Talent is not enough 「才能では足りない」
「大丈夫か? ちょっと集中してないように見えるが」
「大丈夫。たぶん」
「どういうことだ? 大丈夫じゃないと言ってるように聞こえるが」
「ちょっと考えていただけ」
「そいつは良い兆候じゃないな」
「笑える返答ね。でも、マジな話、これって、とてつもない間違いじゃないかって感覚がぬぐえないだけ。というか、誰かが、本当のことを暴露するかもって」
「間違いなんかじゃない。お前も分かってるはず。お前の最初のシングルは大ヒットだったし、すべてが、次回作はさらに良くなると示していた。お前はスターなんだよ、何もかもこれから良くなるばかりなんだ」
「分かってる。ただ……みんなが、このペルソナが何もかもウソだったと察したらどうなるんだろうと思って。あたしがこれをしてる理由が、ひとえに、男性歌手だとまったく吸引力を持てないからだと知ったら? なんて言うか、そうなったら、みんな、あたしのことに魅力を感じないと思わない?」
「いや、思わない。名声なんて変なもんだ。ファンなんて変な奴らだ。ファンなんて、いったん、お前のことが好きと思ったら、お前がどんなことをやっても、それを受け入れるんだよ。ファンが受け入れられないことが出てきたら、今度は、それは本当のことじゃないと思い込むものだ。とんでもないことをしでかした有名人がいっぱいいるだろ、そいつらを見てみろよ。ひどく選択を間違った有名人たちを見てみろよ。その大半が、そこそこ以上の活躍をしているんだ。そしてお前もそうなるって」
「本当にそう思う?」
「そんなの事実だ。お前は愛らしい。お前には才能がある。そして、お前は生まれつきのパフォーマーだ」
「あ、あたし……ありがとう。本当に。あなたがいなかったら、どうしていいか分からなかったわ」
「まあ、お前は、まだ、ユーチューブでフォロワー100人くらいで留まっている。まあ、それはそれでいいんだが。ともあれ俺はお前のマネジャーだ。これが俺の仕事だ」
「それでも、ありがとう。本当にありがとう」
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A Bit of Sacrifice Goes a Long Way 「小さな犠牲が大きな結果を生むことになる」
「ねえ、これ本気でするのかなあ、僕たち?」
「もちろん。あなたもこの話に乗ってると思っていたけど?」
「うん、乗ってる。というか、乗ったと思っていた。ただ……もっと良い方法があるはずだと思うんだけど。そうじゃない? 君の友達はどうだろう? 君の友達の中に、ひとりはこういうことをしそうな人がいるのは確かだと思うんだけど。それなら全然、気まずいことにはならないだろうって思うんだ」
「もう言ったでしょ? 彼は特にあなたを求めているの。彼は、去年のハロウィーンでのあなたのあの写真を見て、あなたのことをトランスジェンダーだと思ったわけ。彼はその手の人が好みだから。そんなわけで彼は母親に頼んだわけ。それでもって、彼の母親はあたしにあなたと彼の間を取り持つように頼んできたの。これがあたしの仕事についてどういうことを意味するか、あなたにも分かるでしょう? 彼の母親は、あたしの上司の上司なの。これがうまくいったら、あたしがずっと求めてきた大きなブレイクになるかもしれないのよ。で、そのためには、あなたがあの男と2,3回デートするだけでいいの」
「分かってるよ。でも、レオのことは僕も知っているんだ。ある程度ね。あいつは、女の子について、とてつもなく妄想を抱いてるタイプなんだよ」
「だからって、何か変わる? 変わらないでしょ? あなたは、これをやるって言ったわ。その交換条件として、あなたはこの1年間、あたしと一緒に一切負担なしに暮らせると。頭ごなしに何もかも決めつけてくる両親のことを、もう気にしなくてもいい。あなたも大人でしょ、ジェス。今は、あなたも一人前の大人らしく生きることができるのよ。それに必要なことは、ほんの小さな犠牲だけ」
「でも、もし彼が……分かるだろ?……もし彼が何かしようとしてきたら、僕はどうしたらいいんだ? もし、キスしようとしてきたら? それとも、もっと悪いことになったら……」
「それはあなた次第よ。あたしは、昇進できるまで、彼と付き合ってもらえれば、それでいいの。あるいは彼があなたに飽きるまででもいいわ。だから、どうなろうとも、それさえ実現すれば、それでいいのよ」
「あまり良さそうなことにはならない感じだ」
「あのねえ、女はこの手の犠牲をいつも払ってるの。それとは別に、あなたも、これを気にいるようになるかもしれないじゃない? 実際、あなたはずっと前から、ハロウィーンや集まりには女装していくのを楽しんできたじゃない。あなたが何か隠し事をしてるのか知らないけど、この機会は、あなたのそういう気持ちを深堀りしてみる機会になるかもしれないわよ? 楽しめばいいの。自分を解放して」
「あのね、ぼ、僕は違うよ……ゲイとかトランスとかじゃないよ。それは言ったはずだよ」
「確かに。そうね。そう言ってたわね。でも、今は、ドレスを着て、男とのデートに行こうとしてる。だから……ひょっとすると、あなたの中に、ちょっとだけそういう側面が隠れているのかもね? まあ、いろいろ考えてみるためのきっかけということで」
