またケイトは身体を起こし、俺の上にまたがった。今度は、俺の胸の上に座る格好になった。相変わらず、俺に尻を向けたままだ。両脚の位置を整え、俺の頭を挟むようにして、ゆっくりと俺の顔へ陰部を降ろしてくる。 頭を下げているので、彼女の髪の毛が俺のちんぽをサラサラと撫でていた。 完全に69の姿勢になっているのだが、まだケイトは命令をしてよこさない。まるで拷問にかけられている気分だった。 ようやく、ケイトが髪の毛をかきあげながら、肩越しに俺の方を振り返った。 「やりなさい。私のおまんこ、食べてもいいわよ」 それと同時にケイトは頭を下げ、俺の脈動する分身に顔を近づけた。 「ああ、いい・・・」 ケイトの唇があそこに触れ、俺は思わず声をあげた。ケイトは俺を口に含むと同時に、とろとろに濡れた陰部を俺の口に押し付けてきた。 それにしても、最高の口唇愛撫だ。柔らかい唇がぬらぬらと上下に動いて、俺のちんぽを包み込む。時折、サオやタマに熱い吐息を吹きかけられる。サラサラの髪が太ももの内側を優しく撫でる。 俺は舌を尖らせ、奥へ奥へと突きたてた。信じられないほど愛液が多く、とろとろと溢れ出てくる。顔全体がケイトの愛液でコーティングされていくのを感じた。 ケイトは低く唸り声を上げはじめた。俺のちんぽをむさぼりつつ、同時に俺の口にぐりぐりと陰部を擦り付けてくる。俺の方も、ケイトの口唇愛撫に、ほとんど限界まで高められ、肉穴の中にうめき声を上げていた。 スポットライトがステージをぐるぐる回り、音楽のベース音が振動を続ける。俺は背筋にちりちりと電流が走るような感覚を覚えた。もはや、持ちこたえられない。今にもケイトの口の中に発射しそうになっていた。 ケイトもそれを感じたのか、腰を回転させ始めた。リズムに乗った動きで、俺の顔面にまんこを押し付け、こね回す動きになる。 ケイトの味は、グラフ先生のとは、また別の味だった。俺は顔面を塞がれながらも、必死に舌を動かし続けた。 「ああん・・・」 ケイトが、突然、悩ましいよがり声を上げだした。身体を起こし、肩越しに俺を振り返った。その顔には、淫欲に狂ったような表情が浮かんでいた。 「ジャスティン、いいわよ。私の口に出して」 優しい、女っぽい言い方でそう言って、再び頭を下げ、俺の分身を咥えた。 それだけで充分だった。もはや、射精したい欲求を押さえ込む必要はなくなった。ケイトは、頭を上下に振りながら、俺のちんぽを吸い始め、同時に片手で睾丸を愛撫し始めた。一方、腰の方も狂ったようにぐりぐりとくねらせ、息ができないほどに押し付けてくる。まんこの肉壁がひくひくと痙攣しているようで、突き刺した俺の舌を膣肉が締め付け、放そうとしない。 睾丸がキューっと収縮したのを感じた。同時にケイトが叫んだ。 「ああ、ジャスティン!!」 ケイトは一気に頭を沈め、俺のちんぽを完全に喉奥に取り込んだ。 俺は刺激のあまり、白目を剥いていたと思う。ディープ・スロートをされたのは、この時が初めてだった。次の瞬間、ケイトの愛液がどどっと堰を切ったように溢れ出てきた。いくら舌を動かし、舐め取ろうとしても、舐めきれない。それに、腰を突き上げたい衝動にかられ、動かそうとしたが、それもできなかった。拘束されているので、腰を使えなかったからだ。俺は、ただ、ケイトの喉奥に熱く粘っこいスペルマを噴射することしかできなかった。 だが、突然、射精途中なのにケイトが顔を離し、同時に俺のちんぽに何か冷たいものがあたるのを感じた。きりきりと締め付けられるような感じだった。まだ、完全には出し切っていない。今すぐ、身体を起こし、ケイトをねじ伏せ、犯しまくりたいのだが、どうしようもなかった。 ようやくケイトが俺の顔から腰を上げ、立ち上がった。今度は俺と対面する向きになり、俺の腰の上にまたがった。 俺は視線を落とし、ちんぽに何をつけられたかを見た。ケイトは、俺のサオの根元に銀色のコックリングをつけたのだった。
僕の腕にすがり付いているドニーが身体を強張らせるのを感じた。少し、僕から距離を置くようにして離れた。 「ドニー、どうしたの?」 またも、今にも目から涙を溢れさせそうにしている。 「私がディ・ディでないと分かるんだったら、どうして私を愛せるの? 私のことを知りすらしてないのに」 僕は、笑い出したくなってたまらなかった。「もう、君のことなら並外れて知っているよ!」 僕の言葉にドニーはちょっと笑いを誘われ、腕を軽く叩かれた。 「アンドリュー、真面目に言ってるのよ。ふざけないで」 「どうして君のことを愛せるのか、自分でも分からないよ。1週間前までは、誰も愛していなかった。そうしたら、ディ・ディが天使のように現れて、突然、僕は気が狂ったように恋に落ちた。僕の持っている愛情に関するすべての衝動が一気にフル稼働を始めたようだった。そして、今度は君が現れた。君はディ・ディではないのは知っている。でも、どうしても堪えられないんだ。僕は、君のことも、気が狂ったように愛しているんだ。いつの日か、君も僕と同じように感じられるようになってくれたらいいのに」 ドニーは僕に顔を寄せてキスをした。頭がくらくらするような、つま先がキューっと内側に曲がり込むような、心臓が止まってしまうようなキスだった。それから彼女は体を元に戻し、優しい声で言った。 「今日が、その『いつの日か』」 僕は彼女の頬にキスをして、「ありがとう」と言った。 また、あの小さな手が僕の股間を触れるのを感じた。愛しそうに握ってくる。 「ディ・ディ? 僕は、いつか、君のその癖を直してあげなければいけないね。多分、これから30年以内には、きっと」 ディ・ディは笑顔になった。 「ごめんなさい、アンドリュー。どうしても我慢できないの。あなたとドニーがとっても幸せで、心から愛し合っているように見えたので、私も仲間に入りたいと思っただけ」 僕はディ・ディに顔を寄せ、短く、愛のこもったキスをした。ディ・ディの唇は、どこをとっても、ドニーの唇と同じく柔らかで、魅力的だった。でも、やっぱり違う。どうしてか分からない。でも、違う。 少し考えた後、僕はようやく言葉を発した。 「君たち二人とも、ちょっとおしゃべりをやめて、自分のサーモンを食べたらどうかな? 僕の27ドルのラム肉が冷めかかってきているよ」 彼女たちは互いの顔を見合わせ、立ち上がり、再び席を替えた。ディ・ディが言った。 「本当のところ、私はドニーの食べたものを食べることに興味はないの。分かると思うけど」 「そう。でも、だったらどうして君たちはさっき席を交換したんだい?」 僕は、二人が反則すれすれの遊びをしたことに戸惑っていた。 ドニーが、二人を代表して答えた。 「今夜、ホテルでディ・ディがバスルームから出てきたときのことよ。ディ・ディはあなたに私たちが双子だということを一度も言っていなかった。それにも関わらず、あなたは私たちが二人いると知ってたと言ったわ。ところで、アンドリュー? 今夜のことを計画したのは私じゃないわ。でも、今夜のことであなたにありがとうと言いたいの。あれは、これまでで最高に素敵な性経験だったわ。ベッドの中のあなた、ものすごかった」 多分、僕はちょっと顔を赤くしたと思う。 「ありがとう、ドニー。僕は自分ひとりで練習を積み重ねているからね」 ドニーも、ディ・ディもけらけらと笑い出し、二人とも僕の肩を叩いた。 ドニーは話しを続けた。 「とにかく、あなたがそう言ったとき、私たち二人とも驚いたの。どうして、ああ言えたの?」 「分からない。君にキスしたとき、それから、君に・・・その・・君の中に入ったとき、ちょっと違うように感じたんだ。その時は、君たちが二人いるとは知らなかった。ディ・ディが激しく興奮していて、官能的で魅力的なもう一人の自分になっているのだろうくらいに思っていた。もう、何から何まで女そのものになっているようだった。美しい女神のようだと。僕は、これは別の仮面をかぶったディ・ディなのだろうとみなした。よく分からない。でも、君たちは違うんだ。だから、本物のディ・ディがバスルームから出てくるのを見たとき、本当に安心した。僕はどこかおかしくなってしまったのかなって思っていたから」
