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寝取られサークル 1 (4) 

* * * * *

二日ほど後、リンダとブルースは、友人であるマリイとジムの夫婦を、まさに同じパティオでもてなしていた。土曜日で、夜もふけていた。キャンドルを灯したテーブルでディナーを食べ、その後、パティオに出てきたのである。ディナーの席ではスウィング・パーティの話しは出ていなかった。今は、4人ともワインでほろ酔い状態。心地よい夏の夜風に吹かれリラックスしていたからか、考えることがセックスに向かいつつあった。

ブルースの場合、この時もまたマリイのことを美しいと思いつつ見ていた。ブロンド髪の愛らしい29歳の若妻。市の中心の権威ある法律事務所に勤める法律関係のアシスタントをしている。ブルースは、これまでもスウィング・パーティで何度もマリイの美しい女体を堪能してきており、今夜もひょっとして何か期待できるかもしれないと思っていたのだった。

会話の話題を例の「サークル」のことに向けたのはリンダだった。

「それで、ねえ、マリイ? 話してよ。そのサークルのことについて?」

「ええ、とっても素晴らしいわよ! 私たち、すごく楽しんでいるの。そうよね、あなた?」 マリイはジムに相槌を求めた。

「ああ、そうだね」 ジムは、いささか気のない様子で返事した。

「最初は疑念を持ってて躊躇していたけれど、参加するようになった今は、本当に信者のようになっている。それを、誰より最初に認めるのはジムじゃないかと思うわ」

これに対してはジムは何も答えなかった。

「信者って、何の?」 ブルースが、思い切って問いかけた。

「もちろん、セックスフレンドとしての黒人男の能力の信者よ」

「ちょっといい?」 リンダが口を挟んだ。 「ちょっとだけマリイと二人だけになって、女の子同士の話し合いをしたいんだけど、いいかしら? ジム? ジムはブルースと二人だけで、そのサークルでの経験を教えてあげて。いいわね?」

「もちろん」 とジムは答えた。

ブルースとジムは、家の中に引っ込んでいくお互いの妻を、美しいものを見る目で見送った。マリイの悩ましい腰つきと長く形の良い脚を見ると、ブルースは必ずといって良いほど興奮してしまう。

「僕たちが最後にパーティをしたのは、ずいぶん前になるぞ。マリイはますますセクシーになったなあ」

「ああ、そうだな。君は友だちだから、見たいものは何でも見ていいよ。見るだけならね。でも、君も知っての通り、僕の妻は黒に染まってしまったんだよ」

「それは、はっきり言うと、どういうことなのかなあ?」

「実に単純さ。マリイは黒人男としかセックスしなくなったんだ」

「いや、もちろん、君ともだろ?」

「ああ・・・確かに、時々・・・ある意味ではね。状況によるんだ」

「それで、妻が黒人男と一緒になるの見るというのは、どんな感じだった?」

「本当のことを言うと、まさに、頭が吹っ飛んだような感じだった。あんな光景は想像すらしたことがなかった。マリイがあんなに興奮したところを見たことがなかった、というのが主かな。それに、あの声! ほとんど恐怖感を感じるほどだったよ」

「男の方は、サラがリンダに話したように大きかったのかい?」

「ああ、大きかった。本当にでかい。軽く23から25センチはあったな。それよりも太さだ! 恐ろしいほどだよ。マリイがあれを受け入れられるなんて信じられなかった。だが、ちゃんと受け入れたんだ。あの怪物がぐいぐいとマリイのあそこにねじ込まれるのを見たが、自分の目を疑ったよ。途端に、マリイは気が狂ったようになった。まだ男は動き始めてもいないのに、狂ったように達したんだ。ああいうふうに入れられたと感じただけで、オーガズムに達したんだよ」

