スティーブはわざとバーバラから視線を背け、義父に向けた。眉毛を吊り上げて見せ、話しを始めるように促した。このちょっとした話し合いを進めるには、こうするのがベスト・・・手っ取り早く済ませてしまいたかった。つまらない雑用のように、さっさと片付け、後は忘れられる。 ロイドは気後れしつつも話し始めた。 「私は・・・スティーブ・・・バーバラから、ポーター氏と公園にいるところを君が見たことについては話を聞いている。私たちは、バーバラがあそこで彼としていたことを、君は誤解したのじゃないかと思っているんだよ」 スティーブはバーバラを見た。彼女は、カウチの背にもたれ掛からず、背筋を伸ばして座っていた。スティーブはバーバラに問いかけた。 「オーケー。君は、あそこでラファエル・ポーター氏と何をしていたのかな?・・・いや、もっと正確に言おう・・・君はご両親に、何をしていたと話したんだ?」 「起きたことを正確に話しました」 バーバラはきっぱりと答えた。かろうじて心の中の怒りを押しとどめているように見えた。 スティーブは、無言のまま、笑みを浮かべた。目は笑ってはいない。バーバラに話を続けるよう、身振りで促す。 バーバラは深呼吸した。 「誤解させてしまったのはごめんなさい、あなた。とっても単純なことなの。あんな過剰反応すべきじゃなかったのよ」 スティーブは、手を前に突き出すしぐさをして、バーバラに話を止めさせた。バーバラは困惑した顔で彼を見た。 「僕のことを呼びかけるとき、『あなた』と呼ぶのはやめて欲しい。『ダーリン』とか、その他、一切、やめて欲しい。オーケー? そのように呼ぶ権利を君は失っているし、僕自身、我慢がならない」 バーバラは唇を噛みしめた。怒りの表情が瞳に浮かんだ。明らかに自制しようと努めている姿を見せながら、バーバラは頷いた。 「仰るとおりにするわ・・・スティーブ・・・」 相手をなだめようとする声になっていた。 「話し合いを続けるためなら何でも・・・」 バーバラは座りなおし、膝の上で両手を組んだ。 「とにかく、あなたが見たのは、まったく他愛のないことだったの。レイフは彼の夫婦生活で問題を抱えていたの。そして私は、その辛い時期に彼の助けになってあげていたということ。2人でどこかに行って、話し合ったりしたわ。女性の立場からの意見を聞くことが、レイフにとっては助けになっているようだったから。それだけのことよ、あな・・スティーブ。レイフはただの良いお友達。それだけ。川のほとりで私たちを見て、カッと来た気持ちも理解できるわ、でも・・・でも、そういうことだったのよ」 バーバラは、陽気に上ずった調子で説明を終え、ためらいがちにスティーブに微笑みかけた。スティーブは何も言わず、しばらく彼女を見つめたままだった。バーバラの話は、彼にとっては、十分に練習を重ねたもののように聞こえた。
「シルクの囁き、ラベンダーの香り」 第1章 A Whisper of Silk, A Scent of Lavender by rgjohn 全章のoriginal http://english.literotica.com/stories/showstory.php?id=30906 ジャネット・レドモンドは、人に敬われる眼科医であり、医療の実践を着々と積み上げていたところだった。だが、彼女は、それまでの人生で遭遇したことがない大きなショックを受けたのである。38歳のジャネットは、自分はまさにアメリカン・ドリームを生きていると思っていた。高額の収入、美しい家、安定した家族生活、そして、上流クラスの居住地域。一人娘は、大学に進み、ジャネットと彼女の夫が育んだ巣を飛び立っていた。その一人娘が家を出てすぐのことだった。ジャネットの夫が、家を出て、若い秘書と一緒になると宣言したのである。 