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ネットにおけるセックス小説 (2) 


発進

グーグル・グループには、1989年6月という早い日付のalt.sex.bondageへの投稿記事が含まれている。そして、異常性愛を描く小説の投稿の道を切り開いてきたのは、まさに、このalt.sex.bondageというニューズ・グループであった。例えば、alt.sex.bondageは「変態と変人の要約作品集(Perverts and Weirdos Digest)」を擁する場所となっていた。古くからネットに住み着いている者たちは、この「変態と変人の要約作品集」こそが、異常性愛の議論や主張に関しての主要な、そして最初期のネット上の情報源であったと言う。そして、これは、早くも1989年の中ごろから末にかけて機能停止になってしまったと。

私自身がalt.sexやalt.sex.bondageで見つけた実際のセックス小説で、最も早い時期のものは、1989年9月に投稿されたものであるが、セックス小説がそれよりもずっと前に投稿が行われていたのは確実である。そのような小説は、その後、どうなったのだろうか? グーグルは非常に多くの情報を保管していると自慢しているが、実際には、少なくともalt階層の情報では、多くの情報が保管されていないのである。あるいは、精力的に削除が行われたのだろう。

ともあれ、理由が何であれ、1990年代末より前の時代については、グーグル・グループによるalt投稿のアーカイブは、はなはだしく欠損が多い状態である。例えば、「古い」作家のうちでも、私のお気に入りの作家であるdeirdre(参考)の場合、作家活動の最後の1年については丸々1年分、オリジナルの投稿がグーグル・グループから消えている。その消えている量は、彼女の書いた全小説の半分ほどにもなる。

グーグル・グループでは、「変態と変人の要約作品集」へのオリジナルな投稿は見つからなかった。だが、Temple of the Screaming Eagleというウェブ・サイトにおいてV1N13のスレッドを見つけてある(1988年9月9日~13日のスレッド)。このスレッドはボンデージと支配についての議論が主となっていて、小説はない。ではあるが、このスレッドが(このささやかな歴史記述にとって)興味深いのは、グーグル・グループを経由して直接手に入る記録よりも前の時代に、異常性愛に焦点をあてたネット議論がなされていたことを記録している点である。もっとも、「変態と変人の要約作品集」は大規模名称変更の前の時代から存在していたと信じている人がいるが、それは間違いであろう。その設立者であるデイブ・マック(Dave Mack)は、1991年の投稿(2002年に再投稿)の記事で、最初の記事は1988年8月7日ごろ現れ、最後の記事は1989年3月4日ごろだったと述べている。

現存している最初期の小説は、ちょっとした性的な出来事についてのストーリーが多い。(大半が)大学生が主人公の、同意の上での性的な出会いを語った話である。これは、初期のインターネットが、いくつかの政府機関とわずかな企業は別として、主に主要な大学のキャンパスにあったことを考えると、当然と言える。初期のインターネットへの投稿は、コンピュータ・オタクたちが支配していたのである。それゆえ、当然、コンピュータ・オタクが幸運に恵まれるストーリーが多かった。


[2009/09/28] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第4章 (16) 

