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ジェシー借金を返す (4) 


クラブに向かう車の中、ジェシーはいたく感動して言った。

「こんなリムジンを乗り回してるなんて、ジョン、すごいお金持なのね!」

ジョンは微笑みながらも、うつ向いた。「実は違うんだ。この車はクラブのものなんだ。特別なお客さん用に使う車。今夜は空いていたので、使わせてもらっているだけ。でも、君が特別なお客さんなのは事実だよ」

「とても素敵なのね」 とジェシーが言った。

顔を赤らめる僕の妻を見ながらジョンが答えた。「ジェシー、あなたの素敵さにはとても及ばないよ。ビル、申し訳ない。どうしても抵抗できなくって。僕があなたの奥さんのことばかり気にかけるのを不愉快に思わないでくれたらいいんだけど…」

「問題ないよ、ジョン。僕も君と同意見だから。それにジェシーも注目を浴びて、内心喜んでいるんじゃないかと思ってるし」

そうこうしているうちにクラブに着いた。かなりの店のように見えた。入口を入って、僕は、その夜、最初の驚きに襲われた。この店は非常に高級なストリップ・クラブだったのである。メインの部屋にはステージが3つあり、裸の女性たちがその上で踊っていた。フロアからは見えないところにDJのブースがあり、そこからセクシーな音楽が流れ、部屋を満たしていた。女たちはその音楽に合わせて身体を揺らしている。

ジェシーを見たが、彼女もやはり驚いているのが分かった。ちょっとぎこちなく笑いながらジョンに言っていた。「あなたが言っていたダンスって、まさかこれのことじゃないといいんだけど…」

「アハハ、違うよ、ジェシー。いくら僕でもそれほどひどい奴じゃない」

ジョンはみんなについてくるように手招きした。彼の後についてメインルームから出ると、今度は過剰にふわふわしてるソファや椅子が置いてある静かな部屋になった。全裸の美女たちが、数人の男性をもてなしている。男たちの前で踊っている女性もいたし、男の下腹部にお尻を擦りつける動きをしている女性もいた。ジェシーはこの光景に目を丸くしていた。

ようやく、ジョンは「個室」と書かれたドアを開け、みんなでそこに入った。この部屋は、他の部屋ほど大きくはないが、バー・カウンターがあり、ソファや椅子がいくつか並んでいた。そして部屋の中央にはかなり高級なビリヤード台が置かれていた。

「スティーブ、僕らのお客さんに飲み物を用意してくれないか?」 とジョンは言い、僕たちに腰を降ろすよう、手招きした。

部屋を見回し、その時になって初めて、あの運転手が僕たちと一緒に部屋にいるのに気づいた。彼はバーカウンターの後ろに立ち、グラスを磨いているところだった。

「みんな、何が飲みたい?」

ジェシーは、いつものラムのコーラ割りを頼み、僕はライ&ジンジャーエール(参考)を頼んだ。それから2分も経たずして、スティーブは4人みんなの分の飲み物を持ってきた。彼はジョンとトニーの好きな飲み物はすでに知っていたようだ。


[2013/03/08] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 第15章 (1) 

「ジャッキー」 第15章 


**********

これまでのあらすじ

ジャックは妻アンジーの浮気現場を見てショックを受け、彼女と知り合った頃を回想する。彼は法律事務所のバイト、アンジーはそこの上司。仕事を通じ親密になった二人は交際を始め、その過程でジャックは女装の手ほどきを受け、ジャッキーと名付けられる。ジャッキーはアナル開発され、オーガズムに狂う。やがて二人は同棲を始め、そして結婚した。最初は幸せな結婚生活だったが次第にアンジーの変調が目立ってきた。尾行したジャッキーはアンジーが他の男に性奴隷のように扱われているのを目撃する。その事実をアンジーに暴露すると、彼女は泣き崩れた。アンジーはそのダンという男を憎しみつつも、手荒に扱われる衝動から逃れられないのだという。ジャックはその性癖を容認した。そして、とうとう、そのダンが家にくる。


**********



「私が玄関に出迎えるので、あなたはリビングで待っていて」 アンジーはそう言って、玄関へ向かった。

ドアが開く音がし、そのすぐ後にダンがリビング・ルームに入ってきた。アンジーの髪の毛を掴んで、引きずるようにして連れてくる。ダンは、あのあばら家の窓から覗いた時よりも、はるかに大きく見えた。それに顔つきも常人なら恐怖心を抱くような顔だった。

「ほお、お前が俺の淫乱女と結婚したやつか。思った通り、弱そうなウインプ(参考)だな。まあ、自分の妻を他の男にヤラせるようなやつは、みんなウインプだが。お前はそこに座って、本物の男がこういう淫乱女をどう扱うか、しっかり見てろ」

ダンはアンジーの髪を掴んだまま、そう言い、ソファを指差した。

言われたとおりにソファに座ると、ダンは、乱暴にアンジーを押し、床にひざまずかせた。

「俺のブーツを脱がせろ」

アンジーが彼のブーツを脱がすと、今度はこう言った。

「靴下も脱がせろ。歯を使ってやれ」

ダンはまったく気にしていないだろうが、その匂いは決して良いものではないだろう。

アンジーは靴下を脱がせ、きちんと畳んだ後、それをブーツに入れ、今度はダンのズボンを脱がし始めた。それもきちんと畳み、コーヒーテーブルの上に置いた。

次はトランクスだった。これも歯を使って脱がさなければならなかった。アンジーは左右交互に布地を噛んでは、少しずつ降ろしていき、最後に彼の足元へと落とさせた。シャツはダン自身で脱ぎ、アンジーに投げつけた。アンジーはいそいそとシャツを畳み、やはりコーヒーテーブルの上に置いた。

ダンが完全に裸になり、改めて、彼のペニスをよく見ることができた。あの窓から見た時より、はるかに大きく見えた。まだ完全には勃起していなかったが、徐々に大きくなってきているのが分かる。あんな大きなものをアンジーが扱えること自体、僕には驚きだった。

ダンはアームチェアに座り、ふんぞり返った。

「今日は仕事がハードな日だったから、まずはタマ舐めから始めろ。そこの汗をきれいにするんだ。俺が止めろと言うまでやるんだぞ」

アンジーは素早くダンの脚の間に座り、毛むくじゃらの睾丸を舐めはじめた。舌を伸ばして、丁寧に陰嚢を舐めるのが見える。ダンは気持ちよかったのだろう。ペニスがみるみる大きくなり、やがて自慢げにそびえ立っていた。

2分ほど続いただろうか、ダンは僕に顔を向け、言った。

「お前も使えねえウインプだな。少しは気を効かせろ。ビールでも持ってこい。ぐずぐずするんじゃねえぞ。お前にはしっかり見せつけておく必要があるからな」

僕はすぐに立ち上がり、キッチンに向かった。だが、部屋を出る時、ダンに呼び止められた。

「おい、ウインプ! これからはな、命令されたら、ちゃんと、かしこまりましたと言うんだ。もしそう言わなかったら、このエロ女をバンバンひっぱたくからな。お前がちゃんとわきまえるまで、殴り続けてやる」

「はい、かしこまりました」 とそう言い、僕は部屋を出た。

急いでビールを出し、念のためグラスも用意した。ただ、グラスを用意しても使われないだろう。あの男はグラスでビールを飲むようなタイプには見えない。

ビールを持ってリビングに戻ると、アンジーは睾丸を舐める行為から、睾丸を口に含む行為に移っていた。今は、すでに毛むくじゃらの睾丸をひとつ口に含んでいて、ボール・ガムを噛むように口を動かしていた。

ダンはグラスは無視し、瓶ビールだけをひったくった。僕はソファに戻ろうとしたが、ダンはそれを止めた。

「お前はここにいろ、ウインプ。俺が両手を使いたくなった時、ビールを持っているやつが要るだろう? えぇ?」

僕は二人の横に立ち、自分の愛する女性が野蛮な男の睾丸をひとつひとつ口に含み、愛撫する様子を見続けた。だが、それも長く続いたわけではなかった。突然、ダンがアンジーの髪の毛を鷲づかみにし、ぐいっと顔を引っぱり上げ、ペニスの先端が彼女の唇に触れるようにさせたからだ。

