ノボルは、心の奥では、これは罠だと知っていた。だが、彼の両足は彼の意思にしたがうことを拒否した。何かに操られたように、彼は女の元に近づき、地面に膝をつき、そして飢えたように女の割れ目を貪り始めたのである。
不思議なことに、そこを舐めれば舐めるほど、ますます舐め続けたくなった。彼は、その肉門から溢れ出てくる甘い体液を飲み続けた。
女は背中を反らせ、胸を上にせり上げて、ノボルの愛撫を受け続けた。乳首がいっそう固くなっている。そして、絶頂に達した声を上げた。
女は満足した笑顔を見せながら、逆にノボルの股間へと這い寄り、痛いほどに勃起している彼の分身を舐めはじめた。
理由が分からないが、拒もうとしてもどうしても身体が言うことを聞かない。彼の腰は、勝手に、女の唇との接触をさらに深めようと突き出す動きをするのだった。
女は口を開き、その唇でノボルの肉茎をすっぽりと包んだ。同時に口の中では舌先が肉茎の底辺をしきりに擦り続ける。口の中で、それがぴくんと跳ねるのを感じ、女は甘い溜息をつき、ノボルは快感に歯を食いしばった。
女は、口をすぼめてさらに前後に動かし続けた。そして、ノボルのそれが危険なほど膨らむのを感じ、ほとんど達しそうになっているのを知った。
すると女は口を離し、自分から仰向けになり、ノボルを入口へと導いた。そしてノボルの尻がくいっと動くのを感じた。切羽詰まったノボルは、我を忘れて女の中に身体を沈めたのだった。
まるでさかりがついた動物のようにノボルは女の上、激しく動いた。それと同時に口を胸に寄せ、左右の乳首を交互に吸い続けた。女は頭を後ろに倒し、乳房をせり上げ、それを受け止めた。
ノボルの背中にまわした手は爪を立て、背を反らし、再び絶頂に達した声を上げる。
女は、体内でノボルの男根が脈動する様子から、彼が限界にさしかかっているのを知った。そして彼の耳元に口を近づけ、様々な卑猥な言葉を囁きかけた。
その言葉はノボルにとって刺激の度が過ぎたものだったのだろう。ノボルは喉の奥から苦痛とエクスタシーの混じった唸り声を絞り出した。
ノボルは、自分でも信じられないほど多量に放っているのを感じた。次々と滝のように女の子宮にしぶきを浴びせている間、ノボルは女の瞳を見た。その目は青みを帯びつつ虹色に色を変えながら光っていた。そして、彼はその瞳を見つめつつ、何か冷たいものが身体の中に侵入するのを感じたのだった。
「な、何だ?!」
だが、ノボルは考えをまとめることができなかった。その前に、苦痛のあまり地面に突っ伏し、神経を引き裂くような痛みに絶叫したのだった。
ノボルと女の行為を見ていた衛兵たちも、地面にのたうつノボルを見て、恐れを感じ、後ずさりした。
気味の悪い、引き裂くような音が夜の空気を満たしていた。ノボルは必死になり四つん這いで身体を起こそうとしたが、その時、自分の全身の肌から白い毛がぞわぞわと生え出し、爪からは獣のような爪が伸びてくるのを見た。
狐使いは、ノボルの歯が異様に伸び出てくる様子をうっとりと眺め、骨を砕き、肉を引き裂く音を楽しげに聞いていた。ノボルの止めてくれと請う声とともに。
ノボルが苦痛のあまりがっくりと地面に崩れ、動かなくなると、女は注意深く彼に近づき、自分の作品を調べた。女の足元に転がる物体は、完全に人間というわけでもなく、完全に動物というわけでもない。
ノボルは弱々しくまばたきし、女を見ていた。女は、その人間の形をした狼が弱々しい復讐心を持ちながら彼女を見ているのを見て、特にその目が氷のような青に変わってるのを見て満足した。
ノボルは立ちあがったわけではないが、その身体が全体的に大きくなっているのが、地面に転がっていても分かる。それに、女は、ノボルが変身の結果、かなり弱っているのを知り内心、安堵していたところだった。弱っていなければ、自分たちがほんの数秒でこの男に皆殺しにされるのは間違いないからだ。
女はノボルに近づき、その銀色に変わった鼻先を愛撫したが、その直後、鋭く長い爪でその鼻先にさっと傷をつけた。ノボルは、長く伸びた歯の奥から低い唸り声を上げたが、反撃するには身体が消耗しすぎていた。
衛兵たちは、おおっと声を上げた。女がつけた血の出た傷口がみるみる塞がり、たちまち消えてしまうのを見たからである。傷は完璧なベルベットの肌に戻っていたのである。
「これでよし。連れて行け」 と女は呟いた。
ノボルは衰弱のあまり、かろうじて立ちあがるのが精いっぱいだった。衛兵たちがその巨体を運び出さなければならなかった。いったい自分に何が起きたのだ? 身体を運ばれながら、ノボルが意識を失う前に思ったことはそれだけだった。
つづく
「淫乱ママ」 第6章 Slut Mommie Ch. 06 by fantasy69
