少しずつ強く叩いてみようとしているのじゃないかと思った。マーサが尻頬を平手打ちされて興奮を感じるかどうか確かめようとしているのじゃないかと。だが、予想に反して、ジョイスはそうはせず、その代わりに指を一本、お尻の割れ目に滑り込ませた。
「まあ、あなたって下品な娘だったのね」
マーサは両肘をついて、少しだけ体を起こし、肩越しに振り返って言った。笑い顔だった。
「ええ、その通りなの!」 ジョイスはそう答え、一方の手をマーサの脚の間に割り入れ、もう一方の手では指を割れ目に滑り込ませた。
「ああ、本当にイケナイ娘ね」 マーサの声に呼吸の乱れが混じっていた。
マーサは、僕の方を見て言った。
「こっちに来て」
僕も肘で体を起こし顔を彼女に近づけた。
「体を起こして、ここに来て。それに、そのパンツも脱いで」
ディアドラは、あっあっと声を上げながら、腰をせり上げ始めた。ロマンティックなひと時が、次第に、性的な欲求の解放の行為へと変わっていく。僕は、彼女を抱きかかえ、そのまま、仰向けになった。僕のペニスは彼女の中に包まれたまま。
ディアドラは、頭を僕の胸板につけて、僕にしがみついていたが、その後、体を起こし、僕を見下ろした。もう、そこには、さっきまで泣いていた彼女はいなかった。あの笑みが戻っていた。彼女の瞳に炎をともす、あの笑み。それが僕の上、僕を照らす明かりのように輝いていた。
「ようやく、私に仕切らせてくれようとしているのね? あなた、男尊女卑主義者なの?」
僕は頭を左右に振った。「僕は場慣れしていないかもしれないけど、バカではないよ。君は、僕の人生に登場してきた瞬間からずっと、僕を仕切りっぱなしだよ」
彼女はさらに明るい笑顔になった。ああ、何と! 彼女にはえくぼがあったのか!
ディアドラは、体を前に倒し、いたずら気味に僕にキスをした。彼女の乳房が、軽く前後に動いて、僕の胸を擦った。
彼女はその姿勢を保ったまま動かずにいた。二人の恥骨がぴったりとくっついたままになっていた。突然、ペニスがマッサージをされているのを感じた。彼女のあそこがしているのだ。きゅっきゅっと絞られたり、擦られたり、いじられたりするのを感じる。
「ああ、すごいよ、ディ・ディ!」
「うふふ・・・分かる? 私も才能がないわけじゃないのよ」
ディアドラは僕に覆いかぶさり、口を開きあったねっとりとしたキスをしてくれた。頭がボーっとするような情熱的なキス。それから、彼女は体を起こし、動き始めた。
「じっとしててね、アンドリュー。私にさせて欲しいの」
彼女の腰は、臼で粉をひくような動きを続けていた。時折、前のめりになって、僕のペニスが何センチか彼女から出るようにさせ、その後、再び体を戻し、同じ分だけ、元の鞘に取り込む動きを混ぜた。
最初は、ゆったりとした動きだった。そのうち、ディアドラも気持ちよくなってきたのだろう。目はずっと僕の目を見つめたままだったが、体は一定のリズムで動き続けていた。そのゆったりとした動きに、次第に、速度が加わっていった。腰を戻す動きに強さが混じり始めた。やがて、腰を打ち降ろす動きに変わる。そして、それは、全力を使って僕の上でバウンドする動きに変わっていった。力強く腰を打ちつけるたびに、低いうなり声を上げていた。
ディアドラは、完全に、役割の交替を成し遂げたのだと悟った。というのも、僕ができるのはただ仰向けになって、彼女になされるがままになっていて、快感に頭が空っぽになる状態にさせられていたから。もはや、僕は限界に近づいていた。
激しく上下に動いては、あそこの筋肉を使ってぎゅうぎゅう締め付け、それを繰り返すディアドラ。限界に達した僕は、集められる限りの力を振り絞って、下から彼女を突き上げた。それと同時に、彼女の中に僕の情熱を爆発させた。
その突き上げこそ、まさに彼女が求めていたものだったようだ。ディアドラは、僕の突き上げを受けて、ぐっと背中を反らし、容赦ない強さで僕にあそこを押し付けた。そして、それと同時に、頂点に達したことを告げる叫び声をあげたのだった。
