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寝取られの輪 1 (14) 

外にはすでに男たちが3人いて椅子に座っていた。直径3メートルほどの輪の中、内側を向くように椅子が並んでいる。ブルースはできるだけ他の男たちとの間隔が離れた椅子に腰を降ろした。

「おめでとう!」 と20代に入ってそこそこと思われる若い男が彼に声をかけた。

「ありがとう。めでたいことなのかな、たぶん」 とブルース。

「あなたのメダル、逆向きになってますよ」 と若い男が言った。

「え?」 とブルースは胸元を見下ろした。

「メダルです。文字が見えるように表を向けなきゃいけないんですよ」

「おうっ」ブルースはメダルをひっくり返した。そこにはBCと文字が刻まれていた。

「これはどんな意味なんだろう」

「『寝取られ中』(Being Cuckolded)を表してると考える人もいるけど、本当は、『黒人に寝取られ中』(Black Cuckolded)を表してるんです」

ブルースは言葉が出なかった。

「僕の名前はジミーです」

「私はブルース」

「で、あなたの奥様は誰と一緒なんですか?」

「ジェイムズと言っていた」

「わあお! ラッキーですね」

どうしてジェイムズだとラッキーなんだ? ブルースには皆目見当もつかない。

「どうしてラッキーと?」

「なぜかって言うと、ジェイムズは、このグループでもトップ・スリーに入るんです。妻のジュリアと僕は5回通って、ようやく、妻はジェイムズと一緒になれたんですよ。あなたの場合は、今日が初めてなんでしょう?」

「ああ」

「それじゃあ、絶対またここに参加することになるでしょうね。奥様は、ものすごく満足するはず。大きいのが好きな奥様だといいですね。ジェイムズは信じられないほど大きいから」 

とジミーは両手を25センチほど空けて見せた。

「…奥様は、自分が死んでしまい、天国に登ってしまったと思うはず。いや、実際、本当にそうなりますよ。1週間ほど、まともに歩けなくなるかもしれない。でも、絶対に、奥様はあたなを連れて、ここに戻ってきます。それだけは確実」

「失礼だが、お歳を訊いてもよいですか?」

「僕は22歳で、ジュリアは21歳です」

「そんなに若いのに、すでにこの種の世界に入っている、と?」

「まあ、僕たちは運がよかっただけかもしれません。信じてくれるか分かりませんが、妻のおばがメンバーなんです。ともかく、そのおばさんが、どういうわけか僕たちをこのクラブに招待してくれた。僕は、これはスウィング・パーティみたいなものだろうと思っていたんですけどね」

「それで、あなたはこれでOKなのですか?」

「まあ、正直言いますと、最初は違いました。でも、ジュリアがあんまり喜ぶので、これをする価値があると思ったんです。それに、一度、妻が男たちの一人とするところを見る機会があったんですが、その時、ジュリアが喜ぶ理由が分かったんです。あ、そうだ、偶然にも、その時の相手がジェイムズでしたよ。彼を家に連れてきて、僕たちのベッドで妻としてもらったんですが、そのセックスは、それはもう、まったく見たこともないもので… なんと言うか、僕は衝撃を受けました。それにジュリアも狂いまくって。あんな妻の姿も初めてでしたね。それを見て、僕は自分たちが運がよいと思ったんです。妻は、二十代に入ったばかりという若さで、想像できる中で最高のセックスをしてもらっている。たいていの人は、もっと歳をとってから、そう、あなたぐらいの歳になってからでしょう。実際、一度入ったら、もう戻れなくなりますよ」



[2010/01/15] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

淫乱ママ 第1章 (2)  

夕食時、娘が友だちのところに泊まりに行くと言った。明日の朝は、その友だちのところから直接学校に行くと。すると、わたしは息子と二人だけになるってこと?

