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写真家 (8) 


「わほー!」 と僕は頭の中で叫んだ。

「じゃあ、やって」 とクリスタル。

僕は、彼女のブラウスの上のところから少し手を挿しこんだ。ボーイ・スカウト風に敬礼するときの手つきで、指を3本使って、ブラシで色づけした部分の輪郭を擦った。小さく円を描くような動きで、クリスタルの胸の内側をマッサージしながら色を伸ばしていく。クリスタルはただ僕の前に座って、僕がするのに任せている。それに彼女の夫のボブも僕の前に座って見ている。1分かそこら、そうした後、僕は手を止めて、一旦引き下がった。

「うん、ずっと良くなった」

と、大きな声で言ったけれども、もちろん、僕は、前との違いが分かっているわけではない。でも、何か言わなければならない状況だった。それはみんなも分かるよね?

僕は彼女の周りを歩き回って、さらに12枚くらい写真を撮った。基本的に上から胸元を見下ろす写真。僕はクリスタルに、腰をひねらせたり、くるりと回ったりとポーズを取らせた。その時の姿勢で、ひょっとすると、どっちかのサイドから内側がもっと見えることがあるかもしれないと期待してたから。そして、実際、期待通りに内側がはだけて見える瞬間があった。

パシャッ! パシャッ!

実際、僕のメイキャップの効果で、彼女の胸の谷間が強調されて見えているように思えた。確かにかなりセクシーな写真になりそうだった。

「私、このメイキャップしての撮影、気に入ったわ」 ある時点で、クリスタルが、誰に言うともなく言葉を発した。僕たちは3人とも声に出して笑った。

この時には、すでに、僕の持ち出したワインのボトルも空になっていた。

「僕が店に行って買ってこようか?」 

ボブがそう提案し、僕も賛成。それにクリスタルも賛成した。

「多分、10分くらいで戻ってくるから、撮影は続けてくれよ」

ボブはそう言った。僕はポケットに手を入れ、10ドル札をボブに投げた。ボブはワインを買いに出かけ、玄関のドアが閉まった。彼が出ていった後、クリスタルが言った。

「あのね、私、ボブに彼が求めているものをあげたいと本気で思っているの」

それは僕も同感。

「私、恥ずかしがり屋だけど、だからと言って、色気がないということにはならないでしょ?」 横目で僕を見ながら続ける。 「正直、私、結婚する前は、私のことを出会った中で一番セクシーだと言ってくれたボーイフレンドが数人いたのよ」

その言葉、信じられると思った。今の彼女の姿は、僕が、あの恥ずかしがり屋でおとなしいクリスタルに期待していたものをはるかに越えていた。僕は彼女のことをそれほど知っていたわけではないのは明らかだった。だが、これからもっと彼女のことを知るようになりそうだというのも、明らかだった。

「えーっと、ボブは、欲しい写真は、スカートの中が出てる写真だと言っていたんだ。やってみる気がある?」

僕は、肯定的な答えが返ってくるよう祈った。

「まあ、ボブが欲しがっているなら、ぜひ撮らなくちゃ」

[2006/11/22] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

シルクの囁き、ラベンダーの香り 第1章 (7) 

クリスは、そのまま立ち去ろうとしたが、ふと、レドモンド先生が片足の靴を脱ぎ、脱いだ足をベッドの上に乗せるのを見て、立ち止まった。彼女がスカートの裾を滑らすように捲り、ストッキングの付け根をあらわにするのを見て、眼を大きくした。シルクの暗めの色のストッキングのバンドの先、つるつると滑らかな白肌が露出しているのを目にし、クリスは股間が反応するのを感じた。彼女はバンドを伸ばし、光沢のあるストッキングを引き上げ、しわを伸ばしていた。そして、その脚のストッキングの調節に満足すると、次に反対側の脚に変え、ベッドに乗せた。

今度は、クリスの目には、彼女のスカートの中がよりはっきり見えていた。青いシルクの下着まで見えていた。そちらの脚のストッキングを調節する姿を見ながら、クリスのペニスは跳ね起きるように最大に勃起していた。突然、彼女は顔を上げ、クリスの方向に顔を向けた。クリスは、まるで銃で撃たれたかのように、ハッと引き下がって、身を隠した。そして慌てて階段へと向かった。覗き屋のように見ていたところを見つかってしまった恥ずかしさに、顔が真っ赤になっていた。

確かに、ジャネットはクリスの姿を見ていた。あのハンサムな若者が自分の姿を覗いていたのを知って、彼女は、クリスのことをキュートだと感じたし、おだてられた気持ちにもなっていた。

「落ち着くのよ、ジャネット! あの子は、大事なビジネス相手の息子さんなのよ」

そう自分に言い聞かせたジャネットだったが、ふと気づくと、下着が足の間を愛撫しているように感じたし、パンティの三角布が愛液で湿ってきているのも感じていた。

もっとも、ジャネットには、あの若者を惑わすことを心から楽しみ、簡単にやめられることではなくなっていた。このように気持ちが高ぶることがいつからなくなったか、思い出せなかった。すこしアルコールを飲みすぎていなかったら、ジャネットは、クリスにモーションをかけることはせず、自分を守る姿勢に入っていたことだろう。それでも、若い男性を惹きつけ、自分の周りを子犬のようにハアハアとまとわりつかせることは、気持ちを若返らせ、自尊心を高ぶらせることではあった。たとえアルコールが入っているとはいえ、2人の間の状況は自分がコントロールできるとジャネットは思った。

[2006/11/20] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ポルノ・クイーンの誕生2 (3) 

ムースを使って、髪の毛を後ろにまとめ、カールしていないように見せた。そうやって、髪を男の子風に変えても、依然として僕は女の子のように見えていた。特に、耳にピアスを2つもつけていたし、明るい赤色の爪も、隠しようがなかった。実際、僕がこのように明らかに女性的なスタイリングをしているにもかかわらず、マークがそのことに触れないことの方が驚きだった。

男性使用人のユニフォームを着た後、キッチンに入った。マリアは朝食準備の作業をしていた。ベーコン・ソーセージと卵を何個か炒めていた。すでに、僕とトレーシーのためのフルーツ盛り合わせはできていて、テーブルに置いてあった。

「急いで食べて。マークさんはすでに起きていて、朝食を持ってくるようおっしゃってるの」

僕はできるだけ早く食べた。その3分後には僕は朝食の料理をいっぱいに載せたトレーを持って、メインの寝室のドアの外に立っていた。軽くノックをすると、中から、入りなさいと声が聞こえた。

中では、トレーシーは、素晴らしい全裸の姿態を披露しながらベッドに横たわっていた。そのベッド脇の床にはマークがいて、腕立て伏せをしていた。マークも全裸で、腕立て伏せの回数を数えていた。

ちょうど100まで数えると、マークはジャンプするようにして立ち上がった。

「腕立て伏せを100回やってからの、男らしいたっぷりの朝食! これに勝るものはないな!」

そう言ってトレーシーの横に座り、まるで何週間も食事していなかったかのようにがつがつと食べ始めた。

2人が食べている間、僕は床に散らかっている衣類を拾い上げ、その後、着替え室に入った。そこでも、落ちている衣類を拾い、片付け、次に浴室に入った。浴槽にお湯を入れ、エネマの袋に洗浄液を詰める。それから寝室に戻って、トレーシーを呼んだ。

トレーシーを呼び出し、彼女のあとに続いてバスルームに入った。トレーシーは、バスルームに入るとすぐに、僕を両腕で抱きしめ、ディープキスをしてきた。僕は恐ろしかった。今この時、もしマークがバスルームに入ってきたら、どうなるだろう。だが、幸いなことに、彼は入ってこなかった。トレーシーは、僕の恐怖感を感じて、僕を離してくれたのだった。