「タマ舐めはもう十分だ、エロ女。そろそろ、お前の情けない旦那に、お前のおしゃぶり好きぶりを見せてやろうな。俺をがっかりさせるんじゃねえぞ」

そう言うと共に、ダンは亀頭をアンジーの口に突き入れた。

アンジーは直ちに吸い始めた。まるで自分の命がそれにかかっているかのような、必死の吸茎だった。自分から顔を押し出し、最初の10センチくらいを飲みこみ、ちょっと引きさがる。それを繰り返し、徐々に多くの部分を口に入れていった。

ときどき、息がつまり、咽る声が聞こえたが、それでもアンジーはまったく止めようとせず、1分もしないうちに、25センチはある全長を口の中に入れてしまった。彼女の唇が根元の肌にぴったりとくっついている。アンジーはそうなったところで、ダンを見上げた。目には、自慢しているような表情が浮かんでいた。

「ちゃんと見たか、ウインプ? こういう女どもはちゃんと躾けて、適当に褒めてやれば、簡単にどうにでもなるもんなんだ」 とダンはアンジーの頭をいい子いい子と軽く叩いて見せた。

ダンは僕にビール瓶を渡し、両手でアンジーの髪の毛を掴み、彼女の顔を引き離した。亀頭だけが口の中に収まった状態まで引き離す。アンジーはその頭部をちゅうちゅうと吸い続けた。

「だが、もちろん、誰がボスかしっかり教え込む必要もある」

その言葉とともに、ダンはアンジーの頭を強引に引き寄せ、一気に、再び彼女の唇が根元の肌に触れるまでにさせた。


[2013/03/08] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

裏切り 第7章 (5) 

「寒いのかい? 可哀想に!」 とロブが同情して声をかけた。「どうして君たちコートを着てないんだ? そのドレスは素敵だよ。でも、たとえ暖かいタクシーに乗るにしても、出入りするときに凍えたら、風邪をひいてしまうよ」

「どこかの素敵なオジサマが私に毛皮のコートを買ってくれたら、7月でも着てるのになあ」 とアンジーがほのめかした。

「それなら決まりと考えていいよ」 とジムが軽く請け合った。「君が新しい地位についた手当てと考えていい」

「アンジーが…昇進?」 と私はためらいがちに言った。

「ああ、そうなんだ」 とロブがにやりと笑った。「彼女の働きのおかげでね。アンジーから聞いていないかい? 明日、会社全員に公式的にアナウンスするんだけどね、アンジーは特別個人アシスタントに昇進する。職場も一階上になるんだ。今日のお祝いの理由の一つがこれだよ」

「うーん、おめでとう…」

「ありがとう!」 とアンジーは陽気に答えた。「あなたがいなかったら、こうはならなかったわ」

できれば、アンジーには、こんなふうにほのめかすのを止めてほしかった。これまでのところは、ロブもジムも私の正体を知らない様子。ロブは我が社の社長で、ジムは会長だ。二人に私の正体が知れたら…。だけど二人が知らない限り、私は明日の朝も仕事をすることができる。私は勇気を振り絞って言った。

「えーと、この集まりがお祝いなら、何かお酒を飲むべきね。よかったら、私にフローズン・ストロベリー・マルガリータを注文してくれないかしら。大きなサイズにして。何だか、とても飲みたいの」

10分後、私はすでに、48オンスのフロスティ・カクテルの半分を飲んでいた。すごく飲みやすい! なんだかんだ言っても、これはただの、半分ほどクエルボ(参考)が入った大きなスラーピー(参考)みたいなものかもしれない。

私以外のみんなは、それぞれのカクテルをゆったりとしたペースで飲んでいた。私に関して、イヤな発言や言及は一切なかった。ふたりの重役たち、特にロブは、魅力的な女性に対して好意を寄せるのと同じように私に好意を寄せている様子だった。お酒のおかげで気が強くなったのかもしれないけれど、私も同じように彼らに好意を寄せた反応をし始めていた。

「それで、その…、ネルソンさん…?」 と私は話しかけた。

「リサ、お願いだ。ロブと呼んでくれ」と彼は遮った。「いまは勤務時間じゃないし、ネルソンさんという言い方は、この場では、堅苦しすぎるから…特に、今ここにいる間柄ではね?」

「ええ、いいわ…、ロブ。…何を言いたかったかというと、私のお友達のアンジーを昇進させたというあなたの決断を、個人的にとても嬉しいと思ってることを伝えたかったの。彼女は確かに昇進に値すると私は分かっていたし、これから、あなたとミスター…、あ、いやジムにとってとても貴重な存在になると思うわ」

「ありがとう、リサ。アンジーは充分に昇進に値する。メジャー・トレード・グループの男性陣が、彼女の働きぶりについて非常に高評価を出しているんだ。特に、ランス・レイトンが熱心だったなあ。アンジーから彼のことを聞いている? アンジーは彼のことをとても重視しているよ」

私は、もう一人の自分のことを言われて、頷きつつも、身を強張らせた。気づかれなければいいけど。

「今夜のお祝いの本当の理由は、むしろランスのことなんだ」 とロブは続けた。「今日、彼のおかげで我々はこの業界内で著名な存在になれた。まさに、ベストの中のベストだよ、彼は。それに、体の芯まで社のことを考えている。彼が一度、仲間をぜんぶ引き連れて会社を辞めると言いだした時のことを知っているかい? 従業員担当のどこかの堅物が、アンジーの素晴らしい服装について文句を言ったらしく、それに抗議しての行動だったんだ。自分の秘書の名誉のために、6ケタ、つまり数百万ドルの収入とストック・オプションを蹴ってもいいと思ったんだよ、ランスは。僕の部下たちも全員、彼のレベルの人格的統一性があったらありがたいなと思ったよ。今日はね、午後ずっと、ジムと一緒に、彼に対してどんな褒美をあげたら適切と言えるか頭を悩ませたんだ。アンジーにも一つか二つ提案をしてもらった。そうだよね、アンジー?」

アンジーは口をすぼめて微笑んだ。瞳をキラキラ輝かせている。

「話しを聞くと、アンジーはあなたのような親友がいてずいぶん幸運のようだ。あなたがアンジーの昇任を自分のことのように喜び、支持していることからも、それが分かるよ。本当のことを言うとね、アンジーは僕たちの部下になるわけじゃないんだ」

「え? そうなの…? …とすると、誰のところに?」

「うちの副社長のところだよ」 とジムが答えた。

「ほんとに?」 と私は完全にわけが分からなくなって聞き返した。「アンジーからは、そちらの会社に副社長がいるとは聞いていなかったけど。誰なのですか?」

二人の男は互いに顔を見合わせ、そしてにやりと笑った。

「何で? もちろん、あなたですよ」 とロブは当然のような口ぶりで言った。「今朝のあなたの仕事ぶり。あんな大仕事をされたら、ラサール通りのどこに行ってもご自分で会社を立てることができるでしょう。そんなあなたを我が社に留めておくためなら、僕はどんなことでもするつもりです」

ロブはじっと私を見つめた。単なる仕事上の感心を超えた熱い気持ちで私を見つめた。

「…どんなことでも。午前中に157万ドルの利益を会社にもたらし、その同じ日の夜に、スーパーモデルのような美人に変身し、僕とデートしてくれるとは。そんな素晴らしい人なら、当然、重役のポストに値するというものです」


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デス・バイ・ファッキング 第15章 (9) 

キングは牧師に次の質問をした。「あなたは、アドキンズ氏のどこがそんなにお嫌いなのですか?」

「この男は、変態で、性的に無節操な売国奴です。アンドリュー、教えてくれないか? 君のことをアンドリューと呼んでもよいよな? 君は、テロリストと知られた人物と毎週会っているというのは本当なのかね?」