わたしはちょっと落ち着かなくなったので、リラックスしようと夕食を食べながらワインを何杯か飲むことにした。結局、ワインを1本空けてしまったのだけど。

娘が出て行った後、息子のトミーが、「そろそろ写真を撮りたいんだけど…」と言った。ワインのおかげですっかりリラックスしてたので、「いいわ。着替えてくるから」と答えた。「撮影はガレージでやるからね」と息子は言った。

ビキニに着替えた後、鏡を見た。心臓が止まりそう。こんなに身体が露出しているなんて。でも、勇気をふりしぼってバスローブを羽織り、廊下へ出た。

トミーは、すでにバイクのそばで待っていた。いくつか照明も用意してて、設置してある。その照明の中心にバイクがあった。

「ママ、僕は準備できてるよ。早くこっちに来て、バイクの前に立ってみて」

心臓をドキドキさせながらバイクの前に行った。まだ、本当にやるかどうか決心がついていない。

「さあ、ママ…そのローブ、脱がなきゃダメだよ」 トミーは無邪気そうにわたしを見て言った。

大きく深呼吸をして、ローブを脱ぎ捨てた。トミーが目を丸くして、息を止めてる。

確かに胸には自信がある。だいたい90センチでEカップ。このせいで、外に出かけると男の人にじろじろ見られてしまう。もちろん豊胸はしてないけど、垂れてもいない。

息子の視線はわたしの胸に集中。胸には小さな2枚の布切れだけ。小さすぎて上下左右にあまった胸肉がはみ出てる。それを息子が見ている。

ビキニの下の方も同じように困った形だった。三角の布であそこと恥丘のところは隠れていたけど、それだけ。その三角布を押さえている紐は、腰骨のところまで延びて、そこで結わえてある。でも股間にぴっちりと覆ってるので、かえって、わたしの恥丘の盛り上がりが見えているし、そこの真ん中のスジも見えている。

でも、その時は、アルコールのせいで、わたしはそのことを考えていなかった。むしろ、息子がわたしの写真を撮るのを喜んで興奮していたみたい。

「それで? どんなポーズになって欲しいの?」

「そのままでいいよ… 両腕を広げて… そう」

ポーズを取り、じっとしていると、息子は写真を撮り始めた。息子はシャッターを何回も押しながら、だんだんと私に近づいてくる。トミーはバイクが中心の写真を撮ってるんじゃなくって、わたしが中心に来てる写真を撮ってるんじゃないの?

「ママ? 片足をペダルに乗せて、後ろに反り返ってもらえる?」

息子の言うとおりにした。この格好だと、もちろん、脚を広げて、股間の部分をちょっと多く見せつける格好になる。それに、後ろに反り返ったら、上のビキニがずれ上がって、乳輪が見えてしまってるみたい。

息子を見ると、ますます目を大きくして、カメラもわたしの胸に向けていた。こんなことはやめなければいけないのだけど、酔って頭がくらくらしていたので、まともな考えができなくなっていた。

「ママ、完璧だよ… 腕は広げてて… いいよ… あ、いいことを思いついた!」

すでにわたしはかなり興奮していた。でも、それは表に出ないようにしていたつもり。

「バイクは安定してて倒れないようにしてるんだけど、バイクに乗ってくれるかな? 後ろ向きに乗って、背中を倒し、ガソリンタンクとハンドルに仰向けになって欲しいんだ。後ろ向きでバイクの上に横たわって欲しい」

どんな姿か、ちょっと想像してみた。これって、ちょっとイヤラシイ格好になりそう。脚を広げて仰向けになるわけでしょう? 想像しただけなのに、あそこが濡れてきてる。

「いいけど、でも、助けてくれなきゃ、ママ、乗れないわ」 と横目でバイクを見ながら言った。



[2010/01/15] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ポルノ・クイーンの誕生 最終章 (13) 

