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Wイェックス:妊娠 (14)  


僕も、垂れないようにと注意深く股間を押さえながら、バスルームに向かった。バスルームに近づくと、妻がくすくす笑っているのが聞こえた。だが、次の瞬間、「えっ、あっ! ダメ、ダメ、ダメ!」と叫ぶ声が聞こえた。

急いで中に入ると、妻がトイレの前に立っていて、小便を便器に入れようと、妙な角度で体を傾けていた。

そしてトイレの周辺やら、後ろの壁まで、あっちこっちおしっこだらけになっている。うわっ、これじゃあ、明日はベッドシーツの洗濯に加えて、バスルームの掃除もしなくちゃいけない。もうちょっと近づいて、よく調べ、悟った。明日じゃ遅い、今夜にも掃除しなくちゃ。

でも、僕自身、股間の指からドロドロが漏れ出してたので、急いでシャワーに入った。「そっちは大丈夫、カレン?」と声をかけた。

「全然、ダメ! あなた、これ、本当にごめんね。立っておしっこするのって面白そうと思っていたけど、でも、トイレ以外のあっちこっちに出ちゃうの! ずっと前から、男っておしっこするとき全然注意しないものなんだなって思っていたけど、本当は、命中させるのが難しいということなのね?」

僕は笑った。声に出して笑っていた。「おしっこするとき、ちゃんとつかんでた?」 僕は片足をシャワー台の上に乗せて、ドロドロがあそこの穴から出やすくさせた。

「もちろん!」

そう言いながらカレンもシャワールームに入ってきた。後ろから手を伸ばして、僕のおっぱいを軽く揉みながら、シャワーの水しぶきの中に入ってきた。

「本当はどういうふうにすべきなの?」

体の中のドロドロは、出し方を教えてもらうか、手助けしてもらわないとできないと分かり、僕は諦め、体を洗おうと、僕のボディウォッシュを取った。妻はそれを僕から奪い、代わりに彼女の女性用ウォッシュをくれた。ああ、そういうことか。

「君のやり方でいいんだよ。出し始めは、狙うのがちょっと難しいけど、その後は大丈夫。さっきの問題は、セックスした直後におしっこをしようとしたせいだよ。あれの後だと、いつも変な方向に出ちゃうものなんだ」

「ちょっと待って。それって、あの『ふたりの男とひとりの女』(参考)って映画のシーンにあったこと?」

「アハハ。そうだよ。セックスした後は、座っておしっこをすること。次の日の朝でも同じ。じゃあ、今度は僕にあそこの洗い方を教えてくれる?」

******

その日の朝、僕はゆっくりと目が覚めた。温かく、ぬくぬくと気持ちいい目覚めだった。妻は、自分の方が背が高いし、ふたりの関係でペニスを持っているのは自分だけなのだからと、スプーン重ね(参考)の姿勢で眠るときは、彼女の方が大きいスプーンになると言い張った。

僕の腰には彼女の腕がだらりと巻き付いている。それに僕のお尻の頬の間には、非常に固く勃起した彼女のペニス。彼女はまだ目が覚めていないのだけど、少し荒い息遣いをしてて、わずかに腰を前後に動かしていた。僕は僕で少し濡れてきている。

ベッドサイド・テーブルの時計を見た。目覚ましのベルが鳴るまで、もう20分はある。彼女を起こさないようにと、僕はゆっくり掛け布を剥ぎ、彼女の抱擁からすり抜けた。

僕は唇を噛んでぐっと我慢した。前の僕ならこういうふうにして起こされるのを喜んだだろうけど、彼女は僕ではない。でも、どうでもいいさ、何と言っても、僕をエッチな気持ちにして目覚めさせたのは、他ならぬ妻の方なんだから。

僕は、できるだけ優しく、妻の体を仰向けにさせて、掛け布を下まで全部めくった。

何て美しい姿だろう。髪は原始時代の女性ふう(参考)にワイルドに乱れ、胸の大きなふたつの乳房は、呼吸に合わせて上下に隆起を繰り返す。そして、彼女の巨大なペニス。それが今は固く勃起し、顔の方を指し、平らなお腹にくっつきそうになっている。

僕は昨夜のセックスでちょっとあそこがヒリヒリしていた。だけど、ちきしょう、もっとヤリたくなってる。彼女を揺らさないよう、ゆっくりと動いて、注意深く妻の腰をまたいだ。脚の間に手を伸ばし、彼女の勃起を握って、まっすぐに立たせ、僕のあそこの口へとあてがった。そして、ゆっくりと腰を沈め、中に入れていく。亀頭部が入ったのを感じ、僕は小さくヨガリ声を漏らした。

カレンは眉をしかめて、口を開いたけれど、眠ったまま。僕はゆっくり上下に動き始め、妻の太い一物を徐々に飲み込んでいく。そして、とうとう、最後まで飲みこみ、僕は妻の下腹部の上に座る姿勢になっていた。


[2020/08/21] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

浮浪者 (14) 


他のふたりはまだ寝ており、僕とストークリイのふたりでグラニーを散歩に連れて行った。戻った時までには、怠け者ふたりも起きていて、ぶらぶらしていた。ブリイはもともと朝型の人間ではないし、マギーもそうではないのは明らかだった。ふたりともくしゃくしゃ顔の眠たそうな猫のようで、盛んに背伸びをしたりあくびをしたりを繰り返していた。だが、いったんシャワーを浴びた後は、まるで人間発電機のように変わった。ブリイは僕たちを急き立てて、婚姻証明書を取り、養子関係の書類をまとめ、一時的な保護観察を開始させ、その後、ディナーへとみんなを引き連れた。シーフード料理を食べた。女の子たちは、その美味しさに驚いていた。実際は、その値段の高さに驚いていたと言ってよい。

「マック? きっとたくさんおカネを稼いでるのね?」とマギーが言った。

僕は笑った。「ああ、そこそこはね。いくら稼いでるか教えてもいいよ。だいたい、年収9万ドルかな。だから、必要とあらば、僕だけの稼ぎでみんなを養える。まあブリイは僕の10倍は稼いでるけどね」

ふたりは、唖然とした顔でブリイを見た。ブリイも笑った。「ただのおカネよ。実際、外食をしたかったら、いつでもあなたたちをレストランへ連れていくことができるわ。その余裕はあるの。でも、マックをその気にさせられたら、たいていのレストランより美味しいものを食べられるというのが実情ね」

「ブリイは料理をするの?」とマギーが訊いた。

「ええ、でも、簡単なものばかり。レシピー通りにすれば誰でもできるもの。でも、マックは天才」

「いや、実際はブリイもすごく料理が上手なんだよ」と僕は口を挟んだ。「気が散ったり、何でも焦がす残念な癖があるんだけど、それを直すことができれば、彼女は料理の達人だと言える」

ブリイが僕にパンチを繰り出した。「一回でもへまをしたら、いつまでもマックはそのことを口に出すのよ」と彼女は笑った。

僕は鼻をすすった。「結婚して最初の1年は、僕たちは犬を飼っていなかった。焦げたものを食べてもらえる犬がいなかった。焦げたものをゴミ箱に入れたら、家じゅう臭くなってしまうんだ。なので、ブリイは焦がしたものを庭の木の根元のところに捨てていた。まるで、木の神様にお供えものをしてるような感じだったよ」

みんな声に出して笑っていた。ブリイは非常に上機嫌で、僕に体をすり寄せていた。僕も彼女に腕を回し、時々、抱き寄せたりしていた。そして可憐な娘たちふたりは、そんな僕たちをみてくすくす笑っていた。

「こういうとこでメシ食ったことねえもん」とマギーが言った。

「ちょっと、マギー?」とブリイは真顔で彼女を見た。「今のはダメ。そういう言葉遣いをしてると、マックは1週間もせずに、家を出て行ってしまうわよ。あなたはもっと良い言葉使いができる人でしょ? もう一度言って」

マギーはちょっと考えた後、「あたしたちはこういう場所で食事をとったことがなかった」と言い、僕が頷くと勝ち誇ったような笑顔になった。「しゃべり方……話しの仕方は知ってる。けど、街の人たちのように話す習慣ができてしまっていただけ。あたしたち、ママが死ぬまでは学校に行っていたし、成績も良かったんだよ」

「信じるわよ。あなたたちならうまくできる。忘れないでほしいの。あたしたちはデトロイトの人間だけど、品を備えた人間だってことを」

マギーとストークリイは、パッと明るく、誇りではち切れそうな顔をした。確かに、ブリイはふたりに品の良さを身につけさせてもいた。服装をブリイの服装に似合った品のものを着せていたし、歩き方、椅子の座り方、食べたり飲んだりするマナー、化粧やヘアスタイルまで教えていた。半年もすれば、誰もが、ふたりはニューイングランドの上流階級で育ち、教育を受けたと思うだろう。ふたりとも覚えが早く、成績も良い。この夜がこれからのふたりの未来の始まりとなった。

ブリイはこの新しい生活の開始にワクワクしているようだった。家につくと、ブリイはふたりの娘たちに、「テレビをつけて、一晩中、つけっぱなしにしておいて」と言った。ふたりは不思議そうな目で彼女を見た。

「あなたたちのパパとあたしで、しなくちゃいけないことがあるの」とブリイはウインクした。マギーたちは引きつったように笑い、顔を真っ赤にした。


[2020/08/20] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Wイェックス:妊娠 (13)  


