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再生 (1) 

「再生」 Reborn by Mr_Owlow    http://www.literotica.com/s/reborn-4

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これは俺が生まれ変わった時の話しだ。それまで俺がどんな人生を送っていたか、いまははっきりとは覚えていない。だが、あの夜のこととその後の人生については鮮明に覚えている。

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あの夜、俺はとぼとぼ家へ歩いていた。少し酔っていた。

金曜日の夜。この週もオンナの子との出会いを求めてバーに行ったが、全然ダメだった。自分では、そんなにひどいルックスではないと思っている。35歳。ちょっと太り気味だが、背は高いし、肩幅も広く、がっちりした体格だ。男らしい角ばった顎の顔で、よく手入れした顎ひげが自慢だ。

妻に逃げられてからの1ヵ月、俺は毎週、週末は飲みに出かけていた。誰か俺の孤独を癒してくれる人、できれば俺のベッドを温めてくれる人との出会いを求めてだ。俺は、元妻と出会う前は、女の子を引っかけるのがかなり上手かったのを覚えている。それがどういうわけか、いまは全然ダメだ。毎週、毎週、三振の連続なのだ。

多分、これはあの時の光景をしょっちゅう思い出すことと関係があるのかもしれない。俺が家に帰った時、俺の妻が人生最高クラスのオーガズムに達しているのを見た時のことだ。あんなオーガズム、俺には決して与えられないだろう。それほど高レベルの快感に喘いでいる妻の姿。しかも相手は隣の家族の20歳になる娘だった。その娘に股間をむさぼられ、息も絶え絶えになりつつ悶え狂っていた。

こういう話しは、妄想を掻きたてられると感じる人もいるだろうが、俺の場合はダメだった。俺のサラが、他の人にいかされてるのを見ただけで、俺は膝から力が抜けて、がっくり来てしまった。いまだに、そのショックから立ちあがろうともがいている状態なのである。

あの時の光景がしょっちゅうフラッシュバックしてくる。そういう時の俺自身がどんな顔をしているか、自分では想像しかできないが、かなり恐ろしい顔になっているのは確かで、そのせいで、女の子たちが恐れをなして、逃げてしまうのではないか。そう思っている。

玄関前のポーチを上がり、ドアを開けた。だが、家の中に入って驚いた。廊下のつきあたりの裏窓が開いていて、そこから誰かが歩いたような泥や吐いたものがずるずると伸びて浴室に続いていたのである。

「こんちきしょう!」

俺は大きな声で毒づき、玄関ドアを思い切り強く閉めた。そして、クローゼットに行って9番アイアンを取り、浴室に向かった。どこのバカ者か知らんが、ぶちのめしてやろうと思った。酒に酔っていなかったら、たぶん警察を呼んだだろうが、この時の俺は酔っていたし、怒っていたし、悲しんでもいた。泥棒なら、俺の怒りをぶちまけても合法的だろうし、格好の標的だ。

浴室のドアを勢いよく開け、「この野郎!」と怒鳴り、ゴルフクラブを振り上げた。

そこに見たモノに驚き、困惑したが、それも一瞬のことで、次の瞬間、俺の手からクラブがもぎ取られ、何か肉っぽいピンク色のモノにぐいっと引っぱられたのだった。

突然、俺の身体全体が透明なピンクのジェルに包まれていた。そして、俺の鼻孔にそのジェルがじわじわと入ってくる。俺はパニックになり、暴れ出した。

手足をばたばたさせたが、両腕、両脚を何かに掴まれ、いともたやすく身動きできなくされた。ピンクのジェル越しに手足を見ると、紫色の触手が俺の腕と脚に巻きついているではないか。

しかもさらに別の触手も伸びてくる。2本の細い巻きひげのようなものが鼻に入ってきて、急に呼吸ができるようになった。確かに、これでパニック状態は若干収まったと言える。「溺れて窒息死する!」の状態から、「なんてこった、生きたまま食い殺される!」の状態に変わったということだ。これならほんの少しだけだが、制御できるかもしれない。

触手が俺の脚を這いあがってきた。ジーパンを履いていたが、簡単にビリビリ破かれていく。靴もシャツも下着も、すぐ後に同じように破かれてしまい、あっという間に俺は素っ裸にされていた。裸のままピンク色のドロドロに浮かんでいる。

この触手どもは俺の身体を這いまわったが、これが何とも居心地が悪い。何と言うか、肌をずるずると撫でまわし、明らかに俺を興奮させようとしているような愛撫をしてくるのだ。俺は触手にレイプされるのか? そういうのは日本人の女子高生に起きることだろう。俺のような身体のデカイ、アメリカ人の男は対象外だろう! 違うのか!

だがだ、まさにそんなことがこの俺に起きているのだった。また新しい触手の一群が俺の前に出てきた。腕や脚を押さえつけ、撫でまわしているヤツとは別の集団だ。

そのうちの2本には、先端に大きな吸引カップがついていて、俺の胸に直進してきて吸いついた。まるで赤ん坊がおっぱいを吸うように、はむはむと吸っている。何か小さな口のような感じのものが俺の乳首を吸い、舐めていた。これが奇妙なほど気持ちいい。恥ずかしいが、ペニスが勃起し始めているのに気がついた。

3本目の触手は、恐ろしいほど太いペニスのような形をしていて、俺の口に近づいていた。先端で俺の唇をなぞり、中に入ろうとしている。俺は頭を左右に振って、決して入れまいと、唇を固く結んだ。

だが、その時、また別の触手が出てきて、先端の口を開き、俺のペニスを丸ごと根元まで飲み込んだのだった。信じられないような快感が襲ってきて、俺は思わず口を開き喘ぎ声を上げた。口に入ろうとしていた触手は、その隙を狙って、俺の口に入ってきた。


[2013/05/30] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 最終章 (8) 


アンジーは、まるでこの質問が出るのを待っていたかのように、パッと顔を明るくさせた。

「選択肢は3つあるわ。一つは離婚すること。私はこの選択肢には反対。あなたも反対してくれるといいと思っている。2つ目の選択肢は、このままの生活を続けること。あなたは、夫としての仕事は本物の男性に明け渡して、寝取られ夫として生きていく」

「本物の男性というのはダンのことを言ってるんだね?」

「その道を進むとすると、ダンがその一人になるわね。私は他の男たちとも付き合うかもしれないわ。でも、その場合も私たちのことを秘密にはしないつもり。あなたが気に入ろうが気に入るまいが、私は、うちの寝室で男たちをもてなすつもりよ。それに、男たちに、あなたが私の夫だと教えるし、どうして私が他の男が必要なのかも教えるつもり。男たちにヤッテもらって、あそこをスペルマでいっぱいにしてもらった後は、もちろんあなたを寝室に呼び出して、男たちが見ている前で舐め清めてもらうつもり」

「そんな、何て意地悪なことを…」

「あら、それで終わりじゃないわよ。あなたは寝取られ夫なわけだから、私とのセックスもなしになるの。と同時に、あなたは前のように男物の服しか着てはいけないようになる。さらに、私がいる時でなければ、どんな性行為も控えるように要求するつもりよ。となると、あなたにできることは、私の前でオナニーすることだけになるわね。それに、言っておくけど、私、そのオナニーもあなたが全然楽しめないようにさせるつもりよ」

二つ目の選択肢はまったく好きになれなかった。それなら、むしろ一つ目の選択肢の方がずっと良いように思えた。

「それで、第3の選択肢は?」

アンジーが急に元気を増すのが見えた。僕の手を握って話し始めた。

「3つ目の選択肢が私たち二人にとってベストだと思っているの。三つ目の選択肢はというと、私たちレズビアンの恋人同士になるのよ。まず、手始めに、あなたの女性化を次のレベルに上げようと思うの」

「次のレベルってどういう意味?」 僕は話しを聞く前から、この選択肢がいいと思い始めていた。少なくとも、これなら、ふたりは一緒でいられる。

「もうすでに始めていることだけど、それをスピードアップすること」

アンジーはそう言って、身を乗り出し、僕の胸を握った。余分な脂肪がついたと思っている、僕の胸肉を。

「これをもっと大きくするの。そうなったら、もう男性服は着れないわ。あなたには女性服だけ」

僕の胸に起きてることにアンジーが関係しているのを知り、ショックを受けた。

「ちょ、ちょっと待って。すでに始めたことをスピードアップするって、どういうこと?」

アンジーはにっこり笑って、はにかむような顔で言った。

「この4カ月ほど、あなたに女性ホルモンを与え続けてきたの。とうとう、その効果が見えてきたところ。ダンも、あなたに可愛いおっぱいができてるのに気づいたわよ」

再び唖然とした。彼女がそんなことをしてたなんて、全然、気づかなかった。

「ど、どうやって? それに、なぜそんなことを?」

「どうやって、というのはとても簡単。あなたのコーヒーのクリーマーにホルモンを入れてきたの。どうして、私があれを特別クリーマーって呼んできたか分かる? なぜの方の質問には、あなたを愛しているからというのが答え。私と別れてほしくないの。いつまでもあなたと一緒にいて、愛し合っていたいから。シーメールの彼女としてね。それに、あなたには男たちとも愛し合ってほしいの。外に出かけて、男と付き合うたび、あなたにはそんな人いないのにと思って、いつも罪悪感を感じていたわ。だから…」

アンジーは僕の胸を愛撫しながら、興奮して語り続けた。

「どうして僕に男と付き合ってほしいなんて? 僕がゲイじゃないって、君も知ってるのに!」

アンジーは、やれやれと言わんばかりに両手を宙にあげた。

「それを言うの、お願いだからやめてくれない? もちろん、あなたがゲイじゃないのは知ってるわ。あなたがゲイだったら、そもそも私を愛したり、私のあそこを舐めたりできないでしょう?」