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A Necessary Task 「しなくちゃいけないこと」
「男がセックスした後で、その相手の人が見せてくれたらいいなあと思うような表情をしていないけど? どうしたの?」
「別に。ちょっと考え事をしていただけ」
「どんな?」
「来週のことについて」
「ああ。そうだな。君が気にするだろうと思っていたよ。気休めになればいいんだけど、その場には僕もずっと君と一緒にいるから」
「それで事態がよくなるかどうか、分からないわ。あたしの両親は、あたしがトランスジェンダーだと知って、すでに腹を立てているもの。そんなところに彼氏を連れて行ったら、たぶん、事態はもっとややこしくなると思う」
「じゃあ、僕は行かないほうがいい?」
「いえ、来てほしいわ。ただ、どうなるか怖いだけ。どうしてみんな、人が男か女かにあんなにこだわるのか、あたしには分からない。あたしは前と同じ人間なのに」
「そうだね。僕に、君の心配をやわらげることができたらいいんだけど。僕に、君のご両親が理解して、僕たちを受け入れてもらえるように変えられたらいいんだけど」
「あなたにはそれはできないわ。というか、誰にもできない。だから、あたしはこのことをこんなに長く延期してきたの。両親が何をするか分かってる。どんな反応をするかも分かってる。そして、あたしはそういうことをじっと耐え忍ぶだろうと。でも、そうしながら、理由もなく自分自身を痛めつけるような気になるの」
「じゃあ、行くなよ。メールを送るとかで済ましてしまえよ」
「そんなことをしたら、もっと悪くなるのは分かってるでしょ?」
「ああ、たぶん……」
「いつかはしなくちゃいけないことだとは自分でも分かってるの。ただ、その気になれないだけ」
「でも、少なくとも、僕と一緒に立ち向かえるんじゃないか? そうだろ? それに、ご両親が君がビックリするような反応を示すってこともあるかもしれないじゃないか」
「もしかしてね。でも、それはないと思う。いやマジで、それだけはありえないと」
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The Bright Side 「明るい面」
「そんな目で見ないでくれる? あたしには選択の余地がなかったの。知っているでしょ?」
「分かってる。ああ、分かっているよ(God, I know.)」
「ここではその言葉は使わないわね。GodじゃなくてGoddessて言うの。知ってるでしょ、そのわけは……」
「そんなことはどうでもいいよ。ただ、できたら……よく分からないけど……他の道はなかったのかなあ? 君には有能な弁護士がついていたと思ってたんだけど」
「あたしもそう思っていたわ。でも、あの判事よ! あの女判事があたしの男性弁護士を一瞥するのを見ただけで、あの判事が憎悪を抱いてるのが分かったわ。まさに、あの場で、あの瞬間に、あの女判事はあたしの女王様の味方をする判定を決めたも同然。こっちの論証に耳を傾けもしなかった。あたしとあたしの弁護士、男がふたりいるという点にだけ注意を向けていた」
「それで、これが条件だったと」
「そう。完全な女体化。実際、ある意味、運がよかったのかも」
「運がよかったようには見えないけど」
「あの判事は、ミソジニーの罪で有罪にすることもできたのよ。判事自身はそうしたかったんだけど、あたしの女王様があたしのことを釈放するように説得したの。あたしのことは自分で管理するからと。あたしの身分を下げるという条件でね」
「どのくらいの期間?」
「5年間。それが終われば、再び市民権を回復する手続きに入れる。女性としてね。それでも……あの囚人労働キャンプに送り込まれるよりはマシじゃない? ああいう場で何が起きるかは、分かっているでしょ?」
「ニュースで見たことがあるよ」
「でも、一番悪いことが何か分かる? そもそも、離婚の手続きをしたのはあたしのほうだったの。彼女はあたしに隠れて浮気をしていた。その点だけでも、あたしに有利になると思っていたのに。現実は、そうじゃなかったみたいね」
「この世の中、もはや、そういうふうには動いていないよ。最近は、男であるというだけで罪があるように思われている」
「まあ、その点については、あたしは、もうあまりグダグダ考えないようにしているの。あと4年。そうしたらあたしは自由な女になれる。その時は、たぶん、前よりずっと楽しくなるんじゃないかなって」
「そ、そうなるといいね」
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The Con 「詐欺」
「どうしたの? おじけづいた?」
「いや。というか、ちょっとかな? 分からない。ただ、今回のこと何もかも、ますますコントロールが効かなくなってきているような気がして」
「そういうふうに思う気持ちは分かるよ。でも、これは大成功しそうなのよ。もっと言えば、あたしたちが期待していた以上の結果になりそうなの。これまでやってきた詐欺の中でも一番になるわよ」
「君がそう言うのは簡単だよ。僕と違って、君は、実際にこんなに犠牲を払ったわけじゃないんだから」
「ええ? あたしが犠牲を払っていないですって? これまでもそうだったけど、あたしとあなたはずっと一緒にやってきたでしょ。あなたが女に変わるのを見て、あたしが喜んでいたとでも思うの? そんなわけないじゃない。今回の件は、あたしたちが必要としているモノを手に入れるためだと、そう思って仕方なく受け入れているのよ、あたしは」
