カメラは、バンから出る女の子に一人ずつ焦点を当てて撮影した。私たち全員がスーツケースを受け取ると、みんなでまとまってホテルに入り、フロントに向かった。その間、カメラはずっと私たちのミニスカートや、揺れるヒップを横から撮り続けていた。そしてフロントデスクの前に集まったところで、マークが「カット!」と叫んだ。
次に、私たちは、映画でのそれぞれの役名を教えられた。チェックインするときに、その名前を使う。一人ずつ、フロントに立っているマリアにカードを渡す。マリアは、そのカードの名前をコンピュータに打ち込み、その後、ドアのキーを差し出し、部屋が何号室になるか教えるという手順だった。
その時になって初めて、私は、私がトリキシーと同じ部屋になると分かった。キーを受け取った後は、みんなでゆったりとエレベータの方へ歩く。私たちの後をカメラが追って、撮影すると、そういう流れになっていた。
このシーンは、完成版ではあまり長いシーンじゃないけれど、それでも撮影には2時間以上かかった。その撮影後、私たちは30分、休憩時間をもらった。その間にマークは3階フロアにセットを組み立てる。
マークはクルーと一緒に3階に行く前に、私とトリキシーに、二人、仲良くなっておくようにと言った。というのも、ランチの後、最初に撮影するセックス・シーンは、私たち二人の絡みになるからと。
トリキシーと二人でリフレッシュ・コーナーに行ってソーダを飲んでいる間に、彼女の体つきを観察した。彼女は私より10センチ以上は背が高いけれど、背が高いのは脚の長さによるものと言えた。腕も長く、手はほっそりとして指が長かった。私が知ってるTガールは大半が長い髪の毛をしていたけれど、彼女はそれに比べると、かなり短い髪をしていた。色は茶色。瞳は、くりくりと丸くて、チョコレートのような色で、鹿の目を思わせた。
二人で飲み物を手にロビーのソファに座って、出番の呼び出しが来るのを待った。腰を降ろすとすぐにトリキシーは私の手を握って言った。
「マークの話しだと、あなた、今回が初めての女優の仕事だそうね? ということは、これまでカメラの前でセックスした経験がないということ?」
「プロとしては初めてだけど、アマチュア作品なら、マークや他のお友達と何本か撮ってもらったことがあるのよ」
トリキシーはにっこり笑った。「それは良かったわ。ということは、少なくとも、どういうことが求められているか分かってるということね。されると嫌なことって何かある?」
私はちょっと考えてから答えた。「う~ん… 私、まだ、嫌だと思うことは、したことがないと思うの」
トリキシーは嬉しそうに私の手を揉んだ。
「それも良かった。どうやら私たち、この仕事をものすごく楽しめそうな感じね。普通だと、マークは、いったんカメラが回り始めたら、私に好きなことをさせるの。もちろん、何か特別に撮りたいところがある時は別だけど、そうでないときは私に任せる感じ。一応、私の方が経験がありそうだから、最初は私にリード役をやらせてくれる? もし、私があなたが嫌だと思うことをしたら、その時は軽く私を押し返してくれる? そうしたら、やめるから。いいわね?」
「ええ。いいわ。ありがとう」
その時、マークに呼びかけられ、エレベータに乗るよう言われた。
3階に着くと撮影が開始。私たち7人そろって、自分たちの部屋に向かった。サミーが最初の部屋に入った。彼女はルームメイトなしなので、一人部屋だった。タバサとアマンダがサミーの向かい側の部屋。ブリジットとサリーは、その隣の部屋で、その向かい側が私とトリキシーの部屋だった。
部屋に入るとすぐに、マークはカットと声を上げ、そのシーンが終わった。マークは、トリキシーと私にランチを食べて、午後の1時には準備が出来ているようにと指示を出した。他の女の子たちには、本日の出番はこれで終了と伝えていた。
息子がテーブルの上に仰向けになった。わたしは引きちぎるようにしてズボンを脱がした。
「まあ、すごい… トミーってこんなに大きかったの?」と、思わず息子のを握ってた。
