音楽にあわせて体を動かすキョウコ。そのダンスはとても官能的で、エロティックでした。どうりで彼女のガーターにたくさんお札が挟まっているわけです。いま目の前で踊っている娘は、私が知っている、恥かしがり屋で無邪気で愛らしかったキョウコではありませんでした。 キョウコのダンスを見ている間も、チレルは私のドレスの中に手を入れ、脚を触っていました。彼の手が私の下着に近づいてくるのを感じていました。 「やめてください」 そう言ったのですが、彼は私の頭をステージに向かせたままにさせます。 「いいから、ショーを見てなよ。奥さんの元教え子が立派なストリッパーになったんだ。踊るところをちゃんと見てやらなきゃダメだろ?」 彼は私の股間を擦り始めました。私は下唇を噛み締め、声をあげないようにと必死にこらえました。キョウコは、踊りながらも、私が感じ始めているのに気づいたに違いありません。ダンスをしながら、ゆっくりと私の方へ近づいてきました。 キョウコは私の前に来ると、突然、ビキニのトップを外しました。大きな乳房が現れました。乳首は濃い色でとても大きく、それを取り囲む乳輪は薄い色をしていました。その色は日本人である彼女のナチュラルな色なのでしょう。彼女は、チレルが私を愛撫する動きにあわせて、自分で乳房を揉んだり、乳首をつねったりして踊っていました。 チレルの指に私はみるみるオルガスムに近づいていて、もう彼を止めることができなくなっていました。そして、とうとう、いってしまったのです。恥ずかしさに、目を閉じ、自分からチレルの肩に顔を埋めました。自分でも恥ずかしくてたまらなかったのですが、体全体が砕け散るようなオルガスムで、1分近く続いたように思います。 目を開けたときには、キョウコはすでにビキニの下の方も脱いでいました。私の耳元に顔を寄せてきます。 「先生のイッたときの顔、すごくセクシーだったわよ」 彼女は私にウインクして見せ、その後、ステージの中央に行き、普段のダンスに戻りました。
顔の化粧が終わると、彼女は僕の爪に注意を向けた。まずは、それぞれの指につけ爪を装着する。それを角ばった形に切り揃えた後、最初に赤いマニキュアを一通り塗った。それが乾くと、もう一層、同じ色を塗る。それを繰り返して、結局、赤い色3層と透明の塗料を2層塗った。僕には、つけ爪を装着する前から、自分の指を見ていなかった。できあがった自分の指を見て、僕は驚いた。それにしても、つけ爪が本当に本物のように見えるし、自分の指が非常に長くなったように見える。よく事情を知らずに自分の手を見たら、僕は、誰か知らない実物の女の子の手を見ていると思ったことだろう。 次にトレーシーは僕の髪の毛をいじり始めた。初めに、ポニーテールにしていた髪を解き、ブラシを掛けた。ブラシの通りが良くないのを感じた彼女は、スプレーで一通り髪の毛を濡らして、ストレートに延ばし、それからホット・カールをつけた。それから約20分後、彼女はようやく僕の髪の毛を彼女が望むとおりの姿に変えた。 髪のセットが終わると、トレーシーは一旦、後ろに引き下がり、僕の全体の姿を見た。 「私が期待していたよりも、ずっと良い感じに変わったわよ。本当のことを知らなかったら、あなたのこと、本物の女の子だと言うと思うわ」 僕は振り返って、化粧台の鏡を覗こうとした。だが、真っ暗で何も見えない。彼女に手で目をふさがれたからである。トレーシーは笑いながら立ち上がり、僕を着替え室の方へ連れて行った。目を閉じたままにするように言われた。そして、そのまま、鏡の前へと僕を連れて行く。 目を開けても良いと言われ、目を開けたが、そこに見たものにショックを受けた。前日の夜、僕は部屋にあったメイドの服は、女の子が着たらセクシーに見えるだろうなと思ったのだが、その女の子が僕になるとは思ってもいなかった。鏡の中、僕の前に立っているメイドは、驚くほどセクシーで、メイキャップも一級クラスだった。