僕の体に巻きつけた両腕を解きながらトレーシーが言った。

「あなたの部屋に置いてきたエネマ用具、見つけた? 使ってくれたと思うけど」

それを見つけて、使ったと答えると、彼女はもう一度、僕にキスをした。

トレーシー自身がエネマを行い、浴槽に入った後、僕は寝室に戻った。掃除とベッドメイキングのためである。マークは椅子に座って、新聞を読んでいた。まだ、全裸のままだった。僕は、見ないように目を背け、ベッドのシーツを剥がし始めた。

マークは、僕がベッドのシーツを剥がしているのを見ると、立ち上がって、僕に声を掛けた。

「昨日の夜は、そのシーツ、ずいぶん汚してしまったなあ。気にしないでくれると助かるよ。ま、それはそうと、俺もシャワーを浴びてこようかな」

マークはそう言って立ち上がり、背伸びをした。彼の実に逞しい筋肉隆々の全身がはっきりと見えた。マークはその後、バスルームに入った。

ベッドを作り直し、寝室全体を掃除した後、僕はバスルームに戻った。マークとトレーシーの2人が入っているので、バスルームに戻るべきかどうか、分からなかったが、戻って掃除などをするのが普通のルーティーンとなっていたし、トレーシーも入ってきてはいけないとは言っていなかった。加えて、マークは、僕がトレーシーが裸でいるところを見ているのを知っているはずだから、問題ないと思った。

バスルームに戻ったとき、マークはシャワーを浴びていた。シャワールームの壁もドアも、透明なガラスなので、マークが全身に泡をつけているところがはっきりと見えた。だが、マークの体をいつまでも見ていたわけではない。トレーシーが浴槽から出る助けを求めて、僕に手を伸ばしたため、僕の視線はすぐにマークから離れた。

トレーシーの体をタオルで拭き、水気を拭き取った後、モイスチャライザーを塗り始めた。だが、同時に、僕は、どうしてもシャワールームの中のマークの体を盗み見していたのだった。なぜ、マークのことがそんなに気になったのか自分でも分からない。僕はそれまで、男の体が気になったことは、一度もなかったから。ただ、自分でも分かることは、彼の肉体があまりに均整が整っていて美しかったため、どうしても目を向けてしまいたくなるということだった。

トレーシーは、僕が彼女の方がおろそかになっていることに気づいたに違いない。モイスチャライザーをトレーシーの乳房に塗りこんでいる時、彼女は僕の頭を強く引きつけ、僕に彼女の顔を見るようにさせた。

「彼、ハンサムでしょ? 違う? でも、私にモイスチャライザーをつけている時は、私の方にもっと注意を向けてくれるとありがたいわ」

顔が熱くなるのを感じた。多分、顔が赤くなっていたと思う。トレーシーはくすくす笑ったが、他には何も言わなかった。

トレーシーの体にモイスチャライザーを塗り終えると、マークはシャワーを止めた。

「スティービー、タオルを取ってくれ!」

トレーシーは僕にタオルを渡して言った。

「スティービー? 私にしたように、マークの体も拭いてあげなさい」

トレーシーは僕の背中を押した。マークはシャワールームから出ると、僕に背中を向けた。本当に、他の男の体をタオルで拭かせられるとは、信じられない思いだった。何と言ってよいか、均整の取れた逞しい男性の肉体を見ることと、これは別であって、トレーシーの体を拭く時のように、他の男の体に触れることなど、予想外のことだった。

僕に体を拭かれるのをマークは気にするだろうか? 見たところ、まったくそのような気配はなかった。わずかに脚を広げて立っている。僕はマークの固い背中にゆっくりとタオルを当てた。信じられないほど固い筋肉で、大理石を拭いているような感じだった。マークはわざと筋肉を固くしているのかと言うと、そうではないようだ。だがまったく弛みがない。ほとんど、大理石の彫像に触れているような感じだった。それにもう1つ、マークは全身の体毛をすべて剃っていた。

背中を拭き終えると、トレーシーは僕の肩を押し下げ、ひざまずかせた。

「お尻の間のところもちゃんと拭いて。かぶれができると困るから」

マークのお尻まで拭かなくてはならないなんて、信じられない気持ちだった。そこを拭くなんて、親密すぎる。自分はマークとトレーシーの召使いであるのは分かっているが、これは、普通の召使いがすることではない。だが、この仕事から逃れる方法はなかった。トレーシーが後ろに立って僕を見下ろしているし、マークも背を向けたまま、僕が拭くのを待って立っているのだから。多分、僕が拭き始めたら、マークは断るはずだ。きっとそうだと思った。

でも、タオルをマークのお尻の間の谷間に押し付けても、マークは僕を止めたりしなかった。もっと言えば、マークは、拭きやすいようにと、さらに脚を少し広げたのだった。仕方なく、僕は、親指を使ってマークのアヌスにタオルを押し付け、そこの水気を確実に拭き取った。

お尻の後は、両足を素早く拭いた。これで仕事は終わったと思ったが、マークは後ろが終わると、今度は前を向いた。トレーシーは僕を引っ張りあげるようにして、僕を立たせ、マークの胸を拭くようにさせた。

背中の時もそうだったが、マークは胸板も非常に固いことに僕は驚かされた。胸の筋肉は非常に均整が取れた形に発達していたし、腹筋も引き締まって横筋が入っている(参考)。脇腹の贅肉(参考)も、その気配すらなかった。

胸板を拭いた後、トレーシーに促されることなく、自分からひざまずいた。いずれ、どのみち、トレーシーに脚を拭かされることになると分かっていたからだ。マークの脚や太ももの筋肉も、他の部分の筋肉同様、逞しく固く盛り上がっていた。

脚を拭き終わり、僕は立ち上がろうとした。だが、トレーシーは僕を押さえつけたのだった。

「もうすぐ終わりよ。最後の一箇所が残ってるわ」

僕は彼女がどこの部分のことを言っているのか分からなかった。

「まだ、マークの素敵なペニスと睾丸を拭いていないじゃない? そこを濡らしたままじゃ、私の愛する夫は歩き回れないわ。そうじゃない?」

それまでも、使用人として、マークの体を拭くのは適切じゃないと思っていたが、これは、その度合いをはるかに超えることだと思った。今度こそ、マークは他の男にあそこを触られたら拒否するだろうと思った。確かに、マークと比べたら僕は、どこを取っても、男らしさの点では劣るのは確かだ。だけど、僕が男であるのには変わりがない。いくらなんでも、そんな僕にあそこを触られるのは嫌がるはずだ。

だが、マークはトレーシーに文句を言う様子はまったくなかった。僕はひざまずいたまま、これを止めさせてくれるのではと期待して、マークを見上げた。だが、マークはただ笑って見下ろしているだけだった。「そのまま続ければいいのだよ」と言わんばかりの顔だった。僕は後ろのトレーシーを見上げたが、彼女も微笑んで見下ろしている。

これをしないための方法が何も思いつかなかった。そもそもトレーシーをがっかりさせたくなかったし、マークを怒らせたいとも思っていなかった。この仕事が僕には必要だし、住む場所も必要だった。これは避けられないと観念し、僕はタオルを手に取り、マークのペニスをタオルで包んだ。

タオルの上からマークのペニスを拭いたが、どうしても手が震えてしまった。マークのペニスがどれだけ大きなものか実感したのは、まさにこの時だった。圧倒的な重量感を手に感じた。しかも、全然、固くなっていない状態で、その重量感なのである。睾丸も巨大に感じられた。陰嚢の中、2つのゴルフボールがあるように感じられた。そして何より、この大変な仕事で最悪だったことは、マークのペニスを拭きながら、僕自身のペニスが勃起を始めているのが感じられた事実だった。

僕は、本当に苦しい悩みを感じていた。どうして僕は、他の男の陰部を触りながら興奮し始めているのか、まったく分からなかった。僕はゲイではない。にもかかわらず、どうして、興奮しているのだろう。同時に、マークのペニスも僕の手の中で固くなり始めるのを感じた。これにも驚いた。マークも、僕のこの行為を喜んでいるのだろうか?