「君はバイセクシュアルなんだとばかり思っていた」
「いえ、あたしはバイよ。もちろん。そして、あたしは、新しいあなたのことも愛している和」
「じゃあ、どこが君にとって犠牲なんだ?」
「なんですって? よくそんなことが言えるわねえ? あたしだって、時々、あなたが単に肉体が変わっただけ以上になっているんじゃないかって思っているのよ。あなた、あそこの穴が、ちょっと気持ちよくなってきてるでしょ? そうじゃない?」
「ええ!? そんなことないよ!」
「いいの、いいの。それは理解できると思っているから。彼とデートする。彼とセックスをする。そして彼と結婚する。彼は大金持ちでハンサム。そうよね? どんな女も、彼のような男をゲットしたら死ぬほど嬉しいと思うでしょうね。だけど、そんな女たちにとって残念だったことは、彼はトランスジェンダーの男の娘に惹かれる人だったということ。そうでなかったら、あたし自身が彼に言い寄るのにねえ」
「僕は彼にそんな気持ちはないよ。これはただの仕事なんだ。彼と結婚して、離婚しても遺産の半分を得られるだけの期間、夫婦でいられたら、すぐに僕は姿を消す。振り返ることもなし。そうして僕は本当の自分に戻ることができるんだ」
「その通りになるといいわね」
「も、もちろんさ。ちゃんとわかってるよ」
「よろしい。じゃあ、もう、服を着て、一緒にドレスの買い物に出かけましょう。あなたの結婚式の日には、あなたにはプリンセスのように見えてほしいから」
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Sabbatical 「サバティカル」
「これって、僕がサバティカルを取りたいといった時に思っていたこととは全然違うんだが」
「え、そうなの? この2か月ほど、ずいぶんくつろいでいたように思っていたけど? ヌーディストのことが気になってるの? あなた、いつもちょっと恥ずかしがり屋っぽく見えていたから」
「それじゃないけど……いや、確かにそれもあるけど。でも、問題は、この変化なんだと分かってほしいよ。というか、今の僕は、どう見ても、女性にしか見えない」
「ここにいる他の男性もみんな同じでしょ? それこそ、このリゾート地の重要な点じゃないの?」
「今は、それは分かっているよ。でも、ここに来る前に、そのことを知っていたら……」
「その場合でも、ここに来たでしょうね。だって、あたしが望んだことだから。それに、自分の姿をよく見てみて? あなた、今までなかったくらい、くつろいでいるように見えるわよ。それに、あなたも楽しんでいないみたいな振る舞いをするのはやめない? そんなわけないって、あなたもあたしも分かってることでしょ?」
「僕はただ、この気持ち悪い状況でも、最大限に良いことを得ようとしてるだけだよ。それだけ」
「そうでしょう、そうでしょう。同じことを今夜も言ってくれる? あたしがストラップオンをつけてあなたの後ろの位置についた時に言ってくれる? 昨日の夜、あなたが言ったことは何だっけ? あたしに、してほしいって言ってたわよね?……ふしだらな女だと思って犯してって。違う?」
「ああ……でも、それは……」
「恥に思うことはないのよ。あたしは、あなたが今はこういう風になっているのをすごく喜んでいるんだから」
「でも、これが終わって地元に戻った後はどうなる? この変化は元に戻せないのか?」
「元に戻したいの? あたしが理解している範囲で言えば、あなたにはどちらの道もあるわ。元に戻るとしたら、そうでない場合よりちょっとおカネがかかるけど……まあ、本当に戻したいのなら、だけど。……ともあれ、元に戻すことができるのは確か。で、それを本当に望んでいるの?」
「ちょ、ちょっと……よく分からない……」
「まあ、ここを離れるまであとひと月はあるわ。それまでに考えれば」
「あ、ああ。君の言うとおりだね。きっと全部、良い結果になるよね」
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A Role Model 「お手本」
「あいつだぜ!」 ジェフがパソコンのモニターを突きながら言った。「あの顔に見覚えないなんて言うなよな!」
「こんなデカいおっぱいと並んでたら、顔の細かいところになんか目がいかねえよ」とアーロンが答えた。「最後に会った時には、コーチのムーアはこんな胸してなかったぜ」
「お前に言ったよな? 俺の姉貴がムーアコーチの元妻と同じ高級服の店に通ってるって」ジェフは目をむいた。「コーチは、トレント・カートマンの母親と一緒にいるところを見つかって、クビになった。覚えているだろ?」
「ああ、もちろん。上にいるヤツが下の人間を利用する、絵にかいたような話だったな」とアーロンが答えた。
「だよな。ムーアの奥さんは、ムーアコーチが首になった理由を知って、コーチと離婚した。大騒動だったぜ」
「みんな知ってることだ」
「まあな。だが、その後、ふたりがよりを戻したってのは、みんなが知ってることかな? よりを戻したんだが、それには条件があったんだ」とジェフは続けた。「別れた奥さんは、コーチに女の格好をするとか何とかを要求したんだ」
