僕たちは、窓の外、ミシガン湖から陽が昇るのを一緒に見て、それからお昼まで死んだように眠った。
目覚めた後、彼女と一緒にシャワーを浴びた。また、誰かと一緒にシャワーを浴びることができて気持ち良かった。それに、シャワーを浴びながら誰かとセックスできて、それはなお気持ち良かった。
僕たちは互いの役割を交換しあって楽しんだ。ダイアナが僕を受け入れたら、その次は僕が彼女を受け入れる。こんなふうにダイアナとしていても、僕は何ら罪悪感を感じなかったし、こういう「スイッチ・ヒッター」になったことに恥ずかしさも感じなかった。以前の僕なら…ほんの一週間前の僕なら、そうなった自分を嫌悪したと思うのだが。
互いに濡れた身体をタオルで拭きあっている時、ダイアナが顔を寄せ、僕の唇に優しくキスをした。
「バレンタインデー、おめでとう」 可愛らしい声で彼女は言った。「私、普通はこういう日を祝うことはないの。だって、そういうことをするような特別な人がいなかったから。でも、あなたのおかげで、今日という日を特別な日にすることができたわ。こんなこと、ずいぶん長い間なかったのよ」
ああ、なんてこった。この一週間、頭の中が混乱し続けていたせいで、今日が何の日か僕はすっかり忘れていた。ダイアナのためにカードすら用意していなかった。
だが、その時、ある考えが突然、頭に浮かんだ。どういうわけか、彼女がその質問をするんじゃないかと思っていて、彼女が質問した時に備えて準備しておきたいなと思っていたのである。僕は急いで寝室に戻って携帯電話を取り、暗記しておいた番号をダイヤルし、ある計画を実行し始めた…。
二分ほどしてダイアナが僕に続いて寝室に戻ってきた。美味しそうな身体をタオルに包んだ姿だった。彼女は僕に抱きつき、暖かくキスをしてくれた。そして瞳をキラキラ輝かせながら僕の目を覗きこんだ。
「それで…?」と、彼女は焦らし気味に僕に訊いた。「今度は何? と言うか、今回のアンコールとして何をするつもりなの?」
「いや、僕も分からないんだ」と、僕は焦らし返した。「つまり、君のような素敵な女性を僕につなぎとめておくには、何ができるかってね。今夜は、君をディナーに連れだそうかとも考えた。どこか高級な場所にね。でも、君がクローゼットにどんなドレスを持っているか分からないし。そこで、とりあえず君とショッピングに行かなくちゃいけないのでは、と思ったんだ」
ダイアナは、ハリウッドのプレミア試写会などで照らされるアーク灯のように目を輝かせた。そして僕に抱きついた。あまりに強く抱きついてくるので、あばら骨が折れてしまうんじゃないかと思った。
「ああ、あなた…」 彼女はセクシーなかすれ声を出して僕の耳に息を吹きかけた。「あなたって、女をうっとりさせるボタンのありかを全部知ってるのね。さあ、早く着替えましょう」
だが、僕たちにとって最初の仕事は、僕の服を探し出すことだった。前夜、ダイアナが狂ったように僕の服を脱がせたので、どこに何を放り投げたか分からなくなっていたからだ。
そしてすぐに問題が発覚した。ダイアナが僕の下着を、というか下着の残骸を、うやうやしく親指と人差し指でつまみ、掲げて見せた。それは、僕がオフィスから車を運転してくるときに、渋滞のため、期待し続けた時間が長かったせいで、僕のプレカムで濡れていたのであるが、情熱に燃え上がったダイアナが文字通り僕の身体から引きちぎったせいで、ぼろぼろになっていたのである。
ダイアナは何も言わず、片眉を上げ、問いかけるような表情をしていたが、内心、おもしろがっているのか、笑みも見せていた。僕も笑顔になり、ちょっと肩をすくめた。それを見てダイアナは笑い始めた。
「どうやら、下着なしで行かなくちゃいけないみたいだね」
そう言うとダイアナは僕に身体を押し付けて、片手で僕のペニスを優しく撫でた。
「…ズボンの中、すぐに手に取れるから、そんなあなたといるのもそそられるけど…でも、さしあたり、ちょっとだけもっと穏健なことを試してもいいと思うわ。だって、あなた、昨日の夜、ここに来るまでに、あんなにたくさん染み出しちゃったわけでしょう? 今日も同じになったら、その高級なスーツが台無しになってしまうわ。ほんとに…」
ダイアナはドレッサーに行き、引き出しを開けて中を漁りまわり、戻ってきた。
「これなら、問題解決」 と彼女はにっこり陽気な声を上げた。