マークは勃起を始めていたとしても、自分からはっきりと見せることはしなかった。一通り拭き終わったと判断すると、僕から離れ、シンクへ行きひげを剃り始めたからである。トレーシーは僕を立たせた。僕は彼女の前に立ったが、彼女は何気なく僕の股間を軽く触ったような気がした。僕が勃起していたのをトレーシーは知ったと思うが、彼女は何も言わなかった。ただ、にっこりと微笑み、そのまま、バスルームを出て行った。

マークがひげを剃っている間、僕はバスルームの清掃をした。マークは髭剃りを終えると僕に言った。

「シャワーの後、俺の体を拭いてもらったが、あれはすごく気に入ったよ。これからは、毎回してもらえると嬉しいな」

僕が返事をする前に、マークは僕のあごを軽く拳骨で叩き、バスルームを出て行った。

浴室の清掃後、寝室に戻った。マークもトレーシーもいなくなっていた。2人がどこに行ったのか知らなかったが、2人が寝室にいないと知って、僕はほっと安心した気持ちだった。汚れたシーツ類を抱え、洗濯室へ持って行き、その後、朝食の汚れた食器類を持ってキッチンに戻った。

[2006/11/17] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

報復 第2章 (9) 


スティーブはソファ脇の側卓からリモコンを取り、テレビに向けた。テレビのスイッチを入れた後、別のリモコンを取り上げる。このリモコンは彼のデジタル・ビデオのコントローラだった。デジタル・ビデオはすでに再生モードにセットされており、スティーブが望む再生箇所に合わせてあった。デジタル・ビデオはケーブル類の箱の脇に置いてあったので、部屋にいる誰もその存在に気づいていなかった。

スティーブには、ビデオをDVDに変換してもらう人を探す時間がなかった。彼自身、それを行うソフトウェアを持ってはいたが、DVD変換の経験が非常に少なかったし、万が一、テープの中身を失ってしまうことだけは避けたかった。この日、録画したものをスティーブがみんなに見せるつもりなら、カメラをビデオ・プレーヤーとして使うという方法しかなかったのである。

スティーブは、バーバラを鋭い目つきで睨みながら、「再生」のボタンを押した。

大型テレビスクリーンに映ったサンダーバードはすでに川の水に入ったところだった。スティーブの乗ったピックアップ・トラックがバックで坂を登っているところだったので、画面は酷く揺れていた。だが、画質も音声も、完璧にクリアである。静かな居間で見ている者には、エンジンの轟音は耳をつんざくばかりで、スティーブは、思わず音量を下げた。トラックが後退を止めると、画面は安定した。ドアをバタンと閉める音が聞こえた。画面の左からスティーブの姿が現れる。カメラから離れ、前方に歩いていくところだった。ほとんど水際の近くまで歩いていく。

次の瞬間、暗い水の中に沈みかかった車の助手席の窓からバーバラが這い上がってくるのが映った。その後に運転席側から男が同じく這い上がってくる。2人とも顔や体は泥だらけで、乱れきった姿でよたよたと岸に歩いてくる。バーバラはバランスを保とうと、両腕を激しく振っていた。しかし、それも虚しく、つまずき転び、肩まで川の泥につかってしまい、必死に這い上がろうとする。川底の穴とから這い出て、浅瀬に来たものの、何か取り戻そうと、再び川の方に向き直った。屈みこんで、泥水の中からハンドバッグを引っ張り出し、高く掲げた。

スティーブは再生を止め、巻き戻しボタンを押した。

「とても面白いビデオだね。そう思わないかな、バーバラ?」

優しい口調で語りかける。そして、画面に映る数字が望む数値に達したのを受けて、巻き戻しを止めた。

「最低!」 忌々しそうにバーバラが言った。

[2006/11/13] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

シルクの囁き、ラベンダーの香り 第1章 (6) 

「それじゃ、月曜日の朝9時ごろ私のオフィスに来てくれる? そこで詳しく話しましょう」 ジャネットは、クリスに名刺をさし出した。

「はい、分かりました。ありがとうございます、レドモンド先生」 クリスは再びジャネットの愛らしい瞳を覗き込み、心が溶けそうになるのを感じた。

「ジャネットと呼んで」 

ジャネットは、再び愛らしい笑顔を見せ、クリスの元から去った。キュートな子だと彼女は思った。そして、背中に彼の視線を感じ、ちょっとゾクッと感じた。ヒップを振り過ぎていたかしら? きちんとした振る舞いをしなければ、と自分に言い聞かせたジャネットだったが、彼女の固く勃起した乳首は、心の中の興奮を隠していなかった。

香水の甘い香りを漂わせたまま、流れるように歩き去ったジャネットを見ながら、クリスは麻痺したように立ち尽くしていた。彼の視線は、炎に引き寄せられる蛾のように、ジャネットの下半身に引き寄せられていた。「いいなあ・・・」 かすかに左右に揺れる成熟した腰を見ながら、そう思った。「・・・しかもお医者さんだ・・・」 股間がひくひくと反応しているのを感じた。「お前、お願いだから落ち着いてくれ」 勃起したままパーティの場を歩き回るのは、みっともない。

その後も、クリスはジャネットからつかず離れず、いつも視線に入れていた。跡をつけていたというわけではないが、他のパーティ客と会話をする彼女の姿を、たえず視界に入れていたと言ってよい。洗練された軽やかさで、部屋から部屋へと渡り移り、人々とおしゃべりをし、エレガントに笑う。ジャネットは、何気なく振り返ったとき、クリスが自分を見ているの気づくことが何度かあった。クリスは顔を赤らめたものの、ジャネットは平静に対処しているようで、甘く微笑みかけて応じていた。ある時、ジャネットがクリスの元に歩み寄り、「パーティを楽しんでいる?」 と訊いた。クリスは返事はしたものの、すっかり取り乱し、まずいところを見つかった子供のように、しどろもどろになってしまった。ジャネットは、そのクリスの様子に、楽しそうに笑った。あらわになっている胸元から、たわわに膨らんだ胸がドレスから飛び出そうになって揺れた。

少し時間が経ち、クリスは自分の車の写真を取りに、2階の自分の部屋に戻った時だった。両親の寝室の前を通りすぎた時、誰かが中にいるような気がした。両親とも、ついさっき1階で見かけたばかりである。クリスは立ち止まり、わずかに開いているドアの隙間から中を覗き込んだ。トイレがあるバスルームからレドモンド先生が出てくるのを見て驚く。1階のバスルームは他の人が使っていたのだろうと、クリスは思った。

[2006/11/13] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Dress ドレス (3) 


「これも、素敵だと思うわ! 見てみて!」

スーザンはドレスを出して、僕の頭から被せた。黒いドレスで、明らかに体をぴったりと包み込むタイプのドレスだった。だが、スーザンは僕の体のサイズに合わせたものを用意していたようだった。ドレスの次は、バッグの中からハイヒールを取り出し、僕の足に履かせていく。

「あなたのサイズはリサから聞いてたから知ってるの。だからクリスマスのプレゼントとしてこの服をあなたに買ってあげたのよ。うふふ」

笑いながら、そう言った後、スーザンは僕を立たせ、ドレスのしわを伸ばしたりして整えた。そしてバッグから長いプロンド髪のかつらを取り出し、あっという間に僕の頭につけてしまった。