「じゃあ、どうして僕に男と愛し合ってほしいと言うのか分からないよ。これって、僕のペニスが小さすぎることに対する何かの懲罰なの?」

そう問う自分の声に、再び苛立ちの色が混じっていることに気がついた。

アンジーも再び怒りだしているようだった。

「ジャック! ちゃんと現実から目を逸らさないで! あなたは、どんな女にとっても、魅力的な存在には見えないの。まあ、あなたのような男に落ち着いちゃう女はいるかもしれないけどね。あなたのようなちっちゃな代物しかもっていない男と一緒になってしまうような女。でも、そんな女たちは決して幸せになれないわ。どんどんくすんで行くだけよ」

「世の中、大きなペニスを持った男を求める女ばかりじゃないよ」

アンジーは高笑いした。

「アハハ! ひょっとすると、あなたでも、本物の男を知らない女を見つけることはできるかもね。でも、あなたは自分が男として不十分なことをいつも思い知らされることになるのよ。あなたは、あの細くてちっちゃなモノをその女に突っ込むたびに、自分はこの女に本物の味を味わわせていないって思い知らされることになるのよ」

もちろんアンジーの言うとおりだった。でも、どうして、こんな言い方をするのだろう。こんな傷口に塩を擦りこむような言い方をしなくてもいいのに。

「どうして、そんなに意地悪なんだ。もし僕のことがいらないなら、さっさと離婚して、好きにすればいいじゃないか」


[2013/05/30] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

裏切り 第7章 (11:終) 

どのくらい我慢できたか分からない。それに、私のどこに、そんなに我慢できる力が残っていたかも分からない。私の上の口と下の口を攻撃していたペニスが、それぞれ矢継ぎ早に噴射を始めた。どちらも爆発的な激しい射精だった。私は口の筋肉と括約筋を使って、どちらからも一滴残さずミルクを絞り取った。

長い射精だったけれど、ようやく二本ともすべてを出し切り、柔らかくなっていった。私は、その後この集まりの中の最後に残ったメンバーに意識を集中させた。

何かテレパシーと言ってもよいようなことがあった。あるいは、ただ視線が会っただけと言えることなのかもしれない。男たちの手が伸びてきて、魅惑的なラテン娘の身体を抱えあげ、私のクリトリスの上に乗せたのだった。彼女はソファの横の床から抱え上げられたと気づく間もなく、私のクリトリスで貫かれていたと言える。

アンジーのそこは口を広げ、びちゃびちゃだった。とは言え、痛いほど勃起していた私のクリトリスから快感を得られないほど広がり、濡れていたわけではない。

快感をむさぼる。アンジーはまさに私から快感をむさぼった。死人も目が覚めるほど大きな声をあげてむさぼっていた。男の一人に乳首を吸われ、もう一人に口を吸われていたが、そのことも彼女の興奮状態に大きく関係していたと言える。

アンジーは、絶頂に達し、身体をぶるぶると震わせた。発作になったように激しく震わせた。彼女の目を見ることはできなかったけれど、あの様子から、アンジーは失神寸前のように眼球が上にあがり、白目になっていただろうし、キスで口を塞がれていなかったら、彼女の声は隣の街にも聞こえていたことだろう。

私はロブとジム、そしてアンジーに、いろんな点でありがとうと感謝を言い、おやすみなさいと告げた。ロブとジムは泊っていくように懇願していたけれど、私は明日は忙しくなりそうだからと、丁寧に断った。

二人は、私が「職務上の義務」を超えて努力したことを考えて、明日の仕事開始を普通より遅らせてくれたし、仕事を始める前にアンジーと連絡をとれるようにしてくれた。

そのアンジーに横に引っぱられ、この上なくディープなキスをされた。まるで頭の中身が外に出そうなほど、舌を強く吸われた。

「大丈夫?」 と心配そうな声でアンジーは私のことを気づかった。

私は頭を横に傾け、おどけた表情をして見せた。

「『大丈夫』の定義によるけど…。ある意味ではもう二度と『大丈夫』には戻れないと思う。回復すると思うけど。これからは、一回につき丸一日は見越しておかないといけないと思わない?」

アンジーはまた私にキスをした。彼女の笑顔は夜の闇も明るく照らす。

「上手な返事ね。この10分の間にあなたに言っていなかったとしたら、念のために言っておくけど、あなた最高だったわ。電話をくれる?」

私は思わず笑ってしまった。

「いいえ」 と真面目な声を出して答えた。「このことがあった後だから、私は全部投げ出し、長距離トラックの運転手にでもなって、孤独な人生を送らなければいけないと思う」

彼女のこぶしが私の肩に当たる前に、それを受けとめ、手の甲にキスをした。

「ちゃんと電話するから。電話しなくちゃいけないもの。そうしなかったら、どうやって仕事を片付けられるの?」

「その通りよ!」 とアンジーは大きな声で言った。

片づけなくてはいけない仕事…。この会話で、私はとても重要な仕事が残っているのを思い出した。

深夜のこの時間にタクシーを捕まえるのは、運の面もあるけど、どこからタクシーを呼ぶかによる面が大きい。ビッグ・ジョン(参考)の玄関前にいる客を乗せるのをためらう運転手はいない。運転手はレイクビューという行き先を聞いて乗り気ではなかったが、ユリシーズ・グラント(参考)はどんな場合でも強力な説得力を持っている。高級マンションからレイクビュー行きと聞いて、運転手は、私のことをエッチなデートをしてきた売春婦に思ったかもしれない。まあ、そう言っても、完全に不正確というわけでもない。

ともかく、ダイアナに話さないなどという可能性は考えてもいなかった。たとえ結果がどうなろうとも、すべてを話すつもりでいた。私自身に降りかかった過ちと同じ過ちを犯すつもりはなかった。ジェフ・ゴールドブラムと失われた過去の世界のことが、ほぼ自動的にフラッシュバックした。

「いや、あなたは、まったく新しい過ちを犯そうとしているのよ」

タクシーが角を曲がったとき、ダイアナの住処の建物から背の高い人が降りてきて、反対の方向へ進むのが見えた。その人物の流れるような歩き方に、どこか記憶を呼び寄せるところがあった。でも、私はそれを無視し、運転手におかねを払い、階段へと急いだ。

運がいい。ダイアナの建物は古い。玄関のドアは空圧式ではなく、水圧式だった。2月の寒気では、中の液体が固形油ほどの粘着性を持っていたに違いない。ドアのかんぬきが降りる前に、ドアを掴むことができた。よかった! 呼び鈴を鳴らさなくてすむ。

階段を駆け上がり、ダイアナのマンションのドアを叩いた。ドアが開いたが、ダイアナは泣いていた。その泣き顔が、すぐに恐怖の顔に変わった。まるで幽霊を見たような顔になった。

ベッドが乱れていたし、彼女のナイトガウンも乱れていた。あの立ち去った人物が偶然ではなかったと思った。まあ、私自身もそんなに清廉潔白なわけではなかったけれど、それでも、あの男がダイアナを傷つけたことを思い、私も傷つき、そして怒りを感じた。でも、詳細をしつこく聞きだして間違った足で踏み出すことはしたくなかった。ダイアナとあの男の詳細など私には関係ないことなのだから。

「あ、あなた、まずは呼び鈴を鳴らすべきよ」とダイアナは鼻をすすりながら言った。

「何時間も前に電話すべきだったね」と言い、彼女をベッドに押し倒し、キスをした。「これから、できる限りのことをして君に償いをしなければいけないの。今回は、私が話す番」

私は深みに嵌まっているとすでに言っただろうか? シカゴ市の道路管理局に電話して。今回は、たくさん掻きださないといけないみたいだから…

つづく


[2013/05/30] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 最終章 (7) 

「どうして? 僕たちの結婚前から君とダンが愛し合っていたなら、そもそも、どうして僕と付き合いを始めたんだ? なぜダンと結婚しなかったの? 結婚までとは言わずとも、同棲したら良かったじゃないか。どうして僕を巻き込んだんだ?」

「まず最初の質問に答えると、ダンには奥さんがいるの。二つ目の質問には、私はあなたが大好きになったのが答え。法律事務所のあの資料室であなたと出会ったあの日、私、あなたのこととてもキュートだと思ったわ。あなたの私への接し方も大好きだった。バーに一緒に行っても、あなたは決してその状況を利用して私に手を出したりしなかった。あなたはいつも完全に紳士的に振舞っていた。それからの3ヶ月、あなたはこれ以上ないというほど、完璧に振舞っていたわ。だからケルト祭りに一緒に行ったときには、すでに私はあなたにぞっこんになっていたの」

僕はどういうことなのか状況を理解しようと、質問した。

「ダンの奥さんは、君たちがずっと付き合ってることを知ってるの?」

「いいえ。ダンの奥さんは、8年前から医療施設に入っているのよ。多分、施設からは出てこれないでしょう。ダンは、世間体のことを考えると奥さんと離婚はできないし」

アンジーの声にはちょっと悲しみを感じているような雰囲気があった。

「でも、本当に分からないのは、どうして、僕と結婚した後もダンと会っているのかだ。たいていの人は結婚したら、他の人と会うのをやめるものだよ。少なくとも、何年間かは…」

アンジーは僕の声に怒りがこもっているのを察知したと思う。

アンジーは目を逸らして言った。「どうして私がダンと会い続けているか、その理由は知らない方がいいと思うわ」

僕は苛立ちを感じながら言った。「アンジー。話すんだ。君は軽はずみな10代の娘じゃあるまいし、僕に結婚を申し込んだときに、自分で何をしているか分かっていたはずだよ。あの時ですら、君はダンとヤリまくっていたんだろ?」