妻が膝立ちのまま、僕の脚の間、こっちににじり寄ってきた。そして十分近くなると、両手をついて、体を支えながら上半身を傾けてきた。ふたりが顔を近づけた形になる。彼女はペニスを握って、王冠部分で僕の割れ目を上下に擦り、亀頭を僕の分泌液で濡らし始めた。割と荒々しく擦ってる。その間、僕は目を大きく見開いて彼女の視線を見つめていた。

そして、とうとう入ってきた。1、2センチくらいか、僕の体をほんの少し割ってくる。男性であった頃の経験から、この時の突っ込みたいという衝動がとても強力なのは知っていたので、いきなり根元まで挿入してくるかもしれないと思い、僕は防御の意味で彼女の腰を両手で押さえた。でも、妻はそんな予想をしていた僕を驚かせた。というのも、彼女はゆっくりと小さな出し入れの動きを交えつつ、ほんの少しずつしか侵入してこなかったから。

彼女の優しい挿入によって僕の恐怖心を打ち消されると、僕は下腹部から生じる感覚に集中することができた。優しくではあるけれども、太いモノによってメリメリと体を内部から押し広げられていく感覚。これには驚いた。こんな感覚は初めてだった。

カレンは顔をゆがめていた。自分自身を押さえつけようと頑張っているのか、苦しそうに、口を大きく開け、歯を見せた顔をしている。

「すごくキツイわ、あなた」 と彼女は小声で言った。

「処女ですもの」と僕はわざと自慢げに言った。「……ちょっと待って、まさか、知らないわけないよね? 僕にはアレが……分かるよね?」

妻がくすくす笑った。そのせいで彼女のペニスがピクピク動いた。「いいえ、大丈夫。Wイェックスでは処女膜は形成されないから。じゃあ、もう少し奥まで入れるけど、いい?」

僕は頷いた。妻はゆっくりとさらに奥へと進んできた。妻のペニスは、僕の体の中、胃袋あたりを突き上げようとしてるような気がした。もちろん、僕は、今のような体の構造になったことがないわけで、ひとつひとつの感覚について、参考にすべき経験が全くのゼロだった。「ああ……」と僕は首を鎌首のように持ち上げ、訊いた。「全部、入った?」

「あ、いやまだ。まだ半分は残ってる。どうする?」 彼女は心配そうに問い返した。でも、小さな出し入れの動きは続けたままだった。

僕は持ち上げた首をがっくりと枕に落とした。まだ半分だけ? 「入れてきていいよ。でも、一度に少しずつで」

カレンは言うとおりにしてくれた。そして、じきに根元まで貫通した。大きな睾丸が僕のお尻に触れていた。いっぱい、いっぱいに詰め込まれた感覚だったけれど、悪い感じでは決してなかった。

「ああ、あなた? この感じ、すごい」と妻は言い、僕に顔を寄せてキスをした。彼女の唇に僕自身の体液の味がした。自分の愛液なのに、かなり美味しい。正直、驚いた。

妻は、できるだけ急かさないよう、辛抱強く堪えていたのだろうけど、そろそろ限界かもしれない。彼女は、根元まで入れたペニスを半分ほどまで抜いた後、ぐいっと押し込んできた。そのインパクトで、僕の体は突き上げられ、ベッドの上、揺さぶられたが、それと同時に電撃的にショックが体中を駆け巡った。両脚が無意識的にぶるぶる震えた。

その僕の姿を見て妻はにやりと笑って、もう一度、同じことをした。僕の口から、「くうーっ」と、自分の声とは思えない甲高い甘え声が漏れた。その声、僕自身もセクシーな声に感じた。彼女は、両手の位置を変え、ゆっくりと、本格的な動きを始めた。

カレンは体をさらに下げてきた。その結果、それまでふたりの乳房は、それぞれが奔放に揺れていたのだが、それが密着する姿勢になり、揺れは鈍くなっていた。彼女は僕にキスをしようとしたけれど、呼吸が乱れているため、なかなか上手くいかないようだった。それを察した僕は、自分から両腕を伸ばして、彼女を抱き寄せた。僕の体の上にうつ伏せに横たわってもらう形になった。そうすれば、妻はさらに動きやすくなるはず。

力強く出し入れをする妻。彼女のペニスで僕のクリトリスが擦られるたびに、僕は悩ましい声を出し続けていた。そんな声を出してることが恥ずかしくてたまらないのだけど、どうしても声が出てしまう。片手で彼女の頭の後ろを押さえ、もう片手で背中を抱き、両脚は、できるだけ彼女の腰に巻き付けるようにして、体全体でしがみついていた。何か本能的なものが働き、僕は、どうしても彼女と一体化し、ひとりの人間へと融合したい気持ちになっていた。自然と言葉が出ていた。

「ああ、カレン……もっと、もっとやって!」

明らかに、女性にとっての「良いセックス」とは、現実の本当のオーガズムを別にして、10分の1のオーガズムが、ずーっと続くことのようだ。妻がペースを上げてからしばらくすると、僕はオーガズムに達し、その後は、連続化し、強烈な体の痙攣と快感で、咆哮しっぱなしで止められなくなっていた。

「やめないで! もっとやって! その大きなおちんちんで突きまくって!」

あまりの快感に理性がどこかに飛んでいくのを感じた。

でも、良いことはすべてやがて終わりが来るものだ。カレンは最後の一突きを僕に叩き込み、次の瞬間、収縮した僕の膣壁を通して、彼女自身オーガズムに達し、射精を始めたのを感じた。

熱い精液が僕の飢えた子宮へと撃ちこまれる。それを感じ、またも、新たなオーガズムが始まり、体をくねらせ、のたうち回った。妻は僕の中に注ぎ込みながら、射精のたびにセクシーな唸り声を僕の耳に吹きかけていた。

それが終わり、ふたり、激しく呼吸を続けながらも、しっかりと抱き合い、体を休ませた。やがて、カレンが僕の中から抜け出ようとした。僕は依然として絡めていた両脚に力を入れ、彼女の動きを止めた。

「もう少し中にいて。君が柔らかくなるまででいいから。いい?」

妻は両肘をつく姿勢で体を起こし、愛情たっぷりに僕にキスをした。「で、どうだった?」

「うーん……」と僕は嬉しそうに唸った。「君は僕を、君のちんぽなしでは生きていけない、とんでもない淫乱女にしてしまったと思うよ」

カレンはそれを聞いて声に出して笑った。笑いながらも、僕の敏感になっている膣肉の中、彼女のペニスがピクピク動いて、変な感じがしたし、エロティックだとも思った。

「ええ、あたし自身、ちょっとヤミツキになりそう。本当に気持ち良かった?」

「最高だよ。もし、君が僕からあの快感を得ていたのだったら、君が毎日4回は僕の上にのしかかってこなかったのが不思議なほど」

「分かるわ。あたしも、男の人がどうして自分のペニス中心にいろんなことを考えるのか、分かってきたような気がしてるの。正直、突然思ったんだけど、あたしがその気になっていないとき、あなたは、よく、あんなに自分をコントロールできていたなあって、すごく感心してるのよ」

カレンのペニスは次第に柔らかくなり、とうとう、ひとりでに抜け出てしまった。コルク栓が抜けるのに合わせて、多量の体液が洪水のように僕のぱっくり開いた穴から流れ出てきた。

「うわあ、気持ち悪い」と、僕は不平を漏らした。こういうものなのだろうけど、気持ち悪いのは事実だった。

それにもカレンは笑い、僕はようやく彼女を解放した。カレンはベッドから降り、僕に言った。「一緒にシャワーを浴びよう、アンバー。体の洗い方を教えてあげるから」

妻は、体液の残りが床に垂れないようにと、片手でペニスの下に手を添えながらも、跳ねるようにしてバスルームへ向かった。そして何分かの後、シャワーが流れる音が聞こえてきた。


[2020/08/18] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

浮浪者 (13) 

「ブリイについてはマックの言う通りだよね。ブリイはすごい。時々、圧倒的になる。何かをすると決めたら、周りの人をみんな巻き込んでやっちゃう」

僕は笑った。「分かってる。そうだよね。彼女はずっと前からそうだった。彼女と初めて会ったのは、大学の同じクラスのグループで遊園地に遊びに行った時だった。彼女は、ジェットコースターに一緒に乗る相手は僕にすると、勝手に決めてしまった。実際、僕は他の女の子が目当てで参加したんだけどね。ともかく、ブリイにぐいぐい引っ張られていろんな乗り物に乗って遊び、結局、グループの他の友だちとは、その日、一度も顔を合せなかった。ずっとブリイに引っ張りまわされて、彼女とふたりっきり。当時、僕も彼女も同い年の20歳。僕はその日のうちに彼女に恋してしまった。ブリイはウイルスみたいなものだよ。人に侵入して、人生を乗っ取ってしまう。僕たちは、結婚してたった1ヶ月で、最初のケンカをしてしまった」