ディ・ディが泣いている。これはいけない。私たち二人は、二人で一つなの。それが壊れてしまったに違いない。

「どうしたの、ディ・ディ?」 

「ドニー、ごめんなさい。どうしても、我慢できなかったの。彼に拷問に掛けられて、無理やり言わされてしまったの」

「拷問? 彼、拷問に掛けたの? 彼って何者? 何か病気の人なの? 何を言わされたの?」

でも、今度はディ・ディの方が腹を立て始めた。

「アンドリューのことを病気だなんて、よくも言えるわね! 彼のことを二度とそんな風に言わないで!」

「ディ・ディ、落ち着いてよ! ディ・ディこそ、たった今、彼に拷問されたって言ったのよ。他にどう考えれば良いか分からないわ」

「理解できないかも。彼、舌で私を拷問したの」

私は何のことか、分からなかった。「舌で拷問? いったい、何のこと?」

ディ・ディは私がしらばっくれていると思ったに違いない。

「舌で私に拷問を掛けたのよ! 分からないの? あそこ! 私にアレをしたの。そして、私が言うまで、やめようとしなかったのよ!」

それを聞いた最初の反応はというと、

「そもそも、どうしてやめて欲しかったのよ?」

「もう、あなたって本当におバカなんだから! 私にいかせてくれなかったのよ。エッチな気持ちで気が狂いそうにさせて、そのままずっと続けられたの。いつまでも、いかせてくれなかったの。もう、耐えられなくなってしまって。彼が求めることをどんなことでもしていたと思うわ」

私は口の中がカラカラになっていた。それも当然だと思った。だって、身体の中の液体が、全部、脚の間へと集まっていたように感じていたから。どうしても次の質問をしなければならない。

「それで、彼、何を求めたの?」

「私が彼のことをどう思っているか、言わせたがったわ。もちろん、私は黙っていようとした。実際、言わなかったのよ。少なくとも、何分かは我慢していたわ。でも、その何分かが永遠のようだったのよ。ダメな女だったら、あっという間に白状させられていたはず。賭けてもいいけど、あなただったら一瞬にして口に出していたはずよ」

アンドリュー・アドキンズに舌を使って拷問を受けたとして、自分がどのくらい白状せずにいられるか。この問題を議論する心構えができていなかったのは事実だった。電話を切ったら、早速、この問題について考えてみなければと思った。

「で、彼に何て言ったの?」

ディ・ディは、ようやく諦めて、自分のヘマを認める段階にきてくれたようだ。

「愛しているって言ったの。ごめんなさい。どうしても堪えることができなくって。拷問されたから・・・」

「でも、愛していないって言うこともできたはずじゃない? そのことは考えなかったの?」

私は少しイラついていた。ディ・ディが言ってることは本末転倒じゃないの。

「でも、彼に愛していないって言えなかったのよ。そういうことについては、どうしても嘘は言えなかったの。私、心から彼のことを愛しているの。そういうことで嘘をついて彼を傷つけるなんてできなかったわ。ドニー、是非、明日こっちに来て、お願い。来るべきよ。あなたの助けが必要なの」

私自身、たとえどんなことがあっても行くつもりでいた。それでも、ディ・ディに対しては、嫌々行くようなフリを続けたかった。

「分かったわ。明日の午後はオフにしてもらうよう頼むことにするわよ。ま、即席料理みたいなもので、簡単に認めてくれるとは思うけど。ともかく、行けたら行くわ。それでいいわね?」

「いいわ。私の部屋はハイアット・リージェンシーの713号室。フロントに行ってキーを求めれば、出してくれるはず」

「ディ・ディ? 私はもう35年間もあなたと姉妹をやっているのよ。その手口は承知しているわ」


[2009/09/28] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第6章 (2) 

「お前のことを思っただけで固くなるというのに。どうしてお前を手放せよう?」

レオンは、そう言いながら、固くこぶしを握ったイサベラの小さな手を取り、手のひらで包んだ。力ずくで彼女の指を曲げ、手を開かせ、はちきれそうに盛り上がった股間に強く押し付けた。無理やり手を開かされたイサベラは反射的に手を握った。だが、その動きはレオンの膨らんだ肉棒を優しく手に包み込むことにしかならない。

レオンの指が、胸の谷間を下り、ゆったりとした動きでへその周りに円を描き、さらに下方へ降りて、太ももの間の狭い隙間にもぐりこんだ。イサベラは身体を震わせた。

レオンは指先に湿り気を感じ、うめき声をあげた。

「おう・・・こんな時でも、お前の身体は貫かれたいと訴えているではないか」

「い、いえ、違います!」 

かすれ声で喘ぎながら、イサベラはレオンの手に押さえられていた手を離した。手のひらに焼けるような熱を感じる。「もう、やめて・・・」

「やめて欲しいのか?」

レオンはそう問いかけつつも、その指はイサベラの太ももの間にひっそりと潜む宝石のような突起を探り当てていた。そこを優しく擦り始めると、イサベラは思わず目を閉じ、こらえようとした。レオンの手に力が入り、ぴったりと合わせていたはずの両太腿がかすかに広がり、なお一層、奥へと侵入を許してしまう。