アンドリューは目をぱちくりさせた。これはまったく予期してなかったことなのは確かだった。

「えっと、ジョニー? 僕もあなたをジョニーと呼んでいいよね? それ、何の話か、分かりません。できれば、もうちょっと具体的に言ってくれるといいんじゃないかな?」

「ジョセフ・マンベラという人物だよ。この人物は、何年も君の家に毎週通ってるそうじゃないか。それは本当なのかね? このマンベラという人物はイスラム教徒で、テロリストのシンパというのも本当なのかね? これをどう説明してくれる? 君はテロリズムを支援してるんじゃないのか?」 

彼は勝ち誇ったように言った。一方、アンドリューは笑っていた。

「ああ、ジョーのことですか? ジョージア・サザン大学の学生の。ええ、彼は毎週1回、家に来ますよ。どうしてダメなんですか? うちの子供たちにスワヒリ語を教えてくれているんです。彼がイスラム教徒? そうかもしれませんね。でも、イスラム教徒だと自動的にテロリストとされるとは思えませんが。もっとも、そういうふうに考えるとんでもないバカがいるのは知っていますが。それに、どのみち、あなたが最後に言ったところは間違いだと思いますよ。彼はテロリストではありません。タンザニア人です。タンザニア出身です」

善良なる牧師は発言の機会が来たとみて、口を出した。

「こんな嘘を絵にかいたような言い訳、初めて聞いたなあ。このテロリストは、君の無垢の子供たちにスワヒリ語を教えると偽って、君の家に来ているに違いないじゃないか! この国が君に対して何をしようが、君にはもったいなさすぎるよ」

ラリー・キングがアンドリューに質問した。

「お子さんたち、スワヒリ語を習ってるとおっしゃいましたね? そういう勉強をするには幼なすぎませんか? それに、どうしてそんな良く知らない言語を? フランス語とかスペイン語とかドイツ語とかでないのは、なぜ? アドキンズさん、これはちょっと奇妙だと言うのはお認めにならなければいけませんな」

「別に、そんなことを認めるつもりはありません。キングさん? あなたは欧州中心主義的な偏見を見せびらかしてしまってるように思いますよ? 実際のところ、子供たちはフランス語もドイツ語も習っています。それに日本語と中国語もね。妻たちは、子供というのは、幼くて脳がまだ言語を習得する前の段階にある時に、複数の言語を学び始めるのがベストだと言うんです。もし、それが問題だとおっしゃるなら、私でなく、妻たちに文句を言ってください。私は、何も知らない傍観者みたいなもんですから」

「そうですねえ、この件なら簡単にはっきりさせられそうだ。あなたはお嬢さんを連れてこられた。私からお嬢さんにいくつか質問してもよろしいですか?」

アンドリューは微笑んだ。「ええ、どうぞ。ご自由に」

キング氏はエマに質問した。「お嬢ちゃん、お名前は?」

「エマです。5歳です」

エレが私に囁いた。「エミーはわざと5歳児の演技をしているわ。これって見ものよ」

キング氏が続けた。「エマ、ジョセフ・マンベラという男の人を知ってるかな?」

エマは困った顔をした。「ジョーイのこと? ジョーイなら私の先生よ!」

「みんなに、何かスワヒリ語をしゃべってくれるかな、エマ?」

「ジャンボ。ハバリ? ワピ・チュウ?」

娘たちと一緒にレッスンの場にはいたけど、私には、ここまでしかスワヒリ語は理解できなかった。この後、エマは何かベラベラと喋ったけど、私にはぜんぜん言葉を拾うことすらできなかった。ただ、他の娘たちは全員、いっせいに笑い出した。

キング氏は感心した顔をしていた。「何と言ったの?」

エマは無邪気な顔をしてみせた。「こんにちは、ご機嫌いかが? トイレはどこ? それと、あそこにいる太った男の人は誰?」

私はエレに訊いた。「本当は何て言ったの?」

「あのデブ尻のバカモノは誰?」

私は我慢できなくなり、ばっと吹き出してしまった。「エレ? この放送を聞いた人の中に、エマが言ったことを理解できる人がいるわ。この話、国じゅうに広まるわよ」

エレは頷いた。「ええ、みんな、ウォルターズ牧師はデブ尻のバカモノと思うようになるわ」

ラリー・キングはウォルターズ神父に顔を向けた。「これで満足なさいますか、ウォルターズ神父?」

だがウォルターズは相変わらず攻撃的なままだった。


[2013/03/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第7章 (40) 


濡れたソング・パンティを脇に蹴り、ケイトはミセス・グラフの上に覆いかぶさった。ミセス・グラフの足の方に顔を向けた、逆向きの姿勢だ。

肩越しに振りかえり、ハイヒールのスパイクがミセス・グラフの顔に当たらないように気をつけながら、両脚を広げ、脚でミセス・グラフの頭を挟みこむような形になる。

おお、すごい! ケイトはミセス・グラフとシックス・ナインの態勢になろうとしている。

俺のいる角度からだと、ミセス・グラフがケイトの陰部を舐める様子は見えなかったが、ケイトの方は見える。ケイトの顔とミセス・グラフの陰部は、まさに俺の目の前に来ているからだ。ケイトはちょっと俺に微笑んでから、身体を傾け、俺の元教師の脚の間に顔を埋めた。

だが、突然、ケイトは目を閉じ、頭を後ろに振り上げた。多分、ミセス・グラフが、この支配的な女王様にご奉仕を始めたのだろう。ケイトはうっとりとした顔で目を開けた。純粋な淫楽の表情になっている。

ケイトは手を出し、ミセス・グラフの陰唇を左右に大きく広げた。愛のトンネルがぱっくりを口を開けている。ピンク色の肉ひだばかりか、トンネル内部のしわも全部見える。ケイトは俺にウインクをし、ニヤリと笑って、顔を降ろした。

死ぬほど手足を自由にしたかったが、手首足首の拘束具のため全然できない。ペニスがヒクヒクしていたし、先走りも出つづけていて、尻の下に溜まってる感じだった。今ペニスに何かが触れたら、とたんに発射してしまうだろうと思った。顔面にはミセス・グラフのパンティが被されている。祭壇の上での行為を見ながら、俺は知らぬうちに、そのパンティの股間部の布地を舐めていた。

いま俺はケイトの舌を見ていた。ミセス・グラフの割れ目を上下に舐めまわっている。ミセス・グラフは腰をゆっくり突き上げる運動を始めていた。それを抑えこむかのように、ケイトは彼女の両太ももに手をあてている。

ぱっくり口を開けた女陰。ケイトはミセス・グラフの太ももの裏側、ガーターのホックに指をかけながら、舐め続けている。ときおり顔を上げては俺の方を見て、陰唇に滴る愛液を啜って見せる。

相舐めはさらに続いた。いつしかケイトも腰を上下に振り始めていた。オーガズムに近づいているのだろう。ケイトはミセス・グラフの陰唇を広げ、そこに指を2本挿入し、同時にクリトリスを舌でチロチロいたぶった。それを受けて、ミセス・グラフは激しく腰を突き上げ始めた。指を突っ込まれるたびに、ぐいっと腰をせり上げる。

こんな妖艶な美女が互いに愛撫し合い、悶えている。この光景は圧倒的だった。俺は、どうしても拘束から逃れたかったが、できない。

いつしかケイトは、ミセス・グラフの顔面に本格的に股間を擦りつける動きになっていた。ミセス・グラフの方もケイトの顔と指に激しく腰を突き上げている。二人とも絶頂の間際にきているのは確かだ。ハイヒールを履いているものの、ミセス・グラフのつま先が内側に反りかえりだしている。冷たい金属の手錠に拘束された両手は、ギリギリと動き、握りこぶしを作っている。

ケイトが最後に顔をあげ、俺の方を見た。顔面はミセス・グラフの愛液で覆われていた。眼は三白眼になっている。この顔、ステージに据えられたカメラにちゃんと捉えられていればいいと思った。この時のケイトの顔は、まさに純粋のエクスタシーに浸った最高の顔だから。


[2013/03/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

淫乱ママ 第8章 (2) 


