「テッド2」 TED 2 By Mudrunner Edited By Storyteller
もし、あなたがパート1を読まれたなら、テッドが、僕の妻、母、姉、そして父を完全にコントロールしたことをご存じだろう。妻も姉も妊娠した。テッドは家を増築したいと望み、3家族ともひとつの家に同居するようになった。これによりテッドは、前より自由に3人の女を相手できるようになったわけである。父と僕は侮辱を受け続け、テッドと女たちのセックスを単に傍観する立場に成り下がっている。父も僕も、それぞれの妻とセックスできるのは、テッドがスペルマを放出した後に限られている。
昨夜、僕は父と話しをし、冗談のつもりで、テッドは僕や父のアヌスを犯すまで満足しないのではないかと言った。すると父は顔を真っ青にし、テッドにバイブを渡されたこと、夜の間ずっとそれをアヌスに入れておくよう命令されたことを話したのだった。僕も父も、これが来たる事態の準備段階なのだと思った。父には何も言わなかったが、僕は、恐らく次には、僕も父もテッドにフェラチオをするように命ぜられるだろうと思った。
続く2日間、僕はこのような事態の展開について考え続けた。そして、次のような結論に達したのである。つまり、僕は確かに弱虫ウインプであるし、同時に、両親や妻を心から愛しているので、親や妻のためなら、多くのことを我慢して行うつもりではいる。だがゲイやバイのようなことを行うつもりはないし、ましてやその欲求もないということだ。これだけは、我慢できない。僕は、何か行動を起こさなければならないと思った。
翌朝、キッチンにいくと、母とシンディがテーブルに座っていた。僕は、2人に話しがあるので聞いてくれるよう頼み、2人とも、了解してくれた。早速、僕は、テッドが僕にアナル・セックスやオーラル・セックスを強要するのではないかと心配していることを伝えた。そして、僕はテッドにそのような形で酷使させられることは絶対に断るつもりでいるとも伝えた。これを言った時の僕の気持ちは、まさに、合衆国大統領を銃で撃ったような気持ちだった。
母とシンディは、それを聞くや立ち上がった。母は、激しい口調で言った。
「お前、テッドが望むことをしてあげなきゃだめじゃない。その気がないなら、さっさと、荷物をまとめて、お母さんたちの目の前から消えること。お前のせいでテッドの機嫌が悪くなるなんて、お母さん、許しませんよ。いま言ったこと、もう一度、考え直しなさい」
シンディも同じ意見だった。僕は二人に改めて、訊いてみた。
「お母さんもシンディも、僕のこと愛しているの?」
二人の返事に、僕は打ちのめされた。母は、次のように言っていた。
「私は、18年もお前の世話をしてきたの。もう、お母さんも、誰かに望むものをしてもらってもいい頃でしょう。もし、お前がお母さんの楽しみを奪うようなことをしたら、心の底からお前を憎みますからね。お母さんは、お前を愛しますよ。お母さんが欲しいものを手に入れてるかぎりはね」
僕は家を出た。
僕は、この時の会話で決心を固めた。母や妻が少しでも僕を支えてくれたら、僕はただ引っ越して、新しい人生を始めることだけで済ませ、母やシンディたちには今のままの生活を続けさせていたことだろう。だけど、二人は僕の心をあまりにも傷つけすぎた。僕は、反撃をしたいとそれだけを考えるようになった。それに、その反撃をするのに必要なものは僕にはすべて揃っていた。
続く2週間、僕は、この家族の一員としての最後の一時に備えて、計画を練り、すべての準備を調えた。そして、土曜日の朝が来る。
寝室に入った後すぐに、ナイティを脱ぎ、それから苦労しつつもお尻からディルドを抜いた。トレーシーが使った潤滑剤がすっかり乾いていたので、実際、抜くのにはかなり痛みが伴った。抜いてみると、その部分がを埋めるものがなくなった空虚感に驚いたし、アヌスもかなり広がってしまった感覚にも驚いた。もう二度と元には戻らないのではないかと怖くなった。
シャワーを浴び、髪を洗った。トレーシーにつけられた髪のカールをヘア用のアイロンで取り除き、元に戻した。シャワーを浴びた後、鏡の前に立ったが、トレーシーに施された化粧が落ちていないのに気づく。顔を何度か擦り、メイキャップの大半を落とした。その後、最初に与えられた男物のユニフォームに着替え、キッチンへ行った。朝食を取るためだ。
マリアは、フルーツの盛り合わせとコーヒーを僕に渡すと、テーブルを挟んで僕の正面に座った。フォークを取ろうと手を伸ばした時、つけ爪をつけたままだったことに気がついた。爪が光沢のある赤色に塗られたままなのである。マリアは自分のコーヒーをちょっと掻き回した後、僕に言った。
「さっきは笑ってごめんなさいね。恥ずかしい思いをさせるつもりはなかったのよ」