僕の髪の毛までも、本当に女の子のようになっていた。自分の姿に僕は完全に見入っていた。自分の姿なのに、自分だとはとても思えない。 トレーシーはまだサテンのローブを羽織っていた。その下には何も着ていないのは僕も知っていた。その彼女が僕の後ろから両腕を伸ばし、僕の腰に抱きついてきた。僕の頬に軽くキスをする。 「で? どんな感じ?」 僕は鏡から目を離さず、見入ったままだった。 「僕がとても綺麗に見える」 トレーシーはくすくす笑った。 「ええ、そうよ。本当に綺麗。あなた、男の子でいるより、女の子の方が素敵に見えるようになるわよ。男の子の雑用ボーイでいるより、メイドの方がずっと素敵に見えるようになる。そうそう、メイドのことで言えば、そろそろ夕食の時間だわね。あなたは分からないけど、私はもうお腹がすいてきたわ」 僕もお腹がすいていた。そこで夕食の準備をするためキッチンに行った。 ヒールを履いて歩くのは、最初は難しかったが、しばらく経つとそれにも慣れてきていた。むしろ長い爪で作業する方が難しかった。爪は壊してしまいたくなかったから、慎重にならなくてはならなかった。だが、それもまた、次第に慣れてきたし、ありがたいことに、マリアがすべて僕に代わって準備してくれていたので、僕はあまり作業をせずに済んだのだった。僕がした作業の大半は、食事を電子レンジにセットし、温まるのを待つだけだった。待っている間、トレーシーのためにテーブルをセットした。 ディナーが温まった後、僕はトレーシーに準備ができたことを告げに彼女の寝室に向かった。彼女は寝室で着替えをしていた。彼女の姿を見つけ、僕は両手を前に揃えて組み、そして伝えた。 「ミス・トレーシー。お食事の準備が整いました。お食事はダイニングでなさりますか、それとも、こちらで?」 トレーシーは笑みを見せて僕を見た。 「ダイニングでいただくことにするわ。あなたも一緒に。自分の食器は自分で準備して並べなさい」
ウィルは、ニヤニヤしながらさらに顔を近づけてきた。彼の顔を見ながら、無意識的に、赤い口紅を塗った唇を軽く舐めた。そして、この窮地から脱出するためなら、キスくらいならかまわないかもと思った。「何のことはないわ、キスすればいいのよ」と頭の中で声がした。 私は突然立ち上がり、ウィルに抱きついた。彼の顔を両手で挟んで、ディープなキスをした。 彼は目を閉じ、片手で私のあらわになっている乳房を握りしめ、もう一方の手を私の背中からお尻へと這わせた。彼は、手を私のお尻へと降ろしながら、私の体を強く引き寄せた。お腹を彼のものが突いているのを感じる。 彼に抱きすくめられている形になっていたので、私の両手は簡単には動かせず、彼の下半身の辺りに囚われたままになっていた。そのうちの片方の手を何とか動かしたが、結果として、彼の股間の近くをもぞもぞと動きまわる形になっていた。その間も、私たちは頭を傾ける向きを変えながらキスを続けていた。舌が絡まりあい、唾液が混ざり合う。 ウィルの手は私のお尻からさらに下に降り、片方の脚の太ももを押えていた。突然、彼は力強く、その私の太ももを持ち上げ、私の長い脚で彼の腰を包むようにさせた。同時に彼は股間を私に向けて突き出してきた。 「うぐぅぅぅぅ・・・」 私は小さくうめき声を上げていた。彼の固い勃起がお腹を突くのを感じたから。しかも、かなり大きそうに感じられたから。 ウィルの仲間たちは、突然起きたこの出来事に驚き、口をあんぐり開けたままになっていた。そしてようやく私はウィルから離れた。半開きになったままの私の口からは、2人の出した涎れがたらたら流れたままだったし、今は両方の乳房があらわになっていた。私は、今の強烈なキスに、少し頭に霧がかかったように呆然としていた。うつむいてウィルの視線を避けた。落ち着いて自分を取り戻そうとした。 少し間を置いて、ウィルに言った。