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淫乱ママ 第5章 (9) 


息が止まりそう。わたしは身体を凍りつかせた。誰かが家に帰ってきてる! 部屋のドアへと駆けた。ハイヒールを履いてるのでうまく歩けない。それにお尻から息子が出したお汁がポタポタ垂れてる。でも、なんとかして階段を駆け上がった。そして寝室に入って、聞き耳を立てた。

夫の声が聞こえるけど、なんて言ってるのか分からない。急いで服を着るべきかしら? それともバスルームに行くべき? どうしたらいいの? わたしは恐怖のあまり、ただ突っ立っているしかできなかった。

少し時間が過ぎ、とうとう夫が寝室に入ってきた。もうダメ。見つかってしまった。もうこれまで! どうすればこの窮地から逃げられる? 必死で取りつくろう案を考える。

「やっと…、やっと帰ってきたのね。あなたのことずっと待っていたのよ」

できる限り可愛い…、というかセクシーな顔を浮かべて、頭に浮かんだ唯一のことをした。つまり、セックスをしたくてずっと夫を待っていたフリをするということ。

夫は、ほとんど素っ裸同然のわたしの身体を見て唖然として、立っていた。そして、あわてて後ろ手にドアを閉めた。

「ケイト、なんて格好なんだ。下にはトミーがいるんだぞ!」 ほとんど怒鳴るような声で。

だけど、一つだけ確かなことがあった。それは夫の目がわたしのあらわな身体に釘付けになっているということ。これなら、まだ、なんとか取りつくろうチャンスがあるわ。

「そんなこと言わないで、ジョン。あなたのことがすごく欲しくてたまらないの。前にしてから、ずいぶんご無沙汰だったんだから…」

ヒップを左右に振りながら夫の元に近づいた。お尻は、何も漏れ出さないようにキュッとすぼめたまま。夫の顔に手を当てて、顔を引きよせ、キスをした。彼が低いうめき声をあげてる。片手でわたしの腰をつかんだ。夫をその気にさせるのはとても簡単だった。結局、夫もひとりの男。

少しキスをした後、顔を離して、彼のシャツのボタンをはずし、服を脱がせにかかった。さっきまではハラハラしていたけど、いまは心臓の鼓動も普通に戻っている。すべて順調にいきそう。

「おい、お前、ずいぶん汗をかいてるじゃないか。何をしてたんだい?」

「ああ、ジョン…。あなた、ずっといなかったでしょ。でも、欲しくてたまらなかったの…。だから、待ちきれなくなってしまって…」

夫の胸板にキスをしながら、徐々に下に降りて行った。本当にそうだったんだと夫に思わせなきゃいけない。

わたしがしようとしていることが分かったのか、夫がはっと息を飲むのが聞こえた。ズボンに手をかけて、素早くボタンを外した。ズボンがするすると床に落ちた。次に下着に手をかけ、一気に膝まで引きずり降ろした。とたんに、半分硬くなったおちんちんが出てきた。わたしの目の前で、うなづくようにピクピク動いてる。

それを握って、上目使いに夫の顔を見ながら、お口に含んだ。夫は目を丸くしてわたしを見下ろし、その後、緊張を解いて、ゆっくり息を吸った。目を閉じて、頭を後ろに倒してる。

やったわ! 大成功! 後はおしゃぶりして彼を気持ちよくさせてやればいいだけ。

息子を相手に会得した通りに夫のおちんちんにお口で愛撫をした。先端から根元まで全体をゆっくりストロークしながら、喉の奥に飲み込んでいく。ジョンは喘ぎ声を出している。わたしのおしゃぶりを楽しんでるのは明らか。

おちんちんも今は完全に固くなっている。はっきりとは意識しなかったけど、夫のおちんちんは息子のほどは大きくないのに気づいた。そんなことを考えていたら、息子への欲望がさらに高まってしまった。

それに、わたしの方もゆっくりとだけど、エッチな気持ちが戻ってきていた。身体が熱くなってきて、あそこが濡れてきてるのを感じる。ついさっきまで息子とお尻の穴でつながっていたわたし…。それが、ほんとに時間をおかずに、今度は夫のおちんちんをおしゃぶりしてる。それを思うと、本当にわたしは淫乱なんだと感じる…。淫乱になったわたし…。それを思い浮かべただけで、ものすごく身体が燃えてしまう。また、夫のおちんちんを喉奥に入れて、喉の筋肉をヒクヒクと痙攣させた。