「あのムーアコーチだぜ? 俺たち、あのコーチについて話してるんだよな? あのコーチが女の格好をするなんて、そんなのありえねえだろ?」 アーロンにとって、「ありえない」という言葉だけでは、とても足りないのだった。
「だが、コーチはそれに従ったんだよ」とジェフが言った。「俺の姉貴が写真を見たんだ。ムーア夫人は自慢していたって姉貴が言っていた。ムーアの奥さん、知っている人みんなに、写真を見せたようだぜ。だが、その後、そのムーア夫人が予想もしていなかったことが起きたんだ」
「何が起きたんだ?」
「コーチは、女の格好をするのを好きになるところまで行ってしまったということさ」とジェフはニヤニヤしながら言った。「そして、その後は、すっかりハマってしまったと。知ってるよな、ホルモンとか手術とか、いろいろ。さらには、他の男たちとも……分るよな? そんな頃、コーチの奥さんは、コーチに仕事をさせることにしたわけだ。オンラインや何やらでの仕事。アダムの従妹の……シルビアかな…みたいな仕事だ」
「Onlyfansのことか?」 (訳注:有料会員制のネット・サービス。アダルト関係が大半)
「ああ、それだ。それからあっという間に、ムーアコーチはデスティニー・ダイアモンドになったわけさ。すべておっぴろげのシーメール・ポルノスターだ」 そうジェフは言い、画面を指さした。「まさに、それがこれ」
「うわあぁ」
「ああ。コーチにできるなら、俺たちにもできるよな? つか、俺のほうがコーチよりもずっと可愛いし……それで、俺とお前のふたりで組んだら……」
「お、俺も……乗るぜ」とアーロンが言った。「全面的に乗った」
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Justice or Vengence 「正義か復讐か」
「わーぉ。みんな、こんなに素晴らしくなるなんて、まだ信じられないわ。それに、みんな、あたしたちが何をしたか分かっていないのよね? 信じていい?」
「あたしは確信してるわよ。少なくともトミーは確か。たぶん、タニヤもね。彼、こうなることを生まれてからずっと望んでいたって本気で思い込んでるもの」
「トランスジェンダーのMILF(A href="http://ashediamonds.blog.2nt.com/blog-date-20130921.html" target="blank_">参考</a>ポルノスターになるってことを? だったら、メンタル面でのかなり真剣なエクスサイズが必要になるんじゃないかしら」
「それとも、極度に強力な催眠とサブリミナルの条件付けかもね。その両方とも、あの人たち全員、経験してきているけどね。あなたのご主人も含めて」
「でも、あたしたちまっとうなことをしていると思う?」
「なに言ってんのよ? 正しいことか悪いことか? あの3人は、釣りに行くと偽って、娼婦たちと部屋にこもってヤリまくっていたバカたちなのよ? あたしたちがあいつらに何をしようとも、当然の報いよ」
「あの人たちからアイデンティティを奪うことになっても?」
「そのアイデンティティとやらが、売春婦アサリをするバカどもっていうことなら、その通り。だって、あいつら、その通りの人間じゃないの。良薬は口に苦しってのを味わってほしいわけ。適切な時期が来たら、条件付けを全部解除してやるつもり。あいつら、自分に何が起きたかはっきり分かるようにね。サーシャ、あんたも、あたしたちと同じ船に乗ってると思ってたけど?」
「え…ええ。ただ、何か残酷だなって思って…」
「あいつらがあたしたちにしたことの方がずっと残酷だわよ。これは正義による当然の報い」
「というか、復讐って側面が大きい感じだけど」
「何か大きな違いがあるような言い方ね? でも、どうでもいいわ。別にあんたに自己弁護する気はないもの。あんたが手を引こうっていうなら、それもいいでしょ。でも、あたしとララは計画を最後までやり通すつもり。あんたが加わろうと抜けようと」
「いや、抜けるつもりはないよ。ただ、そういう疑念はあったとしておくべきだと思っただけ」
「分かった。あんたはあんたが疑念を持っていたことについて質問をした。以上。で、これからは、あなたは、あたしたちの良心の代表みたいな顔をするのはやめてくれる? あなたは、あたしたちと同じく罪深いということ。それは忘れないでね」
「う、うん……」
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Trained 「トレーニング済み」
「ふぅー! いい運動だった! トレッドミル、使う?」
「うっ……」
「どこをじろじろ見てるの? あ、髪の毛のこと? 分かる、分かる。気まぐれで伸ばすことにしたんだ。分かるかなあ、ロックの人みたいな感じになろうかなって思って。かっこいいでしょ? ちょっと時代遅れっぽいかもしれないけど、でも……まあ、どうでもいいけどね。僕は気に入っているんだ」
「あ、いや……髪のことじゃないんだ」
「え? ちょっと待って。お化粧のことかな? もちろん、僕、お化粧しているよ。僕はいつも忘れてしまうんだ。人の中には、男がお化粧することに変なわだかまりを持っている人がいるってことを。まあ、ちょっとアイラインつけると目が際立って見えると思って。それとも、なんでファウンデーションと口紅を付けてるんだって訊きたいのかな? 確かに、そこはちょっとやりすぎたかなって思う。僕のトレーナのマイクに勧められたんだよ。エクササイズするときに限らず、それ以外の時にもお化粧した方がいいよってね。ひとつのライフスタイルなんだよ。やる価値があることがあったら、それは全面的にやり通す価値があるんだ」