リンダはオーガズムが襲ってくるのを感じた。その時、彼女が思い浮かべていたのは、夫の姿ではなかった。もっと遥かに強靭で精力的な誰かの姿だった。そして、その男に襲われている自分。 目を開け、下を見ると、毛布の中、ひざまずいて舌で自分を喜ばせているブルースの姿が見えた。リンダは自分がパワーを得て、優位に立ったような感覚を覚えた。そして、その感覚があるといっそう興奮し、燃え立つことになると知ったのである。 リンダは、強く股間を突きあげ、夫の顔面に押し付けた。ブルースがくぐもった声で抗議するのが聞こえた。だが、それを無視し、彼の頭をつかみ、さらに強く自分に引きつけた。そして強烈なオーガズムに達する。 どれだけ時間が過ぎただろう。リンダは、ようやくリラックスし、呼吸も元通りになり始めた。その時になって初めて、まだブルースの顔を太ももで強く挟んだままでいたことに気づいた。 足の力を緩め、夫を解放する。 「ありがとう、あなた」 ブルースは毛布の中から這い出て、ふらふらになりながら立ち上がり、椅子に戻った。昨夜とまったく同じく、彼はなぜかリンダと視線をあわせるのを避けている様子だった。ナプキンに手を伸ばし、濡れて、テカテカになっている顔を拭こうとした。 「あなた、それ、しないで。そのままのあなたの顔が、私、大好きなの。そのままでいてくれる?」 リンダは、ブルースが、自分の要望に従うのを見て驚いた。愛液が顔から首へと垂れ流れているほどになっているというのに。 「それで・・・」 ようやくブルースが言葉を発した。 「それで、お前は、まだ金曜のパーティに行きたいと思っているんだね?」 「分かる?・・・前よりも、もっと行きたくなっているわ!」 * * * * * * * * * 金曜日の夜、ブルースとリンダは車で輪のパーティに向かっていた。二人にとって初めての参加である。リンダは興奮していたが、ブルースは疑念を深めていた。 「これ、いいことなのかなあ・・・何だかよく分からない・・・」 「もう、みんなを白けさせないでよ! あなたたち男の人は、これまで何年も、この都市で最高クラスのセクシーな女たちと遊んでこれたじゃない? 今度は私たちの番だと思わない?」 「まあ、そうだけど、でも・・・分からない・・・」 「心配しないで、あなた。きっと、楽しいことになるはずだから」 「とにかく、僕たちは何もする必要がないということは覚えておいてくれよ。前にも言ったが、直接は参加せず、どんな様子かをチェックするだけなんだから」 ・・・まるで、何かが起きるのを予感してるみたいな言い方ね、とリンダは思った。 その30分後、二人は会場に到着した。大邸宅と言ってもよいような家だった。庭には多額のお金がかけられている印象で、前庭を照らすトーチも巨大だった。 「私、きれい?」 リンダが訊いた。 「ああ、最高だよ」 ブルースは誠実にそう思って答えた。 実際、リンダは、この晩の集まりのためにずいぶん手間ひまをかけてきたとブルースは思っていた。持っているドレスの中でも一番セクシーな、胸元が開いたドレス。最高のハイヒール。ヘア・サロンにも行ったし、新しい香水もつけている。彼は妻の姿を見て、昨夜のパティオでのことを思い出すだけで、下半身がそわそわしてくるのを感じた。 ブルースの楽しい夢想は、突然、玄関が開いたことで遮られた。二人の前には、美しい女性が立っていた。40代半ばの黒髪で長身の女性。服装は、まさに悩殺的。 「ハイ! お二人は、リンダとブルースよね? どうぞ、中へ入って。私はレイチェルです」
リチャードは、メモリーカードを交換すると、今度は潤滑液を取って、指でアヌスをいじるように言った。私は雑誌の男たちの写真を見て興奮していることになっているので、もちろん、言われた通りにしなければならなかった。実際、私は興奮していたものの、それは雑誌の写真とは関係なかった。 シャワーから出て、ベッドに移動するまでの間に、すでに勃起状態ではなくなっていた。でも、お尻に手をやり、指であそこをいじっているうちに、また興奮が戻ってきた。さっき言ったように、それは雑誌の写真とは関係ない。確かに、写真に写っている男たちは格好良い人たちだし、その人たちに抱かれても構わないとは思っていたけれど、私が興奮した理由は、リチャードやトレーシーが見ている前で、指でアヌスをいじるという状況の方だった。何秒も経たないうちに、私はまた勃起していた。 カメラに向かって勃起したクリトリスをいじって見せた。さらに、アヌスに黒いディルドを入れた。後でリチャードが話してくれたけれど、特にディルドを入れた後は、かなり素晴らしいショットが撮れたらしい。 突然、止めるように言われ、今度は仰向けになって、オナニーをするように言われた。私は、何も考えず、指示に従った。 ディルドをお尻に突き刺したまま、仰向けに転がった。そしてクリトリスを握り、しごき始めた。同時に、左手を胸に持っていって、乳首をつねった。自然に甘い喘ぎ声が出て、ずっと喘ぎっぱなしになっていた。とても興奮してしまい、部屋に他の人がいるのを忘れてしまったほど。 何分かしているうちに、オーガズムの縁に差し掛かっていた。両目をつむり、頭を後ろに倒してのけぞる。甘い声が唇から漏れている。その間、ずっとシャッターの音が聞こえていた。何枚も写真を撮ってるのだろう。 「そこで、止めて!」 爆発しそうになった瞬間、トレーシーの叫び声が聞こえた。あんまり限界に近づいていたので、危うく、彼女の声を聞きそこなうところだった。何とかこらえて、クリトリスから手を離し、ゆっくりと目を開けた。そして、目の前の光景に、本当にびっくりしてしまった。 ベッドの裾に、とても素敵なルックスの若者が立っていたのだった。年のころは22か23歳くらい。180センチほどの身長で、脱色したブロンド髪をしている。黒いTシャツを着ていて、ズボンはスケートボーダーが履くようなバギーの半ズボンを履いていた。左耳にイヤリングをつけ、首の周りには小さな貝殻で作ったネックレスをしていた。 これから何が始まるのか思いあぐねている間に、この新しい男は、ベッドに上がってきて、雑誌を取った。そして私に言った。 「そのまま流れに合わせて。僕は君のボーイフレンドということになっている」 彼は、そう言って、取り上げた雑誌を部屋の向こうに乱暴に投げつけた。 それから私のお尻から黒いディルドを引き抜き、私の目の前に突きつけた。 「僕は、君が僕がいない時にオナニーをしたことで、君に腹を立てていることになっている。だから、怖がっている顔をして」 わざわざ怖がっている表情を作る必要はなかった。そもそも、本当に怖がっていたから。いきなりアヌスからディルドを抜かれ、しかも、この男は、乱暴に部屋に物を投げつけたりしている。 男は私の髪の毛をわしづかみにし、髪の毛を引っ張って、私をベッドから降ろし始めた。実際、それに従うほかなかった。髪の毛を引っ張られ、痛みに満ちた顔をしていたと思う。その私の顔をカメラが撮っていた。 男は私を押して床にひざまずかせた。 「ちなみに僕の名前はクリス。今から、君にフェラチオをしてもらうよ。そこを写してもらう。苦しくてたまらなくなったら、僕の太ももをつねって合図してくれ」 ようやく、私にも何が起きているのか飲み込めてきた。トレーシーは、クリスを登場させ、私のボーイフレンドとして演技させる計画なのだ。クリスは私が雑誌を見ながらオナニーをしているのを見て、実物の男ができることを私に教え込もうとするシナリオなのだろう。 すべてを理解した後は、私も演技を試み、怖がった面持ちになって、クリスが半ズボンの腰のボタンを外すのを見つめた。どうやら、そのズボンはボタン一つで留められているものらしく、ボタンが外れた瞬間、スルスルと彼の足元に脱げ落ちた。クリスは半ズボンの中には何も履いていなかった。 彼のペニスは、まだやわい状態なのに、長さ15センチで太さは2センチ半くらいだった。体毛は、足先から腰まで完全に剃ってあった。まだ上のTシャツは着たままなので、見えるところは、その部分だけ。 彼のをおしゃぶりすることになるのだろうとは思ったけれど、実際、それ以外のことはできない状態だった。クリスはペニスを握ると、いきなり、それを使って私の顔を2、3回たたき、すぐに口の中に押し込んできた。そして、両手で私の頭を掴み、ぐいぐい腰を突き出して、口を犯し始めた。その間、ひっきりなしにシャッターの音が鳴っていた。 フェラをせざるを得ないとあきらめた後は、彼のペニスを積極的に吸い始めた。