「ええ、そうよ! あの時もヤリまくっていたわ。というか、彼にヤリまくられていたと言うのが正確だけどね」 アンジーは明らかに怒っていた。「本当にわけを知りたいなら話すけど、あなたは、私の答えを気に入らないと思うわよ」

僕は、この話し合いをクールダウンしたいと思った。互いに大声で罵りあっても、ほとんど良いことはないだろう。僕はできる限り落ち着いた声になって言った。

「君は僕を好きになったと言ったし、僕も君が好きになったのも事実だ。ふたりは愛し合っているんだ。だから、もし、僕たちの関係で何か問題があるとしたら、それをふたりで解決しようよ」

アンジーも落ち着きを取り戻したようだった。

「私たちの関係は、ほとんど完璧だわ。一つも変える必要はないと思うの。私がダンの元に戻ってしまう理由は一つだけ。でもそれは変えることができないこと。だから、私たちは、いわば手詰まり状態にあるの」

アンジーの言う問題が何であるか、僕には分かっていた。そして、それを修復する方法もないというのはアンジーの言うとおりだった。

「僕のペニスの大きさ。それなのか?」

アンジーはほとんど笑い出しそうになっていたが、何とか堪えたようだった。

「あなたの脚の間にあるあの小さなモノをそう呼びたいなら、ええ、そうよ。あなたが気づいていたかどうか分からないけど、私は一度もあなたのアレをペニスと呼んだこともおちんちんと呼んだこともないわ。ダンにはちゃんとペニスがある。大きくて太くて、私をイカせることができるおちんちんが、ちゃんとあるわ…

「…でもね、あなたの小さいアレが入ってきても、私、ほとんど感じられないの。少しでもあなたに挿入していると実感してもらうためには、私の方から筋肉を使って締めつけなくちゃいけないのよ。でもね、それって大変だし、身体が痛くなってしまうの。だから快感なんて全然感じない…

「…現実をちゃんと見据えましょう、ジャック。あなたとの性交は、1本指でされているようなもの。それが私にとっての現実。もっとも指なら少なくともクリトリスも擦れるから、イクことはできるけど。あなたのアレではダメ」

「すまないが、これでも最善の努力はしているんだ」 と僕は憮然として言った。

アンジーは頷いた。「ええ、可愛い子ちゃん、あなたが努力しているのは知っているわ。でも悲しいことに、それでは充分でないのよ。誤解しないでね、あなたは素敵な人で、大好きなの。でもあなたの小さなアレはがっかりなの。あなたのアレは小さすぎて私を満足させられないばかりでなく、あなたにはダンのようなスタミナもない。他のことは何もかも素敵なのよ。舌やお口を使って私に何度も素敵なオーガズムを与えてくれた。でも、私が本物のおちんちんを欲しくなった時はダメなの。あなたには適切なものが備わっていないのよ」

これまでの人生でこんなに気落ちしたことはなかった。うつむいてテーブルを見つめながら僕は言った。

「じゃあどうしたらいいの? 僕は自分の身体は変えられない…」


[2013/05/24] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

デス・バイ・ファッキング 第15章 (14) 

エマの話し

すごーい! パパが司法長官の頭の中をいじってほしいと言ってる。こういう仕事をさせてくれて嬉しい。どのみち、パパに言われなくてもやっちゃうけど、パパが許してくれるなら、その方がいいし。

まずは司法省のコンピュータに侵入する必要がある。でも、これは簡単。というか、もう、あそこのコンピュータの大半はすでに探り回ってあるから。面白いから、ときどきそこのデータを書き換えているし。数字にゼロを三つ加えると、百万を十億に変えられるって知ってた? ボツワナは今年は穀物の大豊作になるかも。

エマは絶対足跡を残さないの。それはマズイから。安全のために、防衛省に侵入するときは、必ず、私のコンピュータが国務省にあるように見せかけてるわ。逆に国務省に侵入するときは、防衛省にあるように見せかけてる。

テレビで見たけど、防衛省と国務省は仲が悪いみたい。両省の間にケンカの火種をまくのもいいかも。そうなったら面白そう。

司法長官のコンピュータにはイケナイものが入ってのるかなあ。どんなものがイケナイものか、エマは知ってるわ。パパがネットでブロックしようとしているモノがそれ。パパったら…。エマは、パパにはブロックが効いていると思わせているの。でも、そもそも、どうしてパパがアレをブロックしたのか分からないわ。どうせ、エマはあんなの見ないもの。バカみたいだから。

でも、多分、司法長官はそういうイケナイものをダウンロードするのが好きなのかもね。逆に、こっちからあの人のパソコンにイケナイものを送り込んでもいいかもしれないわ。多分、司法長官のことだから大喜びすると思うし。

でも、送り込んでも、教えない方がいいかも。ダウンロードを暗号化して置いておいて、「司法長官の資料」というフォールダのとこに隠しておく。でも、その暗号は簡単に破れるようにしておくの。誰かが、そのコンピュータに悪い物が隠されてないか探しに来る時のために。

そのイケナイものをダウンロードして、メールをあっちこっちに送ることにしようっと。そのメールで、人が司法長官のオフィスに集まっている時に、司法長官のパソコンのディスプレーに何か変なのが映ると教えるの。もちろんメールには送り手の名前が出ないようにしておく。だけど、誰かが本気で解明しようとしたら、メールが司法省の他のパソコンから送られたものだと分かるようにもしておくの。

そのメール、新聞社やテレビ局にも送っておくべきかもしれない。ただ、パパは、政府は報道メディアを支配下に収めているって言ってたなあ。でも、報道の人も、こういうメール見たいんじゃないかなあ。ともかく、メールが報道の人たちの目に触れるようにしておこうっと。


[2013/05/24] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 最終章 (6) 


翌朝、目が覚めた時、私はベッドの真ん中にいるのに気づいた。しかも、まるで一夜を過ごした後の恋人同士のように、私はダンの腕に包まれ、彼の胸板に頭を乗せて横寝になっていた。後ろを見ると、アンジーはベッドにはいなかった。最初、アンジーはどこに行ったのだろうと不思議に思ったけれど、時計を見ると9時半になっているのに気がついた。アンジーは普段から土曜日は早起きする。もう起きていて当然だと思った。

それにしても、自分がダンにすがりつくようにして眠っていたことに驚いた。そもそも、ダンはここにいるはずではないと思った。この時間ならもう帰っているはずなのにどうして?

それにもう一つ、どうして私はアンジーでなく、ダンにすがりついているのだろう? おそらく、最初はアンジーと抱き合って眠っていたのだろうけど、彼女が起きた後、自然と寝返りをうち、ダンに抱きついたのだろうと思った。

でも、正直に告白すると、彼の腕に包まれているのは気持ちよいと感じていた。自分が守られているような気持ちになり、そしてどういうわけか、そのような感覚が不思議な幸福感をもたらしていた。もっと言えば、ずっとそうしていたいと思いたくなるほど。でも、いつまでもそうしていてはいけないとも思った。少なくとも、ダンに抱かれているところをアンジーには見られたくないと思った。

私はベッドからすり抜け、新しいナイトガウンとそれにマッチした下着、それにローブを掴んでバスルームへ入った。シャワーを浴びたかったし、自分でエネマもしなければと思った。いまの私のあそこの中にはダンのスペルマが残っているのは確かだから。

素早くシャワーを浴びた後、コーヒーを飲みに階下に降りた。そしてアンジーの姿を見つけたのだった。キッチン・テーブルに座って新聞を読んでいる。

私が近づくと彼女は笑顔で言った。

「おはよう。コーヒーができているわ。自分で注いで、ここに来て一緒に飲みましょ。あなたの特別クリームはここに用意してあるから」

アンジー自身はコーヒーには牛乳と決めていて他は受けつけない。なのでクリームのことを私の特別クリームと呼んでいる。それにフレンチ・バニラ風の風味である点でも特別だった。アンジーは、これは彼女には甘すぎると言っていた。

コーヒーを注いで、テーブルに向かった。そして、前夜に何もなかったかのように、ふたり普通にキスをした。

私は昨夜のことをアンジーが悪く取っているのではないかと、ちょっと心配していた。ダンとセックスしたことではない。あれは強制されてしたことだから。そうではなくて、私があのセックスで快楽に狂ったことにアンジーが気を悪くしているのではないかと思っていた。確かに、私は喜び楽しんだ。だけれど、もう二度とあのようになってはいけないとも思っていた。

アンジーはキスをしながら片手を私のお尻にあて、左側の尻頬を握って、ぎゅぎゅっと握った。これは珍しいことではなく、初めて私たちが結ばれた夜以来、彼女がしてきていることだった。これは、アンジーがすべて問題ないと思っている時にする合図だと理解している。

腰を降ろすと、アンジーは私のコーヒーに特別クリームを注ぎ、そして言った。

「そろそろ、私たち、女同士のお話しあいをする時期だと思うの。これからあなたに、あなたが理解できないかもしれないことを話すわ。いくつか、あなたが不快に思うことも言うかもしれない。でも、私たち、持ち札を全部テーブルに出さなくちゃいけないと思うから」

昨夜のことだと思い、すーっと意識がジャックに戻るのを感じた。

「昨日の夜のことについてだったら、何と説明してよいか分からない。でも、僕がゲイではないのは君も知っているはず…」

そこまで言ったところで、アンジーは僕の唇に指をあて、僕を黙らせた。

「昨日の夜のことだけじゃないわ、可愛い子ちゃん……」

アンジーが僕のことを可愛い子ちゃんと呼んだのは、これが初めてだった。奇妙に思ったけれど、それに口を挟むのはやめた。話しの続きを聞きたかったから。

「…それにあなただけのことでもないの。私、これまでずっと長い間あなたに不誠実だったのよ。そろそろ、潔く白状する時期かと思って…」

「不誠実って、どんな…」

何を言われても許すつもりではいたけど、訊いてみた。

「たくさんあるわ。でも大半はダンについて…。昨夜の私たちの振舞いから、あなたも気づいたはずよ。ダンについて私が言ったことは本当ではなかったと。ええ、確かに私はダンを切望している。それは本当。でも彼は一度も私を虐待したことはないの」

