その2時間後、あたしは自分の部屋に戻った。あたしとウェンディとジーナの3人で、おバカなラブコメ映画を観た。普段は、こういう映画はあたしの趣味ではないけど、彼女たちと一緒に観るのは楽しかった。ふたりとも、ストーリーの進み具合にケチをつけて笑ったり、映画の中の誰が一番イケメンかを言いあったり。楽しかったし、あたしまでも、その話しに加わっていた。そういう経験はなかった。 ジーナは、ちょっと天然系ところがあるけど、いい人ぽかった。そしてウェンディはと言うと、彼女の言葉通り、とても優しくしてくれた。気がねするようなところは少しもなくて、オープンにあたしを仲間に入れてくれた。 3人で一緒にいて変なところがあったとしたら、あたしが持っていた「白濁シェイク」だけだったかもしれない。ともかく、映画が終わったときには、そのカップは空になっていた。あたしとしては、彼女たちと夜更けまでふざけていたかったけれど、ウェンディが明日の朝の1講時に授業があるというし、それを聞いて、あたしもそうだったと思い出し、結局、お開きになった。あたしは、こんな楽しい気分になったのは久しぶりと思いながら、空っぽのカップを手に自分の部屋に戻った。 部屋に入りドアを閉めた途端、背中から声がした。 「あのねえ、あんた……」 大きな声。文句を言いたそうな声。あたしはビックリして、ヒーっと悲鳴を上げた。振り返ると、案の定、リリスがいた。今まで以上に怖いくらいにキレイになっている。あたしの真後ろに立って、手に自分のしっぽを握り、振り回している。 「あんたねえ、ウェンディとエッチしてた間、何度も言ったでしょ。ジーザスとかゴッドとかって」 彼女はそう言いながらあたしに体を擦りつけるようにして通り過ぎ、ベッドに行った。「でもねえ、それってちょっと不躾だと思うんだけど? なんだかんだ言っても、あんたがエッチできたのはあたしのおかげなのよ。キリストや神のおかげじゃないの。つか、あいつ? 誰でもいいわよ。三位一体とかって話し、ややこしいし、聞いてて飽きてくるのよね。重要なことは、ちょっとはあたしに感謝してくれてもいいんじゃないってこと」 そう言って、リリスはピョンと跳ねてベッドに座った。 「感謝?」 いまだにあたしは彼女が現れるとショックを受けてしまう。実在してるのがこれほど明らかなのにも関わらず。 「このベッド、いまも、スペルマとか汗の匂いがするわねえ。この匂い、あたしの匂い。このタダレタ匂い、大好き」 リリスはそう言ってうっとりと目を閉じた。あたしは彼女が何に感謝してほしがっているのかようやく悟った。 「エッチしたいなんて、一度も言ってないけど? こういうことになってほしいなんて一度も言ったことないわ」 リリスはあたしを見てニヤリと笑い、舌をチッと鳴らした。 「それを言うなら、あんた、あんたは一度も自分が望んでることを言っていないじゃない。違う? まさか、あの可愛い女の子の体をじっと見てたりしなかったって振る舞うつもり? ヤメテよね。まさか、あのカラダを鑑賞してたとかって言うつもり? 審美的にって?」 リリスは、また例のククク笑いをした。あたしは頬が赤くなるのを感じた。でも、リリスの言うことは正しいのでは? 正直、あたしも今日はあの後、ずっとその質問をめぐって頭がぐるぐるしていたわけだし。でも、あたしは、まだその問題に真正面から立ち向かう準備はできていなかった。 「だからと言って、あたしは本当の自分だったら、あんなことしなかったわ。あんたがあたしを変えたんじゃないの!」 「んもう、変えてほしいとお願いしたのはあんたでしょ? キンタマが欲しいというから、つけてあげた。キンタマを持ってる人間は女の子に対して強い情熱を持つ傾向があるのは当然。必ずとは言わないけど、そうなることが多いわね。あんたは前からその方向に進んでいたのよ。キンタマがついたのは最後の一押しにすぎないの。それを契機にあんたが元々持っていた性質が加速されただけ」 リリスはそう言ってベッドに仰向けになった。まるであたしを誘惑してるみたいにセクシーに体をあけっぴろげにして見せた。リリスの言葉を聞いて、正直、なるほどなと思った。ポイントを突いている。 「でも、ウェンディはどうなの? あなたは彼女を変えなかった。なのに彼女は……ウェンディは自分が自分をコントロールできなかった感じって言ってたわ。あたしも同じように感じた。これって、キンタマとは何の関係もないんじゃない?」 「10代の男子になった経験がない人はそういうこと言うわよねえ」とリリスは笑い出した。「でも、まあ認めてあげてやってもいいわ。確かにちょっとややこしいことがあったからねえ。いい? あたしはあんたにキンタマを授けた。でも、もちろん、あんたはキンタマは欲しいけど男になりたいとは思っていなかったとあたしは考えたわけよ。それは間違っていないと思うけど。で、あたしは、普通、キンタマと一緒についてくる事象をいくつか省いたわけ(分かるでしょ、男性ホルモンが増えるとか)。感謝しなさいよ。そのおかげで、あんたはヒゲが生えたりズングリした体格にならずに済んだんだから。でも、それを省いた以上、別のモノで補わなくちゃいけなかったわけよ。と言うわけで……ちょっとね、フェロモンを余計に加えたわけ。もちろん、あんたには性ホルモンをね。それで、ヒゲとかズングリ体格の埋め合わせができたわけ。でもねえ、そのせいであんたの性欲が増えちゃったかも。それにあんたの性的魅力も。でも、それってさあ、ポジティブな変化だと思わない? 違う?」 リリスは、この話しが全部理屈が通るはずと言わんばかりの様子で言った。でも、それを聞いて、あたしはいっそう動揺してしまった。リリスの言うことが本当だとするとウェンディの反応も説明がつく。 「あたし、ウェンディに悪いことをしてしまった気分だわ。彼女の同意なしにヤッテしまったような気持ち」 「あたしを信じなさいよ」とリリスは言った。「フェロモンだけでは、途中までしか行かないの。そもそも、まずは、何か別の理由で、相手に惹かれていないなら、相手をその気にさせることはできないの。彼女はあんたのことを前から可愛いと思っていたのよ。エッチしたいほど可愛いと思っていなかったかもしれないけど、好意を持っていたのは確かね」 それを聞いて、ちょっと気分が良かったけれど、リリスが本当のことを言ってるかどうかは自信がなかった。もっと言えば、そもそも、リリスが信用ならない点が最初からの問題。リリスは、何かしたと言うけど、実際にしたことは何か別のことばっかりだった。リリスに何か毅然と言ってやらなくちゃと、あたしは彼女の前にズカズカ進んだ。 「ちょっと聞きなさいよ、リリス。あんたがあたしがお願いした通りのことをしてきてるのは知ってるわ。でもね、あたしは、実際にもらったモノは欲しかったモノじゃないのよ!」 自分でも変なことを言ってるのは分かっていた。 「好きなこと言ってな」 とリリスは退屈そうに天井を見ながら言った。「あんたがあたしの遊びに飽きてるのと同じくらい、あたしもあんたの遊びに飽きてきてるの。最後の願いを早いとこ片づけちゃいましょ」 「いいわ。あたしは普通になりたい。今までのはどれもあたしが求めた形じゃなかった。あたしは普通になりたいのよ」 リリスはびっくりした顔であたしを見た。 「普通? あんた、今の姿の何がイヤなの?」 「とんでもない奇人になってるじゃない! お乳が溜まり続ける巨乳と、この忌々しいおちんちんの両方なんて!」 「まあね。正統的じゃないのは確かね。でもさ、あんた、結局、自分が欲しいモノを手に入れたんじゃないの? あんたは独りぼっちがイヤだったけど、今はそうじゃないでしょ? 前より楽しく友達付き合いができそうと思ってるんじゃないの?」 一瞬、あたしは言葉に詰まってしまった。リリスは正しかった。今、あたしには友達がいるし、もっと友達ができそうな予感がある。それに、あたしはバージンも卒業した。というか、思っていた形じゃないけど、ともあれ性体験は済ました。このおっぱいも気に入っている。……それに正直に言えば、このおちんちんも嫌いじゃない。 そんなことを思っている間、リリスはあたしをじっと見ていた。 でも、ふとウェンディのことが頭に浮かんだ。リリスとどんな話し合いをしようが関係ない。今のままでいると、あたしは絶対、またウェンディが、ウェンディのカラダが欲しくなってしまう。友達としてウェンディと付き合っていくなら、今のこの道具を手放す必要がある。じゃないと……。 「確かにあんたには助けられたわ」とあたしは認めた。「本当よ。あんたがいなかったら、ウェンディとお友達になれなかった。でも、あたしはどうしても普通になりたいの。そうならなくちゃいけないの」 「じゃあ、ちゃんと、お願いの言葉にして言って」とリリスは言った。彼女の瞳が燃えていた。どうして、言い直さなくちゃいけないのか分からなかったけど、怖気づいてしまう前に、言ってしまわなくちゃと思った。 「お願いです。もう、変人じゃなくしてください」 「ハイ、完了!」 とリリスは言い、尻尾をぶるんと振り回した。今回は、アレにやられないようにと身を屈めた。でも、甘かった。前方からの打撃は避けたけど、返りの方は防げず、あたしは後頭部を打たれ、気絶したのだった。