うつむいて、彼とは視線を避けたままだった。 「さあ、今のでいいでしょ。あなたが求めていたキスをしてあげたんだから・・・だから、もう、私をここから出て行かせて」 「いやダメだな・・・今のは、お前がやりたがったキスだろ」 何を言っているのか分からず、私は彼の顔を見た。 するとウィルはズボンのベルトを外した。だぶだぶのバギー・パンツが床に落ちた。中から、非常に大きなペニスが出てきた。長く、太いペニス。びくんびくんと脈動してプレカムを出している。丸太のような黒肉の塊。 それを見つめていると口の中に涎れがでてきた。私の視線から、私がその怪物を体の中に入れたがっていることが、見ている者たちにも明らかになっていたと思う。 ウィルはその巨大なペニスを手で反り返らせて見せながら言った。 「確かに俺はキスをしてもらいたがったぜ。だが、やって欲しかったキスは今のとはちょっと違うんだよなあ・・・エリカ」 確かにすでに私はものすごくエッチな気分になっていた。だが、その気分に身を任せるのには恐れを感じていた。この男たちは私の秘密を知ったら怒り狂うに違いない。その恐れだった。 「ご・・・ごめんなさい・・・私・・・」 切り抜ける方法を考えながら、私はうつむいて床を見つめていた。 「わ・・・私・・・できないの。ここから帰して欲しいの。お願い・・・」 突然ウィルが私の腕をつかんだ。ぐいと引き寄せられた。彼のペニスがビタリと重々しい音を立てて私の太ももに当たった。 「ああ・・・やめて!」 「何を怖がってるんだよ? 俺たちには、お前がやりたがってるってのがお見通しなんだぜ? 俺のコイツが欲しいってお前の顔にありありとでてるじゃねえか。ええ?! 何にも困ることはねえんだぜ?」 私は下を向いたままウィルに腕をつかまれ振り回されていた。私の周りをいきり立ったペニスをした男たちが取り囲んでいる。この車両には、私たちのほかには誰もいない。そして、自分でもよく分からずに、気がついたら、私は、自分のことを告白していたのだった。 「わ・・・私・・・本当の女じゃないの」 恐怖におののきつつ告白していた。 ウィルが私の顔を見た。 「ああ?! なんだと?!」 「ご、ごめんなさい・・・あなたをだますつもりは・・・いや、他のみんなもだますつもりは全然なかったのよ・・・今日は大変な一日だったし・・・ただ黙っているのが一番いいと思ってて・・・」 最後まで言おうとしたが、突然、体を抱え上げられ、またもや、電車の壁へと体を強く叩きつけられた。 「ああ・・・」 背中に痛みを感じ、私は声をあげた。例の巨漢の黒人がまたしても私を投げ飛ばし、私を壁に押しつけたのだった。今回は、彼は私の両手首を握って壁に押し付けていた。私は壁に大の字に張り付けにされていた。その私の前にウィルがやって来た。 「ほう・・・お前、本当に女じゃねえのか?」 「・・・違うの・・・」 私は恥ずかしさにうつむいた。 ウィルは私の赤いドレスをめくり上げ、中の黒レースのソング・パンティをあらわにした。そこには小さな盛り上がりがあり、それは電車の中にいた7人の男たちの誰にも簡単に見て取ることができた。ウィルはさらにそのソングを横にずらし、私のペニスを外に出した。私は女性がするように脚を交差させ、できるだけ隠そうとした。 ウィルは私のペニスを見て、それから私の瞳を覗き込んだ。 「おい、タイニイ!」 彼は私から視線を外さず、仲間の1人を呼んだ。 「こっちに来て、エリカに教えてやれ。俺たちが、この男の・・・っていうか、この女の・・・ここら辺にくっついている代物にどんなことをしてやるか、実地で教えてやれや!」 男たちの1人が前に出てきて、私の前にひざまずいた。・・・私のペニスをつかむ・・・そして舐め始めたのだった。 「あああん・・・・」 タイニイにペニスを吸われ、私は思わず悩ましい声をあげていた。私の声を聞いたとたん、他の男たちが一斉に服を脱ぎ始めた。 