2ntブログ



女は低脳だ(11) 

確かにその通り。彼女は多分Bカップだろう。だが、体つきが細いし身長も高いので、そのくらいのバストがパーフェクトだし、ヒップにもそれが言えた。それに彼女の異国風の外見をうまく補いあっている。官能的に見えるのだ。そう、僕は、その官能性ってのを求めているんだよ。

「え、どういう意味? 僕がよく知っているようなって?」

「例えば、2、3日前みたいな。彼女のあの大きなおっぱいとか。あなたがああいうのをすごく好きなのは分かってるわ」

彼女は「すごく」という言葉をすごく強く言った。

「それに、あなたが最後にああいうことになったのも知ってるの・・・つまり、彼女の胸のところでセックスしたってことだけど・・・でも、分かるでしょう? 私そういう体をしてないから」

まあ、そうだね。僕、マイク・ハントは、彼女たち2人の可愛い娘ちゃんたちには一切隠し事をしていないのは明らか。あ、いや、1つだけはあったかも。僕が金曜日にもらう給料小切手の名前のところには、「ブレーボーイ」とは書いてなくて、「公認会計事務所、ハリス・パトリック」とあるけど。

僕はとっさに機転を働かせた。

「あ、ほら、えーっと、あれは成り行きで起きてしまったことなんだよ。つまり、何を言いたいかというと、普通はああいう風にはならないってことなんだ」

女性の中には、僕たちが欲しいのはセックスだけだと思っただけで、侮辱されたと感じる困った人たちがいる。それに、女性は、バレンタインデーにカードまでも欲しがったりするのが大半の連中だ。それくらい低能なのだ。

普通はああいう風にならないって言ったけど、僕は統計的にも真実を述べているんだ。つまり、パイズリは僕の場合、全体の15%も占めていないということだ。普通のセックスがだいたい44%、フェラチオが24%(そのうち、おおよそ39%が飲みこみありで、61%が飲みこみなし)、そして手コキが約7%かな。手コキは流行らなくなってきているのか、と思うよ。数値は几帳面に取ってあるんだ。覚えているだろう? 僕は会計士だから。でも、これは君たちが思うほど簡単なことではないんだ。例えば、パイズリだけど、最後の瞬間に彼女が口に含んだ場合、どれに分類する? こういったケースは、分析するのに非常に時間をかけなくてはならない(ちなみに、いま言ったケースについて言えば、答えはパイズリ。但し、彼女が飲み込んだ場合は別。その時はフェラチオ)。

「それは構わないの。私は他の人に干渉しない主義だし。でも、今回はそういう風な終わり方にはならないと思うわ。理由は2つ」 やけにしっかりした口調で言った。

「え?」 僕は、他に何を言っていいか分からなかった。

「その2つとは、これ」

彼女はそう言って、水着に両手の親指を引っ掛け、それを胸の中央に動かした。水着の生地が胸の真ん中に引き寄せられるのに合わせて、彼女の両方の乳房が脇から飛び出した。僕は、あごが外れるほどに口を大きく開けていたに違いない。彼女が吹き出すようにして大笑いしたから。僕がカメラを手にワンショット撮ろうとしたら、彼女は指を生地から離してしまった。水着が跳ねるようにして元の形に戻る。カシャッ! ああっ。水着を着た可愛い女の子の写真がもう一枚撮れたよ。素晴らしいねえ。

心が望むものをすべて4(4) 

でも「クール」と言ったのは控え目すぎる言い方だった。3人揃って「オー・マイ・ゴッド!」と叫んだ後、3人ともブースから飛び出て、ダニーのことを頭のてっぺんからつま先までじろじろと見つめた。親愛をこめたハグや熱狂的な賛辞の言葉が延々と続く。どんなに傷つき、壊れやすい自我でも、癒されることだろう。ようやく落ち着き、席に座りなおした。ダニーはグウェンと私の間に、その向かい側にはジャッキーとベスが座った。そして飲み物を飲み始める。2杯目が回った頃には、愛するダニーは、少しずつ、私たち女の子の1人のように変わっていた。

当然のことだが、ダニエルのことと彼女の「カミング・アウト」の話題が会話を占めた。そうだろうとは思っていたが、山ほど質問がなされた。その質問のどれ1つも、私が促したわけではない。

私の同僚たちは、当然、この「女の子になったばかりの初心者」である彼女についての、非常に感情的な側面の効果について興味を持った。それでも、この微妙な問題に気を使ってくれていたのも察知できていた。ダニーは、自分自身の信用のため、さらに私の声に出さない応援もあってか、すべてに気兼ねなく率直に答えていた。彼女は、ある種の質問に対しては困っていたように見えた。特に、彼女が男性に対して心を惹かれることがあるかどうかと言った質問がそれである。大事なことは、その問題や、それに対する彼女自身の感情的反応に、彼女が自分で立ち向かっていることだった。もし、「ダニエル」が1つの人格としてこれから成長していくことになるとすれば、当然、考えなければならないことなのである。

私はダニエルと、鼻先のパウダーを直すためトイレに行った。2人だけで行けるようにした。2人だけになったら彼女は何か私に言うことがあるはずと思っていたし、彼女が言うことも、はっきり予想がついていた。

ダニエルは私の予想を裏切らなかった。

「一体、どうして私にこんなことができるの? 恥ずかしくて死にそうだったわ!」 堰を切ったように、いきなり言い出す。

「ダニー? あなたを辱める意図はまったくないわ。前にも言ったことしか言えないわ。つまり、あなたには何も恥じるところはないということ。永遠にクローゼットの中に隠れているわけにはいかないでしょう? 外に出て、人々に会って、人々にあなたと会わせなければ。美容サロンでは、レクシともセリーヌとも、他の女の子たちとも大丈夫だったじゃない? それに先週、私と行ったクラブでも、そこにいた人たちとも、何も困ったことにはならなかったでしょう?」

「クラブは違うわ。あそこにいた人は皆、知らない人ばかりだったから。でも、今日のあの3人は、私たちが付き合い始めてからずっと、私のことを知っていた人たちなのよ」

「まさにそこが大事なところなの。あの3人は、確かにあなたを知っているわ。知的で、ユーモアがあり、心が温かく、愛情豊かで、思慮深い人間としてね。あなたは依然として、そういう人物であることには変わりないわ。ただ、それを包む『外見』が、以前より少しだけ魅力的になっただけ。あの私の友達は、それでオーケーなのよ。その点は、レクシもセリーヌも同じ。みんな、ずっと私のこと羨ましく思ってきてくれてたわ。私が手にしている愛すべき人のことを、うらやましく思ってきてくれてたの。それに、さっきの様子からすると、今は、以前に増して、そう思っているんじゃないかしら?」

「でも、前もって、教えてくれても良かったのに。そうしたら、精神的に準備ができたかもしれないのに」

「教えようと思えばできたわ。・・・でも、そうしたら、ここに来てくれた?」

彼女は鏡の中、私の顔をじっと見つめていた。私たちは口紅を塗りなおしていた。

「ああ・・・今度、君の夫として顔を出すとしたら、どんな顔をしていけばいいんだろう?」 溜息混じりに言う。

私は彼女を抱き寄せ、小さな女の子のするような笑みを見せた。

「どうして? 私があなたにそういうことして欲しいと思っているの?」

愛するダニーは、諦めたように、再び溜息をついた。

「もっと私を驚かすようなことを用意しているの?」

私はちょっと肩をすくめて見せ、にんまりとした笑顔になった。

「夜はまだまだ先があるし、私たちにもまだまだ先があるの」

ボールに戻るとすぐと言ってよいほどに、会話の話題は食事のことに変わった。5人ともお腹がぐうぐう鳴っていて、それは否定しようがなかった。誰かが、ステーキ・オン・ア・スティック(参考)とポテト・スキン(参考)を食べたいと言った。たちまち、私たちは全員でフライデーズ(参考)に向かうことになった。

ジャッキーとベスは私の車に、ダニエルはグウェンの車に分乗した。私と一緒のジャッキーとベスは、私の「新妻」のことについて、一時たりとも口を閉ざすことがなかった。彼女たちばかりではないが、2人とも、ダニーはとても魅力的だといつも思っていたと言っていた。そして、今、2人は、彼というか彼女が、何とゴージャスな女性に変身しつつあるか、そのショックから立ち直れないでいると言っている。

2人の話題は、繊細に気を使ってくれながらも、私たちの性生活の話題の周辺を巡っていた。私は、この先、ダニエルにどのような変化が待ち構えているか分からないが、ともかく、近い将来に関しては、今のままで変わらないだろうとだけ言っておいた。これまでも、ダニエルの将来についての私の見込みは間違ったことがなかったのである。ともかく、その時点では、2人とも、我を忘れるほど、私のことが羨ましくて仕方なさそうにしていたことだけは見て取れた。

失われたしとやかさ 4 (4) 

クラブに入った私の目の前には、薄暗いホールの中、中央に大きなステージが2つ並んでいました。ステージを取り囲むように、後ろが開いた黒いブースが並んでいて、その中に黒い椅子がいくつか置いてありました。ステージには明かりが煌々と照らされていましたが、その他の場所は薄暗くされていました。

もちろん、ショッキングだったことは、そのステージで踊っている6人の女の子たちが全員、全裸か全裸に近い格好をしていたことです。ステージにはお金が放り込まれ、音楽がけたたましく鳴り響いていました。

クラブの中を歩き進む間、たくさんの男の人たちが私のことをじろじろ見ていました。特に、私が、日曜日の昼食会か、いや、それより悪く、日曜学校に行くときのような服装をしていたからでしょう。私が、あまりに場違いな服装をしていたため、みんな、何か変わったことが起きていると思ったに違いありません。歩き進みながら、こんな世界があるとは信じられない思いでした。そのような世界をこんなに間近に見るのは初めてのことでした。

チレルたちはブースを見つけました。そこに行く途中、ステージのそばに、私の昔の同僚が2人座っているのに気づきました。私は教師を始める前、短期間ですが、小さな会社に勤めていたのです。その2人の白人男は、以前、私に対し、お金を出すからセックスをしろと持ち掛けたことがあったのです。もちろん断りましたが、そうしたら、彼らは、会社中に、私が2人と寝たと、そしてもっと寝て欲しいと頼んだと言いふらしたのです。私はセクハラで2人を訴えました。そして、訴えをした2ヵ月後、2人は会社を首になりました。

私は、2人の顔を忘れるはずがありません。2人に見られないようにと願いながら、素早くブースに飛び込みました。ブースの中、チレルとカールの間に座らせられました。

みんなでさらに飲み物を飲み、きついお酒も2杯ほど飲まされました。飲み込むときは、とても大変でした。その間ずっと、チレルたち3人は、ステージで踊っている女の子たちに下品な野次を飛ばしていました。「おっぱいにこすり付けてやるか?」とか、「ケツをしゃぶってやるぜ」とかです。

誓ってもいいです。本当に、その場にいるのが吐き気がするほど嫌でした。もし、夫を知ってる人がその場にいたら。私は、どうやったらそこから出られるか考えました。

その間も、チレルはドレスの上から私の胸を触り始めていました。そして、こう言ったのです。

「奥さん、ステージの上に座りたいんじゃねえの?」

そして突然、私の返事も待たずに、彼は私を抱え上げステージの上に乗せたのです。そんなことはヤメてと頼みましたが、彼は私の頼みを無視し、ステージの上に座らせ続け、しかもダンサーの女の子に声を掛けたのでした。

「おい、この人のためにこっちに来て、踊ってくれや」

やって来た女の子は、可愛らしい日本人の女の子でした。胸は大きく、お尻は丸く小さい。そして愛らしい無邪気そうな顔をした女の子でした。彼女は、細い花柄のピンクのビキニ・トップを胸につけ、下はGストリング(参考)を履いていました。彼女は、私を見るなり驚いたようでした。そして、私もすぐに彼女のことを思い出したのです。キョウコでした。2年前に私が教えた教え子だったのです。

キョウコは学校では成績が悪く、特に手がかかる生徒で、放課後、学校でも彼女の自宅でも、ずいぶん長時間、補講をしてあげました。彼女の両親とは仲良くなったのですが、彼女が卒業後は連絡が途絶えてしまっていました。今のキョウコはずいぶん変わってしまったみたいですが、彼女であることには間違いありません。