 67 Performance art 「パフォーマンス・アート」 アートというものは、変なものになることもある。アートはそれがすべてだと主張する人がいる。だが、変なアートとそうでないアートがあるし、パフォーマンス・アートにも変なものがある。パフォーマンス・アーティストである若い夫婦であるジェニーとジェレミーのレイノルズ夫妻の話は、確実に変なパフォーマンス・アートに属する話である。 「ええ、あたしたち何度も変な目で見られてるわよ」とジェニーは言う。「特に、彼とふたりで愛情溢れるパフォーマンスをしてる時なんかがそうね。どういうわけか、あたしたちのパフォーマンス、狭量な心の人々に嫌悪感を与えるようなの」 ふたりを見れば、その不快感が、かなりの確度で、人前で愛情を露わにすることを好まない狭量な人々に限られるものではなさそうだと簡単に想像できる。ふたりはあまりにそっくりなので、区別することが信じられないほど難しく、その結果、このふたりの経歴を知らない多くの人々が、ふたりを双子の姉妹とみなしてしまうのだろう。双子の姉妹なのに愛し合うとはナニゴトだ、と。 「高校の頃、ボクたちはある年配の夫婦についての話を読んだんです」とジェレミーは説明する。「その夫婦はアーティストの夫婦で、90年代にふたりはパンドロジーンになろうとした。パンドロジーンって聞いたことあるかと思うけど、要するに、ふたりが一体化した存在になることね。ふたりは整形手術を受けて、互いに似た顔かたちになろうとした。でも、全然、うまくいかなかったけれどね。それほどまでの外見上の一致は達成できなかったんだよ。でも、ボクもジェニーも、この試みには触発を受けた。それに、手術する前から、ふたりとも相手の顔や姿がいいなと思って互いに似せていたし……」 「みんな、よく、あたしたちのことを兄妹と思ったものだわ」とジェニーが口を挟んだ。「だから、みんなが間違ったことを思い込むのには、あたしも彼も慣れていたの」 ふたりは多数の賛同を獲得するとすぐに、クラウドソーシングにより更なる追及を開始した。手術を受けるたびにより多くの資金が集まり、ふたりが夢をかなえるチャンスが膨らんだ。彼らが21歳になる頃には、実質上、ふたりは同一人物と言えるほどになっていた。 「最後の手術を受けるかどうか、決めようとしてるところ」とジェニーは言う。「分かると思うけど、その手術を受ければ、あたしたち本当の双子になれる。でも、ジェレミーはちょっとためらっているのよね。想像できると思うけど、彼はアノ小さなモノに執着してるの」 「いや、それは大きなことなんだよ」とジェレミーが言った。 変身する過程で一番大変だったことはと訊かれて、ジェニーは答えた。「服の購入ね。あたしたち、同じ服装をするわけだから、どんなものについても2着ずつ買わなくちゃいけないの。でも、ジェレミーはあたしよりちょっと胸が大きいのよ。これ手術の手違いだったんだけど。そこがいつも気になっているところ」 「でも、あの手術は、それなりに受ける価値があったよ」とジェレミーは言う。 ふたりの性生活について訊かれたときも、最初に答えたのはジェニーだった。「あたしにはボーイフレンドがいるわ。複数。それに時々、ジェレミーも彼らと遊んでるの。正直言って、あたしのボーイフレンドたち、あたしとジェレミーの区別がついてないんじゃないかしら。あたしたち、ジェレミーのアレは見えないように気を使っているのよ。それに、じきに、それについても心配する必要がなくなるだろうし。そうなったら、ジェレミーは、あたしがすることすべてできるようになるわ」 「お医者さんたちは、誰もボクたちの区別をできる人はいないだろうって言っているんだ」とジェレミーは言う。「ボクとジェニーは本当に同一になるだろうからって。それに、その時には、ボクたちももっとふさわしい名前に変わるつもりでいる。そのあかつきには、ボクたちは、生きたアート作品になると思うよ」 「そうね、あたしたち姉妹になるの」とジェニーは言う。「姉妹でありながら、愛し合うふたり。ふたつの体を持った単一の人間。そうなれば完璧だわ」
 Makurae Girl: Feel like doing somethimg wild "Honey? Tonight, I feel like doing something very wild. How about you?" she asked, showing her usual best smile. I like her smile best, and I have to admit that I would allow anything if she asked it with that smile. But...tonight, she had had something strange around her. It's nothing weired but somewhat unusual for her. I didn't know what she had in mind. "Well, I know you finished off the paper on your project yesterday, and tonight we were at the party of our friends. So maybe you are feeling released and free from any duty now, right? Ok, I'll be company with you. Tell me what you want to do. I hope it's something relevant to our bedroom, my sweet. Haha" "Yes, you are right. It's something we will do in our bedroom, honey." "Bingo! Anything you want, madam?" "Thank you. but I need to be more precise. You have to wait until I tell you the whole plan. You know, at the party we have enjoyed, I met an old friend of mine Jenny. Perhaps you know her. A beautiful blond girl with huge tits. Huhuhu. And while we were catching up with each other, she asked me about the relationship between you and me. Of course, I told her that we love each