「どんなことでケンカしたの?」

「話を聞いたらバカらしいと思うだろうけど、靴のことでケンカになったんだ。彼女は僕の靴をいつも移動して、僕の靴の上に自分の靴を置いたんだ。だから、僕は彼女の靴の山を掘り分けなければ、自分の靴を見つけられなかったし、彼女のヒールで僕の靴は傷だらけにされたしね。ブリイは僕のことを細かすぎるとか、命令的だと言っている。多分、ブリイは正しいのかもしれないけど、彼女に靴をクローゼットの中、彼女の持ち物の横のところに置いておくように頼むのは、そんなに細かいことなのかなあ。そこから一気に互いの感情が燃え上がってしまい、僕は彼女をカンカンに怒らせたし、彼女は僕を気が狂わんばかりにさせた。僕は明日の行動について計画をもって生きている。ブリイは完全にその場その場で行動する。彼女はそういう人間なのだし、そんな彼女が僕は好きなんだけど、でも、同時に、彼女のそういうところが一番頭にくるところなんだよ。ブリイの方も、きちんと計画性を持っている僕が好きなのだろうけど、まさに、その点が彼女を怒らせる点でもあるんだ。そんな相反したことが、えてして衝突してしまうものなんだけどね。そんなわけで、僕とブリイは互いに神経を苛立たせてしまう関係になってしまったわけ」

ストークリイはくすくす笑った。「マギーとあたしも同じようなことでケンカするよ。マギーは人生の半分を失くしたものを見つけようとして過ごしてる。マギーは朝起きると、その瞬間に何をするか決めてしまう。マックとあたしはちょっと変えなきゃいけないと思う。少しだけでいいから流れに合わせるようにしなきゃいけないんじゃないかなあ。ブリイとマギーも変えなくちゃいけない。ふたりは、あたしたちはモノがあるべきところにあるのがいいと思ってることを理解しなくちゃいけないと思うよ。マックは、みんな、それができると思う?」

「分からないな。そうしなくちゃと思う理由をみんな感じてないから。ブリイと僕は本当に奇妙な関係にあるんだ。僕は今まで以上に彼女のことを愛している。彼女も同じように感じていると思う。彼女は話し合いをするタイプじゃない。行動するタイプだ。僕と彼女は、結婚した時よりも近しい間柄になっているし、僕は彼女が好きだ。結婚した時は、それほど好きではなかったと思う。僕は彼女を愛してはいたけど、ふたりとも、いつも、相手のことで怒っていた。僕とブリイは、一種、いろんなことを、ふたりが結婚しているような感じにさせてはきてるけど、昔は、ふたりとも物事を変える必要を感じていなかった。多分、僕たちふたりとも未熟でわがまますぎたんだろうと思うけど、ともかく、今まではそれでやってきたんだ。たぶん、僕とブリイには、何を失っていたかを理解するために、君たちふたりの登場が必要だったんだろうな。家族としてまとまるというのは、とてもワクワクするけど、怖くもある。家族を持つのはいいけど、もし、その家族を滅茶苦茶にしてしまったらどうなるのだろう? すべてをギャンブルに掛けるリスクをおかすことになるんだよ。僕は不確かなことは嫌いなんだ」

「分かるよ。でも、時にはチャンスに賭けなきゃ」とストークリイが言った。「失敗するかもしれないけど、チャンスに賭けなきゃ、何も良いことは得られないよ」

僕はストークリイを抱き寄せた。彼女は子猫のような声を出した。「君は僕が知っている中で一番賢い11歳だよ」

「来月には12歳になるけど」

ストークリーは残ってたマフィンを食べきり、僕たちはふたりで家の中に戻った。




[2020/08/17] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Wイェックス:妊娠 (12)  

僕の求めに応じて、妻はすぐに僕の体を押して、仰向けにさせた。そして這うようにして、淫らな笑みを浮かべながら僕の脚の間へと体を割り込ませてきた。そして顔を僕の胸に当てると、顔面や頭を僕の乳房に擦りつけ、その後、激しく顔を動かしてモーターボート(参考)のような音を出し始めた。

妻が僕の胸の谷間で頭を振り、ボート音を立てるのを受け、僕はショックと、子供っぽい遊び心の入り混じった気持ちで、身動きできずにいた。やがて彼女は息が切れて顔を上げたが、顔を真っ赤にしつつも嬉しそうな表情で、大きく深呼吸をした後、声に出して笑っていた。

僕は困った顔をしながら訊いた。「今の、気持ちよかった?」

カレンはうんうんと何度も頭を縦に振った。「あなたのおっぱい、大好き!」

僕は「うーん……」と唸り声をあげ、恥丘の部分を押し上げた。彼女が僕の上、体重を乗せているお腹の部分に、僕のつるつるの濡れた陰部を擦りつけた。

「そう、なら良かった。でも、僕は……ココの部分が飢え切ってて、今にも死にそうになってるよ。僕の中から女の子が出てくるのを手伝ってくれない?」

女性になったことを受け入れる。やろうと思えば、できるかもしれない。いや、そうしなければいけないのだ。まだまだ、先は長いのだから。

カレンは唇を噛んで、意を決した顔になり、僕の体の上をゆっくりと下方に移動し始めた。柔らかい腹部の肌を舐めたり、キスをしたりしつつ、ゆっくりと下がっていく。そうされながら、これから本気でダイエットとエクササイズを始めなくてはいけないと思った。体重が重いのは、細胞の脂肪のせいではなくて、筋肉のせいだとしたら、そもそも体重を減らすことが可能なのかも分からなかったけれど、是非とも、もっとスリムな体になりたいと思った。

そして、とうとう、妻は僕の割れ目へとたどり着いた。舌で、そこの唇を左右に分けられる感覚……非常に変な感じであると同時に、とても気持ちがいい。クリトリスを舌で円を描くようにこねられ、チューっと吸われた。「ああっん!」と思わず大きな声を出してしまった。

妻はびっくりして顔を上げ、僕を見た。僕は、目をぱちくりさせて彼女を見た。「え、何? どうしてやめるの?」

妻は面白いものを見るような顔で僕を見た。「いま、あなたが喘ぎ声を出したから」

顔が赤くなるのを感じた。「ああ、それ……き、気持ち良かったから。……で……もっとしてくれる?」

カレンは、口や顎の周りをテカテカにしたままニヤリと笑って、また顔を埋めた。彼女はとても上手だったけれど、それは驚くに値しないことだろう。彼女は女性として、体のアソコの部分について良く知っているのだ。いわば、外も中も何もかも知っている。

妻の巧みな口唇攻撃に、僕は何度も喘ぎ、時には泣き声に近い声を上げ、体をくねらせ悶えた。そして、彼女によって、僕は、生まれて初めての女性としてのオーガズムへと導かれたのだった。

僕は、男性としてオーガズムに達した時は、爆発的な感じだった。強烈な快感が、運が良ければ10秒くらい続くオーガズム。でも、今回のは、それとは違い、より穏やかな快感で、それが波のように襲ってくる感じ。ただし、持続時間は男性の時よりはるかに長い。初めての快感に気もそぞろだったのか、僕は何も考えずに妻の頭を両手でつかみ、自分の中心部分へと強く引き寄せていた。そして、快感が薄れていくまでずっと、彼女の顔面に股間を擦りつけていた。

かつては、一度オーガズムを味わった後は、一定の休憩時間を持っていたのだけど、この時は、いった後も、すぐに次の段階に進むことができていて、もっと続けたい気持ちでいた。だが、そこを何とか我慢し、カレンの頭から手を離し、謝り始めた。

「ごめん。自分でも何が何だか分からなくなっていた」

彼女は気にせず笑い、両手で顔の湿り気をぬぐいながら言った。

「気持ちよかったんじゃない?」

「うん。ほんとに。だけど、それでも、もっとしてほしい気持ち。カレン・ジュニアの方はどう? まだ準備ができてない?」

妻はベッドの上、膝立ちになって、極太の一物を握り、擦り始めた。その擦り方が妙にエロティックに見える。準備が整っている様子だった。固く勃起して、大きくなっている。大きすぎて、とても迎え入れられないと思えるほど。

「うーん……。さっきのことをしてたら、すごく興奮してきたわ。ほら、見て、この電車! すごく長くなってるでしょう? 発車オーライ、出発進行よ!」

僕は慌てて両膝を閉じた。彼女のあんなに巨大な「電車」、とても僕のトンネルに入りそうもない!