「ああ、すごいよ、ケイト…。もう、やらせてくれ…」 と夫はかすれ声で囁いて、おちんちんをわたしのお口から引き抜いた。

「ダメ、今日はわたしがするの」 夫にわたしのあそこを見られたくなかったので、素早くそう答えた。

「ええ?」 夫は、よく分からなかったのか、そう呟いた。

「さあ、ベッドの上に仰向けになりなさい!」 とわたしは夫の体をベッドへ押した。

夫は私に押されてよろめきながら、ベッドに尻もちをついた。わたしはすかさず彼の身体にまたがって、勃起の真上の位置につき、ゆっくりと腰を降ろした。ああ、こんなふうに夫を支配するのも興奮しちゃう…。

自分から夫のおちんちんをあそこの深いところまで埋め込んで、その後、乗馬の動きを始めた。ゆっくりと腰を上げては、ぐっと沈める。身体が熱くなってくる…。あそこもまたびしょびしょになってきてる!

上下に動きながら、夫の両手を握り、頭の上へ引っ張り上げ、バンザイの格好にさせた。両手首を固定して、動けなくさせる。

「ジョン? わたしに犯されて感じてるんじゃない?」 

夫のことを「あなた」と呼ばずに、名前で呼びつけにした。そんな自分に自分でも驚いていた。

「ケイト、いったいどうしたんだ?」 と夫はわたしを見上げながら弱々しい声で呟いた。

わたしは片手で夫の両頬をつかんで、ぎゅっと挟んだ。

「お黙り! …質問に答えるの!」

その間もずっと乗馬の動きを続けてる。ゆっくりとだけど、安定したリズムで…。本当に夫を犯している気分…。

わたしに顔をつかまれて、夫は驚いて目を丸くしていたけど、その瞳にちょっと屈服した表情が浮かんでいるのが見えた…。それに喜んでいる表情も…。

「…ああ、感じるよ」 

夫はちょっと間をおいて、小さな声で呟いた。快感のせいか、目玉が両方ともまぶたの中に上がって三白眼になっている。わたしがしてることを楽しんでるのは確かだわ。

「それでいいわ。じゃあ、後は黙っていなさい。それに、わたしがいいと言うまで、イッちゃダメよ!」

こんなことを言ってるなんて、自分でも信じられない。それに、こんなふうに夫を支配して、どんどんものすごく興奮してきてるのも信じられなかった。前までは、夫とのセックスはすぐに終わってしまうものだったのに。ジョンだけが先にイッて、わたしがイクのは滅多になかったのに。

「ああん…。いいわ…。このおちんちん、大好きよ!」

突然、夫のおちんちんがわたしの中でピクッと反応するのを感じた。やっぱりだわ。夫は、わたしがこんなふうにするのを喜んでる。

「さあ、手を出して、おっぱい触って! ぎゅっと握って!」 

今はわたしが命令している。

夫はわたしの胸に両手を伸ばして、震える手で握った。

「乳首もつまむの!」

言われたとおりにしてる。指の間に乳首を挟んで、コリコリしてる。

「もっと強く…。もっとよ、ジョン! 乳首を引っ張るの!」 ほとんど叫び声になっていた。

上下に弾ませる動きも、どんどん速くなっていた。クライマックスが急速に近づいてるのを感じる。夫も喘ぎ声をだしてる。もうイキそうになってるみたい。

「ああ、いい! いくわ、イキそう…。ああっ…。ああぁぁぁぁ!」 

その瞬間、わたしの中で夫のおちんちんが噴射を始めるのを感じた。びゅっ、びゅっとあそこの中の壁に当たってるのを感じる。それにわたしも、この夜、三度目のオーガズムに達してた。

わたしはそれでも上下に動き続け、そして最後にはとうとう何も出てこなくなるまで続けた。終わったのを感じ、わたしは目を閉じ、がっくりとうなだれた。髪の毛がバサリとわたしの顔面を覆った。うーん…。あそこの中がドロドロになってる…。それがとても気持ちいい。

少し落ち着いて、目を開け、夫の顔を見た。夫はずっとわたしを見つめていた様子。彼も汗まみれだった。まるでわたしが別人になったような顔で見ていた。

まあ、確かに、わたしは別人になったみたい。息子とのセックスがわたしを変えたのね。以前より心がオープンになって、もっといろんな可能性を求める気持ちになったのだと思う。それに夫の顔に浮かんでる表情を見ると、彼も今のセックスに心から満足したみたいだわ。

「ケイト…。すごい…。今のは、最高の…、最高の…」

「わたしとした中で最高のセックス?」

また夫は深く溜息をついた。支配されるのがいいのね。夫はわたしにコントロールされるのが好きなのね。

「ああ…」と夫は囁いた。

わたしは笑顔で夫を見た。でも、その笑顔はちょっと邪悪な笑顔。そして彼に言った。

「あのね、まだわたし、終わってないの」


[2011/07/05] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 第7章 (8) 