まじまじと見つめながら、ぎゅっぎゅっとしごいてみた。すると先走りが出てきて、頭のところがぬるぬるしてた。息子の匂いも好き。わたしは目を閉じて、一気に口に含んだ。
「うああぁぁ… ママ… すごくいいよ…」
すっかり喉の奥まで飲み込んだ。鼻が息子の陰毛にくっついてる。息が詰まる。息子の太いおちんちんが、わたしののどちんこの奥まで届いて、うっと咽てしまうけど、なんとかこらえた。
どうしても、これが欲しかったから。息子の立派に育った太いものを口の奥まで欲しかったから。本物の淫乱女のように、おしゃぶりしてあげたかったから。
息がもつギリギリまでこらえて、それから、息継ぎのために、一度、吐き出した。息子のおちんちんがわたしの唾液でテカテカに光ってる。わたしは息子の顔を見上げた。
「トミーは、ママにこんなふうにおしゃぶりして欲しいのかしら?」
キッチンテーブルの上、脚を広げて横になってる息子。そしてわたしは息子の脚の間に裸で座ってる。まるで飢えた淫乱女みたいに、息子の逞しい肉棒をべろべろと上下に舐めしゃぶりながら、返事を待った。
「ああ、ママっ… うん… そうだよ… しゃぶって、ママ…」
息子は最後まで言葉を言えなかったみたい。わたしが、また口の中に飲み込んでいくと、声が出せなくなっていた。今度は、息子の顔を見ながら飲み込んでいった。喉の奥まで。根元まで飲み込むと、また、咽そうになって、目に涙があふれてきた。
息子のおちんちんは、25センチはあるかしら。それにとても太い。これなら、どんな女の子も咽ちゃうわね。
そんなことを考えながら、息子と見つめあったまま飲み込んでいた。息子は胸から下はぜんぶ裸で、脚を広げてる。そして母親のわたしは、何も着てない素っ裸で、息子のおちんちんをいやらしくしゃぶってる。
むせて、おえっとこみ上げてくる。入ってくる肉棒を追い返そうと、喉がしきりに痙攣してる。でも、わたしは我慢した。
「ああ、気持ちイイ… うっ、すごっ…」
わたしの喉が痙攣することで、実際、マッサージの効果を与えてるのか、息子はすごく喘いでいた。頭を後ろに傾けて、必死で耐えている。
また、息継ぎのために引き抜いて、ちょっと咳をしてから、もう一度飲み込んだ。…これって、わたし、息子にディープ・スロートをしてることになるの? 言葉では聞いていたけど… 映画でポルノ女優がやったって…
もう一度息継ぎして、また、頭をぐぐっと沈めた。わたしが息子にディープ・スロートというのをしてる。
これを映画に撮られてたらって考えたら、ものすごく燃えてきた。私たちの周りには撮影の人たちがいっぱいいて、みんなカメラを向けている。そう想像して息子のおちんちんをがぶがぶ飲みこんだ。それに、わたしも脚をすこし広げた。ほら、みんな、わたしのあそこが見える?
息子は極楽にいるみたい。わたしにおちんちんを吸われて、気持ち良さそうに声をあげてる。それが嬉しくて、わたしもどんどん激しく吸っていた。ああ、それにしても、わたしって、なんて淫乱だったの? 自分の息子相手にこんないやらしいことをしてる。…淫乱女。お金よりエッチするほうが好きな安娼婦。そんなイメージが頭に浮かぶとどうしてかわたしも気持ち良くなってきた。息子のを咥えながらよがり声をあげてた。
急に、トミーが体を硬くした。もうすぐ、いきそうになってるのが分かった。わたしは、もう一度だけ息継ぎをしてから、思いっきり深々と飲み込んだ。鼻を息子の下腹にぐぐっと押しつけた。
「ああ、ママっ!…… い、いくよ… あっ、あっ、ああっ!」
トミーが片足を上げた。左手で体を支えて、体を起してきた。右手をわたしに伸ばしてきて、わたしの頭をつかんだ。わたしが離れないようにがっちり押さえた。
「飲んで、ママ… 全部飲んで… そう、ああ、いいよ… ああ、いい… 淫乱女みたいに全部飲んで…」
ああ、またあの言葉! その言葉を聞いた瞬間、あそこがキュウとなった。わたしも息子と一緒にいき始めた。すごい。たった一つの言葉なのに、適切な時に言われると、それだけでいってしまえるなんて。やっぱり、わたし、本物の淫乱なんだわ。おちんちん狂いの淫乱女。