「んんんん・・・ああん・・」 私は目を閉じ、声をあげ続けた。さらにタイニイの口に少しだけ腰を突き出していた。 私の手首をつかみ壁に張り付けにしていた巨漢も、手を離した。私は手を降ろし、タイニイの頭をつかんで、彼の口にペニスを突き入れ始めていた。わがままに腰を突きたてながら、快感を告げる悩ましい声をあげ続けていた。 「ああん・・・あなたのことをみんながタイニイって呼ぶわけが分かるわ・・・あなたのお口ってとてもきつくて気持ちいいのね・・・」 私は彼の口を犯しながら喘ぎ叫んでいた。両方の乳房をあらわにし、赤いドレスもおへその辺りまでめくり上げながら。 やがて私はクライマックスに達しようとしていた。だが、その瞬間、体を乱暴に引っ張られ、タイニイから離された。私の周りを素っ裸になった男たちが取り囲んだ。無理やり頭を下げられ、床にひざまずかされた。床に膝をついて座った私の周りを、様々な大きさの7本のペニスが取り囲んでいた。そのどれもが私の顔を狙っている。私を輪姦の天国に送り込もうと、狙いを定めている。
「まあ、そうね。そういう記事。読んでいれば、話しは簡単になるのよ。ええ、まあ、例えば『エデンへの出口』( 参考)とか彼と読んでみてもいいわ。それでなくても、あなたが読んで、その後、家のどこかに置きっぱなしにして置く方がよいかも。『眠り姫』( 参考)もいいかもよ」 「眠れる森の美女?」 「そう。アン・ライス( 参考)のエロティック小説のシリーズ。それとも『ヴァリエーションズ』を買って、ベンに一緒に読みたいと言ってみるのもいいわね」 「そういうのって私らしくないわ・・・」 「じゃあ、私の写真を彼に見せて、彼がどんな反応するか確めてみたら?」 結局、私は実際にそれを行ったのだった。マリアは『ヴァリエーションズ』誌を一冊と彼女の写真を私に貸してくれた。そして、勇気を振り絞って、彼に、私たちは、その雑誌を一緒に読んで見るべきだとマリアに言われたと伝えるよう説得されたのだった。マリアの提案で、ベンと2人でベッドに入り、記事を交互に読みながら、雑誌1冊全部を読み通すことになった。どの記事が彼を興奮させるのか、それを見極めるのは私に任せると。 ええ、その1冊にはいくつか「女性が男性を支配する」投稿記事が載っていて、私は信じたくないのだけど、確かにベンはそのような記事に興奮していた。そこで私は深呼吸して、次の段階に進んだ。つまり、マリアの写真を見せたのである。 「うわあ、マリアにこういう側面があったなんて、一度も考えたことなかったよ!」 「そうよねえ・・・で、あなた、どう思う?」 「すごくセクシーに見えるよ! ううむ、彼女、ちょっとこの衣装を君に貸してくれたらいいのに!」 私の心臓が信じられないほど速く高鳴っていた。私はやってのけたのだ! この話題を持ち出しただけではなく、ベンがその方面を受容するタイプだというのも見出したのだ。 だが、私には、マリアが話していたことではっきりさせる必要がある点がまだ残っていた。 「彼女、デニスは、よく、鞭をされて感じていたと言ってたわ」 ベンは何も言わず、ただ、写真を見つめていた。私は話しを続けた。 「あなた、自分が女性に支配されるのを楽しむ方だと思う?」 ベンはまだ何も言わなかった。ただ写真を見つめるだけ。その後、彼は顔を上げ私を見た。そして、ようやく写真を横に置き、私にキスをした。その後、突然、私に襲い掛かってきたのだった。獣のようだった。 「彼、アレをして欲しがっているのよ」 後日、その時のことをマリアに話すと、彼女はそう言った。 「あなたが望むように彼を操れるわよ」 「マリア! 私、そんなこと・・・」