カレンは、ペニスを握って僕の閉じた脚の前にひざまずいていたけど、唖然とした顔をした。まるで、僕に突然平手打ちされたみたいに、呆けた顔をしてる。「えーっと、タイロン? いや、アンバー?」

僕は強調して言った。「それ、とてもじゃないがフィットしそうもないよ」

カレンはうつむいて、自分のペニスに目を落とした。しっかり握った手から、はち切れんばかりにそそり立っている。そして、何か考えているのか、セクシーに下唇を噛んでいた。

「いいわ、言いたいことは分かった。でも、それって、ちょっと、馬鹿げてると思わない?」

「僕なら、馬鹿げてるじゃなくて、恐ろしいという言葉を使うけど」

妻はようやく自分のペニスから顔を上げ、僕を見た。

「優しくするって約束する。大丈夫、うまくいくから。大変かもしれないけど、なんだかんだ言ったって、あなたの体は、あそこを赤ちゃんが通って出てこれるようにできてるの」

確かにそうだった。それにカレンは医学の学位を持っているのだ。僕はためらいがちに脚を広げた。

「でも、もし、それをこじ入れて、僕に傷つけたら、カレンにはカウチに寝てもらうからね。今の僕は、君の妻なんだから」


[2020/08/16] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

浮浪者 (12) 


オレンジジュースとマフィンを手に、グラニーに呼び掛けた。

「おいで、グラニー。この破壊現場から一緒に逃げよう」

グラニーは頭を上げ、こちらに目を向け、唸りながら起き上がった。一緒に庭に出ると、グラニーは早速ひと通り庭を駆け回った後、僕の足元に横たわった。僕はと言うと、デッキチェアに座り、太った大きなトカゲのようにごろごろしながら陽の光を浴びていた。一年のこの時期にしては、暖かい日だった。

すると引き戸が開いて、中からストークリイが出てきた。手に牛乳とマフィンを持っている。

「やあ、天使ちゃん」と僕は手を振った。

「おはよう、マック」 ストークリイは戸を閉めた後、ちょっとその場に立っていたけれど、その後、僕が座ってる椅子のところにやってきた。「あたしが座れるところ、ある?」

僕は横にずれたが、彼女は僕の片方の太ももに座り、僕が空けたところに両脚を伸ばした。ストークリイはふうーっと息を吐きながら体を丸くし、マフィンにかじりついた。ストークリイの大きな緑の瞳に見つめられると、魂が射抜かれる気持ちになる。

「マック?……」と彼女は話し出そうとしたが、マフィンのパンくずが僕の腿に散らばった。

「おっと。まずは食べること。次に牛乳を飲んで、飲み下し、それからしゃべること」

彼女はくすくす笑ったが、ちゃんと口の中を空っぽにしてから話し出した。

「マック? あたしたちを養子にもらうと、マックがあたしたちのパパで、ブリイがママになるの?」

「そうなってほしいかい?」

「うん、もちろん。ブリイは一番かっこいいママになると思う! マックはかっこよくないけど、どっちかと言えば……頼れるパパになると思う。あたし、マックのこと大好きだし、世界で最高のパパになると思う」

僕は咽そうになった。「ま、まあ……かっこ悪いというなら、頼れるというのは嬉しいことなんだろうな」

彼女は笑った。「そんなつもりで言ったんじゃないよ。ていうか、ブリイは自然の力で、マックは山みたいな感じ。ブリイは本当に、本当にマックのことを愛しているよ。いつもマックのことを話してる。ブリイとマックとのことを全部話してくれたよ。マックはブリイを愛してる?」

「ああ、愛してるよ。でも、さっき良いこと言ったね? 彼女は自然の力だって。彼女の愛は、嵐や山火事のように愛そうとしてる感じだ」

「でも、山は嵐も山火事も気にしないよ。マギーはブリイに似てるところがあるの。あたしはマックに似てる」とストークリイは僕の胸にすがりついてきた。

「あたしとマックは、こっちが望めば、ブリイやマギーにあたしたちの周りでさせたいようにさせていればいいと思うんだ。あたしたちは、台風の目みたいに静かにしていればいいの」と言って、彼女は顔をあげ、僕を見た。「あたしはマックにパパになってほしいよ。マックみたいな人に出会えるとは思っていなかった。ブリイも同じ……」

彼女は泣きそうになって喉を詰まらせた。「マギーとあたしは、ずっとたったふたりで、怖がってばかりいたの。マックの生活には、あたしたちみたいな女の子が一緒になる空きスペースがある?」

僕は彼女の小さな体を抱き寄せた。「心の中にあるよ、ストークリイ。僕の心の中にちゃんとある。もう何年も前から愛せる人を僕は求めていたんだよ。ストークリイとマギーのような人をね。そういう人はこれまでいなかったと思う。ブリイは子供を持つことに、ひとかけらも興味を示さなかったし。君たちふたりは、ブリイの生活をぐちゃぐちゃにしたんじゃないかな? 僕の生活をぐちゃぐちゃにしてくれたのと同じようにね。ブリイが君たちを見るまなざしを見たよ。まるで、つい2週間前に、やっと目が覚めて、自分は母親であることが好きなんだと発見したような眼差しだった。君たちほど、何かが彼女に影響を与えたところは見たことがないよ」


[2020/08/15] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Wイェックス:妊娠 (11) 


手が勝手に出て、彼女のペニスの根元を握っていた。小さくなった僕の手では全部を握りきることができなかった。優しく引っ張り、彼女を、僕の開いた太ももの間に立つところまで近づけた。顔をかしげ、あの先端に垂れていたプレカムのしずくを舐めた。すこし粘っこく、甘い味がした。

カレンはすぐに片手を僕の後頭部に添えた。「ああ、すごい。すごく感じる! どうして、あなたはあたしに一度もこれをさせなかったの?」

僕は彼女のペニスの底辺部を舐めてから返事した。「同時に君も感じてくれないなら、一方的に奉仕されても僕は気持ちよくなれないからだよ。僕はそういう人間なんだ」

そう言ってから、彼女の王冠の部分だけを唇で包んだ。そしてゆっくりと吸いながら、顔を引き、ぷるんと唇からはじき出してみた。

「もう! あたしにはムリ……あなたはいつも今あたしにしてくれてるように献身的だった。あたしにはできないの。ごめんなさい。でも、これって、気持ちよすぎる」

僕は微笑みながら、彼女を見上げた。セクシーなふたつの乳房の谷間。その谷間の向こう、僕を見下ろす彼女の顔が見えた。

「好きなだけわがままに振る舞っていい許可をあげるよ。君がペースを仕切って。そして僕には何をすべきかを命令して。いいね?」

どのみち、僕にはどう進めてよいか分からなかった。カレンが気持ちよくなるようにする。それを一番に据えるのが、僕の前からのディフォルトの立場だった。だから、この時も、それでやっていくことにした。

妻はにんまりとした。「ほんとにあなたはあたしにとって嬉しい人。じゃあ、両膝をついて、床にひざまずいて」

僕はベッドから滑り降り、膝立ちになった。彼女の脈打つペニスが僕の胸と同じ高さになった。特に何も意識せずに、両脇から乳房を押さえ、彼女の勃起を挟み、やんわりと包んで揉み始めていた。滑らかにこれをするには潤滑が足りなかったので、唾液を絞り出して、彼女の亀頭に垂らした。かなり唾液を出したけれど、それでも口の中に唾が溢れてくる。出しても出しても、口の中に溜めておかなくてはならなかった。

「うわあ、すごい! これも気持ちいい!」と妻は僕を褒めてくれた。同時に腰を使って、僕の乳房が作る肉肌の筒に出し入れを始めた。

妻のつるつるのペニスが僕の胸に滑らかに出入りする感覚。これは思っていたよりずっと気持ちよい感覚で、僕はその感覚にうっとりとなっていた。それに加えて、彼女のひとつ目の怪物が僕の柔肌に埋もれて消えては、ぬーっと顔を出す光景。これにも催眠術に掛けられたように僕はうっとりとなっていた。

ぼーっとなりつつも、その感覚を楽しんでいたが、突然、カレンがぐっと腰を突き出し、僕の頭を押し下げ、ペニスに近づけた。何を求めているのか、僕にはよく分かる。僕は妻の膨張した亀頭を口に含み、吸い、同時に乳房を左右からぎゅっと押して、彼女の肉茎を強く挟み込んだ。

「あ、ああーんっ!」

カレンは、弱々しく泣き声を上げたと思ったら、その直後に僕の口の中に爆発的に射精を始めた。彼女がオーガズムに達したのが分かる。待ち構える僕の口の中にどっどっと撃ち込んでくる。射精のたびに彼女の肉茎がビクンビクンと痙攣するのも感じる。射精のたびに、その直前に彼女のシャフトの底辺部が太く膨れ上がるのを感じたが、それがとてもエロティックに感じられた。敏感な乳房の肌を通して、彼女の肉茎の動きがびんびんとこっちにも伝わってくる。

何発か撃ち出された後、やがて小さな滴り程度に変わり、ようやく妻の射精が終わった。彼女は僕から離れ、よろけるようにベッドに座った。僕とふたり並んで座る格好。僕は妻が出した精液を口の中で少しくちゅくちゅした後、飲み込んだ。美味しいモノではなかったが、嫌なモノというわけでもなかった。彼女が喜ぶなら、これくらい何でもないと思ったし、別に嫌なことでもないと思った。

妻はベッドに倒れ込むように仰向けになった。片腕で顔を覆い、目を隠している。そして、突然、独り言のように語り始めた。

「……10代のころ、友だちとよく『みこすり半』(参考)のことをバカにして冗談を言い合っていたの。でも、この期に及んでそれがどういうことか自分で体験するなんて……ちょっと屈辱的な気持ちになってる」

僕もベッドに這い上がって、彼女のすぐ隣に横たわった。でも、すぐに体を起こし、いったん乳房を体の下から出して、再び横になった。胸が体の下に入ってしまい痛かったから。これも未経験のことだった。

「それを考えて、落ち着いてもらおうとしたんだよ。さっき、言ったよね? 緊張感を解くって。で、どんな感じだった?」

妻はようやく目を覆っていた腕を降ろした。泣いていたのか、鼻をすすっている。

「すごく良かったわ。良すぎた。あたし、Wイェックスを飲む前から、あなたの胸を見てワクワクしていたの。なのに……」と彼女は頭を左右に振った。「パイズリを1分もしてなかったのに、終わってしまった」