わたし自身の強烈なオーガズムを感じながら、必死に耐えた。息子がわたしのお腹の中に撃ち込んでる。味はしなかった。というより、味わえなかった。だって、喉の先のところで発射してるから。息ができない。動けない。でも、気が遠くなるような恍惚状態なの。
息子はわたしの頭をがっちり押さえたまま、元気な種液を撃ち込んでいた。撃ちだすたびに少し腰を突き出してくる。もっともっと奥に入れようとしてるみたい。わたしは、もう限界になっていた。気絶しそう…
その時、ようやく息子が手を離してくれた。わたしはすぐに顔をあげ、息継ぎをした。ぜいぜいと呼吸が乱れ、咳きこんだ。
「…ママ? 大丈夫?」 本当に心配してる感じの声。
両手をついて顔を上げ、はあはあと荒い呼吸をしながら回復を待った。目の前には、たったいま射精をしたばかりの息子のおちんちんがにょっきり立っている。トミーは、脚をおろして、片手でわたしの髪を撫でながらわたしを見ていた。
「…ええ… 大丈夫… 」
呼吸がだんだん元通りになるにつれて、興奮からゆっくりと覚めてくる。目の前の息子のおちんちんもゆっくりと柔らかくなっていくのが見える。このおちんちんから出たものを呑み下したって感覚が薄れていくのと逆に、たったいま自分が何てことをしてしまったのかが意識に登ってきた。
ゆっくりと立ち上がった。わたしは素っ裸のまま、息子を見下ろした。
「わたし… ああ、何てことを…」 涙が溢れてきた。
どうしてこんなことをしてしまったんだろう? この子はわたしの息子なのに…
トミーはわたしの腕を握った。
「ママ… そんな顔しないで… これは僕が悪かったんだ。ママを利用してしまったんだから… ママが悪いんじゃないんだよ」
「でも… わたしはあなたの母親なの… 大人なの… それなのに…」
トミーは身体を起こして、テーブルの端に座った。私を抱き寄せた。脚の間にはさむ形でだった。お腹がトミーのおちんちんに触れている。
「ママ… ママはとっても綺麗だよ。こんな綺麗な女の人は僕は知らないよ… 僕はママのことが大好きなんだ… 大好きなママを僕が喜ばせることが、どうして悪いことなのか分からないよ… ママはいまも僕のママだし、これからも、そうだよ… 僕は、ただ、ママを気持ちよくさせてやりたかっただけなんだ…」
なんて優しい子なの? あんなことが起きてしまったというのに…
わたしは息子の頬に手をあて、瞳を覗き込んだ。
「じゃあ、トミーは、ママのこと淫乱だって思っていないのね…」
「ママ… ママは、何といっても僕のママだよ… でも… ママがなりたいなら… ママが淫乱になりたいなら… それでもいいんだよ… というか、母親が本当は淫乱になりたいのに、なっちゃいけないって、そんな理由、どこにもないと思うんだ…」
このことについての息子の考え方は、あまりにも無邪気すぎるわ。そんなに単純じゃないの。…そう言いたかったけれど、言えなかった。わたしは息子の唇にキスをした。息子も顔を背けずキスを受けてくれた。
…ほんと優しい子。わたしは息子がとても愛しくなって心をこめてキスをした。こんな愛しい気持ち、久しぶり。トミーはわたしにキスを返しながら、力強くわたしを抱きしめた。
あ、でも、息子のおちんちんがまた息を吹き返してくる。もう、これは続けられないわ。危険すぎるから。もうすぐ娘が帰ってくるはず… わたしはトミーを押しのけた。
「さあ、もうやめて、お願い… ママはちょっと… ちょっと、今度のことをよく考えてみなくちゃいけないわ…」
最後に息子の頬に、もう一度キスをして、床に散らばった服を拾って、その場を去った。その間、息子はわたしのことをずっと見ていた。わたしの裸のお尻を見ていたと思う。それを思うと、また、ぞくぞくと興奮してくる。
どうしてなんだろう? 息子に裸を見られてると思うと興奮してしまう。でも、その興奮がすべての始まりだったわけだし、こんなことになってしまったきっかけでもあったのよ。これからわたしはどうなるの?
わたしは裸のまま、階段を上がり、寝室に入った。
つづく