other and our life is perfect. But she asked me if I want to make our perfect relationship more perfect." "Making a perfect life more perfect?" "Yes. Needless to say, I asked her how we can do so. Then she pointed a tall guy at the distance in the party place, and said, 'That's the tool you need.' The guy's name was Mark. Of course, he is not her husband. Her hausband is Steve." "What did she mean?" "Jenny said she and Steve use Mark as a tool to spice up their bedroom life. Mark can do anything to satisfy Jenny and that is beyond Steve's ability. You know what I mean. They use the guy as an almighty sex tool." "Oh my god. But...is that OK with Steve? It sounds like only Jenny is getting satisfaction." "No. Jenny said that at the end of the night, both she and Steve were crying to Mark for more. In fact, Steve is now more anticipating for Mark to visit their place than Jenny. I don't know exactly what Steve enjoys, though" "What a weird story! But is this relevant to what you said before? You said you want to do something wild tonight.... Oh my! Don't say we going to ..." "That's what I am thinking about, honey! Jenny and Steve will take Mark to our home, if you agree and I call them on my smart phone. There will be you and me, Jenny and Steve, and Mark. And we all can use in anyway we want! How about this?" "No way! Are you crazy? I love you, honey? And I think you love me too. Why do we need another man on our bed? No way! Never." "Honey, don't let me down, please. I have always loved you, and I will, no matter what happens! Please! In order to keep our relationship unchanged, we have to constantly try new things and keep on chainging. Don't you think so? Let me say again. I love you, honey!" And then she showed her best smile. As I said before, I have to admit that I would allow anything if she asked it with that smile. https://twitter.com/MakuraeClub/status/867392269988511744…
「あら、お母様、私のソコ、好きなの? そうなんでしょ? じっと見つめているみたいなんだもの。今のアソコ、さんざん酷使されたばかりなのよ……あなたの息子さんが素敵な仕事をして、アソコをめちゃくちゃされたばっかりなんだもん。あたしのアソコの味を味わいたいじゃない? いいから気にしないでトミーを舐めてみるといいんじゃない? 私のジュースでまで濡れているから。ほら、やってみて? ケイトお母様!」 ジーナはそんなことを言ってあたしを誘惑した。 気がついたら、前のめりになっていた。お顔が少しずつ息子のおちんちんに近づいていく。心の中、おしゃぶりしたい欲求と必死に戦っていた。ジーナの前ではしたくない。でも、どうしてもナメナメしたい気持ちを抑えきれない。ましてや、ジーナのお汁がまぶされたお肉なんだから。 「ああ、ジーナ? どうして、あたしにこんなことをさせたがるの? どうしてなの? 息子なのよ……」 そう呟いたときには、すでに息子のおちんちんはあたしのお口から10センチも離れてないところで、ビクンビクン跳ねていた。 ジーナはカウチの上、体を横にし、そのままゆっくりと滑り降りるようにして、下腹を息子の腰に近づけた。片脚を上げて息子の脚に絡める。彼女のアソコが息子のおちんちんのすぐ隣に、そしてあたしの顔のすぐ隣に来ていた。……ジーナの匂いがした。濃厚なムッとする感じの匂い。ジーナは笑顔であたしを見下ろしていた。 「私には、お母様が舐めたいと思ってるのは分かってるのよ。お母様も、私がそれを見たがっているのを分かってるはず。だから、ぜんぜん構わないのよ、口に入れちゃっても。お願い、私のためにと思って、息子さんのおちんちんをしゃぶって見せて」 ジーナはあたしを見下ろしながら、小声でそう囁いた。興奮しているのか、顔をほんのり赤らめていた。 ちらりと彼女のアソコを見た。赤くなっていて、濡れているのがはっきり見えた。息子にされたからか、そこの唇が腫れていた。 ジーナはあたしがソコを見ているのを知り、囁いた。「もしトミーのおちんちんをちゃんとおしゃぶりしたら、ご褒美に、私のここを舐めさせてあげてもいいわよ」 そして、それから息子の顔を見た。多分、どんな反応をするんだろうと思ったのかな。 あたしも、お口から何センチも離れていないところに立ってる熱く固い肉棒をしごきながら、息子の顔をちらりと見た。ジーナの言ったことがすごく気に入ってるようだった。すでに驚いて目を丸くしていたのに、自分の彼女のアソコを母親が舐めるのが見れるかもと期待して、さらに目を見開いていた。呼吸も荒くなってるみたい。 あたしは、どうしたらよいか困って、そのままでいた。……どうするか決めなくちゃいけない。本当にジーナに見せてしまうか、それとも拒否するか、決めなくちゃいけない。……でも。 突然、息子があたしの頭の後ろに手を当てたのを感じた。 「いいよ、ママ。やってよ……。と言うか、やってよ、お願いだよ……」 おちんちんのすぐ近くに顔を寄せるあたしを見ながら、息子が囁いた。
