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デス・バイ・ファッキング 第13章 (7) 

ダニーの話し

私はとても恥ずかしかった。ドニーとディアドラから子供が生まれたと知らせを受けた時、ふたりとも同じ男性の子を産んだのだと思った。ディアドラはアドキンズという苗字に変わっていたが、ドニーはマーティンのままだった。他にどう考えればつじつまが合うだろう?

アーティと私の間には子供ができない。ふたりともあらゆることを試した。精子提供者までも試してみた。原因は彼ではなく、私だった。私も他の双子たちと同じなのだ。妊娠するのが非常に難しい体質をしているらしい。医者は、私もアーティもどちらにも問題を見つけられなかった。医者はリラックスしてみればと言うだけだった。

リラックスするというのは、私にとっていちばん難しいことだ。私は従姉妹に手紙を書き、率直に、彼女たちのご主人を私に貸してと頼んだ。彼に違いない。彼は同時に双子を妊娠させることができる特別な何かを持っているに違いない。そういうことが起きたなんて、初めて聞いたことだった。

というわけで、私は従姉妹たちの家のリビング・ルームに座っていた。従姉妹たちがプランテーションに住んでいたとは! 古いけど、とても素敵。ふたりはこの家がまともに住めるようになるまで3年かかったと言った。

ふたりとも、ご主人のアンドリューに私を妊娠させる試みをさせるつもりでいる。アーティはとても良い理解者だった。私は、原因が私であって彼にあるのではない、それが真実だと伝えた。アーティは機構のことを知っている。双子たちのことも。私たち夫婦は、私の姉のドリーの家の隣に住んでいる。私もドリーも離れることができないのだ。アーティは、ドリーが妊娠するまで大変な時間がかかったことを知っている。でも、私の場合はそれが無理じゃないかと、そんな気がしてきていたのだった。

というわけで私はここにいて、私の子供たちの父親になるかもしれない男性と会おうとしている。これが私とアーティにとってどんなに屈辱的なことであっても、どうしても、このチャンスをつかみたかった。

ドニーがアンドリューを呼びに行った。私はドキドキしていた。怖かった。会ったこともない男性とベッドを共にしようとしている。自分がある種の売春婦になったような気がする。

そして、彼が部屋に入ってきた。まあ、ハンサムな人じゃない? 背が高く、すらりとして、ゴージャスな人! アーティはアンドリューにこれからも会わない方が良いと思った。アンドリューを見るまでは、会っても、私には反応―つまり性的な反応だけど―それができないのではないかと心配していた。でもそれは間違いだった。こんなセクシーな人を見たことがない。とても若いし! 彼は何歳なんだろう? ドニーとディアドラは、どうやって、こんな良い男を陥落させたの?

互いに紹介されるまでは、彼は緊張していたように見えた。でも、その後、彼はにっこり笑った。脚から力が抜けそうになるのを感じた。彼の眼はとても深くて綺麗。彼の手はとても温かくて、力強い。あそこが湿ってきてるのを感じた。彼と握手しただけなのに。

この最初の回で成功しなかったら、成功するまで繰り返したいと思った。そういうふうにアーティに言おう。私は気が変になってきてるに違いない。

アンドリューはふたりの奥さんたちにキスをし、その後、私の腕を取って、寝室へ案内した。ドアを閉じ、私が感じてると彼が思っている不安感を紛らわそうとしてくれた。


[2012/02/29] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

レイプと脅迫 (3) 

「…お、大きな声を上げて、ごめんよ。でも、とても辛いんだ。こ、この結婚生活がどんどん悪い方向になっていくのを見るのは。そ、それに、君が着飾って、あいつらと出かけていくのを見ると、本当に心が痛む。さ、最悪なのは、き、君が出かける支度を僕に手伝わせること。あ、あいつらのために君を美しく見せる仕事を、こ、この僕がしなくちゃいけないことなんだよ」

