ゆっくりと腰を上げて、夫のおちんちんを外に抜いた。それから、前のめりになって、夫の唇に、そして首筋へとキスをした。キスをしながら、ゆっくりと下の方へさがっていく。胸板…、お腹…、おへそ…、そして…。とうとうヌルヌル状態のおちんちんのところについた。夫が呼吸を乱しているのが聞こえた。
「おお、ケイト! まさか、あれをするつもりじゃ…。うああぁぁぁ…」
一気に、ヌルリと滑らかに、夫の濡れたおちんちんを全部、お口に飲み込んだ。優しく吸引しながら、お口の中では舌でヌルヌルを舐め取りながら。
それにしても、本当にヌルヌルになってる。信じられないくらい! なんとか舌ですくい取れたものだけでもいっぱいあって、舐め取ってるというより、飲み下してると言った方が正確だった。でも、これをしてるだけなのに、また、ムラムラと興奮してくるの。ああ、わたしって何て淫乱なの…?
夫のおちんちんや睾丸を舐めながら、ゆっくりとだけど、あることが分かってきた。このツーンとする匂いや味からも、間違いないと思う。ひょっとして、夫のおちんちんに息子の精液がついているんじゃないかって…。でも、どうして…?
ああ、そうなのかも。夫に乗ってつながっていた時、わたしのお尻の穴に注ぎ込まれた息子の精液が外に漏れ出て、夫のおちんちんを濡らしたんだわ! それを今わたしは舐めてる! ああなんてこと! わたしが舐めている精液はわたしのお尻から出たものなんだわ!
それが分かっても、ぜんぜん嫌な感じはしなかった。ただ、驚いただけ。そういうことをする女性の話しを前に聞いたことがあるわ。でも、それはカメラの前で見世物のためとか。
でも今のわたしは…。今のわたしは見世物のためじゃなく、自分で本当にそれをしているの! 自分がどんなことをしてるのか、すっかり混乱しながらも、しゃにむに夫のおちんちんにおしゃぶりを続けた。実際、もうほとんどきれいになっている。
全部きれいに舐めあげた後、また身体をずるずると上へ這わせて、夫の顔のところに戻った。夫はわたしを見上げていた。特にわたしの濡れた唇のところを見てる。
わたしはにっこり微笑んだ。
ひょっとして、あなたも、これ少し味わいたいんじゃないの? 邪悪な考えだけど、でも、すごくエロティック! それに、正直、わたし、夫が出張前にインターネットでポルノを見ながら自慰をしてたのを見つけたときから、まだちょっとだけ夫のことを怒っていたし。自分の息子の精液を味わわせれば、十分な懲らしめになるわ。
また身体を起こして、夫に馬乗りになった。今度は両手を頭の上でなく、両脇にくっつけた形で押さえこんだ。
ジョンは、両目を大きく開けてわたしを見上げている。また、ハアハアと息使いを荒くしてる。
お口の中には、まだネバネバした精液の混じったものがいくらか残っていた。そこで、舌をお口の中でぐるりと回して、かなりたっぷりとすくい取った。それから夫の方へ身体を倒して、唇を夫の唇に押しつけた。夫が口を開くのを感じた。その口の中に舌を突き入れて、溜めこんでいた精液の混じり合ったものをどろりと彼の口の中に注ぎ込んだ。
キスをしながら、わたしは目を開けて夫の瞳を覗きこんでいたし、夫の方もわたしの瞳を見つめていた。ふたりの間で何も言葉は交わさなかったけれど、今はどっちが主導権を握っているか、わたしも夫も知っていた。
流し込んだ後、また身体を起こして、夫を見下ろした。彼の喉が上下に動くのが見えた。ジョンったら、ちゃんと飲み下してる! その瞬間、夫は低くうめき声を上げ、目を三白眼にして陶酔したような顔になっていた。快感の顔! ジョンはこの味を喜んでいるんだわ! 飲み下して喜んでる!
こんな夫の一面を知ったのも、わたしにとってはまたもう一つのショックだった。夫を懲らしめるつもりでしたのに、彼ったら喜んでいる! これには何か分からないけど、とてもエロティックなものを感じた。またどんどん興奮してくるのを感じる。