「ほんと、素晴らしいわ!」 

そう言って、僕を鏡の前に引っ張っていく。ハイヒールを履いたことなどない僕は、危うく転びそうになってしまった。

鏡の前に来て、自分の姿を見た僕は、唖然としてしまった。

「ちょっとお化粧をすれば、あなた、完璧よ!」

僕は自分が女性的な顔つきをしているなんて言いたくないのだが、実際、鏡を見て、女性として外に行っても問題なく通りそうだと思った。自分がこんな風になれるとは、我がことながらほとんど気づかないでいたのだ。

スーザンは僕の顔に少しだけ化粧を施し、その後、僕にヒールを履いて歩かせた。部屋の中、往復を繰り返し、歩き方の練習をする。少し練習すると、かなり上手になった。実際、僕たちはそれから1時間、練習を繰り返したのだった。スーザンは、僕に歩き方や振る舞い方のコーチをしたのである。

ふと、スーザンは僕を部屋の真ん中に立たせた。僕の周りを回って僕を見て、僕に手を伸ばし、僕を立たせたまま、体を触り始めたのである。彼女の手が下に降りていき、ペニスに触れ、撫で始めた。ドレスの裾を捲り上げ、パンティの中からペニスを取り出す。

「靴を脱いで」

言われた通りにすると、彼女は僕のパンティを引っ張り、足首まで降ろしていく。

「足をパンティからよけて」

それも言われた通りにすると、今度は頭からかつらを取ってしまった。そして僕の後ろに回り、両腕で抱き寄せ、両手でペニスをしごき始めたのだった。ゆっくりと時間をかけたストロークでさすり続ける。やがて僕のペニスは完全に勃起していた。ドレスの裾の先、彼女の両手に包まれた僕のペニスが、勃起して飛び出しているのが見える。

「目をつむって」

ドレスを捲られ脱がされていくのを感じた。再びペニスをさすられる。

「ちょっと待っててね」

彼女が呟くのが聞こえた。スーザンが僕から離れたのを感じた。

そして、その次に耳にしたのは、玄関ドアの音だった。スーザンは帰ってしまったと、その時になって悟る。目を開け、辺りを見回す。ドレスはなくなっていた。僕は、バカ者のように裸で部屋の真ん中に立っていたのだ。僕は自分の服を掴み、窓から外を覗いた。スーザンが手を振りながら、車で走り去っていくのが見えた。

その後、僕は浴室に向かった。そこで僕が何をしたかは、言うまでもないだろう。

その夜、僕は自分が行ったことを驚きながら振り返って過ごした。この次にスーザンと会った時、どんな顔をすればよいのだろうか。自分でも、あんなことをスーザンがするのを許してしまったことが信じられなかった。
[2006/11/12] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

輪姦:お父さんのおもちゃ (3) 

「ほらほら、ずぶずぶ突っ込んであげるよ、気持ちいいんだろう?」

言葉であおりながらレニー叔父さんのアヌスに乱暴に抜き差しを続ける。私のピストン運動を受けながら、叔父さんはぶるぶる震え、痛みの喘ぎ声をあげていた。後ろからは父が覆い被さっていたが、邪魔になった私はその父を押して、払いのけた。父はグロッキー状態でベッドの下の方にごろんと転がり、意識朦朧となっていた。

引き続き、レニーのアヌスに打ち込みを繰り返す・・・やがて、私の大きく勃起したペニスが限界に近づいてくるのを感じた。

「ああ、いくう・・・」

絶頂に達した私は、そう喘ぎ声をあげ、抜き差しのスピードを落とし、そしてとうとうレニー叔父さんのアヌスに射精した。

叔父さんは僕を押して、体を離した。

「アハハ、お前のせいで、こんなにヒリヒリになってしまったぜ」 

叔父さんは、笑いながらそう言い、私の姿を見て、部屋を出ていった。私は、今の射精のオルガスムの余韻に浸りながら、笑みを浮かべて出て行く叔父さんを見ていた。

だけど、次の瞬間、父が再びベッドに飛び乗ってきて、私の上にのしかかった。強引に四つんばいの姿勢を取らされる。

「ああん、お父さん・・・」

父のペニスがアヌスに入ってくるのを感じ、溜め息を漏らした。アヌスに挿入する前、父のペニスが私のペニスを突くのを感じたが、すでに射精を終えた私のは萎んでいたはず・・・だから父は気づかなかったと思う。

父は挿入後、強烈なピストン運動を始めた。私は四つんばいで父に犯されながら、顔を上げ、部屋の中を見回した。姉の部屋のピンク色の壁紙。可愛いらしいメルヘン調の壁紙は、特にこのように、父にアヌスを犯されながら眺めると、とても可愛く見えた。

「もっとやって、お父さん! もっと、もっと。ずぶずぶ犯して! 私を犯して!!」

父に激しく突かれながら、ずっと繰り返し喘ぎ続けた。

父の打ち込みに、私の大きな尻肉はたぷたぷとうねり、父の下腹部とぶつかり合って、あの、セクシーな音を立てていた。

ビタッ! ビタッ! ビタッ! ビタッ! ビタッ! ビタッ! ビタッ! 

目を閉じて、父の打ち込みに合わせて、自分からもお尻を打ち返す。

「お父さん、もっと強く! めちゃくちゃにして! もっと強く! お父さん!」

文字通り、叫び声に近い声で叫び続けた。ベッドは今にもばらばらに壊れそうな、きしみ音を響かせていた。

姉の部屋のテディ・ベアのぬいぐるみや、他の様々なおもちゃの人形が、すべて、私の姿を見つめているような気がした。父にアヌスを犯されている私の姿を。

レニー叔父さんはシャワーを浴びに行っていた。酔いを覚ますためと、私の放った精液を洗い落とすためだろう。叔父さんは、シャワーを浴びながら、父に犯されている私のよがり声を聞いていた。

「もっと強く! もっと、もっと! 強くして欲しいの! お願い、お父さん!」

まるでブランコに乗っているように激しく体を揺さぶられている。そう思って、自然に笑みが漏れていた。父は私の求めに応じて、一層、激しく打ち込みを続けていた。

「く、くそっ!」

父が切羽詰まった声を上げるのが聞こえた。同時にアヌスの中、父が精を放ったのを感じる。

私も、父の激しいピストン運動に、オルガスムに達していた。父と同時に達し、小刻みに体を震わせた。

「ああ、いい・・・お父さん・・・すごく激しくしてくれたのね・・・とても気持ちよかったわ・・・ありがとう・・・」

父は私から抜け出て、ごろりとベッドに横たわった。今にも眠りそうになっている。

「お父さんの娘だからな・・・お前はいつまでもお父さんのお気に入りの娘だ」

私は父に顔を寄せ、微笑みながら頬にキスをした。「ええ、そうよ、お父さん・・・私はいつまでもお父さんの可愛い娘なの」

そう囁き、父の上に覆いかぶさって添い寝をし、目を閉じた。私も眠りたくなっていた。

その、すぐ後だったと思う。階下で玄関ドアがバタンと閉まる音が聞こえた。私は目を見開き、跳ね起きた。素っ裸のまま、暗闇の中、部屋のドアに行き、そっと開けた。

部屋の外、廊下にはレニー叔父さんが裸で寝転んでいた。気を失って寝込んでいるらしい。その寝ている横を静かに歩き、階段のところに行って、下を見た。

サラだった。姉が帰ってきたのである。なんて最悪なタイミングだろう。私は急におどおどしてしまったし、恐怖感が沸き上がってきた。

[2006/11/12] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

バースデイ・プレゼント 5 (9) 