指が1本、中に滑り込んだ。イサベラは呼吸を乱し、弱々しく囁くことしかできない。

「あっ、ああっ、・・・いやっ!」 

何もかも熟知しているかのように体の中を指がかき回している。裏切り者の肉体がとろけ始める。それを感じ、イサベラは固く目を閉じ、苦しそうに呼吸を続けた。

「・・・あっ、あうっ!」

さらにもう1本、指が入ってきたのを感じ、イサベラは溜息をもらした。腰が勝手に突き出す動きを始めていた。快感が沸きあがってくる。

だが、その快感は長くは続かなかった。突然指が引き抜かれるのを感じた。せっかくの快感をお預けにされ、イサベラは無意識的に眉間に皺を寄せ、美しい顔をゆがませた。

何が起きたのか、気づいた時には、すでに床に敷いた柔らかな毛皮の毛布の上に身体を倒されていた。体を倒す動きに合わせて、彼女の肺から呼気が押し出され、甘い溜息となって口から吐き出された。さらに両膝を広げた姿勢になっていた。

「ああ、レオン・・・」 イサベラはかすれた声で彼の名を呼んだ。

レオンは素早く床に膝をつき、彼女の両膝をさらに大きく広げ、脚の間に割り入って来ていた。

「お前のこの身体は、俺を拒むことなどできないのだ。それは俺もお前も知っていることではないか」

熱を帯びたレオンの手が、ゆっくりと彼女の腹から上へと這い上がる。その動きにイサベラの胴体は、なまめかしく、よじれ、くねった。這い上がったレオンの手は、彼女の敏感な乳房を包み込んだ。

「お前の身体は、本当に、良い反応をする」

レオンは、そう囁きながら、身体を前に倒し、イサベラの乳房の頂きを飾るバラ色の突起を口に含んだ。舌で円を描き、ねぶりながら口の中へと含んでいく。イサベラは、乳首を優しく噛まれるのを感じ、思わず背中を反らし、胸を突き上げた。

「いや、いや・・・」 そう叫びながら、両手に小さなこぶしを握り、レオンの逞しい両肩を押し返そうとする。

「ああぁぁ・・・」 だが、彼女の両手は簡単にレオンの手に捕らわれ、頭の上へと持ち上げられた。

万歳をする形で両腕を引き上げられたまま、乳房をむさぼるレオンの身体の下、ただ、喘ぎながら横たわるほか何もできない。

「あう・・・」

優しく乳首を吸われ続けるうちに、身体が融けだし、甘い蜜を分泌し始めるのを感じ、イサベラは溜息を漏らした。

「ああ、もう、私・・・やめて!」

レオンが何をしようとしているのかイサベラには分かっていた。裏切り者である自分の肉体を味方にして使って、私を屈服させようとしているのだ。そんなことをさせてはいけない。何とか戦わなければならない。

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寝取られサークル 1 (1) 

「寝取られサークル」 パート1 by CuckHubby http://www.darkwanderer.net/stories/2422/The-Cuckolds-Circle-part-1.html

閑静な郊外の住宅地にある大きな家。その家のパティオで、ブルースと彼の妻のリンダはくつろいでお酒を飲んでいた。

ブルースは42歳の会計士。仕事も順調で、近々、会社の重役に昇進することになっている。この素晴らしい邸宅を見ても、彼が経済的に成功を収めていることが分かる。

リンダは36歳。ブルネットの髪の魅力的な女性で、とても30半ばとは見えない。毎日きちんとエクササイズをし、ダイエットを心がけてきたおかげで、10歳は若く見える。何といっても目を惹かれるのは、大きな胸と長い美脚だ。リンダは小学校の教師をしている。

