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デス・バイ・ファッキング 第11章 (12:終) 


トイレからベッドに戻ってきた時も、私はまだ笑っていた。アンドリューがこの状況の面白さを理解していたかは分からない。

私は彼を仰向けにさせ、その上にまたがった。そして、彼とつながったのだけど、この時の行為を、いまでは私は「笑いエッチ」と呼んできている。

ひょっとすると私には変態じみたところがあるのかも。それとも、この行為が、私がアンドリューに出会った最初の夜のことを思い出させるからかもしれない。あの夜、私と彼が行為をしている現場を、シャワーから出てきたディアドラに見つかったのだった。あれは、アンドリューがまだ私の存在自体を知らなかった時のことだった。

あの時、彼はようやく状況を理解し、私のことをディ・ディだと思いながら私を愛していたと分かった時、彼は声に出して笑いだしたのだった。私のあそこに深々と埋め込んだままで。そして、彼が笑えば笑うほど、私の中に深く入ってきて、それまで私が経験した度の男性よりも深く入ってきたのだった。

でも、その時、アンドリューは、その状況について冗談を言い始めたのだった。これは世界新記録だって。出会って、セックスして、オーガズムに至るまで世界最速だと。確かに世界新記録だったかもしれないけど、一方で、私たちはまだしっかりとつながったままだったのよ。あの凄い持ち物で私は貫かれたままだったの。なのに、アンドリューは、アハハと笑っていた。それに私も笑っていたかもしれない。

あの、笑っていたことで、かえって気持ちよかった。というのも、彼の固い勃起が私のあそこの内壁をマッサージすることになったから。笑う時の身体の痙攣が。小刻みに突く動きになっていて、私の中に小さな爆発をいくつももたらす効果になっていた。実際、大笑いしている真っ最中に、私は絶頂に達していたのだった。その点でも別の世界新記録だったかもしれない。よく知らないけど。

それが「笑いエッチ」。そして、いま私たちは、またその「笑いエッチ」をしている。私が笑っている間に、彼が、あの長くて太いものを私の中に入れてくる。いや、多分、入れる動きをしていたのは私の方かも。だって彼は仰向けになっているだけだったから。

アンドリューが、びっくりして床にダイビングをした時は、ちょっとおバカっぽく見えた(いや、改めて考えてみると、ちょっとどころでなく、とんでもなくおバカっぽく見えた)。だけど、彼はそれでも勃起を保っていた。私は、アンドリューのその能力は一種の異常じゃないかと思い始めている。アンドリューのように勃起状態を維持できる人は誰もいない。

彼は私たちと一緒にいると、ちょっと太ももをチラリと見せたり、あるいはちょっと私たちのお尻を見ただけで、即、勃起してしまう。私もディ・ディも彼をこの点でからかって遊んだ。彼は舌を使って私たちを責め遊ぶのだから、私たちも、彼のペニスを勃起させたり、萎えさせたりをして責め遊ぶのだ。でも、ある時点になると、それは萎えなくなってしまう。その時が遊びの終わり。

アンドリューのペニスに貫かれるのはとても感じる。その時、私はかなり自己中心的なセックス行為をしていたけれど、アンドリューは気にしていないようだった。それに私はずっと笑い続けていた。あの床にダイビングした時の彼の格好! 彼は時々、とてもトンマになることがある。いつもあんなに聡明な彼なのに、あんなにうぶになることがあるのが信じがたい。

私は笑い酔いというか、笑いが止まらない状態になっていた。最近、私はこの状態に時々なる。妊娠している今は特に。感情のコントロールが、少し難しくなっているのだろう。いまの私は、アンドリューの上にまたがり、動きながら笑い続けている。胸を上下に弾ませて(以前の私の胸だと、この弾ませるというのができなかった)。そして私のあそこは彼の大きな勃起を咥えこんで小刻みに動き続けている。大笑いしながら同時にイクことなんて本当にあり得るのかって? 私を信じて。本当にありえるの。

私は笑っていた。そして次の瞬間、叫び声を上げていた。アンドリューは、その時までは、全然笑っていなかった(多分、彼は私のちょっとした悪ふざけに気分を害していたのだろうと思う)。でも、私が叫び声をあげたら、今度は、彼が大笑いし始めたのだった。多分、私が可笑しく見えたのだろうと思う。

ああ、でもそれが気持ちいい。彼が笑うことで、私はさらに高みに押し上げられていった。彼は短い断続的なストロークで突き上げ始めた。私はあそこにどんどん力を込めて、あそこで彼の分身をギュッギュッと絞る動きを始めた。

そして前のめりになって彼に覆いかぶさった。すると彼のあそこが私のクリトリスを擦りだした。もう、天国に舞い上がった気分。もう、自分を抑えきれない。股間を彼にぐりぐりと擦りつけていた。ふたりの恥骨がぴったりとくっついて、ぐりぐりと擦りあっている。この快感を最大のものにしようと私は貪欲だったし、本当にすごい快感だった。

突然、アンドリューが腰をグイッと突き上げた。私の太った妊婦の身体が十数センチは持ち上がったと思う。それも彼の大きなペニスで完全に貫かれたままで。

もう限界だった。私はまた大きな声で叫んでいた。彼が私の中で噴射するのを感じた。私は、それをできるだけ長く持続させようとした。叫び声を上げては股間を擦りつけ、股間を擦りつけては、叫んでいた。両眼を閉じ、頭を前後に振りながら。ああ、私、とんでもない姿を見せていたに違いない。

そして、とうとう終わりが来た。私はがっくりと崩れ落ちた。愛する夫の胸に、この大きなお腹の身体を横たえた。彼は両腕で私の体を包み、強く抱き寄せた。私を愛してくれているのね!

