「ビクトリア? 私の方に前かがみになってくれる? それからスカートを捲りあげて、お尻を突き出すの」 警戒心の色が彼女の顔に浮かんだ。彼女が断ろうとしているのが分かった。 「ビクトリア? 私を信じてくれる?」 「もちろん信じてるわ。知ってるはず、ドナ女王様」 「じゃあ、私の言うとおりにしなさい」 女性化した夫を見て、彼女のメーキャップをした目をしっかりと見据えながら、命令した。 ビクトリアは前かがみになりスカートを捲り上げた。セクシーな黒パンティとガーター、それにストッキングがあらわになる。 ゲイルは、ビクトリアのパンティを膝の辺りまで引き降ろし、尻頬を左右に広げた。ゲイルに尻栓をアヌスへ当てられたとき、ビクトリアはお尻を引っ込めたい様子を示したが、それでも我慢して、なされるがままの姿勢を保っていた。 ゲイルが徐々にプラグを押し込んでいくと、ビクトリアは美しい唇を半開きにして、ああんと溜息を漏らした。見ると、ビクトリア自身、お尻をプラグへ押し返す動きを始めていた。 やがて、尻栓のすべてが彼女の直腸に納まった。プラグをしっかり固定する。プラグの根元が、つんと上を向いた彼女の尻頬の間から顔をのぞかせていた。ゲイルは薄地のパンティを元通りに戻した。 「さあ、体を起こしてもいいわよ」 ビクトリアは体を起こした。プラグを嵌められたとき私が感じた、そして、今でも感じている同じ感覚を、彼女も味わっているのが分かる。私は、スカートを元に戻すビクトリアに微笑みかけた。 「とっても行儀良く、従順だったわね。そのご褒美に、あなたを驚かせるものを見せてあげるわ」 そう言ってブラウスのボタンを外し、ブラジャーを少し下げて、乳首挟みを見せてあげた。ビクトリアはにんまりと笑顔になった。 「ここのところにジンジンと痛みを感じているのは、少なくとも私一人じゃないということね」 「そればかりじゃないのよ」 と私はビクトリアにお尻を向け、スカートを捲り、下着を降ろした。彼女にプラグを見せる。 ゲイルはいつの間にかオフィスから出て行っていて、次に大きなサイズのものを持って戻ってきた。 「今度は私の番よ」と言ってビクトリアに微笑みかけ、尻栓を彼女に渡した。「・・・でも、その前にちょっと潤滑液が欲しいの。ビクトリア? あなたには、私に潤滑液を出させる道具があるはずよ」 ビクトリアは私の顔を見た。私は笑顔を見せ、OKのサインを送った。 私はゲイルの前に行き、ディープキスを始めた。キスをしながら、スカートの裾をつかんで捲り上げ、下着に包まれたお尻を露出させた。 一方、ビクトリアはゲイルの後ろにひざまずき、パンティを引き降ろした。ゲイルの完璧な美尻が姿を見せる。 ビクトリアはゲイルのお尻に顔を近づけ、舌を伸ばし、彼女のアヌスを舐め始めた。とたんに、ゲイルは喜びの声を上げ、私に強くもたれかかった。同時にお尻をビクトリアの口に突き出す。 ビクトリアは夢中になってゲイルの裏トンネルを舐め、吸い、さらに舌を尖らせて中をほじった。ゲイルが快感のあまり気絶してしまいそうになるまで、それが続いた。 その後、ビクトリアは立ち上がりながら、ゲイルの腰を掴み、自分自身のスカートを捲り上げた。それから下着を降ろし、片方の脚を抜いて自由になった。拘束を解かれた勃起が姿を見せた。 下半身をゲイルのお尻に押し付けながら、今や充分に濡れた肉筒にペニスをあてがい、押し込んだ。ゲイルの方もビクトリアに押し返す。 ビクトリアは愛の道具をゲイルの肛門に完全に挿入した後は、すぐに激しく出し入れを始めた。まるで1ヶ月以上もセックスをしていなかったような激しい勢い。 私はゲイルにキスを続けていた。ゲイルは口を塞がれつつも、声を上げ続け、同時に、ビクトリアの道具に向かって腰を前後に動かしていた。そして、打ち込みを続けつつも、両手でゲイルの乳房を掴み、握ったり、離したりを繰り返した。 それがしばらく続き、やがてビクトリアは声を上げ、彼女の愛液をゲイルの裏トンネルに放出した。それを受け、ゲイルはぶるぶると震え、その後、ぐったりとなって私にもたれかかった。私にしがみつき、小刻みに震えた。 しばらく経ち、元気を取り戻したゲイルは、私を見て言った。 「もう、プラグを入れても大丈夫だと思うわ」 ビクトリアはまだ勃起したままのペニスをゲイルのアヌスから引き抜き、尻栓を手にした。軽く押しただけで、するすると入り、収まった。ゲイルはパンティを引き上げ、元通りにした。 「私やビクトリアのときより、簡単に入っていったようね」 私はゲイルに笑顔を見せながら言った。 ゲイルも笑顔を返す。 「ちゃんと潤滑を与えておくべきなのよ、ドナ」 「今なら、その意味が分かるわ。見たばっかりだから。この次には忘れないようにしなきゃ。ところで、いま、私、誰かにクライマックスにいかせてもらわなかったら、悲鳴を上げちゃおうかなって思ってるんだけど・・・」 それを聞いてゲイルは素早く私の前にひざまずいた。スカートを捲り上げ、パンティを降ろし、まさに私が望んでいることをし始めた。 ゲイルが素晴らしい口唇奉仕をしてくれている間、ビクトリアは私の後ろに回りこみ、私のアヌスからプラグを引き抜いた。そして、肛門が閉じる前に、ペニスを挿入し、ゲイルに行ったのと同じことを私にしてくれた。 叫びながら絶頂に達した。これより気持ちいいことなどない。そんな言葉が私の頭に響いていた。
ヘレンの唇が私のクリトリスを包むのを感じたとき、すぐにいってしまいそうになったけれど、幸い、何とか堪えることができた。 ヘレンは口に含むと早速、上下に動かし始めた。温かく濡れた唇が私のあそこを這い回っている。 後ろから逞しい男根に貫かれ、同時に、クリトリスを舐め吸いされる。この夢のような快感に、私は、あっという間に天国の扉へと送り込まれていた。 後ろと前の両方を同時に攻められるとてつもない快感をどう伝えてよいか分からない。でも、私がサカリのついた淫乱女のように、喘ぎ、悲鳴をあげ、よがり泣きをしていたのは確か。 たった2分ほどしか持たなかったと思う。自分でも驚くほど甲高い声で、「もう、いくぅぅぅ・・・!」と叫んでいた。 ヘレンに射精が近いことを十分に警告できたと思うけれど、彼女は攻めをやめなかった。そして、次の瞬間、私は彼女の口に熱いクリームを次々に注ぎ込んでいた。 うんっ! うんっ! と唸り声が出て、その度に熱い白濁をヘレンの口に撃ち出していた。その時、後ろのビルも苦しそうな声で叫ぶのが聞こえた。 「ああ、もうダメだ。君たち二人、すごいよ。もう、出してしまう。いくよ、中に出すよ、ああっ・・・!」 普段なら私の方から、中に出してって言ったと思う。実際、私の中に出してってお願いするつもりでいた。でも、興奮のあまり、言葉が出なかったし、自分がどうなっているかも分からない状態だった。 彼が叫ぶとすぐに、熱いものが私のお尻の奥に広がった。 「あああぁぁぁぁぁ・・・」 射精を受けて思わず唇から、うめき声が漏れた。純粋な快感だけがもたらす甘いうめき声。 四つんばいになってオーガズムに達していたけれど、腰から下から力が抜けていくのを感じた。それを察して、ヘレンは素早く私の下から滑り出た。私はそのすぐ後に力をなくしてベッドに倒れ込んだ。顔を下にうつぶせに倒れ込む。ヘレンはかろうじて抜け出るのが間に合ったようだ。 ビルは、締め付けたままの私の温かいアヌスから抜け出るのがイヤだったのか、私が倒れ込むとすぐに、ビルも同じように私の上に倒れ込んだ。 「ステフィ、綺麗だよ、すごく綺麗だ・・・」 ビルは、うわごとのようにそう言いながら、私の背中や首筋にキスを繰り返していた。 3人とも、10分ほど、そうやって抱き合った後、身体を起こして、シャワーを浴びることにした。 ヘレンとビルはシャワーに直行し、私はアヌスの洗浄をしてからシャワーに行くことにした。 シャワーに遅れて入ると、ビルはヘレンの前にひざまずいて、彼女の股間をむさぼっていた。私もビルのお手伝いをして、ヘレンの乳房をお口で愛撫した。何分も掛からないうちに、ヘレンもまたオーガズムに達していた。耳をつんざくような大きな声がシャワールームに響いていた。 シャワーを浴びてさっぱりした後、私とヘレンはネグリジェに着替え、3人でベッドに入った。ビルが真ん中。ヘレンと私は、二人とも頭をビルの肩に預け、彼のお腹の上で手を握り合って横になった。そしていつの間にか3人とも眠りに落ちた。 翌朝、陽の光が寝室に差し込んでいたけれど、私が目を覚ましたのは、そのためではない。私が目を覚ましたのは、何か温かくて、湿ったものが足の間を這っていたから。誰かが、私のあそこを舐めている。 とても気持ちよかった。こんな素敵なことをしてくれているのが誰であれ、その人のことを邪魔したくなかったので、私は目が覚めても身体を動かさないでいた。でも、ちょっとだけ頭を上げて、股間に目を向けてみた。 驚いたことに、その人はビルだった。 私はまだ眠っているふりをした。ビルは私の睾丸やクリトリスを舐め続けている。いつの間にかパンティは太ももの中ごろまで下ろされていた。 多分、朝立ちをしていたのだと思うけど、すでに私のクリトリスは勃起していた。でもビルは、それを口には入れず、舌を股間全体に這わせるだけだった。 これを彼は5分以上続け、私はもう充分にしてもらったと感じていた。こんな素晴らしい特別のおもてなしをしてもらい、何かお礼をしたくなっていた。できれば、もう一度、私の中に入ってきて、私の身体を楽しんで欲しい。そう感じていた。 私が起きていることを教えようと思ったちょうどその時、ビルの唇が私のクリトリスの先端にぬるりと這ってきて、ぱっくりと咥えた。 「ああん!」 思わず声を出してしまい、それによって、ビルは私が目を覚ましたことに気づいた。 彼は行為をやめ、顔を上げて私を見た。 「ごめん、起こしちゃったね」 私は片手を差し出し、彼の頭に触れた。 「こんなふうに起こされるの、全然、かまわないのよ。できれば、続けてくれたらって思ってるの。あ、でも、したくないなら、しなくていいけど・・・」 ビルは言葉で返事をする代わりに、私のクリトリスの頭を再び口に含んだ。 私は脚を広げ、彼のために、もっとスペースを作ってあげた。彼は両手を私の脚の下辺にあてがって体勢を整えた。 ビルは私を咥えたまま、いきなり最初から頭をとても速く上下させ始めた。これを見て、彼がこれまで他の男性やTガールを相手にしたことがないことが分かった。さらに、いきなりディープスロートまでして、むせ返ってすらいる。確かに経験不足だけれども、その分、熱意で補っていた。 どんなフェラチオであれ、この世の中に、気持ち良くないフェラチオは存在しないとよく言われる。そして、確かに、ビルのフェラも決して悪いものではなかった。2分ほど受けているうちに、腰のところがジンジンとしてきて、私も彼のテンポに合わせて腰を動かすようになっていた。彼の顔に向けて股間を突き上げるのは、本当は、望んでいなかったのだけど、どうしても少しだけ動いてしまう。 私がビルの行為を喜んでいたのと同じくらい、彼の方も、この行為を楽しんでいるように見えた。 もっと長く、これを楽しんでいたいと思っていたのに、残念ながら、急にオーガズムが身体の中、じわじわと這い上がってくるのを感じた。すぐにビルをやめさせなければ、彼の口に発射してしまうことになる。 「ああ、ビル、とっても気持ちいいわ。でも、もう、やめた方がいいわ。私、もう我慢できなくなってるの」 でもビルは止めなかった。もっと言えば、彼はいっそう速く動き出している。 私は、ハアハアと息を荒げた。 「ああ、ほんとにもうやめて、お願い。じゃないと、あなたのお口に出しちゃう」 何の前触れもなく、ビルはいきなり私のアヌスを触れた。彼の指が中に入ってくる。 その瞬間、オーガズムが全身を襲った。 「あっ、いやっ! あ! い、いくぅぅ!!!」 身体がぶるぶる震えて、激しく達した。 こんな強烈なオーガズムは、しばらくなかったように思う。いったん始まったオーガズムは止めようにも止められず、私は次々にビルの口に濃いクリームを撃ち続けていた。 彼が一度むせる声が聞こえたけれど、その後はうまく制御できるようになったらしく、私の射精に歩調を合わせていた。 射精が終わり、オーガズムの波が引いた後、私はぐったりと横たわっていた。力が抜けて、頭の中が真っ白になっていた。呼吸を続けるのがやっと。それほど、良かった。 ビルはまだ私を舐め続けていた。 私はあまりに身体が敏感になりすぎていたので、彼の頭に手を当て、離れてもらった。それから彼を引き上げ、隣に並んで横になってもらい、キスをした。甘く、優しく、そして愛のこもったキス。 しばらくキスをした後、ヘレンがいないことに気がついた。 「ヘレンはどこに行ったの?」 「知らない。起きて、家を出て行ったんだ。ちょうど彼女が出て行くときに目が覚めたものだから、どこに行くか訊くチャンスがなかった」 彼はそう言った後、ちょっと子供っぽい感じで私に聞いた。 「僕、うまくできたかな?」 「ええ、もちろん。素敵だったわ。こんな形で目が覚めるのってとても素敵」 私はビルに抱きつきながら答え、キスをした。硬くなったペニスが私の脚に当たるのを感じた。 「私にもして欲しい?」 「そ、それもいいけど、・・・昨日の夜に僕たちがしたことも、いいな・・・」 ビルはためらいがちに言った。 「うん、私も同じ・・・でも、今度は、私、仰向けになってもいい?」 「どんな形でも、ステフィが楽と思う方で。君が気持ちよくなってもらうのが、僕には嬉しいから」 ビルが思いやってくれたと知っただけで、嬉しくなって、またキスをした。 「四つんばいになった方が楽なのはホントよ。でも、あおむけになった方が好きなの。そうすると、私を愛してくれてる人の顔が見えるから」 今回は、私たちが行ったのはファックではなかった。ファックではなく愛の行為。ビルは私を愛してくれた。ほとんど、いつもキスを繰り返していたと思う。二人でゆっくりと揺れるように動いていた。 ビルはじっくりと時間をかけて私を愛してくれて、彼が、愛の行為をする相手として素晴らしい能力をもった男性であることを私に示してくれた。 彼は、行為の間、私のクリトリスを優しく愛撫してくれさえした。愛しそうに愛撫し、私が再びオーガズムに達するまで、それを続けてくれた。私が出したものが、愛し合う私と彼の間に飛び散り、二人の肌を滑らかにつなぐ。そして、それから間をおかずに彼も私の中を満たしてくれた。 実際、この時のセックスが、私にとって、マリアを除く誰とした時よりも良かったと思う。マリアは別格で、彼女は、いつも私を愛されているという気持ちにさせてくれる。