「どうして? 僕は、君とダンのことをあの家の窓から見たんだよ。それにこの家でもダンはずいぶん君に虐待的だったじゃないか」

「それは全部、あなたのための演技だったの。この状況を私がコントロールできないでいるとあなたに思いこませるための演技。私が他の男と情事を重ねてると知ったら、あなた、対処できなくなって暴走すると思ったから。実際、私が思った通りになったでしょう? あなたは自暴自棄になってあんなふうに私から逃げて行った」 アンジーは僕の手を握りながら言った。

「あの窓から見たんだ。あれは決して愛し合っているようには見えなかった。まるで、ダンが君のことを安淫売のように扱っているとしか見えなかった」

「スパイをするにはお粗末だったのよ。あの日、私はオフィスから出た時あなたを見かけていたの。バンのサイドの窓は黒塗りだったかもしれないけど、フロント・ウインドウは透明なのよ。あの家の前に車を止めた時もあなたがいたのを見ていたし、家の中でも窓の外にあなたが立っていたのを見ていたの。実際、あのシーンはあなたのためにダンと演技して見せていたのよ」

「ダンと付き合ってどのくらいなんだ?」

「もう5年になるわね」

僕は愕然とした。


[2013/05/23] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第7章 (46) 

睾丸がジンジンしてきて、つま先から頭まで背骨に電流が走っている感じだった。このままだと気絶してしまうんじゃないかと思ったとき、ケイトがミセス・グラフの頭を引いて、俺のペニスを口から抜かせた。

目を降ろすと、ケイトがミセス・グラフの顔にまたがっていた。頭を少し後ろに傾けさせ、そのまま押さえている。

「口を開けなさい」 とケイトはかすれ声でミセス・グラフに命令し、開いてる手で俺のペニスを握った。

そしてケイトは俺の目を見上げながら、ペニスを速くしごき始めた。ケイトの手つきが堪らない。ケイトは俺に顔射をさせるつもりなのだろう。

「ご主人様のミルクを飲むのよ、いいわね?」

「はい」

ふたりのそのやり取りだけで充分だった。睾丸がきゅうっと収縮を始めるのを感じた。

「ぐはぁぁぁ!」

第1発目の痙攣が起こり、肉棒の中、精液が駆けあがってくるのを感じた。

最初の噴射が起こり、ミセス・グラフの口と鼻、そして額に命中した。白濁の紐が目と頬にかかる。続いて二発目が飛び出した。

ケイトはミセス・グラフの頭を少し前に傾けた。二発目の白濁が上唇にかかり、歯を伝って口の中に入っていく。引き続き何発も射精が続き、ミセス・グラフの顔面をどんどんコーティングしていった。ケイトはミセス・グラフの顔をさらに持ち上げ、俺のペニスの一部を口に入れさせた。

とうとう、射精が終わり、俺は身体の緊張をほぐした。まだ勃起したままのペニスが、ミセス・グラフの乳房の間に横たわり、休息している。顔射されたミセス・グラフの顔を見て、俺はこんなに出したのかと、驚いた。ケイトはいまだにヒクヒクしている俺のペニスから手を離し、ゆっくりと身体を前に傾け、ミセス・グラフの唇に唇を重ねた。

二人は唇を重ねたものの、すぐに唇は離れた。むしろ互いに舌を突き出して、絡め合わせるところを見せるためにそうしているようだった。この二人の熟れた美女が、舌を絡めあい、俺が出したスペルマを味わっているのを見て、再び勃起が始まってくる。ふたりは何度かキスをした後、ケイトが立ちあがった。

「あなた、この奴隷が出してる蜜の味を味わってみたいんじゃない?」 ケイトは淫猥な表情を目に浮かべながら訊いた。

「ああ」 と俺は返事し、片脚をあげ、祭壇からぴょんと飛び降りた。

ケイトは俺をテーブルの端に連れて行き、ミセス・グラフの脚の間に来るようにさせた。俺がひざまずくと、ケイトも並んでひざまずいた。ミセス・グラフの股間から生々しいセックスの匂いがしてくる。それというのも、ミセス・グラフの女陰が、ケイトがディルドでやった時の形そのままにトンネル状の形をとどめていたからだ。だが、それより驚いたことは、さっきまでケイトの首の周りにあったはずの真珠のネックレスが、いまはミセス・グラフの膣の中にあったことだった。

「どう、ジャスティン? 彼女、綺麗なおまんこしているでしょ?」 ケイトはそう言いながら、俺の後頭部に手を添え、顔を近づけさせた。

「さあ、ジャスティン。あなたの新しい奴隷よ。どんな味か味わってみて」

俺は蜜が滴る女陰に軽くキスをした。

まずは割れ目の上から下までゆっくりと舌を這わせた。それを受けて、自然に腰が上下に動き始めた。さらに舌で擦るようにして這わせると、ミセス・グラフはうっとりとした声をあげた。

「ああ、いいわ、ジャスティン…」 

塩味のする愛液は、陶酔するような効果を俺にもたらした。まるで、何かに憑かれたようになっていた。今すぐ、この俺の高校時代の女教師に嵌めまくりたい! それしか考えられなくなっていた。観衆が俺をはやし立てている。


[2013/05/23] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 最終章 (5) 

男性にアヌスを舐められ、あっ、あっと声を上げて快感に浸っている私…。

ふと気がつくと、ダンが私の脚の間に手を入れ、小さな陰嚢を優しく揉んでいるのを感じた。さらには私の勃起した小さなおちんちんも優しくしごいてくれている。

すでに興奮がとても高まっていて、普通だったらベッドに射精してしまっていてもおかしくなかったのだけど、ダンは、イキそうになると巧妙に私の睾丸を引っぱり、そのためにオーガズムに達するのを防いでいた。

私はいつしかアンジーのあそこから顔を上げていた。彼女の広げた脚の間にいつつも、両ひじをついて顔をあげ、ダンの口唇愛撫を受けながら、ああっ、ああんと喘ぎ、悩ましい溜息をついて快楽に浸っていた。

すると突然、ダンがアヌスから舌を引き抜き、私の真後ろの位置に膝立ちになった。そして、そのすぐ後にローションをつけた指がアヌスに触れるのを感じた。それが滑るようにして中に入ってくる。その瞬間、私は思わず、ああ、いいぃぃ…と快感の声を出していた。

ダンは最初は1本指で、その後、2本指で私のアヌスに出し入れを続けた。数分間続いたと思う。彼は指で私のアヌスを犯しながら、もう一方の手では睾丸を包み、優しく揉んだ。私がイキそうになると、毎回、すぐに睾丸の根元をギュッと引っぱり、オーガズムに達するのを遅らせた。ダンの巧みな愛撫のもたらす快感に私はすっかり翻弄され、ひっきりなしによがり声を上げていた。

3本目の指も入れられた時、私はもう我慢ができなくなっていた。小さな声だったけど、「お願い、私を犯して」とねだる言葉を繰り返し吐くようになっていた。腰が勝手にダンの手へと突き返すように動いていた。指で与えられるもの以上のものが欲しくなっていた。

そして、とうとう淫欲の情熱に駆られ、私は大きな声で叫んだ。

「お願い、ダン! おちんちんで犯して! 中に入れてほしいの。私に本物の男のおちんちんを感じさせて!」

そのすぐ後に、ダンのペニスの頭部がアヌスに入ってくるのを感じた。生れて初めての経験。ディルドを入れられるのは慣れていたけど、彼のはそれより太く感じたし、気持ちよさの点でも勝っていた。温かく柔らかなのにもかかわらず、芯があって固くも感じられる。

頭部が入った後、ダンはさらに数センチ中に入れ、私に「大丈夫か?」と訊いた。

「いやっ! もっと入れて欲しいの! ダン、お願い。やって!」 そう言いながら、お尻を彼に向けて突きあげた。

するとダンは背中に覆いかぶさり、私を持ち上げ、四つん這いの姿勢にさせた。首筋や背中の肌に唇を這わせながら、さらにもう数センチ入れてきた。あそこの中にみっちりと埋め込まれる充満感に、再び、溜め息が漏れる。

ダンはそこまで入れた後、ゆっくりと出し入れの動きを始め、また少し奥へと入ってきた。

その間アンジーが何をしていたか、私には分からない。四つん這いにされた後、まるで犯される私を見ているかのように目の前に彼女の陰部があったのは覚えていたけど、次の瞬間には、彼女はどこかへ行ってしまっていた。でも、本当に正直にいえば、ダンが出し入れを始めた後は、アンジーが何をしているかは全然気にしなくなっていた。

ダンは何分かゆっくり出し入れを繰り返した後、次第に深々とえぐる動きに変わってきた。突き入れるたびに、少しずつ深度を増していく。一度にたくさんではないけど、徐々に奥へと入ってきているのは確かだった。そして、いつしかダンの太ももがお尻に当たるまでになっていた。

この時までにすでに私は常時よがり声を出している状態になっていた。ああん、ああんと声を出し、もっと強くやってとよがり、ねだる。

男性にされるのは初めてだったけど、バージンであると言うのは間違いだ。その時までに1年以上はアンジーにアナルセックスをされていたので、アヌスを貫かれることには充分慣れていたし、その快感も教え込まれていた。それに実際、ダンのペニスはアンジーのディルドなどとは比べ物にならないほど気持ち良かった。いくらされても満足できず、もっと、もっと欲しくなるようになっていた。