ジェイムズはしわがれた声で言った。今にも泣き出しそうな声だった。

「まあ、まあ…。泣くのはやめて」 とジルは、従属化され恥辱を味わわされている夫の隣に座り、優しく抱いた。

「…少しでも気が晴れるなら教えてあげるけど、そうねえ、ある意味、私たちの頭上に垂れこめている、この黒い雲の向こうから、明るい光が差しかかってきてるのよ」

「ほ、ほんとに?」 ジェームズは、かすかに希望を期待する顔になった。

「ええ。ねえ、あなた?…… このことを直ちに受け入れてくれたらうれしいんだけど……」

「何だい。言ってくれ」

「分かったわ。多分、打ち明けて、胸の中から出してしまった方が良いと思ったんだけど。あのね、ジェームズ? あの夜、私たちが誘拐されて、レイプされたでしょう? あの夜から、どれだけ時間が流れたか…。もう一年以上になるわ。光陰矢のごとしね。ともかく、それでね? 私…、あなたにお願いしようと思ったの。しばらく別れて住まない? って。私が本当にあなたを愛してるか確かめるために」

「な、何だって?」

「いえ、私、本気よ。だって、あなた? 私、あのレイプの時まで、自分の人生で何が足りないのかはっきり分かっていなかったんですもの。何かが足りない、その何かを探し出せる小さな場所が欲しかったの。そんな時、あの人たちにレイプされたわ。そして今まであの人たちにいろんなことをされてきた。今の私は、これ以上ないってほどに充実して満足した気持ちでいるの。あなたにも分かるでしょう? 私はリロイや彼の黒人のお友達が私にしてくれているようなセックスが必要だったのよ。それが欠けていたの。今ほど、自分が女であることをはっきりと感じられたことなかったわ…」

「…それと同時に、あなたと二人でいろいろされられてきたわけでしょう? そのために、かえって、私は、あなたのことを本当に愛しているのだわって分かったの。レイプ事件の前でも、あなたの舌使いは良かったわ。でも、今は、前よりずっといいの。しょっちゅう逞しい黒人男4人のお世話をしなければいけないでしょ? それに加えてあなたの素敵な舌。私、世界一幸せになってる気持ちだわ」

ジルはそう言ってジェームズの頬にチュッとキスをした。ジェームズは雷に打たれたかのように動かず、無言で座っていた。実際、彼は雷に打たれたと言ってよい。たった今、耳にした雷鳴のごとき妻の言葉に、彼は言葉を失い、柔肌の美しい妻の隣、ただじっと座っているだけだった。

彼が無言のままいる間、彼の妻は話し続けた。毎晩のごとく、リロイ、ハンク、ネイト、ランスとデートに出かけ、時には彼らの友人たちも喜ばせなければならないことが、本当は彼女にとって悲しいことではないことを。

「…それにね、あなた? こんなことを言うとわがままだって思われるのは分かってるんだけど、私があの人たちやあの人たちのお友達と遊びに出ている間、あなたが家にいて、私への愛を忠実に守っていると思うと、とても嬉しいの。あの人たち、あなたに私ともっとやらせるつもりはないって言ってるでしょ? それを聞くと、ちょっと可哀想って思うのよ。でも、あの人たちのおちんちんがあなたのよりずっとずっと大きいのは確かで、そのために私のあそこもすごくユルユルにされてしまっているでしょう? だから、あなたにとっては、今までのように自分でする方が気持ちいいかもしれないのよ」

「わ、分かるけど…」 

ジェイムズはようやく口を開いたが、言えたことはそれだけだった。妻は自分を傷つけようとしているわけではないことは分かっていても、実際には、彼は傷ついていた。ジェームズは、打ちひしがれ、多くは言えなかった。

「ぼ、僕もまだ君を愛しているよ、じ、ジル…。で、でも僕には今のような状態がいつまで続くのか、いつまで僕がもつか分からないんだよ。と、とっても辛くて…」

「でもあなた? 他に方法があるの? 下手なことをしたら、あの人たち、写真やビデオをあなたの職場に送ると思うわ。あなた、ダメよ。このまま、あの人たちに支配されていなければいけないの。この状態を、私ほどはあなたが楽しんでいないのは、私にもわかる。でもね、本当に私のことを愛しているなら、今まで以上に、この状態に合わせられるようにならなくちゃいけないわ」


[2012/02/29] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)