ジャネットは打ち砕かれた、と言うだけでは言葉が足りない。夫がどこに不満を持っていたか、ジャネットにはまったく分からなかった。確かに、ここ何年かで何キロか太ってしまった。でも、まだ、体型は美しい方だし、大きく張りのある胸も、形の良いお尻も自慢できると思っていた。 多分、仕事に時間を割きすぎたのかもしれない。しかし、多くの患者を抱えた医師である以上、多少の犠牲は仕方ないと思った。服装が地味すぎる傾向があったから、とも思った。服装のことについては、娘が何万回も私に言っていた。だけど、人に尊敬される医師としては、生真面目すぎる服とまでは行かなくても、その職業に見合った服装をすべきであると感じていた。 あとは、セックス。まあ、確かに、その点は、もう何年も前から道端に置き去りにしてきたようなものと言える。職業上の責務があまりに多く、個人的な時間を取るのがほぼ不可能となっていた状態だった。その状態の犠牲がセックスだった。 ジャネットは鏡の中を見た。鏡の中、とても愛らしくセクシーな女性が見えた、青みがかった緑の瞳、スタイリッシュにショートに決めたブロンドの髪、そして、さほど悪くはない体型。175センチの身長だから背が低いわけでもないし、60キロの体重は、太ってるとは言いがたい。もっとも、ジャネットは、時々、その60キロの重みはすべて胸に詰まっているのではないかと感じることがあった。 ジャネットは自分が魅力的に見えているという自覚があった。(娘に勧められて)体にぴったりのセーターを着て、短いスカートを履いた時など、男性が彼女を見る視線をはっきり知っている。冷たい空気の中、深呼吸したときや、特に興奮した時など、どうしても大きな乳首が固くなり、どうしても、それが外から見て分からないようにすることができないことがあった。ええ、正直言って、この大きな乳首は、最近、いつも固くなっているように思えて仕方ない。 ジャネットは、男性から注目されるのが嫌いだというわけではなかった。ただ、保守的な性格のため、そういう視線を楽しめることがめったにないということなのである。大半の男性は、そういう彼女を性的な対象として見ているということは知っていた。確かに、そのことで興奮し、下着を濡らしてしまうこともあったが、逆に、自分が肉の塊となってしまったような気がして、怒りを感じることもあった。だが、そういう風に二通りに感じる女性はたくさんいるということもジャネットは知っていた。女性にとっては永遠のパラドックスだということを。
次にトレーシーは、ピンク色をした、ふわふわした長袖のブラウスと黒の皮製のミニスカートを僕に渡した。それを着ると、さらに僕のために買った他の服も数点見せた。スカート5着にブラウスとセーターが数点。それに靴が10足。大半がハイヒールだったが、平底のサンダルが一組と、テニスシューズが一組あった、最後に僕に見せたのは、化粧品がいっぱい入ってる箱だった。それ全部、僕が使うものと言う。箱の中には、女の子が、抗しきれないほど魅力的に変身するために必要とする、あらゆるものが詰まっていた。 その後、トレーシーは僕を化粧台に引っ張っていき、僕の化粧を始めた。僕には手鏡を持たせ、一つ一つ、いま何をしているのか、なぜ、そうしているのかを説明してくれた。トレーシーは、初めに僕の顔の左半分だけ化粧し、残りの右半分は僕が行うようにさせた。化粧をつけたり、拭い落としたりを繰り返し、約1時間過ごした。そろそろ夕食が出来上がっている頃になっていた。 トレーシーと一緒にダイニング・ルームで食事し、ワインを1本開けて飲んだ。夕食後、トレーシーは、食事の後片付けを手伝ってくれ、その後、2人で彼女の寝室に戻った。化粧の練習を続けるためである。 トレーシーは化粧の仕方に加え、女の子のように歩く方法、腰を降ろす方法を僕に教えた。