ダンは、私が充分対応できるのを知ると、本格的にピストン運動を始めた。力強い出し入れを受け、私はさらに快感の渦に翻弄されていった。

それまでは四つん這いだったけれど、今度は上半身を持ち上げられ、両膝をついた姿勢にさせられた。後ろから彼の両腕に包まれ、抱きしめられた。胸元、胸、脇、お腹と身体じゅうの肌に彼の手が這いまわり、優しく擦られた。

ダンは私のあそこに力強くペニスを突き入れつつ、睾丸を撫でてくれたし、私の胸にたまった贅肉もいじってくれた。どうしてか分からなかったけれど、胸の贅肉を揉まれ、とても気持ち良かった。

さらには、首筋や耳、そして肩の肌にキスされ、甘噛みされた。これも本当に気持ち良く、私はうっとりと陶酔しながら、その愛撫を受けとめた。理由は分からないけれど、これが、本当の男性が女性を愛するやりかたなのだろうなと感じていた。

ダンの愛撫やキスを受け続け、私はオーガズムの直前にまで高められていた。いつでも爆発的にイッテしまいそうと感じていた。でも、ダンは私を絶頂のがけっぷち状態に保ち続け、決してその先に行かせてくれなかった。

ダンは様々な体位で私にセックスを続けたけれど、私が一番好きな体位は終盤に差し掛かった時にしてくれた体位だった。ダンはいったんペニスを引き抜き、私の身体を半転させ、仰向けにさせた。そして素早く私の両脚を大きく広げ、押し曲げ、胸に膝がつくほどにさせた。その姿勢にさせた瞬間、再び私の中に戻り、今度は全力を使って激しいピストン運動を始めたのだった。

この体位だとダンの顔が見えるので、私は大好きだった。ちょっと白髪が混じっている茶色の髪の毛。顔にはしわも浮かんでいるけど、渋い男らしい顔。胸は逞しい筋肉がついていて、お腹は引き締まり、腹筋が何筋か浮かんで見える。なかなかのハンサムで、とても素敵に見えた。その素敵な男性が、険しい顔をしながら私を見つめ、激しく動き、快感を与えてくれている。

彼を見つめていると、顔に限界に差し掛かっている兆しが浮かんでいるのが見えた。そう長くはもたない様子だった。そう気づいたのと同時に、私はアヌスをきゅきゅっと締めつけ始めた。

「おおっ! そいつは効くな。もうすぐイキそうだぞ。お前のまんこにいっぱい出してやる!」

その1秒後、身体の中、ダンのペニスがさらに大きくなるのを感じ、そのさらに1秒後、私の中で彼が爆発するのを感じた。熱いものが直腸を満たし、それとほぼ同時に私の小さなペニスが噴射を始めた。こんな激しい射精は初めてで、いつまでも噴出が収まらないのではないかとすら思った。まるで、ダンのペニスが体内で噴射するたびに、それとシンクロして私のペニスも噴射しているような感じだった。こんな素晴らしい感覚は、それまで味わったことがなかった。

彼のペニスは私の中で依然として射出を繰り返していたけれど、ダンは私の顔の左右に両ひじをついて覆いかぶさり、唇を重ねてきた。私も両腕を彼の背中に回し、彼を包み込むようにして抱きしめた。ふたりとも互いに舌を出しあい、口の中、絡み合わせた。

そして、それがその夜のことで私が覚えている最後のこととなった。


[2013/05/21] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

淫乱ママ 第8章 (8) 

そのキスは、最初は、母親と娘がするただのふざけ半分のキスだったけど、長く続けているうちに…だんだんとアブナイ感じになってきてしまった。あの時は時間が止まってしまったように感じられて…

ふと、クリスティのあそこがあたしのあそこに触れているのを感じて、あたしたち、とても淫らな姿勢になっていたことに気がついた。

クリスティの瞳を覗きこむと、クリスティの方もあたしの瞳を覗きこんでる。ドキドキと心臓の鼓動が聞こえた。そして、次の瞬間、クリスティが舌を伸ばしてあたしの唇を軽くなぞった。「ダメーっ!」って心が叫んでる。

それにあたし自身、両手をクリスティのお尻にあてたままだったのに気づいてビックリしてしまった。

そして、クリスティがまた舌を伸ばしてくる…。「ダメ、できない!」 心がまた叫んだ。

あたしはクリスティのお尻から手を上げ、力を込めてお尻を叩いた。ピシャリ! クリスティはビックリしてキスをやめた。

「ママ…!」

「いいこと、クリスティ! 一日には、もういままでので十分!」

何とか落ち着こうとしながら、そう言って聞かせた。実際は、息を乱していたけど。

「もう…、ママったら、いつも楽しみを台無しにしてしまうんだから…」 

クリスティは悲しそうな顔をして、そう言った後、くるりと身体を半転し、あたしの隣に横になった。片手で頭を支え、あたしの方を向いている。あたしはその隙にシャツを降ろして、肌を隠した。

その後、ふたりで横になったまま、今回の経験についておしゃべりをしたり、笑ったりしてた。だけど…、だけど今日、これからしなければならないことがじわじわと思いだされてきて、だんだん心が沈んできた。あのフランクとその仲間たち!

クリスティはあたしの変化に気がついたみたい。急に心配そうな顔になったから。

「ママ、何か困ったことでもあるの?」

「え? いえ、何も? どうして?」

「ママ、私には分かるわ。何か悩みがあるみたいよ。ねえ、私に言って」

「ちょっとだけ悲しくなっただけ。それだけよ」 と目を背けながら呟いた。

「さっきしたことで? ママに私が頼んだことが原因で悲しくなったのね…」 とクリスティも呟いた。

あたしはすぐにクリスティに振り返った。

「違うの、クリスティ。さっきしたことは素敵だったわ…。何と言うか、あなたがオーガズムを経験できたことが、とても嬉しかったの。本当よ、ママを信じて。本当に素晴らしかったから!」

クリスティは信じていないような顔をしていた。

「でも、そんなふうには見えないわ、ママ。私、自分でも分かってるの…。私って、変な娘なんでしょ?」 そう言ってクリスティは悲しそうに顔を背けた。

違う! それは違うのよ。どうして、そんなふうに考えるの?

「もちろん、そんなことはないわ。クリスティ? あなたは変な娘なんかじゃない! あなたは、とても可愛い美人の娘! それに、さっきしたことも全然問題なしよ。何でもないこと。お願い、ママのこと信じて!」

どうやったら娘に信じてもらえるか、心の中でいろいろ方法を思いめぐらせた。

「ああ…ごめんなさい。私…ママにあんなことお願いしちゃいけなかったのね…」

クリスティの眼から涙が溢れてくるのが見えた。

「クリスティ、違うの。本当は別のことがあって…ママ…ママはトラブルに巻き込まれていて…」 と娘の目を見つめながら、呟いた。

クリスティの表情が、罪悪感の顔から、好奇心と心配の顔にパッと変わった。


[2013/05/20] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 最終章(4) 

キスをしつつも、アンジーが手をダンの身体の下に入れるのが見えた。ペニスを握って自分からあそこに導いていくのが見えた。それを受けてダンは、キスをしたまま、いったん背中を反らした後、腰を押し出して、アンジーの中に挿入した。

ダンとアンジーは唇をくっつけたままではあったけれど、ダンのペニスが入った時、アンジーが悲鳴を上げるのが聞こえた。それから振りほどくようにして唇を離し、はあーっと溜息をつきながら背中を反らし、言った。

「ああ、すごい…。私、入れられただけでもうイキそうよ、ダン! やって、お願い…。強くして……」

すぐにダンの腰が動き始めた。最初はゆっくりと長いストロークで動き、その太いペニスの全長を使ってアンジーに出し入れをし始めた。アンジーは引き抜かれるたびに、ああーんと悩ましい声を上げ、押し込まれるたびに、はっと切羽詰まった声で息を飲んだ。

でも、アンジーはいつまでもこのようなゆっくりとした動きで続けたいとは思っていないようだった。すぐに自分からも腰を動かし、ダンの安定したリズムにあわせて、強く股間を突き上げ始めた。

やがてそれから間もなく、アンジーが大きな声を出した。

「もっと速く動いて、ダン! もっと速く! 激しくやって! あなたのおちんちんが、ものすごく欲しいの!」

いま思うと、この時の私はまっとうな思考ができなかったのだと思う。目の前で、自分の妻と、その妻を苦しめている男性がセックスをしている。その隣に横たわりながら、つながっているこのふたりを見ていたのだけど、私は、この二人の姿が何と美しいのだろうと思いながら見ていたのだった。

まるで、ずいぶん前から愛し合っている恋人同士のように見えた。互いのことを熟知し合っている恋人同士。ダンは、アンジーが求める身体の動かし方を熟知しているようだったし、アンジーも、ダンに何を言えば喜ぶか、言うべき言葉をすべて知っているように思えた。

アンジーはダンのことを虐待を好む最低の男のように言っていた。だけど、いまのダンは全然そうは見えない。それにアンジー自身も、この行為を楽しんでいるように見えた。いや、もっと言えば、過剰なほどこの行為を喜んでいると言える。

アンジーは、ほとんど常時イキ続けているようだった。ピストン運動のリズムにあわせて、あっ、あっ、あっ、あっと声を出し続け、その後、ひときわ甲高い声を上げて頂点に達し、このセックス、いままでで最高よと告げる。それを何回も繰り返していた。実際、本当に激しく、本当に深々と貫かれているにもかかわらず、何度も、もっと激しくやって、もっと深くやってとダンにねだり続けていた。