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これまでのあらすじ
息子と娘の二児の母。写真好きの息子トミーにモデルを頼まれ、写真を撮られているうちに興奮し、そんな彼女の淫乱願望を見抜いた息子に求められ肉体関係を結んでしまう。娘のことも淫らに想像しながら…。息子とバーや公園でも性行為をし、さらに靴屋では若い女店員と初めてレズ行為を経験する。淫らな姿を他人に見られるのも好きなのだった。それにアナルセックスも。ある日、息子のカメラ仲間の撮影会に急遽モデルとして参加し、フランクという強引な若者に脅迫され犯されてしまう。
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電話が鳴るたび、跳ね上がってしまう。フランクに写真を取られた事実がどうしても頭から離れない。すべてを調べたら電話するって言っていた。ああ言われた瞬間を思い出しては、恐ろしさに震えあがる。いったい、フランクはどういう意味で言ってたの? あの男にとっては、わたしを犯しただけでは、充分でないということ? フランクは、まだ子供なのに、たった18歳の子供なのに……。その事実がかえって事態をややこしくしている。
息子には言っていない。言えっこない。息子が何と言うか、どう思うか、全然分からない。自分で何とかしなければいけないわ。
これまで息子と密かに楽しんできた「淫乱」遊び。その小さなわたしたちだけの世界に
赤の他人を引き入れることが、どれだけ危険なことか、ようやく自覚できた。どうしてあんなことをしてしまったんだろう? わたしって、どうしてこんなに弱いの?
息子と淫乱ごっこをするのは、特別。何があってもそれだけは多分やめたくない。息子のことを思うといつも、あそこが濡れてくる。息子のおちんちんの美味しい味を思って、お口の中によだれが溜まってくる。でも、信用してない人に身体を預けるなんて! どうして、あんなことをしてしまったの?
........
それは、暑い土曜日の夜のことだった。この地域のたいていの人は居心地良くエアコンを効かした家の中でくつろいだり、時々、プールに浸ったりしてすごすような日。その日は、普段なら乾燥しているこの辺りではちょっと珍しく、風がなく、蒸しむしした日だった。
夫と「サバイバー」(
参考)というテレビ番組を見ていた時、電話が鳴った。ビクっとなった。あの電話かもしれない。
夫が立ちあがって、電話に出た。夫はすぐに苛立った声をあげ、受話器をわたしに手渡した。
「ケイト、トミーからだよ。酔っぱらっていて、車で迎えに来てくれと言ってる。俺は行かないからな……。もう10時なんだし。…お前が迎えに行きたかったら行ってもいいけど、俺はもう寝るから」
夫はそう言って、部屋から出て行った。
「もしもし? トミー? いまどこにいるの?」
「ママ? 聞いて? 俺、いまジェイソンの家にいるんだ。それで、俺…ちょっと飲み過ぎて、運転できないんだよ…。迎えに来てくれない?」
「トミー、誰かお友達で送ってくれる人いないの?」 電話の向こう、音楽が鳴っているのが聞こえる。それに笑い声も。女の子の笑い声。
「みんな酔っぱらってるんだ…。お願いだよ、ママ… 迎えに来てよ」
「分かったわ。お友達もダメみたいね。ジェニーンは? 彼女、そこにいる?」
「ジェニーンもいないし、旦那さんもいないんだ。俺たちだけ」
「オーケー。仕方ないわね。20分くらいで行くから」
立ちあがって行く準備を始めたけど、ナイト・シャツを着てるのに気がついた。やだ、こんな格好じゃ行けないわ。着替えなきゃ。
二階に上がったけど、夫はすでにベッドに入っていた。今夜の夫は、すごく機嫌が悪い。いま電気をつけて着る物を探したら、起こしてしまって、もっと機嫌が悪くなりそう。
そう言えば、娘のクリスティは今夜は友だちの家に泊まるのを思い出した。クリスティなら何か服を持っているはず。わたしが借りても娘は気にしないのを知っていた。娘の部屋に入って、クローゼットを覗きこんだ。
あら、もうヤダ。あるのはお肌を露出するシャツやブラウス、それにミニ・スカートだけ。ジーンズもあったけど、試しに着てみたら、サイズが合わない。
ああ、やっぱり自分のクローゼットに行って、何か探してくるべきなの? でも、そうしたら夫を起こすことになるし。文句を言われるのはイヤだわ。
スカートを手に、着てみた。身体に密着するミニスカートで、腰まわりをぴっちり包む感じだった。腰まわりのありとあらゆる身体の曲線がはっきり見えている。
今度は寝巻代わりのシャツを脱いで、娘のシャツを着てみた。前にはボタンが二つしかないの? すごく前が開いている。
その二つを着た後、鏡で自分の姿を見てみた。
まあ、すごい……!
