「おはよう、ママ」
今度は息子がキッチンに入ってきた。わたしが座ってる椅子の後ろに立って、両腕でわたしを包んできた。左右の手をお椀の形にしておっぱいを覆ってる。
「ううん…。トミー? 家にはみんないることを忘れないで」 息子のタッチを喜びながらかすれ声で囁いた。
息子の手がスカートの中に潜り込んできた。中から裸のおっぱいを触ってる。
「知ってるよ、ママ。でも、我慢できないんだ。ママはとても綺麗だから。昨日の夜にしたこと、頭にこびりついて離れないんだ。ほら、見て。今でも、僕のおちんちん、こんなに固くなってるよ」
息子はわたしの横に来た。ズボンのところを見下ろすと、はっきりと固いおちんちんの輪郭が見えてる。わたしはにっこり微笑みながら息子を見上げた。
「まあ…。誰かが来て、そんな状態になっているのを見られる前に、冷たい水をかけておいた方がいいわよ」
「ダメだよ。どうやっても、静まらないんだ。でも、もしママが…。ちょっとだけ奉仕してくれたら…」 わたしを見下ろしながら、笑った。
奉仕する? おちんちんにおしゃぶりすることを、そう言うの? ゾクゾクっと興奮が背筋を走った。みんながいる家の中、キッチンでご奉仕する。その危険性も興奮を高めていたみたい。
「トミー、ダメよ。危なすぎるわ」
息子はおねだりの表情を顔に浮かべ、まるで今からイタズラをしようとしてる子供のように興奮した目の表情をしていた。そして、ゆっくりとズボンに手をかけ、降ろしていった。中から勃起したおちんちんが顔を出した。
息子がしてることにびっくりして、わたしはすばやく階段の方を見上げた。すごく危険だわ!
「トミー、お願いだから行儀よくして!」
口ではダメだと一生懸命言っていたけど、このおちんちんには抵抗できないとも分かっていた。やっぱり、すぐにおしゃぶりすることになるんだわ。息子はわたしを見透かしてニヤニヤしながら見下ろしている。
「ママ、こいつをおとなしくさせるにはそれしかないんだよ」
それを聞いて思わず笑い出しそうになった。トミーったら、なんておバカなこと考えているの。思わず、そうかもって信じそうになってしまうじゃない。
それはともあれ、わたしのせいで息子がこんな状態になっているのは事実。ビクンビクンと脈動してるおちんちんを見つめながら、心臓がドキドキしていた。
「ああ、トミー。いいわ。でも…すぐに終えるからね…。もう…本当に…」
顔を近づけ、すぐにお口の中に飲み込んだ。
ううん…。この感じ…。熱くて血管がゴツゴツしてるおちんちんをお口に入れる快感…。快感がお口ばかりでなく全身に広がっていく。
小さくうめき声を上げながら、徐々に奥へと飲み込んでいった。息子が両手でわたしの頭を押さえるのを感じた。手の指を髪の毛に食い込ませて、わたしの頭が動かないようにしている。
「ああママ? ママの口を犯したくなってきたよ…。動かないでじっとしてるんだよ…。ママの口を犯したいんだ…」
息子は髪の毛に指を食い込ませて、強引にわたしの頭を押さえつけたまま、腰をぐいぐい動かし始めた。わたしを犯している。わたしのお口を!
息子の荒々しさに驚いた。おちんちんがすごく奥まで入ってきて、喉奥を突いている。ほとんど咽てしまいそう。それでもわたしはじっとしていた。
息子はどんどん突くスピードを上げていった。わたしはもうこれ以上無理と感じて、両手を息子の太もものところに当てて、押し戻そうとした。
「感じるよ、ママ…。もっと口を開けて…。俺の肉を喰らうんだ…。もっと吸って…。ああ、そうだ…。たんまり喰らうんだよ!」
息子は片足を上げて、足首に絡まっていたズボンと下着から足を抜いた。それから脚を大きく広げて、テーブルの上に投げ上げ、もう一方の足に絡まっていたズボンと下着をテーブルに乗せた。
頭を押しつけられるのを感じる。息子はわたしを椅子から降ろそうとしてるんだわ。もうやめて、と言おうとしたけど、できなかった…。おちんちんが喉の奥に入っているのだから。他にどうしようもなく、頭を押されるまま椅子から滑り降り、床にひざまずいた。床の上、息子の前に正座する格好。
本当に情け容赦なく突いてくる。唾液がだらだら出てきて、あごを伝って、胸のところへと落ちていった。着ているシャツがどんどん濡れていく。
「ようし、今度はタマの方を吸うんだ、ママ…」
息子はわたしのお口からおちんちんを抜くと、片手でしごきながら、もう片手でわたしの頭をさらに下に押し下げた。やっと喉から離れたのでハアハアと息継ぎをしながら、言われたとおりにタマタマのところを舐めて濡らした。またおちんちんを入れられる前に呼吸を整えなくちゃと思った。
強引に抑えつけられて、まったく無力。好き放題におちんちんでお口を使われているわたし。
最初はこんな乱暴な扱いはやめてと思っていた。でも今は…。ああ、なんてこと…、今はこんなふうに扱われるのが好きになり始めているなんて。息子にやりたいことを無理やりやらされているという従属的な感覚が頭の中を覆って、何も考えられない。そんなふうにされていることが興奮を巻き起こして、体中を駆けめぐっている。
「ああ、もう…。あああ、もう……」
自分が何を言ってるのか分からない。やめて欲しいのか、もっとして欲しいのかも分からない。ただ、今は、娘と夫が降りてくるのだけはイヤと思っていた。これの邪魔をしてほしくないの!