その後、二人は、愛し合った余韻に包まれながら、かなり長い時間、静かに横たわっていた。ディアドラは、まだ僕の上に乗ったまま、頭を僕の胸に乗せていた。この姿勢はとても気持ちいい。
そろそろ、ディアドラに、何が悩みなのか訊いてもよい頃だと思った。あのような苦悩をもたらしているものが何であれ、どうしても僕はそれに対処しなければならないと思っていた。彼女の苦悩を和らげられないなんて、恋人として失格じゃないか。
彼女を優しく抱きながら、問いかけた。
「ディ・ディ? 悩みは何なの? 何か問題があるなら、僕にできることがあるかもしれないから」
彼女は、ただ頭を横に振るだけだった。
「ねえ、ディアドラ? 困ったことがあるんじゃないのか? 教えて欲しい。体の調子とか?」
彼女は、悲しそうに微笑み、再び頭を振った。
「子供が生めない。そういうこと?」
ディアドラは、突然、体を起こした。まるで雷に撃たれたかのように。
「子供って! 子供のことについて、全然、一言も触れなかったくせに!」
僕は、自分が危なっかしいところに入ってしまったと感じた。彼女は怒っているようだ。赤ちゃんのことについて何も言ったことがなかったことが良いことなのか、悪いことなのか、分からなかった。ともかく、再びディアドラが泣くような事態は避けたかった。だから、できるだけ、平然さを保とうとした。
優しく落ち着いた声になるよう注意しながら尋ねた。
「でも、ディアドラ、君が関係ないことを話題にしなかったのと同じだよ。どうして、僕が子供のことについて触れられただろう?」
彼女は、ちょっとの間、どこか他の場所にいるような雰囲気をしていた。彼女の目に涙が溢れているのが見えた。
ディアドラは、すっくと立ち上がり、僕に片手を差し伸べた。
「今日も、素敵な夜をありがとう、アンドリュー。もう、おやすみなさいの時間ね」
こんなに素晴らしい展開になった夜だったというのに、どうして、こんなおかしなことになってしまったのだ? どうしても彼女に訊かずにいられなかった。
「ディアドラ? 怒っているの? 僕は何か悪いことを言った?」
彼女は微笑んだ。それから、両腕を僕に回して抱きつき、顔を僕の胸に押し付けた。
「いいえ、違うわ、アンドリュー。あなたは私にいつも正しいことを言っている。このことについては、明日の夜に話しましょう。多分、明日。こんなふうに、打ち明けない私のことを怒ってるでしょうね。でも、これは私に決められることじゃないの。約束するわ。できるだけ早く、あなたが知りたいことすべてを話してあげられるようになるから」
どういうことだろう? 今夜は、何も答えを得られそうにないことは確かだった。僕にできることは、彼女の部屋から出て、家に帰り、最良の結果がくることを願うことだけだった。
「いやあぁぁっ、お願い!」
イサベラは、レオンが挿入したまま動かずにいるのを感じた。挿入されたままの長大な一物は、中でびくんびくんと脈動を繰り返し、それにより、彼女の狭い肉壁がめりめりと引き裂かれるのではないかと感じる。巨大な睾丸が、クリトリスから恥丘にかけて、重たく押し当てられている。
「いや、『いい』だ、イサベラ。わしはお前がそう言うのを聞きたいのだよ。まあ、すぐにわしに請い求めるようにはなるだろうが・・・」
レオンは出し入れの動きを始めた。分身の先端から根元までの全長を使って、深々と、ストロークを行う。イサベラは、突き入れられるたびに、体をわなわなと震わせ、息を喘がせ、声をあげた。
「お願い・・・」
乱れた息遣いに混じって、やっとの思いでつぶやく。しかし、心は抵抗しつつも、裏切り者の肉体はレオンの動きに反応を始め、彼女の肉筒には潤滑の湿り気が間断なく集まってくるのだった。
左右の腰をがっちりと捕らえられた。固定された彼女の蜂腰に力強い抜き差しが繰り返される。それはまるで、繰り返し打ち据えながら、彼女の体を徐々に二つに引き裂こうとしているように感じられた。下半身を打ちつけながら、割り込み、左右に引き裂いていこうとしているかのように。
片方の手が体の前方に滑り込み、彼女の小ぶりの乳房を握った。柔乳を握りつぶさんばかりの荒々しさに、イサベラは悲痛な声を上げた。だが、それにより、イサベラの乳首は、まるでその乱暴な扱いを奨励しているかのように、硬く勃起していく。