彼女は私であることに気づき、ゆっくりと顔に笑みを浮かべました。私のところに来て、頬にキスをし、こんにちはと言いました。彼女と少し雑談をしました。キョウコはチレルが誰なのか、私はここで何をしているのかと訊きましたが、私は、彼とはちょっとした知り合いであること、付き合わされてここに来たこと、ストリップ・クラブは初めてであることだけを伝えました。

するとチレルが彼女の耳元に何か囁きました。キョウコは頷いて、私に、ショーを楽しんで、と言いました。そして立ち上がってダンスを始めたのです。とてもセクシーなダンスで、踊りながら、ずっと私の目を見つめたままでした。私も、目を逸らすことができませんでした。多分、かなり酔っていたからというのもあるでしょうが、このようなダンスを見たことがなかったからというのが大きな理由だと思います。

輪姦:男根だらけの電車 (2) 

出口はもう少しだった・・・でも、その時、もし出口にたどり着けたとして、どうなるだろうかと思った。何と言ったらよいか・・・私は本当は男なのだ・・・だが男とは言え、私の体のサイズは実際の女と同じくらいだ。電車の重いドアを開けるだけの力が出せないかもしれない。それに加え、この何時間かの間に、私は立て続けに4本のペニスの相手をしてきていたのである。あまりに疲労していて、そのようなことはできないかもしれない。

私は走り続けた。

そして、とうとう出口に着こうとした瞬間、私の後ろから、手が2本伸びてきて、強く引き戻されるのを感じた。次の瞬間、私は空中にかかえ上げられ、電車の壁に突き飛ばされた。

多分、私は、手荒に扱われるのが好きなように見えているのかもしれない。誰もが私をそのように扱うみたいだから。

私は電車の床にしゃがみこんでいた。集団の中で一番体が大きい男が私を押さえつけている。その私を男たちが取り囲んでいた。大半が黒人で、ラテン系が2人ほど。もう1人は白人っぽかった。

私は、少しもがき、岩のように私を押さえつけている巨体の黒人男が、少しでも動くか確かめようとした。だが、まったく動かない。

「ちょっと聞いて。あなたたち何をしようとしているか分からないけど・・・だけど、それは間違っているわ」

おそらく集団のリーダーと思われるウィルが、私の方に歩いてきた。彼は私を押さえつけている巨大ゴリラの背を軽く叩いた。男は、命令に従ってか、私をシートに座らせた。

「可愛い子ちゃん、俺たちゃちょっと遊んでるだけじゃねえか・・・」

ウィルはまだ私をおだてる言葉を使っていた。その声の調子、目つきから、彼が私を犯したがっているのがありありと分かる。

「何が欲しいの? お金?」

バカな質問だった。彼らが求めているのはお金ではないと分かっている。私の長いブロンドの髪は乱れ、私の顔の両側を覆っていた。右の乳房はまだあらわになったまま、靴は片方、脱げていた。その脱げた足をかばうように、脚を軽く組んでいた。

「いや・・・金じゃねえ・・・」 ウィルは私の真ん前に立った。

「何か他の・・・もっと・・・」 彼は言葉を引きずるように言いながら、私の大きな乳房を見つめていた。

「・・・もっと・・・?」 同じ言葉を繰り返しながら、私は緑の瞳を伏せ目がちにしながら、彼の股間に目をやった。青いバギー・ジーンズの中、大きく盛り上がってきている。

ウィルは、席に座る私の脚を自分の脚で挟むようにして、私の前に立ちはだかりながら、私に近づいてきた。顔を寄せ、ニヤニヤ笑って言う。

「キスなんかどうだ?」

私は目を輝かせた。本当に彼はそれを求めているのだろうか? この男は、私のことを、電車で出会ったばかりの見ず知らずの男にキスをするだけの淫乱女だと、本当に思っているのだろうか?

「キス? ただのキスだけ?」 少し嘲るような口調になっていたかもしれない。

「ああ、そうだ」 ウィルは私の緑の瞳を覗き込んだ。私のあらわになっている乳首を指でいじっている。

「そんなの、どうしていいか分からないわ」 

そう言いながら、おどおどと周囲を少し見回してみた。私たちを見ている男たちの中には、ズボンの中に両手を入れている者が2人ほどいた。

「それじゃあ・・・なんなら、お前に何か他のことをさせることもできるんだぜ」

ウィルはそう言って、彼の仲間たちの方を指差した。その気になれば、仲間たちと私をレイプすることもできるのだと伝えているのだ。

突然、あの時と同じ恐怖感に襲われた。バリーの父親であるベンが私に襲いかかってきたときに感じた恐怖感だ。私を犯している時に、私の秘密に気づかれてしまうのではないかという恐怖。

テレサとべバリーの分かち合い (6) 

ベブのこの言葉はまったく予期していなかったことだったので、確かに僕はショックを受けた顔をしていたし、それがベブを怖がらせたと思う。僕は、このセクシーな妻が、クレイグのペニスを口に入れている姿を想像した。不思議なことに、僕は怒り出すことはなく、むしろ非常に興奮してくるのを感じた。テレサとダンスをしていて、体の中に炎が燃え上がっていたのだが、ひょっとすると、間もなく、その炎を鎮められることになるかもしれない。実際、テレサのセクシーな体をさらに探れるかもしれないという可能性は非常に魅力的だった。そして、自分でも意外だったが、ベブとクレイグが一緒になっているのを見ることすら、楽しみにしている自分がいたのである。

「あなた、本当にごめんなさい」 ベブが囁いた。

僕は、自分が彼女に安心を与える顔になっていればと願いながら、同じく囁き声で返事した。

「それは構わないよ。僕も、君たちが出かけている間、テレサとかなりきわどい時間を過していたんだ・・・覚えているかな? 前に話し合ったことがあると思うけど、ひょっとして、僕たちようやく、一晩、相手を交換できるカップルを見つけたのかもしれないよ」

ベブの心配顔が、喜びの顔に変わった。彼女はクレイグとの一夜がどんな感じになりそうか頭に思い浮かべたに違いない。にこやかな笑顔に変わった。

「あの2人、その気になってくれるかしら?」

「確めてみよう」

クレイグとテレサの方を見ると、彼らも何か話し合っていたようだった。僕は2人に声を掛けた。

「何か困ったことでも?」

テレサは、あの微笑を僕に見せた。その笑顔を見るたびに僕のアレがピクンと反応してしまう。

「いえ、全然」

僕はテレサの心を読みながら、話しをしてみた。

「どうやら、僕たちがダンスフロアで楽しい時間を過していた間、クレイグとベブも同じくらい素晴らしい時間を過していたようだね」

テレサの顔に笑みが広がり、それはクレイグも同じだった。それを見て確信した僕は、提案した。

「ねえ、クレイグ? もしかして、僕のセクシーな妻ともう少し一緒にいてくれる気はないかなあ? で、僕の方も、君が僕の妻を知ったのと同じくらい、君の奥さんのことをよく知りたいと思うんだが?」

クレイグはテレサに顔を向け、2人は頷きあった。クレイグが返事した。

「僕たち、今夜起きたことを話し合ったところなんだ。それで、僕たちそれぞれ、君たち2人ともっと深く知り合わないと、お互い後ろめたい気持ちになってしまうと思っていたところなんだよ」

「それは素晴らしい! それじゃあ、ここの上にある僕たちの部屋に一緒に来ないか? どうなるか確めてみようよ!」

ポルノ・クイーンの誕生1(14) 

僕はマリアが用意したフルーツ盛り合わせを見つけ、それを持ってプールサイドに戻った。トレーシーは、ビーチパラソルのついたテーブルに座っていた。おおよそ20分ほど、僕たちはおしゃべりをしながら食べた。食事の後、トレーシーは僕の体に日焼けオイルを塗り、僕を日光浴させた。彼女は、だいたい20分毎に僕に体の向きを変えさせ、その度に、さらにオイルを塗ってくれた。

僕たちは、4時過ぎになるまでずっと日光浴をしていた。その後、ようやく屋内に戻り、シャワーを浴びた。ビキニを脱ぐと、ビキニに隠れていた部分を境にはっきりと日焼けのラインができているのが見えた。自分の肌がこんなに良く焼けていることに驚いた。多分、オイルが関係しているのだろうと思った。

シャワーを浴び終わると、トレーシーが言った。

「これって、ちょっと変に思うかもしれないけど、私が出すものを着てくれないかしら? もし気に入らなかったら、二度と着なくても構わないわ。約束する。でも、それを着たら、あなたとてもセクシーに見えると思うのよ」

僕は思慮深くあるべきだったと思う。簡単にイエスと言ってしまってはいけなかったのだと。だが、僕はそう答えてしまったのだった。

トレーシーは僕を僕の寝室へ連れて行き、ドレッサーの中を漁り始めた。そして、中から、薄地の黒いストッキングと、黒いサテンのパンティ、そしてそれにマッチしたブラジャーとガーターベルトを出したのだった。

彼女に手伝われて、ストッキングを履いた。非常に官能的な肌触りだった。次に彼女は僕の腰の回りにガーターベルトを着けストッキングを留めた。次がパンティとブラジャーだった。トレーシーは、さらに何着かパンティを取り出し、それをブラの中に詰めて、カップを満たした。彼女が再びクローゼットの中に入って行くのを見て、僕は次に何が来るか予想できていた。案の定、彼女はサテンのメイド服とハイヒールを持って出てきた。ヒールの高さは8センチ弱だった。トレーシーは僕にドレスを着せ、ハイヒールを履かせた。

「すごくセクシーよ。自分の目が信じられないほど。後は、ちょっとお化粧をして髪の毛にブラシをかけたら、もう完璧な女の子って言えるわね。さあ、来て。あなたのお化粧をしましょう

僕は鏡を見ようとしたが、トレーシーは、それを止めた。だから自分の姿を見ていないのであるが、それでも、服や靴が、僕のサイズにぴったりだったことに驚いた。ヒールを履いて歩くのは、高さにもバランスをとることにも慣れていなかったので、難しかった。

トレーシーは僕を彼女の部屋に連れて行った。化粧台の前に僕を座らせる。まずは眉毛の毛抜きから始められた。僕は、これは少しやりすぎだと思ったが、トレーシーは、黙っていなさいと言って、僕に有無を言わせなかった。約20分ほど毛抜きをした後、彼女は化粧に取り掛かった。

最初はマスカラだった。これはトレーシーにとっても一番難しかったに違いない。というのも、彼女がブラシを持って僕に近づくたびに、僕はどうしても瞬きをし続けてしまったからである。次にまぶたにアイシャドウを塗り、まぶた用の線引きを使って仕上げをした。その後は、眉墨鉛筆を使って眉を濃くし、ファウンデーション・クリームを頬からあごにかけて施した。僕は頬骨があまり出ていないのであるが、頬紅を使ってそれを強調する。そして、その後はルビー色のリップ・グロス(参考)を唇に塗り、その上にグロスを保つためのシーラーを塗った。

テッド (4) 

だが、シンディはそのムードになっていなかった。僕の求めに、彼女はただ両脚を広げてごろりと横になっているだけで、僕の出し入れに対してまったく反応をしなかった。僕は怒りを感じ、もしテッドがシンディと寝てくれたら、シンディももっとセクシーに変われるかもしれないなどと思ったのである。それならテッドはむしろ歓迎すべき存在だと。

翌日、僕のオフィスに姉のジョイスが立ち寄った。妊娠5ヶ月になるにもかかわらず、ハッと息を呑むようなセクシーな装いをしていた。ノーブラなのは明らかだったし、妊娠しているため、見て分かるほど乳房が大きく膨れていた。上半身を傾け、デスクに座る僕の頬にキスをしてくれたのだが、姉の胸元に目をやると、服の中、たわわに垂れる乳房から、その先の膨らんだ腹部まで覗き見ることができた。キスを終えた後、姉と目が会った。

「今、覗いたでしょう? 気に入った?」

僕は姉の体を盗み見したのがバレていたと知り、顔を赤らめた。ジョイスは、それでも姿勢を変えようとせず、むしろ、少し体を揺すり、乳房を揺すって見せて挑発した。体を起こした姉は、笑顔を見せて、僕に尋ねた。