息子はまたお口におちんちんを突っ込んできた。荒々しく喉奥を突いてくる。一度、ぐっと奥まで入れて、そのまま動かなくされた。ああ、息が止められる! でも、この感覚が大好き。息子の大きなおちんちんで息を止められる感覚。ゴボゴボと喉の奥が鳴って、よだれがだらだら落ちてくる。両手を息子のお尻に当てて、自分に引き寄せた。根元までお口に入れるため……。
「ああ、ママ…。すごい、全部入ってるよ…。すごい…」
息子は、全部を飲み込んでるわたしを見下ろしながら興奮して呟いた。
息が止まり、咽かえってもいる。喉の筋肉が、奥まで入ってきた息子のおちんちんの頭のところを挟みこんでウネウネとマッサージしているのを感じた。息が止まったままで、だんだん意識が薄らいでいく…。空気が欲しい。もうダメ。空気…。
限界まで来て、息子のおちんちんを引き抜いた。ハアハアと息を荒げながら、おちんちんを片手で握ってしごいた。お口ではまたタマタマを舐める。
「テーブルに乗るんだ、ママ」 息子がわたしを抱え、立ちあがらせた。
多分、アンジーは冗談を言っていたのに違いないと分かり、僕はすぐに笑顔になって言った。
「どうしたら、それができるか分からないわ」
アンジーは、あの眩しい素敵な笑みを浮かべた。
「あら、どんなことだって可能よ。でも、セックスの話はもう十分。朝食を食べることにしましょう」
彼女の言い方に何か意味深な雰囲気があったので、僕は彼女がどんなふうにするのだろうと気になり始めた。
とはいえ、すぐに二人で朝食を作り始めたので、実際はそれについて考えてる時間はあまりなかった。食べている間も、自分の行動に注意を払わなければならなかった。つまり、女の子ならどのようにするか、あらゆる点で注意し続けなければならなかったのである。ようやく朝食を済ませたが、その間、一度もアンジーに間違いを指摘されなかったので、とても誇らしく感じた。彼女の嬉しそうな笑顔も、僕に満足していることを伝えてくれていた。
「どうやら、私の彼女はとても上手になってきているようね。お化粧もとても上手。たった一日しかお化粧をしてないことを考えたら、大変素晴らしいできだと言いたいわ。それにお作法も大変よくできました。そろそろ本格的なトレーニングに入っても良さそうね。ちょっとだけ露出させてあげようかなと思ってるの」
それを聞いて急に誇らしい気持がしぼんでしまった。
「露出って、どういうこと?」
恐る恐る訊いた。僕の声におののきの気持ちが入っているのを彼女は察知したと思う。
「たいていの女の友だち同士がするようなことをするの。一緒にショッピングに出かけたらいいと思うわ」と、アンジーは立ちあがり、食器洗いに自分の食器を持っていった。
「ちょっと待って。この恰好で私を外に連れ出そうとしてるの? 他の人に見られる場所に?」 唖然とした気持ちをなんとか乗り越えながら訊き返した。
「うふふ。もちろんよ。女友だちはそういうことを一緒にするものなの。お買い物に行ったり、映画を見たり、ダンスをしにクラブに行ったり。ジャッキー? あなたのことは大好きよ。でも、毎週、毎週、仕事がない週末をあなたと家の中でずっと過ごすのはイヤだわ。さあ、あなたの食器を食器洗いに入れて。その後でコートを着て、一緒に出かけましょう」
ノーと言おうと思った。本当にそう思ったが、どこか、この時点でそれを言うのは悪いことだと思った。アンジーが僕をどこまでこの方向で推し進められるか、その限界を切り開こうとしているのは確信していた。それに、ここで反対して、アンジーに、僕は彼女が探し求めている恋人ではないと判断されるのも嫌だった。もうすでにアンジーのことがとても好きになっていたし、恋に落ちていたと言ってもいい。自分自身、彼女との今の関係を悪化させたいとは考えていなかった。僕はあいまいな笑みを浮かべながら、言われたとおりに食器洗いに食器を入れた。
ふたりで二階に上がると、彼女は僕に皮のコートと持ち物を入れるハンドバッグを渡した。僕は、自分の財布からお金と免許証とクレジットカードを出し、女物の財布に入れ替え、その財布をハンドバッグに入れた。それにコンパクトと口紅もバッグに入れた。ふたりとも出かける準備が整い、一緒に下に降り、玄関を出て、彼女の車へと向かった。
本心では、アンジーが「今のはからかっただけ、私の言うことに従ってくれるか、確かめたかったのよ」と言ってくれるのをずっと待っていた。だが、車に乗りこんだ後、やっぱり、ぜんぜんジョークではなかったのだと知った。本気で僕を店に連れて行こうとしている。