すごく肌が露出している。大きな胸はシャツの中かろうじて隠れているだけ。もちろんブラジャーをしていなかったから、おっぱいの肌の大部分が見えてしまってる。シャツのボタンも、いまにも取れてしまいそうにはち切れている。それに裾も短くて、お腹が露出してるし…。
鏡で自分の姿を見ているうちに、だんだん、エッチな気持ちになってしまった。両手を腰やお腹に這わせてみた。前屈みになって、胸がどれだけ出るか、胸の谷間がどのくらい見えるか見てみた……。まあ、なんてエッチなの?
後ろを向いて、お尻を見てみた…。わたしの丸い大きなお尻。ちょっと前屈みになって脚を広げてみた。このスカート、すぐにめくれ上がってしまうわ。お尻が出てしまう。
ショーツも履いていなかったから、鏡の中、ちょっと湿ってきてるあそこが見えていた。さらに黒いハイヒールも出して、履いてみた。
また鏡を見て、今度は息を飲んでしまった。わたしって、すごくゴージャスに見える…。セクシーと言うか……もう、ほとんど、淫乱っぽい。
ふと時間が過ぎている気がして、時計を見た。もう15分も経っている! 20分で行くって言ったのに…!
びっくりして、めくれ上がったスカートを元に戻して、玄関に急いだ。その時、考えていたことは、酔っぱらった10代の若者たちが車でトミーを送ってくる前に、すぐに迎えに行かなくちゃということだけ。
「ジャッキー」 第10章 by Scribler http://www.literotica.com/s/jackie-pt-03
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これまでのあらすじ
ジャックは妻アンジーの浮気現場を見てショックを受け、彼女と知り合った頃を回想する。彼は法律事務所のバイト、アンジーはそこの上司だった。仕事を通じ親密になった二人はやがてステディな関係になったが、その過程でジャックはアンジーに女装の手ほどきを受ける。ジャックはジャッキーという呼び名をもらい、アンジーと一緒のときは女性になることを求められる。女装してショッピングをし、クラブへ行き男性とダンスもした。そして彼女はアンジーに初めてアナルセックスをされ、オーガズムに狂ったのだった。
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月曜日はとても落ち込む日だった。次の週末までアンジーと夜を過ごすことができないと思うと落ち込んだ。平日に彼女と会うと、次の日の朝、出勤しなければならないのに夜にアンジーの家に行くことになり、非常に時間が無駄になる。そのため愛し合えるのは週末だけと合意していた。その日の朝、ネイル・アートを落としながら僕は泣きそうになった。アンジーは、たった5日もすれば週末になるんだからと僕を慰めた。
続く2週間で、僕とアンジーの間に計画ができていた。最初の週、僕たちは毎晩、一緒に夕食を取りに出かけていたのだが、その週の後は、アンジーは僕に僕の名前が入ったクレジットカードをくれたのだった。支払いは僕がする形を取らせてくれたのである。アンジーは、誰にも僕が彼女のヒモだと思ってもらいたくないからと言っていた。
週末は、いつもの通り、僕は完全にアンジーのガールフレンドになった。ふたりでショッピングに出かけたり、ディナーを食べたり、一緒に映画を見たり。ふたりでダンスに出かけることも多かった。週末は楽しく、基本的に僕は週末にアンジーのために女装できることを思いながらウィークデイを生き延びている感じだった。
感謝祭の休暇は素晴らしかった。火曜日の午後5時に退社し、次の月曜日の午前9時まで丸1週間休みだったから。その週末はずっとジャッキーとして過ごした。まるで夫婦のように、アンジーと一緒に感謝祭のディナーを作り、休日を祝った。月曜日が来ると僕はすっかり落ち込んでしまったし、アンジーも同じ気持ちだろうと思ったが、彼女は何も言わなかった。