******** 「やあ、エレーン、その後の調子は?」 スティーブは、魅力的な女性に挨拶の声を掛けた。 「まあまあね、ありがとう。あなたの方は?」 二人はコーヒーを注文した。どちらも空腹ではなかった。以前の二人は、会うたびに世間話や相手へのサポートなど、長々と話し合うことが多かった。だが、ここ何回かは手短に済ますようになっていた。二人とも、最近は、あまりサポートを必要としなくなっていたし、ディナーを食べながら長時間話し合う必要もなくなってきていた。 「全体的に見て、かなり良い感じかな」 スティーブは、余計な力が抜けた、リラックスした面持ちで、微笑み、最近、好調であることを伝えた。 「あ、それから、僕は離婚書類は引っ込めたよ」 スティーブは唐突に切り出した。 彼は昨年の11月に弁護士へ離婚申請の作業を進めるのを中断するように伝えていた。だが、彼自身は、この申請中止を行うことを、長い間、ためらっていたのだった。 エレーンは嬉しそうに答えた。「それは良かったわ・・・そろそろ、あなたも迷いから醒めて良い頃だもの」 スティーブはエレーンの反応に驚いた。彼女の夫と自分の妻が関係を持ったのだ。その関係は、おそらく、基本的には感情的な不倫関係だったのだろう。だが、スティーブは不倫を行っていた二人の小さな夢の世界を粉々に破壊した。そして、その破壊過程で、二人の不倫関係は本格的な肉体関係であったように変質していたのだった。そんな状況でバーバラが不愉快な離婚を経験する必要がなくなったと聞かされたら、エレーンは嬉しく思わないはず。そうスティーブは推測していたのだった。 「優しいんですね。ありがとう」 エレーンはにやりと笑った。「私が、奥様をもうちょっと懲らしめて欲しいと思うと思ってた?」 「え、・・・ああ、そんな感じ」 「そうねえ、でも、実際、あなたはしばらくの間、かなり奥様を苦しめていたわよ・・・数ヶ月くらいは・・・それに、あなたの話しから察すると、奥様の方も、自分の行いを変えようといろいろ努力してきたように感じるの。私としては、特に、奥様をどん底に叩き落して欲しいなんて思っていないの。そんな必要を感じていないもの。まあ、ともかく、今は、そんな気持ち」 エレーンは、そう言いながら苦笑いをした。彼女自身、最初にスティーブと会った時は、バーバラと自分の夫は、まさにそういうどん底状態になるべきだと思っていたから。 スティーブも微笑を返した。 スティーブとエレーンは、ここ数ヶ月、何度か会っていたのだが、大半は、二人とも笑いあえる気持ちには、まったくなれなかったのである。 「レイフも、目が覚めてきているの」 エレーンは思い切って言ってみた。いったん目を落とし、ティー・スプーンで砂糖をすくい、コーヒーに入れた。そして、再び顔を上げた。 「市議会員の候補からはずされたことは知ってるでしょう?」 スティーブは頷いた。 スキャンダルが発覚した時、民主党は、レイフを火が燃えついてしまったマシュマロのごとく、ポイと切り捨てた。前市長のセクハラ疑惑とその後の偽証に関する調査が市議会に報告される予定となっていたのである。民主党幹部は、評判の悪い候補者を立てることで余計な関心を集めたくないと思ったのだった。 「それに、保険会社も彼のサンダーバードの修理費は払わないと決めたそうだね」 スティーブがそう付け加えると、エレーンは頷き、鼻をすすった。 「あんな車、そもそも夫は必要なかったのよ・・・あれを買ったとき、二人しか乗れない車なんて、そんなの買うの馬鹿げてるって言ったのに!・・・」 エレーンは苛立ちが収まるまで、少し黙りこくった。 「・・・とにかく、夫は、地域の支局で、より良い職のオファーがあったけど、それも断ったわ・・・」 スプーンをかき回し、砂糖が完全にコーヒーに溶けるのを確かめている。 「・・・私たちにとって、これは一種のテストのようなものだと思ってるの。夫には、私と私たちの一人娘と一緒に過ごす時間をもっと増やすべきだと言ったわ。今よりもストレスが多くて、今よりも時間が食われるような仕事に就いたら、どうやって私たちとの時間が作れるの、って訊いたのよ」 そこまで言ってエレーンはコーヒーから顔を上げた。 「夫は、このテスト、かなりの好成績で合格してるわ。・・・今は、娘に対してより良い父になろうとずいぶん頑張ってくれているのよ。それに私に対しても、夫として、いま以上に素敵な人は求められないの・・・まあ、最近のことだけれどもね」 彼女は下唇を噛んだ。 「ということは・・・」 と、スティーブは、テーブルの上に出ていたエレーンの手に自分の手を重ねた。 「・・・じゃあ、ご主人があなたと可愛い娘さんと一緒にもっと時間を過ごせるよう、もう帰らなくちゃいけないんでは?」 「ええ、そうね」 エレーンは笑顔になって答えた。 「それに、こうやって僕たちでおしゃべりをするのも、これが最後になるかな?」 「ええ、そう・・・」 エレーンは悲しそうな表情を浮かべた。 スティーブは優しく微笑み、彼女の手を軽く叩いた。 「じゃあ、もうそろそろ・・・エレーン、あなたには感謝している。心から」 二人はそれからもう20分ほど話しを続けた。この数ヶ月、話題にしたが、言いっぱなしになっていたいくつかの事柄を片付けるためだった。 その話しを終え、コーヒーを飲み終えた後、二人はウェイトレスにコーヒー代の20ドルと、かなり気前の良いチップを渡し、店を出た。外に出ると、最後の抱擁を行い、それぞれの配偶者の待つ家庭へ帰るために、別れた。 彼らと入れ違いにキャフェに入ってきた婦警は、二人のことを兄妹なのだろうと思った。しばし別れ別れになるのを惜しんでいる兄妹なのだろうと。一種、感動的な光景だったようだ。 つづく
俺はリモコンを手に、最微弱の振動にダイアルを合わせた。 途端に電話の向こうから低いうめき声が聞こえた。あの銀色の卵型バイブが先生のおまんこの中で振動を始めたのだ。 「気持ち良いか?」 俺は囁いた。 強度を少しだけ上げた。また低いうめき声が聞こえる。さらにもうちょっと強度を上げた。 「ああぁぁ・・・」 先生の女っぽい囁き声が聞こえてくる。 シーツの中で、先生が寝返りを打つ音が聞こえた。 「乳首をつまんでみろ」 「ううっ」 小さな切羽詰った声。 俺はいきなりダイアルを回し、中程度まで振動強度を上げた。 「あっ! やめて!」 喘いでいる。 荒い息をマイクに吹きかけているのか、ガサガサと音が割れる。その向こう、旦那のいびき声も聞こえていた。 「俺がいってもいいと言うまで、絶対にイッてはだめだぞ。これはご主人様からの命令だ」 「ああ、いかせて。いきたいの・・」 旦那の隣に寝ているにもかかわらず、こんなことを声に出して言う。 「だめだ」 そう優しく囁いて、バイブのダイアルをゼロに戻した。 「ああ、いや、いかせて・・・お願い・・・」 また、いきなりダイアルを中程度に上げた。 「ああぁぁっ!!」 ほとんど悲鳴になっている。荒い呼吸は、いまや、ハア、ハア、ハアと短い喘ぎ声の連続に変わっていた。オーガズムに近づいているのが分かる。それでも感情を押し殺そうとしている。 俺はさらに強度を上げた。 「いやあぁぁぁ!!! ああ、もっとぉぉ・・・・」 堪えられなくなって、叫び声になっ。 先生の息遣いは、今や、完全に乱れきっていた。シーツがガサゴソと動く音が聞こえた。ベッドの中、身体を悶えくねらせているに違いない。俺はいきなりバイブのスイッチを切った。 「いや、いや、いや・・・」 先生が弱々しくよがり泣く声が聞こえた。それを聞いているうちに俺もちんぽが完全に勃起していた。携帯にヘッドセットを接続し、両手が空く状態になった。改めて、ちんぽをしごきながら、バイブのリモコンをオンにした。 「あっ、ああぁぁぁん・・・うぅぅぅ・・・いぃぃぃぃ・・・」 途端に、再び喘ぎ始める。いびきをかいて寝ている旦那の隣で、熟れた女体をくねらせているのだろう。 俺はもうちょっと強度を上げた。 「うぅっ・・・ううう・・・」 腹の底から出すような喘ぎ声に変わった。 プレカムが滲み出てきて、手にぬるぬるとつくのを感じた。俺は手を伸ばし、テレビのスイッチを入れ、グラフ先生とやった時のビデオを流した。 「まだ、いくなよ」 と、さらにスピードを上げた。 「ああ、いい! あっ、ああっ! ああっ!・・・・・いっ、いっ、いく、いく、いくっ!!」 アクメに達するぎりぎりに来たと感じた瞬間、バイブのスイッチを切った。 そして少し時間を空け、先生が落ち着くのを待った。それからまた振動強度を上げる。今度は最大の3分の2ほどまで上げた。先生は途端に声を上げて悶え始めた。 先生がかなり絶頂に近づいているようだ。俺はちんぽをしごきながら、ダイアルを高速と低速に行ったりきたりさせ始めた。速度を上げるときも、下げるときも、決まってグラフ先生は喜びの声を上げていた。隣に旦那が寝ているにもかかわらず。 「ご主人様は、お前を気持ちよくさせているか?」 「ああ、気持ち良いい・・・」 「ご主人様に、いかせてもらいたいか?」 「ああ! いかせて」 「ご主人様に忠実に奉仕するか?」 優しい声で訊いた。 「ああ、・・・ええ、奉仕します」 またガサゴソとシーツが擦れる音がした。 「じゃあ、ちゃんと、いかせてくださいとお願いするんだ!」 「ああ、ご主人様・・・お願い、いかせて、私を・・・」 ベッドの中、のた打ち回りながら、荒い息遣いで言う。 そこまで来て、俺はまたスイッチを切った。 「ああ、いやぁぁぁぁぁ・・・・ご主人様・・・お願い、いかせて・・・ご主人様、お願いっ!」 めそめそと泣くような声になっていた。 まだ、旦那のいびき声が聞こえる。自分の妻がこんなになっているにもかかわらず。 「お願いです、ご主人様。私をいかせてください」 俺はリモコンのスイッチを入れ、低スピードに設定した。途端に、よがり始めた。 「俺が求めるやり方でしか、お前はいってはならない。分かったか?」 俺は優しく語りかけた。 「はい、ご主人様」 従順に答えるが、息遣いの荒さは相変わらずだ。 「左手を胸に当てて、乳首をつねるんだ」 「・・・あっ、あああぁぁぁ・・・」 どうやら言われたとおり、敏感な突起をつねったらしい。 「そのまま、つねり続ける」 息使いが激しくなってくるのを受けて、ダイアルを少し上げた。 「今度は、右手の中指を顔に近づけ、しゃぶり始めろ」 「むむむ・・・」 うめき声を上げながら、しゃぶるのが聞こえた。 俺は、さらにもう少し強度を上げた。 「指を十分に濡らしたら、指で尻の穴を揉みほぐし、中に入れるんだ」 俺はちんぽを握る右手の動きを速めた。 少しだけ、無音状態が続いた。だが、その後、突然、叫び声が聞こえた。 「ああ、ひどい、ご主人さまぁぁぁぁ・・・!」 リモコンで強度をさらに上げた。 「指をアヌスに入れたり出したりしろ」 それまで、喘ぎ声が中心だったのだが、突然、声に淫らな艶が混じった低いうめき声に変わった。こんな声を出して、よく旦那が起きないものだと感心した。 「ああ、ご主人様・・・もう、いってもよろしいですか?」 「ああ、いいだろう。いってもいいぞ」 優しく囁きかけた。 しばらくたち、突然声が聞こえた。 「あっ、ああぁぁっぁぁぁぁぁ・・・ご主人さまぁぁぁぁぁぁ・・・」 その声からオーガズムに達したのが分かった。俺の方も睾丸が緊張してくるのを感じた。 「お前のアヌスをずぼずぼえぐるんだ!」 俺は声を大きくして命令し、リモコンのメモリを最大に上げた。 「ああっ、ああっ、ああっ、ああぁぁぁぁっ・・・・!!」 眠っている旦那の隣で、ぶるぶる震えながら、のた打ち回っているのが目に浮かぶ。 「あ、ああっ・・ま、また、いってもいいでしょうか、ご主人様」 必死な声で訊いてくる。 「2本目の指もアヌスに入れろ。そうしたら、いってもいいだろう」 俺も限界に近づいているのを感じていた。 「ああ、ご主人さまぁぁぁ・・・すごい・・・!!!」 また、叫び声が聞こえた。ぜいぜいと声を出して喘いでいる。 ちょうどその時、テレビの画面に目をやった。グラフ先生が、アクメに達して、背中を大きく反らしているところだった。あの絶頂の姿に、俺も射精に追い込まれたのだった。 その瞬間、全身の神経が発火し、自然とつま先がピーンと尖った。電話で先生がいくところを聞きながら、目では先生のいくところを見、俺は狂ったようにちんぽをしごき続けた。 「うぐっっっ・・・!!!!」 俺は唸り声をあげた。スペルマが噴出し、空中を舞い、俺の顔、胸、そして腹に降りかかった。 しばらく呆然としていたかもしれない。ふと、電話の向こうも静かになっていることに気がついた。 「・・・おやすみなさい、ご主人様・・・」 電話の向こうで先生が、妙に優しく囁くのが聞こえた。そして電話が切れる音がした。 俺はすっかり消耗してぐったりと仰向けになっていた。精液が腹や胸から滴り、両脇腹を伝って流れていた。あごからもポタポタと落ちていた。ちんぽもすっかり柔らかくなって、今はだらしなく太ももに横になっている。 ぼんやりとクラブ・カフスのことを考えていた。グラフ先生をあのクラブに誘い入れる方法を計画しなければ。 しばらく休んだ後、身体を起こして、汚れを拭った。もう一度、横になったが、そのあと、いつの間にか眠ってしまったらしい。 *** 突然、何かが鳴り、ハッと意識が戻った。身体を起こして音がどこから出てくるのか見回した。時計を見ると、午前4時だった。 音は携帯電話からだった。誰からの電話か、分からないので注意深く取った。親が起きだすとまずいので、ともかく、電話に出なければならない。 電話に出たが、こちらからはしゃべらなかった。だが、何より注意を惹かれたのは、電話の向こうから聞こえてくる物音だった。 苦しそうな息遣いといびき声が聞こえてくる。しばらく無言だったが、突然、弱い囁き声が聞こえてきた。 「ああ、ご主人さまぁ・・・」 優しい女の声・・・グラフ先生だった。ちんぽがいきなり息を吹き返すのを感じた。 電話の向こう、グラフ先生は甘く苦しそうな息を受話器に吹きかけながら、囁いた。 「ああ、ご主人さま、お願いです、また私をいかせてください・・・・またいきたくなってしまったの・・・」 俺はあわてながらも、卵型バイブのリモコンを手にした。