僕はよく分からず、混乱していた。「どうして、そんなに落ち込んでるのか分からないよ。緊張を解いてあげようって僕が言った時、何を考えていたの?」

「分からない。多分、持続力をちょっと増やすこととか?」

僕は彼女の平らなお腹を撫でて、なだめてあげた。「初体験の時は、そんなものだよ、カレン。それが普通なんだよ。いい?」

「うん」と彼女は顔を上げ、目を細めて自分の股間を睨み付けた。そして、新しくできた付属物に向かってつぶやいた。「あたしをがっかりさせて、このバカ!」

僕は笑ってしまった。彼女の言い方が可笑しくて、どうしても笑わずにはいられなかった。僕の手は、彷徨うように下の方へと動いていた。お腹の平地を進み、倒れた塔へと向かう。そして優しくそれを握った。

「包皮がないのには驚いた」

妻は別に嫌がることもなく、僕にそれをいじるらせるままにしてくれた。

「多分、美的な理由だと思う」

「どういうこと?」

「皮かぶりのディルドなんてないでしょう? 多分、意図的に包皮ができないようにできてると思う」

なるほど、理屈が通ると思った。僕はベッドの上、少し体を起こそうと動いたが、その時、重い乳房が揺れて、間違って彼女の顔を叩いてしまった。思ったよりちょっと強く当たってしまったと思う。

「あ、ごめん。……さっき、僕の胸を見てワクワクしてたって言ったよね?」

「胸? ふーん。あなたはこれを胸って呼ぶの?」と彼女は両手で僕の乳房を揉み、その柔肌に顔を擦りつけ始めた。感触がいいのだろうけど、僕の方としても、そうされるととても気持いい。

「胸と呼ぶのは嫌い? おっぱいがいい?」と訊いてみた、「それとも、ちぶさ? にゅうぼう? お乳? パイパイ? ミルク袋? お楽しみバッグ? エアバッグ? 緊急時浮力獲得装置?」と調子に乗って畳みかけた。

カレンは僕の胸に顔を埋めた。笑いをこらえようとしてのことだけど、それはうまくいかないようだった。少なくとも、彼女はもう落ち込んではいない。「あなたがおっぱいって言うときの発音が好きよ」

「本当に?」

「う、うん……。なんとなく子供っぽいけど同時にセクシーな感じがして」

「いいよ。で……お願いがあるんだけど、君が2回戦目の準備ができるまでの間、僕の体とかおっぱいとかをいじってくれる?」

正直、僕自身も何か刺激を与えてもらえないと、何かが体の中に溜まり続けてしまい爆発しそうな気がしていた。


[2020/08/13] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

浮浪者 (11) 


僕はこれは軽率すぎる計画であると思ったし、家に着くなりすぐに、そう思うとブリイに伝えた。家では引っ越し業者が嵐のように仕事をしていて、山ほどの荷物を家に運び、いろいろな部屋へと運び込んでいた。驚いたことに、マギーとストークリイのそれぞれの部屋に、次から次へと女物の服が持ち込まれ、山と積まれていく。

マギーが通り過ぎたので、「君たちのこの持ち物、どこから?」と訊いてみた。すると彼女は、「ブリイはあたしたちを何度もショッピングに連れて行ってくれたの」と言って、さっさと部屋の中に消えてしまった。

その会話を聞いたのか、ブリイが僕の部屋から顔だけを出した。「ああ、マック。あなた、何も片付けていなかったの? 結婚した時にあなたが持っていたモノが、いまだにあるなんて。全部、捨てるわね! 箪笥とクローゼットのスペースが必要なのよ」

僕はあわてて駆けて、高校時代のレタージャケット(参考)をゴミの山から回収した。

「やめてくれ、ブリアナ! これは捨ててはいけない物なんだよ! いらない物なら、とっくの昔に捨ててるんだ! まったく! ここは僕の家だ。もし、やめないなら、そのガリガリのケツ(参考)を蹴っ飛ばして追い出すぞ!」

すると彼女は顔を突き出して僕を睨み付けた。「ガリガリのケツですって? ふん!」

そう言って僕のジャケットの袖をつかみ、ぐいぐいと寝室へ僕を引っ張っていった。まさに台風が直撃したような勢いだった。1回の動きで、ドアに鍵をかけ、ドレスを頭から脱ぎ、ベッドに両手をついてお尻を突き出したのだ。僕は息が詰まってしまった。彼女はパンティを履いていなかったから!

彼女のお尻は決してガリガリなんかではない。小ぶりだが引き締まっていて、しかも鍛え抜かれた筋肉質のお尻だ! ブリイはそのお尻を僕に向かって振って見せた。

「ヤッテよ、マック!」 肩越しに振り返って僕を見ている。瞳がギラギラしていた。「こんなにエッチな気分になったことないわ。あなたの大きなおちんちん、入れてくれなきゃ死んじゃう。早く! 話し合いは、その後でいいんじゃない?」

「君のずる賢い計画に僕を乗せようとしてるんだね。僕をセックスに夢中にさせて、家のことも、僕の生活がぐちゃぐちゃにされることも忘れさせようとしてるんだ」

「ええ、そうよ。だから、今すぐヤッテ! ヤッテください、お願いですって、あたしに懇願させるつもりなの?」

残念ながら、彼女の狡猾な計画は成功してしまったと言わざるを得ない。彼女にとって僕が用済みになったころには、僕は生まれたての子猫のように何もできなくなっていた。彼女は、すぐには僕を立たせることができないと分かるとすぐに、立ち上がり、服を元に戻した。

「ビタミン剤を飲んでおくといいわよ。まだまだ、することがたくさんあるから。まだ終わっていないから」と言ってドアから出ていってしまった。

家の中が、ともかくも秩序だったと言えるようになったときには、午前3時になっていた。僕が疲れ切って使い物にならないとブリイが諦めたときには、4時半になろうとしていた。翌朝、僕は10時まで寝ていた。よろけながらシャワーに入り、ひげをそり、シャワーを浴びて、ようやく人間に戻ったような気分になれた。ブリイはまだ寝ていた。ベッドにうつぶせになっていて、炎の色の髪の毛が彼女の顔にかかっていた。そして、彼女のお尻! いつ見ても、見事なお尻だ! 寝室を出てリビングに行くと、グラニーが僕の一番上等なシャツの山に眠っていて、涎れだらけにしていた。


[2020/08/12] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Wイェックス:妊娠 (10)  


僕が妻を引き連れる形で寝室に入ったものの、彼女は僕が振り返ることを許さなかった。僕に前を向かせたまま、後ろに体を押し付けたままでいた。彼女の両手が伸びてきて、再び、胸を掴まれた。お尻に彼女の勃起が当たるのを感じる。カレンは、僕に後ろから覆いかぶさるような格好になって、首筋にキスを始めた。僕の背中に自分の乳房を押し付けてくる。

「うんーん、あなた……もし……ああ、楽しみたくない? だったら、あたしたち、服を脱がなくちゃ!」

胸もお尻も首筋も。こんなふうに同時にいろんな部分を攻められると、頭の中、理性的であり続けるのがとても難しくなる。

後ろ向きになろうとしたが、カレンはそれを許さなかった。僕は以前とは異なり、もはや、彼女の押さえ込みを振りほどけるほどの筋力がないのだった。

「こんなに、体が小さく、力も弱くなるなんて。あまり嬉しい気持じゃないよ」と僕は不平を漏らした。

カレンは腰を動かし始めた。ペニスを僕のお尻に擦りつけている。「ごめんね……でも、これまであなたの方がずっと大きくて強かったでしょう? 今はあたしの方が強くなってる。それが、ちょっと楽しんでいたい気持ちなの。ねえ、このままさせて? ちょっとだけでいいから?」

僕はため息をついた。抵抗しても無駄だと観念してのため息ではあったけど、快感からのため息でもあった。服の生地の上からとは言え、妻の切羽詰まった手つきで乳房を荒々しく揉まれながら、ペニスでお尻を突かれる感覚は、思いがけず気持ちいい。

「うーん……いいよ。でも、僕が女性の手管を習得した途端、君は困ることになると思うよ」

僕は首を傾け、もっと首筋にキスをしやすいようにしてあげた。同時に胸を揉む彼女の両手に、僕も両手を重ねた。彼女に体をゆだねる格好になる。

カレンは僕の胸から片方の手を離し、腰の後ろ、僕のドレスのウエスト部分を引き締めている結び目へと移動した。そして紐を引っ張って結び目を解く。ドレスが緩くなると、手繰るようにしてめくりあげ、最後には、僕の頭から引っ張り剥がし、脱がされた。

カレンは僕の両肩を掴んで、前を向かせた。いきなりキスをし、淫らに口の中に舌を入れてきた。僕も彼女の尻頬に両手を伸ばし、ぎゅっと握った。同時に彼女の体を自分に引き寄せ、いっそう、ふたりの体を密着させた。

彼女は巧みに僕のブラのホックを外し、ふたりの脇に放り投げた。せっかく彼女が気に入ってくれるかもしれないと思って選んだ黒いレースのブラ。だけれど、彼女はほとんど気に留めなかった! カレンは僕の胸を露わにした後、いったん引きさがって僕の姿を見た。興奮した様子で一瞬、僕に微笑んだ。すると、いきなり僕の前にひざまずき、片方の乳首に吸いついたのだった。