ジェニーはドナのジーンズを脱がし始めた。ドナの前にひざまずき、両手でドナのヒップを撫でながら、ゆっくりと脱がしていく。形の良い脚を伝って滑り降ろしていった。ジーンズを降ろしていくに合わせて、手で肌の起伏をなぞっていく。ジーンズが床に降りるとドナはそこから歩み出た。それを受けてジェニーは脱がしたジーンズを脇に置いた。ジェニーはひざまずいたまま背筋を伸ばした。彼女の顔はドナの恥丘から数センチも離れていないところに来ていた。次に彼女はドナのパンティに手をかけ、ゆっくりと滑り降ろした。ドナは、パンティからも足を抜きジェニーの前に立った。ジェニーが口を半開きにしてドナの恥丘に顔を近づけ、そこに優しく息を吹き掛けた。ドナが小刻みに体を震わすのが見えた。顔を見ると、口を半開きにして、瞳が淫らそうに輝いていた。開いた口の中から舌先が顔を覗かし、唇を舐めるのが見えた。

ジェニーは両手をドナの後ろに回した。ジェニーの愛らしい手がドナの尻肉を押さえる。そして、自分の顔をドナの秘密の場所へと近づけた。鼻先をドナの子宮への入り口をへと近づけ、擦りつける。ドナは両膝をがくがくと震わせ始めた。ジェニーも興奮した溜め息を漏らし始めている。ジェニーの唇が開き、中から舌先が伸びてきて、ドナの小陰唇を舐め始めた。ドナは、あっあっとうめき声をあげ、自分から陰部をジェニーの口に押しつけた。ジェニーはドナのお尻から両手を離し、ばんざいをするように掲げ、ドナの乳房をつかんだ。ジェニーの舌先が、ゆっくりとドナの陰部から抜け出て、姿を見せる。その舌は、じわじわとドナの下腹部を這いながら舐め上がってきた。同時にジェニーも立ち上がる。引き続き、ゆっくりとジェニーが立ち上がるのに合わせて、ジェニーの舌はドナの胸の谷間まで舐め上がってきた。ジェニーの舌が横へと方向を変え、ドナの乳首の片方を口に含んだ。官能的に舐め、優しく噛み、ドナの乳首を極上の勃起状態へと導いていく。もう片方の乳首に対しても同じ手順を繰り返し、そちらも同じく勃起した。

ジェニーは顔を上げ、ドナの瞳を覗き込んだ。うっすらと曇った瞳になっている。そして、ねっとりとした情熱のこもったキスが始まった。唇をドナの唇にぴったりと押しつけ、その口の中で2人の舌が絡み合い、スペイン風キャフェでのサンバのように踊り合っている。優しくキスを解いた後、ジェニーはドナの頬を優しくさすり、言った。

「さあ、あなたに服を着せてあげるわね」

ジェニーは後ろを向いて下着類を取り出した。再びひざまずいて、ドナの足に、ピンクのパンティを履かせた。股間の部分の生地がないパンティである。優しくドナの脚に沿って引上げていき、履かせる。そうしながら意図的にドナの小陰唇を触っていた。次にピンクのストッキングを取り出し、丸めた後、足先からするすると履かせていく。美しいドナの脚に手を這わせ、ストッキングのしわを伸ばしていく。別の脚にも同じようにしてストッキングを履かせた後、ドナの腰にガーターベルトを巻きつけ、ホックで止め、ストラップにストッキングを吊るした。再び立ち上がり、ドナに両腕をあげさせ、ハンガーからネグリジェを取り、頭の上から被せ、降ろした。完璧といえる美しい乳房を覆い隠し、さらにその下へと降りる。ネグリジェのふわりとした裾は短く、かろうじてパンティが隠れる程度。ジェニーはドナの背中に手を回し、ネグリジェの首元の中に隠れていた髪を外に出し、自然に垂れるに任せた。ドナの髪が背中にふわりと掛かる。

ジェニーは、再びひざまずいて、箱の中から靴を取り出した。それに足を入れるドナを手助けする。僕の履いている靴と同じで、ふくらはぎにレース紐を巻きつけるタイプだった。巻き終えた後、同じように南京錠で止める。そこまで終えた後、ジェニーは僕に手を差し伸べて、ドナと対面させた。

「さあ、2人とも顔をこっちに向けて、鏡を見てみて」

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テッド 2 (12) 


少し経ち、母が出てきた。明らかに泣いていたようだった。僕は母を見て言った。

「全部、取りやめにしたい?」

「いいえ! 私たちにはお金が必要なの。・・・ところで、ジョイス、お父さんはどこ?」

「知らないわ。ただスーツケースを持って来て、私にキスをして、私の離婚の審問会の場で会おうと言って出ていったわ」

母は僕の顔を見ながら、目にみるみる涙を溜めていた。精一杯、自分で自分を支えようとしているのが分かった。

「・・・そう・・・どうやら、これまで以上にお金が必要になりそうね。・・・・うふふ、それで? キース? あなたは何回くらい私たちに奉仕させようと考えているの?」

僕は苦笑いしながら答えた。 「あんまり良くなくて、1回だけで、もう2度とごめんだとなるかもしれない。そんなことは分からない」

シンディが部屋に入ってくると、ジョイスは立ち上がった。

「シンディ? あなたとお母さんの2人に、ひとつ言っておきたいことがあるわ。今度の水曜日に私の離婚が確定したら、私はキースのところに引っ越すつもり。キースが出した条件に同意したし、無条件で従うつもり。だから、私にその条件を破るように頼んだりしないでね・・・」

「・・・お母さん? 私は言ったはずよ。私は、お母さんとテッドの間に起きてることを邪魔しないと。私はテッドを愛していたわけだし、自分ではテッドの性欲を完全に満たし続けることはできないと分かっていたとも言ったわよね。テッドがむしろ見ず知らずの女のところに行って、心配させられるよりも、むしろ相手がお母さんなら、その方がましとも言ったわ・・・」

「テッドがシンディとセックスした次の日の朝、私、お母さんとシンディに言ったわよね。あなたたちのキースに対する振る舞いを見て、言ったはず。あなたたち危ない火遊びをしてるわよ、って。何か妙な流れが起きているし、あなたたちも気をつけないと、とんでもないしっぺ返しに合うわよって。あなたたちは、私が状況をすべて読み違えていると答えたわ。キースは所詮、父親と同じ、弱虫のウインプなんだから、言われたことしかしない人間だからって・・・」

「その時も、私は警告したわ。まあ、私自身もテッドの性欲には悩まされていたから、多少はお母さんがちょっと楽しんでくれてもよかった。もし、お母さんがテッドとセックスするだけで満足していたなら・・・それに、シンディ? もしあなたがテッドに愛していると言い続けていた、その半分でもキースのことをちゃんと愛し続けていたなら、キースも、あの状態で満足し続けられたはずなのよ。ほんと、あの朝、キースがあなたたち2人に会いに来た朝に、私もその場にいたらと思うわよ。そうしたら、私は、キースに、自分の妻も母親も、自分より他の人を求め、愛しているなんて気持ちのまま家を出ていかせたりはしなかったと思うわ」

母とシンディはジョイスの顔を見つめていた。母が言った。

「私は、キースよりテッドを愛しているなんて言ったことがないわよ。それにシンディもそんなこと言うのを聞いたことがないわ」

ジョイスが応えた。「ほらね。だからあなたたち2人とも、バカだと言うのよ。何もお母さんがそう言ったなんて言わなかったわよ。こんなことになってしまったすべての理由は、あなたたちがキースにそういう感情を抱かせてしまったということ。あなたたちは、あまりにバカなため、自分でそうしているということすら知らなかったということ。あなたたち2人がどう感じてるくらい分かるわ。2人ともテッドを愛していないのは分かっている。テッドは、セックス相手として気持ちいい大きなペニスを持っているという、それだけなのよね・・・・」