「ママ、ここ。私と一緒に寝て」 とクリスティはわたしをベッドに引っぱった。

クリスティはわたしが入れるように横にずれて、毛布をわたしのために開いている。娘の思いやりににっこり微笑んだ。

だけど、娘が位置をずれた時に、シャツが少し捲れ上がっているのが見えた。一瞬、視線を娘の脚の間に向けてしまった。脚は閉じていたけど、ツルツルの恥丘が見えたし、ピンク色の可愛い陰唇も。

どうして下着を履いてないの、と驚いた。でも、一瞬だけ、偶然に露出した娘の股間を見て、フランクとの電話のこと、あいつの下品な言葉も思い出してしまい、身体が震えてしまった。さらに悪いことに、クリスティはわたしの上に毛布をかけたために、中がこもって、ほんのり匂いがしてきたこと……あの匂い。すぐに娘のあそこの匂いだと分かった。身体全体から漂ってくる甘い匂いに混ざって、あそこの匂いもしてくる。

視覚も嗅覚も娘のことでいっぱいになっていた。今のわたしの状態では娘と一緒に寝るなんていけないのに。そうは分かっていても、わたしはクリスティに言われたとおりに、一緒に横になっていた。

ベッドはとても温かくて、居心地がいい。それに娘とこんなに親密にくっついて横になってることで、昔に戻ったような気持ちになっていた。クリスティは幼いころ、寂しくなるとわたしのところに来ては一緒に眠ったのである。

クリスティはわたしのお腹に腕を回し、頭をわたしの胸に乗せた。横から抱きつく形で、乳房のところに頬を当てている。長い髪の毛が顔にかかっていて、わたしは本能的に指の裏側で優しく髪を払ってあげた。

「ママ? こういうふうにママと寝るの懐かしいわ。ずっとできなくて寂しかったの。私がちっちゃかった頃を覚えてる? パパとケンカしたとき、ママはいつもこうして私を抱いてくれた」

もちろん、覚えてるわよ。クリスティはわたしに身体を押しつけて、まるでわたしを抱き枕のようにして抱いた。身体の横、娘の成長した胸が押しつけられてるのを感じた。

だんだん、脚の間にあの疼きが高まってくる。これは、薄地のシャツの中に隠れている娘の固い乳首のせい? それとも、恍惚とさせるような娘のあそこから漂ってくる匂いのせい? 分からないわ。ダメダメ、そんなことを考えちゃ、と自分を責めて、そんな考えをぬぐい去り、自分から娘を強く抱き寄せた。

「ママも覚えているわよ。あの頃、あなたは本当にちっちゃくて…」

「でも、もうちっちゃくはないわよ、ママ」

娘の手がお腹から腰の方へ降りたのを感じた。わたし自身のナイト・シャツが腰のところに丸まっているのに気づいた。クリスティの指先が腰のあたりの敏感な生肌を優しく引っ掻いてるのを感じる。良かった、パンティを履いていて。でも困ったことに、そのパンティは今は文字通りびしょびしょになっている。

「ねえ、ママ? 訊きたいことがあるんだけど、いい?」

「もちろんよ。どんなことでも」 娘の指がどこに来てるか、考えまいとしながら返事した。

クリスティはちょっとためらった。それから一度、深呼吸するのを感じた。

「ママはマスターベーションをする?」

何ですって? 予想していなかった質問で不意をつかれちゃって、どう答えていいか分からないじゃない! しばらく沈黙がつづいた。ようやく返事を考え出した。

「そうねえ、もちろんするわ。誰でもしてることよ」

クリスティが身体をリラックスさせるのを感じた。ゆったりと寝返りを打って、わたしから離れた。

「じゃあ、それをしてイクことある?」

「クリスティ! どうして、そんなことを訊くの?」 声の調子は変えまいとしたけど、顔の方はどうしても熱くなってくる。

「ただ…私…興味があって。だって一度もイケないんだもの」 と娘はまたわたしに抱きつきながら囁いた。

その返事に驚いた。クリスティはイケない? もっと聞き出さなくちゃ。何が悪いのかはっきりさせなくちゃいけない。

「どうして? どこか変なの?」 心配声で訊いた。

クリスティは青い目を大きく開いてわたしを見あげた。とっても近くから。顎をわたしの乳房に乗せている。

「いいえ、あそこは大丈夫…ただ…ただ、どうしてか、私の場合、そうならないの。どんなに頑張っても」

最初に思ったのは、娘は正しいやり方でやっていないんじゃ、ということ。でも、こういうことは誰でも自然に覚えることじゃないかしらとも思った。ともかく、何と言おうか考えた。娘のことを助けてあげたい。でも、そうすると、わたし自身、心の準備ができていないことにつながってしまうんじゃないかしら?

「そうねえ…どんなふうにしているの? ひょっとすると、間違ったやり方をしてるかも…」 と娘の瞳を見つめながら囁いた。


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無垢の人質 第10章 (9) 

イサベラにとって、続く数分間は何十年にもわたる時間に思えた。強引に司祭の前にひざまずかされた。短い儀式ではあったが、その間ずっと、衛兵が横に立ち、彼女の首に短剣を押し当てていた。その彼女のもう一方の隣にはレオンも座らされていた。

イサベラの目に涙が溢れてくる。レオンは、指を絡ませて彼女の手を握った。彼女が誓いの言葉を発する時には、安心させるように、彼女の手を強く握りしめた。

誓いの書に署名がなされた。そしてイサベラの父に手渡される。だが、手渡された次の瞬間、イサベラの父アランは、いきなりレオンのこめかみを殴った。レオンは、がっくりとイサベラの横に崩れた。イサベラは彼の身体を抱きかかえようとしたが、その体重は重く、両腕で頭を抱えるのが精いっぱいだった。

「ああ、レオン! お願い、お願いだから目を覚まして!」

「安心せい。この程度ではこいつは死なない。こいつを永久に眠らせておくには、今よりずっと強く殴らなければいけないからな」とアランは呟いた。

衛兵が数人、泣き叫ぶイラべらを取り囲み、引きずるようにして立たせた。

「めそめそするんじゃない! お前はすでにこいつに子供を孕ませられているのではあるが、この結婚は国王によって祝福される必要があるのだ。とりあえず、まだ生きていてもらわねば」

イサベラは抵抗を止めようとしなかった。衛兵たちから必死に逃れ、レオンのもとへ駆け寄ろうとする。それを見てアランは、イサベラにもこぶしをふるった。彼女をおとなしくさせるために。

~*~

イサベラはゆっくりと意識を取り戻し、苦痛のうめき声を上げた。疾駆する馬に乗せられていて、そのためにいっそう困惑と目眩が募った。

「目を覚ましたか。ひどく殴りすぎてしまったかと心配したぞ」 

強い腕で身体を押さえられていた。憎むべき父の身体に身体を引き寄せられている。だが、抵抗してもがくのは無意味だ。馬から落ちてしてしまったら、お腹の中の子も傷つけてしまうかもしれない。


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ライジング・サン&モーニング・カーム 第7章 (7) 

「あなたがそばにいる限り、私は生きていける」とノボルは可笑しそうに言った。「それにしても、キモチイイナ[Kimochi-na]、あなたの身体は私のあそこに本当に良くフィットしている」

ノボルは手を二人がつながっているところへと降ろし、アンジェラの陰唇の間に指をあて、湿らし、それから彼女のクリトリスをこねるように愛撫し始めた。

「さっき私の部下たちが来たでしょう。あの時、あなたはシーツで隠していたけれど裸だった。部下たちはそんなあなたを見ていましたが、あの時、私にとってはどれだけ大変だったか、あなたには分からない。私は、部下たちが見ている前であなたを犯したくなって、大変だったのです。そうしないため、意思の力を総動員していたのですよ」