僕は男だった時は、乳首をいじられるのを喜んだことは一度もなかった。でも、今はすべてが違っていた。ものすごく感じる。あまりに気持ちいいので、知らぬうちに、メロンサイズの乳房を丸々彼女の飢えた口に押し込むとせんばかりに、彼女の後頭部を両手で押さえつけていた。

彼女は、僕の胸を吸いながら、片手を僕のパンティの中に滑り込ませた。そして僕は、クリトリスを擦られるとどんなふうになるのか、生まれて初めて感じることができたのだった。両ひざががくがく震えていた。

僕が立っていられなくなったのに気づいたのか、妻は嫌々ながらも仕方なく僕の胸から口を離した。でも、股間のあのボタンへのゆっくりと円を描くような指の動きは止めてくれなかった。

「すごく濡れてるみたいね、アンバー」

僕は息が乱れていた。「君もすごく固くなってるよ! 僕がそれを何とかしてあげなくちゃいけないと思うんだ。さもないと、君は、本番になってもあっという間に終わってしまうと思う」

カレンはちょっと考えた後、頷いた。「それもその通りね。ちょっと休ませて」

彼女は僕の脚の間から手を引っ込めた。ヌルヌルになった指。それを自分の口に持っていき、ちょっと舐めて、ぬめりを取った後、引きちぎるようにして自分の服を脱ぎ始めた。切羽詰まってるように、あわてて脱いでいる。完璧な状況なら、僕たちはもっとロマンティックに互いの服を脱がしあったと思うけれど、カレンの体内にある短期版のWイェックスに含まれているものが何であれ、それによって彼女は極度な性的興奮状態にあるのだった。ゆっくり行いたいといった気持ちは彼女の中には存在していない。

僕も、濡れたパンティを脱いでベッドに座った。いわば最前列の席に座って、妻の新しい持ち物を鑑賞する構えだ。

とうとう、それが姿を現した。巨大だった。自分自身の体が小さくなっているので、長さを推定する能力はあてにならなくなっていたけれども、それは少なくとも17センチ、いや20センチ近くあったし、相応の太さで、彼女のつるつるの恥丘から突っ立っていた。しかも、亀頭が驚くほど丸々と太っていて、カリも高い。先端部からプレカムが1滴、今にも落ちそうに糸を引いて垂れていた。

まさに美形と言って良かった。気づいたら、僕はそれを見つめながら、口の中を涎れでいっぱいにしていた。そのまま視線を上に向け、妻の目を見た。彼女は両手を腰にあてて、自慢げに微笑みながら僕を見下ろしていた。あそこの筋肉を収縮させたのだろう。ペニスがピクン、ピクンと跳ねた。


[2020/08/10] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

浮浪者 (10) 

マギーを抱っこしながらちょっと後ろを見て、あることに気づいた。

「バンが1台、僕たちをつけているよ」

「ええ、あたしたちのスタッフが乗っているの」とブリイが答えた。

僕は怪訝そうに片眉を上げた。

「ええ、分かってるわ。あたしがいろんなことを当然とみなして進めてるってことはね」と彼女はにんまりした。「マギー、ストークリイ? マックがイエスって言ったわよ。あたしたち、また夫婦になって、あなたたちの親になるのよ」

ふたりは息をのみ、そして絶叫した。「ほんと、マック?」とマギーが言った。「ブリイは本当に嫌な女じゃなかった。マックの言う通りだったよ。あたしたちブリイが大好き。とても優しくしてくれてるし。たくさん新しい服を買ってもらったんだ。それに、この素敵な学校にも入れてくれたんだよ! あたしたち、ふたりにとってものすごく自慢できる子になって見せるからね! 絶対がっかりさせないって約束するわ」

「あなたならそうなるって、あたしもマックも分かってるわ。気にしなくていいのよ」とブリイが言った。

僕はちょっとショック状態だった。何か言おうとしたが、何も言葉が出てこなかった。

「マック、大丈夫?」とストークリイが訊いてきた。

ブリイがアハハと笑った。「大丈夫じゃないわね。彼、完全にパニック状態になるはず。彼がこれまで注意深く秩序づけてきた世界が、どんどん崩されていくんだから。今の彼の家は、何もかもピカピカで、何もかも正しい場所に整理されている。でも、これからは、シャワーには女の子のパンティがぶら下がることになるし、持っている本は勝手に動かされるし、コーヒーテーブルには飲み干したペットボトルが放置されるでしょうね。彼はカンカンになると。正直言って、彼がどうやってグランビルと仲良く暮らせているのか分からないの。あたしたち、マックがカウンターにパンくずが散らかっていても気にしなくなるよう、彼のことを愛してあげなくちゃダメみたいよ。あたしたち、それできるかしら?」

「あたしはできるよ」とマギーが笑った。「あたしたち、となると、分からないけど」

「あ、彼は可愛い女の子には目がないの」とブリイはふたりを安心させた。「あなたたちは、彼に向けて、愛らしく瞬きして見せるだけでいいわ。そうすれば、彼、とろとろに蕩けちゃうから。でも、あたしには怒りをぶつけてくるかも。そうなると、あたしも彼に腹を立ててしまうの。あなたたちふたりは、そういうことになっても、あたしとマックのことを愛さなくちゃいけないのよ。大丈夫?」

僕は唸り声をあげた。

「いいかな。僕は実際にはこの件について何も同意していないんだよ。ブリイは、いつもの通り、台風のようにコトを進めていて、僕たち皆を巻き添えにしているんだ」

「マックはブリイのことを愛している?」とストークリイが訊いた。

「愛しているよ。彼女が町の向こう側に住んでる限りは」 僕は何とか分かってもらおうとした。

「ええ、でも、あたしたちみんな、一緒になるためには、一緒でいる必要があるの」とマギーが言った。

その可笑しな言葉に、皆が一斉に噴き出したし、僕も笑わずにはいられなかった。その考えは馬鹿げていた。僕はどうして、こんなふうにコントロールを失ってしまったのだろう。いつもの通りだけど、ブリアナは支配権を握ってしまった。みなしごになっていた女の子たちを助けてあげようとちょっと力を貸したつもりが、あれよあれよという間に、元妻との再婚と養子縁組の話しへとつながってしまった。あんなに小さなことだったのに、気づかぬ間に人生のレールが自分の関わっていないところで大きく変わってしまっている!


[2020/08/09] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Wイェックス:妊娠 (9) 


******

僕は家にいて、腰を下ろし、新しい免許証を何度もひっくり返して見比べていた。一方の面には昔の自分が出ている。タイラー・レジナルド・ジョンソン。29歳。178センチ。84キロ。ブロンド髪。瞳は青。もう一方の面には、新しい自分。アンバー・メアリ・ジョンソン。29歳。178センチ。84キロ。ブロンド髪。瞳は青。いまだ、現実とは思えない。

再び、胸の位置を整えた。どう見てもトリプルD(参考)よりも大きいのだけど、いま身に着けているブラはそのサイズだ。購入したサマードレス(参考)はローカット(参考)で、胸の谷間がかなり見える。そして、僕は、胸の肌をこんなに露出させることにいまだ慣れきっていない状態だった。

ただ、露出したデザインの方が涼しいのは確かだった。これまで一度も考えたことがなかったのだけど、乳房の皮膚部分を寄せ付けていると、かなりの熱が発せられるのだった。実際に乳房を持つまで、知らなかった。

ほんの些細なことでも、あらゆることが慣れるのに時間がかかった。化粧をした時の顔面の皮膚感覚から、乳房の重さによりブラのストラップが肩に食い込む感覚、さらに、スカートが腰とお尻を包み込む感じである一方、何と言われてるのか知らないけど、スカートの中、脚の部分は裸でいるような奇妙な感覚に至るまで、いろんなことに慣れる必要があった。

いちばん慣れにくいと感じたのは、体が揺れることだ。自慢してるように思われたくないけれども、男としての僕は剛直な肉体をしていた。週に6日は運動をしていたし、食事にも気を付けていた。だが、今は、体のすべての部分が揺れている。特に乳房とお尻がぶるんぶるんと動く。どんなときにも。

玄関が開いて、カレンが帰ってきた。不透明の黒いプラスチックのバッグを片手に持っている。彼女は僕の姿を見ると、特に僕の露わな胸を見つめて、にんまり笑った。

「あたしの美しい妻がここにいる!」と大げさに言う。

僕は顔が赤くなるのを感じ、うつむいて自分の胸を見た。「おかえりなさい」

彼女に妻と呼ばれて、どう感じたか、自分でもよく分からない。でも……今の自分は確かに彼女の「妻」の存在なのだろうとは思った。

カレンは立ち止まることもせず、まっすぐに僕のところに進んできて、片手を僕のあごにあて、顔を上げさせ、舌を僕の口に入れてきた。両腕で僕の体を包み込むようにして、僕を抱きしめ、ふたりのカラダを密着させた。彼女のお腹のあたり、固いものが膨らんでくるような気がした。

名残惜しくて嫌々だったけれど、僕からキスを解いた。乳首がほとんど痛みを感じるほど固くなっているし、パンティが湿ってくるのを感じた。女の身で性的に興奮するのは、男の身で興奮するのとは大きく違う。それほどの刺激的なキスだったということか?