最終的には、カメラの前で彼は私を犯すことになるのだろうと思ったので、それならば、彼を勃起させた方が良い。 彼が勃起を始めたと感じるまで、数分かかった。さらに完全に勃起するまで、もう5分ほどかかった。勃起すると長さ23センチ、太さは5センチほどになっていた。その姿は、実のところかなり見事なものだった。 クリスは勃起するとベッドに腰を降ろし、そのまま仰向けになった。私はまだ床にひざまずいたまま、しばらく、ゆったりとおしゃぶりを続けた。やがて、位置を変えるようにと指示が出された。 リチャードは、再びメモリーカードを交換しながら、私たちに言った。 「ステフはベッドに四つんばいになって、クリスは挿入する態勢になるように」 クリスがベッドから降り、私は彼に代わってベッドに覆いかぶさり、四つんばいになった。彼が私の後ろに立つのを感じた。次の瞬間、私のお尻の間にペニスを滑り込ませてくるのを感じた。彼がベッドから降りてから、いつの間にか潤滑液を塗っていたのだろう。実際、潤滑液は必要なかったけれど、私はクリスがそうしてくれたことを心の中で感謝した。 クリスのペニスが滑り込んできたとき、どうしてもよがり声を抑えることができなかった。このクリスと言う人が誰なのか、それが彼の本名なのかすら知らなかったけれど、とても気持いい。 クリスがちょうど良いリズムで落ち着いて動くようになるとすぐに、私は括約筋を使って彼のペニスを搾り始めた。クリスにもこれが伝わったようで、「うわあ、彼女の裏門、すごくきついよ。まるでバージンをやってるみたいだ」と言っていた。 リチャードは、私を犯すクリスや、私たち二人の写真を横側から撮っていた。でも、大半は私を撮っていた。私の顔や、顔に浮かんだ表情。それに、私を犯すクリスの動きに合わせて、私のクリトリスが前後に揺れるところの写真も。特に、私が感じて目を閉じると、パシャ、パシャと何枚も写真が撮られる音がした。
キスする二人。スティーブはバーバラの唇に舌を挿しこんだ。舌を入れる許可を求めるというより、強引に挿入すると言った方が近い。バーバラの舌は、彼の舌を押し返して応戦した。二人の舌が、長い間、戦いを繰り返し、もつれあった。離れることがあっても、すぐに元に戻り、いっそう激しく絡みあう。 ようやく二人が唇を離した。興奮が高まり、深く呼吸をしなければ苦しくなったからだった。 「来て」 バーバラが切羽詰った声音で言った。スティーブのペニスを握ったまま、リビングの奥へと進んでいく。 二人は早足では移動できなかった。体が接触した状態を失いたくなかったので、歩調を合わせていたからである。ぎこちなく歩みを進めながら、二人は声を上げて笑っていた。果てしないとも思えた長い時間の後、ようやく取り戻した喜びだった。 バーバラは、カウチのところに来ると、爪先立ちになり、もう一度スティーブにディープキスをした。ようやく彼のペニスから手を離し、両腕を彼の首に巻きつけて、抱き寄せた。スティーブも彼女を強く抱きしめた。両手は彼女の腰へと降り、左右の尻頬を揉んでいた。最初は優しく、しかし、次第に力強く揉み、バーバラの下半身を自分の体に引きつける。 息を喘がせながらバーバラが言った。 「ハネムーンの時のこと、覚えている? ビーチから室内に戻ってきたとき、二人とも、とても切羽詰っていたわ・・・そして、私がつまづいてしまって、二人でソファに倒れ込んだこと」 「ああ・・・君は両手でソファの背もたれを突いていて、膝はクッションの上だった・・・」 バーバラは、続きを話そうとするスティーブを遮った。 「あれを、また、私にして・・・今!」 バーバラはくるりと後ろ向きになり、両膝を折り、クッションについた。前のめりになって、両肘を背もたれに当てた。お尻を突き出す。そして、頭を下げ、前に突き出した腕に額をつけた。そうすることで、いっそう、お尻が前に突き出る姿勢になっていた。 後ろを振り返り、スティーブを見ながら、腰をくねらせ、誘いかけた。顔には笑みを浮かべている。 「あなた? あなたの好きなものが見える?」 スティーブは、その姿に魅せられて、長い間、動かずにいた。その後、ゆっくりと腰を曲げ、しゃがみこまずに靴紐を解いた。足を蹴って、靴を脱いだ後、ベルトを引っ張り、バックルを緩めた。ズボンをかかとまで押し下げ、足を引き抜く。脱いだ上着が部屋を舞い、シャツもすぐにそれに続いた。靴下は履いたままにしようか迷った。だが履いたままでは、変な感じだ。スティーブは再び前屈みになり、左右それぞれに人差し指を指しこみ、押し下げて、すぐに脱ぎ捨てた。 準備が整うと、再びバーバラの後ろに近づいた。バーバラは、後ろを振り向きながら、両膝を広げ、体の位置を少しだけ下げた。スティーブはペニスを手に、頭部をバーバラの陰部に押し付けた。 「バーバラ?・・・準備はいいか?・・・何か使ったほうがいいかな・・・」とためらいがちに訊いた。 バーバラは頭を振った。 「ずっと濡れっぱなしで、あなたが家に帰ってくるまで、しょっちゅう拭わなければいけなかったほどなのよ・・・今すぐ、して、お願い。・・・強く、速くして欲しいの」 スティーブは頷いた。 半歩ほど前に進み、いったん引いて、バーバラの外陰唇をペニスで擦り、探った。適切な角度を見つけると、一気に強く妻の陰部に挿し込んだ。 「あっ!」 バーバラは小さく声をあげた。それから自らスティーブに腰を押し返した。もっと深くえぐって欲しいと思ってだった。スティーブもそれに応じ、力強く突きいれ、股間を彼女の尻肉に擦り付けた。 二人とも唸り声を上げた。
コミュニティの重視 小説の投稿者たちは、匿名性の確保の他に、様々な形のコミュニティを形成することで、非難されがちな自分たちの行いを擁護している。個人的な知り合いの集まりとか、作家としての集まりなどの形で、書き手たちの「コミュニティ」ができ、それについてのやり取りが多くなされている。 互いに、実名や住所を教えあっている者はほとんどいないだろうし、互いの性別すら知らない場合もあるが、それでも、投稿者たちは、一緒にいて居心地の良い顔見知りになっていき、個人的な事柄を教えあうようになるものである。投稿者が、少なくともメールなどで、知り合いに匿名性の鎧を捨てて交流する場合もある。ネット上の人となりが、日常生活での人となりと非常にかけ離れたものである場合があっても、恐らく、あまり驚きはしないだろう。 セックス小説のニューズグループや、セックス小説関係のウェブサイトでの議論コーナーなどでは、誕生日、病気、結婚、離婚、あるいは死亡などがよくアナウンスされるし、軽い冗談もよく行われる。 私自身の経験では、そういう場での会話は、ほとんど例外なく、お色気話になることはない。そのような場では、人々は、アメリカに住むセックス小説の作家は政府による閉鎖を心配する必要があるかどうかとか、レスビアンの経験がある女性が多くなっていることを示す研究の持つ意味とかについて議論するのが通例だ。また、ハンドル名でコミュニケーションを行う人の場合、非常に突然に姿を消してしまうことが多いので、Xさんはどうしたのか知ってる人がいないかを尋ねる投稿がなされることも多い。このような交流は、セックスが関係ないサイトの場合の交流と、質的な違いはまったくない。時に、激しい口論で炎上してしまうところも同じである。 ただ、私たちの話し合いを特徴付けるテーマがあるとすれば、それは、物語を書くという点に焦点を当てていることと言える。ここでは、人々は、好きな作家や小説のリストを見せ合うことが多い。セックス小説も「一般の」小説も含めてのリストである。 また、最近、投稿された小説についてのレビューも行われる。最も有名なレビューアーはCelesteで、1995年から2000年にかけて、何千もの作品を批評し、評価を与えた。だが、彼女は、2000年に、作家があまりに批判に敏感すぎで、険悪であると不満を述べた後、姿を消してしまった。 また、様々なテーマで小説のお祭りも開かれる。alt.sex.stories.dには、非公式的ながら、 「名誉の殿堂 (Hall of Fame)」という有名作家を称えるサイトがある。物を書くことの本質に関する議論もあれば、作家のコミュニティとして真剣に考慮されることに伴う約束事についての議論もある。 