さらに話し方もレッスンしてくれた。それをしながら、僕たちはさらに数杯ワインを飲み続け、僕はすっかり酔ってしまった。10時近くになり、トレーシーは、新しい服は脱いで、ナイトガウンに着替えるように言った。着替えた後、彼女の寝室に戻ってくるようにと。 僕は、トレーシーの言葉の意味をはっきり分かっていた。今夜もトレーシーは僕とセックスするということだ。自分の寝室に戻り、可愛い明るい青のナイティに着替えた後、昨夜、渡されたディルドを手にトレーシーの寝室に戻った。 寝室に戻ると、トレーシーはすでにベッドに入っていた。体の下半分にだけシーツを被っている。残りの上半分は外に出ていた。トレーシーは、わざわざナイトガウンを着ることすらしなかったのが分かった。外に出ている腰から上は素裸だったから。 トレーシーは、自分の横のシーツを捲った。僕に隣に来るようにと、場所を提供している。ベッドに入り込んで、彼女にディルドを手渡した。トレーシーは、それを受け取ったが、脇に放り投げ、その代わり、両腕を広げて僕を抱き寄せた。すぐにキスを始め、2人とも舌を蛇のようにさせて相手の口の中を探りまわり、両手で互いの体を擦りあった。 両手を滑らせながら、彼女のお腹を触り、さらにその下、掛け布の中に滑り込ませた。何か変わったものが僕の手に触れた。トレーシーの腰に皮のベルトが巻かれている。それにベルトには何かくっついているのも感じた。それが何か、確かめることはできなかった。と言うのも、トレーシーは僕の手を取り、右の乳房に引き戻したから。彼女は、そうしながら、僕のパンティを脱がし、ペニスを握って優しく擦り始めていた。 ペニスをしごかれ、そろそろオルガスムになりそうだと感じた瞬間、トレーシーはペニスから手を離し、僕の後頭部に手を添えた。少しだけ頭を押され、僕は彼女の胸へと下った。そして乳房を舐めたりキスしたりした。かなり長い時間、乳房へのキスを続けていたと思うが、その後、もう一度、頭を下へ押された。 掛け布を払いのけようとしたが、トレーシーはそれを許さず、僕は掛け布を被ったまま、彼女の腹に舌を這わせた。やがて、トレーシーがお腹を舐める僕に話しかけた。 「もう1つ、あなたにプレゼントがあるのよ、ステファニー! どちらかと言うと、私たち2人のためのプレゼント。シーツを捲って見て。私たちのために買ったものがあるから」 シーツを捲っていくと、さっき手で触れた革のベルトが目に入った。茶色の皮製で、ベルトには三角形の皮がついている。驚いたのは、その三角形の部分についているものだった。 実物そっくりのディルドがくっついていたのである。20センチから23センチはある。根元は6センチくらいの太さで、青みがかった血管が茎の部分を這って頭部に向かっていた。その頭部が最も太い部分で、傘を開くように膨れ、7センチ半はありそうだった。実物のような玉袋もあり、その中に睾丸まであって、ちゃんと2個そろっている。実物にはあって、これにはないものと言えば、肉茎を覆う、ゆるゆる動く皮膚くらいだろう。
少なくとも、誰かが私の愛する人とコンタクトを取っていることが分かった。私は、この美しい黒人女性のことを、最初に会ったときから、本能的に尊敬していたと思う。彼女は、メス狼が子を守るように、ダニーのことを守ってくれている。愛する人に会うことも話すこともできないのはとても辛かったが、少なくとも、ダニーが良き人に守られていることは理解した。私の心を適切に表す言葉をつむぎだそうと頭を巡らせた。一瞬、その点に関して才能のあったダニーのことを思い出し、あのような才能が私にもあったらいいのにと思った。ゆっくりと言葉を選んで話した。 「今この場では信じてもらえないのは分かっているけど、私は彼女のことを心の底から愛しているの。