アンジーは、僕の顔の化粧を終えると、僕の手を取り、爪にグルーを塗った。それから爪の形を整え、ネイルの光沢剤を塗り始める。その様子はしっかりと見続けた。後で自分ひとりでしなくてはいけないだろうと思っていたから。一度、コーティングをした後、それが乾くのを待って、また新たにコーティングをしなければならないので、この作業には多少時間がかかった。

その後、最後の作業として、アンジーは僕が耳につけている小さなゴールドの円柱型イヤリングを手にし、そこに大きな輪形のリングを装着した。僕はこれほど重いものを耳につけたことがなかったので、その重みで耳たぶが下に引っ張られているような感じになった。

ようやくすべてが終わり、アンジーは僕の姿を一通り眺め、言った。

「あなたなら可愛いくなると分かっていたわ。初めて見たときから分かってた」

その言葉はどういうつもりで言ったのか、僕は彼女に訊こうと思ったのだが、訊く前に全身鏡の前に連れて行かれた。そして、鏡の中、僕を見つめ返している人物を見て、僕は驚いたのだった。

見る前までは、ただ化粧をしただけで前と変わらないだろうと思っていた。だが、僕を見つめ返している人物は、信じがたいほど可愛い女の子だったのである。顔が化粧前とは全然違っていた。それに、非常に女性的な印象を与えている。見る人が見れば、僕は本物の女性ではないと分かるだろうけど、少なくとも僕には女性にしか見えなかった。

「ねえ、どうかしら? ジャッキー?」 アンジーは、しばらく僕に鏡を見せ続けた後、ようやく問いかけてきた。

「素晴らしい仕事をしてくれたと思うよ。こんなに良く見えるとは思っていなかった」 僕は鏡から目を離せず、鏡を見つめたまま答えた。

アンジーは片腕を僕の腰に回し、ぐいっと僕を抱き寄せた。

「本当に可愛いわ。あなたが本当は女の子じゃないと分かる人はいないと思う。でも、それよりもっと大切な問題は、あなた自身が、ドレスを着てどう感じているか、よ? もし、この姿でいるのが居心地が悪いと思うなら、いずれあなた自身が正体をばらしてしまう振る舞いをしてしまうはず」

僕はもう一度、鏡の中の自分の姿を見た。自分がこんなにも女性的に見えていることに改めて驚いた。それに加えて、実際、この服装でいることに居心地の良さも感じていた。不思議なほどに、すべてが自然に感じられていた。どういうわけか分からなかったけれど、あるべき姿になっているような感覚があった。

「ちょっと変に聞こえるだろうとは思うけど、このドレスの感触が気にいっている。それに僕のこの姿も気にいっているし、どういうわけか分からないけれど、僕には自然なように感じられる」

そうアンジーに答えた。ではあるものの、答えている間、彼女の目には視線を合わせられず、うつむいていた。

アンジーは僕のあごに指をかけ、顔を上げさせた。

「ジャッキー? あなたがそういうふうに感じるはずと、私は前から分かっていたわ。私があなたにこんなにも惹かれた理由が、それだから」

と、彼女は僕の唇に唇を重ねた。

そのままふたりはとても長い時間、キスを続けた。キスをされながら、僕はふたりの唇が離れた時には、二人とも唇につけた口紅がなくなってしまうだろうなと思っていた。

キスを終え、アンジーは、僕の口紅を直すべきなのを見ると、すぐに僕を化粧台へと連れ戻し、口紅の付け方のお手本を示してくれた。

ふたりとも化粧を直した後、アンジーは行儀作法について僕にレッスンを始めた。まずは立ち姿の取り方から。慎ましく清純な立ち姿から、堂々として魅惑的な立ち姿に至るまで、いくつもの姿勢を教わった。それに腰かける姿についても教わったし、手をどこに持っていくべきかも教わった。さらに声の出し方も訓練を受け、女性としてはセクシーでちょっとだけかすれ声で発声できるようになった。言葉づかいも注意を受け、自分のことは「僕」ではなく、「わたし」と呼ぶようにされた。

その夜の間じゅう、僕たちはしょっちゅうキスを繰り返した。そして、キスをするたびに、僕は化粧を直さなければならなかった。口紅ばかりでなく、目の周りや、頬についてもやり直しだった。

そう聞くと、さぞかし面倒だっただろうと思われるかもしれない。だが、実際はそのような感覚はまったくなかった。僕自身、楽しかったし、アンジーも楽しんでいたように思われる。ふたりとも、時間を忘れて夢中になっていて、気づいた時には、午前3時近くになっていた。

アンジーは背伸びをし、小さなあくびをした。「もう眠る時間ね。練習の続きは明日」


[2011/07/05] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)