「え、何? 君のトレーナー? 彼に言われて?……というか……君が何も身に付けずに運動しているのは、彼に言われてなのか?」
「分かった? ええ、その通り。彼によると、僕は何にも邪魔されない状態でエクササイズする必要があるんだって。彼、大昔の祖先たちはサーベルタイガーや毛むくじゃらのマンモスを狩りする時には、あえて何も着ずにしていたとか話をしてくれたよ。僕にはすべてが理解できたわけじゃなかったけど。でも、僕は彼を信頼しているんだ。それに、僕は、ちょっと裸になったくらいで目くじら立てるような気取った人間じゃないし」
「まあ、確かに……でも、でもだよ? その君の……その胸については?」
「ああ、胸筋へのインプラントのこと? 正直、僕もこれについては否定的な気持ちもあったよ。でも、マイクはしきりに勧めてくるんで、最後には僕も受け入れたんだ。で、結果だけど、やってよかったと思ってるんだ。今は、この胸が大好きなんだ。外に出かけるといつでも、みんながそこに視線を向けてくる感じ。マイクによると、それこそが究極的な目的なんだって。人に見られること。特に、他の男たちに視線を向けられることこそ重要だと」
「ちょっと待って。なんて言った?」
「いや、本当だよ。あなたがある男性にしきりと言い寄られたとしたら、それは、その男があなたに嫉妬していることを物語っている。そうだよね? 男に言い寄られるということは、その人が僕の魅力に嫉妬しているということなんだよ。まあ、言い寄ってきた人にお口で奉仕してあげるというところまではしてあげるけど。でも、アレはマイクとしかしないよ。心配してくれてありがとう。ある時、一度だけは別としてね。ただ、あの時はクラブに行っていたときで……まあ……どんなふうにコトが進んでしまうか、君にも分かるよね? ある時点で、誰か男にトゥワーク(<a href="http://ashediamonds.blog.2nt.com/blog-entry-582.html" target="blank_">参考</a>)していたら、気が付いたら、いつの間にかトイレに連れ込まれて輪姦の中心になっていた、って」
「ぼ、僕には……どう反応してよいか分からない」
「そういうものだということ。そう、マイクがいつも言っているよ。とにかく、トレーニングについては絶対、彼に相談してみるべきだよ。彼は奇跡を起こすんだ。そして、賭けてもいいけど、君にもすごい奇跡を起こすことができるって」
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Proud 「自慢」
「あなたのこと、とても自慢に思うわ」
「何? どうして?」
「だって……あなたは、自分のアレがどんだけ大きいかって、すごく自慢にしていたでしょ? あたし、覚えているもの。あなたは、アイデンティティのすべてをアレを中心に組み立てていた」
「なに言ってるの? そんなことしてなかったよ。ていうか、アレは気に入っていたけど、でも……」
「それに加えて、あなたがどれだけ男の中の男だったかも忘れないようにしておきましょうね。あなたは、まるで自分が万物への女神からの贈り物であるかのように、いつも堂々と威張って歩いていた。何時間もジムですごしていた。でも、何のために? 他の男が重いウェイトを持ち上げれば、それよりも重いウェイトを持ち上げて、他の男たちを圧倒する。そういうことを際限なくやり返して見せるため? げげっ! だから、あなたがそういうことを全部やめて、政府が命じた変化を受け入れてくれて、あたし、とても嬉しいの」
「あ…うう……なんて言っていいか分からない」
「何も言う必要はないわ。ただ、可愛らしい容姿でいればいいの。簡単でしょ? これこそ、以前より啓蒙が進んだ、この新しい世界で生きていて良かったことだもの。有害な男らしさなんか、もうない。おちんちんをぶらぶら揺らす人なんて、もういない。自然な立場に落ち着いた男たちだけ」
「ああ、オーケー……でも、服を着てもいい? 少なくとも、それだけは」
「規則のことは知ってるでしょ? 気温は20度を超えてるから、あなたは衣類を必要としないということ。明るい側面に目を向けて。あなたは隠さなくちゃいけないものなんて何もないってみたいなことなの。それに、大半の男たちも服を着ずに暮らしているわ。あたしたち女が何度も目にしてきたわけじゃないような代物なら別だけど、あなたのはそんなものじゃないんだから」
「確かに。多分。ただ、ちょっと考えてしまって……」
「まさにそれがあなたの問題。男は考え事をするべきじゃないの」
「あ、ああ……。君の言うとおりだね。もう、そういうことは……しないように頑張るよ」
「それでこそいい男。男はそうでなくっちゃ」
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A Good Show 「よい見世物」
「大丈夫だよ。君も分かってるだろ?」
「あ、あたし、よく分からないわ……もっといい方法があったはず。そうじゃない? この道しか選択肢がなかったはずがないわ」
「今さら後戻りするにはちょっと遅すぎるんだ」