「・・・だけど、あなたたちが間違ったのは、やろうと思えば、テッドとセックスを続けながらも、同時にキースに愛情を失っていないことを教えられたのに、そうしなかったということなのよ。キースはテッドなんかより100倍は賢いわ。キースになら、あなたたちがテッドからもらっているのをすべて分け与えるよう、ちゃんと教えこませることができたはずと思うわ。そうすれば、あなたたち、キースとテッドの両方から、望むものをしてもらえたのにね。同じことをお父さんにもしてあげたら、もしかして、3人から望むことをしてもらえたかもしれないのよ。だけど、あなたたちはダメだった。あなたたちが思ったことは、幸せになるには、大きなチンポさえあれば充分ということ。私ならもっと頭を働かせるわ・・・」

「・・・あなたたち、こんなマヌケじゃなかったら、あなたたちがテッドと毎晩セックスしていた間、私はジョンという男と楽しんでいたことに気づいたかもしれないわね。ジョンのことはキースも知っているわ。彼の会社で働いていた人だから。ジョンのペニスも見たことがあるし、彼とはいろんなことをしてきたわ。ペニスの大きさだけが価値を持つなら、確かにジョンはテッドに敵わないのは確か。でもね、テクニックのことを考慮に入れると、ジョンの圧勝よ。ジョンとモーテルでひとときを過ごした後とか、すでにモーテルを出る時に、次に会えるときが待ち遠しくてたまらなくなることが何度もあったわ。ああ、私はテッドなんかのものじゃない。私はジョンの可愛い女の子。ジョンのものなの、ってそういう気持ちになれるの。ま、今はあなたたちも理解できたでしょう。今日、水曜日の時点であなたたちは私から何ももらうことはないし、キースが認めてくれたら、私たちは明日の朝にはキースの邸宅にいて、彼が起きる時に朝食を作ってあげていることでしょう」

僕は姉を抱き、感謝のキスをして、いくらかお金を手渡した。

「もう、そのくらいでいいだろう、ジョイス。このお金で赤ちゃんのための食べ物を買ってあげるといいよ。それから移動にはバスじゃなくてタクシーを使うといい」

玄関へ向かいながら、振り返って母とシンディに呼びかけた。

「娼婦ども、ついて来な。やりたいこと、見てみたいことがいくつかあるんだ」

2人とも、頭をうなだれながら僕のあとについてきて、車に乗り込んだ。

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心が望むものをすべて 5 (8) 


理解できると思うけれど、レキシとのランチは、出だしはちょっと気まずい感じだった。2人で道脇の小さなキャフェに入った。レキシのヘア・サロンの近くの街角にある店で、いつも2人で行く所だった。何とか気まずい雰囲気を打ち破りたかったので、私は率直に、心に浮かんだ最初のことから話を切り出すことにした。

「彼女、素敵だったわ。もっと言えば、あなたたち2人、一緒にいた姿、とても素敵だったわよ」

「・・・ありがとう」 レキシは躊躇いがちに言った。「彼女、本当に素敵になったと思うわ。そうだったでしょ? あなたのおかげで、彼女、自信を持ったのよ。それにセリーヌも・・・」

レキシはちょっと顔を落としてテーブルを見た。それから、意を決したように再び顔を上げた。

「あなた、どこまで見たの?」

「さっき言ったとおり。見たわ。私は、あなたたちと同じ部屋にいたの。陰のところに。私・・・彼女があなたにしているのを見ながら、そこで自慰をしたわ。あなたがいったのにあわせて、私も達したの。とてもエッチだった」

そこから会話が、飛行機が離陸するように滑らかになった。

「あなた、気にしている?」

「ええ、もちろん!・・・でも、今の私には、ダニーを独占する権利なんかないし、あなたは、いつも私がどれだけすばらしい人を相手にしているか、知りたがっていたもの。だから・・・」

レキシは、顔に夢見るような表情を浮かべながら私を見た。

「あの小部屋での交わりは、あの夜、たくさんしたことの一つに過ぎなかったわ。数え切れないほど、愛し合ったの。土曜日の朝には、ほとんど仕事に出てこれないくらいになっていた」

「ダニーは女を満足させる方法を知ってるのよね」

レキシが顔を輝かせた。熱をこめて、言い含めるように、話し始めた。

「たぶん、私は、あなたと違って、ずっと彼女を欲しいという風にはならないと思うの。・・・つまり、私はやっぱり男が好きだということ。だけど、残念だけど、ダニーは女の子。ほんと、あんな風に私を燃えさせるボタンをしっかり押してくれる相手は、これまで一人もいなかったわ」

レキシは、私が涙目になりかかっていたのを見たらしい。私の手を両手で握って、軽く揉んでくれた。

「大丈夫。あなたと彼女の仲は終わっていないから。ダニーはいつもあなたのことを話しているのよ。私の見るところ、ダニーは、あなたが彼女に会いたがっているのと同じくらい、あなたに会いたがっているはず。・・・あなたには悪いと思ったけど、彼女に、あなたのレイプ事件のことを詳しく話したわ。それに、あなたが、あのレイプ犯とは知らずに、あの男たちを招きいれた理由が、夢を実現しようとしたことだったということも。つまり、あなたとダニーが、他の男性2人に一緒にセックスしてもらうという、あなたの夢・・・」

「ダニーは、それを聞いて、話してくれたわ。そもそも、本格的に女性への変身を始めたのは、あなたがその夢のことを話してくれたときからだったって。それに、その夢は、彼女にとっても興奮する夢だったらしいの。ただ、あの時点では、彼女は、男とセックスするとどういう風な感じになるか、自信が持てなかったということ・・・」

「あなたが時々、気楽に男遊びをする件については、ダニーが口で言っていたよりずっと彼女を傷つけていたのよ。彼女が何も言わなかったのは、彼女があなたのことをそれだけ愛していたから。あなたと別れたくなかったから。ダニーは、あなたが喜ぶように変身することで、やがて、そういうことをやめてくれると信じていたの。実際、女性化した結果、あなたたちの関係はすごく良くなっていたんだから。そう思っていたところ、あの夜、家に帰ってみたら、あなたがベッドの上で、私たちがフライデーズで出会った男2人とセックスしていたのを見てしまった。ダニーはどうしてよいか分からなくなってしまったのね・・・」

「ともかく、あの夜、実際にどんな事が起きたか、実情を知ったダニーは深く傷ついたわ。彼女は、心から、あのようなことがあなたの身に起きて欲しくなかった。ダニーは、心から自分を恥じたの。あの時、ダニーは、あなたが男たちにいたわりの欠片もないやり方で体を貪られていた間、隣の部屋にいて何もせずに座っていたのね。そんな自分が嫌になっていた。それに、あなたの姿を見たダニーは、あなたのことを、こんなに思いやりのない行為が平気でできる人だと思ったらしいの。事実を知ったダニーは、そんな風にあなたのことを思ったという点でも、自分を嫌になってしまったのよ」

今度は、私が顔を下げて、テーブルを見つめる番になっていた。溢れてくる涙をこらえていた。

[2006/11/10] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Dress ドレス (2) 


「興味ある?」

確かに僕は勃起していた。スーザンはにやりと笑いながら僕を見て、ズボン越しにリズミカルにあそこを擦った。僕は自分をコントロールできなくなりそうで怖かった。スーザンに手を伸ばしたが、彼女は、すぐに、もう一方の手でさっと僕の手を払いのけた。その手に持っていたバッグが床に落ちた。次の瞬間、スーザンは両手で僕の両手を握り、僕の手を彼女の腰の両サイドにあてがった。依然として、にやにやしながら僕を見ている。彼女は、僕の両手をじわじわと上げていった。僕の手は彼女の両脇に来ていた。