「いえ、構いませんよ。僕は、あのナイティを着ていたわけだし、すごく変に見えていたと思います。
マリアはまたくすくす笑った。
「笑ったのは、あなたが着ていたものじゃなかったの。あなたの様子がおかしくて。突然ヘッドライトを照らされた子鹿のような顔をしていたんですもの。あのナイティについて言えば、あなた、とてもキュートだったわ。毎晩、女の子のナイティを着て寝ているの?」
「そんな、決して。昨日の夜が初めてだったんです。ミス・トレーシーに説得されてしまって」
マリアはまたくすくす笑った。
「ミス・トレーシーは人を説得していろいろなことをさせるのがとても得意なの。あなたが女の子の服を着ているところを私が見たこと、気にしないでね。あなたのような男の子が女の子の服を着るのを好きなのは理解できるから。私の兄もそうなのよ。いつも女物の服を着ている。前に豊胸手術を受けて、今はずっと女として生活しているわ」
僕は、僕とマリアがほとんど知らない間柄であるのを思い、彼女が僕にとてもオープンであることに驚いた。だが、返事をする前に彼女は立ち上がり、言った。
「急いだほうがいいわ。ミス・トレーシーはもうすぐ朝食をお食べになるころと思うから。毎週火曜日はお出かけになるの。今日も同じく、お出かけなるはず」
僕には、2分もあれば朝食を食べるのには充分だった。その後、僕はトレーシーの寝室に朝食を乗せたトレーを持っていった。
部屋に入ると、彼女は、まるで僕を待っていたように、ベッドの中、体を起こしていた。すぐに、彼女のナイトガウンが捲られていて、あそこが露出しているのに気がついた。トレーシーの顔を見ると、何かに怒っているのが分かった。
朝食のトレーを彼女の膝の上に置く。
「おはようございます、ミス・トレーシー。今朝は、どこか調子が悪いところでも?」
トレーシーはちょっと不機嫌そうな声を上げた。
「今朝は、私のガールフレンドが朝食を持ってくると期待していたわ」
ガールフレンドが僕のことを言っているのは分かっていた。
「すみません、ミス・トレーシー。マリアの前でメイド服でいるのを見られてしまうのは、お望みではないのではと思っていたのです」
「でも、マリアも私に雇われているのよ。だから、彼女がどう思おうと私は構わないのよ。だけど、あの服装には恥ずかしさを感じているようね。だったら、恥ずかしく感じなくなるまで、着なくていいわよ。さあ、お風呂とエネマの準備をしてちょうだい。今朝は、あなたは自分でエネマをすること。今しなくてもいいけど、その場合は、私が終わった後でしなさい」
まるで僕を首にすると決めたような口調だった。
「よろしい。確かめて見ましょう」
マリアはそう言って私の方を向き、私に立ち上がるように手振りで示した。それから私をキッチンに連れていく。
「どう思う?」 マリアは小声で訊いた。
「本当に信じられないわ!」
「ベンがその覚悟ができてるか、もうちょっと確かめなくちゃいけないの。分かるでしょう? だから、もう少し、ただ見ていて」
「分かった」
「本気で言ってるからね・・・どんなことがあっても、決して邪魔をしないこと! いいこと?」
ほとんど、私を叱りつけるような調子だった。どうして、そんな顔で言うのか分からなかった。
「何をするの?」 よく分からぬまま、少し訊いてみた。
「まあ、ベンに、いくつかあることをさせるわ。彼に実際のことを教えるため。あなた、邪魔しないわよね?」
「え、ええ・・・多分」
「ちゃんと言って。『私は邪魔しないと約束します』って」
「マリア!!」
彼女はまた表情が変わってる。
「・・・分かったわ。私は邪魔しないと約束します!」
「よろしい」
マリアの顔にまたあの笑みが戻った。彼女はその後、私をリビングに連れ帰り、手振りで座るように指示した。それから、もう一度、ベンの前に立つ。彼は、裸のまま、まだそこに立っていた。
「命令に従う心づもりはできてるか?」
「はい、女王様」
「命令には素早く従うように」
「はい、女王様」
「ひざまずきなさい」
ベンはひざまずいた。マリアは、少し引きつったような笑い声をたてた。突然、私は、自分が思うほどマリアのことを知ってはいなかったのではないかという思いが頭に浮かんだ。
「よろしい。私は鞭を取ってくることにする」
マリアはそう言って、部屋から出た。すぐに戻ってきたが、その時には手に小さな鞭を持っていた。
「これから、お前に何回か鞭を振るうことにする。お前に、その感覚を教えるためだ。・・・声を立てないよう努めよ」
私はじっと見詰めていた。彼女は位置につき、軽く試し振りをし、その後、ベンのお尻を叩いた。彼はハッと息をこらえたが、その他では音をたてなかった。マリアはそれを見て微笑み、もう一度、そしてさらにもう一度、鞭を振るった。