もし、私の心を証明する唯一の方法が、ダニーが私に接触する心積もりができるまで、ダニーから遠ざかっていることだと言うなら、その通りにするわ。あなたなら彼女のことを大切にしてくれると信じているし、あなたが、ダニーにとって最も利益があることを考えていてくれてるのも分かってる。私もそれを考えているの。うまく目に見える形で表すのが苦手だけど。ダニーに良くしてあげてね、お願い。私もそうしていたつもりだったけど、もっと良くしてあげて。ダニーは、そうされて当然の人だから」 セリーヌは何か言いかけて口を開いた。だが、言うのをやめたようだった。 「帰ったほうがいいわね」 彼女は無感情にそう言い、そっぽを向いた。 私は、言い返すことはせず、言われた通りに店を出た。 考えられるうちで最も小さな突破口だった。だが突破口であるには変わりない。少なくともダニーが生きていることが分かった。どこで生活しているかは分からない。だが、セリーヌなら知っているのは確かだ。多分、ダニーは彼女と一緒に生活している。そう考えると、つじつまが合った。ダニーが一緒にいても安全だと感じられる人は、セリーヌの他に誰もいなかったのだろう。先に、私は、セリーヌに初めて会った時から、彼女のことを本能的に尊敬していたと言った。もしセリーヌがダニーを保護しているなら、ダニーが他の女性と一緒にいることに、卑しい嫉妬を感じてはいても、その気持ちは脇において、今こそ、本当に尊敬しなければならないだろう。 私は、すべきことと決めたことを行った。仕事をし、日常的なルーティンに没頭した。不動産の販売を営業し、友人とランチを食べたり、仕事帰りの飲みに行き、そして家に帰る。ある日、友人たちは私を説得し、一緒にクラブに行くことになった。もちろん、私に言い寄ってくる男性が現れる。これも友人たちの意図したとおり。私は元気付けられた。少なくとも、仕事に関係しない会話をすることは楽しかった。それにダンスも何度かした。誰かに抱きつき、その体の温かみを感じることは気持ちよかった。ただ、それは前とは違った。男性たちとの会話・・・スポーツや仕事、新しい車やボート、それにどういう風に私のような女の子を探してきたか・・・といった話は、あまりに陳腐にしか聞こえなくなっていた。 正直に言うと、一度、そういう男性たちの1人を家に連れてきたことがある。彼は名前はスタンとか何とか・・・。ともかく、彼は男だ。そういう言い方しか思いつかない。確かに魅力的だし、体格も素敵だった。彼の「外見」はオーケーだった・・・ただ、オーケーだったというだけ。彼はありきたりにセックスをし、彼はいって、私はいかなかった。いったふりすらしなかった。それが終わった後、元気さを取り戻した私は、彼に失礼にならない程度に、早々に彼に出て行ってもらった。彼が私の中に入っている間、ずっと私は彼とダニーとを比較していた。そして、比較にならなかったのである。あのスタンとかいう男の完敗だった。 2ヶ月ほどして、地元のニュースで奇妙なニュースが流れた。
ボブがワインのコルクを抜いて、3つのグラスに注いだ。クリスタルは、たったふた口でグラスを飲み干す。その点、僕も負けていなかった。クリスタルはキッチン・テーブルのところに座っていたので、僕は小さな一眼レフを取り出して、2枚ほど写真を撮った。 フラッシュ フラッシュ 「どう? 簡単だろ?」 さらにもう2枚ほどスナップ写真を撮る。部屋の中は落ち着いた雰囲気になっていたので、フラッシュをたくと、その雰囲気が乱れてしまうのだが、その点を除けば、なかなか良い雰囲気で飲んだり、おしゃべりをしたりしていた。このように何枚か最初に撮ったわけだけど、これがモノになるとは思っていない。ただ、2人に、カメラが狙っていて、撮影が進んでいるということに慣れてもらうために撮った写真だ。