「いつになったら、あなたの氷の女王様の氷をとかして、彼女のお腹に赤ちゃんを仕込むつもりなの?」

姉のジョイスはシンディのことをあまり重んじていなかった。シンディはセックスのことについても体のことについても、多少お堅いからというのが、その理由である。

確かに、シンディは身にまとう衣類について非常に保守的だった。それとは対照的に、ジョイスは、誰に見られていようとも、その人にいつも自分の肉体を誇示するタイプである。大人になるにつれて、姉はますます全裸同然の姿で家の中を歩くようになり、浴室から裸のまま出てきて、僕をからかうようなことが何度もあった。

昨夜のシンディとのセックスが不満足に終わっていたこともあって、姉の挑発に僕は弱っていた。その苦痛の表情が顔に浮かんだのをジョイスは目ざとく見とめたのだろう。座ったままの僕に近づき、膨らんだお腹に僕を抱き寄せた。

「ごめんね。いやらしい女のフリをするつもりはなかったのよ。ちょっとお手軽な刺激を与えてあげようと思っただけ」

僕は、昨夜の出来事を堰を切ったように語った。シンディとのことも包み隠さずすべて話した。一度テッドに抱かれれば良いと思ったことも。話し終えた僕にジョイスが言った。

「一度、彼女が彼のを受け入れちゃったら、あなた、もう二度と彼女の中に入れることができなくなるわよ。そのこと、ちゃんと分かってる?」

僕は肩をすくめた。

「そうなっても、あまり今と変わらないよ。結婚してからずっとシンディはあっちのことには関心がないんだ」

ジョイスは僕の頭にキスをし、服を捲り上げて、膨らんだお腹をあらわにした。

「うまくいくといいわね。幸運を祈って、お腹にキスするといいわ」

僕は姉のお腹にキスをした。その後、姉は帰っていった。

Drawer 引き出し (3) 

その私の言葉をマリアは遮った。

「ねえ、ベンにさせたいと思わない? 裸にして、あなたの前にひざまずかせるの。そして、あなたが何を言っても言うことを聞かせるのよ・・・鞭打ちされる姿勢にならせるとか、何でも。ただ、あなたにあまりにも惹かれているからって理由で、そういう風にならせるのよ。どう?」

私はどうしても想像してしまった。彼女は私の心に絵を描き、その絵を私は思い浮かべてしまったのだった。そんな風になっているベンの姿を。

「彼、そんなこと絶対にしないわ」 

そう返事した。でも、それを言うべきじゃなかった。

「あら、彼、好きかも知れないわよ。そういうことする男の人いっぱいいるもの・・・あなたが一番疑っていないような人でもね」

私は声に出して笑った。「アハハ。でもベンは違うわ」

「彼に訊いたことあるの?」

「ないわ!」 

この時も、ちょっと返事をするのが早すぎたと思う。私はまたくすくす笑った。

「訊くって、どう言ったらいいの。うふふ。例えば、ねえ、あなた? 私に鞭で叩かれたい? って?」

マリアはまた微笑んだ。

「これって、あなたが思っているほど、そんなに突拍子もないことじゃないのよ。でも、そういうの恥ずかしいと思うなら、それとなく彼の意向を探る方法はあるわ」

私は返事をしなかった。どうして今、こんな話し合いをしているのか、自分でも分からなかった。ともかく、彼女は先を話した。

「ベンが一番好きな妄想ってどんなのなの?」

「そんなのどうして私が知ってるわけ?」

マリアはまた笑った。

「そうねえ、どんな体験談? ストーリーとか?」

彼女が何のことを言っているのか考えていると、焦れたように彼女は続けた。

「ほら、ペントハウス・ヴァリエーション(参考)とかそういう雑誌に載ってるの知ってるでしょう?」

私は、ぽかんとした顔をしたまま。

「あなたたち、ああいうの全然読まないの?」

「雑誌のこと? セックスについての記事?」


報復 第1章 (7) 

バーバラがどこかに写っている写真は3枚あった。大邸宅でのパーティの写真だった。どの3枚も、彼女と例の男だけが写っているわけではなかった。それに、3枚とも、2人が中心位置に写っているわけではなく、脇の方にずれて写っていた。明らかに、2人はカメラマンが写そうと狙っていた人物ではない。

最初の1枚は、新聞に掲載するためトリミングされた写真の原板だった。六つ切り(20X25センチ(参考))のプリントは鮮明に写っていた。スティーブは、机の中段の引出しから虫眼鏡を取り出し、男の左手がどこにあるか確めた。確かに、お椀のような手つきで、バーバラの右の尻頬を触っているのが分かった。彼女の白いミニスカートは、そちらの側だけ、少しずり上がっていた。そこの部分だけ、スカートのひだ模様が他と明らかに位置関係がずれているのだ。男は、バーバラを引き寄せながら、尻を愛撫していたのだ。

スティーブは、意識的に口元の筋肉を緩めなければならなかった。彼は、歯医者に忠告されていたにもかかわらず、歯軋りしてしまっていたのだった。写真をその場でちぎり破ってしまいたい衝動を抑えながら、彼は落ち着きを保ち続け、その写真を脇に置き、2枚目に移った。

2枚目では、2人は芝生が生えたような場所でシャンペングラスを片手に立っていた。バーバラは右腕を男の腰に絡ませ、自分に強く引き寄せていた。男の左手は、バーバラの背中を愛撫しながら擦っている。そして、何より、2人の唇はしっかりと重なり合っていた。スティーブは、再び、知らず知らずのうちに歯を食いしばっているのに気がついた。彼はその写真を1枚目の上に重ねた。

3枚目の写真では、バーバラと男がパティオのテーブルについているところを写していた。2人は対面していて、男の方がわずかにバーバラの右側にずれている形だった。男は、今にもキスしようとしているように、彼女に顔を寄せているところだった。バーバラの顔には期待で興奮した表情が浮かんでいた。虫眼鏡で見ると、男の右手がバーバラの右の太ももの奥へ入っているのが見えた。男の指はスカートの中に入っていて見えない。この写真が撮られた後、男の手は、妻の太もものどこまで上がって行ったのだろうか? スティーブは呆然としながら、そんなことを考えていた。

「うがああああああ!」

スティーブはどうしても大声を上げなければならなかった。さもなければ気が狂っていただろう。最初の咆哮に続いて、第2の、そして第3の咆哮が続いた。いくら叫び声をあげても構わなかった。警務員は巡回中だったし、オフィス代わりのトレーラの中にいる彼の声を聞いたものは誰もいないだろう。スティーブは、何か殴れるものがそばにあったらいいのにと思った。トレーラの壁は薄すぎて殴れない。彼は、じっとこらえ、自分を落ち着かそうとした。

女は低脳だ(10) 

早速、ステレオのところに行って、DCプレーヤーのボタンを押した。ヤンニ(参考)の曲が部屋に満ちる。

「うわー、ヤンニ! この人、私、大好き!」 彼女は悲鳴を上げた。

「僕もだよ」

彼女はソフトなインストルメンタルの曲にあわせて動き始めた。体がしなやかで、僕の前でくるくる回り踊っている。カウチに寄りかかりながら体をくねらせる。僕はポラロイドを手にした。カシャッ! グルルルル! ベー! 吐き出された写真。これはただの思い出のボール紙だな。彼女は首をひねって僕を見た。カシャッ! ただのボール紙がもう1枚。

「オーケー、ちょっときわどいのを撮ってみようか?」

彼女は、オーケストラを指揮するように右腕をあげ、左腕で体を囲うような格好になった。そして、水着の前と後ろをつないでいるサイドの紐に手を掛けた。その紐が解かれる。でも、たいしたことは起きない。肩にかかるストラップがずり落ちるわけでもなく、張りのある首のラインは、元のまま。

今度は、音楽にあわせて前のめりの姿勢になった。幸い、これだと、水着のサイドから中が覗き込めた。開いたサイドの方の裸の乳房が胸から垂れ下がってるのがよく見えた。小さなピンク色の先端部が、水着の内側の生地に擦れているのが見える。

「それ、それは素晴らしいよ」 カシャッ! こいつは永久保存用。

彼女は背を起こした。僕に背を向けたまま、僕に言う。

「あなた、焦らされるのが好きなんですって? そう聞いたけど」 体を動かしたまま、話しを続ける。 「それも仕事の一部なの? それとも、あなたのただの個人的な好み?」

「両方さ。男はみんな焦らされるのが好きなんだ。でも、永久に焦らされるのはダメだけどね」

正直、僕は、永久に焦らされ続ける方が好み。でも、僕は変態だから。でも、低脳じゃないよ。

「なるほど。じゃあ、こうしたら・・・」

彼女は、反対のサイドの紐を引っ張った。そして、その隙間に手をさっと入れ、生地を前に引っ張った。一瞬、彼女のもう一方の乳房が見えた。カシャッ! まあ、僕はすでに今の写真の鏡写しのショットは手に入れているんだが、でも、まさかのために注意しておくに越したことはないだろう?

「私、ちょっと心配なの。だって、私って、その・・・あなたがよく知っているような体つきをしてないから」 そう言って、またくるりと背を向けた。

失われたしとやかさ 4 (3) 

私たちはチレルの車に乗り込みました。私はチレルの隣、助手席に座りました。車の中では、彼ら3人ともおしゃべりをし、大笑いをしたりと大騒ぎ。みんな、早く、私のことをクラブに連れて行って、皆に見せびらかしたいと言っていました。

その間もチレルは私の脚に手をあてて、ゆっくりと擦ったり、時にはスカートの中に手を入れて、白いコットンの下着の上から指であそこを触ってきました。彼の手を払いのけようとしたのですが、そうしたら、彼は私に写真を見せたのです。私が彼の大きなペニスをしゃぶっている写真でした。

「奥さん、いい顔してしゃぶってたよなあ・・・だから、俺の手の邪魔はしないことだぜ。両手は横において、脚を広げてろ」

言われた通りにする他ありませんでした。それから後はずっと、チレルは運転しながら私のあそこをいじり続け、後ろに座る2人は触れている私のことを見続けていたのです。

「エキゾチック・ナイト」というクラブに着きました。車から降り、そこの入り口に向かったのですが、あたりには男の人ばかりたくさん歩いていて、女の人はほとんどいないことに気づきました。女性がいたとしても、とても扇情的な服装をしている人ばかりです。

私も一度だけナイトクラブに行ったことがありました。妹と友だち何人かと一緒で行ったのですが、このクラブは、その時のクラブとはまるで違うお店でした。入り口に立っていた男の人が、綺麗なご婦人連れだから、サービス料はただにすると言いました。すると、チレルはその人を怒鳴りつけたのです。

「バカ野郎、この女は、綺麗なご婦人なんかじゃねえ。こいつは俺のオンナだ!」

するとその人は私を見て、訊いたのです。

「あんた、この男の人とどういう関係なんだ?」

「彼のオンナです」 私は小さな声で言いました。

入り口を入って驚きました。その時になって初めて、そこがストリップ・クラブだと気づいたのです。私は、その時に目に入った光景にあまりにショックを受け、立ちすくんでしまいました。目を大きく開け、口をあんぐり開けていたと思います。

バースデイ・プレゼント 3 (5:終) 

夫は、また嫌々ながらも、私の頼みに従った。私は中程度の長さのネールを彼の手の指につけ、程好い楕円形にカットした。別の手に変え、そちらにもつける。その後、そのネールを非常に明るい、ほぼ透明のピンク色に塗った。塗り終わったとき、夫は魅了されたような顔で自分の指を見つめていた。完璧と言ってよいほど美しく、しかも女性的。彼は手をかざして、指を見つめていた。

「今夜はお化粧はしないわ。でも、ちょっと、この明るい色のリップグロス(参考)を試してもらいたいの。ほんのちょっとだけピンク色が入ってるだけだから、唇につけてもほとんど分からないはず」

そう言ってグロスを彼に渡した。

「唇の端に沿ってつけるだけ。その後、内側に延ばす感じで」

彼は,変な顔をしながら鏡に向かい、私が教えた通りに始めた。

「そう。それじゃあ、優しく唇を擦り合わせて。こういう風に」

私は、何世紀もの間、女性たちが行ってきたあの繊細で女性的な仕草を実践して見せた。夫は私が言った通りに行い、グロスを唇全体にまぶした。そして、挑発的に唇を半開きにし、鏡の中のその姿をじっと見ていた。