他の人たちが見ている前で彼に身体を奪われる。それを想像し、それが発火点となって、アンジェラは連続したオーガズムへ突入した。

「ああっ、ああぁぁぁ……!!」

第一波が収まっても、彼は相変わらずクリトリスをいじり続けている。逃れようと押し返しても止めてくれない。再び、快感が高まってくる。

「ああっ!! ノブ、お願いだから!」

「あなたが私の名前を言うと、かえってもっと激しくしたくなる…。あなたがイキ続けるのを止められるのは、私があなたの叫び声を聞くのに飽きた時だけ」

またも絶頂へ至る快感がアンジェラの身体の中、高まってくる。その彼女の瞳を鋭い視線でノボルは見つめ続けた。

もはやアンジェラにはこれ以上無理だとみたノボルは、彼女の身体を半転させ、うつ伏せにさせた。そして後ろから羽交い絞めにし、自分のペニスに引き寄せた。彼自身の快感も高まり続け、やがて、押し殺したようなうめき声をあげて彼は絶頂に達し、彼女の中に溢れんばかりの精子を注ぎ込んだ。

しばらく沈黙の時間が過ぎ、やがて二人の息づかいが落ち着いてきた頃、ノボルはアンジェラの声がするのが聞こえた。

「ノブ…?」

「…なあに?」

「お腹すいちゃった」

ノボルは笑いながら彼女を仰向けにさせ、そしてキスをした。「そうだね。私の子猫ちゃんに餌をやらなくちゃ」

1時間後、ふたりはガラス製のダイニングテーブルでノボルが注文しておいた寿司を食べていた。

「あなたが魚を食べないと知っていたら、寿司が好きかもとは思わなかったのに」と驚きまじりにノボルは言った。

「魚はダメ、タマゴ[tamago]は好き」

アンジェラは嬉しそうにたまご寿司を口いっぱいに頬張った。

元気よく寿司を頬張るアンジェラ見て、ノボルは測りがたいほどの幸せを感じた。

「あなたがそれを食べたくなったら、いつでも喜んで用意させますよ」

アンジェラは頭をこっくりと振り、明るい顔でウインクしてみせた。

自分の前に座っているアンジェラの姿…。先ほどの愛の行為のせいで髪の毛が乱れたまま、今は着物に身体を包んでいる…。ノボルは素晴らしい満足感に目を眩しそうにしつつも、同時に、しこりのような恐怖心が胸に生じるのを感じた。このような形で永遠に彼女といたい…。だが、それは…。

アンジェラは、水をちょっと口に含んだ後、寿司への攻撃を再開した。

「ノブ? 私、あなたの苗字を知らないわ。誕生日も、あなたがどこで生まれたかも」

微笑みながらノボルはしばし彼女を見つめ、それから返事をした。「私の名前は、実際は、ノボルです」

アンジェラはニヤリと笑った。「何だか、アジア系の訛りでnobleと言っているように聞こえるわね」

「そんなことは思ったこともなかった」とノボルは笑った。「苗字はナガモリ。名前をフルに言うと、ナガモリ・ノボル・タケオ・ツネオです」

アンジェラは名前の長さに驚いて、目をぱちくりさせた。「わーお、ずいぶん長い」 それから噛んでいた食べ物を飲みこんで、続けた。「それ、何か意味しているの?」

「大雑把に文字を訳すと、『不滅の森の、永遠に上昇する武士』を意味します」

「すごく壮大な感じね」と彼女は微笑んだ。「お会いできて嬉しいわ、ナガモリ・サマ[sama]」

アンジェラの[sama]の使い方を聞いてノボルは笑ってしまった。「いいえ、わたしこそ、あなたの忠実な召使なのですよ」

アンジェラは明るく笑った。「だって、音の感じが好きなんだもの」

「ところであなたの苗字は?」

「ベアク」

「その意味は?」

「『白』を意味するの」

アンジェラはノボルのことについていろいろ知ることも、彼が自分のことについていろいろ知ることも楽しかった。二人がすでに一生、固くつながった間柄になっていることを考え合わせると、奇妙なことではあったが。

「ということは、あなたは白い天使ということですね」 とノボルは嬉しそうに微笑んだ。

「そうみたいね。…ところで、ノブ? あっ、ノボルと言ってると思ってね?…訊きたいことがあるのだけど、あなたが私を舐めた時、一体どうしてあんなに速く傷が癒えたのかしら?」

アンジェラは食べ過ぎたと感じたのか、箸を置き、ノボルに質問した。


[2013/03/05] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジェシー借金を返す (3) 


男は、また前のめりになってきて言った。「ありがとうと言わなくちゃいけないのは僕の方です。それにしても綺麗な方だ。僕の名前はジョン。こちらが、友だちのトニー」と彼は隣の男に手を向けた。

「こちらこそ、よろしく」と、僕は後ろを向きながら言い、ジョンと握手し、その後、トニーとも握手した。ジェシーも肩越しに手を差し出した。彼らは二人とも彼女と握手した。

「僕の名前はビル。そして、彼女は僕の妻のジェシー」

「お二人はウィングズが勝つのを見に来たの?」 とトニーが訊いた。

「いや、実を言うと、僕たちはカナダから来たんだ。当然、リーフズが勝つのを見に来たんだよ」

「そいつは残念だ」とジョンは苦笑いした。「リーフズはウィングズにこてんぱんにされるよ」

「見てれば分かるさ」 と僕も苦笑いした。

第1ピリオドが終わった段階では、試合は一対一のタイだった。僕はジェシーにビールを買ってこようかなと言った。彼女にも何か欲しいものはと訊くと、彼女もビールを飲むと言った。ジェシーは普段はビールは飲まない。多分、喉が渇いたのだろうと思った。

ビールを買って戻ると、ジェシーはジョンとトニーと何か話していた。

「仲良くなったのかな?」

「ええ、今、あなたが勝ち取ったチケットのことを話していたの」

ジェシーとジョンがこんなに早くうち溶けあってるのを知り、僕はちょっと驚いた。ジェシーは典型的なシャイな人間で、知らない人と簡単に仲良くなることはめったにない。彼女が、ジョンとの間で恥ずかしがる段階をすでに通り越していたのは確かだった。ジェシーは、相手がいったん気楽につきあえる人だと分かった後は、開放的につきあえるようになる性格なのだ。

ジョンはかなり人当たりの良い人間なんだろな、と僕は思った。

ジェシーにビールを渡すと、彼女はかなり大胆にごくりと飲んだ。

第2ピリオドが終わった段階で、リーフズは4対1でリードしていた。僕はご機嫌になって、もっとビールを飲みたくなっていた。買いに行こうと立ち上がると、ジェシーももう一本欲しいと言った。

この時も、ビールを買って戻ると、ジョンとジェシーが親密そうにおしゃべりしている。今回は、この試合の結果について活発な議論をしている様子だった。

「ウィングズは挽回するよ。見てれば分かる」 とジョンは自信たっぷりに言った。

「そうはならないわ。3点も離されているんだから」 とジェシー。

「じゃあ、こうしよう」 とジョンが切りだした。「勝負だ。もしリーフズが勝ったら、君とビルをクラブでの飲みに招待するよ。僕らのおごりだ。ウィングズが勝った場合も、君たちにおごる。でも、もうひとつ。君にはダンスをして欲しい」

「その勝負、乗った」 とジェシーは手を差し出し、ジョンと握手した。

「そのクラブってどんなクラブなの?」と僕が訊いた。

「ジョンの叔父さんがやってるクラブなんですって。街にあるそうよ」とジェシーが答えた。

「じゃあ、試合の後はそこに行くことになりそうだね?」

「ほんのちょっとだけよ」とジェシーは答えた。彼女は、僕ができるだけ早くホテルに戻りたがっているのを知っている。

試合はと言うと、第3ピリオドでウィングズが同点に追いつき、試合終了時点では逆転してしまった。リーフズ・ファンには残念な結果だった。でも、ジェシーはそれはあまり気になっていないようだった。彼女はジョンの言うクラブで飲むことを楽しみにしているのだろうと思った。

「さあ、奥様? ちゃんと支払ってもらいますよ」 とジョンが言った。

ジェシーは笑いながら答えた。「私は借りはしっかり返す主義なの」

「僕たち外に車を待たせてあるんだ」とジョンが僕に言った。

彼は僕についてくるように手招きしながら、ジェシーのそばについて出口に向かった。トニーもピッタリくっついて歩いている。

確かにジョンの言うとおりだった。角のところに大きなリムジンが止まっていて、僕たちを待っていた。運転手はスティーブと言う名の身体の大きな黒人で、ジェシーのためにドアを開けて、彼女が乗り込むのをサポートした。その後にはジョンが続き、妻の隣に座った。僕も乗り込んだが、トニーがジェシーの隣に座ったので、僕はジェシーの向かい側に座った。