実際、その用が済めば、その時の小さなカメラはめったに使わなくなる。 ワインを飲み始めて大体20分ぐらい経った。そろそろ撮影開始の時間だ。ボブが、クリスタルに、もっとセクシーな服に着替えてくるように言った。クリスタルは小さなバッグを取り、隣の部屋に入っていった。ボブが、部屋の曲がり角のところから声を掛けた。 「クリスタル? 僕の好きな青いトップを着てくれ。マイクも気に入ると思うんだ」 しばらくしてクリスタルが戻ってきた。胸元が深く切れ込んでる青いタンクトップとベージュ色のミニスカート。 トップのタンクトップは、両肩に掛かって下がってるのだが、脇のところが深く切れ込んでる。裾は、お腹のところで横まっすぐ。胸のふくらみがはっきり見える。だが、その見栄えは、淫らって感じじゃなくて、セクシーって感じ。胸の前に服の布地が垂れ幕のように掛かっているといった印象で、裾のところにちょっとだけ白いレースのフリルがついている。 下のスカートの方は、伸縮性の生地ではなかった。だから、ちょっとしたフリルによる重さが加わって、布地が重力によって垂れ下がっているという感じ。マイク君は気に入ったよ。すごく。それは僕も同じ。スカート丈は短い。こんなにミニのスカートをはいている女の人は今はいないな。少なくともここ20年ほど、お目にかかったことがない。もっと言えば、こういうスカートを見たのは70年代が最後だったかも。ゴージャスな脚は生脚。顔を覗かせているお腹も生肌。 「事実上、裸になってるって感じだわ」 クリスタルがワイングラスに手を伸ばしながら言った。 「冗談でしょう。完璧に隠れているよ。事実上」 とボブ。 「ああ、事実上。脚と胸とおへそを除いてはね」 と僕。ちょっと間を置いて、「・・・いや、ただの冗談」 クリスタルはくすくす笑った。とは言え、彼女がリラックスしてないのは見て取れた。特に、両膝をピッタリあわせて、背筋をまっすぐに座っている姿勢から、明らかだった。
髪の毛はめちゃくちゃだった。髪の毛ばかりでなく体じゅうにスペルマがついていた。両腕、唇、頬、脚、胸、お腹、背中、そしてお尻・・・いたるところに、精液の跡がついていた。 通り過ぎる人たちも、みんな、私の状態に気づいていた。私を見た誰もが、瞬時に、私が激しい輪姦をされた女だと分かったようだ。 自分が本当に淫らな女になったように思ったし、そうなのだとの自覚もあった・・・そして、そのように見られることが嬉しくもあった。 早足で家に向かった。私の長い脚を伝って、たらたらと白濁が流れている。お尻の割れ目をぬるぬると滴りが垂れているのも感じていた。ソング・パンティから染み出て、内太ももをくすぐりながら流れ、地面に落ちる。家路を歩く私の足跡を示すように、白濁が地面に点々とついている。 家の近くの馴染みがある地域を歩いても、誰も私のことだと気づいた人はいないようだった・・・皆、私が通ると、口笛を吹いたり、振り向いたりしていた。顔についたスペルマは乾き始めていて、沈みかかっている太陽に照らされ、きらきら輝いていた。 ようやく家にたどり着く。素早く玄関の左側にある鉢植えの下からスペア・キーを取り、玄関を開けた。家はこの1週間、誰もいないことになっていたので、家の人にばれる心配はなかった。スペアキーを元に戻し、家の中に入った。 靴を脱ぎ、リビングルームに投げ捨て、2階のバスルームに駆け上がった。中に入り電気をつけた。その時になって自分の顔についていたスペルマの量を知り、我ながら驚いた。文字通り、顔に白クリームを塗りつけたようになっている。鏡の中、全身にスペルマの跡が残っているのが見えた。特にお尻と脚にはたくさんついていて、ごわごわと固くなってきている。 顔についたスペルマは洗い流したが、すでに疲れきっていて、体の方は、洗い落とす気力がなくなっていた。