それに賞も設定されている。alt.sex.stories.dには、月間、および年間の優秀賞が設けられている(現在はStoriesOnLineに移行している)。これには様々な部門に分かれて、賞が設定されており、月間の方はSilver Clitorides、年間の方はGolden Clitorides( ここ、または ここ)という名前がつけられている。 また、alt.sex.stories.dには、 The Fish Tankと呼ばれている組織化されたフォーラムもあり、そこでは小説のレビューを行ったり、さらに洗練されたものに書き換えていく試みがなされている。そこの設立者で、運営管理者であるDesdemonaは、そのフォーラムをウェブに移行した(訳者注:そのフォーラムでの flash storiesの翻訳があります)。フランシス・フォード・コッポラが作った Zoetrope: All-Storyのような「一般」小説のレビュー・サイトをモデルに運営が行われている。レビューサイトは他にもある。 セックス小説を個人的に執筆し、投稿することには、様々な危険性が付きまとっている。ではあるが、この営みは、広範なサイバースペースで大きく花を開かせているのは事実だ。人が妄想したことを書き、投稿して人に読んでもらう。それが可能になった瞬間から、非常に多くの人々が殺到して、その営みをするようになった。この洪水のような大波は、毎年のように大きくなってきている。オンラインに投稿されるのは、なにもセックス小説ばかりではない。どのジャンルの小説もサイバースペースに現れている(もっとも、どのジャンルにも多量の粗雑作品が含まれているようだが)。 多分、こういうことに違いない。つまり、すでにもともと巨大な貯水池があったのだ。必要だったのは、そこから水を汲み出す蛇口だけだったということ。それは、一旦、流れ出したら、止めることが難しい、いや、不可能なのかもしれない。そして、私たちは、今まさに、その大波に乗っているところなのである。 おわり
こんなに綺麗な陰部は見たことがない。ケイトがゆっくりと腰を沈め、俺の唇へと近づけてくるのを見ながら、そう思った。だが、この時も、命令されるまで決して自分から唇を動かすことはしなかった。 俺の顔の上、とろとろに濡れきった女陰が来ていて、俺の唇に軽く触れたままになっている。ケイトはその姿勢でしばらく止まっていた。まるで永遠にその姿勢になっていたような感じだ。 そして、ようやく、ケイトは、俺が待ち望んだ言葉を発した。 「私のおまんこ、食べなさい、ジャスティン」 次の瞬間、俺はケイトのぬるぬるになった穴をぺろぺろと舐めていた。見上げると、ケイトは頭を後ろに倒して感じてる。俺は舌を尖らせ、蛇のように穴の中へ忍び込ませた。 「ああ、いい・・・」 アヌスからクリトリスまで舌の全面を使って舐め上げる。 だが、これも、唐突に始まったのと同じように、唐突に終わってしまった。ケイトはいきなり立ち上がってしまったのだ。 今度は、後ろ向きになり、俺の顔の上にまたがっている。顔は俺のちんぽに向けていた。そのまま、ゆっくりと身体を降ろし、両膝をついた。俺の顔の上で四つんばいになる。ケイトのおっぱいが俺の目の前に垂れていた。 「私のおっぱい、好き?」 俺は首を立てに振った。それしかできない。バーベル型ピアスをつけた乳首はつんと尖がって、俺の目の前で、ゆったりと揺れている。ケイトはますます胸を降ろし、俺に近づける。 「私のおっぱい、素敵かって訊いたのよ! ジャスティン!」 ケイトは、強い口調で言った。 「ああ、素敵だ」 俺は叫んでいた。ますます豊かな胸が顔に近づいてくる。ケイトの身体から出てくる熱が顔にも伝わってくる。ムチッと成熟した女の熱と香りが俺を包む。 「私のおっぱいにキスしたい?」 乳首を俺の唇に触れさせながらケイトが訊いた。 「ああ・・・」 左右の乳首を交互に唇に擦りつけてくる。 「乳首、吸いなさい!」 かすれた声でケイトが言った。 俺は唇をすぼめ、乳首を吸いたてた。 ケイトは俺に覆いかぶさるようにしている。頭を俺の胸に当て、顔を逆さにして、美乳を堪能する俺を見ていた。 「美味しい?」 逆さになって俺を見ているケイトの目には、妖しい光がともり、俺と同じく彼女も感じているのが分かった。 舌で円を描くようにして乳輪をなぞった。ケイトが甘い喘ぎ声をあげた。 舌を小刻みに動かし、乳首とピアスをプルプル弾いた。さらに声が大きくなる。 突然、乳首が俺の口から離れ、もう一方のおっぱいが口に押し付けられた。白肌のおっぱいを思い切り顔に押し付けてくる。その柔らかく暖かな肉の塊に、窒息しそうになるが、夢心地にもなる。 胸を一旦、ぎゅーっと押し付けた後、少し、持ち上げ、乳首が俺の唇に来る高さに戻した。 俺は、歯を使って、軽く乳首とピアスを噛んだ。ケイトは、その刺激に身体を少し引き戻した。俺は乳首を噛んだまま。乳首が信じられないほど伸びた。 限界まで伸びた後、俺は歯の力を緩め、乳首を離した。 「うぐっっ!!」 乳首が強く跳ね、たわわなおっぱいに戻った。まるで、強いゴムでパチンと弾いたようだった。スポットライトの中、俺の唾液で濡れた乳首がキラキラと輝いて見えた。俺の目の前で揺れている。
ディ・ディとドニーは、僕を真ん中にして席に座り、僕たちは軽い会話をし、食事の注文をした。僕は、マムのコルドン・ルージュ( 参考)を1本、オーダーした。この機会は、僕の限られた経験(と予算)が許す限りで最良のシャンパンがお似合いだと思ったから。 ジュリア・チャイルド( 参考)いわく、シャンパンならどんな時でも適切だとのこと。人の心の壁をちょっとだけ降ろさせるのに、ほんの少しの泡のお酒ほど役立つものは他にない。彼女たちも同じように思っていたと思う。 僕はラムの肋肉(ばら肉)を注文した。これをメニューに載せているレベルのレストランに行ったときは、僕はいつもこれを注文する。そんなの普通のレストランならどこでもあるじゃないかって? 知るか、そんなこと。僕がお子様なのは知ってるよ。この手のことについて、僕が知ってることなんてそんなものだ。 椅子につくとすぐに、小さな手が伸びてきて僕の股間を優しく撫でているのを感じた。こうされると僕が気が狂いそうになるのをディ・ディは知っている。そのことについては誰も何も言わなかった。それに僕も、わざわざ、声に出して指摘する必要を感じていなかったのは確かだ。ともかく、「一流のサービス」という言葉に、まったく新しい意味が加わったように思った。 ディ・ディとドニーは、二人とも、サーモンの料理を注文した。ピーカンナッツ( 参考)で覆ってカリカリに焼いたとか、そういう料理だった。僕の全然知らない料理だったが、二人とも食べるものをちゃんと心得ている様子だった。二人とも半ばベジタリアンであることを知ったのはその時だった。魚は食べるが、肉はいっさい食べない。 「へえ? ということは、タコスも食べないっていうこと? 義務でもないのに、ずいぶん犠牲を払ってるんだね」 「アンドリュー? 肉なしでもタコスは作れるのよ。知ってると思うけど」 「ああ、知ってるよ。でも、だから? 僕は肉入りを食べるけどね」 料理が来て、早速、食べ始めた。ラム肉はからし色にこんがりと焼けていた。ミディアム・レアで、実に美味しかった。まだ若く食経験は少ない。こんなに美味しいのは食べたことがなかった。僕は、手を出し、右手に座るブロンド美人の手に触れた。 「ねえ、ディ・ディ。ちょっと、僕のラムを食べてごらん? 美味しいよ」 彼女は、びっくりした顔をした。頭を左右に振るだけ。 僕は左側を向き、ドニーに言った。 「ドニー? 君はどう? ラムのばら肉。美味しいよ。どうかな?」 やはり頭を振っている。僕は二人をからかっていた。二人とも、このベジタリアン生活とやらにずいぶん熱心になっているようだ。 突然、一人が、「ちょっと、化粧室に行くわ」と言った。そしてもう一人に向かって、「一緒に行く?」と訊いた。 結局、二人とも立ち上がり、トイレの方へ歩いていってしまった。美味しい肉のことでちょっと浮かれてしまい、彼女たちを怒らせてしまったかなと思った。僕は、ほとんど戦闘的と言って良いような肉嫌いのベジタリアンを知っている。