出来栄えに満足した私は、彼を連れて寝室へ行き、黒いパンティを取り出した。

「今朝、あなたのために買い物に行ってきたのよ。これ、素敵じゃない?」

そのサテンの生地を彼のペニスに撫でつける。

「これを履いて、ブラもつけるの。その上からジーンズとシャツを着てね。そうしたら、何か食べることにしましょう」

私は着替え部屋に行き、自分の化粧を始めた。3分ほどして夫が入ってきた。ジーンズとテニス・シューズ、そして濃い青のシャツを着ていた。シャツの下、ブラのカップが軽く押し上げていて胸の前に2つの丘が出来ているのがかすかに見える。

「ブラをつけるとき、何か困ったことあった?」 私は微笑みながら訊いた。

「フックを止められなかったから、前に回してフックを止め、その後、元に戻してから両腕を通したよ」

「アハハ。それでいいのよ」 私自身、初めてブラをつけた頃のことを思い出していた。「さあ、出かけましょう」

彼は立ち止まった。

「どういう意味? 出かけるって? 僕はこんな格好で家の外には出ないよ。これって、やりすぎだよ。外に行けば、いっぱい人がいるのは知ってるだろう? 他の人に、ピンクの爪をしてブラをつけているところなんか、見られたくない。絶対嫌だ!」

「あなた、こっちに来て」 そう言って、彼を寝室のドアにある鏡の前に来させた。

「何か、普段のあなたと違っているようなところ見える? よっぽど近くに寄って見れば別だけど」

鏡の前に立って自分の姿を見る夫を、私は見ていた。彼が家に帰ってきてから、彼はすでに2度、性的な欲求を満足させている。その開放感と、今は自分の服を着ていることで、夫はリラックスし始めているのが見て取れた。夫は、眉毛の辺りを少し詳しく調べ、実際、それほど目立っていないことに気づいたようだった。さらに、寝室の薄暗い明かりも手伝って、ネールも特に目立っていない。彼は、唇を舐め、グロスをいくらか取り除こうとしながら、確かに、私が彼にしたことは実際、目立たないと、嫌々ながらも納得したようだった。

「それじゃあ、ミス・ビッキー、出かけましょう! お腹がぺこぺこ」

彼と一緒に家を出て、車に向かった。彼は運転席の方に回ろうとした。

「ダメよ、あなた。今夜は私が運転するの。ディナーも私がおごるわ。今夜は、私の一番の友だちで、一番、愛している人をもてなしたいんだから」

つづく

輪姦:男根だらけの電車 (1) 

「輪姦:男根だらけの電車」 Gangbang: Train Full of Dicks by Fire22 http://english.literotica.com/stories/showstory.php?id=198341

「輪姦:主人公エリカ・レインズ2」(3/3)の続き

私は、丸出しになっている私の乳房を見つめながら、恐怖感が襲ってくるのを感じた。

出口を求めて走り出すべきか、どうか? それを考えているうちに、男たちは私の周りを取り巻いていた。元々、抜け出るスペースは少なかったのに、それが一層、狭まっていた。

私は赤いドレスの破れたところをつかみ、引き上げて右の乳房を隠そうとした。だが、私の隣に座っている男は、いまや、その露出している乳首をいじって、隠そうとする私の邪魔をしている。

「ねえ・・・ちょっと・・・」 言葉を捜しながら彼に話し掛けた。彼は、邪悪そうな笑みを浮かべている。

「ウィルだ。俺の名前はウィルっていうんだ、セクシーなおねえちゃん?」

彼は私の目を覗き込みながら言った。私をおだてようとしている顔だった。私たちの席の上には明るい電灯が灯っていた。彼の黒い肌は、それに照らされ、輝いて見えた。彼のもう一方の手は私の膝の上に乗っていた。微笑みながら私を見ている。

改めて彼を見ながら、黒人男について皆が言っていることは本当なのだろうかと考えていた。馬のような大きさのペニスをしているって言うが、そんなものがそもそもあるのだろうか。

「あの・・・ウィル? 私、ここを隠したいの」

そう言って胸を触る彼の手を払いのけ、ドレスを手繰りあげて、そこを覆った。

私は立ち上がって、周りを見回した。この悪そうな男たちが、皆、私の体を狙っているのがひしひしと伝わってくる。電車には他の人がいない。この男たちは私に集団レイプの恐怖を味わわせようとしている。

だが、実際、私にはそのようなことが好きな部分があった。嫌がるのを強制されて犯される。それを思うと少し体が熱くなってくる。どこか、強引に犯されるというところが好きだった。どうしてなのか分からないけれど、それを思うと興奮してくるのだった。私は、依然として、隣の車両へ移る出口のところを見つめていた。

「隣の車両に行かないと・・・」ゆっくりとその出口の方へ歩きながら、それとなく言葉に出した。

「おいおい・・・そりゃないよ」 ウィルが言う。

「いや・・・行くわ。だって、ここ・・・ここ、少し混んでるから・・・」 そう返事しながら、私の周りを取り囲んでる逞しい男たちの間をすり抜け、出口に向かった。

歩き出すと、彼らも私の後をついてきた。後ろに彼らがいるのを感じる・・・まるで、狩りで追いかけられている獲物になったような気持ちだった。私は、少し怖くなり、走り出した。ドレスをつかんで胸を覆っていたが、その手も外さなければならなかった・・・また、乳房があらわになっていた。

走ると、DDカップの偽乳房が狂ったように踊りまわった。出口に向かって腕を振りながら走っていたが、その腕にはみ出た乳房がピタピタと音を立てて当たる。

あの男たちも私の後ろから走ってくるのを感じていた。出口がそこまで来ていた。もう少しで、隣の車両に逃げることができそうだった。

テレサとべバリーの分かち合い (5) 

またスローな曲がかかった。テレサは跳ねるようにして席から立ち、ジャケットを脱ぎ、僕の手を取って席から立たせた。ダンスフロアに上がると、彼女は胸を僕に押し付けるように密着させ、僕の口に情熱的でねっとりとしたキスをした。僕も両手で彼女のお尻をつかみ、彼女のうねるように動く下腹部を僕の勃起に引きつけた。2人の舌が口の中で出会い、フロアの上で踊る僕たちとは別に、口の中でダンスを始めていた。僕は唇をうまく丸め、彼女が突き出す舌を吸い込んだ。テレサは、悩ましい声を上げながら、両手で僕の頭をつかみ、髪の毛を梳いた。今ここでやめなければ、もう二度と止まることはできなくなると思った。僕は、しぶしぶながら、ゆっくりと彼女から離れた。テレサは、不満そうな表情を顔に浮かべた。

だが、良いタイミングで彼女とキスをやめたと言える。ちょうどその時、クレイグとベブがバーに戻ってきたからだ。そのことをテレサに教えると、彼女はすぐに、欲求不満そうな淫らな顔から、2人を出迎える笑顔に変わった。僕たちはフロアから降り、それぞれの配偶者が待つテーブルに戻った。見ると、ベブはちょっと変な表情を浮かべている。

「おふたりさん、バイクは楽しかったかな?」

クレイグは、身振りで、返事はベブがするよと僕に伝えた。

「とても楽しかったわ。・・・ポール? 私たちもああいうバイクが欲しいわ」

僕は、僕たちにはバイクを買うお金などないだろうなと思いながらも、一応、丁寧に頷いて見せた。

クレイグが、僕たちに飲み物をおごってくれると申し出た。彼がドリンクを持ってくるのを待つ間、ベブは僕に体を傾け、小さな声で囁いた。

「あなた、私、いけないことしてしまったと思うの」

僕は妻の済まなそうな表情を浮かべている瞳を覗き込んで、小声で返事した。

「何かあったのか?」

「バイクに乗せられるのって初めてだったので、とても興奮しちゃったの。それでクレイグに、どこか人の目につかない場所に止まってもらったの・・・」

そこまで言って、彼女はうつむいた。うつむいたまま話しを続ける。

「私、バイクの振動で、ものすごく感じてしまって、このままじゃ私がクレイグに襲い掛かってしまうんじゃないかって思って・・・」

「続けて」

ベブは声を一段小さくして言った。「しばらく彼とキスをしたの。それからちょっと彼のにおしゃぶりも・・・」

ポルノ・クイーンの誕生1(13) 

抵抗したかったものの、トレーシーが僕にキスを始め、できなくなってしまった。気がつくと、シャツを脱がされ、ズボンも足下に落ちていた。サテンのブリーフ1枚の格好になっていた。トレーシーは僕の前にひざまずき、靴とソックスを脱がせ、さらにブリーフも引き降ろしてしまった。それからビキニを足に通し、引き上げてくる。股間の近くまで引き上げると、できるだけ優しく、僕のペニスを睾丸を足の間に押し込み、それがずれないようにビキニを被せ、引き上げたのだった。

トレーシーは、ひざまずいたまま上体を後ろに傾け、僕の全身を見た。

「あなたの言う通りね。これじゃあ、このビキニはダメだわ」

最初それを聞いて安心した。だが、彼女の目を覗きこむと、これで終わりというわけではなさそうだと分かる。トレーシーは僕を見上げて言った。

「やっぱりダメ。その毛が生えたままじゃ、このビキニは着れないわ。取り除かなくちゃいけないみたい」

「取り除くって、何を?」 僕は泣きそうな声を出した。「男は体毛を剃らないよ」

「あら、そんなことないわよ。うふふ。レスラーとかボディ・ビルダーとかいつもしているわ。マークもしてるし。体毛を剃ると、筋肉がとても格好よく見えるからって言ってたわ。あなたも、いい感じに日焼けしたら、誰も体毛がないなんて気づかなくなるわよ」

トレーシーは立ち上がって僕の手を取った。

「さあ、一緒に来て。ヘア・リムーバーを使うから」

またもや、僕は、事実上、トレーシーに引きずられるようにして家の中へ連れて行かれ、彼女の寝室に戻された。

トレーシーを止めるべきだったし、少なくとも「嫌だ」と言うべきだったのは分かっている。だけど、そうはしなかった。トレーシーがあまりに強引だったというのもあるし、非常に熱心だったというのもある。ともかく僕は彼女に付き合うことにした。彼女が求めることなら何にでも付き合った。

トレーシーの寝室に入って数分後、僕は再び素っ裸になって立っていた。彼女は僕の体にどろりとした青緑色の液体を塗っていた。その液体は明らかに化学薬品の匂いがしていたし、つけられたところの肌がちくちくしていた。彼女は僕の全身にそれを塗りつけた。脇の下も、股間のところも、背中も。

それから15分ほど待ち、その後、彼女と一緒にシャワールームに入った。トレーシーは僕が体を流すのを手伝ってくれた。ヘア・リムーバーを全身から洗い流す。それと一緒に僕の体毛もすべて流れていった。荒い終わった後には、僕は、首から下がまったく無毛になっていた。

再びビキニを履くように言われ、履こうとしたが、シャワーを浴びていたときからペニスが勃起し続け、後ろへ持っていくことができなかった。それを見たトレーシーは、僕の体を押し、ベッドの上に倒し、すぐに僕の足の間にひざまずいて、ペニスを口に咥えたのだった。それから何秒も経たないうちに、彼女は体の向きを変え、2人はシックスナインの形になっていた。彼女のあそこが僕の顔の上に来ている。僕は、彼女の腰に両手を掛け、彼女のあそこを口に引き寄せた。

最初、彼女のあそこはシャワーを浴びたために濡れているのだと思っていた。だけど、その濡れが、とてもヌルヌルしているのを感じ、トレーシーが性的に興奮しているのだと分かった。僕は彼女を舐め続け、彼女は3回、頂点に達していた。一方のトレーシーも僕のアヌスに指を2本入れながらフェラを続け、最後には彼女の口の中に出させてくれた。2人ともオルガスムを充分味わった後、彼女は向きを変えて、僕の上に覆い被さり、僕にキスをした。トレーシーは僕が出したものを飲み込んでいなかった。キスを始めるとすぐに僕の口の中にそれが流れ込んできた。このときは、僕はそれは僕が出したものというこを考えることすらなく、ただ流し込まれたものを飲み込み、彼女にキスを返した。

トレーシーは僕の唇から唇を離して、言った。

「あなたと一緒にいるとものすごく楽しいわね。これまでいた他の使用人たちより、ずっと楽しいわ」

「他の男の使用人たちにもこういうことをしてたんですか?」 

彼女を見上げて、そう言った僕の唇に、彼女は軽くキスをした。

「男の使用人はあなたが初めてよ。これまではメイドだけ。メイドの大半は可愛い娘だったし、セクシーなのも2、3人はいたわ。でも、その娘たちとはセックスしたことはなかったの。どの娘も、ガール&ガールの類のこと好きじゃなかったから。でもあなたとなら、ガール&ボーイのことができるし、ひょっとしたら、もうちょっと変わったこともできるかもしれないわ」

もうちょっと変わったこととはどういう意味なんだろうと思ったが、それを聞く前に、彼女が先を言った。

「さあ、ビキニを履いて、お昼を用意してちょうだい。プールサイドで待っているから」
トレーシーは、僕がビキニを履くのを見届けてから、自分のビキニを履いた。

Drawer 引き出し (2) 


彼女は声に出して笑い出した。

「アハハ。言おうと思えば、仮装パーティの写真って言えるかも知れないわ。でも違うの」 

まだニヤニヤしながら私を見ている。

「私と元夫で、・・・ちょっと面白いことをしてたのよ」

「冗談でしょ!」

「いいえ!」

「あなた、ほんとに・・・?」

「彼に鞭を使ってたかって? ええ、そう。彼、すごく喜んでたわ! そういう男はたくさんいるし」

「あなたも喜んでたの?」

多分、私は好奇心をそそられたのだと思う。彼女は、元夫のデニスを喜ばすためだけで、こんなことをしてたのだろうか?