努力して怒りを内側に押し込める。猛り狂う怒りを徐々に鎮めていった。荒波のように押し寄せてくる衝動的な怒りは、次第に頻度が減り、強烈さも薄らいでいった。スティーブは椅子に深く腰掛け、目を閉じた。両手を椅子の肘掛に乗せ、意図的に、指を動かし、握りこぶしの緊張をほぐす。その後、全身の他の筋肉も同じようにリラックスさせていった。かなり時間が掛かったものの、腹部に感じていた煮え返るような感覚も落ち着いた。これなら、再び思考に戻ることができそうだった。 写真の中、男の愛撫を受け入れているバーバラの様子から察するに、2人の情事はかなり前から続いているようだった。・・・あるいは、男が急速に働きかけ、バーバラは男の働きかけに受身的に応じてきたのかもしれない。どちらにせよ、バーバラは、既婚の女性がしてはならない行いに、積極的に従事しているのは確かだ。 また心の痛みが耐え難いほどに増してくるのを感じる。その痛みは、ほとんど即座に怒りへと姿を変え、再び時間をかけ、その怒りを鎮めなければならなかった。なぜバーバラはこのようなことをしているのか、スティーブにはその理由が分からなかった。だが、その理由が何であれ、これは、ただ黙って見過ごせるようなことではない。残るは、この事態をしばらく進むにまかせ・・・その後、結婚の解消を法廷によって正式に認めてもらうことだろう。スティーブは、翌日、弁護士に連絡を取ることに決めた。 突然、ズボンのポケットの中が振動し、スティーブは驚いた。電話が来るとは予想していなかったスティーブだった。 「よう!」 相手は兄のジョンだった。 「やあ、ジョン。何かあったのか?」 「今、話し、できるか?」 「いいけど、どうして? ああ、そうか・・・俺はまだ職場にいるから」 「そうか・・・」 ジョンの声は同情心に満ちていた。彼は、スティーブがなぜ帰宅していないのか、その理由を察した。 「とにかく用件を言うと、さっき、例の新聞社の知り合いから電話をもらったんだよ。そいつが言うに、そいつの知り合いに写真を見せたら、その人が相手の男が誰か知っていたらしいんだ。今そこに何か書きとめるものがあるか?」 スティーブは急いでシャツのポケットからボールペンを取り出した。急に心臓が動悸を始めるのを感じた。バーバラの相手の男が誰か、それを知ったところで実質的な重要性はない。相手の男を知っても事態は変わらないだろう。だが、それでも、それを知ることで、何かしらの進捗をしていると感じることはできると思った。スティーブは、すべてを受け入れ、ただじっと座っているというのは、もはや耐えられない心境になっていた。 「ああ、いいよ。先を話してくれ」 電話の向こう、兄のジョンが深呼吸をするのが聞こえた。 「分かった。まず、男の名前はラファエル・ルランド・ポーターという。母方がヒスパニックで、父方がアングロサクソン系だ。やつの名前の由来は、そこら辺にあるんだろう。レイフという名前で通っている。そこまではいいか?」 「ちょっと待ってくれ」 スティーブはジョンが話すスピードで書きとめることができなかった。 「よし、いいよ。先を教えてくれ。他にどんなことが分かった?」 「ええっと・・・ヤツは、ハーパー保険会社に勤めていて、そこでは、一目置かれているやり手のタイプだな。経営の上層部へ上がる階段で言えば、中段よりちょっと下方のランクにつけている。言ってみれば、運気が急上昇中って感じだ」 スティーブは、このジョンの言葉を聞き、ただちに、この件について何ができるか確める決心をした。バーバラが自分の自由意志で今の行いをしているのは分かっている・・・2人の結婚を台無しにしたことで彼女の責任を追及するつもりだ・・・だが、バーバラに責任があるからと言って、この男は無罪放免にすべきだという理由にはならない。 ジョンは、話しを止めていた。ジョンは弟のスティーブのことをよく知っていた。今、スティーブは、小さな保険業界でトップに這い上がろうとしているラファエル・ポーター氏の計画を頓挫させるための様々な選択肢を、頭の中でざっと調べているに違いない。ジョンにはそれが分かっていた。 しばらく時間を置き、スティーブがようやく返事した。「オーケー・・・分かった。他には何かあるか?」