ようやく僕は動いた。 マーサの後ろに這って行き、ゼリーで指に潤滑を与えた。それから、指を1本、彼女のお尻の割れ目にあてがい、ゆっくりと入れ始めた。 その間、誰も、音一つ立てなかった。 マーサはただ横になっているだけ。前に組んだ両腕に頭を乗せ、顔を横に向けている。目は閉じたままだった。 指を1本入れた後、少しだけ動かし、2本目に取り掛かった。 ジョイスは、その場に彫像のように立って見ていた。服を着て、いつでも出て行けるようになっているが、立ち去ろうとはしていなかった。 僕は2本目の指も差し込んだ。そこの入り口を広げていく。マーサが少しだけ僕の指に対して押し返す動きを示した。多分、大丈夫なのだろう。 僕は、指を抜き、彼女に覆いかぶさるような体勢になった。ペニスを握り、狙いを定める。 依然として、みんな黙ったままだった。 身体を押し付けた。できるだけ優しく入れていこうとした。身体を押し付け、奥へ奥へと進んでいく。 ちらりとジョイスの方を見た。・・・まだ服を着たまま。だが、右手を左の胸に当てて動かしていた。 僕はマーサに体重を掛けた。・・・とうとう、根元まで入った。 それからゆっくりと少しずつ動き始めた。マーサが、小さく、「ああ!」と言うのが聞こえた。だが、その一言だけで、後は、また何も言わなくなった。 僕は動き続けた。徐々にテンポを上げていく。マーサは、まったく声を上げなかった。だが、僕の動きに合わせてお尻を突き上げていたのは事実だった。 僕たちの身体の動きに合わせて、肌がぶつかり合う音が響いていた。その他には、ベッドがきしむ音しか聞こえなかった。 そして、僕は達した。マーサの中に射精し、力尽き、彼女の上に覆いかぶさった。マーサは僕の下でうつぶせになっていた。依然として、黙ったままだった。ドアが開く音が聞こえ、ジョイスが出て行ったのを知った。 僕は身体を反転させてマーサから降り、隣に仰向けになった。そして片腕を彼女に回し、引き寄せた。横寝になりマーサを後ろから抱いた。2本の重なり合ったスプーンのような形だった。 「想像してたのとは違ったんじゃない? きっとそうね」 マーサはそう言って、くすくす笑った。 「ああ、多分。・・・彼女、また一緒にする気分になると思う?」 それを聞いてマーサは笑い出した。「それを心配するのは私の仕事よ」 「もう変なことには誘わないって約束するのかな?」 マーサは、また、くすくす笑った。 その日の後、しばらくの間、僕はジョイスの姿を見なかった。だが、マーサによると、彼女はジョイスと話す機会を持ち、二人の仲は大丈夫だとのことだった。 ともかく、あの夜のアナル・セックスは、マーサと僕との間で行ったうちでも、最も興奮した行為だったのは確かだった。もっとも、マーサはまだまだ考えていることがあるらしく、僕に、もっとその手の雑誌を買ってくれと求めるのだった。 ある金曜の夜のことだった。その日もマーサのところに寄り、それから家に帰った。すると、その夜はフェイスがすでに帰っていたのである。リビングで独り座っていた。 フェイスは妹と一緒に外出していたはずで、少なくとも、もう1時間は帰ってこない予定だった。 その夜、フェイスは、僕が遅くなったことや、彼女が早く帰った理由について何もしゃべらなかった。 だが、翌朝になってフェイスは僕に訊いてきた。 「それで? 昨日の夜はどこに行っていたの?」 実に何気ない口調で訊いてきたので、僕は、フェイスが何も疑っていないと思った。 「ああ、ちょっとモールに行って、ぶらぶらしてきたんだ」 「何か買ったの?」 「いや」 フェイスは僕の方を見て、何か考えているような表情になった。 「え? 何?」 そう訊くと、フェイスはにっこり微笑んだ。 「陰で何か進行中?」 「うわっ、何だよ、その質問?」 「うふふっ。ただの冗談よ! でも、どうしてそんなに後ろめたそうな顔をするの?」 僕はちょっとフェイスの顔を見つめた。そして、適切な返事を求めて、頭の中を高速で回転させた。フェイスは僕の顔をじっと見ていた。 突然、フェイスは立ち上がった。 「嘘つき!」 そう言って、部屋から駆け出していった。 僕はフェイスを追って寝室に入った。 「フェイス! 何を考えているんだ!」 彼女はベッドにうつぶせになっていた。僕の呼びかけに、頭を上げ、振り返った。 「誰なの?」 「フェイス! どこで、そんなことを?」 「私もバカじゃないのよ。いや、バカかもしれない。相手が誰なのか言ってよ!」 彼女の顔には決意を固めたような表情が浮かんでいた。 「フェイス・・・」 僕は弱々しい声を出した。フェイスは僕を見つめたままだった。射抜くような視線を向けている。 「言って!!」 僕は深呼吸をした。「・・・マーサだよ」 彼女は暗い声で笑い出した。 「ふざけないで!」 僕はフェイスが次にどうするのだろうと思いながら、ただ彼女の顔を見つめるだけだった。フェイスはじっと僕の目を見据えていた。 「そういうこと!!」 突然、彼女は叫んだ。そして、激怒を爆発させ、僕がマーサを利用したとか、もう彼女には会うなとかとまくし立てた。そして、最後には、僕に、家から出て、二度と帰って来ないでと叫んだ。 僕は、後先も考えず、家を出た。車に乗り、マーサのところに走った。マーサは、心配そうな顔で、玄関口に立つ僕を迎えた。 「フェイスにばれてしまった」 そう言ってから中に入った。 「まあ・・・」と言って立ち尽くすマーサの前を通り過ぎてリビングに入り、カウチに座った。すぐにマーサも僕のところに追いついた。 「何てこと・・・何てことに・・・」 彼女は弱い声で繰り返すだけだった。 「追い出されたんだ」彼女を見上げながら言った。 マーサは依然として恐怖に引きつった顔をしていた。
ディアドラのアンビバレントな様子について不思議に思いはしたが、それについて考えたのは服を脱ぎ去るまでの短い時間だけだった。裸になるとすぐにベッドに飛び込み、彼女と一緒になった。 ディアドラは体をよけたがっているように見えたが、動くことはできなかった。どうして彼女は拒否するような雰囲気を放っているのか。だが、僕は、それを考えている余裕はなかった。ディアドラが欲しい。初めての時も、その衝動は激しいものだったが、今は、それに比べても遥かに激しく、強力だった。 ペニスを彼女の割れ目に擦りつけ、潤滑を得た後、一気に貫いた。 ディアドラは、大きな悲鳴を上げた。 そして突然、両手で僕の尻を掴み、自分の股間へと引き寄せた。両手の爪がお尻の肉に食い込んだ。 彼女は、どこか前と違っているように感じられた。僕は興奮で狂ったようになっていた。いったいどうやって、この女性はこんな効果を僕に与えられるのだろう? まるで、以前に行った激しいセックスは、その「興奮が薄れた」ものになってしまい、もう一度、彼女の身体を奪わなければいけなくなったと、そんな気持ちになっていた。 二人とも、2匹の動物のように交わっていた。ペニスに、抗しがたい力が伴ったように感じた。ハンマーで叩きつけるように彼女に打ち込み続けた。だが、彼女の方も僕と同じくらい強く腰を打ち返していた。 ディアドラは悲鳴を上げ続け、再びオーガズムに達していた。だが、それでも僕はやめなかった。動きを緩めたりはしなかった。 どんなことがあっても、彼女の中に僕の種子液を注ぎ込まなければならない。いっぱいに満たさなければいけない。彼女を奪い、僕のものとしなければならない。気がつくと、けだもののように吼えていた。僕の欲望を、僕の愛を、彼女を我が物としたい気持ちを吼え続けていた。 僕も頂点に近づいているのを感じた。強く唇を彼女の唇に押し付けた。ディアドラからの気持ちがこもった反応を求め、そして受け取る。同時に、ペニスが拡大し、睾丸に精液が充満するのを感じた。 次の瞬間、僕は精を放っていた。そしてディアドラも再びオーガズムの叫び声をあげた。僕は思った。二人の情熱的なオーガズムはこのまま永遠に続くと。 だが、それは、そう思った瞬間、終わりを迎えた。 高まった興奮を解放すると同時に二人はがっくりと身体を崩した。僕はディアドラをきつく抱きしめた。 彼女が頭を前後に動かしているのを感じた。そして、囁くのを聞いた。 「デス・バイ・ファッキングって言ってた」 突然、ディアドラは泣き出した。昨日と同じように。僕に背を向け、枕に顔を押し付けて泣いている。号泣と言ってよいような泣き方だった。何か呟きながら泣きじゃくっている。最初は聞き取れなかったが、声がだんだん大きくなり、ようやく何を言っているのか聞き取れるようになった。 「ごめんなさい。こんなつもりじゃ。こんなことになるとは思っていなかった。私はひどい人間だわ。こんな、こんな・・・」 泣くことと話すことを同時にするので、彼女の呼吸は次第に苦しそうになっていった。 僕は、改めて両腕で彼女を包むように抱きしめた。 「大丈夫だよ。僕は君を愛しているんだ」 ディアドラは、いっそう大きな声で泣き出した。「私のことを知らないのに、どうして私を愛せるわけ?」 彼女のまぶたにキスをして、涙を吸い取った。「最初から、君のことは知っているよ。その時から今まで、そしてこれからもずっと愛している」 ディアドラは目を開け、愛しいものを見るように僕の瞳を覗き込んだ。 「あなたが素敵な人だって言っていたわ」 依然として、すすり泣いている。 誰の言ったことだろう? 秘書のキャロル? キャロルは僕のことを傲慢で鼻持ちならぬ人間と思っているとばかり思っていたが。実際、僕は傲慢で鼻持ちならない人間だし。 この世の男は、貪欲さの点で、すべて豚だ。特に僕は豚だ。このとき僕は、泣き濡れる女というものは、確実に男を興奮させるものだということを学んだ。ペニスが早速、回復しつつあった。何の刺激も与えられていないのに、ただ、そばに、美しくセクシーで全裸の泣き濡れる女がいるだけで、僕の分身は息を吹き返していた。 ディアドラを慰めながらも、もう一度、どうしても彼女の中に入りたいという気持ちになっていた。どうしても抵抗できない欲求だった。僕は、分身を握り、彼女の下の唇を探り当て、再び滑り込んだ。 ディアドラは、かっと目を開いた。 「何てことを! ダメ、もうダメよ! ああ・・・止めるべきなの・・・多分、こんなことしちゃいけないの・・・ああぁぁ!」 ディアドラは目を閉じ、再び彼女は両手で僕のお尻を掴み、自分へ引き付けた。 突然、僕たちの後ろから声が聞こえた。 「二人とも、少なくとも、私が紹介するまで待てたはずじゃないの!」 後ろを振り向いた。バスルームのドア先にはディアドラが立っていた。濡れた髪に巻きつけたタオル以外、何も身に着けていない身体で。 僕は、知覚上の過負担の状況に陥った。 「もう、ひどい! 二人ともヤッテたのね! 分かるんだから!!」
マリイはすねて目を伏せ、窓辺へ駆け寄った。 「なら、あなたは、どこぞの修道院出の淫乱娘が、私に望まぬことをされたと泣きついたという理由だけで、私を追い出そうとしているのね」 レオンは、マリイは振り返り、レオンを真正面から見据えた。レオンは平然とした表情を保ちつつ、動かずにいた。 「あの嘘つき娘! 最初から喜んでいたくせに、何も知らないウブな女の振りをして! あの娘の言うことなど、真に受けちゃいけないのよ!」 「マリイ、わしは、ここから出て行って欲しいと言っているのだ。お前が、イサベラにこれ以上、穢れを注ぎ込まぬうちに」 レオンは、かろうじて、マリイに対する嫌悪感が声に現れないようにすることができた。そうすることは、彼自身のためでもあった。 「まるで、あの淫売を愛しているような口ぶりね!」 マリイは声を荒げた。レオンは、そんなマリイを見つめるだけだった。 「ふん、本気とは思えないわ・・・」 レオンはマリイに何の反応も示さなかった。その間、部屋を沈黙が支配した。マリイの瞳には焦燥の色が浮かんでいた。 「私を一文無しの未亡人のまま追い出すなんて、できっこないはず。世間がどう思うかしら?」 「パリにたった2日で行ける場所にある邸宅に住み、自由に使える召使どもと月々の手当てを得ている。そんな状態は一文無しなどとは呼べないだろう。それでも、非情だというなら、いつでも、再婚できるのだよ、マリイ」 レオンは、ずきずき痛む頭を気遣いながら、ゆっくりと立ち上がった。扉へと歩み、勢いよく開け、手を振ってマリイに出るよう促した。 「でも、あなたじゃなきゃだめなの!」 マリイは悲痛な叫びをあげた。 「わしがお前への手当てを減らすことを考えだす前に、出て行くことだ」 レオンは平然と言い放った。彼の頭はイサベラのことでいっぱいだった。今や、マリイがいたずらに彼の心を操作しようとしたのだと知ったが、そんなことではほとんど変わらなかった。昨夜、マグカップで5杯目のエールを飲んだ後のいつか、レオンは自分の行為、自分がしてしまったことの重大さに気がついたのだった。その時まで彼はそれを考えもしていなかったことだった。 マリイは最後の手段とばかり、レオンにすがりつき、奸智にたけた指使いで彼の股間をまさぐりながらキスしようとした。だが、レオンはそれを払いのけ、弱々しく泣き出すマリイを後に、部屋から出、音を立てて扉を閉じたのだった。 戸外の冷たい空気に当たり、陽を浴びながら、レオンは後悔の念に囚われていた。残忍な行為をしてしまった。イサベラの愛らしいほどに敏感な身体を、怒りと嫉妬の感情をぶちまける器として使ってしまった。強姦したに等しい。 突然、レオンは前のめりになり、苦く酸味を帯びたものを吐き出した。嘔吐を繰り返しながら、後悔と自己嫌悪が波となって彼を襲った。胃に吐き出すものがなくなった後も、何度もこみ上げ続けた。レオンには、それが自分の悪行の具体化したもののように思われた。 苦しみに目を潤ませながら、レオンはようやく歴然とした真実を認めたのだった。つまり、イサベラは、あの日、書斎で初めて見たときに感じた印象通りに、可憐で、同時に従順な存在であるということを。自分だけが盲目で、彼女のその姿を見抜けず、憎むべきイサベラの父親と同じ鋳型に嵌めて彼女を見ていたということを。 「くそっ、俺は何てことをしてしまったんだ」 * * * 彼女は、背中に鋭い視線を感じ、瞬間的に、レオンが小部屋の入り口に現れたのを知った。彼女は、暖炉の前、床に脚をくずして座っていた。暖炉の火に肌を温められつつも、恐怖に身体を震わせた。左右の太ももの上に両手を揃えていたが、その両手はひとりでにこぶしを作っていた。着衣を許されず、露わになったままの乳房を覆いたいという本能と戦っているのだった。 「身体は大丈夫か?」 思いがけず優しく問いかけられ、イサベラは、緑色の瞳を大きく広げて振り向き、レオンの金色の瞳の視線を捕らえた。 レオンは静かに彼女の前に移動した。目には後悔の表情を湛えていた。 イサベラは小さく頭を左右に振った。怒るべきなのか、悲しむべきなのか分からなかった。長い間、沈黙が続いた。 ようやくイサベラが口を開いた。 「あの人は、あなたの奥様なの?」 彼女は自分の声が震えていないのをありがたく感じた。 「いや、あの女は俺の父の妻だった女だ。俺にとってはトゲのようなもの。だが、今は取り除いた」 「取り除いた?」 イサベラはためらいがちに聞き返した。レオンの言った言葉に胸が高鳴ってしまうのを感じ、とたんに心はそれを認めまいと動き始める。 「あの女は、俺が持つ別の土地へ移り住み、再婚するまで、そこに留まるはずだ」 「まあ・・・」 と言いかけてイサベラは下唇を噛んだ。「あなたとあの人は・・・」 レオンの返事が怖く、その先を言うことができなかった。 レオンはかなり長い間、沈黙を続けた。あたかも心の中でどう返事をすべきか話し合いを続けているようだった。 「・・・ああ。確かに、一度・・・俺がまだ若く、経験も少なかった頃・・・男と女の間のやり取りに不慣れだった頃だ・・・以来、ずっと心の底から恥に思っている過ちだ。父も察していたと思うが、一度も俺には話さなかった」 イサベラは、あの女性とレオンがそのような仲になっているのを想像し、心の中がざわめいた。 「レオン」 「イサベラ・・・」 「いや、お前から先に」 「私、てっきりあなたが・・・」 イサベラはそう言いかけて、考え直し、また改めて言い直した。「あの人がしたこと、私は、あなたが望んだことだとばかり思っていたわ」 「よいか。お前を誰かと共有することなど、俺は決して望まない」 レオンは手を伸ばし、指先で彼女に触れようとしたが、イサベラは、かすかに逃れる動きを示した。彼女は、レオンの瞳に一瞬、悲しみの表情が浮かぶのを見た。その表情は、すぐに隠れてしまった。多分、レオンはその感情をとっさに隠したのだろう。 レオンは、いったんは差し出した手を、また、元の体の横の位置へと降ろした。 「あの女は、この10年間、ずっと、かつて俺が示したわずかばかりの情を再燃させようと試み続けてきた。無駄な試みであるにもかかわらず・・・俺の思慮が浅かったばかりに、お前に苦痛を与えてしまった。あの女がお前を利用して俺に近づこうとするのを、予測すべきだったのだ。しかも、俺は愚かさに加えて嫉妬心から、いっそう、お前に苦痛を与えてしまった。そのことを心から後悔している。お前の優しさと寛大さで、俺を許してくれるとありがたい。このような不安はたまらない。お前にそういう気持ちを持たせるような真似は、決して行わないと約束する」 イサベラは、レオンの後悔と心痛を感じ取り、それを和らげることができるのは自分だけだと知った。だが、彼女は黙り続けた。膝の上、固く握った両手のこぶしを虚ろに見つめたままだった。 「俺を許してくれるか?」 部屋のなか、沈黙が続いた。 ようやく顔を上げたイサベラの瞳には、何かを心に決めたような色が浮かんでいた。 「私、ここに閉じ込められているのは、いや」 つづく