クリスマスから新年にかけての休暇は、ほぼ2週間、会社が閉まる。アンジーはその期間、どこかへ旅行に出かけようと計画を立てていた。彼女はその計画を6月から決めていた。もちろん、6月時点では僕はまだオフィスにいなかったわけだから、彼女の計画には僕は含まれてはいなかった。
アンジーは僕と一緒でなければ行かないと言って、僕も連れて行こうとしたが、僕の飛行機のチケットが取れず、困っていた。僕のチケットが確保できたのは、旅行の二日前というギリギリになってからだった。そもそも、一緒に旅行に行けると思っていなかったので、ふたりとも大慌てで荷造りをしなければならなかった。
それから10日間、僕は南国カリブの島でアンジーのボーイフレンドとしてすごした。彼女は、僕に、数日ほどはガールフレンドとしてすごして欲しいと思っていたが、それはできなかった。女装してしまうと女になった僕がどこから現れたか説明できなくなってしまうからである。
島での最後の日、パティオでディナーを食べていた時、アンジーが僕の手を握った。
「ジャック? 私、そろそろ職場の人に私たちがつきあってることを言おうと思っているの。戻ったら、管理担当の人に私たちのことを伝えるつもりよ」
この件については、ここ2ヶ月ほど、何度か話し合っていた。僕としては、それを申し出ても、どのように受け取られるか確信がなかった。規則としては明記されていないものの、一般的にはカップルが同じ職場で働くことはできない。でも、僕たちの会社ではそのような規則があるというのは聞いたことがなかった。ただ、アンジーがそういうことを言いだすと、彼女の職歴に傷をつけることになるかもしれないと心配した。
「それは知ってるわ…」 彼女は僕が心配そうな声で言うのを聞き、言った。「でも、会社の人に知っててもらいたいのよ。あなたに私のところに引っ越してきてと言う前に。驚かしたくないもの。それに加えて、もし会社がダメと言ったら、私、喜んで自分の会社を立ち上げるつもりでいるの」
アンジーの言葉に僕はびっくりしてしまった。アンジーが自分で会社を立ち上げるというのも、確かにそれ自体、驚きだったけれど、それはそれほどではない。むしろ、僕と同居するという言葉の方に驚いていた。確かにそうなったらいいなと思ったことはあったけれど、それは単なる高望みにすぎないと思っていた。アンジーもそのようなことを考えていたとは、全然知らなかった。
あまりに驚いていたので、しばらく何も言えずにいた。それを見てアンジーが訊いた。
「何かまずいかしら? 私が自分の会社を持つのは、できないことかしら?」
「いや、そんなことはないよ。君ならすぐに成功できると思う。……そちらでなくて、本当に僕に引っ越してくるよう頼もうと思っていたの?」
「この2週間ほど、ずいぶんそのことを考えたのよ」 とアンジーは僕の手を強く握った。「いつも月曜日になって仕事に戻るときにあなたがとても気落ちしているのを見てたわ。私もあなたと同じ、月曜日が大嫌いなの。だから、そろそろ一緒に暮らしてもいいかなと思って。そのほうが理にかなってるでしょ? そう思わない?」
「もちろんそう思うけど、でも僕は当事者だから。偏見があると言えるから」と冗談っぽく言った。
アンジーは笑い出した。「私も偏見があるわよ。どうしてもあなたとジャッキーをいつも自分のそばに置いておきたい気持なんだから。来週の週末には私のところに引っ越してくるべきよ。でも、いままで家賃で払っていたおカネは自分で取って置いてね。それは学費のローンにあてるの。あの利息、払う必要がないのに払ってるのを見るのはイヤなの」
僕は彼女の言うことに完全に同意だった。
職場に戻った最初の日、アンジーは管理担当のところに行き、僕たちが付き合っていることを伝えた。アンジーによると、担当者はこの上なく喜んでいたらしい。それに彼女が仕事を辞める理由はどこにもないと。すぐに噂が会社中に広まった。とうとう、あの女王様が僕に手なずけられたと。もちろん、彼女が僕を手なずけたというのが実情だったのだが。