[2013/03/05] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

ジャッキー 第14章 (2:終) 


アンジーは僕の唇に軽くキスをした。「あなたほど優しい人を知らないわ。あなたは、私が本当はダンなんかと付き合いたくないことをちゃんと理解してくれている。なのに私ったら。本当は二度と、日常的な頻度であの男に好き勝手にされるのを許してはいけなかったはずなのに。あなたは私が出会った最良の人だったのに。でも、もうダメね。とうとう、私はそんな大切なあなたを失ってしまった」

アンジーは再び声を上げて泣き始めた。10分くらい泣き続け、やがてゆっくり収まった。

僕は彼女をしっかりと抱きながら、このことの意味を考えた。そして、アンジーはダンが行う虐待を求める気持ちをコントロールできないのだという結論に達した。これは確かに病気である。正常な人なら、意図的にそういう虐待を行われるのを求めることはない。これは病気なんだと考えると、もはや、このことでアンジーを責めることはできなくなった。つまり、愛する人が癌になったからと言って、その人と別れることなどありえない。それと同じことだと。

アンジーは思う存分泣きはらすと、立ち上がり、言った。「もう私は出ていくべきよね。あなたにはあなたの人生があるから」

そう言ってドアの方へ向きを変えたアンジーだったが、ふらふらとよろめき、僕の腕の中に倒れ込んだ。

思わず二人とも笑ってしまった。

「僕が車で家に送るべきだと思うよ。君は運転できる状態じゃない」

アンジーは僕の頬にキスをした。「優しい人。どんな人もあなたのことをそう思うでしょうね。でも、本当に、もうこれ以上、私はあなたに迷惑をかけられないわ」

「迷惑じゃないよ。元々、君が来なくたって、そうするつもりだったから」 と彼女を助けながら言った。

アンジーは驚いた顔をした。「それって、家に戻ってくれるということ?」

「そうだよ。もし君が僕を受け入れてくれるなら、だけど」 と着替えを始めながら言った。

「ダンのことはどうするの? 私、ダンのところに二度と行かないとは約束できないのよ! これまでも何度も頑張ったけど、そのたびに失敗しているのよ!」 アンジーは必死に訴えた。

「それについては一緒に考えよう。君がまたあの男にどうしても合わずにいられなくなったとしても、そのことは理解するよ。僕はただ、それを知りたくないだけ」

アンジーが肩をがっくりと落とすのが見えた。

「それはできないかもしれないの。この前、ダンが言ったのよ。そろそろ旦那に、自分がどんな淫乱女と結婚したか、実態を教えてやってもいい頃だな、って。ダンのことだから、次に会うときは、絶対、あなたも一緒に来るように求めてくるわ。そういう人なのよ。いつも私を精神的にいたぶる新しい方法を探してくる…」

これは予想してないことだった。だけど僕は素早く答えた。「その時は、その試練を二人で乗り越えよう」

そのすぐ後、僕たちは一緒に家に帰った。その夜、僕たちは1ヵ月も会っていなかったかのように愛し合った。アンジーの女陰を舐めている時、ダンのペニスが彼女に出入りする光景が頭の中に浮かび、どうしても、ぬぐい去ることができなかった。そして、どういうわけか、そのイメージのため、僕はいっそう激しく彼女のそこを舐め続けたのだった。

次にアンジーが再びイライラし始めたのは、それから3週間後のことだった。彼女が、その衝動を抑えこもうと頑張っていたのは確かだったけど、でもその戦いに負けそうになっていたのも確かだった。

そうなった場合については前もって話しあっていて、アンジーがどうしてもダンに電話をしたくなった時には、僕に教えるようにと合意していた。秘密に会うことは絶対にないようにと。

とうとうアンジーはもうこれ以上我慢できなくなったらしい。僕の職場になっていた書斎に入ってきて、言ったのだった。

「どうしても電話したくなったの。本当に頑張ったわ。でも、どうしてもダメなの。傷ついたら、ごめんなさい」

「大丈夫だよ。いいよ、いいんだ、電話して」 と僕は仕事机の上の電話を指差した。

アンジーは受話器を手にしながら、何度も僕の方を振り返った。「ここで電話してほしいと言ったのはあなたなのよ。私が彼に言う言葉を、あなたが訊きたいと言ったのよ」

「もう秘密はナシと言ったはずだよ。もしこれが君の人生の一部なら、僕もそれに関わりたいんだから」

アンジーは何度か固唾を飲み、ようやく受話器を取り、電話した。

「ダン様? 淫乱女のアンジーです」 彼女は僕の顔を見ながら、そう言った。

「私のおまんこが燃えるように疼いています。私のような淫乱女を扱う方法をちゃんと知っている本物の男性に満たして欲しいと疼いているのです」

これを言いながらアンジーは顔を真っ赤にしていた。

アンジーは、二分ほど向こうの言う言葉を聞いていた。

「夫がその場にいられるか、私には分かりません」

アンジーは受話器を耳にピッタリ押し付けていたが、それでも、向こうの男が彼女を怒鳴りつける声は聞こえた。少しして、アンジーは言った。

「はい、分かりました、ご主人さま。夫に伝えます。次にダン様が淫乱の私に会うときは、夫が立ち会うようダン様が求めになっていることを伝えます。お時間を取らせてしまい申し訳ございません」

そう言ってアンジーは電話を切った。

僕がいる前で電話をかけさせられ、アンジーはかなり恥辱を感じたかもしれない。でも、僕は、これがどういうふうに進むのかを知っておきたかった。面白そうだからとか、そういうつもりで、これをさせたのではない。電話をオープンにさせることで、何らかの形で、アンジーが立ち直ることに役立つのではないか。僕は、一種そう期待しているところがあった。

電話を置き、アンジーが言った。

「彼、明日の7時に家に来るわ。あなたにもいて欲しいって。そうすれば、あなたが結婚した女がどんな淫乱女かしっかり見せることができるからって。明日、ダンがいたぶったり恥辱を味わわせようとしているのは、私だけじゃない。そう思う。できれば、あなたにっだけは、あまりキツイことはさせないでくれるといいんだけど…」

そう言う彼女の目にみるみる涙が溢れてくるのが見えた。

僕はアンジーを抱き寄せ、顔にキスをし、涙を吸い取った。その夜、できる限りの優しさでアンジーを愛した。たとえ何があろうと、僕は彼女を愛している。それを彼女に知ってほしかった。

翌日、僕は朝からずっと緊張していた。不安感で落ち着かなかった。一日の大半を家の掃除をして過ごした。長い間、落ち着いて座ってることができなかったからである。

午後5時、アンジーがオフィスから帰ってきた。二人、何度かキスをした後、アンジーはシャワーを浴びに二階に上がった。

6時半、アンジーが降りてきた。全裸でであった。化粧が驚くほど濃かった。

どうして裸なのかと訊くと、彼女は肩をすくめ、顔を赤くしながら、こう言った。

「家で会う時は、こういう格好で玄関に出迎えろというのがダンの要望なの。どこか他の場所で会うときは服を着ててもいいんだけど、下着は履いてはダメ。脱いでおかないとダメなの。さもないと、服ごと、引き裂かれてしまうのよ」

僕は彼女を抱きしめた。玄関のチャイムが鳴るまで。

つづく


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裏切り 第7章 (4) 

アンジーは、両腕で僕の片腕にすがりつき、凍てつくような夜の寒気から逃れようと店の中へと急かした。食事テーブルではなく、バーへと向かった。僕はそこでフローズン・ストロベリー・マルガリータ(参考)を飲んだ。このように本当に美味しいフローズン・ストロベリー・マルガリータを飲んだのは一体、何年前になるだろう。僕が初めてこのマルガリータを飲んだのは、スーザンととだった。キーウェストのファット・チューズデイ(参考)でである。人は誰でも、人生で初めて経験したことを覚えているものだ。初めてのキス、初めてのデート、初めてのセックス…。

それに、初めての圧倒的な心臓発作も! バーカウンターにいる男を見て僕は息を飲んだのである。そこにはロブ・ネルソンとジム・グラントがいたのだった!