だけど、そういう人は普通は完璧な菜食主義者で、魚を食べるような変節はしていないものだ。なのに・・・本当に、女性の心の中で何が起きてるか、分かる人なんているのだろうか? 2分ほどして二人が戻ってきて、席に着いた。何秒も経たないうちに、あの手がまた僕の勃起に戻ってくるのを感じた。これを続けられたら、いつかは、こういうふうにディナーを食べることに慣れられるかもしれない。でも、やっぱり今は、言わなくちゃいけないと思った。 右側に座るブロンド美女を向いて言った。 「何?・・・その席は『アンドリューの勃起握り専用席』と指定されているの? 君たち二人、変すぎるよ。僕は兄弟は好きだよ。でも、例えば、兄が途中まで食べた料理の前に座って、続きを食べ始めるなんてことはしないと思う」 突然、二人とも身体を起こし、大きく溜息をついた。それから、わあっと泣き出し、左右同時に僕の腕にすがりついた。4つ星の高級レストランの真ん中だというのに、二人のゴージャスな美女に顔を左右の肩にこすりつけられながら号泣されているのだ。 僕が言ったことの何が彼女たちをこうさせたのか、まったく分からなかった。二人とも、すっかり感情的になっている。 僕は状況を静めようとした。 「ごめん。二人とも変すぎるなんて言うつもりはなかったんだ。ただ、僕はちょっと変に思っちゃって」 ディ・ディは少し落ち着いたようだった。「知ってたくせに!」 何のことか、手がかりすらなかった。「知ってたって、何を?」 「私だって知ってたくせに!」 いまや、いったいどういう意味か分からなくなっていた。これまでの人生で奇妙な体験は何度かしてきたが、今回のは謎すぎる。 「だって、君は君だろう?」 「私はドニーだったかもしれないのよ」 二人とも泣いていなければ、僕は、二人にからかわれていたと思っただろう。二人とも同じ服装をしていて、同じ料理を注文し、ディナーの途中で席を交替した。僕をからかっているわけでないにしても、何かゲームをしているんじゃないかと。 僕はドニーを見た。 「ドニー? ディ・ディが何を言ってるのか、どうか教えてくれないか?」 ドニーはすでに号泣を終えていて、今は、涙をうまく堪えられる状態になっていた。 「私たちを見分けられるわよね?」 「もちろん。見分けられる。昼と夜ほど、歴然と違いがあるよ。あ、いや、深夜12時と午前1時ほどの違いかな。ともかく、違いは分かるよ。僕に見分けられないはずがあるわけないじゃないか」 ディ・ディが言った。 「誰も見分けられないわ。ママもできない。パパもどっちがどっちだか、さっぱり。誰もみんな、私たちを同一人物だと思ってる。でも、私たちは違うのよ、アンドリュー。私たちは別個の人間なの。二人いるの。誰もそれを分かってくれない」 僕は二人をなだめようとした。 「もちろん、君たちは別個の人間だよ。明らかじゃないか。他の人がどう思おうと気にしちゃいけないよ。僕は二人とも素晴らしい女性だと思っているんだから」
「まあ、嬉しい! そういう形であなたが私のことをどれだけ愛してくれているか示してくれたら、私、ものすごく興奮しちゃうと思うわ! あなたと一緒になれて、私、本当に運が良い女なんだわ!」 リンダの言葉に、ブルースは気分を良くした。そして、パーティに一緒に行くと言ったことは良かったのだと思った。リンダの気持を高ぶらせるためなら、何だってやるさ。そう彼は思った。 「でも・・・」とリンダは付け加えた。「でもね? ちょっと考えておいて欲しいの。私のことを・・・その輪の意味を・・・パティオに書いた輪の中に座っている自分自身のことを・・・そういうこと、あなた、する?」 「ああ、もちろん」 「すごい! あなた、すごいわ! でも、その意味を本当に真剣に考えてね、あなたが・・・」 と言いながらリンダは膝の上で毛布を広げ、床に垂らした。「・・・昨日の夜に私にしてくれたことをしながら・・・」 あの貞淑なリンダが二晩続けて、あれを求めてきたのを見てブルースはびっくりした。なぜか、彼には、あれをすることは正しいことじゃないような気がしていた。ブルースはためらった。 「ブルース!」 「あ、ごめん。ちょっと考えていて・・・」 「私が考えて欲しいと思ってることは言ったはずよ。それだけを考えて、あれをして! 今すぐに!」 昨夜ばかりか今夜も・・・夫が伏せ目がちになり、床にひざまずき、自分の脚の間に這ってくるのを見て、リンダは勝ち誇った笑みを浮かべた。 毛布の中、真っ暗な中で頭を下げ、前に這いながら、ブルースは複雑な心境になっていた。リンダはこれまでもいつもセックスを楽しんできたし、この2年ほどは、スウィング・パーティにも付き合ってくれたほどだ。性に開放的な方だと思う。だが、セックスについて臆面もなく何か言うということはこれまで一度もなかったし、自分からイニシアティブを取るなど、ありえなかったはずだった。 それがどうだろう? 昨日と今日、二日立て続けに、私を口を使って喜ばせなさいと、ほとんど命令口調で言っている。このように命令されることに、確かに興奮はするが、同時に不安でもある。 そう思うブルースだったが、大きく広げた脚の間、卑猥な女陰の姿を目の前にした瞬間、気持はすっかり興奮に変わっていた。顔を前に出し、唇を驚くほど濡れている陰部につけた。 「ああぁぁ、いいわ」 リンダのよがり声が聞こえた。 毛布にもぐっているブルースにはリンダの声はくぐもって聞こえていたものの、それでも、その声の意味は理解し、舌で優しく妻の割れ目を舐め始めるのだった。 一方のリンダは、膝に被せた毛布を見下ろしていた。 脚の間で夫の頭がある部分が丸く盛り上がり、もこもこと動いている。夫を支配している感覚は、夫の舌によって生み出される快感と同じくらいエロティックな感覚だった。リンダは、夫の頭がある部分の毛布に両手を添えて、強く自分に引きつけた。 「ああ、あなた、すごく感じるわ。やめないで」 もちろんブルースはやめるつもりはなかった。ただ、顔面を強く陰部に押し付けられ、優れていると自負している口唇テクニックを使いにくくなっていたことだけが不満だったが。そんなブルースの耳に妻の声が聞こえた。 「あなた? あの輪のことについて、ちゃんと考えている?」 「むうう・・・」 ブルースは頷いた。鼻をつぶれるほど強く彼女の恥骨に当てて、舌を肉穴に入れて探っているのだから、まともな言葉は出せない。 「それ、イエスという返事だとみなすわね。・・・じゃあ、今度は、あなたが舌を入れている場所に大きな黒いペニスが入っていると思ってみて」 その言葉を聞いて、ブルースはすぐに、いま行っていることにつながった会話のことを思い出した。彼自身は想像などしたくないと思っているのだが、どうしても頭に浮かんでくる。自分の妻の体内に巨大な黒ペニスが入っていく光景である。 ブルース自身が驚いたことだが、それを想像すると彼の小さなペニスがひくひくといいだすのを感じた。それでも、そういうのは嫌なことだと感じているのは変わらない。 これまでも、白人の友人夫婦とのスワッピングをしてきたが、そういう友人たちに妻を抱かれても、彼自身が、友人たちのセクシーな妻たちを楽しめたわけで、楽しい側面の方が多かったのは確かだった。それに、友人たちの誰も、ブルースがリンダの夫であるという立場を脅かす存在になった者はいなかった。 「うううぅぅぅ・・・素敵よ・・・感じるわ・・・やめないで・・・」 リンダがオーガズムに近づいているのを察知し、ブルースは続けた。妻は、もうすぐ、自分を凌駕する逞しい黒人男と最初の経験をする可能性が高い。だとしたら、今のうち、自分こそがリンダを喜ばせ、満足させることに献身してることを示すのが重要なことと感じていた。