「まあ、興味深い質問にたどり着いたわねえ」

私は、失礼なことを訊いてしまったと、急に恥ずかしくなってしまった。それにマリアも、そんな私を助けるつもりはないらしい。

「でも、あなた、どうして、そんなこと知りたいの? 自分でもちょっと興奮してきた?」

「ただ、興味があって・・・」

「アハハハハ!」

彼女はまた笑った。彼女は、私が言ったことを信じてなさそうだった。でも、本当に、ただ興味があっただけなのに。

「ええ、私もそれをして喜んでいたわよ!」

ようやく返事をしてくれた。まだニヤニヤしている。

「・・・それに、あなたも気にいると思うわ。私には分かるわ」

「いいえ!」

少し、大きな声で返事しすぎたかもしれない。一旦、口をつぐんで、少しだけ笑った。自分自身に向けた笑いだったと思う。

「ただ興味があってって言ったはずよ」

「でも、どうして、そんなに興味があると思うの?」

「そりゃあ、普通のことじゃないし・・・それに、発見して驚いたし・・・」 

そこで口を閉ざした。彼女はただニヤニヤして私を見ているだけ。明らかに私の言葉を信じていない。

「・・・私の言うことを信じてもらえなくてもいいけど・・・」

報復 第1章 (6) 

妻の浮気を疑ったあの最初の夜も、そして次の日の夜も、バーバラと顔をあわせ、話しをするのは困難さを伴うものだった。スティーブは根が家族思いの男ではあったが、結婚して初めて、妻のそばにいたくないと感じたのだった。

金曜日、ジョンが大型の薄い封筒を持って建築現場を訪れ、オフィス代わりのトレーラーにいるスティーブの元に持ってきた。ジョンは、トレーラーの中に入ると、目にもはっきり分かるほど、安堵感を示した。改造された移動家屋の頼りなげな壁ですら、それに囲まれると安らぎが得られる。現場には、あまりにも多くの大型機械が立ち並び、そのエンジンは耳をつんざくような唸り声を上げ、ジョンの心の平安に、いらぬ動揺を与えた。巨大クレーンで、鉄鋼の大梁が最上フロアに吊り上げられていくのを見るだけでも、ジョンにとっては、めまいを感じ、気持ち悪くなる。彼は、屋内に入れて安心した。ここならスティーブが安全を保障してくれるだろう。

スティーブは、怖がる兄を見て、小さく微笑んだ。ジョンの汗をかいた額、それにおどおどした話し振り。スティーブにとっては陰鬱な一日ではあったが、それでも、その兄の姿はユーモラスで、少しだけ笑えるところがあった。スティーブはジョンに付き添って、彼のボルボが置いてあるところまで一緒に歩いた。歩きながらも、絶えず感謝を忘れなかった。ジョンは歩道の端に立ち、スティーブに手を振り、近々、夕食を食べに家に来るよう、スティーブに約束させた。・・・本当に、すぐにでも家に遊びに来るようにと。

*******

夜も更け、あたりは静かになっていた。現場にいるのは、スティーブと、銃器を携帯した3人の警務員だけだった。スティーブは、ホルスター(参考)に入れたままの45口径セミ・オートマティック大型銃をデスクの上、自分の前に置いていた。現場から帰るときには、そのホルスターを右脇のベルトの上に付け、クリップで止めることにしている。

夜の建築現場は危険な場所である。麻薬中毒者やアル中たちは、身を隠し、その悪癖に浸れる新しい場所を常に求めているものだ。それに、みみっちい窃盗団もいる。いや、それほどみみっちい連中とは言えないだろう。彼らはいつも、資材置き場にある銅管などや様々な建築材料を狙って、それを盗み、どこかで売りさばこうとしている。スティーブが最初に行った仕事のとき、労働者が2人ほど、そのようなハゲタカどもに殴られた。その後、スティーブは銃器保持許可を得て、以来、ほとんどいつも銃を携帯する習慣になっていた。

ジョンが帰って行った後の午後は目が回るほど忙しく、スティーブには、ジョンが持ってきた封筒の中身を、ゆっくり腰を降ろして検討する余裕がなかった。今、その大型封筒の端を指でちぎって開けているところだった。彼の指は震えていた。心は、見たくないと伝えていたが、理性で、見なければならないと言っていた。

女は低脳だ(9) 

水着の1つは、黄色と青の大きな渦巻き模様の、やけに派手なビキニだった。いや、「大きな渦巻き」と言ったけれど、そんなに大きいはずはない。というのも、そもそも、ビキニの布地自体がすごく小さいから。もう一方の水着は、淡い青のワンピース。布地素材には、わずかに縦にうねりが入っているが、模様はない。彼女は、僕がビキニを選ぶだろうと思っていたようだ。選択は簡単だ。もちろん、ワンピースの方。

実際、これほど簡単な選択はない。ワンピースの方は、胸元が深く切れ込んでいるし、左右のサイドにもざっくりスリットが入っているのだ。それに、目を惑わすような模様がないのもいい。何も、僕の目があんまり良くないって言いたいんじゃないよ。ともかく、模様がある水着が嫌いなだけ。どうして、軍が、戦車や戦艦にあの緑色のゴタゴタを塗りたくっていると思う? ああいう模様があると頭がくらくらして目の焦点が定まらなくなるから、だろう? それと同じこと。黄色と青のビキニと、カムフラージュされた緑のハムヴィー(参考)も同じこと。ま、とにかく、そのワンピースは、面白くなりそうだと思わせる方なわけだ。

僕は部屋を出た。彼女は、水着に着替えて部屋から出てきたが、Tシャツを持って前のところを隠している。

「これを使うことになるかどうか、分からなかったから・・・」 迷っている風に言っている。

「ああ、それ、持ってきてもいいよ。使うことになるかどうかは分からないけどね」

Tシャツは、この前来た彼女のお友だちと一緒に使って遊んだから、この彼女とは、もういいだろう。ひょっとして、この前のキューティーちゃんと、このビューティーちゃん、裏で話し合ったのかな?

彼女はリビング・ルームの中央の空間に歩いてきた。

「オーケー、背筋を伸ばして立ってみて!」

さて、また、半ダースほど写真を無駄にすることにするか。カシャッ!

「肩を後ろに持っていくように・・・そう、今の姿勢いいよ!」 カシャッ!

「可愛い顔だね。笑って見せて」 クロースアップを撮るため、近づいて、カシャッ!

それからちょっと1メートルくらい離れてみる。ファインダーの中、水着のおへその辺りから、濃茶の髪の毛まで、彼女の姿が収まる。思ったより背が高いなあ。170センチ位かな?

水着は、地味ながらも実に魅力的だった。深く切れ込んでいる胸元から、両サイドのあの大胆なスリットの流れがいい。スリットは、ほとんど腰の辺りまで開いている。両腕の脇のところには短いスパゲッティ・ストラップ(参考)があって、水着の前面と背面をつないでいる。そのストラップにマッチしたストラップが両肩にかかっていて、水着が落ちないようにしている。なかなか良い効果だ。

「オーケー。じゃあ、何をしようか?」 もちろん、これは修辞疑問文。

「あの・・・この前は、Tシャツから始めたんでしょう?」 

あ、やっぱり! 彼女たち、話し合ったんだ。でも、どれくらい話し合ったんだろう?

「それは、この前の話しね。ああ、でも、この前はこの前、今日は今日だから・・・」

手口がばれないようにしなければ。

「何か小道具を持ってくれてもいいし、あるいは、ちょっと運動して見せるとか、それとも・・・」

彼女は言葉を遮った。「私、モダン・ダンスをやってるの! 何か音楽をかけてくれない? それにあわせて踊るから、その写真を撮って?」

「素晴らしいアイデアだ!」

失われたしとやかさ 4 (2) 

寝室へ戻ると、ベッドの上に箱がおいてありました。箱にはメモがあり、この服を着てくること、アクセサリーはつけずに、化粧も薄くすること、髪はリボンで後ろにまとめてくること、と書いてありました。露骨に扇情的な服を着せられるのではと悪い予感をしながら箱を開けましたが、中にあったものは、私が予想していたようなものとはまったく異なるものでした。

クリーム色の水玉模様の、綺麗な茶色のサン・ドレス(参考)だったのです。丈も膝の下、長く伸びていました。スリーブレスで、胸元はVの形にカットされたものでした。ひょっとして、これから先、少しずつ好転していくのではと期待しました。でも、そのドレスの下にあった物を見て、またうんざりします。白いコットンのブラとソング・パンティがありました。両方とも、ほとんど、シースルーでした。いやいやながらも、その下着を身に着けました。

ですが、自分でも驚いたことに、それを身に着けると、とてもセクシーで魅力的になったような気がしたのです。実際、見栄えも、その通りでした。その上に、サンドレスを着て、髪を後ろに束ね、リボンで結びました。ちょっと鏡の中、自分の姿を見てみました。正直に言って、鏡の中の自分の姿にとても満足していたのは事実です。私の肌の色と、薄茶にクリーム色の水玉模様のドレスが綺麗にマッチし、とても魅力的に見えていました。普段の私とは違う感じを与えていました。純粋無垢な魅力と共に上品なセクシーさも同時に見せている。そして、とうとう出かける時間が来たのです。

チレルのアパートの玄関前に着いたとき、私は、初めてのデートに行こうとしているのだと想像することにしました。そう思い込むことで、軽くなった気持を持続させられると思ったからです。

玄関先にはチレルが出ました。彼は、私を見るなり、ヒューと口笛を鳴らしました。そして、私の腕を取って抱き寄せました。私のお尻に両手を添え、薄い生地の上からお尻を揉みながら、キスをしてきました。舌を差し込まれてのディープキスでした。

それから部屋の中へと私を連れて行きました。私を脅迫している男たちのアパートです。そこへ初めて入ったのでした。アパート自体は狭いのですが、リビングルームは大きく取ってありました。リビングを囲むように大きなソファが3つ並んでいて、その中央に、大きな木製のコーヒー・テーブルが置いてありました。

ソファの1つに、チレルの友達が2人座っていました。1人はセドリックという人で、身長185センチ位の筋肉隆々の人でした。肌は真夜中のように真っ黒。もう1人はカールという、割と年配の人でした。背はセドリックよりも低く、髪がぼさぼさの人でした。肌の色は薄めの黒人です。2人はそれぞれ自己紹介をし、私にキスをしました。私は嫌がったのですが、2人とも強引に舌を差し込んできました。3人は早速、私にお酒を飲ませ、2服ほどマリファナを吸わせました。そして、私は、今や馴染みになってしまった、あの陶酔感を感じ始めていたのです。それを見計らってか、チレルが、そろそろ出かけようと宣言したのでした。