ジェニーの店を出て車に向かった。車のドアを開け、買い物袋を放り込み、運転席に勢い良く座った。途端にお尻に入っていたプラグが奥まで押し込まれ、思わず腰を浮かした。 痛みが治まるのを待って、今度はゆっくりと腰を降ろし、プラグがめり込まないように重心を整えた。シートベルトを引っ張り、装着した。途端に乳首が痛み、悲鳴を上げた。胸の前に渡したシートベルトがブラの中の乳首挟みを擦りあげたのだった。 この時のショックで、思わず車のキーを床に落としてしまった。ぎこちなく体を前のめりにさせて、キーを拾い上げる。お尻を突き出す姿勢になるので、プラグがぐいっと奥まで入ってくるし、胸もハンドルに当たって、乳首を刺激し、つんつんに尖がっているような感じになる。体を動かすたびに、アナルと乳首を刺激されてしまう。 私は、いっそう注意深く動きながら、車のエンジンを掛け、ビックのオフィスへと向かった。 ジェニーのお店で買ったものを入れた袋を持ちながらオフィスに入った。ゲイルが顔を上げ、にっこりと微笑んだ。優雅に振るようにしてデスクの中から両脚を出し、立ち上がり、私を出迎えてくれた。両手を握りながら、私を近づけ唇にキスをしてくる。 でも、抱き寄せられた私は、胸が彼女の胸に当たり、小さく泣き声をあげた。 「あら? ドナ、どうしたの?」 「実はね・・・」 と私はブラウスのボタンを少しだけ外し、ブラを引き下げて、中の様子を彼女に見せた。 ゲイルは、びっくりして目を丸くさせた。 「いったい全体、どういうこと?」 「ジェニーが働いているシンディーのお店に行ったの。ビクトリアのために何かもっと良いアイデアがないかとね。そしたらジェニーがアイデアを出してくれて。そこまでは良かったんだけど、そのアイデア、ビクトリアばかりでなく私にも向けられたものだったの」 私はゲイルの手を取って、お尻に当てさせ、下着の中、プラグが入ってるところを触らせた。そうしながら、袋の中からプラグが入っていたパッケージを出して見せた。 ゲイルは、プラスチックのパッケージの中、プラグの一つがなくなっているところを見て、どういうことか理解したようだった。でも、私は、ゲイルの反応に驚かされた。 ゲイルは、パッケージから顔を上げ、私を見て、笑顔になった。 「ねえ、お願い、私にも試させて?」 ゲイルの美しい顔と、夢のような体を改めてまじまじと見た。もちろん良いわ、と思った。ビクトリアや私にとって良いことなら、当然、ゲイルにとっても良いことだから。 「そうねえ、こういうのはどう? 私がビクトリアを説得するのを手伝ってくれること。もしうまく行ったら、後で、あなたに私がこれを入れてあげるわ」 ゲイルはにっこりと笑った。 「じゃあ、取引ね」 と言って、別のパッケージを出し、包装を破って、一番小さいプラグを取り出した。 二人でビックのオフィスに入った。ゲイルは後ろプラグを握って隠していたし、私は乳首挟みを持っていた。 デスクから顔を上げたビクトリアを見て、私はハッと息を呑んだ。ウェブ・カムで見たときより遥かに美しい。女性っぽく、綺麗な脚を揃えて横に出し、立ち上がった。ハイヒールのおかげで、彼女の脚はいっそう美しく見え、品の良い女性のように見える。 ゲイルと私が近づくと、ビクトリアはくるりと一回転して、私に服装を見せた。でも、危うくバランスを崩しそうになり、あわてて体勢を整えた。 「とっても綺麗よ。でも注意してね。素敵な首を折りたくないでしょ?」 そう言って両腕を広げて彼女に抱きつき、彼女の向きを変えた。背中がゲイルに向くようにさせた。 「今日は、もう一つ、あなたを驚かせることがあるの」 そう言ってゲイルに合図を送った。 ゲイルは私の合図を受けて、ビクトリアのドレスの背中のファスナーを降ろした。ファスナーが降りたのを確認して、私は、ゆっくり、優しく、ビクトリアのドレスをブラジャーの下まで降ろす。それを受けて、ゲイルが背中のホックを外した。 彼女の乳首を指で優しくいじる。だんだん硬くなってくるのを感じた。キューっとつねってビクトリアの顔を見た。目に妖しい輝きが浮かんでいるのが見えた。 乳首がかなり大きくなったところで、手に握っていた乳首挟みを出し、片方の乳首に装着し始めた。 ビクトリアは目を丸くして見ていたが、締め付けをきつくしたら、女っぽい喘ぎ声を上げた。もう一方の乳首にも装着する。ビクトリアはそれをつけてもらうのを望んでいるようで、おとなしくされるままになっていた。私も、自分の経験から、あの痛みは絶品で、じんじんと快感が沸いてくるのを知っている。彼女もきっと同じ快感を感じているはず。 あまりきつくなりすぎないけれど、外れたりしない程度に締め付けた後、ブラジャーを元に戻した。外すときと同じく、ゲイルが後ろでホックを留める。ドレスも同じで、私がドレスを引き上げ、ゲイルがファスナーを留めて、元通りにした。 ビクトリアの表情から、乳首に与えられている痛みを彼女が喜んでいるのは確かだった。さて、次は尻栓の番。
ビルも、私たちの行為を黙って見ている気はなかったみたいで、バスルームから戻ってくるとすぐに私の後ろにやって来た。彼の両手が私の腰に触れ、そのすぐ後に、パンティが引き降ろされるのを感じた。 下着を脱がされると、次にビルに腰を抱えられ、後ろに引っ張られた。私は、顔をヘレンの股間に埋めたまま、両膝をついてお尻を後ろに突き出している姿勢にされていた。 ビルが何をしようとしているのか、私には分からなかったけれど、彼の唇が私のお尻の頬に触れるのを感じ、ひょっとして、私のあそこを舐めてくれるのかもと期待し始めた。ひょっとして挿入しようとしてるのかもと思ったけれど、実際には、そこまではビルはしてくれないだろうと思っていた。 ビルの舌がお尻の頬の谷間に沿って上下するのを感じる。その焦らしにあって、私は、興奮のあまりどうしようもなくなり、彼に声に出して求めてしまった。猫が喉を鳴らすような声になっていたと思う。 「ああん、ビル・・・お願い・・・あそこを舐めて・・・私の穴を・・・あなたの舌で舐めて欲しいの」 彼の舌が尻頬の谷間の奥へと沈んできた。そして、彼の舌がアヌスに触れたとたん、私は悲鳴に近い声を上げていた。 「あっ! そこ! ああぁぁ・・そこ、そこ・・・舐めて」 ヘレンは、私がもはやクンニを止めていたのを知って、体を離した。ビルの隣に並んでひざまずいて、彼に声を掛けた。 「ステファニのそこ、美味しい味がするでしょう? 狭い穴なのよ。そこに舌を突っ込みたいと思わない?」 ビルが私の穴を舐め続けながら、頭を縦に振るのを感じた。それに、ヘレンの質問に、「ああ」と呟くのも聞こえた。ヘレンはさらに促す必要はなかった。すぐに、彼の舌が私の穴に滑り込んでくるのを感じた。 「ああん!!!」 口から出た悲鳴は、ビルには、痛みを訴える悲鳴に聞こえたかもしれない。彼がすぐに舌を引っ込めて閉まったから。 「いや、いや、いや・・・違う、違うの・・・お願い、元に戻して! 舌を元に戻して!」 頭を横に振って、喘ぎながら訴えた。 すぐにビルの舌が戻ってきた。私はまたも悲鳴を上げた。でも、今回の悲鳴は、快感に彩られた悲鳴になっていた。 ビルの舌は出し入れの動きを始めた。私もそれに合わせて彼の顔に向けてお尻を動かしていた。自然と溜息や喘ぎ声、悲鳴が出たけど、彼がしていることがどれだけ気持ち良いか彼に知ってもらいたかったので、いつもより声を大きく出していた。 その間、ヘレンはベッドから降りていたので、彼女が何をしていたかは分からなかった。でも、彼女のうめき声は聞こえていたから、私たちの近くにいたのは知っていた。 5分ほどビルに優しく舌で犯されていたけど、その後、ヘレンがビルに声を掛けるのが聞こえた。 「さあ、そろそろ彼女に突き刺してあげて。彼女もあなたを求めているのよ。あなたの逞しいモノをあそこいっぱいに埋め込んで欲しいと思っているの」 「そうよ、お願い、ビル。おちんちん、私に入れて! ・・・すごく、欲しいの」 私たちが言ったことをビルが信じてくれたかどうかは分からない。というのも、彼は、ちょっと身を凍らせて動かなかったから。でも、何秒かした後、彼は位置を変えて、私の真後ろに両膝をついて構えた。ヘレンは彼のペニスを握って、私のあそこの入り口まで導いた。 ビルのペニスの頭が入ってきたときになって、それまでヘレンが彼にフェラをしていたことを知った。石のように硬くなっていたばかりでなく、とても湿っていたから。そのおかげで、最初の数センチが容易に私の中に滑り込んできた。 「うぐぅぅぅ・・・」 唸り声を出してしまい、ビルを怖気づかせてしまったかも知れないと思った。けれど、彼が引き抜こうとする前に、お尻を突き出し、自分から彼を奥まで取り込んだ。 根元まで取り込み、完全に貫かれた状態になった。これで、ビルにも、彼が与えたいと思っているものが何であれ、私は十分それに対応できるということが分かったはず。 ビルが出し入れの動きを始めた。全力をあげての動きだった。最初はゆっくりだったけど、何秒も経たないうちに、激しい打ち込みになっていた。 私は、ビルにできるだけ喜んでもらおうと思って、括約筋を使って彼のペニスを搾りたてた。それを受けてビルが苦しそうな唸り声を上げた。 「くうっっ! すごいよ、キツイ・・・ツタのように絡まってくる・・・これだと、どれだけ持続できるか分からないよ・・・」 彼が歯を食いしばって言ってるのが分かる。 私は返事をしなかった。持続時間は気にならなかったから。彼が私に出し入れを続けている。それを受けて私は快感を感じている。それで充分だった。確かに素敵なオーガズムを得られるまで持続してくれたら嬉しいけれど、そうならなくても、そんなに悪くはないと思っていた。 ヘレンは、私も確実にオーガズムに達するようにしようと決めたようだった。腰を上げている私の下にもぐってきて、私のクリトリスを吸い始めたから。ヘレンがこれをしてくれたのは、この時が初めてだった。というか、そもそも、これは私にとって初めての経験だった。普通はあそこにセックスされるだけで、頂点に行けていたから。
「お前さんはね、たくさん学ばなければいけないことがあるんだよ。しかも、あんまり時間がないんだ。さあ、すぐに、ここにあるビデオを家に持ち帰って、じっくり見ることだね。いくらか、良いアイデアが浮かぶだろうよ・・・あんまり多くはないだろうが、ゼロと言うわけでもない。ここのビデオは全部、いろんなアングルで映してくれてるし、変な体位のも多い。これじゃあ誰も興奮しないし、気持ち良いセックスなんかできないと思うような体位も映ってる・・・でもね、これを見れば、どんな男もその気になるし、多分、お前もその気になるはずだよ。わたしに効き目があったのは確か」 「ノニー・・・」 バーバラの声は前より弱くなっていた。 彼女は、神経質に笑ってごまかすべきか、DVDやビデオカセットの表紙に描かれた卑猥なイラストを見ないように目を塞ぐべきか、迷った。バイブレーターやディルドを見て、何に用いるものかは、認識していた。望みもしないのに、自分の祖母がそれを使っている光景が、勝手に頭に浮かんでしまう。様々なことが頭の中を駆け巡った。速く自分をコントロールして落ち着かないと、顔に浮かんだ赤みが永遠に消えなくなってしまいそうだった。 心の乱れを隠そうと、バーバラは、とりあえず、奇妙な形をした青い透明プラスチック製のものを手にした。 「これは何?」 「そいつは、尻栓( 参考)だよ」 リディアは、引き出しから玩具やら道具やらを取り出す手を休めることなく答えた。 バーバラは、その、不快とは思えなそうなプラスチックの玩具を祖母のベッドにポイっと投げるようにして置いた。リディアは、そんなバーバラを哀れみを浮かべた目で見た。 「お前さん? 試してもいないのに、馬鹿にするのは良くないよ。実際、アナルセックスは、正しい行い方さえ心得れば、かなり気持ち良いことなんだ」 「ノニー・・・」 バーバラは弱々しく答えた。 リディアは引き出しを漁るのをやめ、孫娘の顔を見上げた。 「本当のことだよ、バービー。・・・実際、例のお前の妹が出ているビデオを見て分かったことを踏まえると、どうやら、時々、アナルをする楽しみを知らない女は、家の身内では、お前だけのようだね」 「まあ、なんてこと・・・!」 リディアが言った言葉の背後の意味を理解し、バーバラは小声で呟いた。 「お母さんもノニーに言ったの・・・?」 リディアはただバーバラを見つめるだけだった。 バーバラはベッドに腰を降ろした。座ったというより、膝から力が抜けて崩れ落ちたといった方が正しいかもしれない。ベッドがへこんだのに合わせて、透明ブルーの尻栓と、リアリスティックな形のディルドがバーバラの方に転がってきた。バーバラは、それが床に転がり落ちそうになるのを見て、反射的に手に取った。 「ほお・・・お前はそれがお好みなのかい?」 リディアは満足げに言った。 バーバラは、素早く、転がらないようなところにそれらを置いた。彼女には、それらが突然、手にするには危険なほど猥雑な物に変わったように思えたからだった。 そんなバーバラの表情を見てリディアは笑みを浮かべた。この娘は、こういう物に興味がない、清純な女でいようと努めているようだ。だけど、どうしても好奇心をそそられてしまうと・・・ 突然、リディアの表情が変わった。 「なんだろうねえ・・・」 リディアは、うまい言葉が見つからず、苛立った。「・・・これじゃあ、後ろ向きにしか進まないようだねえ。後ろ向きというより、わたしのお父さんの口癖を真似れば、くそ向きにしか進まないというか・・・どうやら、直接、入手先に行くべきなようだね・・・」 そう言ってリディアは、散らかった玩具や道具を引き出しに、あわただしくしまい始めた。 「お前、車で来たんだよね? クレジットカードも持っているだろ?」 そう言いながら、立ち上がり、ドアへ歩きだした。速い動きで、もうすでに階段を降り始めている。 「ええ・・・」 バーバラはあわてて立ち上がり、祖母について寝室から出て、階段の降り口に立った。「でも、どこに行くの?」 「繁華街のはずれにあるアダルト・ブックストアさ。急ぐんだよ・・・もう日が暮れてしまう。お前が運転するんだよ」 バーバラは軽くめまいを感じたが、それでも祖母の後につづいて歩き出した。そして、すぐに、自分が祖母に追いつこうと足取り軽く階段を駆け下りているのを知って、我がことながら驚いてもいた。