「わお! そいつは、見ててつらそうだな」

「前はね。いや今も時々そうかな。もっとも、僕はかなりそれに慣れたと思う。今の時点では、マリイに、それを禁じることは僕にはできないだろう。あの男たちは、30分以上も持続できるんだ。しかも、すごく激しく続けられる。やっぱり連中は僕たちとは違うんだよ。どうしてマリイが僕たちがやっていた前のパーティに興味を持たなくなったか、君にも理由が分かると思う。ちょろちょろ生えた毛の中に小さい道具を備えただけの白人男。そんな僕たちが集まっても、何にもならないんだよ。僕たちでは戦う相手にならない。あっけなく降参して、連中に明け渡さなければならないんだ。僕も、あれだけの快感をマリイに与えることができたらと憧れるよ。だが僕には無理だ。マリイが虜になってしまったのは確かだ。連中の能力は圧倒的さ。偉大な力の持ち主にはひれ伏すしかないだろう? だから僕は信者なわけだよ」

ブルースにとって、この話しは情報過多だった。

「何とも・・・」

「君たちもサークルに来るのを考えているのかい?」

「いや、まだ、分からないんだ」

「是非、参加すべきだよ。それに、僕は、時々、サークルで僕の知っている人が隣にいてくれたらいいのにと思うときがあるんだ」

「どういうことだい?」

「知ってるだろう? あのサークルでのこと。 あ、君はまだ知らないのか?」

「まだ、詳しく知らないんだ」

「そうか・・・こういうことなんだけどね・・・」

ジムは、そう言って説明を始めた。


[2009/10/13] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

バースデイ・プレゼント 最終章 (17:終) 

ドナは椅子に座ったまま、振り向いた。僕を見るなり、目を輝かせた。

「まあ、ビッキー! ずいぶん居心地がよさそうな服装をしているじゃない。私も似たような服に着替えるわね。その後で、何か食べる物を用意するわ」

「いや、違う。君は分かってないよ。いま起きていることについて話し合わなきゃいけないと思うんだよ」

ドナは、僕が怒っているのを悟ったのだろう。顔が曇った。

「どうしたの?」

僕はパソコンの画面を指差した。

「ドナ、ここまで行くと、もう、やりすぎだ。僕と君だけで、個人的にちょっとした性的なゲームを続けるのは、それでかまわない。だが、これはやりすぎだ。僕たちの行為をオンラインに流して、金儲けをするなんて。何千人もの人に、著しく個人的信頼を損ねかねない行為をしている自分たちの姿を見せるなんて。あのウェブ動画を誰が見てたかも、録画していたかも分からないじゃないか。たとえ女装していたとしても、僕に気がついた人がいるかもしれない。その人が脅迫とかをしてきたらどうするんだ」

突然、ドナの顔に恐怖の表情が浮かんだ。

「どうしたんだ?」 不安になって、訊いた。

「今日、早くからログオンしていた人なら、あなたに気づいた人がいたかもしれないの」

「どういうことだ?」

「今日一日の行動をウェブに流していたの。職場から家まで。ビックからビッキーに変わるところ全体を。だからこそ、夜までに、こんなにビューアーが増えたと思う。朝からどんどん増え続けていたし、メールも洪水のように入ってきたわ。私たちが普段していることを見たいとリクエストする人がたくさんいたので、私もその気になって、リクエストに応じてしまったの。地元の人が誰か見るかもしれないなんて考えてもみなかった。興奮状態に囚われていただけ。私のコントロールの元、あなたがミス・ビッキーに変身することで、あなたがもたらした興奮に囚われていたの。ごめんなさい、ビック。私、本当に台無しにしてしまったみたい」

僕は、唖然として、座ったままだった。

「あの・・・ビック?」

「ああ」 僕はつぶやいた。

「私、他に録画していたものもネットに流したの。どの動画にも、かなり膨大なダウンロード数があったわ。今日一日で、本当にたくさんお金が入ったわ。今日のところ、あなたはインターネットではスター状態よ。もし、悪いことになったら、本当にすまないと思うわ。でも、ちょっと様子を見て待っていたらどうかと思うの。ひょっとすると、何も問題ないということになるかもしれないし」