テッド (3) 

僕を出迎えた光景に、両目が飛び出そうになった。寝室は、セックスの音と匂いで充満していた。母は四つんばいになっていて、テッドが母の背後に位置づいて、ペニスを出し入れしていた。その動きに合わせて、母の乳房がぶるんぶるんと揺れていた。父は椅子に座っていて、母たちの行為を見ながら自分で勃起をさすっていた。父は僕の姿に気づくと、手招きして、椅子を出して父と同じく腰を降ろすようにと指示した。僕はロボットのように、その指示に従った。

これほど熱のこもった光景を、僕は見たことがなかった。母はテッドにしきりと「もっと強く、激しく」とせかしていた。

「私の中に出して。中をスペルマでいっぱいにして。不妊手術なんか受けなければよかったわ。そうすればあなたの子供を身ごもれるのに」

母は僕の姿に気づくと、さらに興奮を増した。

「テッド、あの子に私があなたの調教のおかげでどんな風に淫乱女になったのか、見せてあげて」

テッドは顔を上げた。

「おやおや、誰かと思えば。ウインプ弱虫男が二人とも雁首そろえて見てるじゃねえか。どっちもまともに自分の女の面倒を見てやれねえ、情けねえ野郎だぜ」

さらに僕を見ながらテッドは言葉を足した。

「お前の淫乱マゾ女はどこだ?」

僕は激しい感情に顔が真っ赤になるのを感じたが、実際には何もできず、ただ座ったまま、テッドの太い肉棒が母の陰部に出入りを繰り返し、母を淫楽に喘がせ続けるのを見続けていた。

「お前、本物の男がセクシーな女にきちんとセックスをするところを見たことがあるか? どうやら、お前の女にも、これまでどんなに良いことをせずに過ごしてきたか、みっちり教えこんでやらなきゃいけねえようだな」

テッドは赤く膨らんだ大きな肉棒を一度、母の中から引き抜き、今度はアヌスにあてがい、一気に押し込んだ。母は低い唸り声をあげつつ、自分から尻を突き返し、さらに深く取り込んだ。

その頃までに、僕はズボンの中からペニスを取り出し、テッドの動きに合わせて擦っていた。そしてテッドが達するのと同時に頂点に達したのだった。その後、僕はそそくさとズボンの中にしまい、両親の家を後にしたのだった。家に向かいながら、シンディとセックスすることを考えていた。

バースデイ・プレゼント 3 (4) 

毛は剃り終え、顔は夫から離したものの、電気かみそりは動かしたままで、彼の睾丸の下を撫で上げていた。敏感な前立腺の部分を強く押しつけるようにする。彼は膝ががくがくし始めていた。

「後ろを向いて、洗面台に両手をついて。そして軽く上体を倒すの」

彼は少し戸惑っているようだったが、言うことをきいた。

「ミス・ビッキー、もう少し脚を広げなさい」

夫は、私の言う通りに脚を広げた。私は、電気かみそりの丸い背中の部分を彼に這わせ、ゆっくりとお尻の割れ目へと動かした。さらにゆっくりとアヌスに当てる。夫はかすかに腰を揺らし始め、振動する電気かみそりに自分からお尻を突き出し始めた。私もできるだけ強く電気かみそりを彼のアヌスに押しつけた。

「じゃあ、そのまま体を起こして」

私は、体を起こした夫の右手を取り、それを導いて、彼の激しく勃起したペニスを握らせた。

「何をするべきか、分かっているわね」 そう言いながら、バイブ替りの電気かみそりをさらに強くアヌスに押しつけた。

夫はペニスをしごき始め、20秒ほどで、彼の前にある洗面台のシンクへ精液を飛ばし始めた。その最後の一滴が出るまでかみそりを押しつけ続け、その後、夫のお尻から離し、スイッチを切った。彼に、ペニスを拭うようにトイレット・ペーパーを千切って渡し、かみそりをしまった。彼がトイレット・ペーパーをトイレに落とし、流す間に、今度は毛抜きを取り出した。

「今度は、洗面台の前に座って」

夫は不安そうに私の顔を見た。 「嫌だよ!」

「私がすることをやめさせないって約束したでしょう? それに、あなたも楽しめるはずよ。それは約束するわ」

彼は、しぶしぶ椅子に腰を降ろした。私と対面する形で。全裸のまま、頭の部分は除いて、全身、体毛がなくつるつるになっている。私は毛抜きを手に、彼のまゆ毛の形を整え始めた。実際、きれいな形に切り揃えるのにほとんど時間がかからなかった。元々、夫の眉は細く切れ長であったから。私がしたのは、眉のアーチ型を少し強調することだけだった。眉を終えた後、私は寝室へ行き、化粧台用の小さな椅子を持って来た。その椅子を彼の前に置き、腰かける。

「じゃあ、手をここに置いて。洗面台の上に」

そう指示し、引き出しからネール・アート用の一式を取り出した。


ポルノ・クイーンの誕生1(12) 


僕は、トレーシーの視線から少しだけでも逃れることができて、実際、助かったと思っていた。少なくとも、この恥ずかしさから逃れることができる。彼女のベッドを整え、部屋の整理をし終えた頃には、かなり気持も落ち着いていた。それからバスルームに戻り、トレーシーが入浴を終え、体の濡れを拭き取るのを手伝った。その後、全裸の彼女の全身にモイスチャーライザーを塗る仕事をさせられた。この仕事は大いに気に入った。それが終わるとトレーシーは着替えに入り、その間、僕はバスルームの清掃を行った。

バスルームの掃除が終わり、部屋に戻ると、トレーシーは化粧台のところにいた。

「今日は、マリアには、残りの時間は休みにしてあげたわ。キッチンに行って、マリアに会ってちょうだい。彼女は、あなたに夕食に何を作ったか、それを出すときの方法を教えてくれるはず。それを聞いたら、またこっちに戻ってきて」

キッチンに行き、マリアに夕食のことについて教えてもらった後、寝室に戻った。トレーシーはビキニ姿になっていた。細紐だけでできているようなビキニ水着だった。彼女は、僕を連れて、家の中のすべての部屋を案内し、僕にして欲しい仕事を説明した。僕がしなければならないことは、たいてい、ほこりを叩き、掃除機をかけることだった。大半の部屋は、3日おきぐらいに掃除をするだけで良いと言われた。トレーシーの寝室と浴室だけは別で、そこは毎日、清掃しなければならないし、もちろん、本来ある場所にない物があったら、それをすべて元通りの場所に戻さなければならない。

僕はリビング・ルームとダイニング・ルームを掃除し始めた。その間、トレーシーは日光浴をしにプールサイドに出ていた。僕のいたリビング・ルームから、プールの様子がはっきり見えていた。彼女は、ビキニのトップをはずしてから、プールサイドのリクライニング・チェアに横になった。僕は、自分でも、どのように掃除を終えたのかよく分からない。というのも、ずっとプールサイドばっかり盗み見していたのだから。

正午ごろになり、ダイニング・ルームの掃除を終えたちょうどその時、トレーシーが屋内に戻ってきて、僕に言った。

「マリアが私たちのためにフルーツの盛り合わせを2皿、用意していたはずよ。あなたも水着に着替えて、プールサイドに出て、一緒に食べない? あなたの青白い体、少し、日焼けした方がいいと思うわ」

「僕は水着を持っていないんです。それに、僕は、あまり日光浴するようなタイプじゃないし」

トレーシーは何か少し考えていた。

「そうねえ。あなたには、マークの持っている物はどれも合わないわね。夫はあなたよりずっと体が大きいから。もっと言えば、私のビキニも合わないでしょうね。私のビキニもあなたには大きすぎるはず。でも、あなたの部屋に行けば、何か着られるようなものがあると思うわ」

トレーシーは僕の手を取り、引っ張るようにして僕の寝室に連れて行った。

彼女は、引き出しの中を探し回った。その引き出しの中にあるのは全部、女の子が着る衣類しかなかったのだが、そこから、ビキニの下の方のような物を取り出した。明るい黄色で、ソング・パンティのように見えた。腰バンドのところが細い紐になっていて、股間の部分の布を支えるデザイン。女の子ですら、それを着るには非常に勇気がいるだろう。まして、僕にとっては、それを着るなど、考えられない。それを見せられ、僕は答えた。

「それは、着れません。女の子のビキニですよ、それ」

トレーシーは僕のところに近づいてきて、僕のシャツのボタンを外し始めた。

「いいえ、あなたなら着れるはずよ。私のほか、誰もいないのよ。私は誰にも言わないから、大丈夫」

テレサとベバリーの分かち合い(4) 

僕たちは、互いの配偶者や子供たちのことについておしゃべりをし、ドリンクを飲み干した。その頃までには、テレサは、十分リラックスするほどワインを飲んでいたし、もっと言えば、少し酩酊に近づいていたかもしれない。テレサは、もう一度ダンスフロアに上がろうと僕を誘った。嬉しいことに、スローなテンポの曲がかかったところだった。僕たちは、先のダンスで中断してしまったところから再開し、体を密着させてダンスを始めた。今回は、テレサは前より強く僕を抱き寄せてダンスした。僕も両手を彼女の魅惑的なヒップにあてがってダンスを続けた。

彼女の胸が僕の胸板に当たり、彼女の恥丘が僕の股間に当たっている。その贅沢さを喜んだ。テレサは、ダンスをしながら、微妙に腰を回転させる動きをしていた。その動きが僕を焦らし始めていた。テレサは自分の体の動きが僕の股間にもたらしている効果について、十分自覚していたのは確かだ。やがて、彼女は、腰を僕のズボンの中の大きな盛り上がりに、はっきりと打ち付けてくる動きになっていった。一瞬だけ彼女の瞳を覗き込んだが、その瞳がキラキラ輝いているのが見えた。テレサは、自分で僕に対して行っていることを分かっている。そして、その行為を、僕と同じく大いに楽しんでいるのだ。彼女の気持に間違いはない。僕も、さらに強く彼女を抱き寄せ、両手でお尻を撫で回った。テレサが漏らす小さな喘ぎ声を聞き、僕はすぐに、今どこかで彼女と2人っきりになれたらいいのに、と願わずにはいられなくなった。

だが次の曲は、再び速いテンポの曲になり、僕たちの体のゆったりとした擦りあいは台無しになってしまった。僕はテレサから離れたくない気持に駆られたが、この女性は他の男の妻なのだと、仕方なくあきらめる。一瞬、今にもクレイグがバーに戻ってきて、僕とテレサが、ダンスフロアで、互いの体の大事な部分を擦り合わせているところを彼に目撃されてしまうのを想像したのだった。僕は、しぶしぶながら、このゴージャスな新しい友達の体から離れた。テレサは依然として瞳をキラキラさせていたままだった。ひょっとして、これから先、僕とテレサの間には何かダンス以上のことがあるのだろうか? さしあたり、僕たちはアップ・ビートの曲に合わせてダンスを続けていた。

さらにもう2曲ほど速いテンポの曲を踊った後、僕たちは、再び喉の渇きを潤すためにテーブルに戻った。互いに、それぞれのドリンクをゆっくりと飲んでいる間、テレサはずっと僕を見つめていた。彼女のいたずらそうな笑みをたたえた表情に、僕は思わず言ってしまう。

「君は、僕を狂わせていると、ご自分でもはっきり分かっているに違いない」

「ええ、知っているわ。でも、気にしないで。ちょっとした遊びだから」

僕は笑みを返した。「テレサ、その遊びをやめるまで1週間は時間をあげるよ」

テッド (2) 

僕と母は、その後も話しを続け、そのうち、父が帰ってきた。母は立ち上がり、父に抱きついてキスをした。この時ほど熱を込めてキスをする両親を見た覚えがなかった。母は両腕で父に抱きつきながら、父に話した。

「この子、今朝、私がテッドと一緒にいるところを見ちゃったのよ」

父は僕に顔を向けて言った。

「ああ、お前が悩んでいたことは、それだったのか!」

だが父の次の行動で、僕はさらに仰天してしまった。父は、母のスカートを捲りあげ、股間を覗き、さらにブラウスをたくし上げて、乳房を丸出しにしたのだった。母の左右の乳房にも、太ももの内側にも赤いキスマークがついていた。母のあそこの毛には乾いた精液がこびりついていた。それを見て父は母に言った。