やがてとうとう、ダンが息を荒げながら言うのが聞こえた。

「ようし、やるぞ! たんまり出してやる!」

「ええ、ダン、そうして! 私の中にいっぱい出して! あなたのクリームで私をいっぱいにして!」

アンジーはそう叫び、またもオーガズムに達したのか、全身をガクガク震わせた。

それと同時にダンが雄牛のような唸り声を上げるのが聞こえた。叩きつけるように腰を突きだし、アンジーの奥深くにペニスを突き入れた。そして全身をぶるぶる震わせ、腰をぐいぐいせり出した。いままさにアンジーの中に射精をしているところなのだろう。

ひとしきり射精を続けた後、ダンががっくりと身体を崩し、アンジーに覆いかぶさった。もっとも体重でアンジーを押しつぶさないよう両ひじで支えて覆いかぶさっていた。ハアハアと荒い呼吸をしながらアンジーを抱きしめている。そして、やがて呼吸が落ち着くと、ふたりは再び唇を重ねた。どこか心が通じ合った男女がする狂おしいほど情熱的なキスをしているように見えた。

2分ほどそうした後、ダンがアンジーから抜け出て、ごろりと身体を半転させ、アンジーの横に仰向けになった。するとアンジーは、今度は私へ関心を移し、両腕を絡めて私を抱き寄せキスをした。

私とも2分ほどキスをした後、アンジーが言った。

「あなた? スペルマでいっぱいになった私のあそこ、あなた、舐めるのが大好きでしょ? ダンがあなたのためにたくさん置いていってくれたわ。よい娘になって、私のあそこをきれいに舐めてちょうだい。ダンに、あなたのこと恩知らずな娘だと思われたくないもの…」

私はこのことについて問い返すことすらしなかった。ダンがアンジーに中出ししたら、私が舐め清めることになるだろうと予想はついていたから。

この1年間、私はアンジーに射精した後、必ずいつも舐めて後始末をしてきていたし、いまは、彼女に言われなくても、そうするようになっていた。だから、ダンが出した後は私の舌でアンジーを清めるのは当然のこととしか思っていなかった。

肌をこするようにしてアンジーの下方へと身体を這わせ、大きく広げた脚の間に腹這いになった。彼女の陰部を見ると、かなり赤くなっていて、陰唇も大きく腫れていた。その入口のところに大きな白い塊が出ているのが見え、素早く舌でそれを舐め取った。そして、時間を無駄にすることなく、陰唇全体に舌を走らせ、中から漏れ出ていたクリームをすべて舐め取った。

外側をきれいにした後は、舌を中に差し込み、すくい出しにかかった。中には多量のザーメンと白クリーム状になった愛液が溜まっていた。アンジーが筋肉を使って絞り出したようで、大きな塊がどぼっと表に押し出されてきた。

舐めはじめて何分か経ったとき、私の脚の裏側に手が触れるのを感じた。もちろんアンジーの手であるはずがなかった。この部屋には後はダンしかいないのだから、私に触れているのはダンに違いないと思った。

ダンに触れられた瞬間、この次に起きることは予想がついていた。今度は私がダンに犯されることになるのだと、そう思った。そうとでも考えなければ、ダンが私の後ろにくる理由がないから。そうなってもしかたないとも思った。できるなら、優しくやってほしいと、そう願うことしかできなかった。

引き続きアンジーの陰部を舐め続けていたが、パンティを引っぱられるのを感じた。実際、私は自分から尻を浮かせ、ダンがパンティを引き脱がすのを手助けすらしていた。そのパンティが足先を抜けて行った後、ダンは私の両脚を広げ、そこに身体を割り込ませた。

その間も私はずっとアンジーの陰部に唇をつけたままだった。ダンは、私の脚の間に入ると、こんどは私の腰を持ち上げた。私は、顔をアンジーの股間に埋めたまま、お尻を高くあげ、両膝をベッドに突く姿勢にされていた。

この時、私は、ダンはすぐに私にペニスを押し込んでくるのだろうと思っていた。でも、ダンはその予想にまったく反したことを行い、私を驚かせた。私の尻頬の谷間に舌を這わせてくるのを感じたのだった。その彼の舌先がアヌスに触れた瞬間、私は思わず、ああんっと悩ましいうめき声をあげてしまった。

私は、アンジーとの交際を通じて、アヌスを舐められる快感をすっかり教え込まれていた。アンジーは私にディルドでアナルをするとき、アンジーは必ず私のあそこの穴を舐め、確実に快感を感じるようにしてくれていた。ダンの舌は、アンジーの舌より気持ちいいとまでは言えないにしても、気持ちいいのには変わりはなかった。そして、彼の舌がアナルの中に入ってきた時、私の唇から快感の悲鳴が漏れていた。


[2013/05/17] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

無垢の人質 第10章 (15) 

「あうっ!」

イサベラは哀調に満ちた声を上げた。逃れようともがくが、どうしようもできない。身体的な苦痛より、辱めを受けているという気持ちの方が勝っていた。そして、認めたくないのではあるが、興奮もしていた。どうか、レオンには、太ももの間に温かい湿り気ができていることが見つかりませんようにと、心の中で祈った。だが、まさにそんなことを心に浮かべたとき、彼の指がさらに下方へと忍び込んできた。

「ああ、イサベラ…」

レオンは、イサベラのその部分が湿り気で光沢を帯びているのを見つけ、呟いた。そのピンク色の谷間を彼の指が優しくなぞった。まるで動物が牧草をむさぼるかのように、彼の指先は、イサベラのその部分にある小さな突起を擦った。苦しいほどじれったい愛撫を繰り返す。

「あ、ああん……」

官能的な肉唇を優しく剥き広げられ、イサベラは悩ましい声を上げた。肉芯の内部が晒され、ひんやりとした外気に触れる。身体じゅうの全神経がレオンの次の愛撫を求め、意識が集中していた。左右の太ももが自分の意思を持っているかのように、勝手に少し開いていた。

だが次の瞬間、再び尻頬を軽く叩かれる。

「イヤッ!」 イサベラは陸に上がった魚のように身体をひきつらせ、怒った声をあげた。

しかしレオンは繰り返し叩き続けた。イサベラのもがきは次第に必死の様相を帯びてきていた。とはいえ、女芯の部分は、燃えるような痛みの快感にヒクヒクと痙攣していたのではあるが。

それを見透かしたように、レオンはいきなりイサベラの淫らな女芯の中へと指を突き入れた。それを受けてイサベラは悲鳴を上げ、身体を大きくよじった。その結果、身体ごと前につんのめり、レオンの膝から床へと落ちてしまった。熊の毛皮一枚が敷いてあるだけの石床にである。

イサベラはぎこちない動きで片肘を突いて身体を起こし、頭を振って顔にかかった髪の毛を後ろに払いのけ、レオンを睨みつけた。怒りに燃えた目で睨んだものの、レオンの瞳には面白がっている表情が浮かんでいた。


[2013/05/16] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 最終章 (3) 

ダンの第1発目が口の中に溢れた。私はその熱さに驚いた。撃ち込まれたものを飲み込もうかと考える間もなく、二発目、三発目が撃ち込まれた。力強い噴流となって口の奥に当たるのを感じた。

やっとのことでそれを飲み下すと、さらに二発噴出し私の舌に当たった。結局、何発撃ちだされたか、途中から分からなくなっていた。ともかく、ようやくダンが射精を終えた時には、1リットル近く精液を飲みこまされたような気がした。

ダンの分身から緊張感が薄れたのを感じ、私はようやく終わったのだと思った。だけど、その時、私の後ろからアンジーが囁くのが聞こえた。

「彼を固くしてあげて…。私も欲しいんだから…」

私は何も考えず、ダンのペニスを咥えたまま唇を動かし続けた。それは確かに柔らかくなり始めてはいたけど、口を動かしているうちに、すぐに、また固さを取り戻してきて、さらに何分か続けているうちに、元通りの勃起に戻っていた。勃起を取り戻すと、ダンは私の頭を上げ、口から引き抜いた。

正直、口からペニスを抜かれて、私はちょっと名残惜しい気持ちになった。最初は口にペニスを入れることをあれだけ嫌っていたのに、知らぬ間に、それが大好きになっていた。こんなにも早く自分に変化が訪れたことに、自分のことながら、驚いていた。

私の口からペニスを抜くと、ダンが言った。

「ようし、どっちから先にやる?」

アンジーは両膝を突いたまま、上下に腰を振り、まるでおねだりする子供のような声で言った。

「私から! お願い! 夫が初めて男をしゃぶるのを見てたら、ものすごく濡れちゃっているの!」

ダンはアハハと笑い、じゃあお前からやってやろうと言った。

「二階の寝室に行きましょう? そこの方がもっとくつろげると思うから」 とアンジーは立ちあがり、ダンの手を握った。

他の時なら、私はアンジーの行動が少し変だと思ったと思う。何と言うか、アンジーはダンを毛嫌いしていたはずだし、ダンはアンジーをぼろ人形のように扱っていたはずだったのに、今の二人の様子は、全然そのようなものではなかったから。でも、この時の私は、生れて初めてのフェラチオをしたばかりで、頭の中が朦朧としていた。多幸感の状態になっていたと思う。何が何かはっきり分からなくなっていて、ともかく、この流れにあわせて行こうとしか思っていなかった。

アンジーは私の手も取り、三人で階段を上がり、寝室に入った。寝室に入るとアンジーは両手を広げて、愛しそうに包みこむようにダンを抱きしめ、キスを始めた。キスをしながら、ゆっくりとベッドへと導き、ふたりでベッドに上がった。

2分ほどキスを続けていたが、アンジーは私がまだベッドの脇に立っていることを思い出し、ベッドの上をトントンと叩いて言った。

「あなたもここに横になって」

私がベッドに上がると、アンジーはこちらに向きを変え、ダンにしたのと同じくらいの情熱を持って、私にキスをした。1分か2分くらいキスを続けていたと思う。急にアンジーがキスを解き、私の顔を横に向けさせた。次の瞬間、私はダンとキスをしていたのだった。