「じゃあ、あたしたち、友だち?」 と訊いた。 「うん、友だち」 ウェンディはあたしの手を握って振った。ふたりとも、いろんなことが変化したのを実感していた。部屋の雰囲気が前より和やかな感じになったと思う。 「ねえ、友だちと言えば、あなたもリビングに来ない? ラリッサは週末いつも部屋に閉じこもりっきりじゃない? ジーナや私と一緒に映画でも観ましょうよ」 ウェンディはいつものような明るい雰囲気に戻っていた。どこか、はしゃいでるような感じ。彼女のそんな雰囲気は憧れてる点。あたしにはないから。ウェンディがいつもの調子に戻ったということは、「何も起こらなかったことにする」という、あたしと彼女の計画にピッタリだった。ウェンディに誘われ、ちょっとだけ、いつもの言い訳を言って部屋に戻ろうかと思った。だけど、あたしは気持ちを変えた。 「ええ、楽しそう! ちょっとポテトチップスを持ってくるわね。すぐに行くから」 そう言うとウェンディはにっこり笑って、部屋から出て行った。彼女の後ろ姿を見つめるのは避けなくちゃと意識的に視線をそらした。そうしなくても、ウェンディのお尻が目に浮かんでくる。つるつるの肌の丸いお尻によだれや精液がべっとりついたあの光景がどうしても頭に浮かんでくる。ダメダメ、あたしは、ウェンディをお友達としてのみ見るよう、意識を集中させた。 「全部、普通にしようね!」 そう言ってウェンディを見送った。でも、そう言いつつも、目を落とすと、手に持ったカップが見える。その中には精液と母乳がドロドロと混じりあってる。ああ、これって、どう見ても、普通じゃない! シンクに流してしまおうかと思った。でも、その液体を見てると、そこからの香りが、ふと、鼻に入ってきた。頭がくらくらするような匂い! その途端、抑えきれない好奇心が襲い掛かってきた。 知らないうちに、それを口元に持ってきていた。そして、ゆっくりと、ひと口、啜った。液体が舌に触れた瞬間、思わず、ううっと唸ってしまった。匂いから思ったより、ずっとおいしかった。すごく甘いけど、不思議に惹きつけるようなムッとする味わいがあった。甘さは母乳からかな。ムッとするところはスペルマから? 別に冗談を言うつもりはないけど、文字通り、頭がくらくらした。ヤミツキになりそうな素敵な味。 飲んだとたん、乳首がツンと固くなって、ズボンの中のおちんちんがピクッと反応して、アソコがジュンと濡れるのを感じた。 こんなのダメと、頭を左右に振った。どこが、「普通」なのよ、これって! ダメよ、人間、ダメになってしまう! こんなこと変えなくちゃ。そう自分に言い聞かせた。それとも、本当は、あたしは、今の状態を変えたくないのでは? あと一つだけ、願いが残ってる。何とかなるかも。 そう自分に言いながら、あたしは母乳とスペルマが入ったカップを手に、ウェンディとジーナが待つリビングへ行った。新しくできたお友だちと映画を観ながら、ゆっくり、啜ろうと。 * * * * *
 67 Part of me 「心の一部」 「ええ、その通り」とエリンは言った。「あるわよ。あたしにはおちんちんがある。で、あえて言うけど、あなたは、それを予想していなかったということよね。でしょ?」 「ぼ、僕は……」 「それって、予想してなかったって返事よね」 エリンはそう言って、体の重心を移動した。「でも、ボブ。ひとつ質問させてくれる? それって、重要なコト?」 「もちろんだよ、重要なことじゃないか!」 ボブはようやくまともに声が出せた。濃い色の髪を掻きむしり、エリンに背を向けた。「ちくしょう、もちろんじゃないか。重要だよ、エリン」 エリンは溜まっていたものを吐き出すようにトゲのある笑いをした。「どうしてよ? ソレがあるかないかで何か変わる? 知った後も、まだ、あなたがあたしに気を寄せているのは知ってるわ。これは消えてなくなることはないの。それに、誓ってもいいけど、あなたも気に入るはずよ。で、何が問題なのよ?」 「き、キミには……キミは男だったんだよ!」 とボブは叫び、再び裸のエリンの方を向いた。 「お願い」とエリンは両脚を閉じ、体を起こした。「あたし、男に見える? 真面目に訊いてるの、ボブ。あたしに男性的なところと言える点なんて、まったくないわ。あなたより、あたし自身がずっとそういう点について厳しい目で見てるから、自信をもってそう言える。何年も、男っぽいところの残りカスを最後の最後まで消し去ろうとしてきたのよ。何年もなの、ボブ。あたしは、少なくとも他の女と同じくらいは女となってるわ」 「でもキミには……」 「ちんぽがある」 エリンは手を振り、ボブをさえぎって続けた。「そのことはもう話しあったでしょ。こういえば安心するなら言うけど、コレはもう機能しないの。でも、あなたが、その方がいいなら、その手の薬もあるし、あたしも飲んでもいいわよ」 「何だって? いや、ダメだよ。僕はそんなことを望んでない……違う……僕はもう帰る」 ボブはそうは言ったが、出て行こうとはしなかった。 「だったら、帰れば? あたしにはあなたを止められそうもないから。でも、あなたは帰らないと思う。まだ、あたしのことを求めていると思ってる。そして、あたしのこの小さなモノを無視するための言い訳を探しているだけだと思う。でもね、あたしは、あなたにコレを無視させることはしないわ。コレはなくならないもの。もし、あたしと、たった一晩でも一緒になりたいと思っているなら、あたしのコレをちゃんと可愛がらなくちゃいけないでしょうね」 「でも……そんなこと言っても……僕にはできない……」 「できるんじゃない? むしろ、あなたには、そうしたいと思ってる部分があるんじゃないかと思ってるけど? 観念したら? 心が命ずるままに、すればいいんじゃない?」 「ぼ、僕は……それが、キミが僕にしてほしいこと?」 エリンは微笑んだ。「こっちに来て、コレにキスして。その後どうなるか見て、あたしたちの今後が分かるんじゃないかしら?」
顔を上げ、ジーナを見た。茶褐色の瞳が興奮してキラキラしている。息子の目と同じように、視線があっちこっち行ったり来たりしている。それに息づかいが荒くなっていて、彼女の胸が上下に波打ってるのも見えた。 あたしの体の中から湧いてくる欲望に屈服するのに合わせて、ゆっくりと手の指を狭めて、息子の固い勃起を握っていく。指の肌が息子の熱い肉に触れた喜びが体じゅうを駆け巡った。脚の間のアソコにどんどん湿り気が溜まってくるのを感じる。 「ジーナ……クリスティが降りてくるかもしれないの……こんなこと、できない……」 そう呟いたけれど、あまりはっきりとした言い方にはなっていなかった。 「大丈夫、クリスティは降りてこないわ。さっき、シャワーを浴びる音を聞いたもの。それで、どんな感じ? 気持ちいいんじゃない? 熱くて、固くて、だけど、表面が手の肌に吸い付くような感じで……。それをお口に入れたらどんな感じになるか想像してみて?」 ジーナはそう言って顔を近づけ、あたしの唇に軽く唇を押しつけた。 息子が見て、あたしは体を強張らせた。自分の母親が他の女性とキスするのを見たらどう思うだろう? いけない、こんなこと! まだ、あたしは大丈夫。母親としての本能が性欲に打ち勝っている。大丈夫! ジーナの唇はとても柔らかくて、とても甘くて、そして、ちょっと……息子のアレの味がした。彼女の唇に息子のおちんちんの味がついてる。そして、ジーナはそれを分かって、あたしにキスしてる! ジーナが舌を出してきて、あたしの唇をなぞり始めた。何となくあたしの唇を開かせようとしてるのかなって思ってたら、次の瞬間、突然、彼女の舌があたしのお口の中に入っていていた。 どうしていきなり舌を入れるの? 阻止するべきなんだけど、いきなりすぎて、止めることができなかった。気がついたら、彼女の舌があたしのお口の中で暴れ回っていた。好き放題にお口の中を舐めまわされている! 息子の前なのに、ふたり、しっかり抱き合っていて、あたしは、ジーナの舌にお口の中を好き放題に探られるのを何もせず受け止めている。 「何これ、すげえな!」 息子が感嘆するのが聞こえた。 息子の声を聞いて、ジーナはキスを解き、あたしも彼女もふたりとも、息子を見た。トミーはカウチにふんぞり返ってあたしたちを見ていた。 その時になって急に、自分が何をしていたか気づいた。全然そのつもりはないのに、無意識的に息子のおちんちんを握って、上下にさすって絞ってる! ジーナも同じことに気づいたみたいで、息子の股間を見つめ、あたしの手の動きを見ていた。 「そうよ、ケイトお母様! そうやって息子さんの大きなお肉をさすりなさい!……そう、そういうふうに!」 ケイトはあたしを見ながら妙に色っぽい声で言った。 彼女の言葉に促されて、上気してるジーナの顔からゆっくりと視線を自分の手へと向けた。ああ、あたし、こんなことをしてたの!? 急速に興奮度合いが高まり、呼吸が荒くなった。 何より、どういうわけか分からないけど、ジーナの命令口調がすごく気持ちいい。こんなに興奮したの初めてかも。 ジーナは尊大な感じでカウチに背中を預け、脚を大きく広げていた。彼女が着ていた息子のTシャツはめくれていて、さっきまでは大きめだからアソコが隠れていたけど、今は、腰のところまでめくれあがっていた。ジーナのあの可愛いアソコが丸見えで、息子とあたしに「どうぞご自由に使って」って言ってるように見えた。