「今日は、お前たち二人、ずいぶん楽しんだようだね」

それから父は母から離れ、ソファに座っていた僕のところに来て、隣に腰を降ろした。母は僕と父にコーヒーを入れ、その後、僕と父の正面に座った。僕は大半、父の方に顔を向けていた。父は、テッドによる母の誘惑と、そのことで、どのように父たちの人生が変わったのかを話し始めた。

「お父さんはね、ずいぶん前からお前のお母さんに性的に奔放になって欲しいと思っていたんだよ。いろいろしてみた。だけど、テッドがお母さんのパンティの中に入るまでは、お母さんは変わってくれなかったんだ」

父はにんまりと微笑みながら僕を見ていた。

「テッドは、おおっぴらにお母さんのエイミを抱くことで、お父さんを侮辱しているつもりなのだろう。確かに侮辱的だ。だが、お父さんは今はそれが気に入ってるのだよ」

僕と父の二人とも視線を母に向けた。母はスカートを自分で捲り上げたまま、座っていた。テッドのスペルマがこびりついた陰部が見えていた。

「あれを見れば分かるように、テッドのせいでお母さんは淫乱な女に変わってしまった。セックスに飢えた淫乱女。ジョイスはお母さんとテッドがセックスしても気にしていない。ジョイスは、テッドの性欲が強すぎて困っていたんだよ。誰かにテッドの性欲を満足させてもらいたいって言っていた。お父さん自身も、お母さんがこれまでになくセクシーに変わったことを喜んでいるんだよ」

僕は、家に帰った。心の整理をつけようとしながら。父も母も、テッドも姉も、皆、どこか少しいかれていると思った。妻のシンディには何も話さなかった。もっとも、彼女は僕が何か気がかりなことを抱えていることは察知していただろう。彼女には、職場で苦労することがあって、とだけ伝えた。

数週間が過ぎ、僕はある企画に取り掛かっており、その件について父と相談しようと両親の家に行くことに決めた。僕の頭は企画のことでいっぱいになっていたので、電話を入れることなど考えず、直に両親の家に向かったのだった。玄関には鍵がかかっていなかった。家の中に入り、まっすぐ父の書斎に向かった。その時だった。何か普通じゃない様子に気がついたのである。父の書斎は暗く、リビングにも明かりがともっていなかった。そして、寝室の方から人の話し声、そして喘ぎ声が聞こえてきたのである。

テッド (1) 

「テッド」 TED by B. P. (yw 579)

先日、僕は両親の家に行って衝撃を受けた。僕は父のところで働いている。だから、両親の家に立ち寄って書類などを取ってくることがよくある。僕は父に、父が作ってきたファイルを取りに来るようにと頼まれた。そこで、この日、僕は両親の家に立ち寄ったのである。両親の家の前に車をつけると、家の前の道路にテッドの車がとまっており、少し驚いたが、僕はあまり気にせず両親の家に向かった。

僕は両親の家の自分用の鍵を持っている。僕は自分で玄関を開け、中に入り、そのまま父の書斎へと向かった。その時、母の寝室から喘ぎ声のような声が聞こえてきたのだった。僕は少し立ち止まり、そっと寝室のドアを開けて見た。

眼に飛び込んできた光景は、テッドの尻がベッドの上、激しく上下に動いている光景。テッドは、僕の姉であるジョイスの夫だ。そのテッドが母を犯している! 僕は自分の眼を信じられず、凍ったように立ちつくしていた。テッドがクライマックスに達し、母の体内に精を放つまで、じっと突っ立ったまま見ていたのだった。

確かかどうか分からないが、多分、母は僕が見ていたのに気づいていたと思う。ともかく、僕は素早くファイルを手にし、両親の家を出た。僕は、目にした光景にひどく悩まされた。

その日の午後4時ごろだった。母から電話があった。どうしても僕に話しておきたいことがあるので、職場から帰る途中に家に立ち寄って欲しいということだった。どうしても僕に話しておきたいと言う。両親の家についた時、家の前に母の車しかないのを見て、僕は安心した。

母は僕を抱擁して迎え入れ、僕の手を取ってキッチンへと導いた。僕にコーヒーを出した後、母は話し始めた。

「今朝、あなた、家に来たでしょう? あなたもいろいろなことを思うだろうけど、その前に少しだけ説明させて欲しいの。まず、お父さんはテッドが私と寝ていることを知っているの。ジョイスも知っている。テッドに体を好きなようにさせているお母さんも、弱い女だというのは認めるわ。それにお父さんも同じように弱い人。でも、もう元に戻るには遅過ぎるの」

母は視線を床に落として、顔を赤らめながら小さな声で言った。

「もっと言えば、お母さんたち、今の状態を変えたくないの」

母の言葉に僕はショックを受けた。その言葉で僕は母をそれまでとは違った角度で見るようになった。前は、母のことを性的な存在として考えることなどなかった。だが、今は、母を40代の非常に魅力的な細身の女性として見るようになった。

今朝の光景が頭に浮かんだ。そしてテッドに抱かれていた母が非常にセクシーに見えていたことを思い浮かべていた。

輪姦:主人公はエリカ・レインズ 2 (6:終) 

「ああ! いい! ああ! いい! やって! やって!」

私は叫びながらクライマックスに達していた。それと同時に、窓の向こうの4人目の子供もオルガスムを迎え、がくがく震えながら窓ガラスに白濁を振りかけ、そのままがっくりと膝をついてしゃがみこんだ。

その後、ベンは私を起こし、コーヒーテーブルの上に仰向けに倒した。すぐにドレスのトップを引き破り、私の乳房をあらわにする。そのまま私の胸の上にまたがり、私の乳房でペニスを挟み、狂ったように腰を動かし始めた。

「この淫乱娘が!・・・お前のでかいおっぱい、気に入ったぞ」

ベンは、そう言いながらぐいぐい私の体を押し、私はテーブルからずり落ちそうになっていた。頭は床についているが、下半身はまだテーブルの上。胸と背中は床とテーブルの間、斜めに浮いている形だった。私がこのように不安定で居心地の悪い態勢になっているにもかかわらず、ベンは私の胸の上にまたがったまま、いまだ、私の乳房を使ってしごき続けている。

「・・・ああ、ひどいわ・・・」

ベンが床に両膝をついた。今度は両膝で私の頭を挟み、同時に髪の毛を引っ張って、無理やり私にペニスを咥えさせる。その直後、ベンは射精した。ゲホゲホと咽せかえっているにもかかわらず、私の口の中、溢れるほど注ぎ込んできた。

「ああ、いい・・・もっと、もっと、もっと、もっと・・・もっと強くやるのよ!・・・ケンもアレックスもおばさんのことを自分のママと思って、頑張って、ママをいい気持ちにさせるのよ! ほら、頑張りなさい! ・・・あああうっ! あああうっ!」

カーラの叫び声に励まされ、彼女の口を犯していた息子のバリーが最初に発射した。自分の母親の顔に精液を振りかける。続いて、アヌスを犯しているアレックスが、射精を始めた。カーラの髪を思い切り引っ張り、気張りながら精を注ぎ込む。カーラの下からバギナを犯していたケンは、カーラが髪を引っ張られ体を動かしたため、射精の瞬間、ペニスが抜けてしまった。ケンの撃ち出したスペルマは、アレックスのペニスに当たり、ベトベトに汚した。

「おい、お前、俺のちんぽに出したのかよ!」 アレックスが怒って叫んだ。

「ごめん、そのつもりじゃなかったんだが」 とケン。

アレックスとケンは、カーラの体を上下から挟んで犯していたが、そのカーラの体を、アレックスは、もはや用済みの安淫売を扱うように乱暴に押し、脇に退かせた。アレックスは、今度は、そのペニスをケンの口に突き入れた。

「お前が汚したんだからな。お前がきれいにしろよな!」

それを見てカーラが大声で笑い出した。

「アハハハハ! あんたたち、ホントに面白い子たちね! アハハ! バリー? お前、ケニーをうつ伏せにさせなさい!」

母親に命ぜられ、バリーはケンをうつ伏せにさせた。ケンの尻が高々と持ち上げられる。その間もアレックスはケンの口にペニスを叩き込み続けていた。ケンは口の周りをスペルマだらけにしながら、咽せかえっていた。

「バリー、それでいいわ! じゃ、バリー、ケンのお尻に突っ込みなさい!」

バリーは言われた通り、ケンのアヌスに突き入れた。ケンはアレックスのペニスに口を塞がれながらも叫び声を上げた。バリーは快感にぶるぶると体を震わせていた。その3人を見ながら、バリーの母親は、楽しそうに大笑いをして拍手をした。

体を起こすと、ベンが床の上、大の字になって眠っているのに気づいた。ペニスを出しっぱなしで、その先にはまだ白濁がついている。私は、それを彼のズボンの中にしまい、ズボンのチャックを上げてあげた。ベンは服を着たまま私を犯したので、私が放ったスペルマが彼の服にもついていた。それを指ですくい、自分で舐めた。コーヒーテーブルの上にあった本や雑誌は、全部、床に落ち、部屋の中は乱雑になっていた。私は、キッチンに行き、ビールを取り出し、少しだけ飲んだ。そして、ビールを持って、眠っているベンのところに戻り、彼の体にいくらかビールを振りかけ、口の中にも少し注いだ。さらにズボンのチャックを降ろし、ペニスにもいくらか滴らした。ビールを滴らした味がどんな感じか知りたくなり、少ししゃぶってみた・・・予想以上に美味しいのを知り驚いた。その後、またチャックを上げ、横にビール瓶を転がした。

ハイヒールを履きなおし、鏡の中を覗き込んだ。ヘアスタイルは大丈夫だったし、顔も洗ってスペルマを洗い流していたので大丈夫だったが、ドレスが破れていた。ベンは興奮して、かなり乱暴になっていたのだ。ドレスを引き裂いてしまい、今は片方の乳房があらわになっていた。キッチンに行き、そこの引き出しを漁って、テープを見つけた。そのテープで、ドレスの破れたところを止め、ある程度、元どおりに直した。玄関ドアを開け、外に出た。冷たい外気を吸い込む。

激しく荒らされ続けたアヌスが、ヒリヒリと痛く、歩くたびに痛みが走り、跳ねるようにしていた。通りを歩き、家に帰るため、駅に向かった。もうすっかり夜になっていて、辺りは暗くなっていた。駅への道を行く間、すれちがった男たちから、ずっと、ひやかしの声をかけられ続けた。ようやく駅につき、プラットフォームへの階段を上がると、そこに男たちのグループがいるのが見えた。私をじろじろと見ている。

電車がやってきた。それに乗り込み、腰を降ろした。電車の中は他の乗客がまったくいなかった。いるのは私と、7人くらいの男たちだけ。皆、ぶかぶかのバギー・パンツをだらしなく履き、野球帽を逆むきに被ったり、バンダナで頭を覆った格好をしていた。プラットフォームで私を見ていた男たちだった。

「よう、あんた、何かあったのか?」 男たちの一人が訊いてきた。

「ハーイ、私、エリカ」

「そう。可愛い名前だね」 彼は私の隣に腰を降ろし、片腕を私の後ろの背もたれに預けた。

「そういえば、ずっと前、エリカって名前の女の子がいたなあ・・・」 彼が話している間に、他の男たちも私の周りの席に座り始めた。

「ええ・・・」 私は、ぎこちなく笑いながら、髪の毛を横に掻き上げた。この車両には私たちしかいない。この男たちは私に何をしようとしているんだろう。

「ああ、で、その女、最高のフェラを俺にしてくれたんだよなあ・・・」 男は笑いながら言った。

「ほんと?」 話しを合わせて少し笑いながら返事した。この人のペニスはどんな形をしているんだろうという思いが頭をかすめる。

「ああ。だけど、そのエリカは、あんたみたいなデカいおっぱいはしてなかったなあ。あんた、本当におっぱいがデカいんだな。はみ出てるぜ」

胸元を見下ろすと、止めていたテープが外れていて、片方の乳房が丸見えになっていた。周りを見回すと、7人の男たち全員がニヤニヤしながら私を見ている。電車は高速モードに切り替わり、地下に入っていった。車内が普通より暗くなる。