「カレン?」 僕ははにかみながら、お腹を彼女の股間辺りに擦りつけるように動かした。「何か僕に教えたいことがあるんじゃ?」

カレンはイタズラそうにニヤリとした。「待てなかったの。ポルノショップの駐車場で自分で注入しちゃったわ。今のあたしはものすごくムラムラしてるのよ。こんなになったの初めてだと思う」

「Wイェックスでバイセクシュアルになる」という話しには、どこか真実の部分があるのだろうと思った。と言うのも、彼女の勃起が押し付けられるのを感じ、僕自身、興奮してきていたから……これまで思ったこともない種類のイヤラシい考えが頭に浮かんでくるから。僕は、大胆にも、ズボンの上から彼女の長い勃起を握った。それを受けて彼女はハッと息をのんだ。

自分の乳房やお尻がこんなに大きく感じたり、彼女の新しいペニスがありえないほど太くて長く感じる理由は、一部には、自分の手も体も以前に比べてはるかに小さくなったからだというのは、確実だ。小さくなったので、相対的に大きく感じるのだろう。でも、それにしても、カレンのペニスの太さは恐ろしいほどだった。僕は下唇を噛みながら、優しくそれを撫で続けた。

「ああ、もう我慢できない……」 そう妻はうめき声をあげ、僕の乳房を痛いほど強く揉み始めた。「アンバー、どうしてもあなたをヤラせて。今すぐ、ヤらせて!」

僕は自分の初体験の時のことを思い出した。あっという間に果ててしまった思い出。あの時の優しいあの娘は、素早く「いいのよ」と言って僕をなだめてくれたけれど、あれはとても恥ずかし出来事だった。あのような気持ちをカレンに味わわせたくない。本番の前に、別のことをして彼女の切羽詰まった欲望を鎮めてあげられるかもしれない。というか、正直言って、妻のペニスにフェラをするという状況を想像したら、自分も、居ても立っても居られない気持ちになっていた。僕は、いつまでも僕の乳房を揉み続ける彼女の手を払うようにして、その手を握り、寝室へと彼女を引き連れた。


[2020/08/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

浮浪者 (9) 


僕たちのところにつくなりマギーが「早く行こう」と言った。「男があたしたちを付けてくるの。グラニーは、そいつが嫌いみたい。唸り声をあげていた」

歩道の先に目をやった。若い男が近づいてくる。170センチくらいの身長で、タトゥがあり、顔面からは金属物がプチプチと出ている。スキー帽を被り、服はフード付きのパーカーで、スウェット・パンツは今にもずり落ちそうに腰にくっついてる。自ら街のダニとの印象を受けたがっていると言ってよい服装。「リアル・スリム・シェイディ」(参考)の真似をしてるつもりなのだろうけど、みっともない。

「お前、なに見てんだよ?」と男が僕を睨み付けた。

「いや、別に。僕たちは出発しようとしてるだけだよ」

「おめえ、自分はかっこいいと思ってるな。いいジャケットに、きれいな女とデカい車か。カネが余ってるような身振りじゃねえか」

この男は頭が悪い。僕は彼より20センチは背が高いし、多分、20キロは体重が多いだろう。とは言え、僕は別に腹が出ているわけではない。

「僕たちに構わず、通り過ぎた方がいいだろう。僕のイヌはあんたのことを嫌いな様子だし」

男は僕の1メートルあたりまで近寄ってきた。

「しょぼいイヌなんか怖くねえよ。あんた、カネ、いくら持ってるんだ?」

男はコートの中に手を入れ、ズボンの腰へと近づけた。金属製のモノがきらりと光るのが見えた。僕は男の胸の真ん中を蹴った。男は後ろ向きに吹っ飛んだ。男のズボンから銃が落ちた。マギーがグラニーからリードを外すと、グラニーは飛ぶようにして男にのしかかった。男は腕で顔を守るだけの意識はあったようだ。だが、グラニーがその腕の骨を砕く音が響いた。男は叫び声をあげ、グラニーは男の服の袖を引きちぎった。

「グランビル、お座り」と僕は命じた。

グラニーは咥えた袖を落とし、僕の隣に座った。男は苦痛に地面をのたうち回っていた。僕はグラニーと共に、男の隣にひざまずいた。

「グラニー、首を!」

グラニーはすぐに飛び出て、大きな口を開け、上下のあごで男の首を挟んだ。男は身をこわばらせた。

「僕は君をバカ者だと思うが。君は本当にバカ者なのか?」

男は小さく頷いた。恐怖で顔が引きつっている。

「じゃあ、そう言ってみてくれ」

男は反応しなかった。

「グラニー、噛め!」

男は小さい叫び声をあげた。大きな牙が皮膚を貫くのに合わせて血が滴り流れるのが見えた。グラニーの鼻で空気が激しく出入りする音が聞こえる。獣の鼻息だ。

「言うんだ」

「俺はバカ者だよ」

「君はいくらカネを持っている? 僕に出すんだ」

男はポケットに手を入れた。男が動いたと思ったのか、グラニーが噛む力を強めたようだ。男はまたものたうち回った。

「ゆっくりとだよ」

男はポケットから紙幣を丸く巻いた塊を出して、僕に渡した。

「グラニー、離してやれ」

グラニーが名残惜しそうに男の首から離れた。男は慌てた様子で後ずさりした。

「君には60メートル分は先に行かせてやろう。その後、この犬に追いかけさせる。速く走った方がいいかな。僕からのアドバイスだ」

男は短距離走者のように駆けだした。10メートルくらい走ったところで、ズボンが脱げ始め、彼はみっともなく転倒した。しかし、素早く立ち上がり、ズボンを引っ張り上げ、傷んでない方の手で押さえながら走っていった。

「ベルトを買った方がいいな」と僕は声をかけた。

男の姿が見えなくなった後、僕は振り向いた。ブリイとふたりの女の子の3人とも、唖然と口をあんぐりさせ、身をこわばらせながら突っ立っていた。

僕は落ちていた銃を蹴って、排水溝に落とした。「あれ? どうかした?」

最初に元に戻ったのはブリイだった。「マック。あなたって、ちょっかいだしたらヤバいヤツなのね。あなたを怒らせないよう注意しなきゃ」

女の子たちが勢いよく僕に飛びついてきた。僕はふたりを抱きしめた。

「ああ、マック」とストークリイが僕の胸に顔を埋めた。「あたし、あの男は恐ろしい人だと思ってたけど、マックはぶちのめして……いや、やっつけてくれた。ありがとう。あたしたちのためにしてくれたのよね?」

「まあね。僕の娘たちだ。僕は誰にも手を出させない。でも、彼は君たちの学資のためにちょっとだけ寄付してくれたよ」と僕は彼女に紙幣の巻いたものを渡した。ストークリイは紙幣を数え、700ドルあると言った。あの男は他にもゆすりをしてきたに違いない。ストークリイはそのおカネをマギーと山分けした。そして、僕たちは車に乗り込んだ。


[2020/08/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Wイェックス:妊娠 (8) 

カレンは後ろから僕に抱き着き、ぎゅっとしてきた。「ビキニは持ってきた? それとスウェットとサンダルも?」

「ああ。でも、どうしてそれがいるのか分かってないんだけど……」

彼女は部屋に持ち込んでいたバックパックを漁り始め、彼女が前夜に買った白いストリング・ビキニ(参考)を取り出した。サイズを調節可能な下着っていうと、ストリング・ビキニが一番近いのよ。変身してからじゃないとどのサイズになるか分からなかったから」

ビキニを身に着け、彼女に手伝ってもらって紐を結んだ。もっと大きなサイズのを持ってくるべきだった。というのも、ビキニのトップの方、三角布の部分が僕の拡大した乳輪を完全には隠せていないのだ。どう見てもポルノっぽい姿だ。

ビキニの上に、病院に来る時に着ていたTシャツを着た。胸のところがキツクて居心地が悪い。それに、裾は腰の先まで行ってるけれど、お尻までは隠しきれていなくて、極端にミニのドレスを着たような感じだった。カレンからスウェットパンツを借りて履いたが、お尻が合わない。仕方なく、自分が履いてきたスウェットを履いて、足裾をまくり上げた。それでも、お尻や太もものところがかなりキツく、その他の部分は、逆にダブダブになってる感じだった。サンダルはちょっと大きかったが、とりあえず、履くのに問題はなかった。

「それで……これからどうすれば?」

「まずは衣類が必要ね。たいていのお店ではあなたに合うブラは売ってないので、プラスサイズのお店でインナーを買うこと。アウターはその後で買うといいわ。あまり買いすぎないように。後で、ショッピングであなたを手伝おうと計画しているから。ヘアとお化粧のために美容室に11時で予約を入れておいたわ。その後で、ちょっと遠出して免許局に行くこと。そして代わりの免許証を取得するといいと思う」

かなり忙しいことになりそうだと思った。「でもどうやって……というか、自分の服のサイズすら分からないんだよ!」 と僕は不平を漏らした。

妻は優しそうな笑顔で僕を見た。「売り子さんたちが助けてくれると思う。大丈夫。で、あたしは帰宅が少し遅れると思うの。仕事が終わったらすぐに、あたし自身もWイェックスの注入を受けるから。夕食にはピザか何かを注文しましょう」