金を隠した後、パソコンの前に座ってメールをチェックした。グラフ先生からメールが来ていた。 「この前のメールを読んで間違った印象を持ったかもしれないわね。私が望んでいることは、このゲームをやめてもらうこと。それだけ。確かに、あなたとのセックスは良かったわ。ベストだったと言ってもいい。それでもう十分じゃないの? あなたは、去年の夏、私のことを目撃した。そして、それを元に脅迫して、私に性行為を強要した。でも、私の方は、これで、もう十分に償いはしたと感じているわ。あなたへのメールはこれを最後にします。指輪を返してください。返してくれないなら、夫に、指輪を失くしてしまったと言います。夫なら私の言うことを完全に信じてくれるでしょう。どちらにするかは、あなたの自由です」 メールを読んで、俺は気力を失わされた気持ちになった。落ち着いて座り、次の一手をどうするかを考えた。そして、返信を打ち込み始めた。 「お前は、これをゲームと呼び続けているが、これはゲームじゃないのだよ。ナマの人生なのだ。俺がお前のために選んだ生き方なのだよ。俺はお前のご主人様になるよう生まれてきたのだし、お前は俺の奴隷になるよう生まれてきたのだ。グラフ先生は、まだまだ本格的な調教が足りないようだな。よって、今夜、お前にお仕置きをすることにする。今夜、寝る前にハンドバッグの中を見て、小さな黒いベルベットの箱を出すんだ。中には銀色の卵型のものがあるだろう。それをおまんこに入れてから寝ること。携帯をベッド脇のナイトスタンドにおいて、旦那と一緒に寝るがいい。旦那が眠ったら、この番号に電話しろ。電話で与えられた指示にはすべて従うことだな。さもなければ、すべてをバラすことにする。携帯は切らずに置いておき、俺にお前の声を聞かせるように。すぐに返信すること。ご主人様より」 ボタンをクリックして、メールを送信した。 その後、俺は例のクラブのウェブ・サイトへアクセスし、画像を見ることにした。目を疑うような写真ばかり出てくる。女たちが完全に拘束されたり縛られたりしている。俺の気に入った写真は、女たちが乳首をピアスされている写真だ。ビアスについてる宝石が乳首を際立たせ、美しい形の乳房をますます美しく見せている。 その時、母親の車が家に着いた音がした。それに父親の車の音も。俺はパソコンを閉じ、階下へ降りて両親を出迎えた。母親はピザとペプシの2リットル瓶を持って入ってきた。早速、3人そろって食べ始めた。3人とも腹をすかしていたので、ほとんど会話せず、黙々と食べた。 全部食べ終え、父親はピザの空き箱を畳み、ゴミ箱に捨て、それから仕事着を着替えに行った。母親も着替えに行った。俺は、両親は、例のクラブ・カフスのことを見たことや人から聞いたことがあるのだろうかと思った。ともかく、俺は手を洗い、2階に上がった。 パソコンを開けると、すでにメールの返事が来ていたことに気がついた。 「ああ、何てことを・・・いつの間に、こんなものをバッグに入れていたの? できないわ・・・やろうとも思わない! そんなこと、まっとうなことじゃないわ。夫が寝ている隣で、私に何をさせるつもりなの。あなた、気が病んでるわ!」 俺は早速、返事を書いた。 「そうか、残念だったな、グラフ先生。分かった。学校とお前の旦那に、俺が持っている証拠をすべて送ることにするから安心しな。だが、最後のチャンスは設けてやろう。俺の指示に従い、今夜、電話を掛けてきたら、お前の人生を破壊するのは止めてやろう。待ってるからな。お前の主人様をがっかりさせるんじゃないぞ」 にやりと笑いながら、送信ボタンを押した。 その後は階下に降りて、両親とテレビを見てすごした。ニュース番組はまったく退屈なので、自分の部屋に戻ると言って、二階に上がった。 ベッドに仰向けになる。テレビをつけて、先生を犯したときのビデオを見た。それから机の引き出しからブラッドの母親の写真を取り出した。先生とブラッドの母親を比較してみた。ブラッドの母親の方が胸が大きい。だが、グラフ先生の方は、乳首がツンと立っているところが良い。この乳首にリングをつけたら良いだろうなと思い、ひどく興奮してきた。脚については、どちらも優劣がつかない。どちらも完璧だしセクシーだった。 他に目立った違いがあるかとよく見ると、ブラッドの母親の方がわずかに尻が大きいことに気がついた。デカ尻というのではない。形が完璧だということだ。 服を脱いだ。ちんぽがすっかり勃起していた。俺は裸のままパソコンの前に座り、ブラッドの母親を撮ったデジカメ写真を見た。そのうち1枚を選び、顔の部分だけをトリミングし、拡大した。画面いっぱいに、ステファニの顔が映る。目は妖しく輝き、口を大きく開けている。印刷のボタンを押し、その画像をプリントアウトした。 ベッドに戻り、ブラッドの母親の写真の束を手にし、横寝になった。一枚、一枚、写真を捲って見ていたが、自然とちんぽをしごき始めていた。次第に、しごく手の動きが速くなっていく。俺の親友の母親で、匂うようなセクシー熟女。そのステファニが男にやられている。それを思っただけで限界に来てしまった。 プリントアウトした写真を見て、それをちんぽの前にかざした。俺の発射を受け止めようと、口を開けて待っているところだと想像する。ああ、ちんぽにステフィに息を吹きかけられているように感じる。ますます手を速く動かした。そしてとうとう、睾丸がキュッと収縮するのを感じた。 「ああ、ステファニ!」 一発目が肉茎を競りあがって来るのを感じた。次の瞬間、白濁がひも状に宙を飛び、ステファニの唇と頬に降りかかった。続いて次々に発作が起こり、ブラッドの母親の顔に降りかかった。やがて、すべてを出し切り、ちんぽが柔らかくなっていく。 親友の母親の顔が、俺のスペルマでべっとりと覆われている。その光景に背筋が震える興奮を感じた。 しばらくぐったりとしていたが、ようやくベッドから飛び降り、スペルマまみれの写真を丸めてゴミ箱に捨てた。 一度、服を着なおしてトイレに行き、小便をした後、ベッドに戻った。携帯の電源が入っていることを確認し、横になりながら、先生からの電話を待った。だが、待たされている間に、だんだんと眠たくなってくる。気がつくと、軽く居眠りをしていたりする。必死で起きていようとしたが、とうとう、俺は眠り込んでしまったらしい。 突然、音がして俺は飛び起きた。携帯が鳴っていた。時計を見ると、朝の2時10分過ぎだった。あわてて卵型バイブのリモコンを探し出し、携帯の充電プラグに差し込んだ。それから電話に出た。だが、何も聞こえない。 スピーカー部分に耳を押し当て、ボリュームも最大にした。すると、向こうから息をする声が聞こえだした。先生の呼吸する音だった。旦那のいびき声まで聞こえる。 「今からお前にお仕置きをしなければいけないな!」 俺は小さな声で囁いた。
僕は裸になり、マーサの指示に従って体の位置を変えた。ベッドの上、枕のところに座り、マーサの頭を広げた脚ではさむ形になる。マーサは僕のを口に咥えたがっていると察し、その求めに応じた。 早速、マーサは僕のペニスを咥えこんだ。彼女はディープ・スロートはできない。だが、いつもそうするように、できる限り奥まで呑み込んだ。そして、その位置で留まった。 ジョイスの方は、マーサのお尻に愛撫を続けていた。ジョイスは、その仕事に夢中になっているように見えた。 アヌスに愛撫を受け続けていたマーサは、堪えられなくなって、僕のペニスを口から出し、ハアハアと息を荒げた。しばらく荒い呼吸をして、何とか落ち着くと、再び僕を咥え込んだ。そして、全力を使って頭を上下に振り始めた。こんな姿勢でいるのに、激しい勢いで頭を上下させていた。信じられないほどだった。 その激しさに、僕がほとんどいきそうになった時、急にマーサは口から僕のペニスを吐き出し、声を上げ、そしてオーガズムに達した。だが、マーサはそこで体を休めようとはしなかった。 達すると同時に、体をくねらせて素早くジョイスから離れ、僕の前に横寝になって、再びペニスを咥えこみ、頭を振り始めたのだった。 僕は、あっという間に達してしまった。これは断言できるが、この時のオーガズムは、とてつもないものだったと言える。確かに、マーサとのセックスはいつも最高だった。だが、この時の絶頂は、この世のものとは思えないほどだった。 オーガズムが終わり、僕は強烈な射精の余韻に浸ってヘッド・ボードに寄りかかり、ぜいぜいと息を喘がせていた。気がつくと、マーサとジョイスは共にベッドの上に座っていた。マーサがジョイスの服を脱がしているところだった。間もなくジョイスも全裸になっていた。 ジョイスは、座ったまま、マーサにキスをしていた。マーサはしばらくキスを受けていたが、ふと、それを振り払い、立ち上がった。ジョイスは、立ち上がったマーサを見上げた。笑顔でマーサを見上げる。 「あなたを舐めさせて?」 マーサは、腰に両手を当ててジョイスの前に立ち、軽く脚を広げた。だが、そのままジョイスに舐めさせることはしなかった。体を半転させ、後ろ向きになり、ジョイスや僕がいる方にお尻を向けた。腰に手を当て、仁王立ちになっているのは変わらない。 マーサはその姿勢で、肩越しに僕やマーサを振り返った。 「ジョイス? 私の体が好きなの?」 「ええ、とっても!」 マーサはまたベッドに座った。ジョイスに向き合って座る。 「彼のをしゃぶってあげないの?」 ジョイスはちらりと僕を見て、その後、マーサに視線を戻した。「できればしたくないわ」 「してあげて欲しいの」 ジョイスは少し怖がってる表情になった。低い声になっていた。「お願い、そんなことさせないで・・・マーサは、したくないことはしなくていいって言ったじゃない」 「分かってるわ・・・じゃあ、握ってあげて。あなたの手で」 ジョイスは返事をしなかった。ただ黙って座っていた。 「ちょっとだけでいいのよ」 マーサは、そう付け加えながら、脚を振るようにして座りなおし、ジョイスの手を握った。そのまま、僕の方へジョイスの手を引っ張った。ジョイスが引っ張られて僕に近づくと、マーサは彼女の手を僕のペニスにあてがい、手を開かせて僕を握らせ、そして手を離した。 ジョイスは握ったまま動かなかった。 「しごいて」 様子を見ていたマーサが言った。 それでも動こうとしないのを見て、マーサは再びジョイスの手に自分の手をあてがい、僕を握らせたまま、何回か僕をしごかせた。そして、また手を離した。 「さあ、今度はあなたの番よ」 突然、ジョイスは手を引っ込め、立ち上がった。マーサと僕の二人を見ていた。 「わたし・・・私、もう行くわ」 「本気なの?」とマーサ。 「ええ、ごめんなさい」 「ダメよ。お願い! お願いだからここにいて」 ジョイスはすでに自分の服を探して、下着を履こうとしていた。 「お願いだから、ねえ!」 マーサは彼女を振り返りながら言った。それでもジョイスは着替えをやめようとしなかった。 「お願いよ。あなたにして欲しいの」 マーサは懇願する口調になっていた。 「もう帰るわ」 「ダメ。待って! ・・・私と彼を見てるだけでいいから」 「お願い、もうこんなこと嫌なの!」 マーサは切羽詰った感じで叫んだ。「ちょっとだけ待って! お願い、私の話しを聞いて!」 ジョイスはマーサの様子に驚き、動きを止め、彼女の顔を見た。 「ジョイス? 私が彼にアヌスを犯されるところを見たくない?」 ジョイスは驚いた表情を浮かべた。 「あなたたち、それもやってるの?」 「いいえ」 ジョイスは立ち尽くしたまま、僕とマーサを見ていた。唖然として、身動きできないようだった。 マーサは立ち上がり、ナイトスタンドのところに行き、KYゼリーを持って戻ってきた。枕を取り、ベッドの中央に置き、その上にうつ伏せになった。尻だけをつんと突き上げた格好になる。そして自分でゼリーをアヌスに塗り込み始めた。 僕は、そんなマーサを見つめるだけだった。ジョイスも、同じで、ただ突っ立ったまま、マーサを見つめていた。 マーサはゼリーをアヌスに塗ると、背中を反らせ、頭を上げて僕に視線を向け、ゼリーを手渡した。それから両腕を前に組み、その上に頭を乗せて、顔を横向きにさせた。 ベッドの真ん中、マーサが横たわっていた。お尻だけを突き上げて、アヌスを犯されるのを待っている。そんな姿を僕とジョイスはただ見下ろしていた。誰も何も言わなかった。そんな状態で、少なくとも1分はじっとしていたと思う。
金曜日の職場の状態は木曜日とほぼ同じだった。今は、ディアドラと二人で、様々な情報を掻き分けて進んでいるところだった。向かっている方向ははっきりしていたし、すべてが収まるべきところに収まりつつあった。ディアドラのことを思うと、これは良いことだと嬉しくなる。というのも、基本的に、彼女の行う仕事によって、彼女の業績が評価されることになるのが自明だから。この仕事がうまくいけば彼女の評価も上がるだろう。実際、ディアドラは立派に仕事をしていた。本当に。それに彼女は自分の仕事を愛しているようだった。 この日、僕もディアドラに負けず劣らず仕事に集中した。だが、前夜に話し合ったことがどうしても頭に引っかかっていたのも確かだ。特に、子供のことについての部分。 あれは、いったいどういうふうに解釈すべきなのだろう? 確かに、僕たちは避妊具を使わずにセックスをしていた。でも、ディアドラなのだから、性病は問題外だ。それに、僕自身も病気の心配がないのも確か。それに、水曜日に、彼女は妊娠の心配はないと請合っていた。だからこそ僕はコンドームをつけることは考えなかったのだ。 彼女はピルを飲んでいるのだろうか? 最近セックスをしていないと言う女性がピルを飲んでいる? これも考えにくい。 多分、もう一つの想像が当たりなのだろう。不妊症なのかもしれない。そのことについて僕自身がどう感じているか? それは自分でもよく分からない。確かに、子供は欲しい。でも、そういうことなら養子をもらうことだってできる。なんだかんだ言って、僕はZPG(zero population growth:人口ゼロ成長)支持派の人間だ。 憶測を働かせないこと。その方が良いということだ。ディアドラの可愛い喉にどんな骨が刺さっているのか、それを知ろうと頑張っても、結局、自分でトラブルを引き寄せることにしかならないと考えた。ディアドラは、話すべき時が来たら話してくれるだろう。その時になって、僕も対処するか、対処しないかを決めればよい。 もっと言えば、あまり心配していなかったというのが実情だった。僕が気にしていたのは、彼女と一緒にいられるかどうかが大半だった。そんな僕の状態が何かで変わるとも思えなかった。 日中ずっと、ディアドラは、愛らしく、優しい感じの性格を維持し続けていた。確かに、いつもの通り彼女は仕事に完全集中していたが、そのビジネス上の言葉使いや振る舞いは、すべて、あのリラックスして陽気な物腰のフィルターを通して出てくるので、優しく明るい雰囲気が漂っていた。僕はそういう彼女のそばで仕事をするのが大好きだ。 5時20分ごろ、仕事を終える準備をしている時、僕は、一日中、彼女に訊きたいと思っていたことを訊いた。 「ディアドラ、今夜、会えるかな?」 切羽詰った気持ちが表に出てたかも知れない。 ディアドラは僕の手を握った。 