僕はアンジーに小声でつぶやいた。「今すぐ回れ右して、来た道を戻れば、気づかれないかもしれないよ」

だがアンジーは唇を尖らせた。

「どうして? 面白そうじゃない?」

「でも、オフィスの誰にも知られてはいけないって言ったのは君じゃないか」 僕は泣きそうになっていた。

「知られたくなかったら、おとなしくニコニコしてること。そうすれば大丈夫だから。私、彼らに、今夜は特別の夜だから、外に出てこないかと誘われたの。私たちのボスだもの、ノーと言うつもりはないわ。彼らには、4人組になれるよう、誰か友だちを連れて来てくれと頼まれたの。私としては、今夜、私と一緒に来てほしい女友だちは考えられなかった。というか、あなたより完璧な人は考えられなかった。だから、行きましょう! ミーハ(参考)」

アンジーは僕の腕をぎゅっと握り、前へと進んだ。

「やあ、アンジー!」 とロブが明るい声で呼びかけた。「ここまで来る時間、新記録じゃないか? 渋滞がなかったのかい?」

アンジーは頭を横に振り、光り輝くような笑みを浮かべた。

「渋滞は関係ないの。私たち、ちょうどノース・ピア(参考)にいたところだったのよ。実際、ここまで来る時間より、タクシーを待ってる時間の方が長かったわ。ロブ? ジム? 私のお友達を紹介させてね。こちらはリサ…」

ふと、その時になって、アンジーには私の女性名での苗字を教えていなかったことに気がついた。

「…レ、レインです」 どもってしまったが、おかげで適切な声を出すことができた。「お、お二人に会えて、嬉しいわ」

震えながら、手を二人にさし出した。二人とも、直ちに座っていたスツールから降りて、立った。ジムは優しいタッチで私と握手をした。男性が女性と握手する時と同じようだった。ロブは私の手を返し、手の甲にキスをした。彼は、私の瞳を見つめながら、まるで石に変わってしまったかのように釘づけになって突っ立っていた。そのロブの様子をジムはニヤニヤして見ていた。ロブはしばらく茫然としていたが、ようやく何かを払いのけるように頭を振り、元に戻った。

「す、すまない…」 とロブは恥ずかしそうに言った。「僕はどうしてしまったんだろう。僕は普段はマナーがいい人間なんだけど。見つめてしまって、失礼した。というか、どうしても目を離せなくって…。ああ、アンジー、君の言ったことは正しかったよ。彼女、本当に魅惑的な人だ」

良かった。これで少しは落ち着ける。それでも、私は北東風の第5クラスの強風にあおられる木の葉のように身体を震わせていた。


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デス・バイ・ファッキング 第15章 (8) 

ディアドラの話し

アンドリューとエマがラリー・キング・ショーに出ることになった。その大イベントのため、一家全員でアトランタに車で向かった。ドニーと私はまったく同じ服装をした。服は、魅力的だけど、控え目な感じにした。アンドリューは、私たちに完璧な南部のお母さん的な格好をしてほしがっている。私たちは、実際は違うにしても、今回はそういう格好になった。ビジネスの領域では、私とドニーがすべての決定を行うが、政治が絡むと、私たちは単なるビジネス・ウーマンにすぎないわけで、ここはアンドリューの指示に従うことにしたのである。

娘たちも全員、同じ服装をさせた。したがって、5歳児の四つ子がいることになる。少なくとも平均的な人の目にはそう見えただろう。実際は双子が二組なのだが、エディとエッダの組とエレとエマの組の間には身体的な違いがまったくと言ってない。イーサンとエリックも、事実上、双子と言ってよい。アンドリューは二人のことを、「異なる母親から生まれた双子の息子」と呼んでいる。

CNNのスタジオに入った途端、かなりざわめきが起きた。何気なく見ている人には、母親と息子と娘からなるグループのクローンが4組いるように見えるに違いない。アンドリューは、その私たちの間を巡り歩くことにより、かなり誇りを感じたようだ。彼は自分の家族をとても自慢している。

私たちは、あるスタジオに案内され、そこでラリー・キング氏と会った。キング氏はとてもいい人だと私は思ったが、アンドリューは違うように思ったらしい。キング氏が楽屋に消えた後、アンドリューは、彼がドニーと私を変な目で見ていたと言った。どういう「変な目」かは分からないけど。

アンドリューが、私とドニーや子供たちが同一の服装をすることを求めたのは、そうすれば、全国ネットで放映されるショットに家族全員が含まれるようにすることをキング氏が拒否できなくなるからと睨んだからだった。家族全員が総出で映る。そうなると家族の一体感や愛情の濃さが画面に出て、視聴者である一般大衆の心をつかみ、私たちの側に立ってくれるようになり、その一方で司法長官を私たちに危害を加えたがっている鬼のように見せることができるからだと。まあ、何であれ、これはアンドリューの理論だけど。

ショーが始まると、アンドリューはエマを膝の上に座らせて、三角形のインタビューデスクの一辺に接した席に座った。対して、あのウォルターズ牧師はアンドリューの反対側に、そしてキング氏はインタビューを指揮する中央の席に座った。

ウォルターズ牧師は、完璧な仕立てのスリーピースのスーツをビシッと着こなしていた。アンドリューはショーに出る前に私に、「ジョルジョ・アルマーニは、あの生地を全部揃えるのに、何週間も大変だったに違いないよ」と囁いた。ウォルターズ牧師は巨漢である。アンそりゅーは、「あの顎の下のたるみの数がものすごいね。彼は頷くたびに、自分で自分に拍手するんじゃないか」とも言っていた。今夜は面白くなりそう。

キング氏はまず、背景について説明し、ショーを開始した。不法侵入の事件と、公の法廷でその犯人の口から出てきた情報についてだ。その後、キング氏はデブ男に話しを振った。

「ウォルターズ牧師。 あなたは大統領と司法長官の両方とも個人的に親しい間柄ですよね? あなたは、この二人がこんなことをするとお思いですか?」

私の目には、この善良と言われている牧師が、しょっぱなから攻撃的態度で臨もうとしていたのは明らかだった。

「二人が法に反したことをするなんて、そんなことあり得ませんよ。絶対に! そんな話より、我々は、ここにいるこの男のことに話しを集中させるべきではありませんか? 彼は、反キリスト教的な人物です!」

アンドリューは表情も変えず座っていた。その膝の上には愛らしい娘が無邪気そうな顔を演じて座っている。

ラリー・キングはアンドリューに質問した。「あなたは反キリスト教ですか、アドキンズさん?」

「私は反キリスト教ではありません。でも、この方がプッシュしている種類のキリストなら、好きじゃないのは確かです。ですので、私はキリスト教支持者ともいえないでしょう。多分、キリスト教中立主義者とでも言えるかと」


[2013/03/04] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

誰とやったか知ってるぜ 第7章 (39) 

両脚を広げたままのミセス・グラフ。その中心部にある陰唇が左右に広げられている。そして、その先に肉のトンネルが見える。俺は驚きながら、そのトンネルを見つめた。

ケイトはミセス・グラフの身体からゆっくりと這うようにして降り、ロウソクをロウソク立てに戻した。また、肩越しに俺の方を一瞥してから、今度は片脚を上げ、ミセス・グラフの上にまたがった。両膝をついて、またがる形だ。

俺の見ている角度からだとよく見えないが、ケイトはソング・パンティを履いたままの股間をミセス・グラフの顔面に押し付ける格好になっているのは確かだ。事実上、顔面の上に座る形。

ケイトは、また肩越しに俺の方を振り向き、その後、自分の股間に手を伸ばした。指で股間部分の布地を横にずらすのが見えた。

ケイトが女陰を俺の元教師の顔面に擦りつけている。うっとりと眼を閉じ、わがままに擦りつけている。俺は睾丸が破裂しそうだった。ミセス・グラフの舌が蛇のように伸びて、ケイトの女陰に滑り込んでるのが見えた。