「本当に? 分からない。あたしたち、一線を越えようとしてるような気がする。今夜の後は、アメリカ中の誰もがあたしたちを以前のような目で見なくなるような」
「君は、このショーがどれ程のものか、過大評価しているように思うよ。どのみち、このゴミのようなリアリティーショーを見るのは、一部の人たちだけなんだよ。今度のような、評価が定まっていない場合は、もっと少ない」
「そうじゃない場合も考えてもいいと思うけど」
「多分ね。でも、どっちにせよ、関係ないよ。今日のショーのために、半年もかけて準備してきたんだ。もう前の状態に戻ることはありえない」
「分かってるわ。でも、寂しい感じがしない? あたしは前はとても可愛いかった。あたしたちが世間に戻ったら、みんな、あたしのことを違った目で見るんじゃないかって、心配しているの」
「当然、みんな違った目で見るさ。胸の大きな可愛い女であることと、普通の男であることは、全然違うことだからね。君は素敵だよ。僕は君を愛している。でも、君も、これからは君を取り巻く世間が変わるということに慣れる必要があるよ。大きく変わるはず。これまでのように、世間から隔離されていたら、隠れるのは簡単だ。だけど……」
「分かってるわ。スタッフの人たちですら、今は違った目であたしを見るもの。あなたの場合も同じじゃない?」
「ああ。予想したより、気持ち悪い目で見てくる。でも、それはそれで構わない。それに見合うだけの褒美があるんだからね? 1000万ドルだよ。人生が一変するほどの金額だ」
「そうね。分かってるわ。ただ……良く分からないけど……。あなたが言った通り、もう後戻りはできないのよね? この状態でずっといることになる。だったら、このままで頑張って、お金をもらった方がいいわよね?」
「その意気だよ。さあ、気合を入れて。みんなに、よいショーを見せてあげなくちゃね」
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A Slight Misunderstanding 「わずかな誤解」
瞬きしながら目を開いた。意識が戻ってきたとたん、強烈な頭痛に襲われた。頭を抱えながらうなりつつ、体を起こした。「い、いったい何が……」
ベッドにいるという点を別にすれば、自分がどこにいるのか分からなかった。どうやってここに来たのかも記憶にない。さらに、体にヒリヒリする部分がある。それがどの部分かなど、口に出したくもないのだが。
「よろしい。やっと目が覚めたようね」と女性の声がした。その時になって初めて、この部屋には自分だけでないことに気がついた。電灯のすぐ後ろに青白い姿が揺らいで見えた。その女性は、一歩前に進み、見事な裸体を露わにした。「ようやく始めることができそう」
僕は何かつぶやいたが、言葉にならなかった。だが、自己弁護するようだけど、言葉に詰まったのは、僕が美しい女性の裸をあまり見たことがなかったからというわけではない。でも、脚の間に余分なものをつけている美女は見たことがなかった。それを凝視しないように努めたけれど、あまりにも場違いのモノに見え、どうしても目を向けてしまうのだった。
「あら? 気づいたのかしら? ……自分で決められることだったら、これ、取り除いていたと思うわ。でも、女王様は、これを気に入っているので、このまんまになっているの」
「こ、ここはどこなんだ? 何が起きたんだ?」 何とか問いを発することができた。
彼女はため息をついた。「あの人たち、使いすぎるだろうって思っていたのよねえ。短い返事はというと、今のあなたは奴隷だということ。その状態になれることね。逃げられないんだから。あたしもトライしたわよ。でも、数えきれないほど失敗の連続。行儀よくすること。そうすれば、丁寧に扱ってもらえるわよ。行儀悪くしたら、みっちりお仕置きされる。分かった?」
「奴隷?」
「その通り。何が起きたかまだ思い出せない様子のようだから、思い出す手助けをしてあげましょう。あなたは女装をしていた。そうでしょ?」
「あ…、あれは……どっちかというと、遊びのようなものだと思うけど…」 少しずつ記憶がはっきりしてきた。「単に、イベントの会合で、余興として……」
「あら? じゃあ、習慣的にやっていたことじゃなかったの? それは、運が悪かったわね。でも、あなたがどうしてここに連れてこられたかは、どのみち、あんまり関係ないわ。重要な点は、あなたが逃げなかったということ。ご主人様も女王様も、おふたりの妄想にピンとくる女装者を誘拐して、その人が本当のところは昔からずっと求めていた肉体を備えてあげるの。実際、そんなに悪いことはないわよ。あたしだって、こんな体になれるなんて夢にも見たことなかったもの。ねえ、あたしの体、ちゃんと見てみて」
「その人たちは、僕を女に変えるだろうって言っているのか? 君みたいに?」
「ええ、あなたはブルネットだけどもね。でも、確かにそう」
「ぼ、僕はいやだ……」
「あなたがどう思おうが関係ないわ」と彼女はきっぱり断言した。「今のあなたは所有物なの。それを避けることはできないの。だから、そういう状態を最大限に利用するのよ。それに、先のことなんて、誰にも分からないでしょ? ひょっとすると、あなたも、あたしたちと同じくらい、女になるのを楽しむようになるかもしれないんだから」
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Consensual consent 「同意のもとでの不同意」