こんなに太っていて、みっともなく、しかもわがままに振舞ったのに、彼は私をセクシーだと思っている。ふたり長い間、抱き合い続け、親密な状態を楽しんだ。彼の肌の感触が私は大好き。とても柔らかで、子供の肌のよう。でも、この柔らかな肌の下には男らしい筋肉がある。彼は柔らかい側面だけを私たちに見せているのだ。

今夜、この後、今度はディアドラの番になるのだと私は知っている。今度は彼女が彼のそばにいることになると思うと、羨ましく感じる。そんなことを思う自分は強欲なのだなあとは思う。世の中の大多数の女性より、私はたくさんセックスをしてもらっているのは事実。日々の生活で、ほぼ毎日のようにセックスしてもらっている女性は、この世に何人いるだろう。それに、最低でも週に数回はあそこを舐めてもらっている女性は? それに(いまは妊娠中なので限られてはいるけど)考えられるあらゆる体位を試してもらっている女性は?

しかも、私たちは二人いるのだ。単純な算数をしてみれば、アンドリューが私の二倍の量、セックスをしているのが簡単に分かる。いったい彼はどうやってそれを可能にしているのだろう。私にはわからない。道理で、いまの彼はあんなに力を抜いてぐったりしているわけだ。私が彼だったら、昏睡状態になっていることだろう。でも、いまの私たちはどうしても貪欲になってしまう。いまできることなら、いまのうちしておかなければという気持ちになっているのだ。だって、もう2週間もすれば、しばらくはセックスはお預けになってしまうのが見えているから。

可哀想なアンドリュー。人生の真っ盛りの時期に、私たちにこんなに酷使され続けて。彼が本当にクンニ好きだといいんだけど。

つづく



[2011/07/04] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

裏切り 第2章 (11) 


車のところに着き、バッグ類をトランクへ入れ、逆にトランクからは僕のトレンチコートを出した。僕は、シルバーのE500の助手席ドアをダイアナに開けてあげ、彼女は感謝しながら乗り込み、そして、僕を見上げてにっこりと微笑んだ。実に意味深な笑みだった。

運転席に乗り込むと、彼女は僕の隣にすり寄ってきて、紫色に塗った爪で僕の首筋を優しく引っかいた。背筋に電流が走る感じがした。

車を動かし、夕方近くのゆったりした交通量の通りを走っていると、ダイアナは何か考え事をしているのか、額に小さくしわを寄せた。

「ねえ?」 と甘い声音で彼女は話しかけた。「予約の時間までどのくらいあるのかしら?」

「2時間くらいだけど、どうして?」

ダイアナの手による奉仕先が、僕の首筋から、太ももの内側へと移った。彼女の頭の中で、いまいろんな考え事が渦巻いているようだと僕にもわかる。

「あなたは、今日は私を甘えさせてくれたわ。ほとんど恥知らずと言っていいほど、すごく贅沢させてくれた…。だから、もうひとつだけでいいの、もうひとつだけ甘えさせてくれる?」

「君が求めるものならどんなものでも、僕には断ることなんて想像できないよ」

僕の返事を聞いて、ダイアナは僕の太ももをギュッと握り、はにかんで微笑んだ。

「いま言った言葉、後であなたに思い出してもらうことになるかも…」 彼女の声は少しだけ震えていた。「望みって、ただ……。何というか、この服装は何から何まで、すごく完璧なんだけど、たった一つ、小さなところだけ、そうでないところがあるのよ」

「どんなところ?」

「みみっちいことだとは知ってるんだけど…、でも、やっぱりこの服装には赤のコルセットにすべきなの。黒じゃなくって。分かってるわ、分かってる。どっちだろうが誰も見ないだろうっていうのは分かってるの。でも、あなたと私だけは知ってることになるでしょう? それに、あなたのおかげで、今日と言うとても完璧な一日に、私をこんなにも完璧にあなた望みの姿にしてくれたわけだから…」

「素敵だと思うよ。でも、土曜日で、もうこの時間だし、そういうの売ってるところが見つけられるかなあ」

「私、いいお店を知ってるの!」と彼女は嬉しそうな声を上げた。「彼、ノース・サイドで特注のコルセットを売ってるの。私のコルセットは全部、彼のところから買ってるわ。実のところ、私は、彼がショーをするときの、彼のお気に入りのモデルをしてるのよ。いま電話したら、彼、ものすごく喜んで私たちに会いたがると思うわ」

強烈なエロティシズムを求める僕としては、これはやり過ごすわけにはいかないことだった。僕から携帯電話を借りた彼女は、早速、記憶を頼りにダイヤルを押した。そして電話の向こうの人物と2分ほど陽気におしゃべりをし、そして電話を切った。彼女は口元に満足そうな笑みを浮かべて僕を見た。

「彼、私たちを待っててくれるって。私が言ったとおりでしょ。道順は私が教えるわ」

そこにはちょっと時間がかかった。場所は、ロジャーズ・パークの近くの3階建の茶色の建物だった。頬ひげに加えて山羊のようなあごひげも伸ばしたワイヤーフレームのメガネをかけた男が出てきて、ダイアナを温かく抱擁した。ダイアナは僕をそのポールという人に紹介し、そしてポールは僕たちを地下の作業室兼ショールームへと案内した。


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