ケイトの動きがますます激しくなっていく。腰をぐりぐり動かし、股間を擦りつけている。興奮が高まっているのか、頭を左右に振り、悶えている。

俺は手を自由にしたかった。だが、手足はしっかりと拘束されているので、それもできない。今にも射精しそうになっていた。どうしても目の前の二人の女の行為に自分も加わりたい。

ケイトの尻頬がすぼまったり、緩んだりを繰り返すのが見えた。ケイトも絶頂の間際に来ているのだろう。ケイトの擦りつけの動きに合わせて、ミセス・グラフが顎を上下に繰り返し動かすのが見える。

突然、ケイトが身体を強張らせた。腰がグッと動いて、ミセス・グラフの顔面に陰部を押しつけたままになった。

「ああ、すごい…!」

ケイトが大きな声で叫んだ。ミセス・グラフの顔の上に座ったまま、身体をぶるぶる震わせている。全身の筋肉がぎゅっと収縮するのが見える。ただ、腰だけは相変わらず動き続け、ミセス・グラフの顔面をいたぶり続けていたが。

発作は何度も続いていた。ほどよく日焼けしたケイトの肌に汗が光り、輝いて見える。

どのくらいオーガズムが続いたのか、ようやくケイトは落ち着きはじめ、やがて、ミセス・グラフの顔から身体を離した。

ケイトは余韻で脚をがくがくさせながらも、何とか床に降り、立ちあがった。観客は大騒ぎになっている。回転する照明が彼女の身体を照らし続けている。ケイトは、その観客たちに顔を向け、その後、開脚して仰向けになっているミセス・グラフに目をやり、そしてミラー越しに俺に目を向けた。

ステージの床に立ったケイトは、音楽のビートに合わせて、ゆっくりと、しかも誘惑的に腰を揺らし始めた。両手を胸に近づけ、重たそうな乳房を自分で捧げ持ったまま、若干、前のめりの姿勢になった。尻を突き出す感じだ。ミセス・グラフは、そのケイトのお尻をじっと見つめている。

ケイトは前のめりの姿勢のまま、左右の乳首につけたバーベル型ピアス(参考)を指でつまみ、引っぱった。自分で引っぱるたびに刺激を感じて、目を閉じて感じている。ときどき、つまんでは引っぱっていたが、そのたびに乳首が固さを増していくのが俺にも見えた。

ケイトは、相変わらず音楽に合わせて尻を左右に振りながら、今度は両手を這わせるようにして腰へ手をやった。その指先を、ソング・パンティの赤い腰ゴムに引っかける。そして、焦らすようにゆっくりとパンティを降ろし始めた。

腰ゴムの圧力から解放されて、尻肉がぷるんと揺れる。さらに引き降ろしていくと、尻頬の谷間からも布地が剥がれた。粘着質の体液が出ているのか、布地と陰部は粘っていたように見えた。

そこを過ぎた後は、ケイトは腰ゴムを手から離した。後は重力により、するするとパンティが足元の床に落ちた。



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淫乱ママ 第8章 (1) 

「淫乱ママ」 第8章 Slut Mommie Ch. 8  By Fantasy69




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これまでのあらすじ

息子と娘の二児の母ケイト。写真好きの息子トミーにモデルを頼まれ、撮影されているうちに興奮し、ケイトの淫乱願望を見抜いた息子に求められ肉体関係を結んでしまう。娘のことも淫らに想像しながら…。バーや公園でも息子と性行為をし、靴屋で若い女店員とレズ行為も経験。淫らな姿を他人に見られるのも好きなのである。それにアナルセックスも。ある日、息子のカメラ仲間の撮影会に参加し、フランクという強引な若者に脅迫され犯され、後悔する。さらに息子たちのパーティでも若い娘たちと淫らな行為に耽ってしまう。その翌日は我が娘クリスティと夫に別々にスパンキングされ性的興奮を覚えるが、フランクから脅迫の電話を受け、動揺するのだった。

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電話を切った後、背中を壁にあずけ、荒れた呼吸をしていた。どうしたらよいの? 頭が勝手にどうなるか想像し始めた。たぶんフランクはわたしにとんでもない変態じみたことをさせたがっている。しかも、フランクばかりでなく、フランクの仲間たちのために、わたしに何かさせようとしている。そう、…フランクの仲間たちも来るらしい。ああ、どうしよう…。

わたし、完全に淫乱女にされちゃうわ。フランクは何人、仲間を連れてくるのかしら? ふたり? 3人? 10人? そうなったら、何人いても変わりはないわ。わたしは、その人たちにあそこを犯されるの? アナルも犯されるの? お口も? ひょっとすると、3か所同時に犯されるかもしれない。

そんなことを考えていたら、息が乱れて、ちゃんと呼吸できなくなっていた。愛する息子になら、あるいは、わたしに近い誰かほかの人になら、そういうことをされるのを夢に見ていたわたしだけど、だけど、あのフランクみたいな変態や、あいつの変態仲間たちにされるのは、絶対にイヤ!

でも、だからと言って、わたしに何ができるの? 誰にも相談できないし、弱い立場だし、頭も混乱していた。フランクは、ものすごくたくさんのことを破壊してしまえる写真を全部持っている。だから、この状況を完全に仕切っているのは、フランクだ。

考えれば考えるほど、嫌悪感が募ってきた。絶対にできないわ! フランクにこんなことをさせるなんて許せない! フランクは、いったいどんな変態じみたことをわたしにさせようとしているのかしら? あの男のおちんちんを入れられるなんて、もはや興奮を引き起こす想像ではなくなっていた。ただの嫌悪感しか感じない。

イライラしてきて、頭を壁にガンガン叩きつけていた。何か考えなくちゃいけない!

息子に何もかも話して相談しようと二階に上がった。でも、息子はすでに出かけた後だった。もうパニックになってしまう。どうしていいか分からないのよ!

家の中をあてもなく歩き回った後、わたしは気がついたらクリスティの部屋の前に立っていた。ちょっとの間だけでいいから、この嫌なことを忘れたい気持ちだった。部屋のドアを軽くノックした。ドアの向こう、「どうぞ」と娘の優しい声が聞こえた。

クリスティはベッドに横になっていた。パジャマ代わりのTシャツのまま、本を読んでいた。その読んでいた本を胸の上に置いて、部屋に入ってくるわたしに目を向けた。わたしはベッドの端に腰をおろしたけど、何も言わなかった。

「ママ? どうしたの?」 心配そうな声。

不安がすっかり顔に出ていたのだと思う。娘にも、わたしが緊張しているのが分かったみたい。

クリスティに本当のことを言おうか、ちょっと迷ったけど、やっぱりそんなのダメだと思った。そして、ただ娘を見つめていた。若くて、とても美しく育った愛娘。まだ何も知らず、あどけない顔。クリスティへの愛情が心の底から湧きあがってくる。

「いえ、何でもないのよ。ただ、ちょっと悲しくなっただけ」

クリスティは身体を起こして、わたしの肩に腕を回して抱き寄せた。わたしの目を覗きこんでくる。

「ああ、ママはパパが仕事ばかりするので悲しいのね…。でも、ママ? パパはお仕事で頑張ってるの。時には、きつい仕事になることもあるのよ。だから、パパの代わりに私がママを陽気にしてあげる。何か私にできること、ない? 何でもいいの。ママがしてほしいこと」

とても優しい子! わたしは両腕で娘を包んで、ハグした。クリスティもすぐにわたしにハグを返すのを感じた。親密に愛情たっぷりにハグするわたしたち。ふたり、そうやってしばらくベッドに座っていた。

それにしても、この子、とてもいい匂いがする。元々の体臭と、ちょっとだけ香水の香りが混じって、とてもいい匂い。それにわたしの身体に押し付けられているクリスティの身体の暖かさも気持ちいい。その気持ちよさで、わたしの悩みもゆっくりと消えていくのを感じた。



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