アンジーが運転する車で街を進みながら、自分が次第にパニック状態になっていくのを感じた。トンネル視になったような感じで、自分の真正面にあるものしか見えない。アンジーはお店でどんなものを買おうかしゃべり続けていたが、僕は耳がガンガンなっていて、何も頭に入らなかった。
モールに着くまでどのくらいの時間だったか、分からない。ずいぶん長くかかったようにも思えるし、すぐに着いたようにも思える。実際、車が止まったことすら気づかなかった。ドアが開いて、アンジーが「さあジャッキー! 一日中、車にいることはできないわよ」と言うのを聞いて初めて気がついた。
僕の脳に侵入してきたこの二つの種子、これは僕の子供なのだ! 僕の心に洪水のように愛情が溢れ、目に涙がジワリときた。両腕でディ・ディのお腹を少しきつく抱きしめた。ディ・ディを傷つけるつもりはない。この子たちも。ただ、この3人を気が済むまで抱きしめていたい。それだけだった。
次の瞬間、この子たちから反応が返ってくるのを感じた! この子たちは愛されるということがどういうことか知っている。ふたりは満足そうだった。そして、ゆっくりとふたりが僕から離れていくのを感じた。ふたりは幸せな気持ちのまま眠りに戻ったのだろう。
ディアドラは僕を見ていた。「アンドリュー、どうしたの? どうして泣いてるの?」
僕はただ頭を左右に振るだけだった。このことについては、しばらく見守るだけにするのが最善だと思った。また同じことが起きると誰が分かろう。それに、ディ・ディは今はデリケートな状態だ。そんな時に、変なことを言って、僕の精神状態について心配させる理由がない。
「ただ幸福感を感じただけだよ。幸せでないはずがないじゃないか。世界で一番美しい人を妻に持ち、その妻が子供たちを産む準備に入ってるんだから。ただ、ただ幸せを感じただけなんだ」
ディ・ディは柔和な顔で微笑んだ。「アンドリュー、愛しているわ。それに『子供たち』と言ったけど、その通りだと思うの。子供が一人だけだったら、出産後、この体重を元に戻すなんてできないもの。まるでラードをバケツ一杯抱えているような感じなのよ」
僕はありきたりな言葉しか出てこなかった。
「君は天使のようだよ。君より美しい産婦はいなかっただろう。輝いて見えるよ」
ディ・ディは僕を抱き寄せた。ふたり横に並んで、一緒にいることの幸せをかみしめた。この女性は、僕が一目惚れした人だ。いや、正確には、ひと目でエッチしたくなった人だ。多分、あの頃、最初の1日か2日は愛情というものは関わっていなかっただろう。当時は、僕は感情をちゃんとコントロールできていなかった。
だけど今はディアドラは僕たちの子供を産もうとしている。この僕たちの感情は、一雌一雄関係が生まれて以来、男女が抱いてきた感情と同じものであるはずだ。種族が今後も存続し、血統が続いていくという原初的な感覚。僕たちは、自分たちの存在の第一の目的を達成しようとしているのだ。
僕も彼女を抱き寄せ、そしてキスをした。ディ・ディは僕の唇についた彼女自身の味を味わっていた。どういうわけか、そういうことをするのがふさわしいことだと思えた。それをして初めてひとつのサイクルが完結すると。僕とディ・ディ。ふたりはいつまでも一緒だ。
この状況で極度に奇妙なのは、多分、1、2時間後には、僕はドニーとまったく同じ感情をもう一度味わっていることだろうということだ。デジャビュのように。
ドニーの赤ん坊たちも、テレエンパシー能力を持ってるのだろうか? おっと、このような話しをするには、まったく新しい語彙体系を作らなくてはいけないようだ。わき道にそれるわけではないが、僕はひょっとするとテレエンパシーという用語を世界にもたらした人物として有名になるかもしれない。確かに、テレパシーについて、そういう能力があるかもしれないと言う人はいる。だが、僕は、現実に確かに存在するリアルなものを感じたのであって、そういうリアルな能力については誰も考えたことがないと思う。まあ、考えたにしても、口に出しては言っていない。ともあれ、用語について権利を主張する前に、スペリングが正しいかチェックしておくべきだろうけど。
それはともかく、ドニーの赤ん坊だ。こちらについてはどうなのだろう? やはりふたりいるのだろうか? そしてテレエンパシー能力を持っているのだろうか? 持っているとして、どうしてなのだろう? 持っていないとしたら、どうしてなのだろう? これも例の「次世代」の件に関係することなのだろうか? それとも、たまたまディ・ディと僕の場合に対して、二つのサイコロが7の目を出しただけ?(
参考)