二人は、子供をもうけようとはしてきたのだが、あいにく子供がいなかった。ブルースの担当医によると、問題は、ブルースの精子数が普通に比べて少ないことにあるらしい。二人に子供が授かるためには、適切なタイミングがすべてらしい。

二人の性生活は、ブルースにとっては非常に充実したものであった。だが、リンダは、それほどには思っていなかった。もっとも、リンダはブルースの傷つきやすい男性としての誇りに気を使って、そのことを口にしたことは一度もなかったが。

そんなリンダの心境が少し変わり始めたのは、昨年のこと。昨年、二人は思い切って地域のスウィング・サークルの世界に飛び込んだのである。

確かに、リンダの感想では、そのサークルに入っている男たちは取り立てて述べるほどの人はいないのは事実だが、セックス面に関しては、少なくともブルースよりはましではあった。しかし、その集まりも、最近、徐々に頻度が落ちてきていたのだった。この日の二人の話題は、このことについてであった。

「どうしてなんだろうなあ。最初にサラとビルが抜けちゃって、その次にマリーとジムだろ? 今は集まりもほとんど開かれなくなってきている」

「そうね。あなたの気持ちも分かるわ。何だか、欲求不満がたまってくる感じ。でも、私、その理由を知ってると思うの」

「え? 知ってるのか?」

「ええ、なんとなく」

「それは?」

「うーん、何と言うか・・・」 リンダは見るからに言うのをためらっているようだった。「・・・この前、コーヒーを飲みながらマリーとおしゃべりしたのね。そのときの感触だけど、どうやら、活動はまだ続いているようなのよ。ただ、みんなは別のところに移ったみたいなの」

「どういうこと? 別のところって?」

「そうね・・・どう言っていいか分からないんだけど、でも、基本的には、女性の参加者の中に、ああいう集まりがワクワクしないと感じ始めた人が出てきたということらしいのよ」

「冗談だろう!」

「いいえ、ホントよ。あなたたち男性は、本当に楽しんでいるのは分かるわ。だって、そうでしょ? 実際、あなた自身も、一緒にプレーできて嬉しいと思っている素敵な奥様たちがいるはずよ。私の言ってること間違いじゃないわよね?」

「ああ、確かに。その通りだよ。・・・でも、じゃあ、問題は?」

「そうねえ、たとえば、サラよ。彼女の脚の間に割り入りたいって思わない男なんていないはずよね? つまり、サラなら、欲しいと思ったらどんな男でも自由になるはず。そうでしょ?」

「ああ、まったくその通り!」 そう返事したものの、ブルースは、ちょっと不適切に熱を込めて同意してしまったと感じた。「いや、それは君にも、もちろん当てはまることだけどね」

「ありがとう。ともかく、この新しいことを始めたのは、ほかならぬサラなの」

「新しいことって?」

「何と言うか・・・サラは黒に染まったの」

リンダの発言にブルースは唖然とした。彼は「黒に染まる」という表現は聞いたことがなかったが、それでも、その意味は明瞭に理解できた。もっと言えば、あの美しい若妻のサラの上に逞しい黒人男がのしかかっているイメージが頭に浮かび、自分でもわけが分からずゾクゾクとした興奮を感じたのだった。

「・・・黒に?」 彼には、それしか言う言葉が思いつかなかった。

「ええ、黒に。・・・どうやら、これって、サラにとってはずいぶん前からの夢だったらしいの。彼女、異人種間のセックスを扱ってるウェブサイトに載っていた黒人からの投稿を見たらしく、ビルを説得して、それに返事を書いたらしいのよ」

「信じられない」

「でも、そうなの。サラとビルはその男と会ったそうよ。そして、その男は、ビルの目の前で、しかも自分たちの夫婦のベッドで、サラにセックスをしたらしいの。それからよ、サラが私たちの集まりに興味がなくなったのは。ビルすら、二人の行為を見て圧倒されてしまったらしいの。その夜以来、ビルは信者になってしまったらしいわ」


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