あっという間に僕たち全員、僕たちが借りた部屋にいた。部屋に入ってすぐに、テレサは僕の腕の中に包まれ、ベブもクレイグの腕の中にいた。ダンスフロアで盛り上がっていたテレサと僕の間の情熱は、その時と同じ危険レベルまで戻っていた。だが、今はダンスフロアと違う。他の者たちで混み合ったバーとは異なり、僕を抑えつけるものは何もなかった。僕はキスをしながら、両手をテレサの艶めかしい体に這わせ回った。一方、彼女は忙しそうに僕のシャツとジーンズのボタンを外す。僕は、彼女の着ているトップを頭から脱がすため、一旦、キスを解いた。トップを脱がすと非常にセクシーな赤レースのブラジャーに包まれた美形の乳房が姿を見せ、キスを中断したことが報われる。彼女のブラジャーのデザインは、今、クレイグが僕の妻から外している薄青のブラジャーのデザインと良く似ていた。それにテレサの胸の片方、胸丘の上部にリンゴの花の彩り豊かなタトゥーがあるのが見えた。テレサは、目を喜ばす存在そのものだった。 テレサがブーツとジーンズをもどかしそうに脱ぐ間、僕も着ているものを脱ぎ捨てた。急く気持ちを抑えて、ちょっと止まり、テレサの美しい体をじっと眺めた。最小限ながらも、まだ赤いブラとそれにマッチしたパンティに隠された部分が残っている。今すぐにも彼女の肉体を貪りたい気持ちがあったが、どうしても一時立ち止まって、彼女の美しさを賞賛せずにはいられなかった。だが、テレサはもう一刻も待ちきれなくなっていたらしく、僕との距離を縮め、ショーツの上から僕の非常に固くなっているペニスを撫で始めた。僕は両手をテレサの背中に回し、ブラのホックを外した。丸く、豊満な乳房がこぼれるように飛び出す。テレサは僕の太いペニスをさすり、僕は彼女の素晴らしい乳房を揉む。 運良く、クレイグとベブはすでにベッドに上がっていた。ベブはクレイグの長いペニスを喉奥まで飲み込んでいた。今夜、2回目のことだろう。クレイグの道具は僕のより少し長そうだったが、太さでは僕のほうが勝っているようだった。僕のは15センチしかない、平均的な長さだが、太さはかなりあり、直径が5センチになる。僕は、2人の妻たちが僕とクレイグのもてなしに、よがり狂う姿を思い浮かべた。クレイグは、ベブがこれまで味わったことがないほど奥深い領域をえぐられ喜ぶだろうし、テレサも僕の極太ソーセージですべての穴を広げらる経験を味わうことになるだろう。僕は、100%、この類い希な生き物に備わっている肉穴のすべてを掘り探るつもりでいる。 僕とテレサはすぐにソファを見つけ、ねっとりとしたキスの続きをした。互いに両手で相手の体を探り合い続ける。僕は、テレサの両脚の間に隠れている宝物に興味がわいてきた。唇を彼女の唇から離した。キスをやめたことで彼女は落胆の気持ちを隠さない。 「いやぁ、戻ってきて」 だが、彼女がさらに不平を言う前に、僕は素早く彼女のパンティを脱がし、顔を彼女の脚の間に埋めた。テレサは、嬉しい展開にすぐになまめかしい声をあげ始めた。唇で彼女の女陰を探る僕のあごひげが、テレサのつるつるに剃った恥丘をくすぐる。テレサとベブの2人ともあそこの毛を完全に剃っていたのは皮肉といえば皮肉だ。多分、僕がテレサの滑らかな恥丘の肌を楽しんでいるのと同じように、クレイグも妻のつるつるの恥丘を見て喜んでいることだろう。