「もちろんよ、アンドリュー。解決しなければいけないことだもの。ぜひ、今夜、頑張ってみたいと思っていたの。あなたが、それで良ければの話しだけど。今夜7時に私の部屋に来てくれる? 一緒にディナーを食べて、そして話し合いましょう。あなたを驚かすことがあると思うけど」 「いや、もう、結構だよ。すでに、一生分まかなえるほどサプライズはもらっているから。でも、ともかく7時に迎えにいくよ」 僕は家に戻って着替えをし、とんぼ返りで街に戻った。よくあることだと思うが、帰るときも、戻るときも、信号はすべて青だった。制限速度をきちっと守って走り、ゆっくり時間を掛けて来たけれど、着いたのは20分も前だった。 時間が来るまでじっと待つ代わりに、僕はまっすぐ彼女の部屋に向かった。じっと待っているなら、その同じ時間、彼女と一緒にいたかったから。 彼女の部屋をノックしたのは6時45分だった。気分は上々で、この2晩のような、興奮で気が狂うような切羽詰った気持ちはまったくなかった。多分、僕の体が、ディアドラはもうしばらくはそばにいてくれるという信号をようやく受信したためだろうと考えている。だから、彼女に会うたび、彼女を襲わなくても良いと認識したのだろうと。まあ、これも、僕が考察している理論にすぎないけれど。 ドアが開くのを待ちながらホテルの廊下に立っている間、僕は落ち着き、冷静沈着、すがすがしい気分でいた。そして、ドアが少し開いた。彼女の姿が見えた。半開きになったドアの向こう、シルクのローブを着て立っている彼女の姿。 突然、僕のホルモンが狂いだした。血液が洪水のように一気にペニスに流れ込み、みるみる勃起した。激しく切羽詰った感情に囚われ、頭がボーっとし、熱い情熱が溢れ、興奮した。 部屋の中に進み、ドアを後ろ手に閉め、ディアドラの応答も聞かず両腕で抱きしめた。 彼女は、驚いたような、困惑顔になり、その後、怖がっている顔に変わった。僕は彼女の唇に唇を重ねた。 情熱に狂ったキスをしていた。でも両手は仕事を続け、彼女のローブの紐を解いていた。そしてあっという間に脱がした。裸になった彼女を抱き上げ、ベッドに運び、横たわらせた。 一歩ほど後ずさりし、自分の服を脱ぎ始めた。その間、目はずっと彼女を見つめていた。ディアドラは僕が脱ぐのを見ていた。小さくゆっくりと頭を動かして見ている。左右にゆっくりと振っているようだった。「ダメ・・・」とそう囁くのが聞こえた。 確かにディアドラは頭の中では「ダメ」と囁いていたかもしれない。でも、体は、「やって」と叫んでいた。乳首は最大にまで硬く大きくなっていたし、すでに脚の間に湿ってきているのが見て取れた。
レオンの動物的な低い唸り声と、イサベラの悩ましいよがり声。それが、交互に部屋に響いた。レオンの強い突きにベッドがきしみ音を上げる。 前に回したレオンの手の指がイサベラの突起を探り当てると、とたんに、イサベラはひときわ甲高い声を上げた。絶頂を告げる声だった。 巨大な波となった強烈な快感に全身を洗われ、イサベラは、絶頂の悲鳴を上げながら、激しく背を反らせた。小さな体であるにもかかわらず、巨体のレオンを押し返さんばかりにバネとなって弾ける。陸に上がった魚のように体全体で跳ね暴れた。その間も、彼女の狭い肉筒は、レオンの分身を搾り続け、なおも貪欲に奥へ引き込もうとする動きをしていた。 「くっ!」 イサベラのオーガズムの強烈さにレオンは思わず声を上げた。頭を後ろに倒し、最後の力を振り絞ってイサベラの奥深くへと突き刺した。のたうつイサベラの腰を両手で押さえ、根元まで完全に突き刺す。激しい射精だった。何度も痙攣が起き、そのたびに強烈な噴射がイサベラの子宮の壁に弾け飛んだ。 どのくらい二人が静止していたか分からない。突然、レオンはイサベラから抜け出た。彼女はまだ苦しそうな息遣いを続け、奪われたままの格好でベッドに突っ伏していた。 レオンも荒い呼吸のまま、何か罵る言葉を呟きながら、衣類を集めていた。イサベラは、小部屋のドアがバタンと音を立てて閉まるのを聞いた。 イサベラは、疲れた体を引きずるようにして半転させ、仰向けになった。それまで圧迫されていた肺が楽になり、ようやく穏やかな呼吸に戻る。体全体が疲れきって、動けなかった。だらしなく全裸のまま横たわる。 片手を顔に当て、乾いた涙を拭った。徐々に嫌悪感が湧き上がってくるのを感じる。レオンに対する恨み、彼がしたことに対する恨みが湧き上がってくる。怒りや憎しみを抱いていてもなお、私の身体は彼の身体を求めてしまう。しかも恐怖すら感じるほど強烈に求めてしまう。そのことを自分に教えたレオンをイサベラは憎んだ。 * * * レオンは目を覚ました。頭がずきずきし、目がちかちかしていた。口の中が、古い皮のようにざらざらしていた。片腕で目の上を覆いながら、苦しそうなうめき声を上げた。世界が傾いてしまったように感じた。元通りになるのを待ちながら横たわり続ける。 だが、頭痛が治まるのを待って長いこと横たわっているわけにはいかなかった。突然、怒ったマリイが嵐のような勢いで部屋に入ってきたからだ。レオンはマリイがくるのを予期していなかった。 「よくもまあ!!」 マリイは甲高い声で叫んだ。レオンは頭痛にしかめ面をした。 「よくもまあ! 本当に、腐った、心根の汚い男ね! あなたの父親とまったく同じ!」 「ああ、父と・・・」 レオンは体を起こしながら取り澄まして頷いた。片腕で上半身を支えて起きたが、そんな小さな動きも、頭痛に響き、してしまってから後悔した。 「・・・父であり、お前の亡き夫だがな」 「ええ、そうよ、私の夫! 冷酷で、見てみぬふりをし続け、私に一銭も残さなかった、あの男!」 「死んだ者のことを悪く言うのはやめることだよ、マリイ。・・・特にわしの父のことは悪く言うものじゃない。父はお前と結婚したのは間違いだったとすぐに気づいたんだ。だが、それでも、他の者たちと違って、お前の欲深さや不義の行いには目をつむっていたのだよ。父は、お前に女王のような贅沢な暮らしをさせてあげたのだ。それを感謝すべきだろう。その間、お前は身分の低い召使どもと遊び呆けていたのだから、なおさら」 「あの男は年寄りで、ベッドで私を満足させることができなかったの。私は若くて美しかった。欲求を持つのも当然でしょう。それは、みんな分かっていることだわ」 レオンは口をつぐんだ。両脚をベッドの脇へ降ろし、それからゆっくりとためらいがちに立ち上がった。彼は、掛け布が滑り落ち、裸の体が露出しても気にしなかった。 「ひどいわ、レオン! 召使たちを私の部屋によこして、即刻、荷物をまとめて出て行けなんて命令を伝えさせるなんて! どうしてそんなことができるの? 私、あなたのこと愛しているのよ。私たちならうまくやれると思うの。あなたが私に機会をくれたら、きっと分かってもらえる。二人で過ごしたあの日の午後のこと、あの時のことは、私の心にいつまでも焼き付いているわ!」 「マリイ、我ら二人では、可能性がないのだよ」 レオンは、ぼんやりした目でマリイを見ながら、断定的に言った。
「これはね、尻栓( 参考)と呼ばれているものなの。要するにトレーニング用のプラグ。考えたことというのは、ビクトリアに、性的なことをしていない間も、これを着けさせるということ。これが入れられている間はずっと、彼、他のことを考えられなくなるし、性的にすごく刺激されっぱなしになると思うわ・・・」 「・・・一番小さいのから初めて、その大きさに慣れるようになったら、次に大きなサイズへと移る。このサイズでも大丈夫になる頃には、痛みや不快感なしでアナルを楽しめるのに十分なだけ拡張されていることになるはずよ・・・」 「・・・それに加えて、これがあると、ビクトリアは自分の体やアヌスを支配しているのはあなただということ、あなたを喜ばすための存在だということ、そして、そういう存在であることが彼女自身を喜ばすことになるということを常時、意識することになるわ」 私はそのパッケージを受け取り、彼女の後について別の所に行った。 「ゲイルがこの前、あなたの家に来たとき持ってきてたから、これは見た頃があるはずね」 と、ジェニーは乳首挟みを手にした。 「・・・これは調教と刺激の両方にとても役に立つわ。いったん、この味を堪能したら、誰でも、これが生み出す極上の痛みが欲しくて我慢できなくなるはず」 ジェニーは乳首挟みのセットを私に手渡した。もう1セットも手にし、それから尻栓のコーナーに戻って、もう1パッケージ手にした。それを持って私のところに戻ってきて、にっこり微笑んだ。 「ねえ、ドナ? ビクトリアの立場になって考えると、彼女は、あなた自身はしたくないようなことをさせられるのは嫌だと思うんじゃないかしら?」 その言葉を聞いて、私はアヌスがきゅっとすぼまるのを感じた。ビクトリアのためにと私に見せてくれた品々にあまりに関心を奪われていて、それが私に対して使われるかもしれないとは、まったく頭に浮かんでいなかった。 ジェニーは私の手を取って、裏手の試着室へと連れて行った。ジェニーは、尻栓のパッケージを開き、一番小さいのを取り、私の後ろに回った。スカートを捲られ、下着に指を掛けられる。それを優しく引き降ろしながら、ジェニーは私の耳元に囁きかけた。 「前のめりになって。そして、身から出たさびとして耐え忍ぶことね」 ためらいつつも前のめりになった。ジェニーは私のお尻の頬を左右に開いて、潤滑液がついていないままのプラグを私のアヌスに押し付けた。あそこを緩めようとするのだけど、反射的に緊張してしまい、プラグの侵入に抵抗してしまう。 突然、ジェニーは私のお尻をぱちんと叩いた。 「緩めなさい! この淫乱女! さもないと、お前の尻穴を引き裂いちゃうよ!」 お尻を平手打ちされ、乱暴な言葉を掛けられ、目に涙が溢れていた。それでも私は自分からプラグに向けてお尻を突き出した。排便をするときのようにして。すると肛門が緩み始め、それを受けてプラグが徐々に中に入ってくるのを感じた。 ふと、この前の夜、ジェニーがディルドで私のアヌスを犯したときのことを思い出し、だんだんと興奮してくるのを感じた。さらに前のめりになって、両手で左右の足首を掴んだ。 「ジェニー様、それを押し込んでください。心構えができました」 ジェニーはプラグを根元まで私のアヌスに押し込んだ。根元のところがお尻の頬に当たっているのを感じる。体を起こすと、いっそう、プラグがお腹の奥に入っている感覚が強まった。何とも不思議な感覚が体の中から生まれてくる。ジェニーは優しく下着を元通りにし、スカートを直してくれた。 「一日中、これをつけていること」 そう言いながら、ジェニーは私を前向きにさせ、ブラウスのボタンを外し始めた。ブラは外さず、優しい手つきで、ブラの中から私の乳房を引っ張り出した。片方ずつ、手で押さえながら、乳首挟みを付けていく。乳首を強くつねられた感じで、じんじんと痛みが広がる。ジェニーは、私が痛みに弱弱しい泣き声をあげるのを見ながら、きつく締め付けて、装着した。その後、ブラジャーを元に戻してくれた。 下半身はプラグで刺激され、同時に、左右の乳首は常時つねられたまま。私はほとんど何も考えられない感じだった。 「あなたに成し遂げられるだけの集中力があればの話だけど、仕事を命じるわ。これをビクトリアのオフィスに持っていって、彼女に装着すること。いいわね?」 ジェニーは私を抱き寄せ、キスをした。私も、信じられないほど興奮していて、彼女に情熱的にキスを返し、抱きしめた。ちょうどその時、ドアのチャイムが鳴り、来客が来たことを告げた。ジェニーはさっと私から離れた。 「そろそろ、支払いを。それから仕事に行きなさい」 二人でレジに向かった。お尻のプラグがなるべくアヌスを刺激しないようにと、体を強張らせて歩いた。支払いを行い、その間、ジェニーは袋の中にアイテムを入れていた。彼女に笑顔でウインクをされつつ、店を出た。
ビルの亀頭を口に含んだのは、残っている精液を吸うためだけだった。ヘレンはあの味が嫌いなのを知っていたから。それにヘレンの顔も舐め清めたいと思っていた。ビルのペニスから残りを吸い取った後、ヘレンの方を向いて、見つけたものすべて舐め取った。そうしている間も、手ではビルのペニスを撫で続けた。 「ヘレン? 私、何か飲み物を用意してくるから、その間、ビルを勃起させ続けてくれる?」 ヘレンは返事をする代わりに、顔をビルの股間に降ろして、口に咥えた。 口をすすぎたかったのが本当のところ。ビルが口の中にスペルマが残っている人とキスすることについて、どう思ってるか分からなかったから。それに、ヘレンは、私の精液は別として、他の人のは嫌がっていたのを知っていたから。今のところ、ヘレンがフェラをして射精する最後までいったのは私だけだった。このこと自体はとても嬉しい。自分が特別な存在だと感じられるから。 うがいをした後、ワインのボトルを開け、グラス3つに注ぎ、リビングへ運んだ。ヘレンもビルも、私がいたときから位置を変えていなかった。ビルは立ったまま。その前にヘレンがひざまずいて、彼のペニスを咥えていた。彼のペニスは赤みを帯びて勃起していることから、ヘレンが、いつも通りに巧みな仕事をしているのが見て分かった。でも、彼女が望まぬ限りは、決してビルをいかせないだろうということも私は知っている。 二人のそばに寄って、言葉を掛けた。 「みんなで寝室に行ったほうが、くつろげると思うけど、どう?」 ヘレンは、ポンと音を立てて口からビルのペニスを出し、「その方が良さそうね」と答えた。そして立ち上がり、私が差し出したワイングラスを取って、ビルの方を向いた。 「一緒に来て。そして、あなたのコレ、ちゃんと使ってもらいましょう」 もう、この時点では、ビルは、私たちが望むことに何でも喜んで従うようになっていた。彼はヘレンの手を取り、一緒に寝室に向かった。私は、床の上に散らかったままの衣類を拾い上げてから、寝室に行くことにした。 ようやくヘレンの寝室に入っていったけれど、ヘレンは私が来るのを待たないことにしたよう。すでにビルを仰向けに倒して、彼の腰にまたがっていたから。ヘレンのあそこがビルの硬い勃起に魔法のような快感を与えているに違いない。経験してる私には、それが良く分かる。 私もベッドに上がり、ビルの横に並んで横たわって、彼にキスを始めた。ビルのキスはとても情熱的で、舌を私の口の中に入れて、中を自由に動き回った。自由に動き回ったのは舌ばかりでない。両手も、好きなところ、どこでも自由に触っていた。 彼の手が私のパンティの中に滑り込んできたときには、ちょっと驚いてしまった。彼がそうするとは予想外だったから。 私のクリトリスは、足の間にきっちりと拘束されているときは、勃起させるのは難しい。でも、これはありがたいこと。女の子になりきっているのに、みっともない盛り上がりが出て、目だってしまうと気持ちが削がれてしまうから。 ビルは、足の間から私のクリトリスを引っ張り出して、解放してくれた。その後は、みるみる硬くなってくるのが自覚できた。 ビルは、キスを続けながら、私のクリトリスを優しく撫で続けてくれた。一方、私も、指を使って、彼の小さな乳首をいじり始めた。その気になって愛撫すると、男性でも乳首がとっても敏感になれることは、経験上、熟知していたし、ビルも例外じゃなかった。彼の乳首をつねったり、優しく焦らしたりしたら、ビルは、私の口で口を塞がれながらも、悩ましい声を上げていた。 どのくらい3人でそうしていたか分からない。でも、とうとう、ビルから離れなければいけなくなった。そうしなければ、彼の手を私が出す愛液クリームで汚してしまいそうになったから。 私が離れるのを受けて、ヘレンが動きのスピードを上げた。そして、その1分か2分後、ビルはうめき声を、ヘレンは悲鳴を上げて、同時にオーガズムに達した。 達した後、何分か、二人は抱き合って横になっていたけれど、やがてヘレンは転がるようにしてビルのペニスから離れ、仰向けになった。 ヘレンがゆったりと横になって落ち着く前に、すでに私はビルのペニスを咥えて、舐めしゃぶっていた。ヘレンのクリームは、いつもながらに、素敵な味がする。それに、ビルのも、ちょっと苦いけど、これも美味しい。二人のが混ざると極上の味になる。 ビルのペニスを清めたら、彼はバスルームへ行くと言って、ベッドから降りた。そこで、今度はヘレンの方に移って、彼女のあそこを清め始めた。これは今までも何度もしてきたことで、ヘレンがセックスした後で、そばに私がいる場合は、必ずいつもしてきた。ヘレンも、私がこれをするのが大好きで、舐め清めをしている間に少なくとも1回はオーガズムに達するのが普通だった。 今回も普段と同じで、両手で私の頭をあそこに押さえつけて、叫んでいた。 「ああ、いい! 私のあそこからビルの出したのをきれいにして!」 ヘレンのあそこをきれいにするばかりでなく、愛しさをこめて舐め続けた。ビルが再び準備ができるまではもうしばらくかかるはずなので、その間にヘレンを何度かいかせておきたかった。