ベッドの上、くねり続けるけど、両手の縛りは全然ほどけない。彼女は僕の上にそびえ立ち、見下ろした。「大丈夫? そんなにキツクないでしょ?」
下唇を噛んで頭を左右に振った。「大丈夫…」 そうはつぶやいたけど、すでに、自分のフェチを実現しようなんて、するんじゃなかったと後悔していた。同意のもとでの不同意。そういう言葉で呼ばれている。いつでも、セーフワードを言えばやめさせることができるのは分かっているけど、他人の気持ちにすべてを委ねることがこんなに気持ちいいとは知らなかった。自分がただのモノになること。他人に使われ、彼が私を使い終わったら、私は捨てられるだけ。そうなることの気持ちよさったら他にない。この頭がくらくらするような気持ち。どうしても、この気持ちに浸りたい気持ちでいっぱい。
それはそうだけど、この後どうなるかは予測がつかなかった。こういう形でセックスするのには同意したけど、だからと言って、他の人、もちろん男だけど、その人をこういう形に持ち込むことに私が完全に納得しているわけではない。とりわけ、僕に自分の服を着るように言い、お化粧を教えくれ、金髪のウィッグをかぶるように言ったのは彼女なんだけど。僕も納得したし。それに、実際、いいルックスになっていた。予想していたよりずっと女っぽい。彼女が誰を連れてくるにせよ、その男性は僕のことを、トランスジェンダーとは思わないまでも、ずっと前から日常的に女装している人だと思うと思う。
そういうことについてどう考えるべきか、僕にはわからなかったし、それについてじっくり考える余裕もなかった。それというのも、考えていたところに、突然、仮面をつけた男性が入ってきたから。大きな体をした人だった。明らかに僕より背が高く、体重で言えば、僕の2倍はありそう。そのズボンの前にできていた盛り上がりもはっきり認識できていた。それを見て知らぬうちに腰をくねらせていた。なんか居心地が悪い。おなかのあたりでゾワゾワする感じがした。
彼は、「おや、おや、おや、おや…」と言いながら私のショートパンツに手を伸ばし、ボタンをはずした。そして、一気に引き下ろして、私の小さなアレを露わにした。私のアレは、小さいけど最大限に勃起していた。「おや、おや、これは、これは! またも男オンナか? まあ、俺のお好みだけどな!」
そう言うなり、彼は私のパンツをはぎ取り、放り投げた。体毛を剃ったつるつるの脚。そして、何秒も経たないうちに、彼は私の両足を広げた。
「こういうのどうするのかよく知らないんだけど……」 そう呟いた。
「大丈夫」と言いながら彼はズボンのチャックを降ろした。「俺はちゃんと分かってるから、お前のことも含めてな」
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Fine 「そこそこ」
「ほらぁ、顔についたスペルマをぬぐって、笑って!」 元妻のジーナが叫んだ。今は私のマネジャーをしている。「これは大事な仕事なのよ、レイシー。すごく大事なの」
その言葉に反論するなんてできなかった。なんだかんだ言っても、以前の私は、ポルノでセックスシーンを演ずるなんて、たった1回でも考えてもいなかったのだから。ましてや100回近く演ずることになるなんて。だけど、この3か月ずっと忙しかったし、さらに今後もたくさん予定されている。
この日の相手役はディック・ピストン。彼からティシュをもらって、顔についた彼のザーメンをぬぐった。熱いシャワーを長々と浴びるまでは、本当にきれいになったとは感じないけど、今となっては、乾き始めた精液のべとべとした感触にもずいぶん慣れていた。実際、ポルノの仕事を始める前からすでに、この感触には慣れていた。
言われた通りに笑顔を見せた。そしてディックがそばに寄ってきたのを受け、ジーナはスマホで写真を撮った。「あなたのこと、とても自慢に思うわよ。この次の契約はすごいことになるはず」
「そうなるといいわね」 と私は答えた。
普通の生活を送る希望は、もうずっと前にあきらめていた。今の私はポルノスター。それを変えたいと思っても、変わらないだろう。自分でベッドを用意した以上、そのベッドで寝るのは当然。それでも、しょっちゅう頭に浮かんでくる。かつての私が、将来どんなことが待ち受けているかを知ったなら、何と言うだろうかと。
最初の反応は驚きだったはず。何と言っても、当時の私はパンティを履いたこともなく、ましてや女性になるなんて考えたこともなかったのだから。大きな間違いを2,3回。悪い決断を2回ほど。加えて、私を女性化の道へと進ませ続けた妻の存在。それらが相まって、すべてが変わってしまった。私は変わってしまった。ちょっと「小さい」と思われる側ではあれ、普通と言えた会計士から、豊かな乳房を誇る美しい女性に変身してしまったのだ。
そして、ジーナも、私の新たな女性性を元手にちょっと金儲けをする計画を立てた。最初は、ソロで行うウェブカムのショー。でも、彼女がそれに「ゲストスター」という要素を加えた後は、急速にポルノ業界の仕事に変貌してしまった。そして、今や、100以上もセックスシーンを経験し、私は事実上、誰もが知る存在になっている。少なくとも、トランスジェンダーのポルノ女優というジャンルに限ればの話だけれども。
でも、それに対して私はどんなふうに感じていたのだろう?