「ああ、でも、ひとつだけ問題がある。それは、この女性化のあれこれを続けることだ。僕は、もう十分だと思っているし、君もそうだと思う。前の生活に戻るべきだし、以前に僕たちが持っていたお互いへの信頼を取り戻すべきだと思う。君がこういうことを、僕に相談せずに行うなんて、信じられないよ」

ドナはおどおどした顔になっていた。

「あなたが恥ずかしがって、私がネット公開を試してみるのをやめさせるんじゃないかしらと思ったのよ。それに、どんな反応が返ってくるのか知りたかったの。本当にごめんなさい」

僕はちょっと考えた。それからドナにパソコンを使わせてくれるよう頼んだ。グーグルで「ビクトリア・アルア(Victoria Allure)」の名前を検索した。何ページ分ほどヒットした。おののきながら2、3ページ分チェックした。そのすべてが同姓同名のポルノ・スターに関係しているのを知り、ようやく、ひと安心した。もちろん、ウェブでビデオを見た人々が動画のコピーをばら撒き始めるには、まだほとんど時間が経っていないのであるから、大きな意味があるわけではないことは分かっていた。だが、少なくとも、知られずに済むかもしれないと期待することだけはできそうだった。

「オーケー、今のところは大丈夫みたいだ。でも、もうインターネットのビデオカムとか、女装した僕を撮影とかはダメだ。いいね。僕の服はどこにあるんだ?」

実のところ、女王様のコスチュームをしてるドナに、女々しい恰好をした僕がこんなふうに命令をするのは、ちょっと可笑しい気もしていた。

「2階の予備寝室のクローゼットにあるわ」

「よろしい。こういうのは全部、片付けること。それから僕の衣類は元通り僕の洋服入れやクローゼットに戻すこと。いいね?」

ドナは頷いた。目に涙をあふれさせている。

「ごめんなさい、ビック。このゲームの興奮に夢中になりすぎていたわ。あなたの服も、元通りの場所に戻すわね」

ドナは寝室に入り、すぐに、両腕いっぱいに女性の服や靴を抱えて出てきた。僕はパソコンに向かい、僕の側から見た話しを打ち込み続けた。それが終わった時には、1時間が過ぎていた。

立ち上がり寝室に行くと、僕の服は元通りの洋服入れに戻っていた。早速、女物の服を脱いだ。その服をベッドの上に並べた。履いていた女物のジョギングシューズも一緒に。

洋服入れに戻り、BVDを取り上げた。この数日、サテンの下着を着てきた後では、BVDのコットンの肌ざわりはごわごわしているように感じられたし、僕とドナのちょっとしたゲームがこんなふうに展開してしまったことに、少し後悔の気持ちが疼いた。だが、この件については決心を緩めず、すべて元通りに、自分でコントロールできるようにしなければいけないことも分かっていた。

着替えた後、キッチンに行った。ドナが食事の用意をしていた。

「僕のために買ってくれたものは、全部、捨ててしまったのかい?」 

僕はドナに後ろから抱きつきながら、問いかけた。

「実は、そうとも言えないわ」

ドナは、振り返り、僕の腕に包まれたまま、いたずらそうな笑みを浮かべた。

僕はドナから離れ、1歩、引きさがった。ドナは前進し僕に体を近寄せ、僕のTシャツの中に手を入れ、乳首をつねった。

「いつか、またプレーしてみたいと思うかも知れないと思って、全部、予備の寝室にしまったの。私の衣装も含めて。いいでしょう?」

僕は、さっき固めたばかりの決心がぐらつき始め、そして、粉々に砕けていくのを感じた。

「ああ、いつか、たぶん・・・でもビデオはもうダメだよ」

おわり

[2009/10/13] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)