「いやらしいことだから?」 リディアが訊くと、バーバラは首を振った。 「スティーブは、私にそういうことをして欲しいと頼まなくなったの」 バーバラは憤然とした。 リディアは低い声になった。「なあ、お前? それは、多分、お前があまり乗り気でないのを彼が察したからじゃないのかい? それに、そもそも、どうしてスティーブはお前にセックスについて、頼まなくちゃいけないんだい? どうして、お前の方から彼をカウチに押し倒して、上に乗って、アレを突っ込んでって言わないんだい?」 バーバラの顔は、今や真っ赤に染まっていた。 「お前が、スティーブに、お馴染みの下品だけど、膝がぶるぶる震えるようなおしゃぶりを最後にしてあげたのは、いつだったんだい? シャワールームでやったのは? そもそも、庭のポーチで立ったままでやってもらったことはあるのかい?」 バーバラは叩きのめされていた。祖母に投げつけられる質問に対し、すべて頭を振って答えることしかできなかった。ようやくリディアが静かになった時、バーバラは、一連の質問の背後の意味を理解し、うなだれた。 「私って、そんなお高く留まっていたのかしら? スティーブを拒んでいたわけじゃないのに・・・」 気弱に尋ねる孫娘に、リディアは優しく微笑みかけた。 「いいかい? お前、もし自由に与えられなかったとしたら、そのために、彼は、お前も望んでいると期待しなくなって、誘うのを止めたのかも知れないよ」 「でも、ノニー、私は望んでいたのよ!・・・スティーブの方から誘うべきじゃないの?」 リディアは激しく左右に頭を振った。 「この件に関しては、お前の母親を咎めなければね・・・あの娘が、40になる前に、もっとざっくばらんになってさえいたら・・・」 リディアは独り言をつぶやいた。 「・・・今のは忘れておくれ・・・まあ、ともかく、これについてはお前と二人で取り組むことにしないかね? ・・・お前がそれを望むなら、ということだが。ちゃんと向き合って話し合うことができるはずだよ、愛し合うことと、愛のこもったセックスをすることと、それに、お馴染みの、純粋に喜びのためだけの下品で淫らなセックスをすることの違いをね」 バーバラは、うんうんと頷いた。 「ぜひ、お願い、ノニー・・・つまり、それに取り組むってことだけど。それを。スティーブにあの現場を見つかって、間抜けだったことを責められて以来ずっと、彼のことが欲しくてたまらなくなってて、時々、苦しくなるほどだったの。家に戻ってからも、2回ほどしかしてないのよ。彼さえその気になってくれたら・・・この前も、職場だったのに、私、スティーブのことを考えだしたら、いても立ってもいられなくなって、電話したくなっちゃって、どこかで一緒に会って・・・」 バーバラは自分が何を言っているのかに気づき、ハッと話しを止め、顔を真っ赤にさせた。 リディアは声を出して笑った。 「でも、それならまだ遅くない。お前は、ほんのちょっとだけ学習が必要なだけさ・・・ちょっとしたきっかけかな・・・ううむ、どこから始めようかね?・・・」 「・・・やれやれ、こりゃ、とことんやるしかなさそうだね。私についておいで、バービー。・・・お前に見せたいものがあるから。でも、お前の母親には、わたしがそれを持っていることを言っちゃいけないよ。そんなことしたら・・・そんなことしたら、あの人のことだ・・・いや、そうならないかも・・・よく考えてみたら、案外、それを貸してくれって言ってくるかもしれないね」 バーバラは祖母の後について二階の主寝室に入った。リディアは衣装入れの下の引き出しを開けた。中から、ビデオカセットやDVDや、何か分からない器具などを引っ張り出し、最後に、プラスチック製の、何の形をしているか明瞭に分かるモノを何本か取り出した。 「ノニー!!!」 バーバラはびっくりして叫んだ。リディアはただくすくす笑うだけだった。
レストランの奥に近いテーブルに座った。すぐにウェイトレスが来てメニューを俺に渡し、すぐに別のテーブルへと去っていった。 あたりを見回し、立ち上がり、トイレへと向かった。トイレのあたりはメインの客席からは見えないところにあるので、誰かに目撃される心配はない。 トイレに近づくと、年配の女が女子トイレから出てきた。そこのドアが開いている間に、中の様子を覗いた。誰もいないようだった。素早く左右を見回し、誰もいないのを確かめた後、素早く女子トイレに滑り込んだ。 ゴミ箱のふたを開ける。何枚かウェットタオルがあり、その下に茶色の紙袋があった。それを取り、ゴミ箱のふたを閉め、素早くトイレのドアに向かった。何気なさを装って女子トイレから出て、急いで隣の男子トイレに駆け込んだ。 袋はかなり重量感があった。個室トイレに入り、ドアを閉め、袋の中を確かめた。金が入っている。他にも何か入っていた。手紙だった。 「あなたが誰か知らないけど、トラブルだけはごめんするわ。要求の6000ドルはあるはず。これで義務は果たしたわ。あなたの方も責任を持って約束を実行してください。そうすれば、誰も困らないから。Eメールのアドレスを書いておきます。あなたが持っている写真を返してくれる手はずが整ったらメールをください。連絡を待っています」 手紙を畳んでポケットにしまった。素早く金を数え始めた。クラブに入会するのに5000必要だから、残りの1000を取り、そいつもポケットにねじ込んだ。紙袋を閉じ、それを持ってトイレから出て、テーブルに戻った。 俺がテーブルに戻ると、ウェイトレスが待ち構えていたように戻ってきた。 「ご注文を」 「ボストン・クリーム・パイを」 そのときのウェイトレスの顔に浮かんだ表情は、100万ドルの価値がある。25セント玉みたいに目をまん丸にしていたからだ。彼女はくるりと向きを変え、支配人の事務所に向かい、中に入った。そして、すぐに出てきて俺のテーブルに戻ってきた。 「ついてきて」 そう言って事務所に歩いていく。俺は金の入った袋を持って、後に続いた。事務所に入ると、ウェイトレスは出て行った。中にはケイトがいて、デスクに座っていた。 「こんにちは、ジャスティン」 彼女はそう言って、タバコを一服吸った。 「こんにちは」 俺は彼女のデスクの前にあった椅子に腰を降ろした。膝の上に金の入った袋を置いた。 「あら、何かしら? 当ててみましょうか?」 そう言って、また一服吸って。「・・・スーパーに買い物に行ってきたのね?」とニヤリとした。 この女には俺の股間を刺激する何かがある。俺は彼女の顔をまじまじと見つめ、あらゆる詳細を記憶にとどめた。ケイトは今日もラテックスのドレスを着ていた。化粧も完璧だった。 俺は茶色の紙袋を彼女のデスクに放り投げた。 「入会する!」 ケイトは紙袋に目もくれず、また一服、時間を掛けて吸い、口の脇から煙を吐き出した。その間、ずっと俺の目を見ていた。俺はというと、彼女の口元に浮かぶわずかな皺に視線を吸い寄せられていた。俺好みの実にいい女だ。目の前の豊かな胸の谷間も最高だ。 「それで、テストがあるというが、どんなテストなんだ?」 ケイトはまた長々と一服吸った。 「そうあわてないの」と言ってタバコを灰皿に置いた。 それから彼女は立ち上がり、事務所の中を歩き始めた。時々、立ち止まって、壁にかかっている写真を眺める。 「ジャスティン、ここでは非常に厳格に運営を行っているの。あらゆることについて、完璧に私がコントロールできるようになっていなければならないのよ。さもないと閉鎖に追い込まれるかもしれないから。分かると思うけど、合法的なクラブというわけじゃないから」 口を挟もうとしたが、先にケイトが話しを続けた。 「あなたが信用できる人物であると、100%確信できなければならないの。あなたがこのクラブにいる間、あなたとあなたの行動を私がすべてコントロールできると、100%確信できる状態になる必要があるの」 「分かった」 俺は、ケイトが俺の後ろに来るのを見ながら返事した。彼女が両手を俺の肩に乗せ、揉み始めるのを感じた。 「あなたのこと、信用できるかしら、ジャスティン?」 そう言いながら、体を傾け、俺の耳にキスをしてくる。 ケイトの舌が耳穴に滑り込み、中をほじり、それから耳たぶを甘く噛まれた。俺は思わずため息を漏らした。 「明日の5時にあなたをテストするわ。遅れないように」 ケイトは俺の肩から手を離した。俺は立ち上がり、ケイトの方を向いた。ケイトが手を差し出してくる。 「クラブ・カフスへようこそ」 俺たちは握手をした。俺は少しだけ長く握手する手を離さなかった。ラテックスのドレスの中、ケイトの乳房が揺れるところを見ていたからだ。握手を終え、彼女が後ろを向き、ドアを開けに行くときも、俺は彼女の足先のセクシーな靴に見蕩れていた。 この女を欲しいと思いながら、俺はレストランへと戻った。 レストランから出るとき、あたりの様子を十分に確かめた。ステファニが見ているかもしれないからだ。大丈夫なことを確かめた後、自転車に戻り、家に向かった。ポケットには大金があったので、かなり急いで戻った。 家に戻った後、すぐに自分の部屋に直行し、金を出し、ドレッサーの中に隠した。
マーサは横向きに横たわり、ジョイスの方を向いていた。その後ろに僕がいて、マーサの服を脱がした。マーサはひたすらジョイスの乳房を吸い続けていて、ジョイスは、ハアハアと呼吸を荒げていった。見ると、ジョイスは、マーサの頭をしっかりと胸に抱き寄せながら、どんどんクライマックスに近づいているようだった。 「いいわ! すごくいい!」 ジョイスはマーサの頭を胸に押し付け、両目を閉じて、感じまくっている。一方のマーサは、片腕をジョイスの脇に添えていたけど、その他の点では、ただ乳首を吸うことしかしてなかった。 僕はブリーフ一枚を残して裸になり、その後、マーサの下着を降ろし始めていた。 ちょうどその時、ジョイスが絶頂に達した。体を強張らせ、顔には苦悶の表情を浮かべていた。目は閉じたまま。 そのまま彼女はベッドの上、ぐったりと仰向けになった。でも、だいたい15秒ほど休んだ後、急に体を起こし、僕を手伝って、マーサを裸にする作業を行った。 マーサを素っ裸にすると、すぐに、ジョイスはマーサの乳首に唇を当て、同時に片手を股間に向けた。指の方は、非常にゆっくりと動いていたが、舌の方は激しく動いていた。 マーサは仰向けになって愛撫を受けたが、ジョイスの愛撫が始まると、ほとんど同時といってよいほど早く、呼吸が乱れ始めてしまった。僕に視線を向けていたけれど、その顔は、完全に情欲にぼけてしまったような表情を浮かべていた。 僕はマーサに顔を寄せて、キスをしたが、彼女は呆けたように口をぱっくり開けたまま。いったん顔を引いて、改めて彼女の顔を見た。すると、マーサは乱れた呼吸で喘ぎ声を出しながらも、ちょっと笑みを浮かべて僕を見ていた。・・・マーサは僕に、キスを続けて欲しいと思っている。 僕はもう一度顔を寄せ、舌を尖らせ、彼女の口に差し込んだ。そして、彼女の上歯の裏側を舌でなぞった。すると、「うーん・・・」とマーサは深い唸り声を上げ、さらにいっそう荒い息遣いになった。 僕は彼女の唇にキスをするのはあきらめ、彼女の横に並んで横たわり、横顔に沿って上下にキスを続けた。やがて、マーサもオーガズムに達した。 ジョイスは体を起こしてマーサを見下ろした。まるで、カナリアを平らげた猫のように満足げな顔をしている( 参考)。マーサは横になったままだった。回復しかかっていたが、それから15秒ほどは体を起こせなかったようだ。 ようやく、マーサがほぼ回復したのを見て、ジョイスが言った。 「うつぶせになって」 マーサはだるそうにしていたが、言われたとおりにうつぶせになった。ふと気がつくと、全裸になっているのはマーサだけだった。ジョイスはまだ下着を着けていたし、僕もブリーフをはいたままだった。ブリーフを脱ごうかとも考えたが、まだ、素っ裸になるのは少し恥ずかしかった。 ジョイスはマーサのお尻を撫で始めた。僕は興味を惹かれた。 「マーサのお尻が好きなの?」 「ええ、そうなの」 ジョイスはマーサから目を外さずに返事した。ベッドの上、正座して、両手をマーサの尻頬に当てている。2、3回、軽く頬肉を叩いたりもした。ひょっとして、少しずつ強く叩いてみようとしているのじゃないかと思った。マーサが尻頬を平手打ちされて興奮を感じるかどうか確かめようとしているのじゃないかと。だが、予想に反して、ジョイスはそうはせず、その代わりに指を一本、お尻の割れ目に滑り込ませた。 「まあ、あなたって下品な娘だったのね」 マーサは両肘をついて、少しだけ体を起こし、肩越しに振り返って言った。笑い顔だった。 「ええ、その通りなの!」 ジョイスはそう答え、一方の手をマーサの脚の間に割り入れ、もう一方の手では指を割れ目に滑り込ませた。 「ああ、本当にイケナイ娘ね」 マーサの声に呼吸の乱れが混じっていた。 マーサは、僕の方を見て言った。 「こっちに来て」 僕も肘で体を起こし顔を彼女に近づけた。 「体を起こして、ここに来て。それに、そのパンツも脱いで」