顔を洗った後、廊下を進み、姉の寝室に行って、そこで寝ようと思った。・・・寝ているうちにベトベト感もなくなるだろうし、何より、とても居心地のいいベッドに横になれる。 姉は20歳で、何か知らないが、友達と車で馬鹿げた旅行に出かけていた。ぎりぎりまで迷っていたみたいだが、最後に突然、行くと決めたのだった。幸い、母親も病気になった知り合いのお見舞いで、カリフォルニアに出かけていた。 何も心配することはなかった。というのも父親も1年前に母親と離婚していたから・・・離婚以来、一度も家に来たことはない。 姉のベッドに体を放り投げるように飛び込み、枕を抱いて、うつ伏せに寝た。すると、突然、げっぷが出てきた。信じられないほど長く続いたげっぷだった。 「うわあ・・・」 思わず自分のことなのに感嘆した。 スペルマを飲むとげっぷが出るなど、全然知らなかった。毎日、何か新しいことを知るものだと思った。 目を閉じた。まだ、今日一日、相手をした数々の男根のことが頭に浮かんでいた。素早く眠りに落ちたようだった。やがて、空腹感に目が覚めるまで、ぐっすりと眠っていた。
ドナは僕の前に進み出て、下腹部を僕の勃起に押し付けながら、一緒に体を揺らし始めた。両腕を伸ばして僕を包むようにしている。多分、後ろにいるジェニーの脇の下へ両腕を差し込み、僕たち2人を一緒に抱き寄せているように感じられた。 3人で一緒に前後に揺れていると、ジェニーが少し背を反らすのを感じた。その位置関係だと、ドナの両手がジェニーの胸を触る位置に来ているように思った。なぜか後ろからジェニーの甘い溜息が聞こえた。それにドナの腕の筋肉が動いている。僕はハッと気づいた。ジェニーが体の位置をずらし、妻のドナがジェニーの乳房を触っているのだ。 今度は、ジェニーが僕の背中に覆いかぶさるようになった。ドナの手を彼女の胸と僕の背中の間に挟みつける形になる。そして顔を僕の肩に擦り付けるようにした。ドナは、そのジェニーの目を見つめながら、ゆっくりと顔を近づけた。瞳に雲がかかって、口が半開きになっている。息づかいも荒い。妻は顔を傾けた。僕の肩のところで、ドナとジェニーの唇が触れ合った。 ドナは、先に車の中で僕にキスしたときと同じように、ジェニーにねっとりとしたディープキスをした。その間、恥丘を僕の勃起に押し付けている。僕は腰を前に突き出し、次にお尻を後ろのジェニーに突き返す動きをしていた。ドナの恥丘でペニスを擦り、ジェニーのうねる恥丘でアヌスのところを押してもらう動きである。 この状況に、僕は非常に興奮していた。すでに、膝ががくがくになっていたのだが、さらに力が抜け、立っていられなくなりそうだった。それを感じてか、ドナとジェニーはキスを解き、僕の体を支えた。なんとか立っていられるように回復するまで、3人とも、何も言わず、その場に立っていた。口紅を塗った唇を半開きにして、ハァハァと息を荒げ、霧がかかったような瞳で互いの顔を見ていた。 最初に、平静を取り戻したのはジェニーだった。 「アハハ、どうやら、彼女、コツを覚えたんじゃないかしら。どう思う?」 ドナも息づかいを平静にしつつ、同意した。どこかしら、物足りなそうな顔をしている。 「ええ、そのくらい体を揺すった方が良さそうね。もう一度、歩いてみせてはどう? ミス・ビッキー?」 僕は、まずは勃起の位置を調節した。あまりにも位置の具合が悪くなっていたから。そして、ゆっくりと滑るように店の奥まで歩き始めた。たった今、行っていたように腰を揺らし、背中をまっすぐにして、胸を高く突き出すようにして歩く。 店の奥の壁に着き、戻るためにくるりと向きを変えた。僕を見ていたドナとジェニーの顔に、すっかり驚いている表情が浮かんでいるのが見えた。