ウェンディは両手をお腹の前で組んで、指をもじもじさせていた。うつむいて、自分の手を見つめている。本当に痛々しい感じに見えた。一日中、話したいことを言う機会を待っていたようで、同時に、それを言うのを怖がっているのがアリアリとしていた。 あたしは手に持っていたスプーンを置いて、ウェンディに近寄り、両手を優しく握り、指をもじもじ動かすのをやめさせた。ウェンディは顔を上げ、あたしを見て、純真そうな表情で微笑んだ。 「思っていることを話して、ウェンディ」 できるだけ落ち着いた声で訊いたけれど、内心、あたしは怖くて仕方なかった。 彼女は、またも黙ってしまったけれど、この時は、あたしはじっと待ち続けた。ウェンディの心の準備ができるまで待つ必要があるのは明らかだったから。そして、ようやく、彼女は一度深呼吸して、話し始めた。 「今日、あなたの部屋で起きたこと、自分でもよく分からないの。でも、本当にごめんなさい。謝りたいの、心から」 あたしはビックリしてしまった。ウェンディは、あたしなんかと関わりたくなかったと言うとばかり思っていたのに。そうでなくても、あたしに、ここから出て行ってと言うとばかり思っていたのに。 「謝るって、どうして?」 ウェンディは片手を掲げて、話しを続けさせてと示した。あたしは黙っていることにした。 「私の言うことを聞いて。ラリッサ? あなたは病気の状態にあるって言った。はっきりと。それで、私は当然のように好奇心を持ってしまったの。だって……だって、その病状、すごく珍しい病状だったから。でも、やりすぎてしまったように思うの。よく分からないけど、何か知らないモノにコントロールされていたような感じ。でも、あんなことをする権利なんて、私にはなかったわ。気持ちよかったかどうかなんて、関係させちゃいけないし(でも、ラリッサ? あれ、すごく気持ちよかったの。恥ずかしいけど)。でも、なんであれ、本当にごめんなさい」 「ウェンディ……」 あたしは彼女の気持ちに感動してた。そんな気持ちにならなくちゃいけない理由なんか、全然ないのに。彼女の言葉に、安堵の波が体じゅうを洗い流すのを感じた。「謝る必要なんかないのに……あたしも……あたしもウェンディと全く同じように感じていたの。あなたと同じくらい、ああしたかった。そして、同じくらい、あの出来事で悩んでしまったの」 「ありがとう」 ウェンディはほとんど囁き声で言った。 顔を上げると、ウェンディの目に涙が溢れてるのが見えた。悔やんでる彼女を見て、あたしも同じ気持ちになった。そして自然と彼女の肩を両腕で抱いていた。キッチンで、彼女とふたり抱き合った。ふたりとも、気恥ずかしいい気持ちはあったけど、相手が愛おしい気持ちは同じだった。上手く言葉で表せないけど……何と言うか、セックスするよりもずっと親密になったような気持ち。 「あたしたち……いい?」と訊いた。これは、一日中、悩んでいた質問。忘れちゃおうと思っていたけれど、ずっと気がかりになっていたこと。 「まだ私の友だちでいたいと思ってくれてるの?」 まるで、信じられないことのような言い方で、ウェンディは訊いた。 「もちろんよ!」 思わず大きな声が出てしまった。 「ウェンディは美人だし、頭は切れるし、可愛いし。誰でもあなたの友だちになりたいと思ってるのよ!」 そこまで言い終えた後、恥ずかしくなって顔が赤らんだ。ウェンディに彼女に対する気持ちをあからさまに告白するのって、ちょっと難しいことだったけど、どうしても彼女にはあたしの気持ちを分かって欲しくてはっきり言った。さっきの出来事、ウェンディには何の落ち度もないんだって。 「ラリッサ……」 ウェンディはハグをやめて、あたしを見つめた。「私、あなたのことが好きよ。大好き。あなたとお友達になりたい。さっきの出来事で、それが台無しになっていなければいいんだけど。それに、私たち友達になれると思うし。……でも、今日のあの出来事ってすごく気持ちよかったけど、もし、アレをまたやってしまったら、私たち友達ではいられなくなると思うの。何と言うか……友達ってああいうことはできないものでしょ? 私はあなたのことをお友達としてとても大切に思ってるので、セックスのためにあなたという友達を失いたくないの。たとえ、最高のセックスだったとしても、それはイヤなの」 あたしは彼女の言ってることをちょっと考えた。確かに、あたしは最初ウェンディとセックスする気なんかなかった。それは確かよね? (実際、それについてあまり深く考えていなかったし)。そして、今、あたしが最初に欲しいと言ったことすべてが実現している。同じ年代の仲間たちのグループに入って、みんなと楽しく付き合うということ。それだけを願っていた。そして、それが実現している。 「ウェンディの言う通りだと思う」とあたしは言った。その途端、彼女は安心した顔になった。「だから、何と言うか、何も起こらなかったことにして暮らしていかない?」 ウェンディは頷いた。「そうだといいわ」 彼女の肩が持ち上がったように見えた。ウェンディが罪の意識で重荷を背負い、自然と背中が丸くなっていたのは明らかだった。それにしても、あたしみたいな女ならいざ知らず、ウェンディほどの美人でチャーミングで明るい女の子が、人付き合いのことで心配するなんて、不思議だなと思った。 そして、ひょっとして、他の人みんなも、あたしがずっと感じていた疎外感を感じているのかもと思った。ただ、他の人は、その気持ちを隠すのが上手なだけと。
 67 No choice 「選択肢ナシ」 振り返って、後ろのレイナに言った。「ヤッテいいよ。大したことじゃないから。ヤレばいいんだから」 彼女は下唇を噛んで、ストラップオンの根元を握った。周りに集まってる男たちは存在していないものだと思い込もうとしながら。ボクも連中のことなど見る必要がなかった。そもそも見たくもないし。僕にとっては、連中はみな同じだった。高価なスーツを着た中年の男たち。個性も何もない同じ人間の集まり。全員、同じように嫌らしい顔をして見ている。あの顔はこれまでも見てきたし、また、今日も見ることになると分かってる。 「こんなことイヤだわ」 とレイナは取り囲む男たちを一人ずつ睨み付けながら囁いた。幸い、彼らは、彼女の言葉が聞こえるほど近くにはいない。 ボクは動けなかった。もし動いたら、連中に何か様子がおかしいと思われてしまうだろう。だからボクは、裸のお尻をみんなに見せつけるようにしながら、四つん這いのままでいた。「やらなきゃダメだよ。これは大切なことなんだ。もし、しなかったら……」 やらなかった場合どうなるか、あえて、言わずにおいた。ボクも彼女も、その場合の結果を知っていた。ふたりとも、どうして、ここにいるバカな金持ちどものためにライブでセックス・ショーをするはめになったのかを知っていた。もし、するのを躊躇う理由があるのがどっちかと言われたら、間違いなくボクの方だろう。なんだかんだ言っても、男性性を奪われたのはボクなのだ。彼女と言えば、ストラップオンをつけて、何回か腰を動かすだけでいいのだ。ボクの方はどうか? ボクは、こんな恥辱的な格好になって、女のように振る舞うことを我慢しなければならない。彼女のストラップオンで犯されることが、この世で一番気持ちいいことと思ってるように、ヨガリ声を上げなければならない。しかも、本気で感じまくっているように説得力を持たせなければならない。 