トレーシーがロープの向こうに戻り、10メートルほど離れた場所に腰を降ろすのを見届けて、リチャードが言った。 「じゃ、ステフ? 僕が言うとおりにするんだよ。そうすれば楽しくできる」 リチャードは、私が遠くの方をぼんやり見ているポーズから始めた。次に、手をローブの中や腰に当てるポーズをさせた。その間、彼はシャッターを押しっぱなしだった。ほとんど、ノンストップでシャッター音が鳴っていた感じだった。 メモリーカードの交換になると、長椅子に座るように言われた。最初は、椅子に脚を伸ばす感じで座り、そのまま両膝を上げて、あごにつけるようにした。彼は、そういう感じのポーズで、私にいろいろな角度に頭を傾けさせたりして20枚ほど撮った。 さらに、ローブを脱いで仰向けになった写真も撮った。仰向けの形から身体を半転させて、うつぶせになる。また、肩越しに振り向いて、いろんな角度に首を曲げるポーズもさせられた。 もう何十万枚も撮ったのじゃないかと思った頃だった。リチャードが言ってくれた。 「初心者にしては、素晴らしいよ。ちょっと経験を積めば、もっと面白くなるよ」 リチャードがカメラを下ろしたのを見て、トレーシーはこちらに来ていた。リチャードはトレーシーに向かって言った。 「彼女、最高だね。僕はいま撮影した写真をコンピュータに落としに行かなければいけないんだ。30分ほどしたら部屋に会いに行くよ」 「良かった。じゃあ、彼女のメイクを直したり、小道具を片付ける時間があるわね」 私は、すぐに、メイク室に戻され、再びパティの有能な手でメイクを直されていた。私がお化粧を直している間、トレーシーは隣の小道具部屋に行った。彼女は、雑誌2冊と、ディルドを2本持って戻ってきた。 ディルドのうち、1本は、トレーシーがストラップ・オンで使っているのと同じくらいの長さだった。もう1本の方は、もっと太く、5センチほど長いものだった。現場の人たちは、小さい方をゼリーと呼んでいた。透明な青色をしているので、そう呼ばれているのだろう。長い方は、真っ黒だった。 私のメイクが完了すると、みんなでエレベータに乗り、3階に上がった。私の部屋は5階だったので、どうして3階なのだろうと不思議に思った。 エレベータを降りると、向かいの壁に掲示があって、「俳優専用」と書いてあった。後で知ったことだけれども、2階と3階はセックスシーンを撮影するフロアだった。 一つの部屋に入ると、トレーシーはディルドと雑誌をナイトスタンドに置いて、私の顔を見た。 「さあ、服を脱いで。次の写真撮影は、あなたがシャワーを浴びるところ。その後、あなたはベッドに移動する。シャワーでは、たくさんソープを使ってね。泡がたくさん出して欲しいから。でも髪の毛と顔は濡らしちゃダメ。お化粧が台無しになってしまうから」 指示通り、ビキニを脱ぎ始めた。けれど、だんだん不安になってきていた。つまり、リチャードに初めて裸体を曝して見せるわけで、それがちょっと神経をすり減らすことのように思ったのだった。 リチャードが部屋に入ってきてカメラの準備を整えるとすぐに、私はシャワーに入った。シャワールームには、普通の壁に備え付けのソープ・スプレーに加えて、手持ちのソープ・スプレーもあった。これはとても便利で、頭や顔を気にせずに簡単に身体を濡らすことができた。 私が使ったソープは、特別製だったに違いない。というのも、驚くほど泡が出て、その泡が私の肌にくっついて、簡単には落ちにくかったから。 リチャードはたくさん写真を撮った。私に立っている時の姿勢や、両手をどう動かして身体を洗うかなど、細かく指示してくれた。リチャードたちの意図通りかどうかは分からないけれど、シャワーを終えたときには、私は勃起をしていた。 シャワーが終わると、シャワールームから出て、身体を拭くように言われた。身体を拭いている間も写真は撮られていた。その後、身体全体にモイスチャライザーを塗るように言われ、その時も何枚か撮られた。 次は、寝室に移った。寝室では、ベッドに横寝になって雑誌を眺めるように言われた。予想していたことだったけれど、その雑誌は、全裸やセミヌードの男たちが載ってる雑誌だった。リチャードは、私に、雑誌の写真の何枚かを指さすようにさせた。それから、誘惑的に舌なめずりして見せるようにと。 裸の男の写真を眺めているところを10枚以上撮影した後、今度はディルドを取り出して、さらに雑誌を眺めながら扇情的にディルドで遊ぶように言われた。さらに、ディルドを舐めしゃぶったり、最後の方では、口の中に入れたりもさせられた。
バーバラはひざまずいたままスティーブを見あげ、ズボンのチャックを降ろした。そして、ボクサーパンツの中に手をいれ、固くなりつつあるペニスを素早く外に出した。前に顔を突き出し、先端に優しくキスをする。右手に肉茎を握りながら、左手では睾丸をやさしく包んだ。 2、3回ストロークするだけでスティーブは完全に勃起していた。バーバラはもう一度、頭部にキスをし、マッシュルームの形をした先端部全体を舌でねぶった。唾液を使って濡らしながら。 スティーブは、妻の口があの部分に触れることにより生み出される快感を楽しみながら、口を尖らせ、息を深く吸っては、吐いていた。この快感は、バーバラの行為を見ることができることで何倍にも膨れ上がっていた。普段なら、暗いところでしかバーバラはしなかったから・・・ バーバラは顔を上げ、スティーブと視線を合わせた。スティーブは彼女の嬉しそうな瞳を見たとたん、ペニスが彼女の唇の間でピクンと跳ねるのを感じた。自分のペニスに奉仕するところを見てもらいたがっている妻の姿。それを見ることがこれほどエロティックなことだとは、スティーブには信じられないほどだった。 「ど、どうして・・・ああっ・・・いったい、なぜ・・・うううっ」 「新婚旅行の時にはしたでしょう?」 バーバラは、いったん口から出してスティーブに思い出させた。 「だけど・・・」 「それに、また、これをし始めても遅すぎるわけじゃないわ・・・そうでしょう?」 情感にあふれた優しい言い方だった。 「ああ、確かに」 バーバラはにやりと笑い、再び彼を口に含んだ。今度は、少し腰を浮かせ頭の角度を調節した。うまい角度を見つけると、スティーブの分身をできるだけ奥まで飲み込み始めた。途中、少し休んだが、その時は舌で亀頭の下側を擦り続けた。 喉の筋肉が慣れ始めると、一度、鼻で深呼吸して、ゆっくりと顔を彼の股間に沈めていった。今度は、一度も休まなかった。鼻が彼の陰毛に強く押し付けられるまで、一気に顔を埋めた。そして、再び深く息を吸い、夫の体臭を嗅いだ。それから、少しずつ顔を引き、普通に呼吸できる状態にまで戻った。 バーバラは頭を上下に振り始めた。時に、喉の奥まで飲み込んだり、時に、口に軽く含んだまま、舌で亀頭を舐め回したりした。手でしごきたてることは控えていた。握ってはいたが、それは角度を安定させるため。もう一方の手では優しく睾丸を撫でていた。バーバラは、この状態を長続きさせたいと思っていた。 バーバラは思い出していた。スティーブはこれが好きだったわ。私はしょっちゅうこれをしていた。それに私も彼のためにこれをするのが大好きだった。 一瞬、彼女の心に後悔の気持が走った。どうして、私はこの喜びを人生から取りこぼしてしまっていたのかしら。 バーバラは顔を引き、口から出して、夫の持ち物をよく見てみた。固くなってるし、こんなに長くなっている。もう準備ができている。 にっこり微笑みながら彼女は手を差し伸べた。スティーブはバーバラの手を握り、引っ張り上げて、彼女を立たせた。バーバラは、握る手の向きを変え、ゆっくりと擦りながら、スティーブの唇に唇を寄せた。
匿名性とセックス小説 上記のような可能性があるため、セックス小説関係のコミュニティにいる人々は、大半、自分たちの匿名性を守るために非常に努力している。匿名性を守るための2つの主な方法は、ニム(nym)と呼ばれるペンネームを採用することと、匿名のEメールアドレスを利用することである。この2つとも、ネットにおけるセックス小説の隆盛と歩調を合わせて広まってきたものであり、本質的に両者は関連したものである可能性がある。 初期の頃、セックス小説の投稿は、実際、作家の実名と実際のメールアドレスを付加して行われていたものが多かった。次第に人々は正体を隠すためにペンネームを採用するようになっていったが、それでも、投稿に使うメールには、実際のメールアドレスと投稿メッセージが投稿先に来るまでの経路が載ったままになっていた。そのため、ネット・システムに知識がある人なら、投稿メッセージから投稿元を辿ることが可能になっていた。実際、上記のジェイク・ベーカーの身元がばれたのは、その方法を使ったからであった。 そこで、より匿名性を高めるため、1980年代末までに、匿名投稿サービスや匿名リメイラーが提供されるようになった。