僕は新しい肉体に慣れていなくてふらふらしていた。「分かった。……オーケイ。できると思う」

妻に言うというより自分に言い聞かせる感じだった。

カレンは手短に僕の唇にキスをした。そのキスを受けるために、顔を上向きにしたが、ちょっと変な感じだった。

「すぐに看護師が来て、免許更新のために必要な書類を渡してくれるはず。じゃあ、今夜、お家でね。愛してる」

「僕も愛してるよ」


[2020/08/03] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

浮浪者 (8) 


「あなたについて、一番腹が立つのは、細かいことを求めすぎる点」と彼女は言った。「あたしがしてることすべてについて、ありえないほど細かいところまで知りたがる。どこに行ったのかとか、誰と一緒だったのかとか、何をしているのかとか、いつ家に帰ってくるのかとか。一種、嫉妬深い強迫性障害みたいになるんだもの。あたしをコントロールするのをやめて、あたしのことをほったらかしにしておこうとさえしてくれたら、今もあなたと夫婦でいたと思うわ。ああいうふうに根掘り葉掘りされると、あたし、気が変になってしまうの。今では、あたしが興味を持ってる男性はあなただけというのは、あなたにもはっきり分かっているはず。そうでしょ、マック?」

「ああ、多分。前は、その件で死ぬほど悩んだ。君が他の男を見つけて僕を捨てるんじゃないかと心配していた」

「そんなことは起きないわ。あなたに初めて出会った日から、他の男のことを思ったことは一度もないもの。顧客や同僚とディナーに行くわよ。男性、女性含めてグループで踊りに行くこともあるわ。いろんな人におもてなしをする。だって、それが仕事なんだもの。でも、あなたと出会った瞬間から、他の男も女も誰もあたしに親密に触れた人はいないし、これからも、それは同じ。信じてくれる?」

「ああ、信じるよ。僕の場合も同じだ。ブリイ、僕は君を信頼している。君が僕を傷つけることなどないのは分かっている。ただ、君はとても気ままで自由な人なのだというだけのこと。僕は君と結婚した第1日目と同じくらい今も君のことを愛しているよ。君も同じ感覚でいると思うし、今までの僕たちの関係は居心地よかったと思ってるんだが……なのに?」

「まあ、今のあたしは違うわ。家族を求めてる女の子がふたりいる。あの子たちのこと、あなたと同じくらい愛してるの。仕事より愛してるのは確かだわ。あたしはあの子たちの人生の記憶の中に残りたいけど、それを実現するためには、あたしとあなたとで、協力して事に当たる他ないと思っているの。だから、チャンスをくれない、マック? あたしと結婚してくれない? ふたりでこの家族を一緒に維持していけるように、あたしを愛そうと頑張ってみてくれない? あたし自身は子供を産むことはないと思う。それをするには、あたしはあまりに自信過剰だし、利己的な人間だから。でも、あなたとなら、あの子たちの親になれるはず。結婚して、マック。そうしたら、あなたをこの上なく幸せにするようベストを尽くすから。いいでしょう?」

「どうやら、この件について、ずいぶん考えてきたようだね。なら、僕にも、多少時間をくれてもいいよね?」

カレンは時計に目をやった。「20分あげるわ」

「おいおい、締め切りがあることなのか?」

「ええ。20分後で、あの子たち店の外であたしたちと会うことになってるの。あと10分で、この店の前に来るはず。それから10分間、グラニーの散歩をさせる。その後、車で、あたしたち4人はあなたの家に行く段取り」

僕たちは急いで食事を済ませ、店の外に出た。そこにはリムジンが待っていたが、女の子たちはいなかった。ふたりは犬の散歩に行ったと運転手が言う。彼は「あの犬」のことが気に食わない様子だった。多分、車の内装に涎れを垂らされて嫌だったのだろう。数分待っていたら、向こうからふたりが僕たちのところに駆けてくるのが見えた。


[2020/08/02] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

Wイェックス:妊娠 (7) 


「どのくらいかかるのかなあ。僕が女性に……」

途中まで言いかけてやめた。体毛がみるみる肌の中に吸い込まれていくのを見たし、感じたから。注射したへその下の地点を中点として、緩やかな波となって同心円状に広がっていく。1分くらいした後、頭に変な感じがした。髪の毛が伸び始めている。

「血清が体毛をむしゃむしゃ食べてるの。その代わりに頭部の髪の毛を伸ばしてくれる。すべて順調に進んでいるわ」

カレンに説得されてストリッパーの仕事を辞めてから、僕は体の毛を剃っていなかった。8年位前だ。体毛の量がこんなにあったとは知らなかった。みるみる髪の毛が伸びて、濃いブロンドの毛の塊が顔に覆いかぶさり、視界をふさぎはじめた。手で払いのけないと、前が見えない。

「次は柔らかい組織の形成が始まるわ。これはちょっと気持ち悪いかも」

胸が徐々に膨らみ、ウエストが細くなっていくのが見えた。体の筋肉がしぼんでいく。その分、乳房の形成に供給されているのだろう。股間がぐいぐいせり上がってきた。お尻や太ももが膨らんできたせいだろう。

「女性は男性より体内脂肪の割合が高いの。あなたの筋肉細胞の大半が『あなたたち、本当は脂肪細胞なのよ』と言われて説得されているところね。まだ、すべて順調よ」

起きていることをカレンに説明してもらって、ありがたかった。彼女はWイェックスの注入を受ける患者たちに同じことを言ってるのだろうけど。でも、まるで自分が特別に賢い妻に見守ってもらっているようなふりをすることができて、ありがたかった。変化が股間部分と顔に移り始めるのを感じ、僕は固く目を閉じた。

「もうすぐ終わりよ。最後は骨。これはすごく気持ち悪いかも。大丈夫?」

確かに。体の中、骨格が変化していくのを感じる。肋骨と肩がすぼまっていくのを感じた。同時に腰の周辺が広がっていくのも感じる。それに、背が縮んでるのも感じた。診察台に乗ってるおかげか、自分がじわじわと縮んでいくのが分かる。

変化がゆっくりとなり、やがて止まったように感じたが、僕は目を閉じたままでいた。乳房がずしりと胸を圧迫しているのを感じるし、臀部が膨らんだせいと思うけれど、尻の下に新しくクッションを入れたような感じがする。

「終わったようね、タイ。新しい自分の姿を見たい?」

不安感を払しょくしようと、深く息を吸ってゆっくりと吐き出した。体を起こしたけれど、大変な苦労だった。僕はダンスのために勤勉に運動を行っていたが、こんなに体に力が出ない状態は記憶にない。

ようやく目を開け、下を見た。乳房があった。驚くほど大きい!

ぎこちない動きだったが、やっと立ち上がって直立した。その時に初めて、妻と目を合わせようと顔を上げた。顔にかかる髪を払って、彼女はどう思ってるのか、妻の目を探った。結婚指輪が指から抜けそうになるのを感じた。指がはるかに細くなっている。落ちないようにこぶしを握らなければならなかった。

カレンは笑顔で僕を見ていた。壁の鏡を見てみてはと合図を送っている。僕は体をこわばらせながら、壁の方に移動し、鏡に映る姿を見た。

正確には太っているとは言えないけれど、重量感があるのは確かだ。どこを見ても……ずっしりしてる。乳房はカレンのよりも大きかったし、ヒップも大きかった。太ももも太くなっていたが、腕はどちらかと言うと細くなっている。顔は女性的だったが、化粧してないからか、可愛い顔なのかどうか判断は難しい。髪は長く、肩にとどきそうだった。

「どう思う?」と妻が訊いた。

「わ、分からないよ」 口ごもった。新しい声は甲高く、自分の声に驚いた。手を胸に上げ、片方の乳房を持ち上げてみた。「何と言うか……分からないけど。子だくさんのカラダ?」 巨大な乳房と安産型の腰。これを表す、より適切な言葉が思い当たらなかった。

「うふふ。あたしたちの赤ちゃんが十分おっぱいを吸えそうなのは確かね。ちょっと触ってもいい?」 と彼女は僕のバストを指さした。

「あ……ああ、いいよ」

妻は両手で僕の乳房に触れ、持ち上げるようにしてみた後、ぶるんぶるん振り始めた。そうしながら、ずっと12歳くらいの女の子のようにくすくす笑い続けた。

「これってすごいわ。仕事が終わるのが待ちきれない!」

胸をぶるんぶるん振り回される。こんな感覚は初めてだった。僕は彼女に胸をいじられ、遊ばれるままにさせていたが、その後、彼女は僕の後ろに手を回し、彼女のよりずっと大きなお尻の肉を揉み始めた。

「ああ、大丈夫。あなた、あたしがあなたに魅力を感じなくなるんじゃないかって心配していたけど、その心配は不要よ、タイ。ほんとに。女性としての名前については、考えてみた?」

考えていたけど、鏡の中の姿を見ると、「ティナ」とか「テレサ」は似合わないと思っていた。

「似合う名前は何も……。何か考えてた?」

カレンは頭を傾げ、僕の顔を見つめた。手を伸ばして、僕のブロンド髪の毛の房を優しく束ねた。「ちょっとアンバー(琥珀)を思わせるわね。アンバーっていう名は、どんな感じ?」

僕は、もう一度鏡を見るため、彼女の手を優しく払いのけた。カレンはずっと僕を触っていたいらしく、彼女の手から逃れるのが難しくなっていた。ああ、確かにアンバーはいいかもしれない。

「確かに。いい感じ」


[2020/08/02] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)