「分かってるわ」と彼女はつぶやいた。少し間をおいて、もう一度、繰り返した。「分かってるって」 そしてレイナはボクの後ろの位置についた。アレを感じた。あの冷たくて、固いプラスチックのモノがボクのアヌスに当たるのを感じた。目を閉じて、すぐに終わればいいと願う。ほとんど間を置かずに、彼女はボクに押し込んできた。そしてボクはそれに合わせて、震えるような喘ぎ声を口から漏らした。準備ができてると思っていたけど、これは、大きすぎる。フィットできっこないと思う。絶対に無理だと。体をふたつに引き裂かれてしまうと。 だけど、結局、ソレはフィットした。一度入れた後は彼女は、もはや躊躇うことなく、ずんずんとボクを突き始めた。もちろん彼女はボクを傷つけるつもりはない。レイナはそんな女の子じゃない。でも、この時のレイナは情け容赦なかった。彼女にハンマーで釘を叩くように激しく突かれ、ボクはどうしても涙を抑えきれることができず、涙がぼろぼろ頬を伝い流れた。部屋の中、彼女の下腹部の肉肌とボクのお尻の肌がぶつかり合う音が鳴り響いた。もちろん、ボクの感極まったヨガリ声や喘ぎ声が、その音に合いの手を入れている。背後には、男たちの興奮した唸り声が聞こえている。 どれだけ長く続いたか、ボクは知らないし、知りたいとも思わない。ともかく、速く終わってほしいとしか思湧かなかった。そして、ようやく、最後を迎えた。ことを終え、レイナは立ち上がり、勝ち誇ったポーズをしていた。そして、その足元にボクは肉体的にも精神的にも疲れ切って、力なく横たわり、もう二度と元の男性には戻れないのではないかと思うのだった。
視線を下に向けた。息子のおちんちんが、半分まで露わになっている。肉竿は固くて、ジーナのお汁で、まだ、テカテカ光ってる。 ああ、イヤ! 知らぬ間にあたし、息子の濡れたおちんちんを見て震えていたみたい。それに、無意識的にお口の中に涎れが溜まっていて、ゴクリと生唾を飲んでいた。 「彼のコレ、可愛いわよね?」 ジーナはそう言って手をズボンの中に入れ、脚の付け根のところまでグイっと引き下げた。おちんちんがすっかり露わになってしまった。 「おい、ジーナ、気でも狂ったのか」 息子はそうつぶやいたものの、やめさせようとはしなかった。 ただちにあたしの周りにセックスの匂い、ジーナのアソコの匂いが立ち込めた。あたしの感覚に浸透してくる……目の前の固い肉棒への衝動的な欲望が高まっていく。 「ジーナ、あたしの前でこんなことをしちゃいけないでしょ……あたしはトミーの母親なのよ……」 言えたのは、かろうじて、それだけ。 「知ってるわ。それに、彼がこんなになってるのを、前にも見てるのも知ってるわよ」 ジーナはちょっと意味深な言い方をした。 ジーナは、ほっそりとした手を伸ばし、息子の固い肉棒の根元のところを握った。あたしは、その様子に目をくぎ付けにされたまま。 「触りたいんじゃない?」 「ま、まさか! そんなことできっこないわ」 と彼女を睨み付けた。 間抜けな返事だった。弱々しかったし。それに、ジーナがあたしの前で息子のおちんちんを露わにしちゃうところを許してしまっている以上、ほとんど意味をなさない返事だった。だけど、それしか言えなかったのも事実。 「トミーは、このおちんちんを使って、つい数分前まで私を犯してたのよ。すごく濡れてるの見えるでしょう?」 ジーナはそう言いながら息子のすぐ隣に移動した。薄地のシャツの下、彼女の乳首が硬くなっているのが見える。あのシャツの下は、素っ裸でいるんだわ。あたしの方をじっと見つめてる。……まるであたしを誘惑してるみたい。 「ジーナ、ダメ……お願いだから、こっちに向けないで」 そうつぶやいたけど、目は息子のおちんちんを見つめたまま。 ジーナはおちんちんの皮を引っ張って、頭のところを露わにさせた。もうすでにプレカムが出ている。息子はあたしの肩を揉むのをやめて、カウチの背もたれに背中を預け、くつろぐ姿勢になった。あたしが何も言わなくなったのに驚いて、目を丸くして、あたしとジーナを見ている。あたしはジーナの指の動く様子を見つめていた。その細い指、繊細な動き、それに辺りに漂う匂い。彼女の指がトロトロに濡れていく。 「あたしの前でこんなことをしてはいけないの。クリスティが二階にいるのよ? いつ降りてきてもおかしくないんの」 「でも、クリスティはここにはいないわ。いるのは私たちだけ。トミーのおちんちんについた私のお汁、舐めてみたいと思わない?」 ジーナはウインクして微笑んだ。誘惑してるみたいに。 ああ、本当にそうしたいのに! 今すぐ、床にひざまずいて、息子の25センチを喉の奥まで飲み込みたいのに! でも、この状況を何とかしなくちゃと、何とか勇気と決意を振り絞って言った。 「自分の息子なのよ? まさか本気であたしがそのおちんちんをおしゃぶりするとでも思ってるの?」 「だって、お母様は前にやってるじゃない? もう一回したからって、何にも変わらないわ。それに、本当にやりたそうな顔をしてるもの」 息子はどう思ってるのかと、彼の顔を見た。自分の母親とガールフレンドが、露出した自分の勃起を前にして、それを話題に話し合っている。息子は、この状況が信じられないと言わんばかりに驚いた顔をしてた。同時に興奮してる顔もしてた。そんな顔をして、目の前の光景をじっと見ている。 ジーナが言った。「彼もお母様にしてほしがっているわよ。一回だけ舐めてみたら? 一回だけでいいから」 一回だけ? 確かに、一回だけなら、別に今までの状況を変えることにはならないわよね? 前はマリファナでハイになっていたけど、すでにジーナは、あたしがソレをするのを見てしまっている。もう見られているんだから、また見られても何の変りもないんじゃないかしら? それでも、ちょっとためらっていた。 「ジーナ……こういうことはイケナイことなの……あたしは母親なのよ……」 息子の愛しいおちんちんを見つめながら、そうつぶやいて、生唾を飲み込んだ。 「ん、もう、本当にお願いよ。たった一回だけ。ちょっとお口に入れるだけ……一回だけでいいんだから」 ジーナは小声で囁いて、あたしの手を取り、息子のおちんちんに優しく導いた。
頭がぼんやりしてたけど、脳みその奥のところで、あたしは何てことをしようとしてるのだろうと思っていた。これって、すごく変態じみたことだ。でも、ここのところ自分がしてることは、すべて変態じみたことだったじゃない? リリスがもたらした小さな変化が、全部、あたしの人格と作用しあって、ぐちゃぐちゃになっているような感じ。だけど、だからって、今、それをしないって気持ちにはならなかった。興味が強すぎて、やらないわけにはいかない気持ちだった。 何をするかと言うと、カップに溜まった魔法の醸造液を味わってみること。好奇心に負けて、あたしはカップを唇に近づけた。ちょっとドロッとした塊が見えて、それを口に入れようとした。でも、そこで押しとどまった。 「ダメよ」 と声に出した。「まずは、かき混ぜなくちゃ」 どうしてそうしなくちゃいけないと思ったのか分からないけど、いったん、そう思ったら、それ以外のことは考えられなくなった。 ともかくキッチンに行かなくちゃと思った。そして、そのためには、裸じゃまずいから、何かを着なくちゃいけなかった。そこで、あたしはクローゼットに小走りし、大きな胸にフィットしそうな大きめのTシャツを見つけ、それを着た。あと、下はパジャマのズボンを履いた。パジャマになるには少し早いけれど、日曜日の午後だから、そんなに変には見えないだろうと思った。上はTシャツ、下はパジャマになった後、髪をアップにまとめた(髪はウェンディとエッチして、汚れたままだったから)。それにちょっとだけ香水をつけた(よだれ、精液、お乳と汗の匂いを隠すため)。そして、カップを持って、部屋を出て、キッチンに向かった。 キッチンに入ると、リビングの方からテレビの音が聞こえた。あたしは音をたてないようにして、引き出しを開け、中からスプーンを取り出した。 カップの中の濃い液体を見て、一度、軽く揺らした。ちゃぷちゃぷ揺れている。思わず、舌なめずりした。どうしても味わってみたくてたまらない。早速、スプーンを入れて、チョコレートミルクを作るときのように、素早くかき混ぜた。これ、何て言うのかな? スペルマミルク? 白濁シェイク? 自分で出した母乳と精液がゆっくりとブレンドしていくのを見ながら、うふふと笑っていた。 「ラリッサ?」 後ろから声を掛けられ、ビックリして飛び上がりそうになった。振り向くと、キッチンのドアのところにウェンディが立っていた。彼女は、あの後、シャワーを浴びたらしい。サッパリとしてて、とても綺麗に見えた。だぶだぶのスウェット・パンツとTシャツ姿なのに、やっぱり綺麗。美人は何を着ても綺麗だし可愛いものなんだなあと思う。でも、ウェンディは少し困っているような顔をしていて、それを見て、あたしも気持ちが落ち込む感じがした。 「あっ、ウェンディ」 少し声が大きかったかもしれない。ウェンディは唇に指を立てて見せた。 「隣の部屋にジーナがいるから。でも、あなたの部屋のドアが開いた音が聞こえて、ちょっとあなたにお話したいと思ったから」