たった数分前までは、ハイヒールを履いて歩くのは、ほとんど不可能に思えていたのに、今は、それほど大変だとは感じられなくなっていることに気づいた。ドナとジェニーが駆け寄ってきて、僕に抱きついた。僕は、凄い勢いで抱きつかれ、まっすぐに立っているのが大変だった。 「ホント、びっくり!」 ジェニーは、僕の肩に両手でつかみながら腕を伸ばした。少し離れて僕を見て、言う。 「一度もハイヒールを履いたことがないって、嘘じゃないの? アハハ」 「昨日の夜までは、ほんとに」 少し照れながら答えた。今は、勃起が収まってきている。 「まあ、ホント?!」 ジェニーは驚き、ドナの方に顔を向けた。 「それ、ホントなの?」 ドナはにっこりと笑いながら、頷いた。昨夜、2人でちょっと遊びをしてみたばかりなの、と説明する。
みんながそろうのを待っている間、父は、アクメ社での調子はどうなのかと訊いた。 「前の会社のお客さんは全員、今はアクメの顧客になっているし、州のここ周辺の地域での新しい顧客も、大半、アクメが獲得しているよ。今のところ、アクメ社は、僕に対して約束を守ってくれているし、2回ほど、大幅な昇給もしてくれた。でもね、経営陣の上層部は、僕を解雇するチャンスをうかがっているのは知っているんだ。というのも、アクメの唯一の競争相手だった、うちの元の会社が潰れたわけだし、アクメにとっては僕の用は済んでいるわけだからね。でも、僕の方も、これから2ヶ月くらいのうちに自分の会社を起こそうと計画している。すでにオフィスのビルも入手してて、その費用も大半支払済みだ。もちろん、僕が連れて行った元従業員も何人か僕と一緒にアクメを去る準備ができている。ま、僕の顧客たちには、僕がアクメを辞めたときに、一緒に替わって欲しいとは言っていないけど、これまで培ってきた人間関係があるから、お客さんたちの信頼に任せることにはしてるんだ。露骨に顧客を奪ったら訴訟沙汰になるけど、いま言った形なら、その懸念はないしね・・・」 父は僕の顔を見ているだけだった。しばらく間をおいて、ようやく口を開いた。 「お前、一番最初から、そうなるのを計画していたんだね?」 僕は、少し狡猾な笑みを浮かべていたと思う。 「まあ、ビジネスの諸問題を扱うことについては、良い先生がいたから」 「だが、そもそも、新しく事業を始める資金はどこから手に入れたんだ?」 「前の会社の時、ある企画があったのを覚えているだろ? その株を買うよう、僕が進めていた企画。でも、お父さんは、テッドとジョイスの家を増築するために、資金が必要だって言って、その企画には投資しなかった。ま、僕は当時持っていた全資産と借りられるだけのお金を全部、あの企画に投資したんだ。投資した甲斐があったよ。投資金1ドルあたり、100ドルちょっとの見返りがあったかな。今は、あの株は全部、手放した。下降線に入る直前に売り払ったよ。投資した人は全員、何らかの形で儲けたけど、大当たりしたと言えるのは、僕たち数名だけだろうな。その後は、その時の儲けを使って投資を繰り返し、ラッキーな状態が続いている。儲けの一部を使って、いくつか資産を手に入れたけど、今のところは、動くべき次の機会を狙って、待っているところだよ」 女たちは3人とも僕を見ていた。母が僕に近寄り、キスしようとした。この時も僕は手を突っぱねてキスを断った。母は仕方なく、腰を降ろすだけだった。ジョイスには頬にキスをしてあげた。彼女の目から涙が溢れてくるのが見えた。嬉し泣きだろう。シンディには目もくれなかった。僕は父に顔を向けた。 「それで? 何か話しがあるって言ってたね。話を聞くよ」 父が居心地悪そうにしているのは、はっきり分かっていた。だが、僕は、この場の雰囲気を和まそうという気持ちは一切なかった。姉のジョイスに関しては、僕が出す条件に従う限り、助けてあげる決心をしていた。