「まあっ・・・」 何か起きそうになっていた。この車両から出るドアを見た・・・そこに走って行くべき。それは分かるが、私が逃げようとしたら、どうなるだろう? レイプされることになるかもしれない。

つづく


バースデイ・プレゼント 3 (3) 

彼がシャワーを浴びにバスルームに入った後、私は彼のスラックスと私のパンティを手にキッチンに行き、もう一度洗ってしっかり染みを取った。荒いながら、夫が言っていたことを考えていた。ガイルは綺麗な人で、ビックが彼女を秘書に雇ったとき、私は少し嫉妬を感じた。だが、彼女は夫にいちゃつくようなところはまったくなかったし、私の知る限り、ビックの方も彼女にそのような振る舞いをしたことはなかった。そういうこともあって、私とガイルは友達同士とでも呼べる関係になった。2、3回、一緒にランチを食べに出たりしている。彼女は温かい感じがする女性で、何かに興奮したりすると、私の腕や手に触る癖がある。私も彼女が気に入っているので、仮に彼女がパンティのことに気づいても、私と夫の遊びにとって問題となるようには思われなかった。

バスルームに戻ると、ビックは体を拭いていた。無毛の肌で立っている。彼の姿がとてもキュートに見えた。夫は細身でスポーツマン・タイプの体つきをしている。筋肉隆々というのではなく、全体的に引き締まった体つきということ。私は、いつも、特に彼の足が素敵だと思っていた。女性と比べても、とても形が良い。今夜のお楽しみの見地から、改めて、夫の体を見ていたら、彼のプロポーションが、魅力的な女性のプロポーションに非常に近いことに気づいた。胸にも恥丘にも体毛がなくなった今、その点がなおいっそう強調されて見える。

夫に近寄り、彼のお腹から胸へと手を這わせた。軽く乳首をかすめるように擦る。彼の胸にちょっと毛が生えてきてるのに気づいた。下に手を這わせ、恥丘を触ると、そこにももっと毛が生えてきている。陰嚢の下に手を伸ばし、優しく手で包んで、上に持ち上げた。睾丸とペニスを一緒に手で包んだまま、彼の下腹部に押し付ける。そのまま、もう一方の手を彼のお尻に持って行き、中指をお尻の割れ目に沿って滑り込ませ。アヌスを押すようにしながら、そこの筋肉を揉みほぐした。夫は、小さな喘ぎ声をあげていた。ペニスが固くなってくるのを感じる。

「あなた? あなたが準備をするのを手伝ってもいい?」 私は、彼の右の乳首を唇で触れながら訊いた。

「何の準備をするの?」 声がかすれている。彼は、私の積極的な愛撫に、体をかすかに震わせていた。

「これから始まることが何であれ、その準備をするの」 わざと彼の勃起しかかっているペニスを見つめながら返事した。

「手伝ってもらわなくても、すでに準備できていると思うけど・・・でも君が手伝いたいと言うなら、君をやめさせたりはしないよ」

私は、誘惑的な笑みをして見せた。

「あなたが私をやめさせたいと思っても、それはできないんじゃないかしら? ミス・ビッキー?」

ビックという名の代わりに、ビッキーという名で彼を呼んだ。

「・・・ただリラックスして、すべてを私の手にゆだねなさい」

彼は視線を落として言った。「もうすでに、君の手にゆだねているも同然だと思う」

「そうね。・・・じゃあ、そこで待ってなさい」

私は、身をかがめ、化粧台の引き出しを開け、中から私が使っているピンク色の電気かみそりを出した。

「まずその前に、あなたは体毛が生えてきているから、その手入れをしなければいけないわね」 そう言って、電気かみそりのスイッチを入れた。

彼の乳首の周りから剃り始めた。そのまま、胸板全体を剃り、腹部へと降りた。それから、両腕を上げさせ、脇の下を剃った。恥丘の領域がその次。お尻の方はまだつるつるだったので、その次は、脚に集中して作業をした。長い脚に沿ってかみそりを上下に動かし、太ももの前面から内側にかけてゆっくりとかみそりを這わせながら、時々、彼の勃起に触れる。そうしていると、彼は再び、小さな喘ぎ声を上げ始めた。私は微笑んでいた。この振動する電気かみそりは、同時に2つの仕事をしているのだ。むだ毛を取り除く仕事と、振動で彼を興奮させる仕事。

失われたしとやかさ 4 (1) 

「失われたしとやかさ パート4」 Fall from Grace IV by Warner34

夫がゴルフ旅行に出かけてから2日目になっていました。この2日の間に、私は、酒に酔い、マリファナを吸ってハイになり、体を触られ、服を脱がされ、2本の大きな黒いペニスを吸わされ、その大きな黒ペニスにレイプされてしまったのです。何よりも恐ろしい現実は、最初は心の底から嫌悪していたにもかかわらず、後に、恥知らずにも、そのレイプを楽しんでしまった部分があることでした。ええ、分かっています。楽しんでしまった部分がある、どころではなく、大いに楽しんでしまったと言うべきでしょう。もはや、この出来事に関して、私は自分を誇れる部分がまったくなくなっていました。こんな風になってしまった私自身が嫌で嫌でたまらない。鏡で自分の姿を見ることすら辛くて、自然に泣き出してしまうのでした。

チレルとロバートは、帰り際に、私に体を洗い、後に彼らの部屋に来るよう言い残して行きました。2人が帰った後、私は妹に電話をしました。妹のジョイスは、いつも姉である私を尊敬してくれていて、これまで何度となく、様々なことについて私に助言を求めてくれていました。でも、今度は、私が彼女に助言を求める番になったのです。

電話をする前に、どのように話そうか、正確に決めておきたいと思いました。起きてしまったことをすべて話すことはできません。そんなことをしたら、妹の私に対するイメージにどんな変化が起きてしまうか、考えもつかなかったからです。妹はいつも私を尊敬し、歩むべき人生のモデルとしてくれているのです。妹は私をとても重んじてくれているのです。そのイメージを壊すことなどできません。

電話に出た妹の声を聴いただけで、その癒される声に、心が救われる思いでした。最初、いくらか世間話から始めました。ですが、ジョイスはすぐに私の声が震えていることに気づき、何かあったのかとしきりに訊いてきました。私は、あるトラブルに巻き込まれてしまったこと、そして今、脅迫を受けていることを話しました。妹は、脅迫してる男たちは何を求めているのか、と訊くので、お金を求めていると返事しました。

彼らは、私がお酒を飲んで酔っ払い、マリファナを吸っているビデオをどこからか見つけたらしく、お金を出さないと、そのビデオを、私たちの知り合いや、ご近所、そして身内にばら撒くと言っている、と話したのです。

嘘が混じっているにしても、困っている状況の話しをすることで、気持ちが落ち着くところがありました。私は、胸のつかえが取れ、とても安心したのか、私は言うべきでないことまで言ってしまったのかも知れません。相手が誰で、どこに住んでるのか。それも妹に話していました。

妹は心から心配してくれて、私が必要とするお金を全額、貸してくれると言いましたし、他に手助けできることがあれば、何でもしてくれると言ってくれました。

電話を切った後は、電話をする前に比べて何千倍も心が落ち着いていました。ですが、すぐに現実に戻されます。着替えをして、チレルたちの部屋に行かねばならなかったのです。そこに行ってしまったら、私の破滅が確実になってしまうと知っていながら。

報復 第1章 (5) 

「ジョン!」

スティーブは携帯電話に話しかけた。彼は目的もなく車を飛ばしていた。家には帰りたくなかった。帰り着く頃には、バーバラがいるはずだし、しばらく顔を合わせなければならないだろうから・・・少なくとも帰り着く頃には、バーバラが家にいるはずだ。今は分からない。ひょっとして今は、いまいましい相手の男とどこかに出かけているかもしれない。

「おう、スティービーちゃんじぇねえか」 

携帯電話の向こうジョンが大きな声で返事した。ジョンは、たいていの電話は話しが聞こえるのに十分な音量にセットされていることを信じていない人間の1人である。本気で、大きな声を出さなければ相手に聞こえないと信じているのであった。スティーブは、兄のジョンに電話をするたびに、音量を下げなければならなかった。

スティーブは、今回は「ちゃん」をつけて呼ばれたことに文句をつけないことにした。兄のジョンは、スティーブとは1歳2ヶ月しか違わない。だが、ことあるごとに、兄であることをスティーブに再認識させようとする。普段なら苛立たしい、そのジョンの言葉も、今日は心をなごませる。

「ジョン・・・」

スティーブの声が沈黙を破った。喉の奥から嗚咽の声が出かかり、なんとかして、それをこらえた。だがジョンは直ちに察知した。

「スティーブ、どうかしたのか!?」

ジョンの声が切迫したものに変わった。電話の後ろの騒音が、突然、数オーダーのレベルで減少した。午後5時半の地元ニュース報道の準備をしているテレビ局は、決して静かな場所ではない。ジョンはオフィスのドアを閉めたに違いない・・・このようなことは、彼がめったにしないことだ。スティーブは告白した。

「・・・バ、バーバラが浮気をしているようなんだ・・・」

電話の向こう、ジョンが悪態をつくのを聞きながらスティーブは深呼吸をした。少し気分が和らいだ。ジョンの発する悪態は何にもなっていない。だが、その悪態は、少なくとも、彼の兄が、これからどんなことが起きようと自分の側についてくれるということを知る手助けにはなってくれた。やがて、ジョンは4文字言葉に尽きたようだ。

「俺に何かできることはないか?」

「『オブザーバー』紙の日曜版に写真が出てる。その写真の全体像を見たいんだ。数センチのコラムの幅にトリミングした写真ではなく、写真の全体をぜひ見たい。その写真の写しを手に入れる方法があるかどうか、あるとしてどんな方法なのか知りたい。・・・できれば高画質の写しが欲しい」

ジョンはしばらく黙っていた。心臓の鼓動が聞こえそうだった。長い沈黙の後、ジョンが返事した。

「ああ、大丈夫だ、スティーブ。あの新聞社に俺の知ってる男がいる。俺に山ほど借りがあるやつだ。俺がいなかったら、そいつは今の職にはありつけなかったはずだ。まあとりあえず、そいつにちょっと迷惑をかけてやることにしよう。そして結果を待つと。それでいいか?」

スティーブは腹の辺りの不快な緊張がわずかにほぐれてくるのを感じた。自分の味方になって動いてくれる人がいる。

スティーブは写真が出ていた紙面の位置を伝えた。2日前の新聞であることも。

「今は何日前の新聞であってもまったく問題がないんだ。最近は、新聞業界ではすべてデジタル化して永久保存しているからな、ただ、その俺の友達は、探している新聞の原版を見つけられないかもしれないなあ・・・ただ、写真もデジタル化しているところに可能性があるな。今の新聞社のカメラマンは、昔の35ミリカメラに匹敵する性能を備えたハイエンドのデジタルカメラを使って取材しているんだ。まあ、どんなことができるか探ってみるよ。後で、その俺の知り合いと一緒に、そっちに行くから」

スティーブはジョンに感謝し、親指でボタンを押して、携帯を切った。

********


Drawer 引き出し (1) 

「Drawer 引き出し」 by deirdre

私は、それを見つめていた。ハロウィーン・パーティのため? そうじゃない。変な感じ。

「何を見てるの?」

私は跳ね飛びそうになった・・・マリアが部屋に入ってくる音が聞こえなかったのだ。

「わ、私・・・探してて・・・」 私は言いよどんだ。

マリアはにやりと笑みを見せた。

「で? 見つけたくないなあと思っていた物でも見つけてしまった?」

ちょっと安心した。・・・少なくともマリアは怒っていない。私が彼女のドレッサーの引き出しを覗いていたというのに。でも、私がどぎまぎしていたことには変わりがなかった。

「うろうろ覗きまわってたら、こんなものを見つけるなんて、思ってもいなかった?」 彼女はまだ微笑み続けていた。

ためらいがちに訊いてみた。

「これ、仮装パーティか何かで?」

写真だった。全身レザーの服を着たマリアが写っていた。体をぴっちり包む衣装。チョーカーもブレスレットもアンクレットも皮製。そして手にはムチを握っている。写真の中の彼女は笑顔じゃなかった。何かぞっとする気味悪い印象を与える写真だった。