ディアドラは、あっあっと声を上げながら、腰をせり上げ始めた。ロマンティックなひと時が、次第に、性的な欲求の解放の行為へと変わっていく。僕は、彼女を抱きかかえ、そのまま、仰向けになった。僕のペニスは彼女の中に包まれたまま。 ディアドラは、頭を僕の胸板につけて、僕にしがみついていたが、その後、体を起こし、僕を見下ろした。もう、そこには、さっきまで泣いていた彼女はいなかった。あの笑みが戻っていた。彼女の瞳に炎をともす、あの笑み。それが僕の上、僕を照らす明かりのように輝いていた。 「ようやく、私に仕切らせてくれようとしているのね? あなた、男尊女卑主義者なの?」 僕は頭を左右に振った。「僕は場慣れしていないかもしれないけど、バカではないよ。君は、僕の人生に登場してきた瞬間からずっと、僕を仕切りっぱなしだよ」 彼女はさらに明るい笑顔になった。ああ、何と! 彼女にはえくぼがあったのか! ディアドラは、体を前に倒し、いたずら気味に僕にキスをした。彼女の乳房が、軽く前後に動いて、僕の胸を擦った。 彼女はその姿勢を保ったまま動かずにいた。二人の恥骨がぴったりとくっついたままになっていた。突然、ペニスがマッサージをされているのを感じた。彼女のあそこがしているのだ。きゅっきゅっと絞られたり、擦られたり、いじられたりするのを感じる。 「ああ、すごいよ、ディ・ディ!」 「うふふ・・・分かる? 私も才能がないわけじゃないのよ」 ディアドラは僕に覆いかぶさり、口を開きあったねっとりとしたキスをしてくれた。頭がボーっとするような情熱的なキス。それから、彼女は体を起こし、動き始めた。 「じっとしててね、アンドリュー。私にさせて欲しいの」 彼女の腰は、臼で粉をひくような動きを続けていた。時折、前のめりになって、僕のペニスが何センチか彼女から出るようにさせ、その後、再び体を戻し、同じ分だけ、元の鞘に取り込む動きを混ぜた。 最初は、ゆったりとした動きだった。そのうち、ディアドラも気持ちよくなってきたのだろう。目はずっと僕の目を見つめたままだったが、体は一定のリズムで動き続けていた。そのゆったりとした動きに、次第に、速度が加わっていった。腰を戻す動きに強さが混じり始めた。やがて、腰を打ち降ろす動きに変わる。そして、それは、全力を使って僕の上でバウンドする動きに変わっていった。力強く腰を打ちつけるたびに、低いうなり声を上げていた。 ディアドラは、完全に、役割の交替を成し遂げたのだと悟った。というのも、僕ができるのはただ仰向けになって、彼女になされるがままになっていて、快感に頭が空っぽになる状態にさせられていたから。もはや、僕は限界に近づいていた。 激しく上下に動いては、あそこの筋肉を使ってぎゅうぎゅう締め付け、それを繰り返すディアドラ。限界に達した僕は、集められる限りの力を振り絞って、下から彼女を突き上げた。それと同時に、彼女の中に僕の情熱を爆発させた。 その突き上げこそ、まさに彼女が求めていたものだったようだ。ディアドラは、僕の突き上げを受けて、ぐっと背中を反らし、容赦ない強さで僕にあそこを押し付けた。そして、それと同時に、頂点に達したことを告げる叫び声をあげたのだった。 その後、二人は、愛し合った余韻に包まれながら、かなり長い時間、静かに横たわっていた。ディアドラは、まだ僕の上に乗ったまま、頭を僕の胸に乗せていた。この姿勢はとても気持ちいい。 そろそろ、ディアドラに、何が悩みなのか訊いてもよい頃だと思った。あのような苦悩をもたらしているものが何であれ、どうしても僕はそれに対処しなければならないと思っていた。彼女の苦悩を和らげられないなんて、恋人として失格じゃないか。 彼女を優しく抱きながら、問いかけた。 「ディ・ディ? 悩みは何なの? 何か問題があるなら、僕にできることがあるかもしれないから」 彼女は、ただ頭を横に振るだけだった。 「ねえ、ディアドラ? 困ったことがあるんじゃないのか? 教えて欲しい。体の調子とか?」 彼女は、悲しそうに微笑み、再び頭を振った。 「子供が生めない。そういうこと?」 ディアドラは、突然、体を起こした。まるで雷に撃たれたかのように。 「子供って! 子供のことについて、全然、一言も触れなかったくせに!」 僕は、自分が危なっかしいところに入ってしまったと感じた。彼女は怒っているようだ。赤ちゃんのことについて何も言ったことがなかったことが良いことなのか、悪いことなのか、分からなかった。ともかく、再びディアドラが泣くような事態は避けたかった。だから、できるだけ、平然さを保とうとした。 優しく落ち着いた声になるよう注意しながら尋ねた。 「でも、ディアドラ、君が関係ないことを話題にしなかったのと同じだよ。どうして、僕が子供のことについて触れられただろう?」 彼女は、ちょっとの間、どこか他の場所にいるような雰囲気をしていた。彼女の目に涙が溢れているのが見えた。 ディアドラは、すっくと立ち上がり、僕に片手を差し伸べた。 「今日も、素敵な夜をありがとう、アンドリュー。もう、おやすみなさいの時間ね」 こんなに素晴らしい展開になった夜だったというのに、どうして、こんなおかしなことになってしまったのだ? どうしても彼女に訊かずにいられなかった。 「ディアドラ? 怒っているの? 僕は何か悪いことを言った?」 彼女は微笑んだ。それから、両腕を僕に回して抱きつき、顔を僕の胸に押し付けた。 「いいえ、違うわ、アンドリュー。あなたは私にいつも正しいことを言っている。このことについては、明日の夜に話しましょう。多分、明日。こんなふうに、打ち明けない私のことを怒ってるでしょうね。でも、これは私に決められることじゃないの。約束するわ。できるだけ早く、あなたが知りたいことすべてを話してあげられるようになるから」 どういうことだろう? 今夜は、何も答えを得られそうにないことは確かだった。僕にできることは、彼女の部屋から出て、家に帰り、最良の結果がくることを願うことだけだった。
「いやあぁぁっ、お願い!」 イサベラは、レオンが挿入したまま動かずにいるのを感じた。挿入されたままの長大な一物は、中でびくんびくんと脈動を繰り返し、それにより、彼女の狭い肉壁がめりめりと引き裂かれるのではないかと感じる。巨大な睾丸が、クリトリスから恥丘にかけて、重たく押し当てられている。 「いや、『いい』だ、イサベラ。わしはお前がそう言うのを聞きたいのだよ。まあ、すぐにわしに請い求めるようにはなるだろうが・・・」 レオンは出し入れの動きを始めた。分身の先端から根元までの全長を使って、深々と、ストロークを行う。イサベラは、突き入れられるたびに、体をわなわなと震わせ、息を喘がせ、声をあげた。 「お願い・・・」 乱れた息遣いに混じって、やっとの思いでつぶやく。しかし、心は抵抗しつつも、裏切り者の肉体はレオンの動きに反応を始め、彼女の肉筒には潤滑の湿り気が間断なく集まってくるのだった。 左右の腰をがっちりと捕らえられた。固定された彼女の蜂腰に力強い抜き差しが繰り返される。それはまるで、繰り返し打ち据えながら、彼女の体を徐々に二つに引き裂こうとしているように感じられた。下半身を打ちつけながら、割り込み、左右に引き裂いていこうとしているかのように。 片方の手が体の前方に滑り込み、彼女の小ぶりの乳房を握った。柔乳を握りつぶさんばかりの荒々しさに、イサベラは悲痛な声を上げた。だが、それにより、イサベラの乳首は、まるでその乱暴な扱いを奨励しているかのように、硬く勃起していく。 「お前のような分際で、この淫乱な体を誰に遊んでもらうか、気にしていたのだな? わしでなくて嬉しかったと?」 レオンは乳首を転がしながら問いかけた。 「こんなこと、やめて、レオン」 突かれるたびに体をわななかせながらイサベラは切なそうに懇願した。 「お前は、女の指で優しく蜜壷の奥を擦られ、悶え喜んだのだな?」 レオンの手は乳首を離れ、腹部を下り、太ももの間を擦り始めた。その部分は、イサベラ自身が欲情していることの証しである汁気で、ぬるぬると滑りやすくなっていた。 レオンの指は、硬い豆粒のような突起を探り当てると、とたんに狂ったように、その突起を中心に円を描いて動き出し、イサベラをさらに苦しめた。 「あの女がお前の味を味わう前にわしが現れ、邪魔されたことを恨んでおるのだな? わしに邪魔されなければ、あの女にお前の甘い蜜を舐めさせ、その代わりに自分は快楽の頂点に達せたはずなのにと」 レオンの出し入れのテンポは速度を増し、やがて、彼の下半身がイサベラの臀部を打ち据えていた。二人の肉肌がぶつかり合う音が部屋に響く。 イサベラは、背後からレオンに覆いかぶさられ、その巨体の下で悶え泣き、身を捩じらせていた。声を上げ、体を捩ることで、レオンの分身を繰り返し突き入れられる甘美な痛みを少しでも意識から遠ざけようとするのだった。だが、彼女の肉体は、レオンだけがもたらすことができる極上の性的解放を渇望しているのである。 「わしが欲しいと言うのだ」 レオンの怒声が轟いた。今や、彼の打ち込みは、イサベラの股間を破壊しそうなほど勢いを増し、彼の指は執拗に彼女に拷問を続けていた。 イサベラは、下腹部の奥に、じんじんと痺れるような感覚が蛇のごとく忍び込み、それが渦巻状に広がっていくのを感じた。同時に、自分の弱さを呪った。こんな目に合わされているのに、体の奥から、レオンが欲しい、彼のすべてが欲しいと叫ぶ声が聞こえてくるから。 「いやです!」 体は、レオンに残虐に犯されることを歓迎しているにも関わらず、イサベラは必死の思いで叫んだ。快楽の頂上が近づくのを感じ、体を小刻みに振わし、やがて、股間をいじるレオンの指に、全身が針金のようにピンと突っ張らせた。 イサベラが絶頂を告げる叫び声をあげそうになった時だった。突然、レオンが動きを止めた。ひくひく痙攣を始めているイサベラの肉鞘に先端だけを入れ、まったく動かなくなった。 「わしに請い願うのだよ」 レオンは小声で囁きかけた。 イサベラは、レオンに対する欲情に、熱病にかかったように喘いだ。 「・・・ああ、何てこと・・・あなたを恨むわ」 「そうなのか?・・・ならば、やめろと言うがいい。そうすれば、やめてやろう」 彼女は、肩の肉肌にレオンが甘く噛み付くのを感じ、欲望のために肌がピリピリとするのを感じた。 イサベラは、両手にこぶしを握り、両腕を顔の前に交差させ、そこに顔を埋めた。負けが見えてる戦いであれ、最後まで自分を保とうと戦う。 「わしだけがお前に与えられるのだ。それを欲しいと言えばいいのだよ」 イサベラは、腰を彼の方へ突き出した。無言のままではあったが、レオンへの懇願を示す行為だった。だが、レオンは、それには応じず、完全に彼女から抜けてしまった。 「あぁぁ、いやっ・・・」 声にならない声をあげる。 空虚な穴だけにされ、イサベラの女陰は、無駄にぱくぱくと収縮を繰り返した。すでに慣らされてしまった、あの充実感を求めて、必死に収縮を繰り返す。イサベラは、その求めるものの先端が、入るべきところに入らず、代わりに割れ目に沿って動き、クリトリスを擦るのを感じ、低いうめき声を上げた。 イサベラはもはや自分の欲望を否定することができなかった。突然、叫び声をあげた。 「ああぁぁ、もう・・・。あなたが欲しいの。お願い・・・」 レオンは勝ち誇ったうなり声をあげ、一気に根元まで突き入れた。そして、直ちに、恐ろしいほどのテンポでイサベラに打ち込み始めた。その勢いに、イサベラは、ただ喘ぎ声を出して応えることしかできなかった。
彼女の側から パソコンのディスプレーに出ているビデオカメラによる画像を小さくし、画面の隅に来るようにした後、私は、体を起こし、椅子の背もたれに背中を預けた。オフィスでのビクトリアが生き返った流れに、私はとても満足していた。ビックがいまや女性の衣服がもたらす感覚に虜になっていることが分かる。 誕生日にビックを驚かそうと決めた瞬間から、すべてがこんな展開を見せるとは。私はいまだに驚いている。ただの冗談を超えた、私たちがこれまでしてきたどんなことともまったく異なる楽しいものになるとは、夢にも思っていなかった。 でも夢ではない。ここにはビクトリアが映っている。女性になって仕事をし、クライアントたちと接しているビクトリアが。ばれないかと恐れながらも、美しい女性として十分すぎるほど通用しているビクトリア。そんな美しい女性に彼は変身している。そして、もう一つの驚きは、私自身がこれほど大胆な人間に変身していることだった。 数日前まで、私は、他の女性と愛し合うなど、たとえ、その欲望があったにしても、それを行う勇気など決してなかった。それに今になってから思うに、そのような欲望は、ビクトリアと一緒に見たビデオに触発されたものだったと思う。加えて、ビックの体毛を剃り、ネグリジェを着せ、メイクをしてあげ、その上で女性同士で愛し合うように彼と愛し合ったことも、女性と愛し合う欲望が出てきた要因になっているかもしれない。 これは一時的な現象だというのは確信しているけれど、私は、これほどエッチな気持ちになって、性的なプレーにのめりこんだことはなかった。エロチシズムに関わるすべての領域が一気に私の前に広がり、私を包み込んでいる。そして私はそれを喜んでいる。 他にどんなことが試せるだろう? そう考えていた私は、あるアイデアを思いついたのだった。 ハンドバックを手にし、家の外に出て車に向かった。屋外の冷たい風がスカートをたなびかせた。風が、ストッキングの上、素肌の太ももを愛撫し、下着の薄地の生地越しに私のラビアに吹き付けるのを受け、私はぞくぞくと体を振るわせた。 車に乗り込み、その数分後、私は「シンディのランジェリーと装身具」の前に来ていた。ウインドー越しにジェニーを見つけ、手を振った。ジェニーは嬉しそうに微笑み、ドアへ来て私を出迎えた。 ドアを過ぎると、ジェニーは私の両手を取って、私を抱き寄せた。そして、いきなりディープで、官能的なキスをしてくる。嬉しかったけれど、驚きつつ、私は素早く周囲を見回した。幸い、店内には客はいなかったし、他のスタッフの姿も見当たらなかった。 「ドナ、私、あなたとビクトリアのことばっかり考えていたのよ。いつになるか分からないけど、次のプレーのことを想像し続けているの。それにゲイルもあんなに綺麗でセクシーだし」 「今日、ここに来たのはそのことについてなの。ビックを女性化する実験での次の段階は何かなと考えているのね。夢にも思っていなかったんだけど、彼、女装することに楽しみを持ってきたし、ボンデージやスパンキングにも前向きな反応をしてきたわ。このような事態を新しくて楽しい方向で進め続けたいと思っているの。彼も私も楽しめる形で。それにもちろん、今や、あなたもゲイルもその重要な一部となっているわ」 私は、今朝の出来事や、ビデオカムのことについてジェニーに教えた。私とゲイルがビクトリアに仕掛けたサプライズの話しを聞いて、ジェニーは声に出して笑った。 ジェニーは、ちょっと考えた後、こう言った。 「ねえ、ビクトリアって、ディルドを入れられるのを楽しんでいるように思うんだけど、どうかしら? 私たちがアレを使ってあげるといつも喜んでいると思うの。きっと、犯されるのが好きなのよ。だから、あなたも、彼の女性化の遊びの一部として、彼のアヌスのことを上手く利用できるはずだと思うわ。ちょっと、いいもの見せてあげるわね」 ジェニーは、数々のディルドが置いてある一角に私を連れて行き、あるパッケージを手に取った。そのパッケージには、ペニスの形をしたプラスチック製のものが3本入っていた。どれも根元の部分は平らになっていたが、サイズは3本とも異なっていた。
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