職場では母のセックス遊びについて語ることは一度もない父だが、その日、父はどういうわけか一日中機嫌がよかった。昼休みの後、父は僕に電話をくれ、夕食を食べに来ないかと誘った。夕食を食べながら、今、僕が取り組んでいるプロジェクトについて話しをしようと言うのだ。その後、父はもう一度、僕に電話を入れ、シンディも連れてくるようにと言った。シンディだけ仲間はずれにしているように感じられたら可哀想だと。それに母にも、持ってきてもらいたいものがあると。 僕はシンディに電話をし、6時に夕食を食べに僕の両親の家に来るよう伝えた。僕は父と少し仕事の続きをしなければならないとも。シンディは、家から出られると知って喜んでいた。それに彼女は僕の母と気が合うらしく、母と会うのをいつも楽しんでいた。 実家に車を走らせながら、僕は考えていた。父は本当に仕事があるから僕を呼んだのだろうか? それとも僕たちは何か罠を掛けられていて、テッドがシンディを誘惑する機会を設けられているのではないのだろうか? 何か企みがあるのに違いないと僕は思っていた。それでも、僕は、昨夜のベッドでのシンディの態度に依然として腹を立てていたし、テッドがあの太い肉棒をシンディに出し入れするのを想像するたびに、僕が勃起をしていたのも事実だった。 その想像が頭の中を駆け巡っていたのであるが、ふと、今シンディは避妊をしていないし、避妊具も持っていない可能性があると気づいた。今のシンディの頭には、セックスをする可能性などまったく入っていない。 僕は少し早めに職場を後にした。父が母のためにいくつか買い物をして来るようにと言っていたからだ。幸い、探していたものをすぐに見つけることができ、僕は誰よりも早く両親の家についた。僕が来たことに気づいた時、母はキッチンにいた。僕は一人で来たのかと訊いた。そうだと答えると、母はキッチンから姿を現した。素っ裸のまま歩いて来る。両の乳首は赤く腫れ、まだ濡れているようだったし、あそこはセックスの体液を垂らしているようだった。 その姿に僕が驚いたかと言うと、そうとも言えない。というのも、どうやら、テッドは両親の家のそばを通りかかる時は必ず立ち寄って、母にセックスをしているらしいからだ。そのこと自体、母は喜んでいたし、今ほど母が幸せそうにしている時は、これまで長い間なかったように思える。僕は、まだ気持ちの整理ができていなかったが、少なくとも、この状態では、誰も傷ついている人がいないのは確かなのだ。 母は、まったく躊躇わずに僕を抱き寄せ、キスをした。 「テッドがいま帰っていったばかりなの。でも、あなたとシンディが夕食に来ると言ったら、後で立ち寄るかもしれないって言っていたわよ。まだお父さんは帰っていないから、もし良かったら、やられたばかりのほやほやのあそこを味わってみる気はない?」 母はそう言うと、濡れた女陰に指を入れて浸し、僕の前に差し出した。 僕が母の指を口に含んで吸っていると、母はキッチンテーブルの上に仰向けになった。 「今のうちに、その味に慣れておくといいわね。テッドがシンディを抱くことになるのは時間の問題だから」 僕は少し躊躇いながらも、母の女陰を舐め始めた。しばらく続けているうちに、僕はその味が気に入り始め、やがて本格的に顔を埋めて舐めていた。僕は、その淫らな状況に夢中になり、激しく舌を使っていたので、母をオルガスムに導くのにさほど時間はかからなかった。この女性は、もはや僕が成長する時に知っていた女性ではなかった。この時が、僕が母と対等な立場で、男として接した初めての時だった。 母はテーブルから降り、僕の手を取った。 「簡単にシャワーを浴びるから、その間、ちょっとお話ししましょう」 僕が子供のころ、母は僕にもジョイスにも決してあからさまに裸体を見せたことはなかったが、今はまるで変わり、一切隠そうとしなかった。母のこの変化は、興奮させるところではあったが、同時に僕の気持ちを不安にさせるところでもあった。