 67 Me too 「私も」 ヘザーはワクワクしていた。1年半ぶりに故郷に帰るところで、一刻も早くみんなに会いたいと思っていた。フライトは退屈だったし、バッゲージ・クレイムもイライラするほど遅かった。生まれ育った実家へ向かうタクシーも、いちいち停車して、すごく長く感じた。でも、ようやく、今は実家の玄関わきのポーチに立っている。よく、午後になると、このポーチで本を読んでいたっけ。そして、この玄関ドア。ここを通ったのは数えきれない。どういうわけかヘザーはちょっとドギマギした気持ちになっていた。 一度深呼吸をし、ドアノブを回し、扉を押し開けた。その直後、彼女のバッグは音を立てて床に落ちた。ヘザーは目の前の光景に唖然として、ただ前を見つめるだけだった。 ヘザーがよく知っている白っぽい革製のカウチの上、全然、見覚えのない3人組がいた。ふたりの男性の間にブロンドの女性がいる。彼女の唇はひとりの男の褐色の長いペニスを包み込み、もうひとりの男は挿入を途中でやめて、ヘザーの方に顔を向けていた。 「な、何これ?……一体何なの?」 ヘザーは目を背けることもできず、あわてた声で叫んだ。「あんたたち誰なの? あたしのパパはどこ? どうして、あんたたちあたしの家で……」 真ん中にいる女性が顔を向け、それによって、咥えていたペニスが口から抜けた。ペニスと唇に唾液の糸が垂れていた。「ここで何をしてるの、ヘザー?」 「何? どうしてあたしの名前を知ってるの? それに……え?……ま、まさか……」 ようやくヘザーは、その女性が誰かを認識したのだった。髪は違う。カラダも変わっていた。それに、こんな格好になっているのは見たこともないのは確か。だけど、その女性の瞳をよく見ると、そこには彼女の父親がいるのが見えた。 今やエロ女になってしまったと思われる彼女の父親が体を起こした。「話し合いをしなくちゃいけないようね」 ヘザーの父がお腹のと心に丸まっていた赤いスパンデックスのドレスを正している間に、男たちは申し訳なさそうな顔をしつつ、無言のまま服を着、驚くほど短時間のうちに、家から出て行った。今はヘザーと彼女の父親だけになった。 「一体何が起きてるの!」 とヘザーが訊いた。 「ええ。電話をくれたらよかったのに。どういうふうにカミングアウトするか、すっかり計画を作ってあったのに。でも、信じて。その計画では、パパがふたりの男に挟まれて、3Pの真っ最中になっているのを見せるなんて含まれていなかったということだけは。でも、こんなふうになってしまった」 ヘザーは父親の馴染みのある言葉遣いが、女性の紅を塗った唇から出てくるのを聞いて、身の毛がよだる気がした。 「じゃあ、パパはゲイだと言うこと?」 「ゲイ? 違うわ。ヘザー? パパは女性なの。生まれてからずっとそう感じていた。でも、その方向を探り出したのは、お前のママが死んでから。そして、お前が家を離れて大学に行くようになってから……まあ、もはや、男のフリをし続ける理由がなくなったと思ったのよ」 「ふ、フリって……」 ヘザーはつぶやいた。心が、自分の父親がトランスジェンダーだと言った事実をうまく包み込むことができなかった。 「本当にごめんなさい」と、父であった女性が言った。「でも、願ってるの……ひょっとして、あなたなら、このパパのことを理解できるのではないかって」 ヘザーは何を言ってよいか分からなかった。だた、「私もそう願ってる」としか言えなかった。
急に、あたしと子供たちとの関係が、これまで以上にややこしくなってきてる。もし、クリスティが自分の兄の姿をあからさまに喜んで見るようになったら、単に「見る」ことだけじゃ済まなくなって、一歩進めて、イケナイ行為をしてしまうかも。そうなってしまう可能性が強い。それは危険すぎることだわ。そもそも、クリスティはどんな種類にせよ避妊の手段はまったくとっていないと思うし。 あたしは、リビングルームに行って、カウチに座わり、家の中が混沌となってしまってることをぼんやりと考えた。 そうしてたら、突然声がして、息子がジーナと一緒にリビングに入ってきた。息子は、だぶだぶの半ズボンとTシャツの格好。ジーナも息子のTシャツを借りて着ていた。 「ねえ、ママ? 何か考え事?」 息子はそう言って、あたしの横に座った。 息子は軽く汗をかいていて、そばに座った息子の体から、ちょっとセックスの匂いがした。セックスをしたばかりなのがアリアリとしてる。 ジーナもカウチに座った。息子の向こう側に座って、あたしに軽く微笑んでいた。あたしがふたりのエッチを見ていたことを知ってる笑い顔。 「あ、ただ、パパが返ってきた時までに、ちゃんと全部用意できるかしらって思ってたの」 そう答えて、ちょっと息子のズボンに目を落とした。 どうしてもアソコに目が行ってしまう。息子を見ると、どうしても、ものすごく興奮してしまうから。もちろん、ジーナはあたしの視線に気がついていた。片手を息子の太ももに乗せたけど、息子のおちんちんがあると思われるところに、危ないほど近いところに手を置いた。はたから見れば何気ない無邪気な感じだったけど、あたしには分かっていた。ジーナは、ああすることであたしを焦らしているんだって。あたしは、振り切るようにして、息子の股間から目を離し、彼の顔を見た。 「大丈夫だよ、ママ。全部片付くよ。ママは、今日のためにずいぶん頑張って来たんだから、今はちょっと休むといいよ。ねえ、僕が手伝ってあげるから」 息子はそう言って、あたしの肩に腕を回し、肩を軽く揉んでくれた。 「ありがとう、トミー。思いやりがあるのね」 あたしはそう言って微笑み、肩を揉まれるままになった。 「それで? 二階ではジーナとふたりでたのしんだの?」 と何気なく訊いた。 息子は少し顔を赤らめ、ジーナはにっこりと笑った。 「ええ、すごく! あなたの息子さん、すごく才能あるわ」 「ジーナぁぁぁ!」 息子はちょっと恥ずかしそうに茶化して叫んだけど、肩もみはやめなかった。 ジーナは何気なく手を息子の股間の上に置いた。絶対、あそこに息子のおちんちんがあるはず。彼女はそうしながら、ずっとあたしを見続けていた。 その挑発的な態度を見て、あたしは緊張した。彼女、あたしの前だというのにあからさまに息子のあそこを愛撫しようとしている。 これは良くないこと。だけど、あたしはじっと座ったまま、息子に肩を揉まれるがままになっていた。しかも、視線はジーナの手に釘付けになったまま。 「あら、もちろんトミーはすごく才能あるわよ。女性の扱いには問題ないと思ってるわ」 と、まるで息子がいるのを無視して言った。 「ジーナ、何をしてる?」 と息子は肩もみを続けながら、呟き声でジーナに訊いた。 ジーナは、目をあたしに向けたまま、今やあからさまに半ズボンの上から息子のおちんちんを擦っていた。そのおちんちん、みるみる大きくなっているのが見えた! 半ズボンの生地の下、もう、くっきりと輪郭が見えていた。とても大きくて、先端のところが腰バンドの下から頭を出そうとしている。 あたしは思わず生唾を飲んだ。2階にはクリスティがいるし、あたしは息子のおちんちんを見たらひとたまりもない。この状態が続いたらとても危険なことになってしまう。 「ジーナ? そういうことをしちゃいけないんじゃ……」 大きくなってくる息子の勃起を見ながら、あたしは囁いた。 「どうして? トミーは、これ、大好きなのよ?」 息子は完全に勃起していた。苦しそうな息づかいになっている。半ズボンの中、先端から根元まで、はっきりと輪郭が浮かんでいた。それなのにジーナは息子のズボンをちょっと引きずり降ろし、腰バンドの中から頭のところを出してしまった。 あたしはゴクリと生唾を飲み、訴える目つきでジーナを見た。 「お願い、もうヤメテ」 なのにジーナはただ微笑むだけで、さらにズボンを引き下げた。