席に着き、食事を注文した後、私は言った。

「あなたがここで何をしてるのか知らないけど、あなたは私たちが一緒に座っているのを他の人が見てどう思うか、気になるんじゃなかったの?」

ビルは私の手を握った。「僕は君を僕の人生に取り戻そうとしているんだ、ステフィ… ここにいる他の人がどう思おうと、気にしない」

私はビルの言葉を信じたい気持だったけど、でも、彼は、また私と寝たいから、こんなことを言ってるだけかもしれない。彼と寝ることは、私も構わないけど、私たちの関係を隠したがるのはイヤだった。もし、私のことが本当に欲しいなら、二人だけのときばかりでなく、他人目があるところでも、その気持を示してもらわなければ気持がおさまらない。ビルは私の気持を察したようだった。私の手を取り、キスをし、食事が届くまで、ずっと握っていた。

食事の間、ビルは私が前日に撮影した写真を見たと言った。とても良くて、マークが、私は天性のものがあると言っていたと話してくれた。それを聞いて、マークもビルもあの写真を気に入ってくれたのを知り、心の中とても嬉しかった。二人ともたくさん写真やビデオを見てきているのを考慮すると、とても嬉しい褒め言葉だった。ビルが写真のことを話している間、私は顔を赤く染めていたと思う。

朝食を食べ終わると、マークがテーブルにやってきた。

「ステフィ? 君にちょっと3階に来て欲しい。ビルには、昨日撮ったテープを見てもらうよ。もちろん、その朝食を食べてからでいいけどね」

私はすでに食べ終えていたので、マークに、すぐに行きますと伝えた。ビルは、まだ完全には食べ終えていなかったけれど、彼も、すぐに取り掛かりますとマークに言った。

私が立ち上がり、マークとマリアの後について行こうとしたら、ビルは私の手を取り、止めた。それから彼も立ち上がり、私の前に来て、キスをした。食堂でたくさんの人がいる前で。

最初、私はビルの行動に驚いた。それから、彼は私のことを拒否したのだからと、彼から離れたいと思った。でも、1秒も経たないうちに、その気持は消えてなくなっていた。彼の甘く優しいキスにすべてを包み込まれていくように感じたから。私にできたことは、ビルに私からもキスを返すことだけ。どのくらいキスをしていたか分からない。実際は、そんなに長くなかったかもしれない。

キスを終えた後、ビルは私と一緒にエレベータへ向かった。そしてエレベータの前でもう一度キスをした。

私がエレベータに乗ると、ビルが訊いた。

「一緒にランチを食べてくれないか? マークがランチにしようと言ったら、僕のところに来てくれ。一緒に食べよう」

私は返事をしなかったけれど、ビルは私がそれに応じるのを確信していたと思う。

3階に着くと、エレベータのドア横の廊下にとても背が高く、とても逞しい体つきの男性が立っていた。エレベータから降りるとすぐに彼は私の名前を尋ね、手に持っていたクリップボードのリストにチェックマークを書き込んだ。後から知ったことだけど、彼はセキュリティ・ガードで、他にも3人いて、用のない人がセットに入ってこないよう警備しているのだった。

ガードの人は私の名前をチェックした後、廊下の奥の部屋へ行くよう指示した。その部屋の外には人がいっぱい立っていたので、そこで撮影が行われていると分かった。外で立っている人の大半は職人さんたちで、テイクの合間に様々な作業をしようと待っている人たちだった。

部屋に歩いていくとすぐに、マークが私を見かけて言った。

「君が来てくれてよかった。シーンのセットを組み立てている間、マリアに手を貸してあげてくれ」

マークが「誰かに手を貸してあげて」と言うときは、私に、その人へフラッファの仕事をしてやって欲しいと言っているのだった。彼は、他のフラッファにも私にも、とても敬意を持って接してくれる。何よりマークは紳士なのだ。


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デス・バイ・ファッキング 第5章 (7) 

「ひとつだけ。君たちには、今は…… あ、ちょっと待ってね」

僕はポケットからペンを取り出し、いつも持ち歩いている小さなメモ帳に書き始めた。僕には未だにちょっとガリ勉的な性質が残ってる。

「…ということは、君たちには、Eで始まる名前をした女の子が56人出てくることになるよね? そんなはずがないが…」

ドニーはディ・ディを見た。「彼、ディ・ディが思っているほど賢くないわね。私たちは代数的に増えているのであって、幾何級数的ではないの。それに、それを考えなくても、あなたの算数はダメよ。条件がすべて同じとして、私たちは世代ごとに倍になっているのであって、2乗になっているのではないの。今は双子4組、片割れになってしまったのが二人なので、D世代は10人。次のEで始まる名前の女の子は20人になるのよ」