依然として多幸感でハイな気持ちになっていたのだと思う。この時、私は男とキスをすることに抵抗がなくなっていたし、驚いたことに、ダンも気にしていないようだった。

キスを始めて何秒かして、すぐに気づいたことがあった。それは、ダンとのキスはアンジーとのキスとはまったく違うということだった。アンジーとのキスは甘く優しいし、アンジーの舌使いもほとんど攻撃的なところはない。彼女が支配的な気分になっているときですら、どこか優しいところがあった。それに比べるとダンのキスはずっと攻撃的だった。彼とキスしていると、誰が力を持っていて、支配的な立場にいるのかをはっきり教え込まれるような印象だった。そして、不思議なことだけど、キスを通してそのように教え込まれることが、私にはとても気持ちが落ち着くように感じた。

いつしか、ダンにキスされることが気持ちよくなってきて、舌を口に入れられた時も嬉しくなっていた。そんな気持ちになっていたところで、ダンが私から離れ、アンジーへと関心を向けてしまった。なぜか寂しい気持ちになっていた。それから数分間、私は横たわりながら、ふたりがキスをするところを見ていた。ダンがキスをしている人が私だったらいいのにと思いながら。


[2013/05/10] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ライジング・サン&モーニング・カーム 第8章 (3) 


「そうなら、後で私のあそこをたくさん舐めなくちゃいけないわよ。じゃないと、私、歩くこともできなくなるわ」

ふたりの恥骨がこすれ合い、アンジェラは、あまりの気持ちよさに目を閉じ、ノボルの逞しい胸板に手を添えた。

ノボルはアンジェラのローブの帯を解き、その絹布の中に隠れていた彼女の肩を剥き出した。そして左右の乳房を優しく手で包んだ。

「それなら、いつでも、お好きなだけしますよ」

アンジェラはノボルの胸板を擦りながら、両ひじを突っ張り、彼の胸に身体を押しつけた。その姿、ノボルには愛しく見えた。

アンジェラはノボルの瞳を見つめながら、自分がその青色の瞳の中に吸い込まれていくような感じがした。そして、彼に強く押し込まれたのを受け、ぐっと頭を後ろに倒し、身体をくねらせて、絶頂に達した。

ノボルは、アンジェラがその絶頂から回復したのを確認した後、彼女から抜けだし、身体を乱暴に押して、四つん這いにさせた。尻頬を広げ、その奥に溜まるアンジェラの塩味のする愛液を舐め、その後、再び痛いほど熱い分身でアンジェラを満たした。

いったん挿入した後、ノボルはゆっくりと出し入れを始めた。だが、やがてそれは徐々に速さを増していき、いつしか彼の下腹部とアンジェラの尻肉が激しくぶつかり合う音が部屋を満たすまでになった。

ノボルは、睾丸の中にクリームが沸き立ち、まさに爆発的に噴射しようとしているのを感じていたし、アンジェラが身体の奥から発するようなうめき声から、彼女も再び絶頂に近づいているのが分かった。

ノボルは片手をアンジェラの背中にあて、身体を固定させながら、彼女の長い髪を握り、ぐっと後ろに引っぱり上げた。顔を上げさせ、両手もベッドから離させる。その上で、ノボルは背中を反らし、股間を突きだした。そして第一発目がアンジェラの奥深くに撃ち込まれた。

それを受けてアンジェラは絶頂を告げる叫び声をあげた。ノボルに押さえつけられ、身動きできない中、身体をぶるぶると震わせた。ノボルとともにアンジェラも爆発的に頂点に達し、白く濁った体液を分泌してノボルの分身を包んだ。ノボルは日本語で様々な悪態を唸りつつ、次から次へと何発も熱い体液を彼女の中に注ぎ込んだ。

髪の握りを解かれ、アンジェラはゆっくりと前に突っ伏し、顔をマットレスに埋めた。まだ身体の中にいるノボルのペニスが何回か脈動し、やがて静かに眠りにつくのを感じ、アンジェラは優しい笑みを浮かべた。温かいものが流れとなって太ももを伝っていくのを感じる。

「シーツが台無しね…。お洗濯しなきゃいけないわね…」 ベッドに突っ伏したアンジェラがくぐもった声でそう言った。

ノボルは顔を上げ、アンジェラの疲れきった声を聞いて満足げに笑った。彼女の汗だらけの身体に優しく覆いかぶさり、耳を舐め、同時に分身を引き抜いた。湿った音とともに、それはアンジェラから抜け出、その甘い感覚に彼女は身体を震わせた。

「おやすみなさい、センセイ [Sensei]。明日は仕事があるだろうから」

アンジェラは、言い返すには疲れ切っていた。身体を丸めるようにして横寝になり、何分も経たないうちに、安らかな寝息を立てていた。


[2013/05/09] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 最終章 (2) 

リビングに戻ると、アンジーがまだダンの脚の間に正座しているのが見えた。彼女は、ゆっくりとフェラチオを続けていた。吸うと言うより、ただ舐めているという感じだった。僕が来たのに最初に気づいたのはアンジーだったが、アンジーは、ダンが気づくまで、何も言わず口唇愛撫を続けた。

ダンは僕に気づくと身体を起こし、下腹部からアンジーの頭を持ち上げた。そして僕の姿を上から下まで眺めて言った。

「おお、思ったよりずっと綺麗じゃねえか。こっちに来い。お前が本当に男か確かめたい」

ダンのそばに近寄ると、彼は手を伸ばし、大きな手でパンティに包まれた僕の股間を撫でた。もちろん彼は簡単に僕のペニスを見つけた。とても勃起していて、パンティの前の部分を押し上げていたので、それは当たり前だったし、もっと言えば、亀頭がある部分に濡れたところもできていたのだから。

ダンは僕のペニスを一回ぎゅっと握って言った。

「おっ、確かに男だな。少なくとも、男だったのは確かだ。よし、それじゃあ、お前の妻の隣に座って、手伝いをしてやれ」

僕はゲイじゃないと言いかけたけれど、ダンの顔の表情を見て、言うのはやめた。ダンはノーという返事は受けつけないだろうと。

アンジーは、ダンの言葉を聞き、僕の腕をつかんだ。そして僕をぐいっと引き寄せ、隣に座らせた。そして僕の耳に顔を寄せ、小声で言った。

「彼を怒らせないで。いまのところ、ダンはとても機嫌がいいんだから。ダンのおちんちんを私のディルドだと思いこむの。そうすれば、やり過ごせるはず。目を閉じて口に入れるだけでいいのよ」

アンジーの言うとおりだと思った。ダンはいままでのところ優しく振舞ってる。僕をバカにしようと思えばいつでもできるのに、さっきは、思ったよりずっと綺麗だと言ってくれた。実際、僕のこの姿を見てダンは興奮しているようだった。

アンジーのリードに従って、僕は顔を前に傾け、ダンのペニスの頭部を唇で包んだ。

最初、アンジーのディルドのような感触なのだろうなと予想したけど、すぐに、それは間違いだと分かった。その頭部はディルドよりもずっと柔らかく、ベルベットのような感触だった。それに温かくもあった。実際、かなり熱を帯びた感じだった。

ダンのペニスは僕の吸引に何も反応しないだろうと思ったけど、それも違っていた。どこか震えるような動きをしていた。それに時々、急に跳ねたり、ヒクヒク痙攣したりするのも感じた。

さらに唇を広げ、ゆっくりと口に含んでいくと、ダンがうめき声を出すのが聞こえ、ペニスが少し収縮するのを感じた。

いや、口の中のこれをアンジーのディルドだと思いこむなどできない。ディルドに比べて、はるかに命が宿っているような存在だった。

それに、そんなに気持ち悪いことでもなかった。どういうわけか、ダンのペニスはアンジーのディルドより、しゃぶっていてずっと気持ちよかった。頭部は、ディルドよりもずっと柔らかく、舌に力を入れて擦ると、それに応じて柔軟に形を変える感じだった。プラスチック製のディルドなどより、ずっと僕の口に馴染む感じだった。男性の身体についているという事実を無視すれば、ディルドなどより本物の方が、吸っていてずっと気持ちいいと思った。

ダンの出す声やペニスのヒクヒク動く感触から、どうすればダンが喜び、どうすると嫌がるか、正確に分かるようになった。舌でペニスの下側を擦ると喜ぶようだった。それに、歯で茎をとても軽く引っ掻く感じにするのも喜んでいた。逆に、歯であまり強く引っ掻いたり、あまり長く続けたりするのは嫌がっていた。確実に言えることは、彼のペニスを根元まで飲み込むと、とても喜んでいたということだった。彼の陰毛が鼻先をくすぐるくらいに飲み込むと、ダンはとても気持ちよさそうな声を上げていた。

どのくらいの時間、ダンのペニスをしゃぶっていたか分からない。それに、その間、アンジーが何をしていたかも分からない。ただ分かったことは、その行為の終わりがあっという間に来てしまったということ。

ダンの声が聞こえた。「おお、いいぞ。お前、ずいぶん上手だな。そろそろお前に褒美をくれてやろう!」

ダンに両手で頭を押さえつけられ、一瞬、恐怖を覚えた。ダンが、アンジーにしたように、喉奥にぐいぐい抜き挿しを始めるのではないかと思ったから。

でも、それも違った。ダンは頭を押さえたままでいた。そして後ろからアンジーが言うのが聞こえた。

「飲むのよ。ダンのクリームはとても大切なの。無駄にしてはいけないの」

最初、アンジーが何のことを言ってるのか分からなかったけど、次の瞬間、ダンの熱い精液がジェットのように口の中に噴出した。これにはビックリして、思わず顔を引っ込めそうになった。たぶん、そういうわけでダンは頭を押さえつけたのだろうと思う。私が逃れようとするのを防ぐため。