「あなたのために持ってきた物があるの」

そう言って、僕の手を離し、落としたバッグを拾い上げた。僕の両手は元の僕の体の両脇に振り戻される。まだ、あの狡猾そうな笑みを浮かべたままだった。彼女は、バッグの中から、ドレスを引っ張り出した。一瞬、僕は何のことか分からず混乱したが、次の瞬間、事態が飲み込めて、唖然とした。

「スーザン、君は何か勘違いしていると思うよ」

そう答えた。だが、すると、彼女はドレスを落とし、再び、さっと僕のペニスを握り、擦ったり、揉んだりし始めたのだった。僕は気が狂いそうになった。

「ねえ、いいから、試してみてよ! あなたがどんな風になるか見るだけでも面白そうじゃない!」

スーザンは、僕のペニスをいじるのをやめようとしなかった。ズボンの中に発射してしまうんじゃないかと心配だった。さらに、僕の胸板に両手を這わせ、シャツのボタンを外し始める。嬉しそうに僕に微笑みかけたまま、さらには、ズボンも脱がせにかかっていたし、パンツも降ろしている。僕を裸にすると、彼女は僕をカウチに座らせ、靴と靴下を脱がしてしまった。それからバッグからパンティを取り出し、それを僕に履かせ始めた。肌を撫でるシルクの肌触りをエロティックと感じたことは否定できない。

[2006/11/06] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

シルクの囁き、ラベンダーの香り 第1章 (5) 

クリスはジャネットの手を取って、握手をした。柔らかく温かい手。彼はセクシーな年上の女性の瞳を覗き込みながら、心臓がちょっと高鳴るのを感じた。ふと香りに気づく。陶酔させるような甘い香りの香水が、彼をそよ風のように包んでいた。クリスは頭がくらくらしてくるのを感じた。5年生の時にジェニー・ジルマンに初めて出会ったときのようだった。期末試験の後のトラウマ時期によるちょっとしたストレスからこんな風になっているのかな、と彼は思った。

急に手を引っ張られるのを感じ、クリスはハッとあわてた。気がつくと、まだジャネットの手を握っていたのだった。

「あ、すみません」

そうつぶやいて、しぶしぶと手を離した。

「トム? ちょっとこっちに来てくれない?」 クリスの母親が部屋の向こうから呼んだ。それを聞いたクリスの父がジャネットに言った。

「ちょっと失礼します。クリス? お父さんの替わりにレドモンド先生をもてなして差し上げなさい。先生は、お父さんの一番のお客さんだし、このアメリカで最高の眼科医なんだよ」

トムはそう言って妻のところへと急ぎ去った。後にはクリスとジャネットだけが残された。

「で、君はエンジニアなの?」

「いえ、厳密に言ったら、違います。まだ大学2年生になったばかりなんです」

「カリキュラムが大変な時期ね。それで? 夏休みは何をするつもり?」

「ええ、今はピザ屋で働いてるんですが、あまり時給が良くなくて。僕は、車の66シボレーを改造するため、お金を貯めてるんです」

クリスは、レドモンド博士の柔らかく盛り上がった胸に視線を向けないようにしようと必死だった。彼女が体を動かすたびに、たわわに揺れている。しかし、そこから視線を外すのは健康な若者にとっては不可能なことと言える。クリスは顔を上げ、レドモンド博士の顔を見ると、彼女は、クリスがどこを見ていたか知っているようににっこりと微笑んでいた。クリスは恥ずかしさに顔が赤らむのを感じた。

「分かるわ。学生時代はお金は大変よね」 ジャネットは同情しながら答えた。「貧乏学生ってこと? うふふ」 美しい笑顔のまま、少し笑い出しながら答える。そのため、彼女の胸はさらにたわわに揺れた。

「まあ、正確には貧乏と言うわけじゃないんだけど、車を改造するのに十分なお金を得るには、本当に何か他のバイトを探さなければいけないんです」 クリスは、沈み込みながら答えた。

「ねえ、ちょっと待って。君は、機械のことなら割と器用なんじゃない?」

「アハハ・・・ええ、まあ。何と言っても、工学の勉強をしているんですから」 

「私のオフィスで手伝いをしてくれているアシスタントが、先週、背中を痛めてしまって、療養のため休暇をとったのよ。もし、君が興味があるなら、私のオフィスで少し手伝いをしてくれないかしら? 1時間10ドルを払うわ。それに私という素晴らしい人間と一緒の職場で働けることになるわよ。興味ある?」 ジャネットは笑いながら訊いた。

「わお! 是非とも!」

クリスは速攻で返事し、チャンスに飛びついた。今より少し給与が高いし、彼女と一緒のところで働けるというのも魅力だった。

[2006/11/06] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

損害賠償 (15:終) 


ケビンが立ち上がり、ラブに面と向かった。

「この男たち全員にメアリをやらせるつもりじゃないだろうな。そんなことをしたら、メアリは死んでしまう。君たち4人だけという取り引きだったはずだ」

ラブはケビンを押さえつけ、椅子に座らせた。

「いや、取り引きは、太陽が昇るまでってことだ。4人だけなんて、一言も言ってねえぜ。壁の時計を見ると、まだ、あと7時間は、お前の奥さんを試食できそうだな。おい、そういや、俺はまだ奥さんにハメていなかったじゃねえか」

その頃、ポップはそろそろ射精しそうになっていた。ポップは、メアリがオルガスムに達し、意識が不鮮明になる時を見はからっていた。その瞬間がきて、ポップは素早くメアリのアヌスから引き抜き、彼女の大きく開いた口に持っていき、喉奥へと突き入れた。メアリには何が起きたか分からないまま、ポップは彼女の胃の中に直接、精液を注ぎ込んでいた。メアリは、何も考えずに、両唇でポップのペニスを包んだ。アヌスに入っていた彼女自身の汚物に汚れたペニスであったのだが。ようやく彼女の口から引き抜いた時には、ポップのペニスはすっかりきれいになっていた。

ポップがメアリから離れると、新しい男が替りに位置についた。どの男たちも、メアリの体を味見したいと、待っていた。間もなく、メアリが一度に2人以上の男を相手にしなければならないことになったのは言うまでもない。男たちは、メアリの体にある穴という穴をすべて使った。普通は、彼女の体の2穴が同時に埋められていたが、3穴同時になることもあった。さらに、メアリの体を使う順番を待っている男たちには、過熱し、激しく自慰を始める者もいた。そういう男たちは、決まって、彼女の体にスペルマをぶっかけていった。

ケビンは、不満感を募らせながら、この行為を見つめていた。ひとつ、誰の目にも明白に映っていたことがあった。それは、メアリがこの苦行を心底、楽しんでいるという事実だ。彼女は、体を揺さぶられながらも、時折、ケビンに目を向け、うっとりと微笑んで見せた。男たちには、たえず中出しするようにねだっていた。ある男に、こう言ったのが聞こえた。

「妊娠したことを確実にしてから、ここから帰りたいの」

ケビンは、自分のとった行動に対して、メアリが決して許しそうもないことを悟ったし、メアリは妊娠することで彼に罰を与えようとしているということも悟ったのだった。

信じられないほど多量の精液がメアリの体内に注ぎ込まれていたし、その大半が、膣内に放出されていたので、メアリが妊娠しているのは、ほぼ確実と言えた。明け方近く、玄関ドアが開き、さらにもう10人、男たちが入ってきた。メアリはそれに気づいたが、顔には、その夜、味わわされ続けている数え切れないほどのオルガスムによる官能的な表情しか浮かべていなかった。部屋は男たちで、文字通り、ごった返しの状態で、メアリにし終えたばかりの男たちは、ことを終えるとすぐに、一旦、家の外に出なければならなかった。