僕は計算をやり直した。「ああ、そうだね。ごめん。何か、世界をジョアン・ウッドワードで充満させるようなマルサス風の人口爆発に直面してると勘違いしていたようだ。まあ、それも必ずしも悪いことではないけど、ポール・ニューマンの居場所がなくなっちゃうのは困るね。それに、僕のお願いだけど、どうか、エディスとエドナという名前だけは使わないでくれよ。いいね? ……でも、ちょっと待って。計算はそんなに単純かなあ? 君たちの家系は一世代あたり一回しか子供を生まないの?」

ドニーが答えた。「ええ。どの世代でも、女一人につき双子一組だけの状態が続いているわ。これまでずっとそうだったし、これからも変わらないと思う」

だんだん僕の理解を超える話しになってきた。僕はただのつまらないコンピュータ・オタクにすぎないのに。

「ということは、君たちも、それぞれ、いつかは双子の女の子を産むことになるということだよね。それで正しい?」

ディ・ディは少し不機嫌そうな顔をした。

「いいえ、アンドリュー。わたしたちの家系の女にも、若くして亡くなったり、いろんな理由で子供を生まない者が出てくるのは避けられないことよ。つい最近まで、私とドニーは、双子一族の中でも家の血統は私たちでおしまいにしようって、ほぼ決心を固めていたところだったの」

僕は、時々、話しをのみこむのが少し遅くなることがある。

「おお… じゃ、君たちは子供を生まないことにしていたというわけだね。ふーん。職業についてる女性には、そういう決心をする人が多いしね。……あ、でも、つい最近まで、って? 待ってくれ。ということは、君たちは最近、決心を変えたわけだ。やっぱり、子供をもうけることを考えていると。どうして、気持が変わったんだい?」

ディ・ディもドニーも、見るからに恥ずかしそうな顔をした。だが、二人は声を合わせて答えた。

「あなたのせいで」

僕は、デザートの「デス・バイ・チョコレート」のかなりの量を膝に落としてしまった。幸いにして、ディ・ディの手がそこにあって、うまく受けてくれた。

「僕のせい! 君たちが言ってると僕が思っていることを、君たちは本気で言ってると、そう考えていいの?」

ディ・ディは勇気をふりしぼったようだ。

「アンドリュー。あなたは私にいくつか言葉を言ったわ。それを聞いて、私は、あなたが私のことを未来を共にする人として見ていると思った。あなたは、同じ言葉を私にも言わせようとしたわ。それを言わせるために、私に拷問までかけた。ひどい人ね。ともかく、私がいま言っているのは、あなたは私だけと未来を共にすることはできないということ。私たちは、私とドニーの二人で一括取引商品になってるの」

僕は、ようやく、話しの全容をのみこみ始めていた。「ということは、君たちは結婚の話をしているということなんだね? すべて。そう?」

ドニーが答えた。

「そこまでは言ってないわ。ただ、そのことを遠い先にありえるかもしれないこととして考えて欲しいと言ってるだけ。ディ・ディは、その話題を持ち出すことすらできなかったの。私もその気になっていると知るまではね。アンドリュー? 私も乗り気になっているわ。あなたは、そういう関係の話しを聞いて嫌気がさしているかもしれない。私は、話を聞いたあなたが、勘定書を私たちに押し付けて、大声を上げながらレストランから駆け出していくのじゃないかと、半分、予想していたくらい。でも、私たちがどういう人間で、どういうことを求めているか、知って欲しかったの。私たちの求めに応じる気があるかどうか、それは、あなたにしか決められないことなのよ。私たちがあなたの要求を満たせるか、も」


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