これは、メールや投稿を受けとり、そのメールから身元を表す情報を削除し、メッセージのテクストのみを意図された受け手に再配信するベンダーのことを言う。 最も有名な匿名リメイラーはanon.penet.fiであった。これは1990年代中盤にフィンランドのヘルシンキ郊外のサーバで運営されていた。リメイラーの運営は容易である。そのことは、このPenetがペンティアム以前のパソコンで運営されていたにもかかわらず、当時、世界で最も大きなリメイラーであったことからも伺える。 リメイラーを使う人の大半が何がしかのインターネットのセックス関係の世界に関わっていたとする主張を何度も見かけてきているが、Penetの消滅自体は、セックスとは何の関係もない。Penetの消滅は、カリフォルニアにあるサイエントロジー教会が1995年に起こした訴訟が原因である。その訴訟は、サイエントロジーの議論系ニューズグループに教会の文書が公開されたことを巡っての訴訟であった。投稿者はPenetのリメイラーを使って自分の身元を隠したのだが、フィンランドの当局がインターポールの召喚状を使って、Penetの管理者であるヨーハン・ヘルシンギアス(Johan Helsingius)氏に投稿者についての情報を提供するように求めたのだった。ヨーハンは、ユーザの匿名性を保障できなくなったとしてサイトを閉鎖したのである。 古くからのネット住民が私に話してくれたことによると、当時、Penetの消滅によりUsenetへのセックス小説の投稿は終わりになってしまうのではないか、あるいはUsenet自体が終わりになってしまうのではないかとの憶測が広まったらしい。だが、そういう事態にならなかったのは明らかだ。実際、過去10年の間に、本名も必要なければ、特定の場所からのアクセスも必要としないウェブを基盤にしたメール・システムが数多く開発されてきている(例えば、Yahoo! やHotmailなど)。今日、投稿者の多数は、このようなシステムを使っている。 セックス小説の作家たち全員が現実世界での身元がばれるのを心配しているわけではないのは事実だが、匿名性がなければ、このような営みは恐らく存在しなかっただろうと思われる。最近、alt.sex.stories.moderatedのチームによって作られた、作家たちへのFAQには、次のような「特別の」注意事項が含まれている。 「alt.sex.stories.moderatedに投稿するときは、是非、あなたの実名が出ていたり、あなたの実名に辿りつけるようなメール・アドレスは使わないようにしてください。最初に小説を投稿してから何年も経った後で、ASSTRの管理者に、小説から名前を削除することや、小説全体の削除を求めるメールをよこしてくる元alt.sex.stories.moderated投稿者が数多くいます。ASSTRが、いつも喜んでそのような要望に応じるつもりでいますが、私たちには、小説やその投稿者の実名をサーチエンジンの検索結果から取り除く能力はありません。この理由から、ASSTRは、投稿者はalt.sex.stories.moderatedに投稿する場合はペンネームやハンドルを使うことを強く推奨しています」
足の指先には赤いペディキュア。それにより、いっそう足が素晴らしく見える。俺は口を開けて、ケイトの足指を吸いたいと思った。だが、許可なくそれをやったら、ケイトがこの場を仕切ってることを否定することになる。俺は辛抱強く待つことにした。 するとケイトは、ゆっくりと前屈みになり、セクシーな靴から足を抜いた。そして、あの細長い足指を俺の唇に戻した。 「私の足の指、舐めたいんでしょ?」 「ああ」と答え、鼻で息を吸った。ケイトの足の香りと、靴の皮の香りを吸い込んだ。 「私の足の指を吸うつもり?」 「そうしなさいと指示があれば」 ケイトは足の親指を俺の口に押し込み始めた。 今すぐ立ち上がって、ケイトをガンガン犯したい! だが、完全に拘束されて床に貼り付けになっている以上、そいつは不可能だった。 「吸いなさいよ!」 ケイトは足指を俺の口に押し込みながら、言った。 俺は飢え切っていた男のように、ケイトの足指をむさぼり始めた。親指を唇で包むようにして、口の中に吸い込んだ。 目を上げると、ケイトは、目を三白眼のようにさせて、静かに喘いでいた。それに、乳首が信じられないくらい固くなっているのにも気がついた。俺の方も、ちんぽがひっきりなしにピクピク動き、プレカムが溢れて睾丸や尻の下の床を濡らしているのだった。 ケイトは足をずらし、それを受けて、俺は足指の間を舐め始めた。さらにケイトは足の裏で俺の口を覆った。俺は柔らかい足の肌をロリポップを舐めるように舐め回った。足先からかかとに至るまでべろべろと舐め回る。 やがて全体を舐める終えると、ケイトは足を引っ込め、またあのセクシーなハイヒールを履いた。 ケイトは誘惑的な笑みを浮かべながら、俺の横を歩き、俺の足のところでひざまずいた。顔を俺の足へ降ろしていく。 「ああ、すごい」 ケイトが生暖かい息を足先に吹きかけ、舌を足の親指に這わせるのを感じた。 舌や唇が足指を這い回る。その快感に、全身にゾクゾクと電流が走り、俺は頭がジンジンするのを感じた。頭を上げて足先を見ると、ケイトは、まるでフェラをするように俺の親指を咥えながら、俺の目を見つめていた。 もう我慢できない。この拘束具から解放されたい。今すぐ、ケイトを、こんなに激しく犯されたことはなかったと言うほど、激しく犯したい。 また頭を上げてケイトを見ると、彼女はゆっくりと俺の脚を這い上がってくるところだった。ずっと俺の目を見つめたまま、ちんぽに向かって這い上がってくる。両脚を重たそうな乳房が擦るのを感じた。ツンと立った乳首が脚の肌を擦ってくる。 前に垂れ下がったケイトの髪の毛が俺のちんぽや睾丸にさわさわと触れるのを感じた。頭を降ろしてきている。ちんぽにキスを始めた。熱い息を吹きかけられている。 「ああ、ケイト・・・」 俺は思わず声を上げた。 するとケイトは、行為を止め、俺を見た。 「何?」 にやりと笑っている。 「私が、あなたのをおしゃぶりするとでも思ったの?」 俺は激しく頭を縦に振った。 「アハハ!」 ケイトは声を上げて笑い、それから、ゆっくりと顔を沈めた。だが、彼女は焦らして、なかなか口に含んでくれない。 ケイトは俺の顔を見上げながら、髪の毛をゆっくりと後ろにかき上げ、舌を突き出して、睾丸を舐め始めた。俺は、タマを舐められただけで出してしまいそうになった。それでも何とか堪える。 「これ、見てよ。ずいぶん溜まってるみたいね」 そう言って、また頭を降ろし、睾丸を舐める。その間も、片手で髪の毛を上げたまま、ずっと俺の目を見つめていた。やがて、舌先が俺の肉茎を舐めあがってきた。 「ああ・・・」 亀頭のすぐ下を、舌でチロチロされ、俺は声を上げた。 「私があなたのコレをおしゃぶりすると、本気で思ってるの?」 俺の目を熱く見つめながら言う。俺はうんうんと頷く他できなかった。もう俺は後戻りできないところに近づいている。 だが、ケイトは突然やめてしまった。身体を起こし、俺の胸をまたぐ形で脚を広げ直立した。 彼女の股間が完全に見える。その時になって初めて、俺はケイトが陰毛をすっかり剃っているのに気づいた。 ケイトはその姿勢のまま、ゆっくりと腰を降ろし、俺の顔の上にしゃがみこむ姿勢になった。手を俺の頬にあてがい、ゆっくりと擦る。 「私のおまんこ、好き?」 「ああ」 ケイトはゆっくりと陰部を俺の顔に近づけてきた。陰唇のしわの一つ一つまでもはっきり見える。その唇は、ぷっくり膨れて外側に広がっている。スポットライトに照らされ、きらきらと光沢を帯びているのが見える。 「私のおまんこ、味見してみたい?」 「ああ、もちろん」 ケイトは、また2センチほど陰部を俺の顔に近づけた。顔から10センチくらいのところに来ている。ケイトの女の香りもしてきた。 「私のおまんこ、ぺろぺろ舐めるつもり?」 ケイトは片手を股間にあてがい、指で陰唇を左右に広げた。