彼女はピンク色のサテンのビキニ・パンティを持っていた。レースの縁取りがしてある。その左右をつまんで広げ、僕の股間にあてがっている。僕は、頭の中を混乱させたまま、それを見つめていた。
「こ、これが穏健?」 それしか言えなかった。
ダイアナの顔を見ると、瞳に純粋な誘惑心の表情が浮かんでいた。
「私のパンティ姿、見るの好きでしょう? 違う?」 純真さを装ってるのがありありの声で彼女は訊いた。
確かにそれには否定できない。
「でしょう? 今日は一日中あなたと一緒。ショッピングをしている時にも、あなたが私のパンティを履いてるんだと思うと、私、気もそぞろになりそう。すごく興奮するわ。私のためと思って、履いてみて…お願いよ」
ただ、なされるがままに彼女の愛を受け入れ、その流れが僕をどこに導いていくかを見る……。
ダイアナに手伝われながらパンティに足を通した。その下着は、僕の程よく日焼けした、無毛の脚をスルスルと這い上がり、居心地良く腰を包んだ。ダイアナは僕の瞳をまっすぐに見つめながら、パンティの中に手を差しこみ、ペニスを包み、下の方へ引っ張って、脚の間に押し込んだ。
「ちょっと待ってね。あなたのアレのことを考えてみると、もうちょっと漏れ防止のものが必要みたい。このまま待ってて」
ダイアナは浴室に飛んでいき、少しして、トイレのティッシュを何枚か重ねて持ってきた。そして再び僕のパンティの中に手を入れ、亀頭の下にティッシュを押しあてた。
「ほら、この方がずっといいわ…」 と楽しそうに言う。「私たち、いつもこうして漏れから守ってるの」
ダイアナは手を抜き、パンティの上から僕の膨らんだ股間を触り、優しくマッサージした。そして、僕の耳元に顔を近づけ、囁いた。
「今日は、あなた、かなり多様に漏らしちゃう予感がするの…少なくとも、私がそれについて何か言っただけで、あなた漏らしちゃうと思うわ…」
それからハンナが戻ってきた。私はまだ座ったまま。
するとハンナは素早く服を脱いで、裸になった。それをじっと見つめてる私…。彼女の裸を見るのは初めて。ハンナはジェシカととても似ているけど、彼女の方がずっと胸が大きい。自己主張してるような胸。
ハンナは素っ裸になると、ドレッサーのところに行って、引き出しを開け、中から何か取り出した。なんと、ひとつは革のベルトで、もうひとつは手錠!
私は催眠術に掛けられたように、ただ座ってるだけ。
ハンナは私のところに来ると、私にベルトを渡し、それからキーをつけた紐を私の首に吊るした。そして彼女自身の手首のひとつに手錠をかけ、身体の向きを変え、私に背中を向けた。それから両手を後ろに回して、私に差し出すようにし、「もう一方の手首にも手錠をかけて」と言った。
言われたとおりにすると、ハンナは私の膝の上にうつ伏せに覆いかぶさった。
「ベルトで叩いて! 思いっきり強く!」
戸惑っていると、イライラした様子で怒鳴った。
「やって! 今すぐ! 早く!」
ようやく、私は一振り、ベルトで彼女を叩いた。
「もっと強く! 思いっきり強くやるの!」
私はもう一度、振り下ろした。さっきよりも強く叩いた。ハンナはああッと息を飲み、それから、「やめて!」と言った。
ハンナは立ち上がって、私に彼女のブラウスを持ってくるように言った。
「そのブラウスを私の口に詰め込んで。できるだけたくさん。口の中がいっぱいになるように…。それから、できるだけ強く、本気で私を叩くのよ。少なくとも50回は叩くの!」
そう言った後、ハンナは私の前に立ち、口を大きく開けた。私は言われたとおりにブラウスを詰め込んだ。爪終わるとすぐにハンナは頭を動かして、私に元のように椅子に座るよう指図した。そしてまた彼女は私の膝の上に覆いかぶさった。こんなことが起きてること自体、私には信じられない思いだった。
私は命ぜられた通り、ハンナをベルトで叩き始めた。叩いてるうちに自信がついてきて、だんだん強く叩いていた。それから、回数を数えておかなくちゃいけないことを思い出した。多分、それまで10回ほど叩いていたと思い、40を数えるまで叩き続けた。その間、ハンナは私の膝の上、みっともないほど身体をくねらせ、喘いでいた。ブラウスを詰め込まれた口の中、叫び声を上げてるのが分かった。でも、ハンナは私から逃れようとはしなかった。
そして、とうとう私は鞭打つのをやめた。
ハンナは横たわったまま、ぐったりとなっていた。私は、何をしたらよいのか分からなかった。彼女に指を使ってあげるべきなの? どうしてそんなことが頭に浮かんだのだろう? そんなに私の心はよこしまだったの?