「お前のような分際で、この淫乱な体を誰に遊んでもらうか、気にしていたのだな? わしでなくて嬉しかったと?」 レオンは乳首を転がしながら問いかけた。
「こんなこと、やめて、レオン」 突かれるたびに体をわななかせながらイサベラは切なそうに懇願した。
「お前は、女の指で優しく蜜壷の奥を擦られ、悶え喜んだのだな?」
レオンの手は乳首を離れ、腹部を下り、太ももの間を擦り始めた。その部分は、イサベラ自身が欲情していることの証しである汁気で、ぬるぬると滑りやすくなっていた。
レオンの指は、硬い豆粒のような突起を探り当てると、とたんに狂ったように、その突起を中心に円を描いて動き出し、イサベラをさらに苦しめた。
「あの女がお前の味を味わう前にわしが現れ、邪魔されたことを恨んでおるのだな? わしに邪魔されなければ、あの女にお前の甘い蜜を舐めさせ、その代わりに自分は快楽の頂点に達せたはずなのにと」
レオンの出し入れのテンポは速度を増し、やがて、彼の下半身がイサベラの臀部を打ち据えていた。二人の肉肌がぶつかり合う音が部屋に響く。
イサベラは、背後からレオンに覆いかぶさられ、その巨体の下で悶え泣き、身を捩じらせていた。声を上げ、体を捩ることで、レオンの分身を繰り返し突き入れられる甘美な痛みを少しでも意識から遠ざけようとするのだった。だが、彼女の肉体は、レオンだけがもたらすことができる極上の性的解放を渇望しているのである。
「わしが欲しいと言うのだ」
レオンの怒声が轟いた。今や、彼の打ち込みは、イサベラの股間を破壊しそうなほど勢いを増し、彼の指は執拗に彼女に拷問を続けていた。
イサベラは、下腹部の奥に、じんじんと痺れるような感覚が蛇のごとく忍び込み、それが渦巻状に広がっていくのを感じた。同時に、自分の弱さを呪った。こんな目に合わされているのに、体の奥から、レオンが欲しい、彼のすべてが欲しいと叫ぶ声が聞こえてくるから。
「いやです!」
体は、レオンに残虐に犯されることを歓迎しているにも関わらず、イサベラは必死の思いで叫んだ。快楽の頂上が近づくのを感じ、体を小刻みに振わし、やがて、股間をいじるレオンの指に、全身が針金のようにピンと突っ張らせた。
イサベラが絶頂を告げる叫び声をあげそうになった時だった。突然、レオンが動きを止めた。ひくひく痙攣を始めているイサベラの肉鞘に先端だけを入れ、まったく動かなくなった。
「わしに請い願うのだよ」 レオンは小声で囁きかけた。
イサベラは、レオンに対する欲情に、熱病にかかったように喘いだ。
「・・・ああ、何てこと・・・あなたを恨むわ」
「そうなのか?・・・ならば、やめろと言うがいい。そうすれば、やめてやろう」
彼女は、肩の肉肌にレオンが甘く噛み付くのを感じ、欲望のために肌がピリピリとするのを感じた。
イサベラは、両手にこぶしを握り、両腕を顔の前に交差させ、そこに顔を埋めた。負けが見えてる戦いであれ、最後まで自分を保とうと戦う。
「わしだけがお前に与えられるのだ。それを欲しいと言えばいいのだよ」
イサベラは、腰を彼の方へ突き出した。無言のままではあったが、レオンへの懇願を示す行為だった。だが、レオンは、それには応じず、完全に彼女から抜けてしまった。
「あぁぁ、いやっ・・・」 声にならない声をあげる。
空虚な穴だけにされ、イサベラの女陰は、無駄にぱくぱくと収縮を繰り返した。すでに慣らされてしまった、あの充実感を求めて、必死に収縮を繰り返す。イサベラは、その求めるものの先端が、入るべきところに入らず、代わりに割れ目に沿って動き、クリトリスを擦るのを感じ、低いうめき声を上げた。
イサベラはもはや自分の欲望を否定することができなかった。突然、叫び声をあげた。
「ああぁぁ、もう・・・。あなたが欲しいの。お願い・・・」
レオンは勝ち誇ったうなり声をあげ、一気に根元まで突き入れた。そして、直ちに、恐ろしいほどのテンポでイサベラに打ち込み始めた。その勢いに、イサベラは、ただ喘ぎ声を出して応えることしかできなかった。