その後、あたしは眠ってしまったみたい。気がついたら、もう午後5時になっていた。おっぱいが張っていて痛くなっていたし、あっちの方は朝立ち(だと思うけど)をしてて、そっちも痛いほど。 分かってるわよ。とんでもなく変なことを言ってる。でも、これが事実なの。前のまま、あたしは素っ裸だった(ウェンディが慌てていた時、服を拾ったけど、そのまま眠り込んでしまって、服は床に落としたままになっていた)。 目が覚めた後も、あたしとウェンディの間に起きた出来事を考えた。不思議な感じだった。どっちが先に誘いかけたんだっけ? ふたりともソノ気だった? さっき、ウェンディの中に入ったとき、どう感じたかを思い返した。どっちが先に誘ったかや、ふたりともソノ気だったか、答えが分からなかったし、どうでもよいような気がした。それより、彼女とつながったときの信じられないほどスゴイ快感が上回っていた。本当に問うべき質問は、あの時感じた快感は、いま、どういう意味を持つのかということ。セックスしてしまう前は、ウェンディにとても近づけたと感じていた。とうとう、本当の親友になれたかもと感じていた。ようやく、お互いを飲み込める関係になれたと。でも、その関係にセックスが加わってしまい、始まったばかりの友情関係を、どういう形か分からないけど、台無しにしてしまったのではないかと感じた。このことについてウェンディと話しをしたかった。あたしは、ふたりの友情関係を何もかも台無しにしたわけじゃないはず。それを彼女と確認したい。 でも、彼女と話し合う前に、どうしても、しなくちゃいけない気持ちだった。何かというと、おっぱいとおちんちん。おっぱいは張って痛くなってたし、おちんちんの方もビクッビクッって跳ねていた(これ、勃起してない時より、勃起してる時の方が長いみたい!)。 部屋の中を見渡して、あの大きなカップを見つけた。あたしが初めてお乳を絞り出した時に使ったカップ。ウェンディが使った後、あたしの部屋に持ってきてくれたんだと思う。あのカップ、まさに、うってつけの道具だった。 起き上がってベッドから出た。動くたびにおちんちんが跳ね動くし、おっぱいもぶるぶる揺れた。カップを取った。何をするか、ちゃんと分かってる。カップを机に持っていき、その上に置く。そして、少し腰をかがめて、最初のおっぱいがカップのところに来るようにする。そして絞り出す。白くて温かい液体が体から出て行く。この感覚は、もう、真新しい感覚じゃない。もう数回はしてるから。だけど、だからと言って、この気持ちが薄れることはない。最初の時と同じ、気持ちいい。 これって耳穴を掻くときの気持ちよさと同じ? 違う。カラダから何かを出すときの気持ちよさ。でも、おちんちんからアレを出すときのとも違う。 「ああ、ウェンディ」 お乳を絞り出しながら、どういうわけか、彼女の名前を呼んでいた。カップには、白くて濃い液体がどんどん溜まっている。前にやったときより、速くできるようになっていた。でも、速いからと言って乱暴なわけじゃなくて、前より優しくできている。前ほど、おっぱいが痛くなったりはしないけど、所要時間は短くなった感じ。 絞り出しながら、体の奥の方から、オーガズムが徐々に満ちてきてる感じだった。 最初のおっぱいが空になったときには、140ccくらい溜まっていた。素早くもう一方のおっぱいにスイッチする。 ふたつ目のおっぱいを絞りながら、下の方に目を向けた。すごい格好をしてる! 膝を曲げて、がに股になっておっぱいを絞ってるなんて! しかも、脚の間には大きなおちんちんがあって、完全に勃起してる。その先端からは透明な液が染み出ていて、ぽたぽた、床に落ちている。 先端のヘルメットみたいなところは皮膚がパンパンに腫れていて、プレカムでテカテカになっていた。あんまり硬くなってるので、今にも爆発しそうになっている。 そこに触ったらどんな感じがするんだろうとは思ったけど、今は、手を触れないことにした。ちょっとでも触ったら爆発してしまうんじゃないかと恐れたから。今はおっぱいを絞ることに集中すること。 ギュっ、ギュっと規則正しく絞る。おっぱいの絞る手触りも気持ちいいし、絞られて、びゅっ、びゅっと出て行くときも気持ちいい。ジェット噴流のように白いミルクが発射されて、ミルクがカップの側面に当たって弾ける。絞るたびに思わず、エッチな喘ぎ声が出てしまう。カラダがひとりでに揺れている。 最後にちょっと強く握って、最後の一滴まで絞り出した。その最後の絞り出しをしてる時、体の中の緊張が、耐えられないほどの高みに達してる気がした。思わず叫びだしそうになって、下唇を噛んで何とか堪えた。 これ、男の人とエッチしてる時に、されたら、どうなってしまうのだろうと思った。セックスとは別の種類のオーガズム。それがセックスのオーガズムと同時に与えられたら、気が狂ってしまうんじゃ? 意識が飛んでしまう前に、何とかカップを掴んで、今度は脚の間に持って行った。おちんちんの真下。 カラダ中で、今にもストレスが爆発しそうになっていたし、目の前にもモヤが掛かったみたいになっていて、意識が危なくなっていた。 感じてることはひとつだけ。体の中、熱が湧き上がって来てて、放出を求める絶え間ない圧力が強烈に襲い掛かって来てること。特におちんちんから、その熱と圧力が襲い掛かってくる。 ああ、あたし、知らないうちに自分でしごき始めていたんだ。ようやくそれに気づいたけど、気づいたときには、意識自体がくたくたになっていて、ただ、おちんちんから出たジェット噴流がミルクが入ったカップに注ぎ込まれる音だけが、かろうじて聞こえていた。そして、射精が最後の噴射をカップに撃ちだした。あたしは何とかしてカップを机に置いた。 ちゃんとカップを机に置けて、運が良かったと思う。というのも、もう立っていることすらできないくらいにくたくたになってしまい、カップを机に置いた後、そのまま、床にへたり込んでしまい、そのすぐ後に、意識も飛んでしまったのだった。 多分、射精の間、ずっと息を止めていたのだろうと思う。強烈なオーガズムのせいで、息ができなくなっていたのだと思う。酸欠状態になっていた。 あたしは何回か深呼吸をして、意識がまともになるまで呼吸を繰り返した。ずいぶん時間がかかったけど、ようやく、落ち着き、立ち上がった。疲れ切ってるなあとは思ったけど、これほど清々しい気持ちになったのは久しぶりだった。股間に目をやると、おちんちんはおとなしくなっていた。少なくとも今は、すっかり満足した気分。 でも、その時、思い出した。あのミルク! 何に憑りつかれてしまったのか、あたしは、射精するとき、あのカップの中にしてしまったのだった。多分、オーガズムが差し迫った状態になってたとき、少なくとも部屋を汚さないようにしたいと思ったのだろう。でも、部屋は汚れなかったけれど、あのミルクはどうなったのだろう。 少し好奇心もあって、あのカップの中を見てみた。母乳と精液が見えた。分離してるけど、混じってるのも確か。すごくたくさんあった。400ccはある。ずっしり重い。 顔を近づけ、匂いを嗅いでみた。ミルクの甘い香りがしたけど、同時に、どこかムッとするような強い匂いも混じっていた。精液の匂いだ。
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