「バースデイ・プレゼント」 第4章 第3章の続き 妻のドナが運転する車に乗せられるのは、変な感じがした。遠出の時に運転に疲れた時に替ってもらう時を別にすれば、普通は、いつも僕が運転をするからだ。 僕たちは、とあるサンドイッチ店の駐車場に車を入れた。彼女がエンジンを切ったのを受けて、僕は車から降りるためドアを開けようとした。 「まだ、出ないで」 そう言って妻は僕を止め、車から出て、助手席側に回り、僕のためにドアを開けた。隣の駐車スペースに止まった車に乗っていた人たちが、不思議そうな顔で僕たちのことを見ていた。彼らは、妻の助けを借りずに車から降りる僕を見るまで、僕がハンディキャップを持った人だと思っていたのだと思う。 店内に入ると、ドナは何を食べたいか僕に訊いた。僕はそれを告げ、彼女は僕に、カウンターで注文してくる間、テーブル席を確保するように言った。席を見つけ、腰を降ろすと、僕たちのテーブルの近くのテーブルに、先程、僕たちの車の隣に止まった車に乗っていた女性がいて、僕のことを見ているのに気がついた。僕は、両手をテーブルの上に乗せて座っていたのだが、明るい店内では、僕のマニキュアを塗った爪が、誰の目にも明らかに見えているのに気づいた。僕は顔が赤らむのを感じ、素早く両手を膝の上に降ろした。あの女性は僕の慌てた様子に気づいたようで、失礼にならないように目を背けた。 ドナは、テーブルへ来る途中、あの女性が再び僕たちのことを見てるのに気づいたらしい。妻は軽く微笑んで彼女に声をかけた。 「このお店のサンド、美味しいわよね?」 その女性も笑みを返し、自分もこの店の食べ物を気に入っていると返事した。 妻は僕を見て言った。 「あなたも、ここのサンドイッチ好きでしょ? ハニー?」 僕はまた、顔を赤くしてしまった。恥ずかし過ぎて返事ができない。妻はその女性に返事した。 「夫はいつも私が食べたいものに付き合ってくれるの。そうよね、ハニー?」 僕は頭を縦に振って、同意するだけだった。 「まあ、本当にご主人は優しいのね。私なんか、主人が食べたいものにむりやり付き合わされることが何回もあるわ」 「まあ、私たちも前はそういう風にしてたんだけど、最近、ビッキーは・・・あ、夫のビックのことだけど・・・ビッキーは私の側から見た物事を理解しようとしてくれているのよ」 「それって、魅力的なことだと思うわ。女性の視点をもっと考えてくれる男の人が多くなるべきよ。そうすればもっとうまくいくようになると思うわ」 「ええ、そうなの。ビックと私は、信じられないくらいうまくいってるのよ。昨日、彼、とても特別な誕生日を迎えたの。その時の余韻がまだ今夜も続いていると思うわ。ねえ、そうでしょう、ビッキー?」 妻は僕に顔を向け、ウインクして見せた。妻が彼女の前でちょっとした遊びを演じているのを僕に知らせるためだろう。 僕は、動揺した心を鎮めながら、妻の遊びに付き合うことに決めた。両手をテーブルの上に出して見せた。 「ええ、私も妻の言う通りだと同意してるんです。それに、私の仲間はとても経験豊富な人たちで・・・ちょっとビックリするような経験かもしれないけど・・・」 僕はそう言いながら、繊細な手つきでマニキュアを塗った指で、細く毛抜きした眉を撫で、グロスを塗った唇を軽く舐めた。 僕は、その女性の視線が、僕の眉と爪から下方へ降りて唇へと移り、さらに僕の胸・・・いや、胸板へと降りるのを見た。彼女は僕のシャツの中、ブラジャーの線が透けているのを見たはずだ。 僕は両手をテーブルの上に降ろした。彼女は、彼女の夫がテーブルに近づいてくるのに気づいたのか、僕に笑みを見せて言った。 「それに、そのお手て、とても可愛いわね」 ドナが席に座り、ウエイトレスの女の子が料理を持ってくると、彼女との会話は終わりになった。ウエイトレスの娘は、バイトと思われるキュートな女子高生だったが、僕を見て、僕が手で、置かれたプレートの位置を調整するのを見て、にんまりと笑った。僕は素早く両手をテーブルの下、膝の上に戻した。妻と先の女性との言葉での遊びに付き合うことは構わないが、10代の若々しく美しい娘に僕の女性的な装飾を気づかれるのは、それとは異なる。
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