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裏切り 第10章 (2) 

ダイアナが私の耳元に囁きかけた。

「あなたとアンジーのこと、訊いたら話してくれる?」

私は前を見つめたままでいた。そして、あてずっぽうで言ってみた。

「君とジェフ・スペンサーとのこと、話してくれる?」

私の後ろでダイアナの身体が一瞬、強張るのを感じた。

「そう訊かれるのも当然ね……でも、話す前に、答えてほしいことがあるわ。私のこと、愛してる?」

「もちろん。無条件に」

「私のことを信じる?」

ダイアナがこういう言い方を使ったのを知って嬉しかった。私だけの感覚かもしれないけれど、「信じる」と「信頼する」の間には繊細な違いがある。この時は、どちらの言葉を使うかで私は違った答えをしただろうと思う。多分、ダイアナはそれを察して、言葉を選んだのだろう。

「信じるわ」

「だったら、これも信じて」 と彼女は感情がこもった声で言った。「私たちが一緒になった3ヶ月間で、あなたは私の人生になったわ。私にとって生きて行く理由に。そういうこと、これまで誰にも言ったことがない。自分がこういうこと言うだろうとも思ってなかった。私のようなライフスタイルを送ってると、深い感情的なしがらみには関わることができないもの。あなたと知り合えて幸運だった。本当に幸運だった…」

「…最初の頃にあなたに言ったこと、覚えている? あのレストランで? 『1週間だろうと、1ヵ月だろうと、一生だろうと、違いはないわ。正しいと思ったときは、正しいのよ。あなたも分かってるはず』って。私たちは正しいことをした。私たちはふたりでひとりなの。あの最初の時、クラブで会ったときは、それに気づかなかったけど、あの素敵なバレンタイン・デーの週末からは、ずっとそう思っているわ。毎日、あなたを引き合わせてくれたことで神様に感謝しているの…」

「もっともっと君を知りたいよ」と私は小さな声だけど、しっかり伝えた。「始まりは、素晴らしかった。君とふたりだけの世界で、他の一切のこと、誰でも他の人のことを忘れて浸ることができた。そして、次第に事態がだんだん…だんだん複雑になってきた。手術の後、君は私のそばにいてくれて、とても嬉しかった。そして今は、私はだんだん……何と言うか、だんだん君と同じようになってきていて、そしてそれは私自身が望んでいたことでもあって、そんなことから、私たちは徐々に別々の道へとさまよい始めたような気がしてる。あまり君と会うこともなくなってきていたし。そして、そんな時、君はロスアンジェルスへ行ってしまった…」

ダイアナは私の首の後ろに優しくキスをした。

「それは、私があなたから離れていようとしていたから…。あなたを愛さなくなったというのじゃないのよ。実際は、その逆なのよ」

「それじゃ、分からないよ、ダイアナ」と私は不満そうな声を出した。「ジェフ・スペンサーとの関係のせいじゃないの? ついでに言えば、私は、彼が私よりずっと大きいのを知ってるわ。だから、彼と寝る方がずっといいんでしょ…?」

ダイアナは私の肩を掴んで、私に彼女の方を向かせた。そして怒った声で言った。

「さっき私が何て言ったか忘れたの?」


[2014/01/22] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第16章 (17) 


ひょっとしたら、アンドリューは、私が出会ったうちで一番ハンサムな人かもしれない。彼が部屋に入ってきた時、私はただおとなしく黙っていることしかできなかった。誰もが何でもないような感じでいたけど、デビーと私は別。今から数分後には、この創始者とベッドに入ることになるって知っていたから! ふたりともすごく興奮していたので、私たちの濡れたあそこの匂いが漂っていないか、不安だった。

コロニアル・スタイル(参考)の素敵な寝室に案内された。巨大な四柱式のベッドが中央にあって、私たちを招いていた。

私もデビーも急いでいたけど、アンドリューはそうではなかった。彼によると、奥様たちの要請でひとつルールがあると言う。それはと言うと、これで本当に妊娠することになるとするなら、この経験は想い出になるような経験にしなければならないということ。私たちにそういう想い出になる経験をさせることがアンドリューの仕事、とのこと。

デビーも私も、それまで何度も3Pの経験がある。だけど普通は、最後には私たちふたりが互いにオーガズムを与えるようにしないといけなくなる。私たちふたりを満足させられる男の人はいなかったから。私はと言うと、ちょっと別のことを考えていた。今日は私がアンドリューを独り占めして、デビーには別の日にしてもらうということ。でも、後で分かったけど、それは心配する必要のないことだった。

アンドリューにキスされた! 彼は一回のキスにすべてを込めてくれた。キューっと足指が内側に反りそう(参考)。キスされながら服を脱がされてるのを感じる。キスを解いた時には、すでに私は半裸になっていた。アンドリューは妹の方を向いて、私へのと同じおもてなしを彼女にもした。

私は彼の服を脱がしにかかった。このイイ男が裸になったところを見たい。彼が妹にキスをしている間に、私は後ろから手を伸ばし、ベルトのバックルとズボンの留め具を外して、引き下げた。

彼はデビーから離れ、後はデビー自身に服を脱ぐようにさせた。そして私に言った。

「時間はたっぷりあるから、もし、君が気にしないなら、ひとりずつでしたいんだが。そうすれば、それぞれに適切に力を注ぐのが楽になるんだけど」

デビーは私とそっくり。90センチのDカップのバスト。彼女の乳首はすでに固く立っていた。

「じゃあ、そこに横たわって」 とアンドリューは言い、服を脱いだ。最初はシャツを、それから靴と靴下を脱いでいく。そして、つまりズボンと下着を脱いだ。

これだけは言わせて。アンドリュー・アドキンズのお尻はキュッと引き締まったお尻! あのお尻の頬に手を伸ばしてモミモミしてみたくなってしょうがなかった。

彼は私の方を振り向いて、微笑んだ。

「君はベッドの向こうのところに横になって、待っててくれるかな? 彼女と終えたらすぐに君の相手をするから」



[2014/01/22] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)