だが、残りの者たちは助けるつもりはない。当然の報いを味わうべきなのだ。父がようやく、口を開いた。 「実は、お前の援助が必要になってね。ぜひ、頼みたいんだよ。お前が出て行ってから、暮らし向きがひどくなりだすと、すぐに、テッドは家を出て行ったんだ。しかも、価値があるものを全部、取って行った。その後は音沙汰なしさ。私の給与は、医者や病院が訴えて、差し押さえられている。赤ん坊のための食べ物とかを支払うと、残りのお金がない状態なんだよ」 父が話し終えた後、僕はただ父を見ているだけだった。かなり間を置いて、僕は返事した。 「みんな、僕が喜んでみんなを助けるとでも思っているのかな? どうして、そんな風に考えられるんだ?」 母が言った。 「私はあなたの母親だし、彼はあなたの父親なのよ。それにシンディはあなたの元妻だし、あそこにいるのはあなたの子供。ジョイスはあなたの姉だし、あなたの甥も、そこにいるじゃないの」
ラブが、メアリの両肩に大きな手をかけ、下に押した。心がここにはなかったメアリだが、肩に強く圧力をかけられたのを感じ、小さくうめいた。硬い床に両膝をつき、痛みを感じる。 「なあ、奥さん、もうちょっと俺たちに協力してくんねえか? 何から何までやらなくちゃいけなくて、俺もうんざりしてきたぜ。あんたは、今夜はずっと俺たちの物になってるんだ。もっと自分でできるだろう? 分かったか?」 メアリは答えなかった。ただ反抗的な目つきでラブを見上げるだけだった。 ラブはメアリの目つきに気づき、すぐさま鋭い目つきで睨みつけ、部屋中に響き渡る声で怒鳴った。 「分かったかって言ってるんだ、こらぁ!」 メアリはすぐに頷いた。「・・・はい」 「そう、それでいいんだよ。じゃあ、俺のズボンを脱がして、ちんぽを出してくれるか?」 メアリは嫌悪感を露わにしつつも、命令に従った。目の前のズボンのベルトを緩め、チャックを降ろし、ボタンを外す。ズボンを膝まで降ろした。ラブの下腹部が彼女の視界のほとんどを塞いだ。目の前に、ブリーフに収まった巨大な盛り上がりがあった。メアリは、赤いマニキュアを塗った長い爪で肌に傷をつけないよう、注意しながら、指をブリーフのゴムバンドに指し入れ、引き降ろした。 メアリは、ラブのペニスの長さがどれだけのものか、何も考えていなかった。警戒することなくブリーフを下げていったが、太ももの中ごろまで降ろしたところで、ラブの25センチが飛び出し、押さえつけられていた反動でメアリの顔をピシャリと叩いたのだった。メアリは突然のことに驚いて、身を引いた。呆気に取られ巨大なペニスを見つめるしかできない。 ラブは、そのメアリの反応を見て、笑った。まるで魔法にかけられたみたいに見ているじゃねえか。ラブは、その湿って光沢のある赤い唇を見ながら、一刻も早く自分の肉茎を咥えさせたくなった。ペニスを見つめるメアリの耳にラブの冷徹な声が響いた。 「咥えな!」 ハッと我に返ったメアリは、改めて巨大な肉棒を見、そしてケビンに視線を向けた。必死に救済を訴えるまなざしだった。だが、ケビンは肩をすくめるだけだった。 「ごめんよ、メアリ・・・でも、早く済ましてしまえば、それだけ早く解放してもらえるんだ」 メアリは顔を真っ赤にさせた。怒りからだった。夫は助けになってくれないのだ。いや、それどころじゃない、ここにいる男たちの下劣な要求に従ってやれと勧めてすらいる。メアリは、この男たちが求めていることを、むしろ自分から少し情熱を込めてしてやろうと思った。そうやってケビンに思い知らせてやりたいと。ケビンは自分を裏切ったし、助けてもくれなかった。だから、多少、屈辱的な目にあっても当然なのだ。
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