正直、自分でもわからない。楽しんでなかったと言ったらウソになるだろう。強く逞しい男性に腰をつかまれ、やりたい放題に犯される。それには、何か魅力的な感じがある。それを思っただけでゾクゾクしてくる。でも、もしやり直す機会があったら、まったく同じ道を選んだだろうと言ったら、それもウソになると思う。私は、最初からずっと女性でいたわけだけど、それは、自分から熱心にそれを求めたというより、不承不承、受け入れてきたことと言ったほうが正しい。
だからと言って、今の自分の気持ちが変わるわけではない。もう後戻りはできないし、正直に言えば、今の自分で、そこそこいいなと思っている。熱心にというわけじゃないけど、いつの日か、本当の幸せが訪れるといいなと期待している。でもそれまでは、そこそこいい生活だなと思うことが、自分にできる最善なことなのじゃないかと思っている。
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Summer fun 「夏の楽しみ」
「そこにいるのは分かってるわよ、アダム」 そう言ったとたん、隣の家の茂みがゴソゴソなる音がはっきりと聞こえた。そして、その後、何秒か静まり返る。あたしはさらに続けた。「フェンスの後ろから出てきてもいいのよ?」
ちょっとした後、若者が、即席に作った隠れ場所から姿を現した。もちろん、あたしは彼を知っている。もう何年もお隣同士なわけだから。以前は、年齢差にもかかわらず、あたしたちは友達だった。あたしが大学に行って2年ぶりに実家に戻ってからは話しをしていなかったが、彼の姿は目にしていた。そして、自白してしまうと、あたしは、彼の姿形が気に入っていた。
背が高く、肩幅が広く、男らしい顎。どこから見ても、アメフトのクオータバック選手でプロムキングそのもの。実際そうだったけど。運が良いことに……というか、少なくともあたしが期待したことだけど……彼は今は18歳になっていた。しかも、茂みで股間を隠してる様子から判断するに、彼はあたしにとても興味を持っている様子。
「あたしのことスパイしなくてもいいのよ。分かってると思うけど。好きな時いつでも、見たいだけ見ていいわ。しろと言ってくれたら、あなたにちょっと踊って見せてもいいのよ」
言ったことを強調するために、ちょっとだけ腰を振って見せた。そのご褒美なのか、彼は顔を真っ赤にさせた。「な、何があったの……君に……?」と彼は口ごもりながら言った。
「転換したの……ようやくね。こうなりたいなって何年も思っていたんだけど、大学に進んで地元を離れるまでは、踏み出す勇気がなくって。でも、この2年間で、何も恥ずかしがることはないんだって悟ったのよ。あたしは女。もうそれを隠すつもりはないわ。だから、実家に戻って、両親にすべてを話したの。今は、自分の人生を最善にすることだけに意識を集中してる」
「ほ、本当?」 彼は訊いた、ちょっと当惑気味な感じだったけど、決して独善的に人を決めつけるような感じではなかった。
「本当よ」と請け合った。「それで、あなたがここにいることだし……ちょっと手伝ってもらえると助かるんだけど……?」
「どんなこと?」
あたしはにっこり笑い、彼の勃起を隠してると思われる茂みに視線を向けた。「あたしが何を求めてるか、あなたも分かってると思うけど。誰にもバレないわ。ふたりだけの秘密にできるはず」
彼は返事をする必要すらなかった。何も言わずとも、彼をゲットできたと分かった。あたしはゆっくりと彼の方へ進み、彼の手を握った。そしてあたしの家の中へと導きながら進んだ。この夏ずっと、彼とふたりでいろんな楽しいことをできるといいなと思いながら。
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