やがて、陽が登り始めたものの、依然として、メアリとしていない男たちが残っていた。それでも、ラブは約束を守った。ケビンに、メアリに服を着せるよう指示し、その後は、自由に帰って構わないと言った。ラブはすでに、車の損害に対し、余りあるほどの賠償を得ていたのである。ケビンは、散らかったメアリの衣類を拾い集め、彼女に差し出した。だが、メアリは、軽蔑的な笑みを浮かべて、ケビンが差し出した衣類を無視し、ラブの方を向いて、言った。

「今はちょっと疲れてしまってるけど、少し休めば大丈夫になるわ。私のためにできるだけたくさん男の人を連れてきて。全部、お相手したいから」

ラブは、驚いた顔でメアリを見つめ、ケビンにも目をやり、言った。

「・・・そうか、分かったぜ。ここにいて、しばらく体を休ませるといい。その後、またパーティの続きをやろう」

メアリは、侮蔑の顔でケビンを見た。

「あなたは、もう、いらないわ。家に帰っていいわよ。帰りたくなったら、電話するから。2、3日後だと思うけど」

そう言ってメアリはソファに横たわり、体を丸めるようにして眠ってしまった。裸のまま、全身、スペルマだらけで、バギナとアヌスからはとろとろと白濁が流れ出ていた。

昨夜からこの朝にかけて、メアリは26人の男たちとセックスを続けていたことになっていたし、彼女の体は、合計60発以上の射精を受けていた。ケビンが帰った土曜日、メアリは一日中、眠り続けた。夕方になり目が覚めたメアリを、ラブとジムが、お気に入りのバーへ連れていった。そのバーには女性客は5人だけだったし、白人の女性はメアリ一人だった。彼女が男たちの注目を浴びたのは言うまでもない。メアリの計算によると、土曜日の夜が終わるまで、彼女はさらに35人の黒人男とセックスをしたし、受けた射精の数は数え切れないほどになっていた。

翌週、メアリはずっとラブと一緒に過ごした。ラブは、自分の職場であるバス・ターミナルに彼女を連れていった。男子トイレに彼女を閉じ込め、セックスかフェラ1回につき25ドルで、求める男たち誰にでも彼女の体を売った。その1週間で、メアリは3000ドル以上のお金を稼いだ。ラブはそのお金をメアリと山分けし、メアリはその金の一部を使って、セクシーな服を数着買った。昼はそうだったが、夜には、連日、例のバーに行き、ラブの知り合いたちをもてなし続けた。

1週間後の土曜日、ラブはメアリの家の前で車から彼女を降ろした。メアリはラブに熱のこもったキスをし、素晴らしい体験をさせてくれてありがとうと感謝した。メアリは、その日の前日にケビンのところに電話を入れていた。留守番電話に、帰宅するとメッセージを残しておいたのである。

慎ましい我が家の玄関ドアに向かって歩きながら、メアリは、ケビンが自分を受け入れてくれるだろうかと思った。今や、メアリは、自分が淫乱であり、快楽のために平気で体を売れる女であることを自覚していた。だが、それも、そもそもケビンの裏切りから始まったことだと思っていた。そして、もう後戻りができないことも自覚していた。仮に、ケビンが私を受け入れてくれるにしても、ケビンは、多くの他の男たちと私の体を共有し合うことになれなければならないだろう。

もう一つ、述べておかなければならないことがある。メアリは生理の計算を間違っていた。彼女はジムにも他の男たちにも妊娠させられはしなかったのである。あの興奮のさなか、メアリは、ジムに子種を仕込んでとおねだりすることでケビンに辱めを与えたかったのだった。実際には、彼女は妊娠したかったわけではない。そしてこれからは二度とペッサリーをつけずにセックスすることはしまいと決心していた。メアリは、どんな時でも、男たちから求められたら、すぐにセックスできる女になりたいと思っていた。彼女が好んで着るようになった淫らな服装。そのスタイルからすれば、そのようなチャンスが頻繁に生じることは確かだろう。

おわり


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ポルノ・クイーンの誕生2 (2) 

どうしてトレーシーが僕のペニスを小さいと言ったのか、その理由が瞬時に理解できた。マークのペニスは完全に柔らかく、萎えている。にもかかわらず、僕の勃起した状態よりはるかに大きいのだった。萎えているのに、足の間に大きな丸太を置いているように見える。その時点でできるだけ正確に推定してみたが、恐らく、長さ20センチ、太さ5センチはありそうだった。もし、それが勃起したら、どうなるか、想像すらできなかった。

僕は何秒かマークのペニスを見つめていたに違いない。マークの声が聞こえた。

「すごいだろ? え? スティービー?」

他の男のペニスを見つめていたのを知られて、僕は顔が赤くなるのを感じた。

「あ、すみません、マークさん。目を逸らすべきでした」

「いや、いいんだよ。俺のこいつを見つめた男は君が最初じゃないし。さあ、そのビールをくれ。それを飲んだら、もう一度、俺の妻に、どうして俺と結婚したかを、思い出させてあげることにするから」

マークは手を伸ばしてビールの入ったグラスを手にした。

2人は飲み物を飲み干した。マークが言う。

「マリアに、食事は4時にすると言ってくれ。それから、トレーシーに作ってやるような女々しい食事は欲しくないとも言ってくれよ。俺が欲しいのは男の食い物だ。ジューシーなステーキと焼いたポテトだな」

僕はトレーシーと同じ食事を食べた。野菜と魚のドレッシング・サラダだった。この時は僕はキッチンで食事をしなければならなかった。そして食事の後、ダイニング・ルームでトレーシーとマークのディナーに付き添った。マークは、巨大なポーターハウスのステーキと、サワークリームたっぷりの大きなベイク・ポテトを食べた。この家に住み込むようになってから肉を見たのは、この時が初めてだった。その夜、ディナーの後は、一度もマークの姿を見ることはなかった。だが、トレーシーは僕の寝室にやってきた。

その夜、僕は10時ごろに寝る服装に着替えていた。紫色のナイティを着て、それにマッチしたパンティを履いていた。どうして自分からそれを着たのか、自分でも分からない。ただ、トレーシーのためにそうしたという点ははっきり分かっていた。トレーシーなら、僕が何か女性的なことをするのを喜んでくれると知っていたから。

真夜中ごろ、ドアが開く音が聞こえ、次の瞬間、トレーシーは僕のベッドの上に座っていた。彼女の両手が、サテンのナイティの上から僕の体を触っているのを感じた。

「うふふ。私のために、可愛いものを着ていてくれたのね」

そしてトレーシーが僕のパンティを降ろし、潤滑剤を塗った指でアヌスを触るのを感じた。僕にキスをしながら、その指を僕に出し入れする。しばらくそれを続けた後、指を抜いて僕に言った。

「あなたのお尻には毎日、入れておくと言ったはずよ。今夜も例外じゃないわ」

次の瞬間、あの最初の夜に使ったディルドが僕のアヌスに入ってくるのを感じた。

トレーシーは、それから3分ほど、ディルドを僕に出し入れした後、ディルドの根元まで押し入れた。アヌスの括約筋がディルドの根元を締め付け、アヌスに栓をするようにさせられた。その後、もう一度、僕にディープキスをして、ベッドから降り、部屋を出て行った。僕はトレーシーと一緒にいられないのを寂しく思いながら、眠りに落ちた。

翌朝、自分の部屋のバスルームに行くと、鏡の前に新しいエネマ用具一式が置いてあった。多分、トレーシーが置いていったのだろうと思うが、いつ置いていったのかは、分からなかった。自分で洗浄をした後、シャワーを浴び、髪を洗った。

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