「デス・バイ・ファッキング」 第5章 Death By Fucking Ch. 05 by thebullet アンドリューの話 ドニーとディ・ディは、僕にはベッドで横になってちょっとテレビでも見ていてと言って、食事に出かける準備を始めた。僕にはどうしてかは分からなかったが、ドニーはもう一度、シャワーを浴びると言って聞かなかった。 ついでに言えば、ドニーは、僕にもシャワーを浴びるように求めた。ただ、一緒に浴びるのはダメだと言う。僕は一緒に浴室に入りたかったが、ドニーは僕たちの関係をゼロの状態にリセットし、たった今、二人で理性が吹っ飛ぶほど激しくセックスしたことなどなかったように振舞いたい様子だった。僕には女性の心理は決して分からない。 女性が外出のための準備をしているのを見るのは、どこか、非常に親密なというか、家庭的なとも言えるところがあった。髪にブラシをかけたり、化粧を直したり・・・女性が人前に出ても見苦しくないようにする様々な行動。彼女たちを見てて、僕自身も、自分に新たな発見があった。こういう女性の行動を見るのが好きだということだった。僕は、家庭好きの人間になったような気がした。それに、とてもエッチな気持ちにもなっていた。 僕個人としては、彼女たちは、全裸になっているときが最も完全に「見苦しくない状態」だと思っている。まあ、でも、僕には分からないこともある。ともかく、二人がようやく準備ができたときには、僕は、このままホテルの部屋に留まっていたい気持ちになっていた。 僕もシャワーを浴び、(ちょっと、よれよれになってしまった)服を着た。それで準備完了。僕は化粧を直したり、髪を整える必要はない。 気がつくと、僕は、完全にゴージャスな女性を二人連れて、ディナーにデートに出かける身分になっていた。とても不思議な気分だった。というのも、二人ともまったく同じ服装をしていたからである。服装ばかりでなく、ヘアスタイルも、靴も、すべてまったく同一なのだった。 ちょっとぎこちない雰囲気を感じたので、出かける前に、その場で話題に出すことにした。 「ドニー? ディ・ディ? ちょっと二人に頼んでもいいかな?」 二人同時に顔を上げ、同時に頷いた。完全なユニゾンだった。何だかどんどん変な感じになってくる。 「最初に、二人を『ガール』という言葉をつけて呼んでもいいかな? 職場では女性をそういうふうに呼ぶことはない。そういう呼び方が、性差別主義的だというのは知っている。でも、親密になったら、君たちを、レディというよりガールと呼んだ方がしっくりくる感じがするんだ。僕たちの間だけでの話だよ。そう呼んだらまずいかなあ?」 二人は同時に頭を横に振り、にっこり微笑み、「いいえ、アンドリュー」と言った。 「君たちは、いつも、どんなことでもユニゾンでするの? それとも、僕を戸惑わそうとしているの?」 二人は顔を見合わせ、それから僕に向き直った。二人とも、あの瞳を輝かせる特有の笑みを浮かべていた。ディ・ディにはこれがある。脳の中にスイッチがあって、そのスイッチを入れると瞳から光線が出るようになっているのだ。この瞳を見ると、ハッと息を呑むような衝撃を受ける。そして、どうやら、ドニーも同じ能力を持っているようだった。 「多分、そう・・・」 これも二人同時だった。 ああ、すごい。二人はどんどん謎めいた存在になっていく。 「僕がまだ正気なうちに、出かけよう」 僕はそれしか言えなかった。 ドアを開け、ホテルの部屋を出た。僕は、僕が知ってるうちで最も美しい二人をエスコートしている。それぞれを左右の腕に抱きながら歩いた。ホテルのロビーを出て、街頭へ出たとき、僕たちを見た人々の表情が面白かった。女性はショックを受けた顔をし、男性は妬ましそうな顔をしていた。 僕はザ・リッツ・カールトン( 参考)に向けて車を走らせた。そこには、僕の普通の価格帯を遥かに越えるレストランがある。ディ・ディが圧倒されて喜んでくれるかもしれない店を探し始めるまでは、僕はそんなレストランがあることすら知らなかったところだ。(いや、これはちょっと誇張して言っている。頭では、そのレストランがあるのは知っていた。ただ、選択肢としては一度も考えたことがなかった店である)。
* * * イサベラは、レオンを横目で伺いながら、巨大な廊下を足早に走っていた。彼は、いま、大きな暖炉にもたれかかっている。クリーム色の大理石に手を当て、指で苛立たしげにコツコツとリズムを打っていた。 イサベラは、薄青のガウンを着たままで許される限りできるだけ小走りに進んでいた。絹の擦れる音に、レオンが気づくことがないようにと祈りながら。 「イサベラ!」 イサベラはたじろぎ、歩みを止めた。ゆっくりと振り返り、自分を捕らえている者の顔を見た。本能的に両腕で腰を包んだ。その動きは、まるで我が身を守ろうとしているように見えた。 彼女は昨夜、眠れぬ夜を過ごした。自分を捕らえる者が、次にどんな悪魔のような仕打ちを思いつくのだろうと心配だったからである。自分を苦しめ、その苦しみから、やがて、レオンに、自分からあのような邪悪な行いをさせることを許してしまうようになる。それが心配だった。 レオンの元に行くかどうかの選択権を彼が自分に与えたことにより、もっと楽になるはずだった。だが、実際は、かえってひどく苦しむことになったように思える。レオンの元には決して行かないと自分を納得させようとすればするほど、心の奥底で、そのような決心など、あっけなく崩れ去ってしまうだろうと思うのだった。レオンに抵抗することは、せいぜい、儚い試みに過ぎないことになるだろうと。 レオンは顔を上げ、イサベラを見た。その顔には険しい表情が浮かび、影を帯びていた。イサベラは、レオンの予想外の表情に驚いた。 「イサベラ、俺はわざとお前を傷つけたりすることはしない。決して」 「だったら、私を解放して」 心臓を高鳴らせながらイサベラは言った。 「だめだ!」 レオンは彼女に近づきながら、それしか返事をしなかった。 「私の父のせいなのね」 イサベラは静かな声で言った。レオンが近づいてくるのに合わせて、首筋がちりちりする感じがした。彼女は緑の瞳で、目の前に来たレオンをまじまじと見つめ、その身体の大きさを改めて認識した。痩身でありながら逞しく、猫を思わせる気品と温かみを湛えた黄金色に輝く肌。 イサベラは、突然、両手で腰をつかまれ、ハッと息を呑んだ。身体を引き寄せられる。だが、身体が接触するぎりぎりのところで止まった。どうしたのだろうと思った。次の瞬間、唇に優しくキスをされていた。まったく不意を突かれたキスだった。 レオンは、キスをしながら、彼女の細い腰に回した両手を大きく広げた。両手の親指が、イサベラの胸のふもとを優しく撫でていた。 「呼びかければ何人でも召使たちを呼び出せる場所にいる、いま、この時ですら、俺は、その薄レースの下に隠れているお前の甘美な身体を探求したくて、うずうずしている」 レオンは、そう言って、指を一本出し、イサベラの薄青のガウンのスイートハート・ネックライン( 参考)をいたずらっぽくなぞり、胸の谷間で指を止め、中に滑り込まそうとした。 「だめ・・・」 口元にキスされながら、イサベラは喘いだ。彼女は、この新しく変わったレオンに慣れていなかった。 「何がだめなんだ?」 レオンはイサベラのネックラインに指を引っ掛けながら呟いた。そして、いたずらっぽく、影にっている谷間を指でなぞった。 イサベラがどう返事しても、その返事は遮られたことだろう。レオンが唇で彼女の口を塞いだから。舌で彼女の唇を焦らすようになぞり、否応なく唇を開かせた。そして柔らかく温かい口腔の中へ、舌を忍び込ませた。 イサベラはためらいがちに両手を彼の腕にあてがい、徐々に肩へと滑り上げた。肩まで来ると、指を曲げて、軽くしがみつく。レオンは、それを受けて、彼女をしっかりと抱き寄せた。キスを深めながら、イサベラの身体を逞しく固い胸板に引きつけた。 二人が身体を絡めあったまま、どれだけ長い間、立っていたか、イサベラは分からなくなっていた。キスをするたびに新たなキスへとつながり、二人の唇は一つに融け合っていた。 突然、レオンが引き裂くようにして唇を離した。イサベラは、突然の中断に驚くだけだった。乱暴に向きを変え、大またで歩き去っていくレオンを見ながら、彼女は、ただ目をしばたたかせるだけだった。 不可解な様子で彼の後姿を見ながら、イサベラは唇に手を当てた。私は何かいけないことをしたのだろうか? * * *
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