やがてハンナは動きだし、私の膝から降りて、私の前にひざまずいた。私は彼女の口からブラウスを抜き取った。
彼女は何も言わなかった。…すごくやつれてるように見えた。
彼女は後ろ向きになって手錠をかけた両腕を私に突きだした。私はその錠を外した。
その後ハンナは立ち上がり、ドレッサーのところに行って、そこに両手をついて前のめりになっていた。身体を休めているように見えた。まだ、やつれているように見えた。
そしてようやくハンナは口を開いた。「今度はあなたの番よ」
息子がこっちに歩いてくるのが見えた。カメラを近くのテーブルに置いて、わたしの方に歩いてきた。わたしのちょうど横にきて、ズボンのチャックを降ろし始めてる。
「ダメよ、お願い…。できないわ…。あなたの前でなんて…。自分の息子なのよ」 わたしにこんなことさせないでと、彼女に必死に懇願した。
彼女は脚を持ち上げて、広げ始めた。それから手をあそこにもっていって、自分であそこの唇を広げ始めた…
「ねえ、おしゃぶりしてよ…。見て、彼、すごく大きいわよ…。してくれたら、私を食べさせてあげるわ…」 そう言いながら、自分の指でお豆のところを円を描くように擦り始めてる…。
もうすぐにでも顔を近づけて、舌をこの子の中に突き刺したくってしかたがなくなっていた。息子の方を振り返ったら、目の前には固くなった大きなおちんちんだけ。顔から何センチも離れていない。
ああ、またなの? もうイヤ!
でも、どんなに抵抗しようとしても、目の前の息子のおちんちんを見ると、条件反射的にお口を開いてしまう。根元を握って、お口の中に入れてしまう……。
目を閉じて、息子の大きなモノを唇で包んだ。息子が溜息を漏らすのが聞こえた。わたしは吸い始め、お口の中のおちんちんの感触と味を楽しんだ。
「トミー、こっちに来て。私の横に座って、お母様におちんちんを吸わせてあげて」 彼女が言うのが聞こえた。
息子は何も言わずに、わたしのお口から抜いて、彼女の隣に座った。わたしはおちんちんを握ったまま。どうしても手放せない。
息子が腰を降ろすとすぐに、わたしはおしゃぶりを再開した。舌を上下に這わせて、熱い肉の茎を舐め回ってから、また頭をお口に入れて吸い始める。
目を開ければ、そこには彼女のあそこ…。早く舐めたいわ… お豆を吸って、この子を喘がせたいわ…。でも、そうしていいと言われるまで、自分から動くのはイヤだった。
「あら、お母様? 私のここ、欲しいみたいね? そうでしょう? ねえ、トミー? どう思う? 私たち、あなたのお母様に私を舐めさせるべき?」
彼女は顔を赤らめながらわたしを見ていた。
「ううっ、ちょっと待って… 僕がイクまで待ってくれ。その後なら彼女を食べてもいいよ」
それを聞いて、わたしは息子の勃起を咥えたまま、さらに激しく頭を上下させた。
「ええっ? ということは、あなた、自分のお母様のお口に熱いのを撃ち出すつもりなの?」 彼女は目を大きく広げ、信じられなそうな顔でわたしを見た。
頭の中、恥ずかしい気持ちと欲求の気持ちが綱引きをしていた。わたしはいま息子のおちんちんを舐め吸っている。これ自体、すでに大変なタブー。公けになってしまったら大変なことになってしまう。だけど、それに加えて、息子の精液を飲むなんて! しかも、見ず知らずのこの若い娘さんの前で? ダメよ、ダメ、ダメ…大人のすることじゃない。
でも、どんなにやめたいと思っても…どんなに息子を離して、彼女を食べ始めたいと思っても、今こうしてることをやめられないの…。こうしてお口におちんちんを咥えているのに、フィニッシュまでしないで離れてしまうなんて、そんなことわたしにはできない。それがたとえ息子のおちんちんであっても!
「お母様は飲み下すつもりなのね? そうでしょう? ううぅ、顔にちゃんと書いてあるわよ。へえー? 息子さんのスペルマを飲むんだ。…うーん、それってすごくイヤラシイわ…お母様って、すごい淫乱ママなのね。ふーん……」彼女は自分で濡れたあそこをいじりつつ、わたしを見ながら、猫なで声でそう言った。
こんなの狂ってる! でも、彼女の言葉に褒められたような気がして、とても気分が良いわ。ますます息子のおちんちんを強く吸って、もっとお口の奥に入れて、情熱たっぷりに奉仕していた。
ふと彼女が手を伸ばすのを感じた。見てみたら、カメラを持ってわたしに向けてる!
ダメ! 息子のおちんちんを舐めしゃぶってる写真なんて! とても危険すぎる!
「ああ、やめて、お願い…。そんなのダメなの…」 息子のおちんちんを握り締めながら、哀願する顔で彼女を見上げ、囁いた。
カシャッ、カシャッ、カシャッ…
やめてくれない…。カメラの向こうニヤニヤ笑いながらわたしを見て、シャッターを押し続けている。