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ジェシー借金を返す (9) 

ビニーはジェシーの両手を掴み、自分のペニスを握らせ、しごく動作をさせた。こちらから見ると、まるでジェシーは股間に生えたペニスを自分でしごいて、オナニーしているように見える。

ジェシーが正しいリズムを掴んだ後は、ビニーは両手を彼女の胸へと戻し、ブラジャーのホックを外した。ブラのカップが降ろされ、ジェシーの美しい乳房が顔を出す。いまやビニーはジェシーの乳房を完全に自由に触れる状態だ。

再びジェシーが悩ましい声を上げ始めた。ビニーのペニスをしごくことで、パンティの生地を通してクリトリスを擦ることになっているのだろう。それにビニーの両手が乳首をつまみ、引っぱっているのも刺激になっているのだろう。

「あっ! あんっ…ああんッ!」

呼吸が乱れ、ハアハアと苦しそうな息づかいになっている。口から舌を出し、唇を舐めはじめた。

突然、ビニーが命令した。

「そいつを中に入れろ!」

ジェシーがためらったのは、ほんの少しだけだった。自分からパンティの股間の部分を横にずらし、隠されていた部分を周りのみんなの目に晒した。そしてちょっと腰を上げ、ビニーの亀頭が彼女の下の口に来るようにさせた。

ジェシーは目に悲しそうな表情を浮かべながら、僕の顔を見た。そして、そのまま腰を沈め始めた。ビニーのペニスの頭部が彼女の陰唇の間に隠れていく。そして、とうとう元のようにビニーの下腹部に完全に腰を降ろした状態になった。

いまやビニーのペニスに完全に貫かれ、ジェシーは他の男とセックスをすることを公式的に発表していることになった。そして、そのこと自体が彼女に興奮をもたらし、ジェシーはその夜、最初のオーガズムを迎えたのだった。

白く濁ったジェシーの本気汁に肉棒をコーティングされ、ビニーは「お前、イイ女だな」と呟いた。

ビニーはジェシーの乳房から手を離し、彼女の腰を掴み、上下に動かした。ジェシーがそのリズムを会得すると、彼は再び乳房へと手を戻した。

ジェシーは10分以上、激しく腰を上下させ、セックスを続けた。その後ビニーはジェシーの背中を押し、いったん離れさせ、前のビリヤード台へと彼女の身体を動かした。そこに両腕をつかせ、前のめりの姿勢にさせる。これにより、ビニーは彼女の後ろから容易に女陰に接近できるようになった。

再び、ビニーの極太ペニスがジェシーの女陰を貫いた。そして、ぶら下がる彼女の乳房を取っ手の代わりにして握り、背後から激しい打ち込みを開始した。


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ジャッキー 最終章 (1) 

「ジャッキー」 第16章 


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これまでのあらすじ

ジャックは法律事務所のバイト、アンジーはそこの上司。仕事を通じ親密になった二人は交際を始め、その過程でジャックは女装の手ほどきを受け、ジャッキーと名付けられる。ジャッキーはアナル開発され、オーガズムに狂う。やがて二人は同棲を始め、そして結婚した。最初は幸せな結婚生活だったが次第にアンジーの変調が目立ってきた。尾行したジャッキーはアンジーが他の男に性奴隷のように扱われているのを目撃する。その事実をアンジーに暴露すると、彼女は泣き崩れた。アンジーはそのダンという男を憎しみつつも、手荒に扱われる衝動から逃れられないのだという。ジャックはその性癖を容認し、ダンを家に呼んだ。ダンはアンジーを乱暴に扱うと同時にジャックを寝取られウインプとして侮辱する。そして、再びダンが訪れてくる日がやってきた。


**********



ダンが来た。すぐにドアを開けたい気持だったけど、僕はノックの音がするまで待った。ドアを開け、僕は決められていたセリフを言った。

「どうぞ、お入りくださいませ。そして私の淫乱な妻に、本物の男性とはどのようなお方なのかを教えてあげてくださいませ」

「何で俺がそんなことをしなくちゃいけねえんだ、チビ?」

僕は何と返事してよいか分からなかった。ダンは、先のセリフの後まで会話が続くとは言ってなかったからだ。僕はとっさに考え、返事した。

「私のペニスが小さすぎて、淫乱な妻を満足させられないからでございます」

「そう言われたら、しょうがねえな。どのみち、俺のズボンの中にあるデカマラが顔を出さなければ、せっかくの完璧エロ女が無駄になってしまうからな。しょうがねえから、その女を使ってやるよ。案内しろ、チビ・ウインプ」

僕は先に廊下を進み、ダンをリビングルームへと案内した。多分、僕はあまり速く歩いていなかったのだろう。ダンは何度も僕の靴のかかとを踏んだ。リビングルームに入ると、アンジーは床を見つめて正座していた。非常に従順そうにたたずむその姿は、とても美しかった。

ふたりでアンジーの前に進むと、ダンが言った。「これは何だ、ウインプ坊や?」

この時も自分で言葉を考えなければならなかった。ダンは、僕が自分から完全に服従する姿勢を見せることを求めているようだった。

「ダン様、これが私の淫乱妻です。妻は、大きなペニスをした本物の男性を必要としているのです。そのお方に満足させてもらいたがっているのです」

ダンはジャケットを脱ぎ、僕に手渡した。

「この女、そういう男が欲しくてたまらない様子だな。そのジャケットを掛けて、ビールをもって来い。その間に始めてやるから」

僕はできるだけ素早く動き回った。これだけ速く動きまわれば、おそらくリビングルームに戻る頃でも、まだ、アンジーが彼の服を脱がせているところだろうと思った。だが、その見積もりは完全に間違っていた。アンジーはダンを裸にしていたばかりでなく、すでに、彼の脚の間に正座し、毛むくじゃらの睾丸を舐めていたからである。

ダンは僕の手からビールを取ると、ごくりと一口飲んだ。

「おい、ウインプ。おかしいと思わねえか? 俺とこのエロ女が素っ裸でいるのに、どうして、お前だけ服を着てるんだよ? フェアじゃねえだろ。お前も服を脱げ」

このダンの言葉にショックを受けたと言うだけでは、明らかに言い足りない。ダンにランジェリー姿の自分を見られたら、確実に、ダンは嵐のような罵詈雑言を僕に浴びせるだろう。それは、僕にとって最大の恐怖のひとつだった。

ダンは僕が躊躇うのを見ると、やにわにアンジーの髪の毛を握り、ぐいっと引っぱった。それを止めさせるため、僕は素早く返事した。

「お願いです、ご主人様。どうか彼女を叩かないで。服を脱ぎますから」

アンジーの目に恐怖の色が浮かんでいるのが見えた。

「じゃあ、とっとと脱げ、ウインプ! 俺がこいつを殴り始める前にな!」 とダンが声を荒げた。

とても怖くて、シャツのボタンに指を掛けるのもやっとだった。ダンはじっと僕のところを見ていたので、本当は背を向けて脱ぎたかった。ダンがまだ髪の毛を握ったままでいたからか、アンジーも僕の動作を見つめていた。だから、背を向けるのは許容されないだろうと思った。それに、たとえ背を向けたとしても、ダンがコルセットをつけた僕の後姿を見るのは間違いない。

シャツのボタンを外すのに、何時間もかかったように思えたが、実際にはそんなにかかったわけではないのは確かだった。ボタンを全部外した後、両肩からシャツを降ろした。そして僕がコルセットを着けているのが露わになった。

「おい、たまげたなあ。お前は何を着てるんだ?」 僕のコルセット姿を見てダンが言った。「まったく、お前はウインプだと思っていたが、本当は女装好きなのか! さあ、ズボンも脱いで見せろ。その下に何を履いてるか俺に見せてみろ」

ダンとアンジーが見つめる中、僕は靴を脱ぎ、ズボンとソックスを脱いだ。それ以上を脱ごうとしたら、ダンが止めた。

「ほお、お前、真性なんじゃねえのか? そうだろ。俺もいろんな女を見てきたが、お前ほどセクシーな格好のは、そう多くないぞ。お前、化粧もするだろ。違うか?」

僕は恥ずかしさのあまり、頷くことしかできなかった。

「やっぱりな。なら、二階に上がって化粧して来い。それにセクシーなハイヒールも履いてくるんだ。お前がどんな淫乱女装になるか、見ることにしよう。お前が戻ってくるまで、お前のエロ妻に俺の相手をしてもらおう」

階段へと向かった僕の背中に、ダンが「腰を振って歩け」と声を掛けた。

階段を上がりながら思ったけど、ダンは僕を特段に辱めようとしてなかったことに気がついた。女装好きとは呼んでたけど、全体的にはある意味、優しく接してくれてたように思えた。この彼の行動はちょっと変だなあとは思ったけれど、疑念を持つことはしなかった。ともかく、この流れに歩調を合わせていこう、それがどういうことにつながるかは、様子を見ることにしようと思った。

急いでお化粧をしようとしたけど、女なら誰でも分かると思うけど、急ごうとすればするほど、時間がかかってしまうもの。結局、顔のお化粧を済ませ、ヘアをベストの状態に整えるのに20分近くかかってしまった。その後、ヒール高10センチのスティレットの黒いサンダルを履いた。足首にストラップを巻きつけて留めるタイプのハイヒール。アンジーは、この靴が僕が持ってる中で一番セクシーだと言っていた。

支度を終え、階段を降りた。お腹のあたりがぞわぞわしていた。絶対にダンは僕をからかうだろうと思っていたので、とてもナーバスになっていた。ただ、女装好きとか女々しいとか言われるのは我慢できると思った。実際、自分がどんな存在かを考えてみれば、まさにそういう存在なのだから。非常に女性的な男であり、確かに言われたとおりウインプとも言える男なのだから。


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